JPH03289473A - 魚介類の包装体及び魚介類の包装方法 - Google Patents

魚介類の包装体及び魚介類の包装方法

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JPH03289473A
JPH03289473A JP8947490A JP8947490A JPH03289473A JP H03289473 A JPH03289473 A JP H03289473A JP 8947490 A JP8947490 A JP 8947490A JP 8947490 A JP8947490 A JP 8947490A JP H03289473 A JPH03289473 A JP H03289473A
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JP
Japan
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water
seafood
sheet
tray
packaging
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JP8947490A
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Junichi Kuroki
潤一 黒木
Kozo Mita
浩三 三田
Satomi Yamagishi
山岸 里美
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は魚介類の包装体及び包装方法に関し、特にドリ
ップによる品質の低下を抑制した魚介類の包装体及びト
レーによる魚介類の包装方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
魚肉、エビ、カニ、タコ、イカ、貝類等の魚介類は、小
分けされた後、トレーに入れられ、その上部をラップフ
ィルムにより密封され、流通販売、冷蔵保存、冷凍保存
に供せられている。
このような包装方法においては、魚介類から滲出したド
リップがトレーの底部に溜まる。このため、外観を損な
うばかりでなく、風味の低下、表面の部分的な水分活性
の上昇、ドリップ中での雑菌の繁殖、これらに伴う歩留
りの低下等様々の問題がある。
したがって本発明の目的は、ドリップによる品質の低下
を防止し得る魚介類のトレーによる包装体及び包装方法
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、魚介類
をトレーに入れる場合、トレーと魚介類との接面に吸水
性シートを介在させ、その後、ラップフィルムによりラ
ップ包装すれば、ドリップの滲出しによる上記問題を解
決できることを見出し、本発明に想到した。
すなわち本発明の魚介類の包装体は、魚介類を包囲する
トレーと、前記トレーと魚介類との接面に介在する吸水
性シートと、前記トレーを覆うラップフィルムとからな
るものであって、前記吸水性シートは、魚介類側に位置
する透水性シートと、透水性シートあるいは非透水性シ
ートと、前記両シートの間に挟着された高吸水性樹脂と
からなり、前記ラップによりトレーをラップ包装するこ
とができることを特徴とする。
また本発明の魚介類の包装方法は、魚介類側に位置する
透水性シートと、透水性シートあるいは非透水性シート
と、前記両シートの間に挟着された高吸水性樹脂とから
なる吸水性シートがトレーと魚介類との間に介在するよ
うに魚介類を入れ、次いでラップフィルムにより、ラッ
プ包装することを特徴とする。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明において、吸水性シートは、魚介類側に位置する
透水性シートと、透水性シートあるいは非透水性シート
と、前記両シートの間に挟着された高吸水性樹脂とから
なる。
上記高吸水性樹脂としては、例えばデンプン・アクリル
酸塩のグラフト共重合体、カルボキシメチルセルロース
架橋体、ビニルアルコール・アクリル酸塩共重合体、ポ
リアクリロニトリル加水分解物、架橋ポリアクリル酸塩
、変性ポリビニルアルコール、アクリル酸塩重合体、ア
クリル酸塩・アクリルアミド共重合体、イソブチレン・
無水マレイン酸共重合体等が挙げられる。
通常、上記高吸水性樹脂は、純水で500〜1500c
c/gの吸水能力を有する。
なお、これら高吸水性樹脂は、単独で使用しても、2種
以上を併用してもよい。
このような高吸水性樹脂の量は、吸水性シート1 m1
当り0.1〜200gが好ましい。高吸水性樹脂の量が
0.1g未満では、十分な吸水性を発揮できず、また2
00gを超えてもコスト高になるだけで意味がない。特
に好ましい高吸水性樹脂の量は1〜100g/m”であ
る。また高吸水性樹脂の形状は、粉末粒状が好ましく、
その粒径は0.1〜数1000ρのものが使用できる。
なお本発明においては、上記高吸水性樹脂に、魚介類よ
り発生するドリップ中での雑菌の繁殖を防止することを
目的として、抗菌剤を添加することができる。上記抗菌
剤としては、抗菌作用を有する金属イオンをイオン交換
により保持しているゼオライト (以下抗菌ゼオライト
とする)が安定性、衛生面の観点から好ましい。このよ
うな抗菌ゼオライトとしては、例えば特開昭58−73
61号に開示されているアルミノシリケートよりなる天
然または合成ゼオライトのイオン交換可能な部分に抗菌
作用を持つ金属イオンを保持しているものが挙げられる
上記抗菌作用を持つ金属イオンとしては、銀、銅、亜鉛
、錫、鉛、ビスマス等のイオンが挙げられる。上記金属
イオンとしては、特に銀、銅、亜鉛が好ましい。なお上
記金属イオンは、単独で使用しても、二種以上を併用し
てもよい。
またゼオライトとは、一般に三次元的に発達した骨格構
造を有するアルミノシリケートであり、M2O3を基準
として、下記一般式: %式%)[] (式中、Mはイオン交換可能な通常−価乃至二価の原子
価の金属イオンであり、nは金属イオンの原子価であり
、Xは金属酸化物の割合を示す係数であり、yはシリカ
の割合を示す係数であり、2は結晶水の割合を示す係数
である。)で表される。
このようなゼオライトとしては、その固体粒子の比表面
積が150 m’/g (無水ゼオライト基準)以上の
ものが好ましい。またその構成成分である5i02とA
lxOsとのモル比(Sin。/AJ2Us)は通常1
4以下であり、好ましくは11以下である。
上記ゼオライトの形状は粉末粒子状が好ましく、その粒
子径は特に制限されないが、通常0.1〜数100 J
irIである。
このような特性を有するゼオライトを使用することによ
り、前記抗菌性金属イオンの保持量をイオン交換法によ
り任意に調節して、所望の抗菌性を有する抗菌ゼオライ
トを調製することができる。
殺菌性を有する金属の配合量は、抗菌ゼオライト全体に
対して0.1重量%〜飽和量である。ここで飽和量とは
、使用するゼオライトのイオン交換容量の飽和値である
。0.1重量%より低い金属含有量では、十分な抗菌作
用が得られない。好ましい金属配合量は0.3〜10重
量%である。
このような抗菌ゼオライトの添加量は、吸水性シート1
 m’当り0.1〜100 gが好ましく、特に0゜2
〜Logが好ましい。抗菌ゼオライトの添加量が0.1
g/m’未満では、十分な抗菌性を発揮できず、また1
00g/m’を超えても意味がない。
また、本発明においては、魚介類特有の生臭さの低減を
目的として、脱臭剤を添加することができる。
上記脱臭剤としては、特に制限されないが、例えば下言
己の材料を用いることができる。
■物理的脱臭剤 中性活性炭、繊維化炭素吸着剤、ゼオライト、活性アル
ミナ、酸性白土等。
■化学説臭剤 酸性剤、アルカリ性剤、酸化剤、還元剤等。
■物理・化学脱臭剤 アルカリ性または酸性添着活性炭、植物精油等を吸着さ
せたゼオライト等。
■その他 鉄フタロシアニン誘導体、酸化亜鉛等の脱硫作用を有す
る塩、鉄 (II)化合物とし一アスコルビン酸および
ミョウバンの混合物等。
上記脱臭剤の含有量は、十分な脱臭能力を有するた約に
はシート1 m”当り、0.1〜100gが好ましく、
特に0.2〜50gが好ましい。脱臭剤の添加量が0.
Ig/m”未満では、十分な脱臭性を発揮できず、また
100g/m’をこえても意味がない。
なお、上記脱臭剤は単独で使用しても、併用してもよい
高吸水性樹脂に抗菌ゼオライト及び/又は脱臭剤を添加
するには、一般に用いられる方法を用いればよい。例え
ば、シート上に高吸水性樹脂の粉末と、抗菌剤及び/又
は脱臭剤の粉末とを均一に散布し、その上からもう一方
のシートを被せ、加熱圧着する方法、あるいは高吸水性
樹脂を作成する際に、抗菌ゼオライト及び/又は脱臭剤
を配合する方法等が適当である。
なお、高吸水性樹脂には、その他にその改質を目的とし
て、食品の衛生上支障のない他の添加剤を適宜添加する
ことができる。その場合その添加方法は、上記抗菌ゼオ
ライト及び脱臭剤の場合と同じでよい。
また本発明において高吸水性樹脂を挟着するのに使用す
るシートは、少なくとも魚介類側では、透水性を有する
必要がある。透水性シートとしては、不織布、紙等が挙
げられる。また上記透水性シートは一枚の紙あるいは不
織布で構成される必要はなく、被包装体の形状、大きさ
等により紙どうし、不織布どうしあるいは紙と不織布と
を二枚以上を適宜組み合わせて用いることができる。特
に高吸水性樹脂の側が紙で、魚介類の側が不織布となる
ように二枚の膜を組み合わせたものが好ましい。なおそ
の厚さ等は被包装体の形状、大きさ等により適宜設定す
ればよい。
また吸水性シートの外側は、透水性シートである必要は
なく、非透水性シートであってもよい。
上記非透水性シートとしては、ポリオレフィン、ポリエ
ステル、ポリアミド等の各種合成樹脂フィルムを用いる
ことができる。なお、上述の非透水性シートと不織布や
紙等からなる透水性シートとを組み合わせたものも用い
ることができる。
このような2枚のシートと、高吸水性樹脂とからなる吸
水性シートは、例えば高吸水性樹脂の粉末と、必要に応
じ抗菌ゼオライト及び/又は脱臭剤の粉末とを一方のシ
ート上に散布し、その上部を他方のシートで被覆した後
、加熱圧着することにより得ることができる。この際、
上記シートが二枚以上の膜からなる場合、各膜間も、同
時に加熱圧着される。なお、二枚のシートと、高吸水性
樹脂との接着性の向上のために、高吸水性樹脂の粉末に
適宜バインダーを添加するのが好ましい。
上記バインダーとしては、ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリアミド等の熱可塑性樹脂が挙げられる。バイン
ダーの添加量は、吸水性シー)1m″当り 0.1〜1
0g / m’、好ましくは0.5〜5g/m’である
。またその添加方法は、高吸水性樹脂の粉末の散布と同
時あるいは前後してシート上に散布すればよい。
本発明においてトレーは、特に制限されず単層品でも多
層品でも用いることができる。上記トレーの単層品とし
てはポリ塩化ビニル、ポリスチレン(発泡ポリスチレン
等も含む) ポリプロピレン等のプラスチック製のもの
が挙げられる。また多層品としては、ナイロン/ポリプ
ロピレン、ナイロン/低密度ポリエチレン、ナイロン/
線状低密度ポリエチレン、ナイロン/エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA) 、ナイロン/エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体(EVOH)  ポリカーボネー
ト/ポリプロピレン等からなるものが挙げられる。
なお上記各単層及び多層品にアルミニウム箔をラミネー
トしたものも使用することができる。
本発明において、ラップフィルムは、特に制限されない
が、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のものが使
用される。
このような吸水性シート、トレー及びラップフィルムを
用いて、魚介類を包装するには、まず上述の吸水性シー
トをトレーの底部に敷設する。この際、透水性基材の面
を魚介類の側とする。次いで吸水性シート上に魚介類を
置く。その後トレーの上部をラップフィルムで覆い、ラ
ップ包装すればよい。
このようにして魚介類を包装することにより、魚介類よ
り滲出するドリップは、吸水性シートに吸収される。こ
のため、魚介類の外観が良好に保持されるばかりか、ド
リップによる風味の低下、水分活性の上昇、雑菌の繁殖
等の問題を解決することができる。
〔作 用〕
本発明の包装方法によれば、魚介類の外観が良好に保持
されるばかりか、ドリップによる風味の低下、水分活性
の上昇、雑菌の繁殖等が抑制されている。
このような効果が得られる理由は、魚介類側に位置する
透水性シートと、透水性シートあるいは非透水性シート
と、前言己両シートの間に挟着された高吸水性樹脂とか
らなる吸水性シートを敷設したにトレーに魚介類を入れ
た後、ラップフィルムをかぶせてラップ包装を行ってお
り、上記高吸水性樹脂は、紙やスポンジと比べて吸水量
が多く、しかも水分が逆戻りすることがないたt、魚介
類より大量のドリップが滲出してもトレーの底部に溜ま
ることがないためであると考えられる。
〔実施例〕
実施例1 坪量25g/m’の紙 (メーテル社製MSP25)の
上に、高吸水性樹脂 (住友精化■製、アクアキープ1
0SHP)を20g/m’、バインダー (東し■製 
ケミットR272S)を1 g / m’の量で均一に
散布し、この上をさらに前述の坪量25g/m”の紙で
覆い、80℃の加熱エンボスロールで挟着一体化した。
このシートを90mmx 140 mmにカッティング
、し、不織布(クラレ側製 NA240JP2096)
上に載せ、下部の不織布を原紙サイドに折り込んだ。さ
らに上部より不織布を給紙し、サイド部をギアロールに
より 120℃でヒートシールした。またエンド部はシ
ールバーにヨリ130℃でヒートシールし、さらに全体
を加熱エンボスロールを通し、80℃で挟着一体化した
。−法化後、エンド部において100 mmX 150
 mmにカッティングし、上記高吸水性樹脂の層を上部
2層、下部2層の積層材料の間に挟着した吸水性シート
を作成した。
このようにして得られた吸水性シートを発泡ポリスチレ
ン製のトレー (幅120 mm、長さ170 mm。
高さ25mm)の底部に敷設し、上記吸水性シートの上
にマグロの切身300gを載せ、トレーの上部をポリ塩
化ビニリデン製のラップフィルムにて密封した。
このマグロ肉包装トレーを10℃で6時間放置後、倒置
して30分間放置し、漏洩が認められるか否かを測定し
た。
またマグロ肉包装トレーを10℃で24時間放置後、マ
グロの切身とトレーの接触部分 (吸水性シートとの接
触部分)の生菌数を測定した。
これらの測定結果を第1表に示す。
実施例2 坪量25g/m’の紙 (メーテル社製MSP25)の
上に、高吸水性樹脂 (住友精化■製、アクアキープ1
0SHP)を20g/m’、抗菌ゼオライト (鐘紡■
製ハクテキラーBM501A)を1 g / m’、バ
インダー(東し■製 ケミッ) R272S)を1 g
 / m’の量で均一に散布し、この上をさらに前述の
坪量25g/m″の紙で覆い、80℃の加熱エンボスロ
ールで挟!−体化した。
このシートを90mmX 140 mmにカッティング
し、不織布 (クラレ側製 NA240JP2096)
上に載せ、下部の不織布を原紙サイドに折り込んだ。さ
らに上部より不織布を給紙し、サイド部をギアロールに
より 120℃でヒートシールした。またエンド部はシ
ールバーにより 130℃でヒートシールし、さらに全
体を加熱エンボスロールを通し、80tで挟着一体化し
た。−法化後、エンド部において100 mmX 15
0 mmにカッティングし、上記高吸水性樹脂の層を上
部2層、下部2層の積層材料の間に挟着した吸水性シー
トを作成した。
このようにして得られた吸水性シートを発泡ポリスチレ
ン製のトレー (幅120 mm、長さ170 mm。
高さ25mm)の底部に敷設し、上記吸水性シートの上
にマグロの切身300gを載せ、トレーの上部をポリ塩
化ビニリデン製のラップフィルムにて密封した。
このマグロ肉包装トレーを10℃で6時間放置後、倒置
して30分間放置し、漏洩が認められるか否かを測定し
た。
またマグロ肉包装トレーを10℃で24時間放置後、マ
グロの切身とトレーの接触部分 (吸水性シートとの接
触部分)の生菌数を測定した。
これらの測定結果を第1表にあわせて示す。
比較例1 実施例1において、マグロ肉を吸水性シートを用いずに
直接発泡ポリスチレン製のトレー (輻120IllI
I11長さ170 mm、高さ25a+m)に入れ、ト
レーの上部をポリ塩化ビニリデン製のラップフィルムに
て密封した。
このマグロ肉包装トレーを10℃で6時間放置後、倒置
して30分間放置し、漏洩が認められるか否かを測定し
た。
またマグロ肉包装トレーを10℃で24時間放置後、マ
グロの切身とトレーの接触部分の生菌数を測定した。
これらの測定結果を第1表にあわせて示す。
第  1  表 第1表より明らかなように、本発明の包装方法によるマ
グロ肉包装トレーは、10℃で6時間放置後、トレーを
倒置して30分間放置してもドリップの漏洩は認められ
なかった。これに対し比較例1のマグロ肉包装トレーは
、トレーからのドリップの漏洩が認められた。また生菌
数についても実施例1及び2のマグロ肉包装トレーは、
生菌の数が比較例1のそれの10分の1以下であった。
特に高吸水性樹脂とともに抗菌ゼオライトを加えた実施
例2のトレーは、比較例1のそれの約100分の1と極
めて優れた雑菌の繁殖抑制効果を有するのがわかる。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明の魚介類の包装方法によれば
、魚介類側に位置する透水性シートと、透水性シートあ
るいは非透水性シートと、前記両シートの間に挟着され
た高吸水性樹脂とからなる吸水性シートがトレーと魚介
類との間に介在するように魚介類を入れ、次いでラップ
フィルムにより、ラップ包装しているので、ドリップが
完全に吸収され、魚介類の外観が良好に保持されるばか
りか、ドリップによる風味の低下、水分活性の上昇、雑
菌の繁殖、組織のふやけ等を抑制することができる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚介類を入れるトレーと、前記魚介類とトレーと
    の間に介在する吸水性シートと、前記トレーを上部から
    覆うラップフィルムとからなる魚介類の包装体であって
    、前記吸水性シートは、魚介類側に位置する透水性シー
    トと、透水性シートあるいは非透水性シートと、前記両
    シートの間に挟着された高吸水性樹脂とからなり、前記
    ラップフィルムで包装することにより魚介類を包装する
    ことができることを特徴とする魚介類の包装体。
  2. (2)請求項1に記載の魚介類の包装体において、前記
    透水性シートが、紙及び/又は不織布からなることを特
    徴とする魚介類の包装体。
  3. (3)魚介類側に位置する透水性シートと、透水性シー
    トあるいは非透水性シートと、前記両シートの間に挟着
    された高吸水性樹脂とからなる吸水性シートをトレー上
    に敷設し、前記吸水性シートの上に魚介類を置き、次い
    で前記トレーの上部をラップフィルムにて密封すること
    を特徴とする魚介類の包装方法。
  4. (4)請求項3に記載の方法において、前記透水性シー
    トが紙及び/又は不織布の2枚以上の膜からなり、前記
    2枚以上の膜が加熱圧着により結合されていることを特
    徴とする魚介類の包装方法。
  5. (5)請求項4に記載の方法において、前記透水性シー
    トが高吸水性樹脂側に位置する紙と、不織布との積層体
    であることを特徴とする魚介類の包装方法。
  6. (6)請求項3乃至5のいずれかに記載の方法において
    、前記高吸水性樹脂に、抗菌剤及び/又は脱臭剤を添加
    することを特徴とする魚介類の包装方法。
  7. (7)請求項6に記載の方法において、前記抗菌剤が抗
    菌作用を有する金属イオンをイオン交換により保持して
    おり、比表面積が150m^2/g以上で、SiO_2
    とAl_2O_3とのモル比(SiO_2/Al_2O
    _3)が14以下のゼオライト系固体粒子であることを
    特徴とする魚介類の包装方法。
  8. (8)請求項7に記載の方法において、前記ゼオライト
    系固体粒子が、A型ゼオライト、X型ゼオライト、Y型
    ゼオライト、モルデナイトから選ばれた一種または二種
    以上から構成されていることを特徴とする魚介類の包装
    方法。
  9. (9)請求項7又は8に記載の方法において、前記抗菌
    作用を有する金属イオンが、銀、銅、亜鉛から選ばれた
    一種または二種以上の金属イオンであることを特徴とす
    る魚介類の包装方法。
  10. (10)請求項6に記載の方法において、前記抗菌剤及
    び/又は脱臭剤の添加量が、吸水性シート1m^2当り
    、0.1〜100gであることを特徴とする魚介類の包
    装方法。
  11. (11)請求項3乃至10のいずれかに記載の方法にお
    いて、前記高吸水性樹脂が、デンプン・アクリル酸塩の
    グラフト共重合体、カルボキシメチルセルロース架橋体
    、ビニルアルコール・アクリル酸塩共重合体、ポリアク
    リロニトリル加水分解物、架橋ポリアクリル酸塩、変性
    ポリビニルアルコール、アクリル酸塩重合体、アクリル
    酸塩・アクリルアミド共重合体、イソブチレン・無水マ
    レイン酸共重合体から選ばれた一種又は二種以上である
    ことを特徴とする魚介類の包装方法。
  12. (12)請求項3乃至11のいずれかに記載の方法にお
    いて、前記高吸水性樹脂の量が吸水性シ ート1m^2当り、1〜200gであることを特徴とす
    る魚介類の包装方法。
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