JPH07500855A - グラナイト様塗装剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 グラナイト様塗装剤 発肌Ｑ荏晟 本発明は、一般的に言えば、石材、グラナイト（花崗岩）及びそれらに類似の天 然物を模した人造表面材を形成させる方法に関するものであり、さらに詳しくは 、表面叉は鋳型に噴霧することができて、硬化させた際に、グラナイ）・など種 々の天然物に似た物となるような人造材料を創生叉は製造する方法に関するもの である。

建築用石材、大理石及びこれらに類似の種々の天然物の外観を与えたり、あるい はこれらに似たものを造るための人工的な材料や表面を形成させる方法は現存す る。

このような材料は、床などのための化粧タイル、ワークトップ、流し、建築物の 化粧外壁、装飾物などの製作に普通に用いられ、また、大理石、建築用石材など を用いるその他の目的に広く用いられている。

その−例は、ＦＯＲＭＩＣＡなる商標名で上市されている材料の積層シートを利 用する方法である。このような材料は大型のシートとして形成され、切断されて 、接着剤などによって所望の表面に装着される。このようなシートは、無地の色 調、或いは種々の模様のものとして製作することができ、そのあるものは、種々 の建築用石材、あるいはその他の肌理の資材を模している。

もう一つの例は、一般に「人工大理石（ｃｕｌｔｕｒｅｄ　ｍａｒｂＪｅ　）Ｊ と呼ばれる材料を製造する方法である。　「人工大理石」は、まず所望の形状の 鋳型を創り、鋳型の内部表面にゲル被覆剤（ｇｅｔ　ｃｏａｔｉｎｇ　）を噴霧 し、次いでその鋳型に通常の鋳造樹脂を充填して形成される。所望の色調叉は模 様を与えるために、樹脂に着色剤を加える。

樹脂が硬化した後に、鋳型を取り除けば、鋳型に面した表面が最終製品の外部表 面を形成する。

石材などを模した人工表面を創り出すための先行技術における多くの方法が広く 業界に受け入れられてはいるが、なお引き続き、新しい、もつと望ましい、叉は 好ましい模様、並びに、石材、グラナイトおよびその他の種々の天然資材にもつ とよく似た模様を開発する努力が払われている。従って、現在の方法を改善する について、引き続き必要性があり、要望が存在する。

本発明は、グラナイト様の外観に似たものを与える噴霧用微粒塗装剤を提供する ものである。本発明は特に、最終的な上塗り噴霧として表面に直接噴霧すること も、また、鋳型の内部表面に噴霧し、次いでガラス繊維叉は樹脂タイプの物質で 裏打ちすることもできる点て何州である。

ｇ叫Ω又丘 本方法によって得られる材料は、従来噴霧用材料によっては達成できなかったよ うな、いくつかの望ましい審美的、物理的性質を発揮する。本発明によって形成 される材料は、人工のグラナイトなどをさらに緊密に模し、同時に、きわめて美 しい表面、そして、きわめて耐久性があり、修復可能な、また比較的高耐熱性と なし得るような表面を与えるものである。

本発明方法によって形成される材料の望ましい審美的性質は、ゲル被覆樹脂系と 共に、独自の微粒叉は組成物を活用することによって創生される。本発明では、 着色剤／充填剤組成物をも用いることができる。これら三つの組成物（微粒、ゲ ル被覆剤及び着色剤／充填剤）の全ては、はぼ同様の比重を有する。

開型９詐紐な逸咀 本発明は、グラナイト様の外観を模した噴霧可能な塗装剤である。この塗装剤は 三つの成分を包含する。第１はゲル被覆剤である。本技術分野で知られているほ とんどのゲル被覆剤が本発明の実施に適してはいるが、澄明なイソフタル酸系樹 脂が好ましい。

本発明は、ポリエステル叉はＮＰＧ及びその他のイソフタル酸系樹脂を含めた、 通常のゲル被覆剤の使用を意図している。このような樹脂叉は樹脂混合物は、種 々の供給源から入手でき、本技術分野で一般に知られている。適切なポリエステ ル樹脂は、エチレン系不飽和ポリカルボン酸と多価アルコールとから造られるも のなど、重合性不飽和ポリエステルから造られるものである。その樹脂は、十分 硬化させた際に、所望の耐熱性、耐薬品性、耐湿性を与えることが好ましい。好 ましいポリエステル樹脂は、スチレン化イソフタル酸樹脂である。この樹脂はま た、ネオペンチル・グリコール；塩素化、燐酸化、叉は臭素化化合物；あるいは メタクリル酸メチル単量体と混合することもできる。

好ましい樹脂系はイソフタル酸系樹脂を包含するが、オルトフタル酸系樹脂も同 様に使用可能であると考えている。また、種々その他の樹脂も使用可能であろう と考えている。その他使用可能な重合樹脂には、メタクリル酸メチル樹脂系及び エポキシ樹脂系が含まれる。この基本樹脂は、いくつか異なる樹脂成分の配合物 叉は混合物からなるものであることもあり得る。ただし、それらの樹脂が互いに 相溶性であることを条件とする。

第２の成分である微粒は、ゲル被覆剤に混合される。この微粒は、ゲル被覆剤と 同じイソフタル酸系樹脂から、あるいは、このゲル被覆剤と相溶性のアクリル樹 脂叉はその他の樹脂から、予め造ることができる。微粒はゲル被覆剤と類似の性 質、すなわち同一の耐性、比重などを有する。性質が類似していることから、微 粒はゲル被覆剤中に均一に分散し、懸濁した状態となる。微粒の形成に際して、 微粒の基礎樹脂を充填剤と混合して、最終微粒がゲル被覆剤と似た性質を有する ようにすることが必要な場合がある。

この微粒が「グラナイト様」石材の外観を与えるものであるが、この微粒はゲル 被覆剤の全体としての透明性を変化させない。従って、第３成分は任意選択的な 着色剤／充填剤である。通常、これはアルミニウム三水和物（ＡＴＨ）を含む。

着色剤／充填剤は噴霧されるべき表面の着色をマスクするために、あるいは、鋳 型を使用する場合は、鋳型中の裏打ち材料の着色をマスクするために加えられる 。使用する微粒と近い比重を有する任意の着色充填剤が使用可能ではあるが、粒 度としては、現在好ましいとされている、すなわち、平均粒径２０ミクロンのＡ ＴＨが最善の比重適合を与え、良好な白色を与えることが知られた。本発明にお いて、本発明者は、樹脂に、５０重量％までの、好ましくは、約５ないし５０重 量％のアルミニウム三水和物を加えればよいことを見いだした。

本樹脂系にはまた、他の着色用色素、充填剤、及び／叉はその他の成分を含ませ て、材料に生地色を与えたり、かつ／あるいは樹脂系に成形中、及び硬化後にあ る種の性質及び特質を与えたりすることもできる。例えば、酸化チタン叉は種々 その他の色素の内のあるものを追加的な色素として加えることができる。硬化系 の熱膨張係数を減少させるために、あるいは、その系に種々望ましい性質を与え るために、ある種の材料を加えることができる。

本方法における実施態様の一つは、アルミニウム三水和物などの充填剤を添加し て、目的製品に難燃性を付与することを意図するものである。

また、本樹脂系にある種の成分をも添加して、樹脂系叉はマトリックスの粘度及 び／叉はチキソトロピーを調整することもできる。

本発明によって製造される塗装物は、本質的に、塗装される対象物の色調をマス クするに十分な量のアルミニウム三水和物を含んだ透明な塗装物である。

さらには、本発明の塗装物は、通常のゲル被覆剤が破壊される温度で比較的安定 である。このような高い安定性は、本被覆剤中のアルミニウム三水和物によって 与えられる熱伝導性及び熱散逸性に基づくものであると考えられる。また、本塗 装物は、現在市場で入手し得る塗装物よりも高い衝撃強度を有する。最近行った 試験では、本塗装物は、現在入手し得る塗装物に比べて２倍の衝撃強度を有する ことが示されている。また、本塗装物は、通常の塗装物を用いて得られるものよ り高い硬度を与える。

本組成物は、混合の」二、硬化剤と共に、通常の噴霧装置を用いて噴霧する。そ のような噴霧機についてはここで詳しくは述べないが、それは塗装技術分野にお ける当業者によく知られている。

本出願書類を読めば、本技術分野における当業者にとって種々の実施態様が明ら かになるであろう。これらの改変は、本発明の範囲ならびに精神に含まれるもの と考える。さらには、以上に述べた実施例や記述は、本発明を例示するものと考 えられるべきであり、限定的なものと解釈されるべきてはない。本特許出願は、 以下に示す請求項及びその均等物によってのみ限定されるものである。

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．（ａ）澄明なゲル被覆剤；及び（ｂ）そのゲル被覆剤と同一の材料で造られ 、そのゲル被覆剤と等密度の密度を有する微粒を包含する、粒子様塗装物を形成 させるに有用な組成物。
2. ２．さらに充填剤を包含する請求項１の組成物。
3. ３．ゲル被覆剤が澄明な樹脂から形成されている請求項１の組成物。
4. ４．澄明な樹脂がＮＰＧ樹脂である請求項３の組成物。
5. ５．微粒がＮＰＧ樹脂から造られている請求項１の組成物。
6. ６．充填剤が着色されている請求項２の組成物。
7. ７．充填剤がアルミニウムを包含する請求項２の組成物。
8. ８．アルミニウムがアルミニウム三水和物として存在する請求項７の組成物。
9. ９．ゲル被覆剤及び微粒が実質的に同じ比重を有する請求項１の組成物。
10. １０．ゲル被覆剤、微粒、及び充填剤が実質的に同じ比重を有する請求項２の組 成物。
11. １１．硬化剤と接触させたときに固い塗装物が形成される請求項１の組成物。
12. １２．さらに硬化剤を含む請求項１の組成物。
13. １３．微粒が約２０ミクロンの平均粒径である請求項１の組成物。