JPH0641765Y2 - 切削工具 - Google Patents

切削工具

Info

Publication number
JPH0641765Y2
JPH0641765Y2 JP1988020259U JP2025988U JPH0641765Y2 JP H0641765 Y2 JPH0641765 Y2 JP H0641765Y2 JP 1988020259 U JP1988020259 U JP 1988020259U JP 2025988 U JP2025988 U JP 2025988U JP H0641765 Y2 JPH0641765 Y2 JP H0641765Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shank
tool
cutting oil
cutting
oil supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988020259U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01125103U (ja
Inventor
正彰 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP1988020259U priority Critical patent/JPH0641765Y2/ja
Publication of JPH01125103U publication Critical patent/JPH01125103U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0641765Y2 publication Critical patent/JPH0641765Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、シャンクを工具ホルダに嵌合させて使用す
るドリルやエンドミル等の切削工具に係り、詳しくは、
シャンクの後端近傍から供給される切削油を刃部に供給
するための切削油供給路を備えた切削工具に関する。
[従来の技術] ボーリング加工等の深穴加工においては、加工中、切削
工具(以下、工具と略称する)の刃先に切削油を絶えず
供給することが切削性能や仕上げ面の面粗度等の向上に
効果的であることが知られており、このため、従来より
様々な工夫を凝らした切削油供給装置が開発されてい
る。
ところが、ボーリング等の深穴加工においては、工具の
刃先が切削の進行につれてワーク内部に隠れてしまうの
で、加工中に機械本体に取り付けられた切削油供給装置
によってワーク外部から切削油を供給するだけでは刃先
に十分な切削油が供給できず、従って、その効果も満足
のいくものとは言いがたかった。
このため、刃先がワーク内部に隠れても切削油を確実に
供給する方法として、機械本体あるいは付属の設備から
供給される切削油を工具内部を通過させて刃先に供給す
るという方法が提案され、この方法の普及に伴って、切
削油を通過させるための切削油供給路を備えた工具も数
多く提供されるようになった。
第5図ないし第6図は前述の切削油供給方法に使用され
る工具の一例を示すもので、以下各工具について簡略に
説明する。
第5図(A)に示す工具は、円筒状に形成されて図示し
ない工具ホルダの嵌合穴と嵌合されるシャンク1と、該
シャンク1先端に設けられた刃部2と、前記シャンク1
の後端1aより供給される切削油を前記刃部2に供給する
ための切削油供給路3とを具備してなるもので、前記切
削油供給路3は、前記シャンク1の後端1aより該シャン
ク1の軸方向に向けて形成された大径の第1供給路3a
と、前記刃部2のすくい面2aより前記第1供給路3aと平
行に形成された小径の第2供給路3bとに分割させて設け
られている。
このような構成された工具にあっては、シャンク1の後
端1aより形成された切削油は前記第1、第2供給路3a、
3bを介して刃部2に供給される。ところが、第5図
(B)及び第5図(C)に示すように、前記第2供給路
3aが刃部2に取り付けられたチップ2bの刃先2cに向けら
れていないため、切削油が刃先2bに直接当たらないとい
う欠点がある。
このような欠点を克服したものが第6図(A)に示す工
具である。第6図(A)に示す工具は、シャンク4の後
端4aから供給される切削油を刃部5に供給するための切
削油供給路6を、前記シャンクの後端4aから該シャンク
4軸方向に向けて形成された第1供給路6aと、前記刃部
5のすくい面5aから形成された第2供給路6bと、これら
第1、第2供給路6a、6bとを連通する立て穴7とから構
成し、前記第2供給路6bを第6図(B)あるいは第6図
(C)に示すように、刃部5に取り付けられたチップ5b
の刃先5cに向けたものである。なお、前記立て穴7の口
元には、切削油の漏れを防止するために埋栓8が嵌合さ
れている。
このように構成された工具にあっては、シャンク5の後
端5aから供給された切削油が刃先5cに直接当たるので、
加工中切削油が確実に供給される。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上述した従来の各工具は、シャンク後端1a、
4aから供給される切削油を刃部2、5に供給するという
目的は果たしているものの、切削油供給路3、6が第
1、第2供給路3a、3b、6a、6bに分割されて形成され、
さらに第1供給路3a、6aが深穴となっているため、その
加工工数が増加して加工時間が長引くとともに、加工コ
ストも割高にになるという欠点があった。しかも第6図
に示す工具にあっては、立て穴7が追加されたことによ
り、その加工と埋栓8の加工及び圧入が必要となって工
数の増加を招き、前述の加工時間の長時間化、あるいは
コスト増加の傾向にさらに拍車をかけるものであった。
この考案は、このような背景の下になされたもので、切
削油供給路を簡単に加工することができて、加工コスト
の割安な工具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためにこの考案は、機械本体に取り
付けられる工具ホルダの嵌合穴に嵌合可能な形状に形成
されたシャンクと、このシャンク先端に設けられた刃部
と、前記シャンクの後端近傍に供給される切削油を前記
刃部に供給するための切削油供給路とを具備してなる切
削工具であって、前記シャンクの外周には、該シャンク
の後端および外周面に開口して、前記嵌合穴の内周面と
の間に前記シャンクの後端から先端側に向けて延びる隙
間を画成する切欠部が形成されるとともに、この切欠部
と前記切削油供給路とが連通されていることを特徴とす
る。
[作用] 上記構成によれば、シャンクを工具ホルダの嵌合穴と嵌
合させた場合に嵌合穴と切欠部との間に隙間が生じるた
め、シャンク後端から供給される切削油が、工具ホルダ
の嵌合穴と切欠部の隙間を通過してシャンク先端に向け
て案内され、切削油供給路を介して刃部に供給される。
このため、切削油供給路の長さが大幅に短縮されて、そ
の加工が簡略化されるのである。
[実施例] 以下、第1図を参照して、本考案の実施例を説明する。
第1図(A)及び第1図(B)はボーリング加工用の工
具を示すもので、図において符号9はシャンクである。
このシャンク9は当該工具を保持するためのもので、そ
の形状は第1図(A)に示すように、工具ホルダ10の嵌
合穴10aと嵌合されるよう円筒状に形成されている。そ
してシャンク9外周には該シャンク9の後端9aおよび外
周面に開口する切欠部11が形成されている。この切欠部
11はシャンク9外周を、該シャンク9の後端9aから先端
側に向けて該シャンク9の先端部の近傍までの部分をそ
の軸方向と平行に切り落とすことにより形成されたもの
で、本実施例においてはシャンク9の外周3箇所に設け
られている。一方、シャンク9の先端には刃部12が設け
られ、この刃部12には、ワークを切削するための超硬チ
ップ13がその刃先13aを突出させて固定されると共に、
前記超硬チップ13によって生成された切り屑を排出させ
るためのすくい面14が設けられている。そして、前記シ
ャンク9から刃部12に至る内部には、前記切欠部11の底
面11aと前記すくい面14とを貫通する孔状の切削油供給
路15が形成され、その軸方向は第1図(B)に示すよう
に前記超硬チップ13の刃先13aに向けられている。
以上のように構成された工具にあっては、シャンク9が
工具ホルダ10の嵌合穴10aに嵌合されて図示しない機械
本体に取り付けられる。すると、前記嵌合穴10aと切欠
部11との間にシャンク9の後端9aから先端側に向けて延
びて前記切削油供給路15に連通する隙間が生じるため、
図示しない機械本体から工具ホルダ10を介してシャンク
後端9a近傍に供給された切削油が、前述の隙間を通過し
て切削油供給路15の口元まで案内され、切削油供給路15
を通過して超硬チップ13の刃先13aに供給されるのであ
る。
以上説明したように、本実施例の工具においては、切削
油供給路15は切欠部11とすくい面14とを連通するだけで
あり、その長さは従来の工具に比して大幅に短縮されて
いる。このため、加工が大幅に簡略化されて、シャンク
後端9aから深穴を加工したり立て穴を加工する必要も無
く、また埋栓を圧入する必要も無い。しかも、工具ホル
ダ10の嵌合穴10aと切欠部11との間に画成される隙間は
シャンク9の後端9aに開口するため、工具ホルダ10自体
に手を加える必要も無い。また、切欠部11の加工につい
ては、深穴と異なり外形加工であることからその加工は
容易である。従って、工具ホルダ10等の他の部品の加工
工数を増加させたりすることなく、本実施例の工具の加
工工数は、従来の工具の加工工数に比して大幅に削減さ
れ、加工時間が短縮されて加工コストが大幅に削減され
るのである。ちなみに、本実施例の工具では、その加工
工数が従来の工具に比して1/3〜1/5に削減され、大幅な
コスト低減が達成されている。
なお、本実施例においてはシャンク9がストレートシャ
ンクの工具について説明したが、本考案の切削工具はこ
れに限るものでは無く、例えばテーパシャンク等にも適
用できる。また、工具種類もボーリング用の工具に限ら
ず、例えばエンドミル等の他の転削工具にも適用でき、
これら転削工具に限らずに突っ切りバイト等のバイト類
にも適用できるものである。また、切欠部11の数もシャ
ンク9の外周3箇所に設ける必然性は無く、少なくとも
一箇所設けられていれば良い。
また、本実施例では切削油供給路15を切欠部11の底面11
aと刃部12のすくい面14とを貫通する孔によるものとし
たが、本考案の工具にこれに限るものではない。例えば
第2図ないし第4図に示すように形成することも容易に
考えられ、以下、各図を参照して簡略に説明する。
第2図(A)、(B)、(C)に示す工具は切削油供給
路15aをシャンク9外周から刃部12外周にかけて溝状に
形成した例である。この場合には、加工がより容易にな
ると共に、穴加工につきもののドリル切損等による不良
発生が無くなり、加工にあたっての歩留まり率が向上す
る。
第3図に示す工具は、切削油供給路15bの口元に立て穴1
6を設けた例である。この場合には切削油供給路16を立
て穴16に向けて加工すれば良いので、切欠部11に直接斜
めに貫通させる場合に比して加工が容易になるという効
果がある。
第4図に示す工具は上下の切欠部11b、11cを連通する立
て穴17を設け、この立て穴17を介して切削油供給路15c
を切欠部11b、11cと連通させた例である。この場合に
は、切削油供給量が増加するという効果がある。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案においては、シャンク後
端近傍に供給された切削油が、シャンク外周に形成され
た切欠部と工具ホルダの嵌合穴との隙間を通過してシャ
ンク前方に穴されるため、切削油供給路を切欠部と連通
させるだけで切削油を刃部に供給できる。従って、切削
油供給路の長さが従来の切削油供給路に比して短縮され
て加工が簡略化される。しかも、工具ホルダ等の他の部
品の加工が複雑化するようなことはない。また切欠部の
加工については、外形加工であるために深穴加工に比べ
て極めて容易である。よって工具ホルダ等の他の部品の
加工工数を増加させたりすることなく、本考案の切削工
具の加工工数は大幅に削減され、加工時間が短縮されて
加工コストが大幅に削減されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すもので、(A)は一部断
面視した工具の右側面図、(B)は工具の平面図、第2
図は本考案の第1の変形例を示すもので、(A)は工具
の平面図、(B)は工具の右側面図、(C)は工具の正
面図、第3図は本考案の第2の変形例を示す刃部近傍の
拡大断面図、第4図は本考案の第3の変形例を示す刃部
近傍の拡大断面図、第5図は従来の工具の一例を示すも
ので、(A)は一部断面視した工具の右側面図、(B)
は工具の正面図、(C)は工具の平面図、第6図は第5
図に示す工具を改良した工具を示すもので、(A)は一
部断面視した工具の右側面図、(B)は工具の正面図、
(C)は工具の平面図である。 9……シャンク、10……工具ホルダ、 10a……嵌合穴、11……切欠部、 12……刃部、15……切削油供給路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械本体に取り付けられる工具ホルダの嵌
    合穴に嵌合可能な形状に形成されたシャンクと、このシ
    ャンク先端に設けられた刃部と、前記シャンクの後端近
    傍に供給される切削油を前記刃部に供給するための切削
    油供給路とを具備してなる切削工具であって、前記シャ
    ンクの外周には、該シャンクの後端および外周面に開口
    して、前記嵌合穴の内周面との間に前記シャンクの後端
    から先端側に向けて延びる隙間を画成する切欠部が形成
    されるとともに、この切欠部と前記切削油供給路とが連
    通されていることを特徴とする切削工具。
JP1988020259U 1988-02-18 1988-02-18 切削工具 Expired - Lifetime JPH0641765Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988020259U JPH0641765Y2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18 切削工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988020259U JPH0641765Y2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18 切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01125103U JPH01125103U (ja) 1989-08-25
JPH0641765Y2 true JPH0641765Y2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=31236473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988020259U Expired - Lifetime JPH0641765Y2 (ja) 1988-02-18 1988-02-18 切削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0641765Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2894924B2 (ja) * 1992-06-17 1999-05-24 株式会社牧野フライス製作所 切削加工方法および装置
JP2007075933A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Sumitomo Electric Hardmetal Corp クーラント孔付きボーリングバイト
JP5728824B2 (ja) * 2010-04-27 2015-06-03 村田機械株式会社 工具のびびり防止装置
KR20140094573A (ko) * 2011-10-26 2014-07-30 세람테크 게엠베하 툴 시스템

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588549U (ja) * 1981-07-09 1983-01-20 東洋精器株式会社 オイルホ−ル付き工具ホルダ
JPS61166703U (ja) * 1985-04-02 1986-10-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01125103U (ja) 1989-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020081164A1 (en) Machining tool for machining workpieces
JPH0641765Y2 (ja) 切削工具
JP4179601B2 (ja) アーバおよび回転工具
US6126365A (en) Boring tool
JPS5933522Y2 (ja) クランプバイト
EP0773847A1 (en) Tool-bit holder
ATE302084T1 (de) Werkzeug, werzeugmaschine und schneidverfahren
JP2005022003A (ja) 回転切削工具
JP2001054810A (ja) ドリル
JPH07314232A (ja) 面取り付きドリル
JPH069813U (ja) ドリル
KR920008491B1 (ko) 드로우어웨이식 구멍뚫는 공구
JPS6347004A (ja) ガンドリルによる深穴加工法
JPH01210244A (ja) フライス加工方法
JP2574190Y2 (ja) ツイストドリル
JP2523616Y2 (ja) 穴あけ工具
JPH08126934A (ja) 主軸の2面拘束形ツールシャンク取付端面の防塵装置
JPS6250245B2 (ja)
JP2568176Y2 (ja) 孔ぐり工具
JPS6122731Y2 (ja)
JP2577439Y2 (ja) ボーリングバー
JPH04244308A (ja) ドリル
JP4215357B2 (ja) ボーリングアーバ
JP3016411B2 (ja) ガンドリル
JPH10151507A (ja) オイル溝付工具