JP2862262B2 - 機能性を有する吸水シート - Google Patents
機能性を有する吸水シートInfo
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- packaging
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機能性を有する吸水シートに関するもので
あり、さらに詳しくは生鮮食品の鮮度保持材、生理用
品、おむつ、使い捨て雑巾、ペーパータオルなど高い吸
水性が要求される製品の素材として有用な特定の機能を
具備した吸水シートに関するものである。
あり、さらに詳しくは生鮮食品の鮮度保持材、生理用
品、おむつ、使い捨て雑巾、ペーパータオルなど高い吸
水性が要求される製品の素材として有用な特定の機能を
具備した吸水シートに関するものである。
従来、生鮮食品の鮮度保持材、生理用品、おむつ、使
い捨て雑巾、ペーパータオルなどの素材として、高吸水
性樹脂が広く使用されている。
い捨て雑巾、ペーパータオルなどの素材として、高吸水
性樹脂が広く使用されている。
生鮮食品に関しては、その鮮度を保持するために、従
来、種々の方策がとられているが、とり分け、肉類、魚
介類などの生鮮食品から滲出する遊離水は、当該食品の
鮮度を著しく低下させることから、遊離水を直ちに除去
することが鮮度保持に欠かせない重要ファクターとなっ
ている。
来、種々の方策がとられているが、とり分け、肉類、魚
介類などの生鮮食品から滲出する遊離水は、当該食品の
鮮度を著しく低下させることから、遊離水を直ちに除去
することが鮮度保持に欠かせない重要ファクターとなっ
ている。
従来、この遊離水対策として、高吸水性高分子材料を
用いた吸水性シートを生鮮食品の包装形態中に入れて遊
離水を吸水除去する方法が先行技術として知られてい
る。
用いた吸水性シートを生鮮食品の包装形態中に入れて遊
離水を吸水除去する方法が先行技術として知られてい
る。
また、果物、野菜などの青果物に関しては、箱詰め、
袋詰めなどの密閉状態もしくはそれに近い状態で青果物
から発生するエチレンガスや呼吸作用による水蒸気の結
露などが原因で鮮度低下が生起する。
袋詰めなどの密閉状態もしくはそれに近い状態で青果物
から発生するエチレンガスや呼吸作用による水蒸気の結
露などが原因で鮮度低下が生起する。
このような青果物の鮮度低下を防ぐために、従来、例
えば、高吸水性樹脂を用いた吸水性シートと、エチレン
ガス吸着剤の2種類の鮮度保持材料を箱詰めあるいは袋
詰めした青果物の輸送形態に収納する方法が知られてい
る。
えば、高吸水性樹脂を用いた吸水性シートと、エチレン
ガス吸着剤の2種類の鮮度保持材料を箱詰めあるいは袋
詰めした青果物の輸送形態に収納する方法が知られてい
る。
その他各種用途に使用される吸水性シート製品として
は、例えば、少なくとも一方が透水性である2枚のシー
ト基材の間に高吸水性樹脂粉末をサンドイッチした構造
のもの、シート基材面に高吸水性樹脂を含有する塗工剤
によってパターン状の吸水層を設けると共に、その非パ
ターン部に接着剤層を形成して他のシート基材を貼合し
たものなど種々の形態のものが知られている。
は、例えば、少なくとも一方が透水性である2枚のシー
ト基材の間に高吸水性樹脂粉末をサンドイッチした構造
のもの、シート基材面に高吸水性樹脂を含有する塗工剤
によってパターン状の吸水層を設けると共に、その非パ
ターン部に接着剤層を形成して他のシート基材を貼合し
たものなど種々の形態のものが知られている。
しかしながら、上記従来技術の場合、例えば、青果物
を包装するに際しては、吸水性シートとエチレンガス吸
着剤の2種類の材料を、各々個別に包装形態中に収納せ
しめる必要があり、大量の生鮮食品を包装処理する場合
には、余分な手間がかかり、全体の作業能率の低下をも
たらし、かつ、コストアップの要因となるなど、種々の
問題点を有していた。
を包装するに際しては、吸水性シートとエチレンガス吸
着剤の2種類の材料を、各々個別に包装形態中に収納せ
しめる必要があり、大量の生鮮食品を包装処理する場合
には、余分な手間がかかり、全体の作業能率の低下をも
たらし、かつ、コストアップの要因となるなど、種々の
問題点を有していた。
さらに、輸送中に、エチレンガス吸着剤を入れた小袋
が破損して、中のエチレンガス吸着剤が青果物の表面に
付着し、製品の外観を悪くしたり、エチレンガス吸着剤
の化学成分が食品を汚染する危険性があった。
が破損して、中のエチレンガス吸着剤が青果物の表面に
付着し、製品の外観を悪くしたり、エチレンガス吸着剤
の化学成分が食品を汚染する危険性があった。
そして、通常の生鮮食品を対象とする包装体は、通常
の包装材料を使用するものであり、包装材料自体には例
えば抗菌性などの特定の機能はないため食品変敗菌によ
る汚染を原因とする生鮮食品の鮮度低下を確実に防止す
ることは、吸水シート単独では不可能であり、有効な方
策の確立が望まれていた。
の包装材料を使用するものであり、包装材料自体には例
えば抗菌性などの特定の機能はないため食品変敗菌によ
る汚染を原因とする生鮮食品の鮮度低下を確実に防止す
ることは、吸水シート単独では不可能であり、有効な方
策の確立が望まれていた。
また、肉類や魚介類などの動物性食品は、一般に冷蔵
状態で保存、流通されるが、このとき当該食品の組織か
ら、ドリップの他に特有の臭いが発生し商品価値を著し
く低下させる原因となっていた。特に、一度冷凍し、解
凍した場合には組織自体が破壊されているため、臭いの
発生が著しく、当該臭いを防止もしくは除去するための
有効な方策が望まれていた。
状態で保存、流通されるが、このとき当該食品の組織か
ら、ドリップの他に特有の臭いが発生し商品価値を著し
く低下させる原因となっていた。特に、一度冷凍し、解
凍した場合には組織自体が破壊されているため、臭いの
発生が著しく、当該臭いを防止もしくは除去するための
有効な方策が望まれていた。
上記生鮮食品以外の製品、例えば、生理用品、おむ
つ、使い捨て雑巾、ペーパータオルなどの高い吸水性が
要求される製品についても、吸水性の他に細菌による汚
染の防止、脱臭などの面でいまだ有効な方策が充分でな
く、吸水性の他に、それらを解決し得る特定の機能を具
備した新製品の開発が望まれていた。
つ、使い捨て雑巾、ペーパータオルなどの高い吸水性が
要求される製品についても、吸水性の他に細菌による汚
染の防止、脱臭などの面でいまだ有効な方策が充分でな
く、吸水性の他に、それらを解決し得る特定の機能を具
備した新製品の開発が望まれていた。
さらに、従来の吸水シートは、吸水された水分吸水シ
ートの裏面へ透化してしまうなどの問題点があった。こ
のような状況のもとで、本発明者らは、上記従来技術の
問題点を解決すべく鋭意研究を積み重ねた結果、高吸水
性材料と特定の機能性材料を特定の包装材料と組み合わ
せて、吸水性と共に特定の機能を具備した吸水シートを
構成することにより、上記問題点を解決し得ることを見
い出して本発明を完成するに至った。
ートの裏面へ透化してしまうなどの問題点があった。こ
のような状況のもとで、本発明者らは、上記従来技術の
問題点を解決すべく鋭意研究を積み重ねた結果、高吸水
性材料と特定の機能性材料を特定の包装材料と組み合わ
せて、吸水性と共に特定の機能を具備した吸水シートを
構成することにより、上記問題点を解決し得ることを見
い出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、高い吸水性と共に特定の機能お
よび防水性を具備した、生鮮食品の鮮度保持材などに有
用な機能性を有する吸水シートを提供することを目的と
する。
よび防水性を具備した、生鮮食品の鮮度保持材などに有
用な機能性を有する吸水シートを提供することを目的と
する。
このような目的を達成するために採用される本発明の
構成は、高吸水性高分子材料と特定の機能性材料からな
る混合物を特定の包装材料の間に挟着一体化してシート
状製品を構成することを特徴とするものであり、具体的
には、次のとおりのものである。
構成は、高吸水性高分子材料と特定の機能性材料からな
る混合物を特定の包装材料の間に挟着一体化してシート
状製品を構成することを特徴とするものであり、具体的
には、次のとおりのものである。
(1)高吸水性材料と他の特定の機能性材料を含有する
混合物を、第1の包装材料と第2の包装材料の間に挟着
一体化して構成した機能性を有する吸水シートにおい
て、第1の包装材料が、内層を紙とし、外層を不織布と
した積層体であり、第2の包装材料が、内層を熱可塑性
樹脂からなるプラスチックフィルムまたは樹脂コート紙
とし、外層を他の熱可塑性樹脂からなるプラスチックフ
ィルムとした積層体であって、混合物を、熱可塑性樹脂
からなるバインダーと共に、第1の包装材料と第2の包
装材料の間に全体を加熱エンボスロールにより挟着一体
化して構成したことを特徴とする機能性を有する吸水シ
ート。
混合物を、第1の包装材料と第2の包装材料の間に挟着
一体化して構成した機能性を有する吸水シートにおい
て、第1の包装材料が、内層を紙とし、外層を不織布と
した積層体であり、第2の包装材料が、内層を熱可塑性
樹脂からなるプラスチックフィルムまたは樹脂コート紙
とし、外層を他の熱可塑性樹脂からなるプラスチックフ
ィルムとした積層体であって、混合物を、熱可塑性樹脂
からなるバインダーと共に、第1の包装材料と第2の包
装材料の間に全体を加熱エンボスロールにより挟着一体
化して構成したことを特徴とする機能性を有する吸水シ
ート。
(2)特定の機能性材料が、抗菌性、脱臭性またはエチ
レンガス吸着性などの1種の特定の機能を有する材料で
ある上記(1)記載の機能性を有する吸水シート。
レンガス吸着性などの1種の特定の機能を有する材料で
ある上記(1)記載の機能性を有する吸水シート。
続いて、本発明を図面をもとに説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すものであり、高吸
水性材料と特定の機能性材料を含有する混合物(3)
を、内層を紙(5)とし外層を不織布(4)とした積層
体からなる包装材料と、内層を熱可塑性樹脂からなるプ
ラスチックフィルム(6)または非透水性加工を施した
紙(7)とし外層を熱可塑性樹脂からなるプラスチック
フィルム(8)とした非透水性の積層体からなる包装材
料の間に挟着一体化して構成した機能性を有する吸水シ
ートの断面図を各々示す。
水性材料と特定の機能性材料を含有する混合物(3)
を、内層を紙(5)とし外層を不織布(4)とした積層
体からなる包装材料と、内層を熱可塑性樹脂からなるプ
ラスチックフィルム(6)または非透水性加工を施した
紙(7)とし外層を熱可塑性樹脂からなるプラスチック
フィルム(8)とした非透水性の積層体からなる包装材
料の間に挟着一体化して構成した機能性を有する吸水シ
ートの断面図を各々示す。
上記積層体を構成する不織布(4)は、その一部また
は全部が熱可塑性樹脂の不織布であり、例えば、レーヨ
ン、パルプなどの繊維にポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリアミドなどの樹脂を含浸または混入した不織
布、または、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ドなどの繊維からなる不織布などが使用され、坪量15〜
100g/m2のものが好適である。
は全部が熱可塑性樹脂の不織布であり、例えば、レーヨ
ン、パルプなどの繊維にポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリアミドなどの樹脂を含浸または混入した不織
布、または、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ドなどの繊維からなる不織布などが使用され、坪量15〜
100g/m2のものが好適である。
紙(5)は、坪量15〜60g/m2のティッシュペーパーの
ような柔らかい紙を重ねたものなどが使用されるが、特
に限定されない樹脂コート紙(7)は、PE紙など、適宜
のものが使用される。
ような柔らかい紙を重ねたものなどが使用されるが、特
に限定されない樹脂コート紙(7)は、PE紙など、適宜
のものが使用される。
また、熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルム
(6),(8)は、非透水性を有する適宜の製品が使用
され、特に、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリプロピレンフィルムなどが好適に使用される。
(6),(8)は、非透水性を有する適宜の製品が使用
され、特に、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリプロピレンフィルムなどが好適に使用される。
上記混合物(3)を構成する高吸水性材料と特定の機
能性材料などの材料のうち、機能性材料としては、抗菌
剤、脱臭剤エチレンガス吸収剤など適宜の機能或いはこ
れらを組み合わせた適宜の複合機能を有する物質又は組
成物が使用される。
能性材料などの材料のうち、機能性材料としては、抗菌
剤、脱臭剤エチレンガス吸収剤など適宜の機能或いはこ
れらを組み合わせた適宜の複合機能を有する物質又は組
成物が使用される。
そして、抗菌剤としては、銀、銅、亜鉛、錫、鉛、ビ
スマス、カドミウム、クロム、水銀などの抗菌性金属材
料を、ゼオライト、活性炭、シリカ、活性白土、酸性白
土、アルミナ、活性ボーキサイト、骨炭、モレキュラー
シーブなどの担体に担持させたものが望ましいが、これ
らの抗菌性材料、担体の種類およびそれらの使用量など
は、特に限定されるものではない。
スマス、カドミウム、クロム、水銀などの抗菌性金属材
料を、ゼオライト、活性炭、シリカ、活性白土、酸性白
土、アルミナ、活性ボーキサイト、骨炭、モレキュラー
シーブなどの担体に担持させたものが望ましいが、これ
らの抗菌性材料、担体の種類およびそれらの使用量など
は、特に限定されるものではない。
脱臭剤としては、下記のものが例示される。
(1)物理吸着脱臭剤 中性活性炭、繊維化炭素吸着剤、ゼオライト、活性ア
ルミナ、酸性白土など。
ルミナ、酸性白土など。
(2)化学脱臭剤 酸性剤、アルカリ性剤、酸化剤、還元剤など。
(3)物理・化学脱臭剤 アルカリ性または酸性添着活性炭、植物性精油を吸着
させたゼオライトなど。
させたゼオライトなど。
(4)その他 鉄フタロシアニン誘導体、酸化亜鉛などの脱硫作用を
有する塩、鉄(II)化合物とL−アスコルビン酸および
ミョウバンの混合物など。
有する塩、鉄(II)化合物とL−アスコルビン酸および
ミョウバンの混合物など。
これらの脱臭剤以外にも脱臭作用を有するものであれ
ば何でも良く、これらの1種または2種以上の脱臭剤の
混合物が使用可能である。これらの脱臭剤は、シート1
m2当り0.1〜150gの範囲で挟着されるように、高吸水性
材料と混合し、包装材の間に挟着するのが好ましい。
ば何でも良く、これらの1種または2種以上の脱臭剤の
混合物が使用可能である。これらの脱臭剤は、シート1
m2当り0.1〜150gの範囲で挟着されるように、高吸水性
材料と混合し、包装材の間に挟着するのが好ましい。
エチレンガス吸着剤としては、臭素を吸着させた炭素
質分子篩、好ましくは4〜6Aのミクロ孔を有するもの、
あるいは臭素酸ナトリウムまたは臭素酸カリウムを溶解
した酸性水を活性炭に加えて反応させた後、乾燥、粉砕
した5〜500μmの粒径のものなどが挙げられる。この
ようなエチレンガス吸着剤は、水分の影響がない、すな
わち吸着したエチレンガスを水分の存在下で放出するこ
とがないので望ましい。一般に、エチレンガス吸着剤と
して使用されている活性炭、ゼオライト、大谷石など
は、水分があると吸着したエチレンガスを放出するため
望ましくない。
質分子篩、好ましくは4〜6Aのミクロ孔を有するもの、
あるいは臭素酸ナトリウムまたは臭素酸カリウムを溶解
した酸性水を活性炭に加えて反応させた後、乾燥、粉砕
した5〜500μmの粒径のものなどが挙げられる。この
ようなエチレンガス吸着剤は、水分の影響がない、すな
わち吸着したエチレンガスを水分の存在下で放出するこ
とがないので望ましい。一般に、エチレンガス吸着剤と
して使用されている活性炭、ゼオライト、大谷石など
は、水分があると吸着したエチレンガスを放出するため
望ましくない。
これらの機能性材料の他、適宜の機能を有する材料を
使用することが可能であり、その種類について特に限定
されるものではない。
使用することが可能であり、その種類について特に限定
されるものではない。
他方、高吸水性材料としては、デンプン・アクリル酸
塩のクラフト重合体、カルボキシメチルセルロース架橋
体、ビニルアルコール・アクリル酸塩共重合体、ポリア
クリロニトリル加水分解物、架橋ポリアクリル酸塩、変
性ポリビニルアルコール、アクリル酸重合体、アクリル
酸塩・アクリルアミド共重合体、イソブチレン・無水ア
レイン酸共重合体などの高吸水性を有する樹脂が挙げら
れる。これらの高吸水性高分子材料の2種以上を用いる
ことも可能である。高吸水性高分子材料の使用量は、シ
ート1m2当り0.1〜200mgの範囲が好ましく、特に1〜50
gの範囲が好ましい。
塩のクラフト重合体、カルボキシメチルセルロース架橋
体、ビニルアルコール・アクリル酸塩共重合体、ポリア
クリロニトリル加水分解物、架橋ポリアクリル酸塩、変
性ポリビニルアルコール、アクリル酸重合体、アクリル
酸塩・アクリルアミド共重合体、イソブチレン・無水ア
レイン酸共重合体などの高吸水性を有する樹脂が挙げら
れる。これらの高吸水性高分子材料の2種以上を用いる
ことも可能である。高吸水性高分子材料の使用量は、シ
ート1m2当り0.1〜200mgの範囲が好ましく、特に1〜50
gの範囲が好ましい。
高吸水性材料と特定の機能性材料を包装材料の間に挟
着一体化させるために、ポリオレフィン、ポリアミド、
ポリエステルなどの熱可塑性樹脂、その他適宜のバイン
ダーを使用することができる。
着一体化させるために、ポリオレフィン、ポリアミド、
ポリエステルなどの熱可塑性樹脂、その他適宜のバイン
ダーを使用することができる。
上記の材料を用いて本発明の機能性を有する吸水シー
トを製造するには、以下のような方法をとることができ
る。すなわち、第1図における熱可塑性樹脂からなるプ
ラスチックフィルム(6)または非透水性加工を施した
紙(7)の上に、高吸水性材料、特定の機能性材料およ
びバインダーの混合物(3)を均一に散布し、紙(5)
を重ね合わせ、後述のいずれかの熱加圧挟着方法によっ
て挟着一体化する。製造された積層体を一定サイズにカ
ッティングし、熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィ
ルム(8)に載せ、必要に応じて当該プラスチックフィ
ルムのサイド部を折り込み、上部より不織布(4)を給
供し、ヒートシールし、さらに全体を後述の熱加圧挟着
方法によって挟着一体化することにより製造することが
できる。
トを製造するには、以下のような方法をとることができ
る。すなわち、第1図における熱可塑性樹脂からなるプ
ラスチックフィルム(6)または非透水性加工を施した
紙(7)の上に、高吸水性材料、特定の機能性材料およ
びバインダーの混合物(3)を均一に散布し、紙(5)
を重ね合わせ、後述のいずれかの熱加圧挟着方法によっ
て挟着一体化する。製造された積層体を一定サイズにカ
ッティングし、熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィ
ルム(8)に載せ、必要に応じて当該プラスチックフィ
ルムのサイド部を折り込み、上部より不織布(4)を給
供し、ヒートシールし、さらに全体を後述の熱加圧挟着
方法によって挟着一体化することにより製造することが
できる。
また、非透水性積層体の内層または外層材料は、紙、
不織布、熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルムま
たは樹脂コート紙のような非透水性加工を施した紙の中
から適宜選択して使用することができる。
不織布、熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルムま
たは樹脂コート紙のような非透水性加工を施した紙の中
から適宜選択して使用することができる。
当該熱加圧挟着方法としては、 (1)加熱エンボスロールと加熱エンボスロール間 (2)加熱エンボスロールと加熱ロール間 (3)加熱エンボスロールとロール間 のいずれかのロール間を通し一体化する方法が挙げられ
る。
る。
本発明の機能性を有する吸水シートは、例えば生鮮食
品の鮮度保持材として、当該生鮮食品の箱詰め、袋詰
め、トレー包装などの際に、そのまま生鮮食品の間に挿
入して使用するのが一般的であるが、乾燥しやすい食品
については、鮮度保持材にあらかじめ水を吸水させ、湿
った状態にして使用することも可能である。
品の鮮度保持材として、当該生鮮食品の箱詰め、袋詰
め、トレー包装などの際に、そのまま生鮮食品の間に挿
入して使用するのが一般的であるが、乾燥しやすい食品
については、鮮度保持材にあらかじめ水を吸水させ、湿
った状態にして使用することも可能である。
その他、生理用品、おむつ、使い捨て雑巾、ペーパー
タオルなどの素材として適宜の形態に加工して使用する
ことも可能である。
タオルなどの素材として適宜の形態に加工して使用する
ことも可能である。
以上説明したように、本発明の機能性を有する吸水シ
ートを用いれば、手間がかからず簡単に、かつ低コスト
で生鮮食品の鮮度を保持することができる利点がある。
また、特定の機能性材料が高吸水性高分子材料と共に一
体化されているため、袋の破損などによってエチレンガ
ス吸着剤、抗菌剤などの機能性材料が生鮮食品を汚染す
る危険性が全くないなどの特有の効果を有する。
ートを用いれば、手間がかからず簡単に、かつ低コスト
で生鮮食品の鮮度を保持することができる利点がある。
また、特定の機能性材料が高吸水性高分子材料と共に一
体化されているため、袋の破損などによってエチレンガ
ス吸着剤、抗菌剤などの機能性材料が生鮮食品を汚染す
る危険性が全くないなどの特有の効果を有する。
また、高吸水性材料と共に、特定の機能性材料を適宜
選択して混合するだけで、使用目的に応じた任意の機能
を具備した吸水シートを作成し得る利点がある。
選択して混合するだけで、使用目的に応じた任意の機能
を具備した吸水シートを作成し得る利点がある。
さらに、本発明の吸水シートは、透水性を有する包装
材料と非透水性すなわち防水性を有する包装材料の間に
高吸水性材料などを挟着一体化して構成されるものであ
るため、実際の使用に際して吸水された水分が吸水シー
トの裏面へ透過することを完全に防止することが可能で
あり、従来の吸水シートの問題点を簡便な手段により解
決し、吸水シートの付加価値を一段と高められることか
らその産業上の利用価値はきわめて高いものである。
材料と非透水性すなわち防水性を有する包装材料の間に
高吸水性材料などを挟着一体化して構成されるものであ
るため、実際の使用に際して吸水された水分が吸水シー
トの裏面へ透過することを完全に防止することが可能で
あり、従来の吸水シートの問題点を簡便な手段により解
決し、吸水シートの付加価値を一段と高められることか
らその産業上の利用価値はきわめて高いものである。
第1図は、本発明の一実施例である防水性および機能性
を有する吸水シートの断面図を示す。 (3)…高吸水性材料、機能性材料およびバインダーの
混合物 (4)…不織布 (5)…紙 (6)…熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルム (7)…非透水性加工を施した紙 (8)…内層と別種の熱可塑性樹脂からなるプラスチッ
クフィルム
を有する吸水シートの断面図を示す。 (3)…高吸水性材料、機能性材料およびバインダーの
混合物 (4)…不織布 (5)…紙 (6)…熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルム (7)…非透水性加工を施した紙 (8)…内層と別種の熱可塑性樹脂からなるプラスチッ
クフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 81/26 A61F 13/18 307E 380Z (56)参考文献 特開 昭63−156540(JP,A) 特開 昭58−166935(JP,A) 特開 昭55−21203(JP,A) 実開 昭59−59334(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01J 20/28
Claims (2)
- 【請求項1】高吸水性材料と他の特定の機能性材料を含
有する混合物を、第1の包装材料と第2の包装材料の間
に挟着一体化して構成した機能性を有する吸水シートに
おいて、第1の包装材料が、内層を紙とし、外層を不織
布とした積層体であり、第2の包装材料が、内層を熱可
塑性樹脂からなるプラスチックフィルムまたは樹脂コー
ト紙とし、外層を他の熱可塑性樹脂からなるプラスチッ
クフィルムとした積層体であって、混合物を、熱可塑性
樹脂からなるバインダーと共に、第1の包装材料と第2
の包装材料の間に全体を加熱エンボスロールにより挟着
一体化して構成したことを特徴とする機能性を有する吸
水シート。 - 【請求項2】特定の機能性材料が、抗菌性、脱臭性また
はエチレンガス吸着性などの1種の特定の機能を有する
材料である請求項第(1)項記載の機能性を有する吸水
シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7397089A JP2862262B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 機能性を有する吸水シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7397089A JP2862262B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 機能性を有する吸水シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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