JPH03288627A - 人工自然石用ゲルコート、それを用いた人工自然石およびその製造法 - Google Patents

人工自然石用ゲルコート、それを用いた人工自然石およびその製造法

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JPH03288627A
JPH03288627A JP2091510A JP9151090A JPH03288627A JP H03288627 A JPH03288627 A JP H03288627A JP 2091510 A JP2091510 A JP 2091510A JP 9151090 A JP9151090 A JP 9151090A JP H03288627 A JPH03288627 A JP H03288627A
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JP
Japan
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natural stone
gel coat
artificial natural
colored
layer
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JP2091510A
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English (en)
Inventor
Shunichi Ariyoshi
有吉 俊一
Masakazu Hirashiro
平城 昌和
Satoru Hiramatsu
悟 平松
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Mikuni Color Ltd
Original Assignee
Mikuni Color Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、人工自然石用ゲルコート、それを用いた人工
自然石およびその製造法に関する。
さらに詳しくは、キッチンカウンター、洗面カウンター
用の住宅資材、船舶や自動車などの内装材、外装材、浴
槽などの浴室用基材などに好適に用いうる人工自然石用
ゲルコート、それを用いた人工自然石およびその製造法
に関する。
[従来の技術] 近年、自然石、ことに大理石、御影石などは外観が美麗
であるので住宅資材、浴室用基材などをはじめとする種
々の用途に使用されている。
しかしながら、自然石はその自重が大であるので、今日
では自然石に近い外観を有する繊維強化プラスチック(
以下、FRPという)成形品が使用されつつある。この
ようなT’RP成形品としては、模様や印刷などが施さ
れた繊維クロスや不織布が用いられたFRP構造体、天
然石の粉砕品が分散された層を有するFRP構造体など
が開発されている。
しかしながら、前記模様や印刷などが施された繊維クロ
スや不織布が用いられたPPP構造体は、その模様など
が平面的にしか見えず、実物とはほど遠い外観を有し、
しかも繊維クロスが用いられたものはクロス目が見える
という欠点がある。
また、前記天然石の粉砕品が分散された層を有するPR
P構造体は、確かに自然石に近い外観を有するとはいう
ものの、自然石が配合されたものであるため、その自然
石を含有するゲルコート層の厚さを大とする必要があり
、したがって、成形の際にかかるゲルコート層でヒケや
クラックが発生することがあった。
[発明が解決しようとする課題] そこで、本発明者らは、前記従来技術に鑑みて鋭意研究
を重ねた結果、着色鱗片状セラミック片を用いたばあい
には、自然石が有する独特の粒子感が発現され、透明性
合成樹脂フィルムカット品を用いたばあいには、自然石
が有する深味感が発現され、また着色繊維状高分子粉砕
品を用いたばあいには自然石に存在するぼやけた感じか
えられることを見出した。さらに鋭意研究を重ねたとこ
ろ、これら原料の色相を変え、かつ基材となるガラス繊
維強化プラスチック層またはレジンコンクリート層とを
組合せることにより種々の自然石の石質感が発現され、
しかもえられた人工自然石は成形の際にヒケおよびクラ
ックなどの発生がないことを見出し、本発明を完成する
にいたった。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、■着色鱗片状セラミック片、合成
樹脂フィルムカット品および着色繊維状高分子粉砕品よ
りなる群から選ばれた1種または2種以上を不飽和ポリ
エステル樹脂に含有してなる人工自然石用ゲルコート、
■顔料および着色鱗片状セラミック片または着色繊維状
高分子粉砕品を不飽和ポリエステル樹脂に含有してなる
人工自然石用ゲルコート、■透明ゲルコート層、前記■
の人工自然石用ゲルコート層、着色ゲルコート層および
ガラス繊維強化プラスチック層またはレジンコンクリー
ト層の順に積層し、透明ゲルコート層を表面としてなる
人工自然石、■透明ゲルコート層、前記■の人工自然石
用ゲルコート層および着色ガラス繊維強化プラスチック
層または着色レジンコンクリート層の順に積層し、透明
ゲルコート層を表面としてなる人工自然石、■前記■の
人工自然石用ゲルコート層を着色ガラス繊維強化プラス
チック層または着色レジンコンクリート層上に設けてな
る人工自然石、■透明ゲルコート層、前記■の人工自然
石用ゲルコート層およびガラス繊維強化プラスチック層
またはレジンコンクリート層の順に積層し、透明ゲルコ
ート層を表面としてなる人工自然石、■成形型の成形面
に透明ゲルコート、前記■の人工自然石用ゲルコートお
よび着色ゲルコートを順に塗布して硬化させたのち、ガ
ラス繊維強化プラスチック層またはレジンコンクリート
層を積層接着し、これを硬化させたのち成形型から離型
することを特徴とする人工自然石の製造法、■成形型の
成形面に透明ゲルコート、前記■の人工自然石用ゲルコ
トを順に塗布して硬化させたのち、着色ガラス繊維強化
プラスチック層または着色レジンコンクリート層を積層
接着し、これを硬化させたのち成形型から離型すること
を特徴とする人工自然石の製造法、■前記■の人工自然
石用ゲルコトを着色ガラス繊維強化プラスチック層また
は着色レジンコンクリート層上に設けることを特徴とす
る人工自然石の製造法および[相]成形型の成形面に透
明ゲルコート、前記■の人工自然石用ゲルコートを順に
塗布して硬化させたのち、ガラス繊維強化プラスチック
層またはレジンコンクリート層を積層接着し、これを硬
化させたのち、成形型から離型することを特徴とする人
工自然石の製造法に関する。
[作用および実施例] 本発明の人工自然石用ゲルコートは、着色鱗片状セラミ
ック片、合成樹脂フィルムカット品および着色繊維状高
分子粉砕品よりなる群から選ばれた1種または2種以上
を不飽和ポリエステル樹脂に含有したものである。
本発明に用いられる着色鱗片状セラミック片は、えられ
る人工自然石にまばらな粒子感を付与するための成分で
ある。前記鱗片状セラミック片としては、たとえばその
粒度(2軸平均径)が10mm以下、なかんづ<  0
 、1〜2 、0 mn+であり、またその厚さが10
0μm以下、なかんづく5〜20加であるものが用いら
れる。かかる粒度は、10mmをこえるばあいには、ゲ
ルコートの成形が難しくなる傾向がある。また、厚さは
 1100IJをこえるばあいには、ゲルコートの膜厚
が大きくなり、ヒケが発生しやすくなる傾向がある。前
記鱗片状セラミック片の組成についてはとくに限定はな
く、たとえばアルミナ、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、
チッ化ケイ素、ジルコニア、ムライト、酸化マグネシウ
ムなどの1種または2種以上からなるものがあげられる
前記鱗片状セラミック片に着色される色は、えられる人
工自然石にまばらな粒子感を付与せしめるために、たと
えば白、黒、グレー、茶、ベージュ、アイポリ−1濃緑
、濃青色などが選ばれる。これらの色を有する着色剤と
しては、たとえば通常使用されている顔料、染料などが
あげられ、これらの着色剤は、通常セラミックの原料に
配合されるが、たとえばスプレーコーティング法、浸漬
法などによって鱗片状セラミック片に付着されてもよい
。かかる着色剤の使用量については本発明においてはと
くに限定はなく、えられる人工自然石の目的とする外観
に応じて適宜調整すればよい。
前記着色鱗片状セラミック片の不飽和ポリエステル樹脂
に対する配合量は、通常0.1〜20%(重量%、以下
同様)、なかんづく1〜10%となるように調整される
。かかる配合量はo、1%未満であるばあいには、粒子
感かえられなくなり、また20%をこえるばあいには、
ゲルコート化が難しくなる傾向がある。
本発明においては合成樹脂フィルムカット品としては透
明性を有するものが用いられる。前記合成樹脂フィルム
カット品は、えられる人工自然石に深味感を付与するた
めの成分である。
前記合成樹脂フィルムカット品としては、たとえばその
粒度(2軸平均径)が5000am以下、なかんづ<1
0〜1000ρであり、またその厚さが100ρ以下、
なかんづく5〜30加であるものが用いられる。前記粒
度か5000遍をこえるばあいには、ゲルコートの成形
が難しくなる傾向がある。また厚さは、100 tmを
こえるばあいには、ゲルコートの膜厚が大きくなりヒケ
の原因となることがある。
前記合成樹脂フィルムカット品を構成する合成樹脂とし
ては、たとえばポリエステル、ポリエチレン、アクリル
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ酢
酸ビニルなどがあげられるが、これらの樹脂が積層され
たものであってもよい。かかる積層された樹脂としては
、たとえばポリエステル/ポリエチレンビニルアセテー
ト/ポリメチルメタクリレート積層樹脂などがあげられ
、かかる積層された樹脂は、独特の虹彩色を呈するもの
である。
前記合成樹脂フィルムカット品の不飽和ポリエステル樹
脂に対する配合量は、通常0.01〜20%、なかんづ
<0.1〜10%となるように調整される。かかる配合
量は、0.01%未満であるばあいには、深味感が出に
くくなり、また20%をこえるばあいには、ゲルコート
化が難しくなる傾向がある。
本発明に用いられる着色繊維状高分子粉砕品は、えられ
る人工自然石に自然石に存在するぼやけた感じを付与す
るための成分である。前記着色繊維状高分子粉砕品とし
ては、たとえば長さが1000I以下、なかんづく5〜
500mであり、また直径が10011Tr1以下、な
かんづく1〜10μmであるものが用いられる。かかる
長さは1000左をこえるばあいには、該着色繊維状高
分子粉砕品かえられた人工自然石においてぼやけた感じ
でなく、はっきりと見えてしまう傾向がある。また該着
色繊維状高分子粉砕品の直径が100扉をこえるばあい
にも、ぼやけた感じでなくなって1 2 しまう傾向がある。
前記着色繊維状高分子粉砕品を構成する成分としては、
たとえばセルロース、ポリエステル、ポリエチレン、ア
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、
ポリ酢酸ビニル、ビニロン、ポリイミド、ナイロン、ポ
リウレタンなどがあげられるが、本発明はこれらのみに
限定されるものではない。なお、前記着色繊維状高分子
粉砕品には着色が施されるが、自然石に近いぼやけた感
じを付与せしめるために、たとえば黒、グレー、茶、ベ
ージュなどの色が選ばれる。これらの色を有する着色剤
としては、たとえば通常使用されている顔料、染料など
があげられ、これらの着色剤は、たとえばスプレーコー
ティング法、浸漬法などによって繊維状高分子粉砕品に
付着される。かかる着色剤の付着量については、本発明
においては限定はなく、えられる人工自然石の目的とす
る外観に応じて適宜調整すればよい。
着色繊維状高分子粉砕品の不飽和ポリエステル樹脂に対
する配合量は、通常0.01〜20%、なかんづ<  
0.05〜5%となるように調整される。かかる配合量
は0.01%未満であるばあいには、ぼやけた感じが出
にくくなり、また20%をこえるばあいには、増粘して
ゲルコート化することが難しくなる傾向がある。
なお、本発明においては、前記不飽和ポリエステル樹脂
には、自然石が有するキラキラと輝(結晶感を付与する
ために微粒子状の合成樹脂粉砕品が配合されてもよい。
このような微粒子状の合成樹脂粉砕品としては、たとえ
ばその粒度が10メツシユ以下、なかんづ<30メツシ
ユ以下であるものが用いられる。
前記粒度が10メツシユをこえるばあいには、ゲルコー
トの成形が難しくなる傾向がある。前記微粒子状の合成
樹脂粉砕品を構成する合成樹脂としては、たとえばポリ
エステル、ポリエチレン、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルなどがあげ
られるが、本発明はかかる例示のみに限定されるもので
はない。
前記微粒子状の合成樹脂粉砕品の不飽和ポリエステル樹
脂に対する配合割合は、通常0.1〜20%、なかんづ
く1〜10%となるように調整される。かかる配合量は
、0.1%未満であるばあいには、結晶感かえられなく
なり、また20%をこえるばあいには、ゲルコート化が
難しくなる傾向がある。
また、本発明の人工自然石用ゲルコートには、粒子感を
奥にひそめることにより深層感を付与するために、たと
えば酸化チタン処理されたマイカ箔を配合してもよく、
また、ひそかな激しいきらめきを付与するために、真空
蒸着などの手段により、金、銀、赤、青、緑などの色の
顔料や染料が付着された着色合成樹脂フィルムカット品
を配合してもよい。前記酸化チタン処理されたマイカ箔
とは、マイカ箔に二酸化チタンを薄くコーティングした
ものである。かかる酸化チタン処理されたマイカ箔の粒
度(2軸平均径)は、深層感をかもし出すために5如以
上、また自然石の粒子の存在感を維持するために100
μW以下であることが好ましい。また着色合成樹脂フィ
ルムカット品の粒度(2軸平均径)も、ひそかな激しい
きらめきをかもし出すために5通以上、また自然石の粒
子の存在感をなくさないようにするために100加以下
であることか好ましい。
前記酸化チタン処理されたマイカ箔および/または着色
合成樹脂フィルムカット品の不飽和ポリエステル樹脂に
対する配合割合は、通常0.01〜10%、なかんづ<
0.1〜5%となるように調整される。かかる配合割合
は、0.01%未満であるばあいには、深層感ときらめ
きが出にくくなり、また10%をこえるばあいには、増
粘してゲルコート化が難しくなる傾向がある。
また、本発明の人工自然石用ゲルコートには、隠ぺい性
および着色性を付与するために、顔料や顔料分散ペース
トを配合してもよい。使用される顔料としては、たとえ
ば酸化チタン、カーボンブラック、弁柄などの無機顔料
のほか、シ5 6 アニンブルー シアニングリーン、不溶性アゾ系黄色顔
料、不溶性アゾ系赤色顔料、イソインドリノン系黄色顔
料、キナクリドン系赤色顔料などがあげられ、本発明に
おいてはかかる顔料の種類にはとくに限定はなく、えら
れる人工自然石の目的に応じて選択すればよい。また、
使用する顔料や顔料分散ペーストの色相も人工自然石の
目的とする外観に応じて適宜調整すればよい。
前記顔料や顔料分散ペーストの不飽和ポリエステル樹脂
に対する配合量は、着色するために0.1%以上、また
自然石の粒子感をなくさないようにするために10%以
下であり、なかんづく1〜3%であることが望ましい。
本発明に用いられる不飽和ポリエステル樹脂は、たとえ
ばフマル酸、無水マレイン酸などの不飽和多塩基酸や無
水フタル酸、イソフタル酸、アジピン酸などの飽和多塩
基酸と、たとえばエチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ルなどのグリコールとを加熱してエステル化することに
よりえられた不飽和アルキドをたとえばスチレン、ジア
リルフタレート、メチルメタクリレートなどの架橋性ビ
ニルモノマーに溶解し、えられた液状化合物をたとえば
メチルエチルケトンパーオキサイド、過酸化ベンゾイル
などの有機過酸化物触媒の存在下で、たとえばナフテン
酸コバルト、ジメチルアニリンなどの硬化助剤を用いて
不溶不融化したものである。かかる不飽和ポリエステル
樹脂の一例をあげれば、たとえば25°CにおけるB型
粘度計による粘度が5〜15P゛であり、比重が1.0
5〜1.15であり、ゲル化時間が3〜20分間である
不飽和ポリエステル樹脂などがあげられる。
本発明の人工自然石用ゲルコート(以下、人工自然石用
ゲルコート(1)という)は、前記不飽和ポリエステル
樹脂に、所定量の着色鱗片状セラミック片、合成樹脂フ
ィルムカット品および着色繊維状高分子粉砕品よりなる
群から選ばれた1種または2種以上を配合し、均一に分
散するように混合することによりえられる。
また、本発明の人工自然石用ゲルコート(以下、人工自
然石用ゲルコート(2)という)は、前記不飽和ポリエ
ステル樹脂に所定量の顔料および着色鱗片状セラミック
片または着色繊維状高分子粉砕品を配合し、均一に分散
するように混合することによりえられる。
これらの人工自然石用ゲルコートは、前記したように、
本発明の人工自然石をうるのに必須の成分である。
本発明の人工自然石は、イ)透明ゲルコート層、前記人
工自然石用ゲルコート(1)層、着色ゲルコート層およ
びガラス繊維強化プラスチック層またはレジンコンクリ
ート層を順に積層し、透明ゲルコート層を表面としたも
の、(ロ)透明ゲルコート層、前記人工自然石用ゲルコ
ート(1)層および着色ガラス繊維強化プラスチック層
または着色レジンコンクリート層を順に積層し、透明ゲ
ルコート層を表面としたもの、(1〜前記人工自然石用
ゲルコート(1)層を着色ガラス繊維強化プラスチック
層または着色レジンコンクリート層上に設けてなるもの
ならびに仲)透明ゲルコート層、人工自然石用ゲルコー
ト(2)層およびガラス繊維強化プラスチック層または
レジンコンクリート層を順に積層し、透明ゲルコート層
を表面としたものである。
まず、前記(イ)の人工自然石について説明する。
前記透明ゲルコート層に用いられるゲルコートとしては
、前記人工自然石用ゲルコート層に用いられる不飽和ポ
リエステル樹脂にたとえば親水性シリカなどの揺変剤と
スチレンモノマーを加えて粘度が調整されたゲルコート
があげられる。かかる透明ゲルコート層の厚さについて
はとくに限定はないが、ゲルコート層の硬化性を考慮し
て300〜600遍であることが望ましい。
また、前記人工自然石用ゲルコート層の厚さは、あまり
にも厚すぎるばあいには、ゲルコトのヒケおよびクラッ
クの原因となり、またあまりにも薄すぎるばあいには、
その特徴とする自然五感が出にくくなる傾向があるので
、0.39 0 〜0,6關であることが好ましい。
前記着色ゲルコート層に用いられるゲルコートとしては
、前記人工自然石用ゲルコートに用いられる不飽和ポリ
エステル樹脂に揺変剤、着色剤およびスチレンモノマー
を適宜加えて粘度が調整されたゲルコートが例示される
。前記着色ゲルコート層の厚さについてはとくに限定は
ないが、薄くなりすぎると隠ぺい力が不足しやすく、厚
くなりすぎるとゲルコート層のヒケが生じやすいという
点で0.2〜0.5+nmであることが望ましい。前記
着色ゲルコート層に用いられる着色剤としては、たとえ
ば白、グレー、ベジュ、茶、黒、濃青、濃緑色などの顔
料があげられる。かかる着色剤の色は、えられる人工自
然石の目的や用途に応じて適宜調整すればよい。
前記着色ゲルコート層に配合される着色剤の配合量は、
通常不飽和ポリエステル樹脂に対して0.01〜20%
、なかんづく3〜lO%となるように調整されることが
好ましい。かかる配合量は、0.01%未満であるばあ
いには、必要な色相となりえず、また2096をこえる
ばあいには、ゲルコート化が不可能となる傾向がある。
また、前記(イ)の人工自然石に用いられるガラス繊維
強化プラスチック層は、従来がらPRPの成形の際に用
いられているものであればとくに限定なく用いられうる
。かかるガラス繊維強化プラスチック層の厚さは、あま
りにも厚いばあいには、重量が大きくなりすぎる傾向が
あり、またあまりにも薄いばあいには、強度が小さくな
る傾向があるので、1〜lomn+、なかんづく2〜5
 mmであることが好ましい。
前記レジンコンクリート層としては、従来からたとえば
浴槽、カウンターなどに用いられているものであればと
くに限定なく用いられうる。
かかるレジンコンクリート層に用いられるレジンコンク
リートの具体例としては、たとえば不飽和ポリエステル
樹脂10〜70%および無機質フィラー90〜30%か
らなるものなどがあげられる。
かかるレジンコンクリート層の厚さは、あまりにも厚い
ばあいには、重量が大きくなりすぎる傾向があり、また
あまりにも薄いばあいには、強度が弱くなる傾向がある
ので、5〜l 00 +++m、なかんづ<10〜30
mmであることが好ましい。
本発明の前記(イ)の人工自然石を製造する方法として
は、たとえば所望の形状を有する成形型の成形面に前記
透明ゲルコート、前記人工自然石用ゲルコート(1)お
よび着色ゲルコートを順に塗布して硬化させたのち、ガ
ラスマットまたはガラス繊維に不飽和ポリエステル樹脂
を含浸することによりガラス繊維強化プラスチック層を
形成させて積層接着し、これを硬化させたのち、成形型
から離型して人工自然石をうる方法、所望の形状を有す
る雌雄合わせ型の雄型の型面に前記透明ゲルコート、前
記人工自然石用ゲルコト(1)および前記着色ゲルコー
トを硬化させたのち、雌型を合わせ、その間隙内に前記
不飽和ポリエステル樹脂10〜70%に無機質フィラー
90〜30%を混入したレジンコンクリートを注入して
積層接着し、これを硬化させ、成形型から離型して人工
自然石をうる方法などがあげられる。
かくしてえられる前記イ)の人工自然石は、見しただけ
では天然の自然石とまったく区別がつかないものである
つぎに前記(ロ)の人工自然石について説明する。
前記(ロ)の人工自然石に用いられる透明ゲルコト層お
よびその厚さは、前記(イ)の人工自然石に用いられる
透明ゲルコート層と同様である。
前記向の人工自然石に用いられる人工自然石用ゲルコー
ト(1)層の厚さは、あまりにも厚いばあいには、ヒケ
またはクラックの発生の原因となり、またあまりにも薄
いばあいには、その特徴とする自然五感が出にくくなる
傾向があるので、通常0.3〜O,13mとなるように
調整されることが好ましい。
前記着色ガラス繊維強化プラスチック層に用いられるガ
ラス繊維強化プラスチックとしては、前記(イ)の人工
自然石に用いられるガラス繊維強化プラスチックと同じ
ものが例示される。かかるガラス繊維強化プラスチック
に用いられる着色剤としては、通常汎用されている顔料
があげ3 4 られる。かかる着色剤の色についてはとくに限定はなく
、目的とする人工自然石に応じて適宜選択して使用すれ
ばよい。その−例をあげれば、たとえば御影石のような
人工自然石をえようとするばあいには、前記ガラス繊維
強化プラスチックは淡いグレー色に着色されていること
が好ましい。また、かかる着色剤の使用量についてはと
くに限定はなく、目的とする人工自然石に応じて適宜調
整されればよい。前記着色ガラス繊維強化プラスチック
層の厚さは、前記[−f’)の人工自然石に用いられる
ガラス繊維強化プラスチック層の厚さと同様である。
前記着色レジンコンクリート層に用いられるレジンコン
クリートとしては、前記(()の人工自然石に用いられ
るレジンコンクリートと同じものが例示され、その厚さ
も前記イ)の人工自然石に用いられるレジンコンクリー
ト層の厚さと同様である。かかるレジンコンクリートに
用いられる着色剤およびその使用量は前記ガラス繊維強
化プラスチックに用いられるばあいと同様である。
本発明の前記(ロ)の人工自然石を製造する方法として
は、たとえば所望の形状を有する成形型の成形面に前記
透明ゲルコート、前記人工自然石用ゲルコート(1)を
順に塗布して硬化させたのち、ガラスマットまたはガラ
ス繊維に、着色された不飽和ポリエステル樹脂を含浸す
ることによりガラス繊維強化プラスチック層を形成させ
て積層接着し、これを硬化させたのち、成形型から離型
して人工自然石をうる方法、所望の形状を有する雌雄合
わせ型の雄型型面に前記透明ゲルコート、前記人工自然
石用ゲルコート(1)を順に塗布して硬化させたのち、
雌型を合わせてその間隙内に着色された不飽和ポリエス
テル樹脂lO〜70%に無機質フィラー90〜30%を
混入したレジンコンクリートを注入して積層接着し、こ
れを硬化させたのち、成形型がら離型して人工自然石を
うる方法などがあげられる。
かくしてえられる本発明の前記(ロ)の人工自然石は、
−見しただけでは天然の自然石とまったく区別がつかな
いものである。
つぎに前記間の人工自然石について説明する。
前記間の人工自然石に用いられる人工自然石用ゲルコー
ト(1)層の厚さは、あまりにも厚いばあいには、ガラ
ス繊維強化プラスチック層またはレジンコンクリート層
からの剥離の原因となり、またあまりにも薄いばあいに
は、硬化不良になったり、耐水性などの物性が低下する
傾向があるので、通常0.3〜0.8mmとなるように
調整されることが好ましい。
前記着色ガラス繊維強化プラスチック層に用いられるガ
ラス繊維強化プラスチックとしては、前記イ)および(
ロ)の人工自然石に用いられるガラス繊維強化プラスチ
ックと同じものが例示される。かかるガラス繊維強化プ
ラスチックに用いられる着色剤およびその使用量は、前
記(0)の人工自然石に用いられるガラス繊維強化プラ
スチック用いられる着色剤のばあいと同様である。
また、かかる着色ガラス繊維強化プラスチック層の厚さ
は、前記げ)および(ロ)の人工自然石に用いられるも
のと同様である。
前記着色レジンコンクリート層に用いられるレジンコン
クリートとしては、前記げ)および(ロ)の人工自然石
に用いられるレジンコンクリートと同じものが例示され
る。かかるレジンコンクリートに用いられる着色剤およ
びその使用量は前記ガラス繊維強化プラスチックに用い
られるばあいと同様である。また、かかるレジンコンク
リート層の厚さは、前記イ)および(ロ)の人工自然石
に用いられるものと同様である。
本発明の前記間の人工自然石を製造する方法としては、
たとえば前記人工自然石用ゲルコト(1)を着色ガラス
繊維強化プラスチック層または着色レジンコンクリート
層上に形成する方法などがあげられる。
かくしてえられる本発明の前記間の人工自然石は、−見
しただけでは天然の自然石とまったく区別がつかないも
のである。
つぎに前記(ニ)の人工自然石について説明する。
前記に)の人工自然石に用いられる透明ゲルコア 一ト層としては、前記イ)の人工自然石に用いられた透
明ゲルコート層と同じものが例示され、その厚さも前記
(イ)の人工自然石に用いられた透明ゲルコート層と同
様である。
前記に)の人工自然石に用いられる人工自然石用ゲルコ
ート(2)層の厚さは、前記イ)または(口)の人工自
然石に用いられる人工自然石用ゲルコト(1)層のばあ
いと同じ理由で通常0.3〜0.6mmとなるように調
整されることが好ましい。
前記(二)の人工自然石に用いられるガラス繊維強化プ
ラスチックとしては、前記(イ)の人工自然石に用いら
れたものと同じものが例示される。
かかるガラス繊維強化プラスチック層の厚さは、前記(
()の人工自然石に用いられるばあいと同様の理由で1
〜10111111,なかんづく2〜5mmであること
が好ましい。
前記(二)の人工自然石に用いられるレジンコンクリー
ト層としては、前記(イ)の人工自然石に用いられたも
のと同じものが例示される。かかるレジンコンクリート
層の厚さは、前記(イ)の人工自然石に用いられるばあ
いと同様の理由で5〜100mm 、なかんづ<10〜
30mmであることが好ましい。
本発明の前記(二)の人工自然石を製造する方法として
は、たとえば所望の形状を有する成形型の成形面に前記
透明ゲルコート、前記人工自然石用ゲルコート(2)を
順に塗布して硬化させたのち、ガラスマットまたはガラ
ス繊維に不飽和ポリエステル樹脂を含浸することにより
ガラス繊維強化プラスチック層を形成させて積層接着し
、これを硬化させたのち、成形型から離型して人工自然
石をつる方法、たとえば所望の形状を有する雌雄合わせ
型の雄型型面に前記透明ゲルコ−4、前記人工自然石用
ゲルコート(2)を順に塗布して硬化させたのち、雌型
を合わせて、その間隙内に不飽和ポリエステル樹脂10
〜70%に無機質フィラー90〜30%を混入したレジ
ンコンクリートを注入して積層接着し、これを硬化させ
たのち、成形型から離型して人工自然石をうる方法など
があげられる。
かくしてえられる本発明の前記(ニ)の人工自然石は、
−見しただけでは天然の自然石とまったく区別かつかな
いものである。
つぎに本発明の人工自然石用ゲルコートおよび人工自然
石を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明
はかかる実施例のみに限定されるものではない。
製造例1 第1表に示される物性を有する不飽和ポリエステル樹脂
(1) 1oo重毒部に揺変剤(親水性シリカ)2.5
重量部を分散させたのち、スチレンモノマー15重量部
を添加してクリヤーをえた。ついでかかるクリヤーに第
2表に示される人工自然石用原料を第2表に示される配
合量で随時添加して混合後、促進剤として6%ナフテン
酸コバルト 0.5重量部を添加し、その後スチレンモ
ノマー3重量部を添加して粘性を調整することにより、
人工自然石(御影石様)用ゲルコートを調製した。なお
、主な原料の種類を第1表に、前記調製に用いた各成分
の配合量を第2表に示す。
製造例2〜6 第1表に示される物性を有する不飽和ポリエステル樹脂
(2) 100重量部に製造例1で用いられたものと同
じ揺変剤2.3重量部を分散させたのち、スチレンモノ
マー15重量部を添加してクリヤーをえた。ついでかか
るクリヤーに第2表に示される人工自然石用原料を第2
表に示される配合量で随時添加して混合後、促進剤とし
て6%ナフテン酸コバルト 0.5重量部を添加し、そ
の後、スチレンモノマー2重量部(製造例2.4および
5)または3重量部(製造例3および6)を添加して粘
性を調整することにより、人工自然石(大理石様(製造
例2.3および5)または御影石様(製造例4および6
))用ゲルコートを調製した。なお、主な原料の種類を
第1表に、前記調製に用いた各成分の配合量を第2表に
示す。
1 2 実施例1 凹凸のある艶消しの成形型の成形面に、透明ゲルコート
(比重(25℃)1.12、粘度16P1揺変度5.0
、ゲル化時間15分)を厚さが約400証となるように
塗布して硬化させたのち、製造例1でえられた人工自然
石用ゲルコートを厚さが約400膳となるように塗布し
、ついで着色ゲルコート(比重(25℃)L、17、粘
度16P1揺変度5,0、ゲル化時間15分、顔料(グ
レー色)10重量%含有)を厚さか約200a+となる
ように塗布し、硬化せしめた。その後、不飽和ポリエス
テル樹脂100重量部をガラス繊維40重量部に含浸し
て厚さ3IIIII+になるように積層したのち、硬化
させてガラス繊維強化プラスチック層を形成した。その
後、成形型から離型して、御影石様の人工自然石をえた
えられた人工自然石の物性として外観、クラックの発生
の有無、ヒケの発生の有無、人工自然石用ゲルコート層
の接着性を以下の方法にしたがって調べた。その結果を
第3表に示す。
(外 観) あらかじめ、実施例でえられた人工自然石と同じ形状を
有する天然の御影石または大理石を用意した。
つぎに、実施例でえられた人工自然石と天然の御影石ま
たは大理石を並べて置き、8名のパネラ−が両者を対比
観察し、実施例でえられた人工自然石に対して以下の評
価基準に基づいて評価を行なった。
(評価基準) A;天然の御影石または大理石と実施例でえられた人工
自然石の区別がつかない。
B:天然の御影石または大理石と実施例でえられた人工
自然石の区別がややわかる。
C:天然の御影石または大理石と実施例でえられた人工
自然石の区別が明らかにわかる。
(クラックの発生の有無) えられた人工自然石の表面を、ルーペを用いてセラミッ
ク片が存在する周囲を重点的に観察5 6 し、また表面を素手で慎重に触れてみてクラックの発生
の有無を調べた。
(ヒケの発生の有無) えられた人工自然石の表面に角度を変えて光を当て、確
認する方向も上からと斜めから、横からと変えてゲルコ
ート面のヒケの有無を目視にて調べた。
(人工自然石ゲルコート層の接着性) えられた人工自然石をFRP切断用カッターで切断し、
その切断面をルーペを用いて人工自然石用ゲルコート層
が他の層と密着しているかを目視にて調べた。
実施例2 凹凸のある艶消しの成形型の成形面に、透明ゲルコート
(比重1.12 、粘度16P1揺変度5.0、ゲル化
時間15分)を厚さ約400加となるように塗布して硬
化させたのち、製造例1てえられた人工自然石用ゲルコ
ートを厚さ約400μmとなるように塗布し、ついて着
色ゲルコート(グレー色、比重1.+7 、粘度16P
1揺変度5.0、ゲル化時間15分、顔料10重量%含
有)を厚さ約200μmとなるように塗布し、硬化せし
めた。その後、合わせ型とのあいだに、レジンコンクリ
ート(不飽和ポリエステル100重量部に無機質フィラ
ー(昭和軽金属■製、商品名ハイシライトH−32) 
 230重間部および硬化剤1重量部を混合したもの)
を注入して硬化せしめることにより、前記硬化された透
明ゲルコート、人工自然石用ゲルコートおよび着色ゲル
コートと接着させたのち、成形型から離型して御影石様
の人工自然石をえた。
えられた人工自然石の物性を実施例1と同様にして調べ
た。その結果を第3表に示す。
実施例3 艶消しの凹凸のある成形型の成形面に、透明ゲルコート
(比重1,12、粘度18P 、揺変度5.0、ゲル化
時間15分)を厚さ約400umとなるように塗布して
硬化させたのち、製造例1でえられた人工自然石用ゲル
コートを厚さ約400卯となるように塗布して硬化せし
めた。その後、着色しジン(不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部にあらかじめ顔料(酸化チタンとカーボンブ
ラックとの混合物、グレー色)を分散させてえられた顔
料分散ペースト10重量部を添加して再度分散したもの
)100重量部をガラス繊維40重量部に含浸して厚さ
3mmになるように積層したのち、硬化せしめて着色ガ
ラス繊維強化プラスチック層を作製した。成形型から離
型して御影石様の人工自然石をえた。
えられた人工自然石の物性を実施例1と同様にして調べ
た。その結果を第3表に示す。
実施例4 艶消しの凹凸のある成形型の成形面に、前記透明ゲルコ
ートを厚さ約400加となるように塗布して硬化させた
のち、製造例1てえられた人工自然石用ゲルコートを厚
さ約400 Bmとなるように塗布して硬化せしめた。
その後、合わせ型とのあいだに、着色レジンコンクリー
ト(不飽和ポリエステル樹脂100重量部に実施例3で
用いられたものと同じ顔料分散ペースト10重量部、実
施例2で用いられたものと同じ無機質749230重量
部および硬化剤1重量部を混合したもの)を注入して硬
化することにより、前記硬化された透明ゲルコートおよ
び人工自然石用ゲルコートに接着したのち、成形型から
離型して御影石様の人工自然石をえた。
えられた人工自然石の物性を実施例1と同様して調べた
。その結果を第3表に示す。
実施例5 成形型の成形面に、製造例1でえられた人工自然石用ゲ
ルコートを厚さ約400umとなるように塗布して硬化
せしめた。その後、実施例3と同様にして着色ガラス繊
維強化プラスチック層を作製したのち、成形型から離型
して御影石様の人工自然石をえた。
えられた人工自然石の物性を実施例1と同様にして調べ
た。その結果を第3表に示す。
実施例6 凹凸のある艶消しの成形型の成形面に、透明ゲルコート
(比重(25°C) 1.12、粘度16P1揺9 0 変度5.0、ゲル化時間15分)を厚さか約400加と
なるように塗布したのち、製造例6でえられた人工自然
石用ゲルコートを厚さが約400μmとなるように塗布
し、硬化せしめた。その後、不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部をガラス繊維40重量部に含浸して厚さか3
mmとなるように積層して硬化させたのち、成形型から
離型して御影石様の人工自然石をえた。
えられた人工自然石の物性を実施例1と同様にして調べ
た。その結果を第3表に示す。
実施例7および8 実施例1において、人工自然石用ゲルコートとして製造
例2でえられたもの(実施例7)または製造例3でえら
れたもの(実施例8)を用いたほかは、実施例1と同様
にして大理石様の人工自然石を作製した。
えられた人工自然石の物性を実施例1と同様にして調べ
た。その結果を第3表に示す。
実施例9およびIO 実施例3において、人工自然石用ゲルコート層に、製造
例2でえられた人工自然石用ゲルコト(実施例9)また
は製造例3でえられた人工自然石用ゲルコート(実施例
10)を用いたほかは実施例3と同様にして大理石様の
人工自然石を作製した。
えられた人工自然石の物性を実施例1と同様にして調べ
た。その結果を第3表に示す。
実施例11および12 実施例5において、人工自然石用ゲルコートとして製造
例2でえられたもの(実施例11)または製造例3でえ
られたもの(実施例12)を用いたほかは実施例5と同
様にして大理石様の人工自然石をえた。
えられた人工自然石の物性を実施例1と同様にして調べ
た。その結果を第3表に示す。
[以下余白] 以上の結果から明らかなように、本発明の人工自然石用
ゲルコートを用いれば、天然石と区別がつかないたとえ
ば大理石様などの人工自然石をうることかできる。また
、えられた本発明の人工自然石は、従来の天然石が分散
された層を有するPRP構造体のように硬化の際にゲル
コト層のヒケおよびクラックの発生などがないことがわ
かる。
[発明の効果] 本発明の人工自然石用ゲルコートを用いれば、天然石と
同様の外観を有する人工自然石をうることかできる。ま
た、本発明の人工自然石は、従来の繊維クロスや不織布
が用いられたPRP積層体のように模様が平面的に見え
ることがなく、しかもクロス目が見えることがなく、ま
た天然石の粉砕品が分散された層を有するFRP構造体
のように硬化の際にゲルコート層のヒケやクラックの発
生がないのでたとえば住宅資材、船舶や車輌の内外装材
、浴室用基材などとして好適に使用しうるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 着色鱗片状セラミック片、合成樹脂フィルムカット
    品および着色繊維状高分子粉砕品よりなる群から選ばれ
    た1種または2種以上を不飽和ポリエステル樹脂に含有
    してなる人工自然石用ゲルコート。 2 顔料および着色鱗片状セラミック片または着色繊維
    状高分子粉砕品を不飽和ポリエステル樹脂に含有してな
    る人工自然石用ゲルコート。 3 透明ゲルコート層、請求項1記載の人工自然石用ゲ
    ルコート層、着色ゲルコート層およびガラス繊維強化プ
    ラスチック層またはレジンコンクリート層の順に積層し
    、透明ゲルコート層を表面としてなる人工自然石。 4 透明ゲルコート層、請求項1記載の人工自然石用ゲ
    ルコート層および着色ガラス繊維強化プラスチック層ま
    たは着色レジンコンクリート層の順に積層し、透明ゲル
    コート層を表面としてなる人工自然石。 5 請求項1記載の人工自然石用ゲルコート層を着色ガ
    ラス繊維強化プラスチック層または着色レジンコンクリ
    ート層上に設けてなる人工自然石。 6 透明ゲルコート層、請求項2記載の人工自然石用ゲ
    ルコート層およびガラス繊維強化プラスチック層または
    レジンコンクリート層の順に積層し、透明ゲルコート層
    を表面としてなる人工自然石。 7 成形型の成形面に透明ゲルコート、請求項1記載の
    人工自然石用ゲルコートおよび着色ゲルコートを順に塗
    布して硬化させたのち、ガラス繊維強化プラスチック層
    またはレジンコンクリート層を積層接着し、これを硬化
    させたのち成形型から離型することを特徴とする人工自
    然石の製造法。 8 成形型の成形面に透明ゲルコート、請求項1記載の
    人工自然石用ゲルコートを順に塗布して硬化させたのち
    、着色ガラス繊維強化プラスチック層または着色レジン
    コンクリート層を積層接着し、これを硬化させたのち成
    形型から離型することを特徴とする人工自然石の製造法
    。 9 請求項1記載の人工自然石用ゲルコートを着色ガラ
    ス繊維強化プラスチック層または着色レジンコンクリー
    ト層上に設けることを特徴とする人工自然石の製造法。 10 成形型の成形面に透明ゲルコート、請求項2記載
    の人工自然石用ゲルコートを順に塗布して硬化させたの
    ち、ガラス繊維強化プラスチック層またはレジンコンク
    リート層を積層接着し、これを硬化させたのち、成形型
    から離型することを特徴とする人工自然石の製造法。
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