JPH04122626A - Frp成形品の混色表面処理方法 - Google Patents

Frp成形品の混色表面処理方法

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JPH04122626A
JPH04122626A JP2242234A JP24223490A JPH04122626A JP H04122626 A JPH04122626 A JP H04122626A JP 2242234 A JP2242234 A JP 2242234A JP 24223490 A JP24223490 A JP 24223490A JP H04122626 A JPH04122626 A JP H04122626A
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JP
Japan
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mixed
aluminum hydroxide
gel coat
gelcoat
colored
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Pending
Application number
JP2242234A
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English (en)
Inventor
Atsuyoshi Shudo
首藤 温美
Hidekatsu Goto
後藤 秀勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)成形
品の表面加飾方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、FRP等の成形法は、形状・用途によって種々異
なるが、とりわけ生産量の少ないものはハンドレイアッ
プ法が多く採用されている。また、外観も単調な色で仕
上げることが大半である。このため、市場においては、
単調な仕上げが逆に安価な商品というイメージを消費者
に与えている。
このハンドレイアップ法が単調となる経緯は、工程中で
外観表面となるゲルコートの層によるものである。この
ゲルコート層は、着色されたポリエステル樹脂よりなり
、着色剤メーカーでポリエステル樹脂に顔料を調合して
指定の色としている。
顔料は公知のように、1μm以下の微粒子によって構成
されており、このため観者によって色としてとらえると
きには単色となる。したがって、混色として変化をつけ
る場合、特開昭54−23674号公報に示されている
ように、細小のフレーク状のケミカルフォイルを分散さ
せることにより変化をもたせている。しかし、ケミカル
フォイルの形状は大小様々であり、濃淡混合された石目
スェード調の色調には仕上がらない。
また、上記の公開技術に類似した方法としては、着色塗
料を乾燥させ、これをフレーク状に粉砕した細粉を使用
した方法がある。しかし、これも着色塗料粉が強調され
て色に強弱が現われるため、混色の均一性に欠けている
(発明が解決しようとする課題) 先に述べたように、従来の方法は、FRP成形品の表面
に金または銀を被覆する手法であって、0.1〜0.5
關(100μm〜500μm)径の細小フレーク状のポ
リエステル樹脂製等のケミカルフォイルに、まだ触媒を
加えていない液状ポリエステル樹脂を加え、ニーダ−等
の混合機で混合攪拌する。この後に触媒を加えてケミカ
ルフォイルを極力分散させ、これを離型剤で処理した型
面にゲルコート層を吹き付ける。その後に、このケミカ
ルフォイルを配合したポリエステル樹脂をスプレーで塗
布する。この方法は上記樹脂がフレーク状であるため、
色調が面状となって混合色の感覚が劣るものとなる。ま
た、その用途が建築材料等に指定されているが、材質面
では自己消火性がなく防火上の不燃焼性が配慮されてい
ない。
本発明は、上記の課題を解決するもので、フレーク状樹
脂の分散によって混合感に乏しい単色感を改善し、かつ
防火性能を付与したゲルコート樹脂によるFRP成形品
の混色表面処理方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記のような目的を達成するために、着色ゲ
ルコートに水酸化アルミニウムを混入させ、硬化後、大
きさ30μmを基準とする粒度に粉砕し、この粉砕した
着色ゲルコートを、水酸化アルミニウムか混入された透
明ゲルコートに混入させることにより混色模様を発現す
ることを特徴とする。
混合割合は、所定の自己消火性を確保するため、樹脂1
00に対して水酸化アルミニウム50〜90の範囲とす
る。
着色ゲルコート粉は、粒径30μmを基準値とし、その
上限値は50μmまでとし、混色は同一大きさとする。
水酸化アルミニウムを混入した透明ゲルコートには、3
0部程度を基準値とした量の着色ゲルコート粉を混合し
、混色の部数は各色の絶対値とする。
(作用) まず、指定の色に調色したゲルコート樹脂に水酸化アル
ミニウム(商品名、ハイシライト、昭和電工源。以下同
じ。)を混合する。この方法で数種の単色を作って乾燥
させ、その後、これを粉砕して微粉粒にする。次に、無
着色のゲルコート樹脂に水酸化アルミニウムを混合して
攪拌した後、上記着色したゲルコート樹脂粉を、所望の
混色にするのに必要な分量に配合する。
そして、この混色配合した着色ゲルコート粉を、′無着
色のゲルコート樹脂中に30%から20%の範囲で混合
し、これを常法のハンドレイアップ法による工程順に従
って成形品の表面加飾を行なう−。
すなわち、まず型の表面に離型剤を塗布し、乾燥後、着
色ゲルコート粉を配合したゲルコート樹脂を、スプレー
ガンで型に吹き付ける。次に、このゲルコート樹脂が硬
化した後、不飽和ポリエステル樹脂を含浸したガラス繊
維を積み重ねて、硬化後に型より離型する。
これにより、均一性のある混色模様表面を有する成形品
が得られる。こうして得られた成形品の表面は、水酸化
アルミニウムが混入しているため、自己消火性のある防
火性能が付与される。すなわち、運輸省で規定する鉄道
車両用材料の燃焼性規格では、難燃性以上に相当する防
火性能を有したものとなる。
したがって、本発明のFRP成形品の混色表面処理方法
によれば、その表面に水酸化アルミニウムが混合される
ことによって、自己消火性による防火性能が付与される
。また、水酸化アルミニウムを混入した着色ゲルコート
を、これとは別に水酸化アルミニウムを包含した透明ゲ
ルコートに混入するため、水酸化アルミニウムによって
高い隠蔽性を保持できる。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例を図面によって説明する。
第1図は、この実施例によるゲルコート層を示す断面図
である。
まず、同図(a)に示すように、グレー着色ゲルコート
1に水酸化アルミニウム、具体的にはハイジライ)・(
商品名H−31昭和電工製)2を50部混入し、ミキサ
ーで攪拌した。また、これと同様にイエロー着色ゲルコ
ート3およびブルー着色ゲルコート4にも、それぞれ上
記ハイシライト2を50部混入し攪拌した。次いで、こ
れら着色ゲルコート1. 3.4を長方形の広口金属容
器に50mmの高さになるまで注入した。注入後、着色
ゲルコート1. 3.4を室温に放置して硬化させた。
硬化後、これら着色ゲルコート1. 3.4を粉砕機で
粉砕し、振動ふるいにかけて30μm以下の粒度になる
まで繰り返し、大きさ30μm以下の着色ゲルコート粉
を作った。
次に、透明なゲルコート(樹脂)に50部のハイシライ
ト2を混合し、これによって、同図(b)に示すように
、白濁したゲルコート5を作った。
この白濁ケルコート5に上記各着色ゲルコート粉1、 
3.4をそれぞれlQwt%混合分散させた。
これにより、同図(C)に示すように、着色ゲルコート
粉1. 3.4を混入した混色ゲルコート6を完成させ
た。
第2図は、ハンドレイアップ法による一般的な表面処理
工程を示すもので、予め型7の表面に離型用の液状ワッ
クス8を塗布しておいた。このワックス8が乾燥した後
、混色ケルコ−トロをノズル口径1. 5mmのスプレ
ーガンによりワックス8の乾燥面に吹き(=jけた。こ
の吹き付は量は、−船釣なゲルコートの塗布量と同様で
あり、膜厚が0゜3〜0. 5mmになるように吹き付
けた。吹き付けたゲルコート6が指触程度に硬化したら
、第2図(a)に示すように、履用樹脂を含浸させたク
ロスマット9を3枚積層し成形した。なお、このクロス
マット9は、層構成用ポリエステル樹脂にハイシライト
2を50部混入したものである。
硬化後、型7より成形品を脱型し、液状ワックス8を水
洗した。これにより、同図(b)に示すように、所望の
混合模様をもつグレー基調外観の成形品が得られた。
この成形品の表面には、30μm以下の着色ゲルコート
粉1. 3.4を混入しているので、ムラのない良好な
混合性が確保された。また、この着色ケルコート層には
所定量のハイシライトが含まれているため、自己消火性
を有し、高い防火性能が得られた。
特に実施例では、混入するハイシライトは白色系の細粒
粉末であるので、着色ゲルコートの色を何等阻害しなか
った。
また実施例では、着色ゲルコート粉が30μm以下であ
るので混色性が良いばかりでなく、ベース樹脂がポリエ
ステルであるので分散性および混合性も良好なものとな
った。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、着隼ゲルコート
の粉粒体を混入して表面着色しているため、混色の均一
性を確保でき、混合感が豊かになり、混色による高級な
色調を得ることができる。
また、ゲルコート層に所定量の水酸化アルミニウムを混
入することにより、防火性能を付与することができ、こ
の場合、透明ゲルコートのみならず着色ゲルコートにも
水酸化アルミニウムを混入しているので、自己消火性を
有する防火性能を従来に比べより一層向上させることが
できる。
さらに、透明ゲルコートに水酸化アルミニウムを混入し
ているので、隠蔽力を有するようになってバック層の着
色が不要となり、従来の表面処理工程内で容易に加飾作
業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(C)は本発明による混色ゲルコートの
構成を示す断面図、第2図(a)、  (b)は本発明
の混色ゲルコートによる成形品の構造を示す断面図であ
る。 1、 3.4・・・着色ゲルコート(粉)2・・・ハイ
シライト(水酸化アルミニウム)5・・・白濁ゲ゛ルコ
ート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、着色ゲルコートに水酸化アルミニウムを混入させ、
    硬化後、大きさ30μmを基準とする粒度に粉砕し、こ
    の粉砕した着色ゲルコートを、水酸化アルミニウムが混
    入された透明ゲルコートに混入させることにより混色模
    様を発現することを特徴とするFRP成形品の混色表面
    処理方法。
JP2242234A 1990-09-12 1990-09-12 Frp成形品の混色表面処理方法 Pending JPH04122626A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199331A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両用frp内装材
DE112006003680T5 (de) 2006-01-20 2008-12-11 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Gürtelreifen und Verfahren zu seiner Herstellung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199331A (ja) * 2000-01-18 2001-07-24 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両用frp内装材
DE112006003680T5 (de) 2006-01-20 2008-12-11 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Gürtelreifen und Verfahren zu seiner Herstellung

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