JPS6250245B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6250245B2 JPS6250245B2 JP55158970A JP15897080A JPS6250245B2 JP S6250245 B2 JPS6250245 B2 JP S6250245B2 JP 55158970 A JP55158970 A JP 55158970A JP 15897080 A JP15897080 A JP 15897080A JP S6250245 B2 JPS6250245 B2 JP S6250245B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- drill
- main cutting
- auxiliary
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 22
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 11
- 239000010730 cutting oil Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Drilling Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は高圧で切削油を供給しつつ深穴を加工
する２枚刃ガンドリルに関するものである。
する２枚刃ガンドリルに関するものである。
［従来の技術］
ガンドリルは深い穴を１回の送りで加工でき、
穴の加工精度（拡大代・真円度・真直度など）お
よび仕上げ面が良好であり、切り屑が外部へ排出
されるので、小径の穴加工に適する。ガンドリル
には１枚刃のものと２枚刃のものがあり、２枚刃
ガンドリルは１枚刃のものに比べて送り速度を２
倍以上にして加工能率の向上および工具寿命の延
長に効果があるが、穴の拡大代が大きく、仕上げ
面もやや劣る。何故なら、従来の２枚刃ガンドリ
ルは普通のドリルと同じように先端中央部のチゼ
ルにより穴の中心部分を切削するので、中心部分
に切削速度（周速）が０となり、普通のドリルと
あまり変わらない加工条件になり、加工精度が劣
るからである。
穴の加工精度（拡大代・真円度・真直度など）お
よび仕上げ面が良好であり、切り屑が外部へ排出
されるので、小径の穴加工に適する。ガンドリル
には１枚刃のものと２枚刃のものがあり、２枚刃
ガンドリルは１枚刃のものに比べて送り速度を２
倍以上にして加工能率の向上および工具寿命の延
長に効果があるが、穴の拡大代が大きく、仕上げ
面もやや劣る。何故なら、従来の２枚刃ガンドリ
ルは普通のドリルと同じように先端中央部のチゼ
ルにより穴の中心部分を切削するので、中心部分
に切削速度（周速）が０となり、普通のドリルと
あまり変わらない加工条件になり、加工精度が劣
るからである。
［発明が解決しようとする問題点］
そこで、本発明の目的は加工精度を損うことな
く、加工能率を向上し得る２枚刃ガンドリルを提
供することにある。
く、加工能率を向上し得る２枚刃ガンドリルを提
供することにある。
［問題点を解決するための手段］
上記目的を達成するために、本発明の構成は互
いに向きを異にして主切刃と副切刃を径方向に並
べ、これらの切刃の一方側に軸方向の油供給穴
を、他方側に軸方向の油還溝をそれぞれ設け、主
切刃をドリルの半径よりも長く、副切刃をドリル
の半径よりも短くし、前記油供給穴と前記油還溝
とを連通する溝通路を主切刃と副切刃の間を横切
るように設けたものである。
いに向きを異にして主切刃と副切刃を径方向に並
べ、これらの切刃の一方側に軸方向の油供給穴
を、他方側に軸方向の油還溝をそれぞれ設け、主
切刃をドリルの半径よりも長く、副切刃をドリル
の半径よりも短くし、前記油供給穴と前記油還溝
とを連通する溝通路を主切刃と副切刃の間を横切
るように設けたものである。
［作用］
主切刃５により従来の１枚刃ガンドリルと同様
に穴が加工されるので、高い加工精度が得られ
る。また、加工量の多い穴の外周側が副切刃１２
により削られるので、主切刃５の切削負担が軽減
され、加工能率の向上と工具寿命の延長が図られ
る。
に穴が加工されるので、高い加工精度が得られ
る。また、加工量の多い穴の外周側が副切刃１２
により削られるので、主切刃５の切削負担が軽減
され、加工能率の向上と工具寿命の延長が図られ
る。
［発明の実施例］
第１図に示すように、ガンドリルはドリルをス
ピンドルに固定するためのドライバ部１の一端
に、鋼管の周面にＶ型の軸方向溝３を形成してな
るシヤンク２を結合し、このシヤンク２の先端に
超硬チツプからなる刃部４を溶接などにより結合
してなる。刃部４に軸方向に延びる油供給穴１０
が形成され、この油供給穴１０はシヤンク２の内
部へ連通される。
ピンドルに固定するためのドライバ部１の一端
に、鋼管の周面にＶ型の軸方向溝３を形成してな
るシヤンク２を結合し、このシヤンク２の先端に
超硬チツプからなる刃部４を溶接などにより結合
してなる。刃部４に軸方向に延びる油供給穴１０
が形成され、この油供給穴１０はシヤンク２の内
部へ連通される。
第２，３図に示すように、刃部４の先端に互い
に反対向きの主切刃５と副切刃１２が径方向に並
べられる。主切刃５はドリルの半径よりも長く、
副切刃１２は半径よりも短い。主切刃５と副切刃
１２の間にこれらを横切る深い溝通路１８が設け
られる。
に反対向きの主切刃５と副切刃１２が径方向に並
べられる。主切刃５はドリルの半径よりも長く、
副切刃１２は半径よりも短い。主切刃５と副切刃
１２の間にこれらを横切る深い溝通路１８が設け
られる。
ガンドリルの切削回転方向（矢印Ｘ）に対して
主切刃５の刃裏（前面）は平坦なシヨルダ１７か
らほぼ垂直に切り立つている。主切刃５の刃表は
平坦ではなく、第３図に示すように、中央部分が
最も高く、両側が低くなつている。すなわち、主
切刃５の内端は刃裏の面に対してほぼ直角な端縁
８ａで区画され、稜線２１を境として外周側に傾
斜面（セコンダリ・リリーフ）７が、内周側に傾
斜面（セコンダリ・リリーフ）８がそれぞれ備え
られる。傾斜面７の外周側にチヤンフア（切欠）
６が設けられる。端縁８ａの後方に平坦なシヨル
ダ９が設けられ、この部分に軸方向の油供給穴１
０が設けられる。
主切刃５の刃裏（前面）は平坦なシヨルダ１７か
らほぼ垂直に切り立つている。主切刃５の刃表は
平坦ではなく、第３図に示すように、中央部分が
最も高く、両側が低くなつている。すなわち、主
切刃５の内端は刃裏の面に対してほぼ直角な端縁
８ａで区画され、稜線２１を境として外周側に傾
斜面（セコンダリ・リリーフ）７が、内周側に傾
斜面（セコンダリ・リリーフ）８がそれぞれ備え
られる。傾斜面７の外周側にチヤンフア（切欠）
６が設けられる。端縁８ａの後方に平坦なシヨル
ダ９が設けられ、この部分に軸方向の油供給穴１
０が設けられる。
副切刃１２の刃裏はシヨルダ９の所から垂直に
切り立ち、刃表は稜線２２を境とする傾斜面１
４，１５を備えており、傾斜面１４の外周側にチ
ヤンフア１３が設けられる。傾斜面１５は副切刃
１２の刃裏面に対して直角方向に延びる端縁１５
ａで終つている。稜線２１，２２は主切刃５と副
切刃１２からそれぞれ後方（矢印Ｘと反対方向）
へ次第に低くなる。端縁１５ａとシヨルダ１７の
前端緑との間に油還溝１６が設けられ、かつ前述
したシヤンク２の溝３と連通される。
切り立ち、刃表は稜線２２を境とする傾斜面１
４，１５を備えており、傾斜面１４の外周側にチ
ヤンフア１３が設けられる。傾斜面１５は副切刃
１２の刃裏面に対して直角方向に延びる端縁１５
ａで終つている。稜線２１，２２は主切刃５と副
切刃１２からそれぞれ後方（矢印Ｘと反対方向）
へ次第に低くなる。端縁１５ａとシヨルダ１７の
前端緑との間に油還溝１６が設けられ、かつ前述
したシヤンク２の溝３と連通される。
第３図に示すように、副切刃１２の刃裏は主切
刃５の刃裏と中心軸線に関してほぼ対称である。
すなわち稜線２１，２２の高さはほぼ等しく、傾
斜面７と傾斜面１４が対称であるが、傾斜面１５
が傾斜面８よりも短い点で異なる。主切刃５と副
切刃１２の間に深い溝通路１８が設けられ、これ
によりシヨルダ９と油還溝１６の間が連通され
る。
刃５の刃裏と中心軸線に関してほぼ対称である。
すなわち稜線２１，２２の高さはほぼ等しく、傾
斜面７と傾斜面１４が対称であるが、傾斜面１５
が傾斜面８よりも短い点で異なる。主切刃５と副
切刃１２の間に深い溝通路１８が設けられ、これ
によりシヨルダ９と油還溝１６の間が連通され
る。
次に、本発明による２枚刃ガンドリルの作用に
ついて説明する。被削材２５を回転し、ガンドリ
ルに軸方向の送りをかけると、主切刃５と副切刃
１２により被削材２５に穴が加工される。油供給
穴１０から主切刃５と副切刃１２へ切削油が供給
される。主切刃５で削られた切り屑はシヨルダ１
７へ落ち、ここから切削油とともに油還溝１６へ
送られる。副切刃１２で削られた切り屑はシヨル
ダ９へ落ち、溝通路１８を経て油還溝１６へ送ら
れる。油還溝１６の切り屑はシヤンク２の溝３を
経て外部へ排出される。
ついて説明する。被削材２５を回転し、ガンドリ
ルに軸方向の送りをかけると、主切刃５と副切刃
１２により被削材２５に穴が加工される。油供給
穴１０から主切刃５と副切刃１２へ切削油が供給
される。主切刃５で削られた切り屑はシヨルダ１
７へ落ち、ここから切削油とともに油還溝１６へ
送られる。副切刃１２で削られた切り屑はシヨル
ダ９へ落ち、溝通路１８を経て油還溝１６へ送ら
れる。油還溝１６の切り屑はシヤンク２の溝３を
経て外部へ排出される。
［発明の効果］
本発明は上述のように、２枚刃ガンドリルとし
て、互いに向きを異にして主切刃と副切刃を径方
向に並べ、これらの切刃の一方側に軸方向の油供
給穴を、他方側に軸方向の油還溝をそれぞれ設
け、主切刃をドリルの半径よりも長く、副切刃を
ドリルの半径よりも短くし、前記油供給穴と前記
油還溝とを連通する溝通路を主切刃と副切刃の間
を横切るように設けたから、主切刃５により従来
の１枚刃ガンドリルと同様に穴が加工されるとと
もに、副切刃１２により穴の外周側が削られるか
ら、中心部分よりも切削量が多く、切削速度が高
い穴の外周側の切削が主切刃５と副切刃１２によ
り分担されることとなり、従来の１枚刃ガンドリ
ルに比べて加工能率が向上され、また工具寿命が
延長される。さらに従来の２枚刃ガンドリルより
も高い加工精度が得られる。
て、互いに向きを異にして主切刃と副切刃を径方
向に並べ、これらの切刃の一方側に軸方向の油供
給穴を、他方側に軸方向の油還溝をそれぞれ設
け、主切刃をドリルの半径よりも長く、副切刃を
ドリルの半径よりも短くし、前記油供給穴と前記
油還溝とを連通する溝通路を主切刃と副切刃の間
を横切るように設けたから、主切刃５により従来
の１枚刃ガンドリルと同様に穴が加工されるとと
もに、副切刃１２により穴の外周側が削られるか
ら、中心部分よりも切削量が多く、切削速度が高
い穴の外周側の切削が主切刃５と副切刃１２によ
り分担されることとなり、従来の１枚刃ガンドリ
ルに比べて加工能率が向上され、また工具寿命が
延長される。さらに従来の２枚刃ガンドリルより
も高い加工精度が得られる。
また、主切刃５と副切刃１２との間に深い溝通
路１８を設けたので、副切刃１２で削られた切り
屑が深い溝通路１８を経て油還溝１６へ円滑に排
出され、この点でも切削能率が向上されるととも
に、油供給穴と油還溝を各１個ずつ設けるだけで
よいから、刃部強度の高いものが提供される。
路１８を設けたので、副切刃１２で削られた切り
屑が深い溝通路１８を経て油還溝１６へ円滑に排
出され、この点でも切削能率が向上されるととも
に、油供給穴と油還溝を各１個ずつ設けるだけで
よいから、刃部強度の高いものが提供される。
第１図は本発明に係る２枚刃ガンドリルの概略
構成を示す斜視図、第２図は同２枚刃ガンドリル
の先端刃部の平面図、第３図は同側面構成図であ
る。 ５：主切刃、９，１７：シヨルダ、１０：油供
給穴、１２：副切刃、１６：油還溝、１８：溝通
路。
構成を示す斜視図、第２図は同２枚刃ガンドリル
の先端刃部の平面図、第３図は同側面構成図であ
る。 ５：主切刃、９，１７：シヨルダ、１０：油供
給穴、１２：副切刃、１６：油還溝、１８：溝通
路。
Claims (1)
- １ 互いに向きを異にして主切刃と副切刃を径方
向に並べ、これらの切刃の一方側に軸方向の油供
給穴を、他方側に軸方向の油還溝をそれぞれ設
け、主切刃をドリルの半径よりも長く、副切刃を
ドリルの半径よりも短くし、前記油供給穴と前記
油還溝とを連通する溝通路を主切刃と副切刃の間
を横切るように設けたことを特徴とする２枚刃ガ
ンドリル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15897080A JPS5783313A (en) | 1980-11-12 | 1980-11-12 | Gun drill |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15897080A JPS5783313A (en) | 1980-11-12 | 1980-11-12 | Gun drill |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5783313A JPS5783313A (en) | 1982-05-25 |
| JPS6250245B2 true JPS6250245B2 (ja) | 1987-10-23 |
Family
ID=15683344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15897080A Granted JPS5783313A (en) | 1980-11-12 | 1980-11-12 | Gun drill |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5783313A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0532444U (ja) * | 1991-04-23 | 1993-04-27 | 青葉コンクリート工業株式会社 | Ｇｒｃマンホール |
| WO2019235379A1 (ja) | 2018-06-07 | 2019-12-12 | 株式会社トクヤマデンタル | デモンストレーション用器具 |
| WO2021131490A1 (ja) | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 株式会社トクヤマデンタル | 歯科用充填修復材料キット |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7195428B2 (en) * | 2002-11-11 | 2007-03-27 | Ford Global Technologies, Llc | Gundrill |
| US7004691B2 (en) * | 2002-11-15 | 2006-02-28 | Unitac Incorporated | Deep hole cutter |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6024492Y2 (ja) * | 1980-01-31 | 1985-07-22 | 株式会社不二越 | 二枚刃ガンドリル |
-
1980
- 1980-11-12 JP JP15897080A patent/JPS5783313A/ja active Granted
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0532444U (ja) * | 1991-04-23 | 1993-04-27 | 青葉コンクリート工業株式会社 | Ｇｒｃマンホール |
| WO2019235379A1 (ja) | 2018-06-07 | 2019-12-12 | 株式会社トクヤマデンタル | デモンストレーション用器具 |
| WO2021131490A1 (ja) | 2019-12-23 | 2021-07-01 | 株式会社トクヤマデンタル | 歯科用充填修復材料キット |
| KR20220120635A (ko) | 2019-12-23 | 2022-08-30 | 가부시키가이샤 도쿠야마 덴탈 | 치과용 충전 수복 재료 키트 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5783313A (en) | 1982-05-25 |
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