JP2764070B2 - 人造大理石及びその製造方法 - Google Patents
人造大理石及びその製造方法Info
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- JP2764070B2 JP2764070B2 JP1335340A JP33534089A JP2764070B2 JP 2764070 B2 JP2764070 B2 JP 2764070B2 JP 1335340 A JP1335340 A JP 1335340A JP 33534089 A JP33534089 A JP 33534089A JP 2764070 B2 JP2764070 B2 JP 2764070B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は人造大理石及びその製造方法に関する。
洗面化粧台用のカウンター、システムキッチン用カウ
ンター、壁材、床材などに人造大理石製のものが使用さ
れてきているが、従来からの透明性のあるオニックス調
のものだけでなく、石目調の人造大理石も製造されてい
る。
ンター、壁材、床材などに人造大理石製のものが使用さ
れてきているが、従来からの透明性のあるオニックス調
のものだけでなく、石目調の人造大理石も製造されてい
る。
石目調の人造大理石を製造する際に、バック層に天然
石の砕石など熱収縮のほとんどない骨材を用いた場合に
は外観面となるゲルコート層にかなり著しい凹凸が形成
され、品位が大きく損なわれる。この表面の凹凸をサン
ディングにより平滑にすることは多くの工数が必要とな
り、コストが大幅に上昇することになる。 又、この表面の凹凸を防止するには骨材として砕石の
大きさを小さくすることが挙げられるが、そうすれば、
天然石の結晶らしさを損なってしまい、所望の石目調が
得られなかった。 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、石目調の外観を有して表面の凹凸
の小さい人造大理石を提供することにある。
石の砕石など熱収縮のほとんどない骨材を用いた場合に
は外観面となるゲルコート層にかなり著しい凹凸が形成
され、品位が大きく損なわれる。この表面の凹凸をサン
ディングにより平滑にすることは多くの工数が必要とな
り、コストが大幅に上昇することになる。 又、この表面の凹凸を防止するには骨材として砕石の
大きさを小さくすることが挙げられるが、そうすれば、
天然石の結晶らしさを損なってしまい、所望の石目調が
得られなかった。 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、石目調の外観を有して表面の凹凸
の小さい人造大理石を提供することにある。
本発明の人造大理石は、骨材１が混入され石目調を有
するバック層２の表面にゲルコート層３を形成した人造
大理石であって、ゲルコート層３を上下二層とし、バッ
ク層２側の下ゲルコート層3aに粒径が１〜500μの微粉
末のガラスフリット４を混入させて成るものであり、本
発明の人造大理石の製造方法は、骨材１が混入され石目
調を有するバック層２の表面に上下二層のゲルコート層
３を形成した人造大理石の製造方法であって、ゲルコー
ト樹脂により上ゲルコート層3bを形成した後に粒径が１
〜500μの微粉末のガラスフリット４が混入されたゲル
コート樹脂により下ゲルコート層3aを形成し、この後骨
材１を混入させたバック層樹脂により石目調を有するバ
ック層２を形成することを特徴とするものであり、この
構成により上記課題が解決されたものである。 ［作用］ ゲルコート層３を二層にしてバック層２側の下ゲルコ
ート層3aにガラスフリット４を混入させているので、ガ
ラスフリット４により下ゲルコート層3aが強化され、バ
ック層２の骨材１による凹凸が表面に現れなくできるも
のであり、しかも、下ゲルコート層3aにはガラスフリッ
ト４を混入させているだけなので、バック層２の石目調
が損なわれることがない。 以下本発明に詳細に説明する。 本発明において使用するゲルコート樹脂及びバック層
樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂を挙
げることができる。例えば、不飽和ポリエステル樹脂
（固形分）をスチレンモノマーに溶解した液状不飽和ポ
リエステル樹脂を採用できる。 ゲルコート層３は二層形成されており、上ゲルコート
層3bは充填剤を混入せずにモノマー、硬化剤等のみを含
むゲルコート樹脂で形成される。下ゲルコート層3aはモ
ノマー、硬化剤以外に充填剤としてガラスの微粉末であ
るガラスフリット４を混合させたゲルコート樹脂により
形成される。ガラスフリット４の配合割合はゲルコート
樹脂100重量部に対して50〜200重量部である。ガラスフ
リット４の配合割合が50重量部未満では表面の平滑性の
効果が発揮されず、逆に200重量部を超えるとゲルコー
ト樹脂の粘度が上昇し、スプレーガンでの塗布が困難と
なり、又、外観的に透明性が悪くなり、石目柄がきれい
に出にくくなる傾向がある。又、ガラスフリット４の採
用可能な粒径範囲は１〜500μ、好ましくは10〜200μで
ある。ガラスフリット４の粒径が１μ未満の場合はゲル
コート樹脂の粘度が上がり、添加量が制約され表面平滑
性が得られるまでの添加ができなく、逆に500μを超え
るとスプレーがし難くなる。下ゲルコート層3aは上ゲル
コート層3bを形成するゲルコート樹脂がゲル化又は硬化
した後にガラスフリット４を混合したゲルコート樹脂を
塗布して形成される。上ゲルコート層3bの厚みは0.1〜
1.0mmであり、下ゲルコート層3aの厚みは0.1〜1.0mmで
ある。ゲルコート層３の成形温度（型温）は40〜95℃、
好ましくは60〜80℃である。ゲルコート樹脂は金型にス
プレーガンにより吹き付ける。ゲルコート樹脂自体の温
度は常温であり、特に制約はないが、高温になると作業
性が悪く、スチレンガス等の発生で環境が悪くなる。成
形（硬化）時間は１〜15分間である。ゲルコート層３の
厚みが0.2〜0.6mm程度であれば、５分程度である。 ゲルコート層３の下ゲルコート層3aを形成するゲルコ
ート樹脂がゲル化又は硬化した後にバック層樹脂を注入
してバック層２が形成される。バック層２はバック層樹
脂に粒径0.5〜3.0mmの有機又は無機物の骨材１が混合さ
れている。骨材１の粒径は大きければ大きい程、石目調
効果に優れるが、表面に凹凸ができやすくなる。骨材１
の配合割合は、バック層樹脂（固形分40〜70％）100重
量部に対して30〜400重量部である。骨材１の配合割合
が30重量部未満の場合には好ましい石目柄を得られな
く、逆に400重量部を超えると成形時に注入し難く、成
形性が悪くなる傾向にある。バック層２の成形温度（型
温）は65〜80℃であり、成形（硬化）時間は1060分であ
る。このようにして製造した人造大理石Ａは洗面化粧台
のカウンター等に用いられる。 次に本発明の実施例を説明する。以下において部とあ
るのは重量部を示す。 （実施例１） 不飽和ポリエステル樹脂（「RKM-224G」（品番）、武
田薬品工業（株）製）100部、スチレンモノマー10部、
ビス−（４−ターシャリーブチルシクロヘキシル）パー
オキシ−ジカーボネート（「パーカドックス16」（商品
名）、化薬アクゾ株式会社製）1.0部、ターシャリーブ
チルオキシ−２−エチルヘキサノエート（「カヤエステ
ルO-50」（商品名）、化薬アクゾ株式会社製）0.5部を
配合し、このものを75℃に設定した金型に塗布して３分
間かけて硬化させて厚み0.3mmの上ゲルコート層を形成
した。 次に、不飽和ポリエステル樹脂（「RKM-224G」）100
部、スチレンモノマー25部、平均粒径30.8μのガラスフ
リット（「FMB-30W」（商品名）、日東紡績（株）製）1
50部、「パーカドックス16」1.0部、「カヤエステルO-5
0」0.5部を配合して、このものを75℃の金型の上ゲルコ
ート層上に塗布し、３分間かけて厚み0.3mmの下ゲルコ
ート層を形成した。 この後、ゲルコート層が形成された金型と他方の金型
を閉じて不飽和ポリエステル樹脂（「RKM-01」）100
部、粒径0.4〜3mmの寒水石150部、粒径0.03〜1mmの寒水
石75部、水酸化アルミニウムの微粉75部、「パーカドッ
クス16」0.8部、「カヤエステルO-50」0.5部を配合し、
75℃の金型の下ゲルコート層上に注入し16分間かけて硬
化させて厚み12mmのバック層を形成した。 このようにして製造した人造大理石の表面の凹凸は0.
8μであり、人間の目では略鏡面状態と感じる程度であ
る。表面凹凸はミツトヨ製MICROCORD FJ604型三次元測
定機を使用し、人造大理石の表面を1mmピッチで測定す
る。約90mm測定し、これを表面解析する。表面の凹凸の
指標として、測定値の５次回帰曲線からの平均偏差を採
用した。 （実施例２） ガラスフリットとして「FMB-30W」150部の代わりに平
均粒径が45μの「フェローM-10S」（（商品名）、日本
フェロー（株）製）50部を使用した以外は実施例１と同
様にして人造大理石を製造した。表面凹凸は0.8μであ
った。 （比較例） 不飽和ポリエステル樹脂（「RKM-224G」（品番）、武
田薬品工業（株）製）100部、スチレンモノマー15部、
「パーカドックス16」1.0部、「カヤエステルO-50」0.5
部を配合して、このものから厚み0.75mmのゲルコート層
を形成し、実施例と同様にしてバック層を形成して人造
大理石を製造した。 この人造大理石の表面の凹凸は2.5μであり、人間の
目にもはっきりとした凹凸が感じられた。
するバック層２の表面にゲルコート層３を形成した人造
大理石であって、ゲルコート層３を上下二層とし、バッ
ク層２側の下ゲルコート層3aに粒径が１〜500μの微粉
末のガラスフリット４を混入させて成るものであり、本
発明の人造大理石の製造方法は、骨材１が混入され石目
調を有するバック層２の表面に上下二層のゲルコート層
３を形成した人造大理石の製造方法であって、ゲルコー
ト樹脂により上ゲルコート層3bを形成した後に粒径が１
〜500μの微粉末のガラスフリット４が混入されたゲル
コート樹脂により下ゲルコート層3aを形成し、この後骨
材１を混入させたバック層樹脂により石目調を有するバ
ック層２を形成することを特徴とするものであり、この
構成により上記課題が解決されたものである。 ［作用］ ゲルコート層３を二層にしてバック層２側の下ゲルコ
ート層3aにガラスフリット４を混入させているので、ガ
ラスフリット４により下ゲルコート層3aが強化され、バ
ック層２の骨材１による凹凸が表面に現れなくできるも
のであり、しかも、下ゲルコート層3aにはガラスフリッ
ト４を混入させているだけなので、バック層２の石目調
が損なわれることがない。 以下本発明に詳細に説明する。 本発明において使用するゲルコート樹脂及びバック層
樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂を挙
げることができる。例えば、不飽和ポリエステル樹脂
（固形分）をスチレンモノマーに溶解した液状不飽和ポ
リエステル樹脂を採用できる。 ゲルコート層３は二層形成されており、上ゲルコート
層3bは充填剤を混入せずにモノマー、硬化剤等のみを含
むゲルコート樹脂で形成される。下ゲルコート層3aはモ
ノマー、硬化剤以外に充填剤としてガラスの微粉末であ
るガラスフリット４を混合させたゲルコート樹脂により
形成される。ガラスフリット４の配合割合はゲルコート
樹脂100重量部に対して50〜200重量部である。ガラスフ
リット４の配合割合が50重量部未満では表面の平滑性の
効果が発揮されず、逆に200重量部を超えるとゲルコー
ト樹脂の粘度が上昇し、スプレーガンでの塗布が困難と
なり、又、外観的に透明性が悪くなり、石目柄がきれい
に出にくくなる傾向がある。又、ガラスフリット４の採
用可能な粒径範囲は１〜500μ、好ましくは10〜200μで
ある。ガラスフリット４の粒径が１μ未満の場合はゲル
コート樹脂の粘度が上がり、添加量が制約され表面平滑
性が得られるまでの添加ができなく、逆に500μを超え
るとスプレーがし難くなる。下ゲルコート層3aは上ゲル
コート層3bを形成するゲルコート樹脂がゲル化又は硬化
した後にガラスフリット４を混合したゲルコート樹脂を
塗布して形成される。上ゲルコート層3bの厚みは0.1〜
1.0mmであり、下ゲルコート層3aの厚みは0.1〜1.0mmで
ある。ゲルコート層３の成形温度（型温）は40〜95℃、
好ましくは60〜80℃である。ゲルコート樹脂は金型にス
プレーガンにより吹き付ける。ゲルコート樹脂自体の温
度は常温であり、特に制約はないが、高温になると作業
性が悪く、スチレンガス等の発生で環境が悪くなる。成
形（硬化）時間は１〜15分間である。ゲルコート層３の
厚みが0.2〜0.6mm程度であれば、５分程度である。 ゲルコート層３の下ゲルコート層3aを形成するゲルコ
ート樹脂がゲル化又は硬化した後にバック層樹脂を注入
してバック層２が形成される。バック層２はバック層樹
脂に粒径0.5〜3.0mmの有機又は無機物の骨材１が混合さ
れている。骨材１の粒径は大きければ大きい程、石目調
効果に優れるが、表面に凹凸ができやすくなる。骨材１
の配合割合は、バック層樹脂（固形分40〜70％）100重
量部に対して30〜400重量部である。骨材１の配合割合
が30重量部未満の場合には好ましい石目柄を得られな
く、逆に400重量部を超えると成形時に注入し難く、成
形性が悪くなる傾向にある。バック層２の成形温度（型
温）は65〜80℃であり、成形（硬化）時間は1060分であ
る。このようにして製造した人造大理石Ａは洗面化粧台
のカウンター等に用いられる。 次に本発明の実施例を説明する。以下において部とあ
るのは重量部を示す。 （実施例１） 不飽和ポリエステル樹脂（「RKM-224G」（品番）、武
田薬品工業（株）製）100部、スチレンモノマー10部、
ビス−（４−ターシャリーブチルシクロヘキシル）パー
オキシ−ジカーボネート（「パーカドックス16」（商品
名）、化薬アクゾ株式会社製）1.0部、ターシャリーブ
チルオキシ−２−エチルヘキサノエート（「カヤエステ
ルO-50」（商品名）、化薬アクゾ株式会社製）0.5部を
配合し、このものを75℃に設定した金型に塗布して３分
間かけて硬化させて厚み0.3mmの上ゲルコート層を形成
した。 次に、不飽和ポリエステル樹脂（「RKM-224G」）100
部、スチレンモノマー25部、平均粒径30.8μのガラスフ
リット（「FMB-30W」（商品名）、日東紡績（株）製）1
50部、「パーカドックス16」1.0部、「カヤエステルO-5
0」0.5部を配合して、このものを75℃の金型の上ゲルコ
ート層上に塗布し、３分間かけて厚み0.3mmの下ゲルコ
ート層を形成した。 この後、ゲルコート層が形成された金型と他方の金型
を閉じて不飽和ポリエステル樹脂（「RKM-01」）100
部、粒径0.4〜3mmの寒水石150部、粒径0.03〜1mmの寒水
石75部、水酸化アルミニウムの微粉75部、「パーカドッ
クス16」0.8部、「カヤエステルO-50」0.5部を配合し、
75℃の金型の下ゲルコート層上に注入し16分間かけて硬
化させて厚み12mmのバック層を形成した。 このようにして製造した人造大理石の表面の凹凸は0.
8μであり、人間の目では略鏡面状態と感じる程度であ
る。表面凹凸はミツトヨ製MICROCORD FJ604型三次元測
定機を使用し、人造大理石の表面を1mmピッチで測定す
る。約90mm測定し、これを表面解析する。表面の凹凸の
指標として、測定値の５次回帰曲線からの平均偏差を採
用した。 （実施例２） ガラスフリットとして「FMB-30W」150部の代わりに平
均粒径が45μの「フェローM-10S」（（商品名）、日本
フェロー（株）製）50部を使用した以外は実施例１と同
様にして人造大理石を製造した。表面凹凸は0.8μであ
った。 （比較例） 不飽和ポリエステル樹脂（「RKM-224G」（品番）、武
田薬品工業（株）製）100部、スチレンモノマー15部、
「パーカドックス16」1.0部、「カヤエステルO-50」0.5
部を配合して、このものから厚み0.75mmのゲルコート層
を形成し、実施例と同様にしてバック層を形成して人造
大理石を製造した。 この人造大理石の表面の凹凸は2.5μであり、人間の
目にもはっきりとした凹凸が感じられた。
本発明にあっては、ゲルコート層を二層にしてバック
層間の下ゲルコート層に粒径が１〜500μの微粉末のガ
ラスフリットを混入させているので、下ゲルコート層が
ガラスフリットにより強化され、バック層の樹脂の収縮
に引っ張られることが少ないためバック層の骨材による
凹凸が表面に現れなく、表面の平滑性が確保されるもの
であり、しかも、下ゲルコート層にはガラスフリットを
混入させているだけなので、バック層の石目調が損なわ
れることがない。また粒度の小さいガラスフリットを用
いてガラスフリットの間の隙間を小さくすることによっ
て、この隙間にゲルコート樹脂が多量に侵入しないよう
にすることができ、ガラスフリットの間の隙間でゲルコ
ート樹脂に大きなヒケが発生しないようにすることがで
きるものであり、従って、研磨を施さなくてもゲルコー
ト層の表面の平滑性を高く確保することができるもので
ある。
層間の下ゲルコート層に粒径が１〜500μの微粉末のガ
ラスフリットを混入させているので、下ゲルコート層が
ガラスフリットにより強化され、バック層の樹脂の収縮
に引っ張られることが少ないためバック層の骨材による
凹凸が表面に現れなく、表面の平滑性が確保されるもの
であり、しかも、下ゲルコート層にはガラスフリットを
混入させているだけなので、バック層の石目調が損なわ
れることがない。また粒度の小さいガラスフリットを用
いてガラスフリットの間の隙間を小さくすることによっ
て、この隙間にゲルコート樹脂が多量に侵入しないよう
にすることができ、ガラスフリットの間の隙間でゲルコ
ート樹脂に大きなヒケが発生しないようにすることがで
きるものであり、従って、研磨を施さなくてもゲルコー
ト層の表面の平滑性を高く確保することができるもので
ある。
第１図は本発明の一実施例を示す断面図であって、Ａは
人造大理石、１は骨材、２はバック層、３はゲルコート
層、3aは下ゲルコート層、3bは上ゲルコート層、４はガ
ラスフリットである。
人造大理石、１は骨材、２はバック層、３はゲルコート
層、3aは下ゲルコート層、3bは上ゲルコート層、４はガ
ラスフリットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 孝一 奈良県生駒市さつき台１丁目650番地の 10 (72)発明者 奥野 利文 大阪府茨木市西安威１丁目17番38号 (56)参考文献 特公 昭63−7943（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (2)
- 【請求項１】骨材が混入され石目調を有するバック層の
表面にゲルコート層を形成した人造大理石であって、ゲ
ルコート層を上下二層とし、バック層側の下ゲルコート
層に粒径が１〜500μの微粉末のガラスフリットを混入
させて成ることを特徴とする人造大理石。 - 【請求項２】骨材が混入され石目調を有するバック層の
表面に上下二層のゲルコート層を形成した人造大理石の
製造方法であって、ゲルコート樹脂により上ゲルコート
層を形成した後に粒径が１〜500μの微粉末のガラスフ
リットを混入させたゲルコート樹脂により下ゲルコート
層を形成し、この後骨材を混入させたバック層樹脂によ
り石目調を有するバック層を形成することを特徴とする
人造大理石の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1335340A JP2764070B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 人造大理石及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1335340A JP2764070B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 人造大理石及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03197373A JPH03197373A (ja) | 1991-08-28 |
| JP2764070B2 true JP2764070B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=18287422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1335340A Expired - Lifetime JP2764070B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 人造大理石及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2764070B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1299299B1 (it) * | 1997-07-28 | 2000-03-15 | Agostino Guariento | Agglomerato solido per componenti di edilizia arredamento e/o oggettistica |
| KR100826089B1 (ko) * | 2006-06-22 | 2008-04-29 | 주식회사 엘지화학 | 투명소재와 광반사효과를 연출하는 소재로 구성된 칩을포함하는 인조대리석 및 이의 제조방법 |
| WO2007145408A1 (en) * | 2006-06-13 | 2007-12-21 | Lg Chem, Ltd. | Artificial marble containing chip with transparent and light reflecting materials, and process for preparing the same |
| DE112008003701A5 (de) * | 2007-12-05 | 2010-11-04 | Plötner, Gunther | Polymerbeton mit zermahltem Gesteinen jedweder Art sowie mit Schadstoffen und/oder organischen Bestandteilen versetzter Sand |
| ES2364616B1 (es) * | 2010-02-24 | 2012-09-06 | Luis Miguel Santiago Lopez | Procedimiento para la obtención de una pieza de imitación piedra y pieza de imitación piedra obtenida. |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS637943A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-13 | Canon Inc | 記録装置 |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP1335340A patent/JP2764070B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03197373A (ja) | 1991-08-28 |
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Legal Events
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