JPS60161B2 - スロ−アウエイ工具 - Google Patents
スロ−アウエイ工具Info
- Publication number
- JPS60161B2 JPS60161B2 JP53006516A JP651678A JPS60161B2 JP S60161 B2 JPS60161 B2 JP S60161B2 JP 53006516 A JP53006516 A JP 53006516A JP 651678 A JP651678 A JP 651678A JP S60161 B2 JPS60161 B2 JP S60161B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- tool
- obtuse
- vertex
- cutting edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B51/00—Tools for drilling machines
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は「スローアウェィ工具に関するものである。
従来、穴あげ作業とエンドミル作業に両用できるスロー
アゥェィ工具は殆んど実用化されていない。
アゥェィ工具は殆んど実用化されていない。
例えば、４角形や菱形のスローアゥェィチップを１個だ
け取り付けた工具では、ドリルに使用したときの力のバ
ランスが悪く、精度のよい穴をあげることができない。
さらに、４角形のチップでは、ドリルの喰付時に大きな
スラストが働き、円滑な作業は不可能である。本発明は
、菱形又は平行四辺形のスローアウェィチップを２個使
用し、切削力のバランスを考えることにより、精度の高
い穴あげ加工が可能な上に、スラストが小さくなるよう
に工夫され、さらにドリル及びエンドミルの両方の作業
を満足して行なうことができるスローアウヱィ工具を提
供するものである。
け取り付けた工具では、ドリルに使用したときの力のバ
ランスが悪く、精度のよい穴をあげることができない。
さらに、４角形のチップでは、ドリルの喰付時に大きな
スラストが働き、円滑な作業は不可能である。本発明は
、菱形又は平行四辺形のスローアウェィチップを２個使
用し、切削力のバランスを考えることにより、精度の高
い穴あげ加工が可能な上に、スラストが小さくなるよう
に工夫され、さらにドリル及びエンドミルの両方の作業
を満足して行なうことができるスローアウヱィ工具を提
供するものである。
以下、本発明の構成を添付図面に基いて説明する。
第１図乃至第３図に示すように、工具３０の先端部には
、２個の平行四辺形（菱形を含む。
、２個の平行四辺形（菱形を含む。
以下同じ）ポジテイブタイプスローアウエイチツプ１０
と２０を収納するための２つの凹所３１，３２が設けら
れており、チップ１０，２０のすくい面１ １，２１に
緩く部分には、切り肩を排出するためのポケット３３，
３４が設けられている。なお、工具３０の他＆端部３５
は、機械に取り付ける為の保持部分であるが、その形状
は、機械の種類によって決定されるものであり、本発明
の要旨をなすものではない。前記スローアウェィチップ
１０と２川ま、同じ形状で各頂点１２，１３，１４，１
５及び２２，２３，２４，２５に適当な丸みを有し、普
通５０〜２０ｏの逃げ角をつけたポジティブタイプチッ
プであり、平行四辺形の一辺の長さ（切刃の長さ）はＬ
加工する穴直径の１′４〜１ノ２の間にあることが必要
である。
と２０を収納するための２つの凹所３１，３２が設けら
れており、チップ１０，２０のすくい面１ １，２１に
緩く部分には、切り肩を排出するためのポケット３３，
３４が設けられている。なお、工具３０の他＆端部３５
は、機械に取り付ける為の保持部分であるが、その形状
は、機械の種類によって決定されるものであり、本発明
の要旨をなすものではない。前記スローアウェィチップ
１０と２川ま、同じ形状で各頂点１２，１３，１４，１
５及び２２，２３，２４，２５に適当な丸みを有し、普
通５０〜２０ｏの逃げ角をつけたポジティブタイプチッ
プであり、平行四辺形の一辺の長さ（切刃の長さ）はＬ
加工する穴直径の１′４〜１ノ２の間にあることが必要
である。
なお、チップ１０，２川ま、普通、中心に設けた穴を用
いて、ネジなどにより工具本体に取り付けられるが、他
の方法によってもよい。前記チップ１０は、そのすくい
面１１が工具３０の回転軸×を含む平面上にあって、半
径方向のすくい角が０となり、かつ１つの鈍角頂点１３
は、工具３０の鼠方向最先端に位置し「隣接する鋭角頂
点１２は、回転軸Ｘをはさんで反対側にあり、かつ頂点
１３より軸万向には後方に位置するようセットされてい
る。
いて、ネジなどにより工具本体に取り付けられるが、他
の方法によってもよい。前記チップ１０は、そのすくい
面１１が工具３０の回転軸×を含む平面上にあって、半
径方向のすくい角が０となり、かつ１つの鈍角頂点１３
は、工具３０の鼠方向最先端に位置し「隣接する鋭角頂
点１２は、回転軸Ｘをはさんで反対側にあり、かつ頂点
１３より軸万向には後方に位置するようセットされてい
る。
普通、頂点１２は、回転軸Ｘのごく近傍が望ましい。こ
れらの２頂点１２，１３を結ぶ辺１６は、回転軸Ｘの直
角方向に対する角度Ｑが２０′〜１ｙの傾きを有し、穴
あげの際の中心側切刃として働く。一方チップ２０は、
前記チップ１０と半径方向で約１８０ｏ、即ち軸Ｘに関
してほゞ反対側に位置し「１つの鋭角頂点２２の轍方向
位置は、チップ１０の最先端鈍角頂点１３に一致させる
と共に、半径方向位置は、工具の最外周にあって穴あげ
の際の穴径を決定するようにセットする。
れらの２頂点１２，１３を結ぶ辺１６は、回転軸Ｘの直
角方向に対する角度Ｑが２０′〜１ｙの傾きを有し、穴
あげの際の中心側切刃として働く。一方チップ２０は、
前記チップ１０と半径方向で約１８０ｏ、即ち軸Ｘに関
してほゞ反対側に位置し「１つの鋭角頂点２２の轍方向
位置は、チップ１０の最先端鈍角頂点１３に一致させる
と共に、半径方向位置は、工具の最外周にあって穴あげ
の際の穴径を決定するようにセットする。
また、鋭角頂点２２に隣接する１つの鈍角頂点２３は、
鞠方向で頂点２２よりも後方にあり、半径方向には内側
に位置し、頂点２２と２３を結ぶ辺２６は、工具回転軸
Ｘの直角方向に対する角度３が２０′〜１５ｏの傾きを
もつ。前記角度Ｑとこの８は、力のバランスから考え、
ほ）、同じ値をとることが望ましい。また、もう１つの
鈍角頂点２５は、鞠方向で頂点２２より後方、半径方向
でわずかに内側に位置し「頂点２２と２３を結ぶ辺２９
は、エンドミル作業の場合の外周切刃となる。
鞠方向で頂点２２よりも後方にあり、半径方向には内側
に位置し、頂点２２と２３を結ぶ辺２６は、工具回転軸
Ｘの直角方向に対する角度３が２０′〜１５ｏの傾きを
もつ。前記角度Ｑとこの８は、力のバランスから考え、
ほ）、同じ値をとることが望ましい。また、もう１つの
鈍角頂点２５は、鞠方向で頂点２２より後方、半径方向
でわずかに内側に位置し「頂点２２と２３を結ぶ辺２９
は、エンドミル作業の場合の外周切刃となる。
なお、当然切刃２９には、適切な外周逃げ角が与えられ
る必要がある。前記チップ１０と２０とは「周万何で約
１８び位置をずらせて配置することが望ましいが、各頂
点の位置関係を理解し易くする為、同一位置上にあると
仮定して、それらの位置関係を示したのが第４図である
。
る必要がある。前記チップ１０と２０とは「周万何で約
１８び位置をずらせて配置することが望ましいが、各頂
点の位置関係を理解し易くする為、同一位置上にあると
仮定して、それらの位置関係を示したのが第４図である
。
図示のように、チップ１０の最先端鈍角頂点１３は、チ
ップ２０の内側鈍角頂点２３よりも半径方向で外側に位
置せしめる。このとき、工具３０をドリル作業に用いる
と、穴の底は、図の２点鎖線で示すように、功刃１６と
２６の組み合せより成る凹凸面となり、１６は内側切刃
、２６は外側切刃を構成する。力のバランスをよくする
には、内側切刃と外側切刃の長さがほゞ等しくなるよう
に、チップ１０の半径方向位置を定めることが望ましい
。本発明の工具をドリルとして用いる場合、工具が磯方
向に前進すると、先ず刃先１３と２２が加工物に接し、
切削が開始される。
ップ２０の内側鈍角頂点２３よりも半径方向で外側に位
置せしめる。このとき、工具３０をドリル作業に用いる
と、穴の底は、図の２点鎖線で示すように、功刃１６と
２６の組み合せより成る凹凸面となり、１６は内側切刃
、２６は外側切刃を構成する。力のバランスをよくする
には、内側切刃と外側切刃の長さがほゞ等しくなるよう
に、チップ１０の半径方向位置を定めることが望ましい
。本発明の工具をドリルとして用いる場合、工具が磯方
向に前進すると、先ず刃先１３と２２が加工物に接し、
切削が開始される。
このとき、これら刃先が軸心をはさんだ２点で同時に接
する為、喰付時の振動が全く発生しない。工具が加工物
に更に浸入すると、功刃１６，２６が穴を形成していく
が、後さ角の相反する両切刃は、その長さ、角度がほゞ
同じでかつ約１８００位置がずれているため、切削力が
まさにバランスし、精度の高い穴をあげることができる
。
する為、喰付時の振動が全く発生しない。工具が加工物
に更に浸入すると、功刃１６，２６が穴を形成していく
が、後さ角の相反する両切刃は、その長さ、角度がほゞ
同じでかつ約１８００位置がずれているため、切削力が
まさにバランスし、精度の高い穴をあげることができる
。
なお「切り屑の排出をよくするため、工具本体に貫通孔
を設け、空気又は切削油を通すようにすることも、当然
本発明の活用のために有効な手段である。
を設け、空気又は切削油を通すようにすることも、当然
本発明の活用のために有効な手段である。
本発明工具の他の大きな特徴は経済性である。
第４図を参照して、いま、切削に関与しているチップ１
０の刃先１３と切刃１６が摩耗等で使用できなくなった
場合、チップ１０の向きを変えると（１８０ｏ回転させ
ると）刃先１５と功刃１８が丁度刃先１３及び切刃１６
に一致することが分る。他方のチップ２０も同様に、刃
先２２と切刃２６を刃先２４と切刃２８に変換すること
ができる。一方、内側チップ１０と外側チップ２０は同
形であるから、チップ１０の刃先１２と切刃１９及び刃
先１４と切刃１７は、それぞれチップ２０の刃先２２と
切刃２６に変換することができる。逆に、チップ２０の
刃先２３と切刃２７、刃先２５と切刃２９はしチップ１
０の刃先１３と功刃１６に変換できる。即ち、チップ１
０を内側切刃として２度用いた後、外側切刃としてさら
に２度用いることができる訳で平行四辺形の４辺及び４
隅を全部有効に活用できることになる。本発明の工具は
、上述のように下穴のないドリル作業に最適のものであ
るが、これに附随してエンドミル作業にも充分適用可能
である。
０の刃先１３と切刃１６が摩耗等で使用できなくなった
場合、チップ１０の向きを変えると（１８０ｏ回転させ
ると）刃先１５と功刃１８が丁度刃先１３及び切刃１６
に一致することが分る。他方のチップ２０も同様に、刃
先２２と切刃２６を刃先２４と切刃２８に変換すること
ができる。一方、内側チップ１０と外側チップ２０は同
形であるから、チップ１０の刃先１２と切刃１９及び刃
先１４と切刃１７は、それぞれチップ２０の刃先２２と
切刃２６に変換することができる。逆に、チップ２０の
刃先２３と切刃２７、刃先２５と切刃２９はしチップ１
０の刃先１３と功刃１６に変換できる。即ち、チップ１
０を内側切刃として２度用いた後、外側切刃としてさら
に２度用いることができる訳で平行四辺形の４辺及び４
隅を全部有効に活用できることになる。本発明の工具は
、上述のように下穴のないドリル作業に最適のものであ
るが、これに附随してエンドミル作業にも充分適用可能
である。
エンドミル作業に用いる場合には、チップ２０だけでよ
く、かつ切刃２９が切削に関与する。直角肩削りに用い
るには、切刃２７の軸万向角度をｏｏ近くにしてやるこ
とが必要である。本発明のスローアウェィ工具は、以上
のように、ドリル作業に用いた場合の喰付時の振動がな
いこと、切削力のバランスが良く精度の高い穴あげ作業
が可能なこと、経済性に優れていること、エンドミル作
業にも充分適用できることなどの優れた利点をもつもの
である。
く、かつ切刃２９が切削に関与する。直角肩削りに用い
るには、切刃２７の軸万向角度をｏｏ近くにしてやるこ
とが必要である。本発明のスローアウェィ工具は、以上
のように、ドリル作業に用いた場合の喰付時の振動がな
いこと、切削力のバランスが良く精度の高い穴あげ作業
が可能なこと、経済性に優れていること、エンドミル作
業にも充分適用できることなどの優れた利点をもつもの
である。
第１図は本発明の工具を示す正面図、第２図は同上の要
部拡大正面図、第３図は工具の様面図、第４図は作用説
明用線図である。 １０……スローアウェイチツプ〜 １１……すくい面、
１２，１３，１４，１５・・…・頂点（刃先）、１６，
１７，１８，１９・・・・・・辺（切刃）、２０……ス
ローアウェイチツプ、２１……すくい面「 ２２，２３
，２４ｊ ２５……頂点（刃先）「２６，２７，２８，
２９……辺（切刃）〜 ３０…・・・工具、３１，３２
…・・・凹所、３３，３４・・・・・・ポケット、３５
・・…・工具の保持部。 第１図 第２図 第３図 第４図
部拡大正面図、第３図は工具の様面図、第４図は作用説
明用線図である。 １０……スローアウェイチツプ〜 １１……すくい面、
１２，１３，１４，１５・・…・頂点（刃先）、１６，
１７，１８，１９・・・・・・辺（切刃）、２０……ス
ローアウェイチツプ、２１……すくい面「 ２２，２３
，２４ｊ ２５……頂点（刃先）「２６，２７，２８，
２９……辺（切刃）〜 ３０…・・・工具、３１，３２
…・・・凹所、３３，３４・・・・・・ポケット、３５
・・…・工具の保持部。 第１図 第２図 第３図 第４図
Claims (1)
- １ 全体がほぼ円筒形をなし、その一端は機械に取付け
る為の保持部分となり、他端には２つの菱形又は平行四
辺形のポジテイブスローアウエイチツプ（以下チツプと
呼ぶ）を取付ける為の２つの凹部を有し、加工物の間に
相対的回転を与えることにより下穴のない加工物に穴を
明ける工具において； 第１のチツプは、すくい面を工
具の回転軸を含む平面に一致せしめると共に、１つの鈍
角頂点を軸方向最先端に位置させ、これに隣接する１つ
の鋭角頂点は回転中心をはさんで上記鈍角頂点と反対側
に位置させ、これら２頂点を結ぶ辺は工具回転軸に直角
な方向に対し２０′〜１５°の傾きをもって中心側切刃
として働き； 第２のチツプは、１つの鋭角頂点を、軸
方向位置は第１のチツプの最尖端鈍角頂点と一致させる
と共に半径方向位置は工具の最外周に位置せしめ、かつ
これに隣接する第１の鈍角頂点は上記鋭角頂点よりも軸
方向でわずかに後方、半径方向で内側に位置し、両頂点
を結ぶ辺は工具回転軸に直角な方向に対し、２０′〜１
５°の傾きをもって外側切刃とに作用するようにし；
第２のチツプの第２の鈍角頂点は最外周鋭角頂点より半
径方向でわずかに内側、軸方向で後方に位置し； 第１
のチツプの最尖端鈍角頂点は、第２のチツプの第１の鈍
角頂点よりも半径方向で外側に位置せしめ、かつ２つの
チツプは約１８０°の位置をもつようにセツトされてい
ることを特徴とするスローアウエイ工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53006516A JPS60161B2 (ja) | 1978-01-23 | 1978-01-23 | スロ−アウエイ工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53006516A JPS60161B2 (ja) | 1978-01-23 | 1978-01-23 | スロ−アウエイ工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5499287A JPS5499287A (en) | 1979-08-04 |
| JPS60161B2 true JPS60161B2 (ja) | 1985-01-07 |
Family
ID=11640559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53006516A Expired JPS60161B2 (ja) | 1978-01-23 | 1978-01-23 | スロ−アウエイ工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60161B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63854U (ja) * | 1986-02-03 | 1988-01-06 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59176713U (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-26 | 富士精工株式会社 | ドリル兼用エンドミル |
| DE3842209A1 (de) * | 1988-12-15 | 1990-06-21 | Walter Gmbh Montanwerke | Bohrwerkzeug fuer metallische werkstoffe, kunststoffe und dergl. |
| US5791838A (en) * | 1996-11-29 | 1998-08-11 | Hamilton; Martin N. | Metal drilling tool and method |
| SE525241C2 (sv) | 2002-05-29 | 2005-01-11 | Sandvik Ab | Borrverktygsats, borrverktyg samt indexerbart borrskär härför |
| EP2020270B9 (en) * | 2006-04-28 | 2012-02-15 | Union Tool Co. | Rotary cutting tool |
| JP6921385B2 (ja) * | 2019-08-28 | 2021-08-18 | 株式会社タンガロイ | 切削インサート |
-
1978
- 1978-01-23 JP JP53006516A patent/JPS60161B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63854U (ja) * | 1986-02-03 | 1988-01-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5499287A (en) | 1979-08-04 |
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