JPH0329058Y2 - - Google Patents

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JPH0329058Y2
JPH0329058Y2 JP1987059125U JP5912587U JPH0329058Y2 JP H0329058 Y2 JPH0329058 Y2 JP H0329058Y2 JP 1987059125 U JP1987059125 U JP 1987059125U JP 5912587 U JP5912587 U JP 5912587U JP H0329058 Y2 JPH0329058 Y2 JP H0329058Y2
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JP
Japan
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collet
chuck
partition wall
tube
tip
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JPS63166309U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ドリル、エンドミル等の工具を保持
するために供せられるコレツトに関し、特に内部
に切削油等の冷却用流体を通流させる通路を設け
た、所謂オイルホール型の工具を保持するのに適
したコレツトに関する。
従来の技術 穴明け加工等の切削加工を効率よく行うために
は工具の刃先側に冷却用流体を充分に供給する必
要がある。そして、かかる要請に応えるものとし
て上記のオイルホール型の工具がある。
第4図はかかるオイルホール型の工具を保持し
たチヤツク11の従来例を示しており、そこでは
基端側軸部12を図外の工作機械の主軸に連結し
たチヤツク11の先端側に設けたチヤツク筒13
及びこれに内挿したコレツト15を締付用回転筒
16で収縮させ、これでドリル14を保持する基
本構造になつている。そして、ドリル14の内部
には、チヤツク11の内部に設けた流体通路18
に連通するオイルホール14aを形成してあり、
主軸の内部に設けた流体通路、前記流体通路18
及びオイルホール14aを介してドリル14の刃
先側に冷却用流体が供給されるようになつてい
る。
なお、13aはチヤツク筒13の収縮量を高め
るべくこれの周方向に複数設けたスリツトであ
り、また、15aはコレツト15の収縮量を高め
るべく同様に複数設けた割溝である。この割溝1
5aはコレツト15の全長にわたつて形成されて
いる。
そのうえで、スリツト13a及び割溝15a内
にはこれらを通つて冷却用流体が外部に噴出(漏
れ)するのを防止するためにゴム等の弾性体から
なるシール材19を充填してある。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述の従来例の如くシール材1
9を充填する形態をとる場合は流体圧によりシー
ル材19が吹き飛ばされる虞れがあるため、シー
ル効果を充分に発揮することができないという難
点がある。
また、当然のことながらシール材19を必要と
するため部品点数が増え又チヤツク筒13及びコ
レツト15の収縮性を損なうことになるという難
点もある。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであ
り、オイルホール型の工具を保持する場合に上述
の如き問題を生じず、また、他の工具の保持をも
何等支障なく行うことができるコレツトを提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案に係るコレツトは、円筒状をなし、先端
から基端に至る割溝を周方向に複数有するコレツ
トにおいて、前記割溝の基端側に、先端側に向け
て下り傾斜状になつた隔壁を設け、この隔壁の
先、基端部で割溝の中間部及び基端末部を夫々閉
塞してなる。
作 用 しかるときは、第2図に示すように隔壁5bに
より割溝5aの基端末部と先端側が遮断されるこ
とになるので、チヤツク筒3のスリツト3aと流
体通路8とが隔絶されることになる。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案に係るコレツトを示す片断面図、
第2図は本案コレツトをオイルホール型の工具を
保持する場合に適用した実施例を示す片断面図、
第3図は第2図のA−A線による断面図である。
マシニングセンタ、ボール盤、フライス盤等の
工作機械の主軸(図示せず)に基端軸部2を嵌合
連結されるチヤツク1の先端側には円筒状のチヤ
ツク筒3を設けてある。チヤツク筒3の外周面は
先端側に少し縮径してなるテーパ状をなし、これ
の内部にはドリル4を保持するコレツト5を内挿
してある。即ち、コレツト5を介してドリル4が
チヤツク筒3に取りつけられているのである。
そして、この取りつけはチヤツク筒3の外周面
に装着した締付用回転筒6により行われるように
なつている。即ち、締付用回転筒5とチヤツク筒
3との間には、チヤツク筒3の外周面に対して螺
旋状に公転する多数のニードルローラ7を設けて
あり、締付用回転筒6を回転させつつチヤツク筒
3に装着すると、各ニードルローラ7がチヤツク
筒2に対して自転しつつ螺旋方向に公転して乗り
上げ動作を行うことになる。しかして、この動作
によりチヤツク筒3及びコレツト5が弾性変形
し、収縮することになるので、ドリル4が確実に
保持されることになるのである。
チヤツク筒3及びコレツト5には収縮性を向上
させるべく夫々スリツト3a、割溝5aが周方向
に均等間隔で複数(図示例では夫々8本と4本)
形成されている。スリツト3aは第3図に示すよ
うにチヤツク筒3の内周面側に形成した溝部3b
とこれに連設した丸穴部3cとを有してなり、チ
ヤツク筒3の先端から基端よりの部分にわたつて
形成されている。溝部3bの基端末は上述の従来
例とは異なり丸穴部3cの基端末よりも少し先端
側に偏位しており、この偏位した部分がコレツト
5の基端末部を外嵌する内径研磨部3dになつて
いる。
一方、割溝5aはコレツト5の略全長にわたつ
て形成されているが、スリツト3aの基端部に相
当する部分には先端側に向けて下り傾斜状になつ
た隔壁5bを残存させてある。隔壁5bの基端部
はコレツト5の基端末まで連出し、この連出部5
cが前記内径研磨部3dに内嵌している。かくし
て、ドリル4を保持した状態において、連出部5
cが内径研磨部3dは密接することになり、この
部分が確実に閉塞されることになる。
また、隔壁5bの先端部はコレツト5の内周面
まで連出しており、両連出部により割溝5aの基
端部と先端側が遮断された構造になつている。か
くして、隔壁5bによりスリツト3aと次に述べ
る流体通路8とが隔絶された状態となつている。
なお、隔壁5bを上記のようにコレツト5の基
端部に形成することとしたのは、ドリル4の保持
に実質的に寄与することになるチヤツク筒3のス
リツト形成部及びこれに対応したコレツト5の先
端側の収縮性が損なわれるのを防止するためであ
る。
チヤツク1の内部には流体通路8が形成されて
いる。この流体通路8の先端はドリル4の内部に
設けたオイルホール4aに連通しており、基端は
主軸に設けた流体通路に連通している。かくし
て、主軸側より冷却用流体を供給すると、これが
流体通路8、オイルホール4aを通つてドリル4
の刃先側に噴出されることになる。そして、この
場合に隔壁5bにより流体通路8とスリツト3a
とが隔絶されているので、冷却用流体の外部への
漏れが確実に防止されるようになつている。
なお、上記実施例では主軸側より冷却用流体を
供給する形態をとるチヤツク1に本考案を適用す
る場合を例示しているが、チヤツク1の径方向よ
り冷却用流体を供給する形態をとるチヤツクにつ
いても同様に適用できることは勿論である。
また、上記実施例ではオイルホール型の工具を
保持する場合について説明したが、本案コレツト
は他の一般的な工具の保持を行う場合にも適用で
きることは勿論である。
考案の効果 以上の本案コレツトをオイルホール型の工具の
保持に適用する場合は、シール材を要する上述の
従来例とは異なり、冷却用流体の外部への漏れを
確実に防止し得るので、シール効果を格段に向上
でき、また冷却効率の向上が図れることになると
いう効果がある。
しかも、シール材が不要になるので部品点数の
削減が図れ、またコレツトの収縮性を損なう虞れ
もない。
更には、オイルホール型の工具に限らず、広く
一般の工具の保持をも何等支障なく行えるという
利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示して
おり、第1図は本考案に係るコレツトを示す片断
面図、第2図は本案コレツトをオイルホール型の
工具を保持する場合に適用した実施例を示す片断
面図、第3図は第2図のA−A線による断面図で
ある。第4図は従来例を示す片断面図である。 1……チヤツク、3……チヤツク筒、3a……
スリツト、4……ドリル、5……コレツト、5a
……割溝、5b……隔壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状をなし、先端から基端に至る割溝を周方
    向に複数有するコレツトにおいて、前記割溝の基
    端側に、先端側に向けて下り傾斜状になつた隔壁
    を設け、この隔壁の先、基端部で割溝の中間部及
    び基端末部を夫々閉塞してあることを特徴とする
    コレツト。
JP1987059125U 1987-04-17 1987-04-17 Expired JPH0329058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987059125U JPH0329058Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987059125U JPH0329058Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63166309U JPS63166309U (ja) 1988-10-28
JPH0329058Y2 true JPH0329058Y2 (ja) 1991-06-21

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ID=30890325

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JP1987059125U Expired JPH0329058Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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IL85515A (en) * 1988-02-19 1992-12-01 Etm Eng Tool Mfg Co Ltd Spring collets

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5187790U (ja) * 1975-01-10 1976-07-14

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Publication number Publication date
JPS63166309U (ja) 1988-10-28

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