JPH0611707Y2 - ク−ラント液導出用キャップを備えたリ−マ - Google Patents

ク−ラント液導出用キャップを備えたリ−マ

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JPH0611707Y2
JPH0611707Y2 JP11285487U JP11285487U JPH0611707Y2 JP H0611707 Y2 JPH0611707 Y2 JP H0611707Y2 JP 11285487 U JP11285487 U JP 11285487U JP 11285487 U JP11285487 U JP 11285487U JP H0611707 Y2 JPH0611707 Y2 JP H0611707Y2
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reamer
hole
coolant liquid
cap
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JPS6420220U (ja
Inventor
義彦 瀧泉
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大見工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は本体の軸線に沿って延びると共に、基端から
先端へ貫通するクーラント液供給用の透孔を備えたリー
マに関するものである。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題点) 従来、この種のリーマを使用する場合に、リーマの基端
部に供給されるクーラント液はクーラント液供給用の透
孔を介してリーマの先端からリーマの軸線に沿って導出
される。
従って、リーマ仕上げを行う穴が有底の場合には、クー
ラント液を穴の内周面とリーマとの間で有効に作用させ
ることができ、穴の内面仕上げを効率良く行うことがで
きた。ところが、リーマ仕上げを行う穴が貫通穴の場合
には、クーラント液が穴から流出してしまうので、穴の
内周面とリーマとの間でクーラント液を有効に作用させ
ることができず、穴の内面仕上げを効率良く行うことが
できなかった。
そこで、このような貫通穴に対してもクーラント液を有
効に作用させるべく、リーマ本体に対してクーラント液
供給用の透孔からリーマ本体の半径方向へ放射状にクー
ラント液導出用の案内路を連通形成するようにしたリー
マが従来から提案されている。
しかしながら、リーマ本体はその機能上の制約から超硬
金属材料により構成されており、かつ、本体の外周には
既にらせん状の切り刃等が形成されているため、本体の
中心軸線に沿って延びるクーラント液供給用の透孔なら
ばまだしも、前述したような本体の半径方向へ放射状に
延びるクーラント液導出用の案内路を加工形成する作業
は容易でない。そのため、前述したような貫通穴及び有
底穴の違いに関わらず有効に作用するリーマを製造しよ
うとすると、リーマの製造コストが高くなってしまうと
いう新たな問題が生じていた。
(考案の目的) この考案は前述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、貫通穴及び有底穴の違いに関わらず、穴の内周面に
クーラントを確実に供給してクーラント液を有効に作用
させ得るリーマを安価なコストで提供することを目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案においては、リ
ーマの先端にクーラント供給用透孔の開口部を封鎖する
キャップを取付け、同キャップには当該リーマの外周面
方向へ延びるクーラント液導出用の案内路を形成すると
共に、透孔に供給されたクーラント液を案内路に沿って
導出するために案内路を透孔に連通させるという構成を
採用している。
(作用) 従って、この考案のリーマの基端部を回転ボール盤等の
チャックに咬着し、そのボール盤によりリーマを回転さ
せながら内面仕上げを行う穴に嵌入させると共に、クー
ラント液供給用透孔の基端側からクーラント液を供給す
ることにより、クーラント液はクーラント液供給用の透
孔を介してキャップの案内路から導出された後、リーマ
の回転に基いて穴の内周面に散布供給される。
この結果、穴の内周面とリーマとの間でクーラント液を
有効に作用して穴の内面仕上げの効率が向上される。し
かも、リーマ本体にはクーラント液供給用の軸線に沿う
透孔を形成するだけでよく、加工形成が大変な半径方向
の放射状案内路を設ける必要はない。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1図〜第3図
に基いて詳細に説明する。
第1図に示すように、リーマ1は基端側にシャンク2を
備え、先端側にはリーマ1の中心軸線Lに沿って螺旋状
に形成された複数の切れ刃3を備えている。又、前記中
心軸線L上にはリーマ1の基端から先端へ貫通するクー
ラント液供給用の透孔4が形成されている。更に、リー
マ1の先端には透孔4に連続する透孔4よりも大径の開
口部4aが形成されている。
第3図に示すように、前記開口部4aを封鎖する金属材
料よりなるキャップ5は円板状の本体5aと、基端側に
突設された取付部5bとにより形成されている。取付部
5bから本体5aにかけてキャップ5の中心軸線上には
中空部5cが形成され、同中空部5cは取付部5bの端
面にて開口している。そして、キャップ5は前記取付部
5bにて開口部4aに嵌合されると共に、リーマ1に対
し溶着されている。この取付け状態において、中空部5
cはリーマ1の透孔4に連通している。
又、本体5aの端面には凹所5dが形成されている。そ
して、リーマ1の切れ刃3を補修する場合に、前記凹所
5d及び透孔4の基端側開口部に支持ピンの先端を挿入
することにより、リーマ1を回転可能に支持するように
なっている。
更に、第2図に示すように、キャップ5の本体5aの内
側面上には中心軸線Lを中心にしてその半径方向へ延び
る溝状の複数(この場合4本)のクーラント液導出用案
内路6が等角度間隔をもって形成されている。又、この
案内路6の基端側は中空部5cを介して透孔4に連通し
ている。そして、透孔4に供給されたクーラント液が中
空部5cを介して案内路6に沿って導出されるようにな
っている。
従って、このリーマ1を使用して、予めドリルであけた
穴(図示略)の内面仕上げを行うには、まずリーマ1の
シャンク2を回転ボール盤等のチャック(図示略)に咬
着する。そして、ボール盤を駆動させてリーマ1を回転
させながら切れ刃3をその先端部から穴に嵌入させると
共に、前記チャックを介して透孔4の基端側からクーラ
ント液を供給する。これにより、クーラント液は透孔4
及びキャップ5の中空部5cを介して案内路6から導出
される。この時、案内路6はリーマ1の回転に伴って回
転されるので、その遠心力に基いてクーラント液を穴の
内周面に向けて散布供給することができる。この結果、
穴の内周面と切れ刃3との間でクーラント液が有効に作
用して穴の内周仕上げを効率良く行うことができる。
上記のようにこの実施例では、穴の内周面にクーラント
液を確実に供給できるので、貫通穴や有底穴の違いに関
わらず、クーラント液を有効に作用させて穴の内面仕上
げを効率良く行うことができる。
しかも、前記案内路6はその機能上の制約から超硬金属
材料にて構成されるのが普通のリーマ1に対してでな
く、当該リーマ1とは別体であり、かつ、切削には直接
的に関与しないため前記リーマ1よりも硬度の低い金属
材料からなることが普通のキャップ5に対して設けられ
るものであるため、その加工形成作業は比較的容易であ
りリーマそのものの製造コストが高くなることもない。
尚、この考案は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば第4図に示すように案内路6をキャップ5の本体
5aに対して孔状に形成したり、第5図に示すように案
内路6を中空部5cの内周面に対して接線方向へ延びる
ように形成したり、案内路6の数を増減したり、キャッ
プ5をドーム状や円錐状に形成したり、更にはキャップ
5を金属材料以外の材料(例えば、プラスチック及びゴ
ム等)により形成したりする等、考案の趣旨を逸脱しな
い範囲において構成の一部を適宜に変更して実施するこ
ともできる。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、透孔から供給さ
れたクーラント液は案内路を介して穴の内周面方向へ導
かれるので、貫通穴及び有底穴の違いに関わらず、穴の
内周面にクーラント液を確実に供給でき、クーラント液
を有効に作用させて穴の内面仕上げを効率良く行えるば
かりか、前記案内路は加工形成の大変なリーマ本体に対
してでなく比較的加工形成が容易なキャップに対して設
けられているため、貫通穴及び有底穴のいずれにも有効
な前記リーマを安価なコストで製造することができると
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の具体化した一実施例を示すリーマの
側面図、第2図は同じくリーマの正面図、第3図はリー
マの先端部を示す部分破断側面図である。第4図は別の
実施例を示す部分破断側面図、第5図は同じく別の実施
例を示す正面図である。 1……リーマ、4……透孔、4a……開口部、5……キ
ャップ、6……案内路、L……中心軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の中心軸線(L)に沿って延びると共
    に、基端から先端へ貫通するクーラント液供給用の透孔
    (4)を備えたリーマ(1)において、 前記リーマ(1)の先端に前記透孔(4)の開口部(4
    a)を封鎖するキャップ(5)を取付け、同キャップ
    (5)には当該リーマ(1)の外周面方向へ延びるクー
    ラント液導出用の案内路(6)を形成すると共に、前記
    透孔(4)に供給されたクーラント液を前記案内路
    (6)に沿って導出するために案内路(6)を透孔
    (4)に連通させたことを特徴とするクーラント液導出
    用キャップを備えたリーマ。
JP11285487U 1987-07-23 1987-07-23 ク−ラント液導出用キャップを備えたリ−マ Expired - Lifetime JPH0611707Y2 (ja)

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JP11285487U JPH0611707Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23 ク−ラント液導出用キャップを備えたリ−マ

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JP11285487U JPH0611707Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23 ク−ラント液導出用キャップを備えたリ−マ

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Publication Number Publication Date
JPS6420220U JPS6420220U (ja) 1989-02-01
JPH0611707Y2 true JPH0611707Y2 (ja) 1994-03-30

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ID=31352168

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JP11285487U Expired - Lifetime JPH0611707Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23 ク−ラント液導出用キャップを備えたリ−マ

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AU2003277605A1 (en) 2002-11-08 2004-06-07 Mitsubishi Chemical Corporation Radiation curing resin composition and cured product thereof
JP5512386B2 (ja) * 2009-09-25 2014-06-04 Dmg森精機株式会社 工具内流路を有する円筒状回転工具およびこの工具による加工方法
DE102010018254B4 (de) * 2010-04-23 2022-11-10 Kennametal Inc. Kühlmittelverteiler
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