JPH0329021B2 - - Google Patents

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JPH0329021B2
JPH0329021B2 JP61095077A JP9507786A JPH0329021B2 JP H0329021 B2 JPH0329021 B2 JP H0329021B2 JP 61095077 A JP61095077 A JP 61095077A JP 9507786 A JP9507786 A JP 9507786A JP H0329021 B2 JPH0329021 B2 JP H0329021B2
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zirconia
tetragonal
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Yoshiki Masaki
Kyokazu Shinjo
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    • C04B35/48Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on zirconium or hafnium oxides, zirconates, zircon or hafnates
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ジルコニア焼結体に関する。
従来の技術 ジルコニア焼結体にはいろいろあるが、特開昭
57−111278号公報には、いわゆる高強度ジルコニ
ア焼結体と呼ばれるものが記載されている。この
従来の焼結体は、正方晶系の結晶構造をもつジル
コニア(正方晶ジルコニア)を5〜70モル%含
み、かつ気孔率が2〜10%であるようなものであ
る。しかして、この焼結体は、それが熱衝撃を受
けたときに、正方晶ジルコニアが、単斜晶系の結
晶構造をもつジルコニア(単斜晶ジルコニア)に
変態し、膨張するので、単斜晶ジルコニアまたは
その近傍に圧縮状態の領域が形成され、それが熱
衝撃による歪を吸収するように作用することか
ら、熱衝撃強度が高い。また、圧縮状態の領域が
形成されると、外部応力を受けた場合の弾性歪エ
ネルギーが減少するので、曲げ強度も向上してい
る。しかしながら、曲げ強度の向上は、気孔率が
2〜10%と比較的高いためにそれほど顕著ではな
く、しかもばらつきが大きい。また、靭性が低い
という欠点もある。
一方、特開昭59−227770号公報においては、安
定化剤と黒色系の着色剤とを含むジルコニア粉末
を、黒鉛モールドを使用し、不活性雰囲気下でホ
ツトプレスしたり熱間静水圧加圧法(HIP法)に
よる処理を施してジルコニア焼結体を得ている。
しかして、この焼結体は、黒色を呈し、かつ耐熱
性や靭性が高いと記載されている。しかしなが
ら、この焼結体には、黒鉛モールドを使用し、か
つ不活性雰囲気下で焼結するために炭素が残存し
ており、この炭素が焼結体を600℃以上の高温で
使用したときに炭酸ガスとなつて蒸発し、空洞を
作るので、強度が大きく低下するという欠点があ
る。
発明が解決しようとする問題点 この発明の目的は、従来の焼結体の上記欠点を
解決し、機械的特性、特に強度や靭性が高く、し
かもそのばらつきが極めて小さいばかりか、600
℃以上の高温で使用しても強度低下がほとんどな
いジルコニア焼結体を提供するにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、この発明において
は、正方晶系の結晶構造をもつジルコニアを少な
くとも50モル%含み、イツトリアを1.5〜5モル
%含み、かつ炭素を実質的に含まないジルコニア
焼結体であつて、その焼結体は、気孔率が0.6%
以下であり、気孔の大きさが0.1μm以下であり、
かつ気孔がジルコニアの結晶粒界の3重点に主と
して存在していることを特徴とするジルコニア焼
結体が提供される。
以下、この発明の焼結体をその製造方法ととも
にさらに詳細に説明する。
この発明においては、まず、純度が99.9%以上
である塩化ジルコニウムの水溶液と、純度が99.5
%以上である塩化イツトリウムの水溶液とを所望
の割合で混合した後、周知の共沈法、加水分解
法、熱分解法、金属アルコキシド法、ゾルゲール
法、気相法等を用いて、平均粒径が0.1μm以下
で、かつイツトリアを1.5〜5モル%含むジルコ
ニア粉末を調製する。別の方法として、硝酸ジル
コニウムと硝酸イツトリウムの水溶液を使用する
こともできるし、ジルコニア粉末とイツトリア粉
末とを混合することも可能である。
次に、上記粉末を800〜1000℃で仮焼した後、
ボールミルで粉砕する。必要に応じてかかる仮
焼、粉砕を繰り返し行い、原料粉末を得る。この
原料粉末は、ジルコニア粉末とイツトリア粉末と
が均一に混ざり合つた固溶体を形成している。固
溶体中におけるジルコニアは、使用したジルコニ
アやイツトリアの純度、粒径、混合割合、仮焼温
度、仮焼時間などによつて異なるものの、通常、
単斜晶系と正方晶系の混合相を形成している。
次に、上記原料粉末を、ラバープレス法、射出
成形法、金型成形法、押出成形法などの周知の成
形法を用いて所望の形状に成形し、成形体を得
る。
次に、上記成形体を加熱炉に入れ、約900℃ま
では50〜100℃/時の速度で、それ以上は30〜50
℃/時の速度で1200〜1550℃まで昇温した後、そ
の温度に数時間保持し、かさ密度が理論密度の95
%以上である、好ましくは97.5%以上である予備
焼結体を得る。かかる昇温の過程で、ジルコニア
の結晶構造は、単斜晶系と正方晶系との共存状態
から、正方晶系か、正方晶系と立方晶系との共存
状態か、または立方晶系に変態する。このような
結晶構造の変態の温度や速度は、イツトリアの量
によつて異なる。だから、状態図を参照しながら
上記のような結晶構造をとる予備焼結温度を上述
した範囲内で決める。予備焼結後冷却すると、ジ
ルコニアの結晶構造は、冷却速度によつても異な
るものの、正方晶系と立方晶系との共存状態は、
正方晶系の一部が単斜晶系に変わり、立方晶系の
一部または大部分が正方晶系に変わり、さらにそ
の正方晶系の一部が単斜晶系に変わる。立方晶系
は、その一部または大部分が正方晶系に、さらに
その正方晶系の一部が単斜晶系に変わり、結局、
正方晶系、単斜晶系および立方晶系の共存状態が
生まれる。
次に、上記予備焼結体を、いわゆる本焼結する
わけであるが、これには酸化性雰囲気下における
HIP法を使う。すなわち、上記予備焼結体を制御
された酸素雰囲気、つまり酸化性雰囲気の下で、
1000〜2000Kg/cm2の圧力下に1200〜1500℃で数時
間加熱し、その後200〜500℃/時の速度で冷却
し、焼結体を得る。
HIP法における酸素濃度は、1000ppm〜25体積
%である。1000ppm未満では、酸素濃度が低す
ぎ、炉の構成材料などから放出されるガスによつ
て焼結体が還元されてしまい、焼結体中に炭素が
残存するようになる。また、25体積%を超えるよ
うな高濃度酸素雰囲気では、処理炉を構成してい
る部材の発火点が大きく低下し、炉の寿命が著し
く短くなるので実用的でない。
ところで、HIP法による処理には2つの方法が
ある。ひとつは、原料粉末や成形体をガラスや金
属の容器(カプセル)に入れて処理に供する方法
であり、他のひとつは、上述した、かさ密度が理
論密度の95%以上である予備焼結体を得た後それ
を処理に供する方法である。前者は、比較的低温
でも緻密な焼結体が得られるという利点がある。
しかしながら、容器を使用する関係上、複雑な形
状を有する焼結体の製造には適さない。後者は、
そのような形状の制約はないものの、ガスによる
加圧を行う関係上、予備焼結体の気孔が開気孔で
なく、閉気孔であることを必要とする。この点、
かさ密度が理論密度の95%以上であるような予備
焼結体の気孔はほとんど閉気孔であり、問題はな
い。このようなHIP法によれば、結晶粒子間の結
合が強固になり、しかも低温でも緻密な焼結体が
得られ、機械的特性に優れた焼結体を得ることが
できる。なお、前者の場合、成形体に代えて、か
さ密度の低い予備焼結体を使用することもでき
る。かさ密度の低い予備焼結体を使用すると、そ
のような予備焼結体は原料粉末やその成形体にく
らべて水分の吸収が少なく、収縮がかなり進んで
いるので、複雑な形状のものでも製造しやすいと
いう利点がある。
HIP法による処理は、上述したように酸化性雰
囲気下で行う必要がある。というのは、HIP法は
カーボンなどのヒータを使用し、アルゴン雰囲気
などの不活性雰囲気下で実施するのが普通である
が、そうすると微量の炭素や一酸化炭素が焼結体
中に残存するようになる。しかるに、そのような
焼結体を600℃以上の高温で使用すると、残存し
ていた炭素や一酸化炭素が炭酸ガスになつて蒸発
し、焼結体中に空洞ができるために高温強度が大
きく低下してしまう。
焼結時におけるジルコニアの結晶構造は、正方
晶系と立方晶系との共存状態か、立方晶系である
が、冷却過程において、冷却速度によつても異な
るが、正方晶系は一部が単斜系に変わる。また、
正方晶系と立方晶系との共存状態は、正方晶系の
一部が単斜晶系に変わり、立方晶系の一部または
大部分が正方晶系に変わり、さらにその正方晶系
の一部が単斜晶系に変わり、結局、正方晶、単斜
晶および立方晶系の共存状態へと変わる。立方晶
系は、その一部または大部分が正方晶系に、さら
にその正方晶系の一部が単斜晶系に変わる。
焼結体中における正方晶ジルコニアの量は、原
料粉末の純度、粒径、組成や、予備焼結体の密
度、本焼結の温度や時間、本焼結後の冷却条件な
ど、さまざまな条件によつて変わる。したがつ
て、製造にあたつてはこれらの条件を厳密に制御
する必要がある。しかして、正方晶ジルコニアの
量は50モル%以上であることが必要である。好ま
しいのは80モル%以上である。すなわち、正方晶
ジルコニアを含んでいると、焼結体が曲げや引張
りなどの外部応力を受けた場合にその正方晶ジル
コニアが単斜晶ジルコニアに変態する、いわゆる
応力誘起変態が起こり、焼結体の強度や靭性が向
上するが、この応力誘起変態による強度や靭性の
向上効果を十分に発現させるためには、正方晶ジ
ルコニアの量を50モル%以上とすることが必要で
ある。ここで、正方晶ジルコニアの量CT(モル
%)は次のようにして求める。
すなわち、焼結体を#150〜300番の砥石で研磨
加工し、さらにダイヤモンドペーストで光学研磨
する。しかして、その研磨した焼結体の面をX線
回折し、正方晶ジルコニア111面の回折強度(面
積強度。以下、同じ)Aと、単斜晶ジルコニア
111面の回折強度Bと、単斜晶ジルコニア111面
の回折強度Cを求め、それから次式によつて算出
する。ただし、回折強度はローレンツ因子による
補正後の値を使用する。
CT=[A/(A+B+C)]×100 同様に、立方晶ジルコニアの量CC(モル%)は
次式によつて求める。
CC=[(D/D+E+F)]×100 ただし、D:立方晶ジルコニア400面の回折強
度 E:正方晶ジルコニア004面の回折強度 F:正方晶ジルコニア220面の回折強度 正方晶ジルコニアと立方晶ジルコニアの量が求
まれば、残余が単斜晶ジルコニアということにな
るが、単斜晶ジルコニアは、その周囲にマイクロ
クラツクや圧縮応力場を形成するため、その量が
極端に多くなると焼結体の強度や靭性が低下す
る。そのため、単斜晶ジルコニアの量は10モル%
以下であるのが好ましい。また、立方晶ジルコニ
アの存在は、立方晶ジルコニアはジルコニアの中
でも熱に対する安定性が最も高いので、焼結体の
熱的安定性を向上させる。
この発明における焼結体には、ジルコニアの安
定化剤としてイツトリアが1.5〜5モル%含まれ
ている。この1.5〜5モル%という範囲は、正方
晶ジルコニアの量を50モル%以上とするための必
要条件である。しかしながら、十分条件ではな
い。すなわち、正方晶ジルコニアの量は、上述し
たように原料粉末、予備焼結条件、本焼結条件な
どによつても異なる。これらの条件とイツトリア
の量が協同して、はじめて、正方晶ジルコニアの
量を50モル以上にすることができるのである。イ
ツトリアの使用は、比較的低温での焼結を可能と
し、緻密な焼結体を得ることができるという利点
があるが、他の安定化剤の併用を除外するもので
はない。たとえば、マグネシアやカルシア、セリ
アなど、ジルコニアと固溶する他の酸化物を安定
化剤として併用することができる。
この発明の焼結体は、上述したように、600℃
以上における強度低下の原因になる炭素を実質的
に含んでいない。ここにおいて、炭素を実質的に
含んでいない焼結体とは、以下のように定義され
るものである。
すなわち、ジルコニア焼結体中の炭素量の分析
には、燃焼赤外法、SIMSと呼ばれる2次イオン
質量分析法、レーザーラマン分光分析法など、い
ろいろな方法が使用されるが、この発明において
は、レーザーラマン分光分析法を使用し、アルゴ
ンレーザーを用いて焼結体を波長4880Åおよび
4579Åの光で励起した場合に、アモルフアスカー
ボンとして検出される炭素の存在が全く認められ
ないとき、その焼結体には炭素が実質的に含まれ
ていないものと定義する。
この発明においては、焼結体の気孔率が0.6%
以下であり、しかも気孔の大きさが0.1μm以下で
あることを必須とする。ここにおいて、気孔率P
(%)は、式、P=[1−(かさ密度/理論密度)]
×100で定義されるものである。すなわち、焼結
体の強度やそのばらつきは気孔率に大きく左右さ
れるが、同時に気孔の大きさにも左右される、気
孔があると、その部分に応力集中を招くからであ
る。強度低下やばらつきは、気孔率が低く、かつ
気孔が小さい場合にはそれほどでもないが、気孔
率が0.6%を超え、かつ気孔の大きさが0.1μmを
超えると急激に大きくなる。それゆえ、この発明
においては、そのような不都合が起こらないよ
う、気孔率を0.6%以下とし、合わせて気孔の大
きさを0.1μm以下に制限している。好ましい気孔
率は、0.3%以下である。なお、この分野におい
ては、強度のばらつきを統計的に表わす指標とし
てワイブル係数が使用されている。しかして、こ
のワイブル係数が大きいほどばらつきが少なく、
信頼性が高いということになる。
一方、この発明の焼結体においては、気孔がジ
ルコニアの結晶粒界の主として3重点に存在して
いる。すなわち、一般に、気孔はジルコニアの粒
内の粒界に現われ、また粒界に現われる場合、2
つの結晶粒が接する部分に現われたり、3つの結
晶粒が接する部分、つまり3重点に現われたりす
る。しかるに、粒内や2つの結晶粒の粒界の気孔
は、結晶粒の成長や、焼結体の緻密化が十分でな
い場合に現われ、焼結体の強度を大きく低下させ
る原因になる。3重点に現われる気孔もまた、強
度低下の原因にはなるが、その低下の程度は、結
晶粒同士の結合力をそれほど低くしないことか
ら、粒内や2つの結晶粒の粒界に現われるものほ
ど顕著ではないのである。
図面は、後述する実施例2で得られたこの発明
の焼結体を示す電子顕微鏡写真(倍率:15万倍)
であるが、矢印で示すように3重点にのみ気孔が
現われ、しかもその大きさが約0.02μmと極めて
小さいことがわかる。
上述したようなこの発明の焼結体は、0.2〜0.6
程度の平均反射係数を有していて、透光性があ
り、色調に深みがある。ここで、平均反射係数と
は、次のようにして測定したものである。
すなわち、分光器を使用し、かつ白色のアルミ
ナ焼結体を標準試料として、400〜700nmの波長
について焼結体の分光反射率Rの標準試料の分光
反射率ROとを求め、それから次式を用いてそれ
ぞれの波長における分光反射係数r〓を求める。
r〓=−Log(R/RO) さらに、平均反射係数rnは、上式で求めた分光
反射係数を波長400nmから700nmまで積分し、そ
れを波長間隔で割ることによつて求められる。す
なわち、 rn=1/300∫700 400r〓dλ ここで、積分球は直径60cmのものを使用する。
また、標準試料たるアルミナ焼結体の反射率を
100%として測定する。さらに、試料は、焼結体
の表面を#400のエメリーメーパーで研磨し、そ
の研磨面を測定に供する。
以上において、焼結体が、イツトリア以外に、
0.1〜1重量%、好ましくは、0.2〜0.5重量%の範
囲で、アルミナやチタニア、または銅、ニツケ
ル、鉄、コバルト、クロムなどの遷移金属の酸化
物を含んでいると、強度や靭性がより一層向上す
るので好ましい。
また、色彩に富んだ焼結体を得たい場合には、
0.001〜2重量%程度の範囲で酸化物を加えると
よい。たとえば、酸化クロム、酸化銅、酸化チタ
ンなどを加えると、焼結体がかつ色または緑色を
呈するようになる。また、ピンク色には酸化エル
ビウムが、黄色には酸化セリウムまたは酸化コバ
ルトが、紫色には酸化ネオジウムが、オレンジ色
には酸化鉄がそれぞれ有効である。これらは2種
以上を併用してもよい。
実施例 1 純度が99.9%であるオキシ塩化ジルコニウムの
水溶液と、純度が99.9%である塩化イツトリウム
の水溶液とを、焼結体中におけるイツトリアとし
ての量が1.5モル%になるように混合した。
次に、上記水溶液を約100℃まで徐々に加熱し、
その温度に約150時間保持して水をとばし、さら
に約100℃/時の昇温速度で約900℃まで加熱し、
その温度に約3時間保持して仮焼粉末を得た。さ
らに、この仮焼粉末をウレタンを内張りしたボー
ルミルで粉砕し、平均粒子径が約0.07μmである
原料粉末を得た。
次に、上記原料粉末をラバープレス法を用いて
成形し、成形体を得た。成形時の加圧力は約4000
Kg/cm2とした。
次に、上記成形体を加熱炉に入れ、約900℃ま
では約50℃/時の速度で、それ以上は約40℃/時
の速度で約1350℃まで昇温した後、その温度に約
2時間保持し、かさ密度が理論密度の約98%であ
る予備焼結体を得た。
次に、HIP法を用い、上記予備焼結体を本焼結
した。すなわち、白金ヒータを用い、予備焼結体
を、酸素が約3%で、残余がアルゴンガスである
酸化性雰囲気下で約450℃/時の速度で約1300℃
まで昇温し、同時に圧力が2000Kg/cm2になるよう
に昇圧し、約1.5時間保持した後、約400℃/時の
速度で冷却し、焼結体を得た。
上記焼結体について、正方晶ジルコニアの量
と、気孔率と、気孔の大きさと、気孔の位置と、
炭素の有無と、曲げ強度と、破壊靭性と、ワイブ
ル係数と、空気中にて1000℃で100時間保持した
後の曲げ強度(以下、高温強度という)を測定し
た。なお、気孔の大きさと位置の測定は電子顕微
鏡によつた。また、曲げ強度の測定はJIS−
R1601によつた。さらに、破壊靭性の測定はMI
法(微小圧子圧入法)によつた。この方法は、試
験片の表面にビツカース圧痕を入れ、そのとき発
生する亀裂の長さを測定し、新原の式から計算に
より求めるものである。さらにまた、ワイブル係
数はn数を20として求めた。測定結果は次のとお
りであつた。
正方晶ジルコニアの量:88モル% 気孔率:0.6% 気孔の大きさ:0.04μm 気孔の位置:主として3重点 炭素:検出せず 曲げ強度:1000MPa 破壊靭性:16MPa√ ワイブル係数:14 高温強度:980MPa 実施例 2 イツトリアが焼結体中において3モル%になる
ようにしたほかは実施例1と同様にして、この発
明の焼結体を得た。この焼結体について、実施例
1と同様の測定をした結果を以下に示す。
正方晶ジルコニアの量:92モル% 気孔率:0.1% 気孔の大きさ:0.02μm 気孔の位置:主として3重点 炭素:検出せず 曲げ強度:1700MPa 破壊靭性:8.3MPa√ ワイブル係数:15 高温強度:1650MPa 実施例 3 イツトリアが焼結体中において5モル%になる
ようにしたほかは実施例1と同様にして、この発
明の焼結体を得た。この焼結体について、実施例
1と同様の測定をした結果を以下に示す。
正方晶ジルコニアの量:55モル% 気孔率:0.1% 気孔の大きさ:0.02μm 気孔の位置:主として3重点 炭素:検出せず 曲げ強度:1350MPa 破壊靭性:5.2MPa√ ワイブル係数:12 高温強度:1340MPa 比較例 1 イツトリアが焼結体中において1.2モル%にな
るようにしたほかは実施例1と同様にして、焼結
体を得た。この焼結体について、実施例1と同様
の測定をした結果を以下に示す。ただ、気孔の大
きさと位置は、正方晶系から単斜晶系への結晶構
造の変態に伴う大きな亀裂が多数存在していて、
気孔と亀裂を区別して観察できないために求める
ことができなかつた。
正方晶ジルコニアの量:62モル% 気孔率:7% 炭素:検出せず 曲げ強度:320MPa 破壊靭性:4.3MPa√ ワイブル係数:5 高温強度:100MPa 比較例 2 イツトリア焼結体中において5.5モル%になる
ようにしたほかは実施例1と同様にして、焼結体
を得た。この焼結体について、実施例1と同様の
測定をした結果を以下に示す。
正方晶ジルコニアの量:40モル% 気孔率:0.1% 気孔の大きさ:0.02μm 気孔の位置:主として3重点 炭素:検出せず 曲げ強度:600MPa 破壊靭性:4.5MPa√ ワイブル係数:11 高温強度:590MPa 比較例 3 実施例2と同様にして、ただし成形体を得る際
の圧力を約1000Kg/cm2として焼結体を得た。この
焼結体について、実施例1と同様の測定をした結
果を以下に示す。
正方晶ジルコニアの量:90モル% 気孔率:0.6% 気孔の大きさ:0.12μm 気孔の位置:主として3重点 炭素:検出せず 曲げ強度:1350MPa 破壊靭性:7.1MPa√ ワイブル係数:7 高温強度:1300MPa 比較例 4 実施例2と同様にして、焼結体を得た。ただ
し、成形体を得る際の圧力を約2000Kg/cm2とし、
予備焼結温度は約1450℃とした。また、HIP法
は、カーボンヒータを使用し、かつアルゴン雰囲
気下で約1400℃で行つた。この焼結体について、
実施例1と同様の測定をした結果を以下に示す。
ただ、炭素については、レーザーラマン分光分析
法でその存在が認められたものの、その絶対量
は、燃焼分析法による検出限界以下であつたこと
から極く微量であるものと考えられる。
正方晶ジルコニアの量:94モル% 気孔率:0.05% 気孔の大きさ:0.02μm 気孔の位置:主として3重点 曲げ強度:1650MPa 破壊靭性:8MPa√ ワイブル係数:14 高温強度:500MPa 比較例 5 成形体を得る際の温度を約1500℃、圧力を約
2000Kg/cm2とし、また本焼結温度を約1400℃とし
てほかは比較例2と同様にして、焼結体を得た。
この焼結体について、実施例1と同様の測定をし
た結果を以下に示す。
正方晶ジルコニアの量:32モル% 気孔率:0.1% 気孔の大きさ:0.02μm 気孔の位置:主として3重点 炭素:検出せず 曲げ強度:600MPa 破壊靭性:5.1MPa√ ワイブル係数:12 高温強度:590MPa 発明の効果 この発明のジルコニア焼結体は、正方晶ジルコ
ニアを少なくとも50モル%含み、イツトリアを
1.5〜5モル%含み、気孔率が0.6%以下であり、
気孔の大きさが0.1μm以下であり、かつ気孔がジ
ルコニアの結晶粒界の3重点に主として存在して
いるからして、強度や靭性が高く、またそれらの
特性のばらつきが極めて少ない。また、実質的に
炭素を含んでいないので、600℃以上の高温で使
用しても強度低下がほとんどない。
この発明の焼結体は、上述したように高強度、
高靭性で、しかもそのばらつきが極めて少なくて
信頼性に富み、かつ600℃以上の高温で使用して
も強度低下がほとんどないばかりか、透光性があ
つて深みのある色調をもつている。そのため、い
ろいろな用途に使用することができる。以下にそ
の一例を示す。
A 副燃焼室、ターボチヤージヤ、ピストンキヤ
ツプ、シリンダ、シリンダライナ、プレートエ
グゾーストバルブヘツド、ガスタービン翼、燃
焼器、ノーズコーン、シユラツド、各種断熱部
材などの内燃機関用部品材料として。
B ダイス、ノズル、キヤピラリー、精密測定用
ブロツクやゲージ、リング、加熱シリンダ、断
熱スペーサ、断熱スリーブ、メカニカルシー
ル、プランジヤポンプ、ポンチ、ばね、コイル
スプリング、絞り加工工具、軸受、ベアリング
用ボール、粉砕機用ボール、ガイドロール、圧
延ロール、スラリー用ポンプのインペラー、ス
クリユー、スリーブ、バルブ、オリフイス、タ
イル、ワイヤラツピング用スリーブ、ドライバ
ー、糸道ガイドなどの各種産業機械用部品材料
として。
C 繊維、紙、フイルム、磁気テープ等のカツタ
(スリツタや丸刃)、剃刀、バリカン刃、各種は
さみ、各種ナイフ、各種包丁などの刃物用材料
として。
D メス、ピンセツト、歯根、歯冠、関節、骨固
定材などの医療器具用または医療用材料とし
て。
E 人工宝石、印鑑、ネクタイピン、カウスボタ
ン、時計用部品などの装飾用または宝石代用材
料として。
F 碁石、ゴルフクラブ、釣糸ガイドなどのスポ
ーツ・レジヤー用具材料として。
G スプーン、フオーク、皿などの食器具用材料
として。
H ボールペン用ボール、ペン先などの筆記具用
材料として。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に係るジルコニア焼結体の結
晶構造を示す電子顕微鏡写真(倍率:15万倍)で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 正方晶系の結晶構造をもつジルコニアを少な
    くとも50モル%含み、イツトリアを1.5〜5モル
    %含み、かつ炭素を実質的に含まないジルコニア
    焼結体であつて、その焼結体は、気孔率が0.6%
    以下であり、気孔の大きさが0.1μm以下であり、
    かつ気孔がジルコニアの結晶粒界の3重点に主と
    して存在していることを特徴とするジルコニア焼
    結体。
JP61095077A 1985-09-06 1986-04-24 ジルコニア焼結体 Granted JPS62153163A (ja)

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