JPH03292160A - 感熱記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ファクシミリ装置、プリンタ装置、プロッタ
装置等に実装される、ライン走査型サーマルヘッドを使
用する感熱記録装置に関するものである。

（従来の技術） 第３図は、この種のサーマルヘッドを用いた装置の一例
として、ファクシミリ装置の構成を示したもので、１は
サーマルヘッド、２はプラテンローラ、３はロール状に
巻いた感熱記録紙であり、これらで記録部が構成されて
いる。なお、送信原稿読取部は、原稿を送り込むピック
アップローラ４、送り込まれた複数枚の原稿を１枚ずつ
に分離して供給する分離・給送ローラ対５、供給された
原稿を搬送する搬送ローラ対６及び７、搬送される原稿
を照明する光源８、原稿面からの反射光の光路を変える
ミラー９，９、結像するためのレンズ１０、像を光電変
換するセンサ１１等からなっている。１２はファクシミ
リの動作を制御するＦＣＵ（ファクシミリ・コントロー
ル・ユニット）である。

第４図は、ファクシミリにおける記録データの流れを表
わしたもので、受信画像データは、モデム１３にて処理
された後、ＦＣＵ１２を経て記録画像データとなり、サ
ーマルヘッド１によって感熱記録紙上に記録される。も
う一つのフローとして、原稿読取部（スキャナ）１４に
より読み取られた読取画像データは、ＦＣＵ１２を経て
記録画像データとなり、サーマルヘッド１によって記録
紙に記録される。なお、１５はデータを一時記憶するメ
モリである。

サーマルヘッド１は、記録紙の幅方向に多数の発熱抵抗
体が配列されている。そして、その発熱抵抗体は、通常
４分割か２分割にされて駆動される。第１図は、サーマ
ルヘッドの内部構成を模式的に表したものである。例え
ばＡ４サイズのサーマルヘッドは、８ドツト／閣で換算
すると、１７２８ドツトあり、それを４ないし２分割す
ることになる。なお、発熱抵抗体１個を１ドツトとして
表現する。

ところで、第１図に示したように、多数の発熱抵抗体を
１個の駆動ＩＣで制御しているため、４分割した１ブロ
ツク（Ａｌ〜Ａ、）が１７２８／　４　＝４３２ドツト
にはならず、駆動ＩＣの制御可能ドツト数により、ｌブ
ロックのドツト数が変わることになる。通常６４ドツト
か、１２８ドツトであり、それの倍数で１ブロツクのド
ツト数が決まる。即ち、４４８ドツト×３と、３８４ド
ツトになる。

さらに、第２図は、駆動ＩＣに入力する各ブロックのス
トローブ信号のタイミングチャートを示したものである
が、従来は、Ａ−Ｄ各ブロックに入力するストローブ信
号ＴＡ−Ｔｏは全て等しいパルス幅のものであった。即
ち、前記のように、ドツト数が異なるにもかかわらず、
等しい値であった。さらに＋２４ＶＩｉの配線抵抗を考
えると５両端部ＥとＦにおいて同等の電圧がかかってい
ると考えても、中央部では電圧が降下するという現象が
現われる。

（発明が解決しようとする課題） 従来のライン走査型感熱記録装置では、中央部の印字濃
度が薄くなるという傾向があった。その原因の一つは、
前記したように中央部の電圧降下により発熱抵抗体に流
れる電流が少ないためと考えられる。第５図は、サーマ
ルヘッドの発熱抵抗体に与える印字エネルギーと記録紙
の記録画像濃度との関係を示したものである。サーマル
ヘッドの両端部においてａというエネルギーが出ており
、中央部でｂというエネルギーの場合、αという記録紙
では記録画像濃度にほとんど差はないが、βという記録
紙では大きな差となって現われる。

また、前述のように、ドツト数の異なるブロックに対し
てパルス幅の等しいストローブ信号を与えていたので、
ブロック毎の印字濃度に差が生じていた。

本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようと
するもので、ブロック間の印字濃度の差をなくシ、また
、サーマルヘッドの両端部と中央部における印字濃度差
をなくするようにした感熱記録装置を提供することを目
的とする。

（課題を解決するための手段） この目的を達成するために、本発明は、サーマルヘッド
の分割された各ブロックの記録ｉ号パルス幅を、各ブロ
ックの発熱抵抗体の抵抗値と、各ブロックの発熱抵抗体
までの配線抵抗値に基づいて設定するものである。

（作　用） この構成によれば、配線抵抗による電圧降下や１ブロツ
クにおけるドツト数の違いによる印加電圧の差異を補正
し、均一な記録画像濃度を得ることが可能になる。

（実施例） 第１図に示したように、サーマルヘッドの発熱抵抗体を
Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄの４ブロツクに分割し、Ａ、Ｂ、Ｃ各ブ
ロックが４４８ドツト、Ｄブロックが３８４ドツトと仮
定する。また、各ブロックに与えるストローブ信号のパ
ルス幅を、第２図に示したようにＴＡ＋　Ｔｅｔ　Ｔｃ
ｔ　’ｒｏとし、パルス幅ＴＡを基準にして、ＴＢ、Ｔ
（！＋　’ｒＤのパルス幅を次のようにして算出する。

但し、Ｒ＾〜Ｒｏは各ブロックの発熱抵抗体の抵抗値（
平均値）を示しており、また、ｒ＾〜ｒＤは各ブロック
の配線抵抗値（平均値）を示している。

さらに、　　　ＲＡ＝　ＲＢ＝　Ｒ（２”’Ｃ４）ＲＤ
＝（４４８／３８４）ＲＡ　　　　・・・（５）また、
第２図におけるＥ点及びＦ点に同じ電圧がかかっている
として、 ｒｎ＝ｒｃ＝２　ｒＡ＋　　　ｒｎ＝ｒ＾　・−・（ｓ
）と想定すると、前記（１）〜（３）式は、となる。

以上のように構成された本実施例では、ブロック毎のド
ツト数が異なっても、また配線の抵抗により電圧降下が
生じても、それらが補正されて発熱抵抗体には一定の印
字エネルギーが与えられ、印字濃度に差がなくなる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、サーマルヘッド
の分割された各ブロックの記録信号パルス幅が、各ブロ
ックの発熱抵抗体の抵抗値と、各ブロックの発熱抵抗体
までの配線抵抗値に基づいて設定されるので、各ブロッ
ク毎の記録画像濃度のばらつきをなくし、また、両端部
も中央部も均一な濃度で印字することができる。

【図面の簡単な説明】

第工図は、本発明の一実施例のライン走査型サーマルヘ
ッドのブロック分けとそのストローブ信号の印加を示す
図、第２図は、各ブロックのストローブ信号のタイミン
グチャート、第３図は、ライン走査型サーマルヘッドを
用いた装置例としてのファクシミリ装置の概略構成図、
第４図は、ファクシミリ装置における画像データの流れ
を示すブロック図、第５図は、印字エネルギーと記録紙
の記録画像濃度の関係を示す図である。 １　・・・サーマルヘッド、　３　・・・感熱記録紙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ライン走査型サーマルヘッドを用い、かつ前記サーマル
   ヘッドを分割駆動する感熱記録装置において、前記サー
   マルヘッドの分割された各ブロックの記録信号パルス幅
   を、各ブロックの発熱抵抗体の抵抗値と、各ブロックの
   発熱抵抗体までの配線抵抗値に基づいて設定したことを
   特徴とする感熱記録装置。