JPH0328815A - 工業用内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、工業用内視鏡挿入部の保護用のため、細線を
纏組した綱管を挿入部外周に容易に固定できるようにし
た工業用内視鏡に関する．近年、本控内に細長の挿入部
を挿入することにより、体腔内臓器等を観察したり、必
要に応じ鉗子チャンネル内を挿通した鉗子を用いて生体
内組織を採取して患部を詳しく診断したりすることので
きる医療用内視鏡が広く用いられている．又、工業用分
野においては工業用内視鏡が、ボイラ，化学プラント類
等の管内の状態を観察あるいは管内表面の付着物を採取
して検査する等保守面にも利用されている． 上記内視鏡には挿入部が軟性で、湾曲できる構造の軟性
内視鏡と、挿入部が硬性で略直線状の硬性内視鏡がある
． これら内視鏡においては、挿入部を挿入した際、手元側
に供給された照明光を伝達して挿入部先端側の対象物側
に照明光を出射する照明光学系と、咳照明光学系によっ
て照明された対象物を結像して手元側の接眼部後方から
観察できる観察光学系とが配設されている． 上記工業用内視鏡挿入部は、被検体に挿脱を繰り返し使
用すると、挿入部外周面が損傷あるいは破慣するため、
挿入部外周面を一般に金属等の細線を網状に編組した網
管で保護（して外被を形Ｆｇ）するようにしてある． 従来の工業用内視鏡挿入部においては、第１図に示すよ
うに挿入部ｌの先端部材２に固定される後端側が肉薄に
された環状ないし筒状の内側口金３と外側口金４との間
に外被５を嵌人して、半田等で固定するようになってい
る． しかしながら、上記外被は一般に網状であるため、端部
がほぐれ易く、両口金３．４の間で外被５を挾装する作
業が難しかった．又、固着するため外側口金４を塑性加
工すると、加工跡が残り外観上宜しくなかった． さらに口金の加工上挿入部１に固定する手段の機構が大
きく制限されるという欠点があった．本発明は、これら
の事情に鑑みてなされたもので、網状でチューブ状に編
組した外皮端部を、ほぐれの影響を受けることなく挿入
部外周に被覆取付け、或は取外す作業性を容易にし、又
組付変形させる部位を口金部で覆って咳変形部位が外観
に表れないようにできると共に、半田、接着剤等による
口金部への固定時にこの半田、接着剤等が外皮側へ浸み
出すことを防止でき、さらに前記半田、接着剤等が固定
するのに充分行きわたっているか否かを確認できるよう
にした工業用内視鏡を提供することを目的としている． 前記目的を達戒するため本発明による工業用内視鏡は、
細長で可撓性を有する挿入部の外周を被覆する金属等の
細線を網状に鳩組したチェーブ状外皮の端部を挿入部に
固定した内視鏡において、独立の内側、外側管状部材を
用意し、この両管状部材の間に形成される環状の小間隙
に上記外皮の端部を挿入し、上記両管状部材の少なくと
も一方をかしめて３者を固定し、その後少なくとも上記
外皮の端部を切断して該端部を内外側管状部材の端部と
揃え、これにより形成された端部を挿入部外周に取付け
られた口金部に嵌合固定して外皮の挿入部への固定をし
たものである． 以下図面を参照して本発明を具体的に説明する．第２図
は本発明の一実施例を用いた挿入部の先端側を示し、第
３図は第２図のＡ−Ａ’線断面図を示す． これらの図において、本発明の一実施例を用いた工業用
内視鏡における挿入部１１は、（挿入部）先端部１２と
、該先端部１２に湾曲部１３を介装して連設された可撓
性の軟性部（可撓部）１４とから構威されている． 上記先端部１２における金属等で形成された硬性の先端
部材１５の上部側には、挿入部ｌ１の軸方向に孔が形成
され、対物レンズ１６．　１６がレンズ枠ｌ７を介して
配設されている．又、先端部材１５の下部側の二箇所の
孔の一方には照明光をその先端面からカバーガラス１８
を経て前方に出射するライトガイドファイバ１９の先端
側が固定され、固定された部分より後方部分は可撓性チ
ューブ部材２ｌで被覆され、軟性部ｌ４を経て手元側か
ら照明光が供給されるようになっている． 角、先端部材１５の下部側の他方の孔は例えば処直具挿
通用チャンネルとして用いられる．上記対物レンズ１６
．　１６で被写体の光学像が結像される位１に、その先
端面が位置するように像伝達手段として、可撓性に富む
イメージガイドファイバ２２が配設されている．このイ
メージガイドファイバ２２は軟性のチューブ部材２３に
収容されて後方の操作部側まで挿通され、図示しない接
眼レンズ後方から対物レンズ１６．　１６で結像される
光学像を銭察可能になる観察光学系が構成されている．
このイメージガイドファイバ２２の′先端側は筒状部材
２４に嵌合収容され、介装部材２５にて先端部材１５内
壁に固定されている． 上記先端部１２に隣接する湾曲部１３内には多数の略環
状の関節駒２６．　２６・・−・・・．２６が回動自在
で挿入部１１方向に縦続して配設され、これら関節駒２
６．２６・・・−・・．２６は、挿入部ｌｌ内を挿通し
た操作用ワイヤ２７，　２１，　２７．　２７の手元側
部分を湾曲操作レバーの操作によって牽引．弛緩させる
ことにより、上下．左右等に湾曲できるように形成され
ている．上記関節駒２６．　２６・・一・・，２６は、
金属等で形成された細線を網状に編組した（可撓性）軟
性の内側綱管（ブレード）２８内に収容され、最先＠（
最前端）の関節駒２６は、先端部材ｌ５に略り冫グ状の
係止片２９にて固定される筒体３０後端に固定されてい
る． 又、上記最後端の関節駒２６は、前記網管２８後端と共
に、湾曲部ｌ３と軟性部１４との境界に設けた段部状に
形成した略筒状の挿入部本体部３１＠端部側に固定され
ている． 上記関節駒２６．　２６−・・・，２６を被覆する綱管
２８の外周は、湾曲がし易いようにゴム等充分可撓性に
冨むチューブ部材３３でさらに被覆され、該チューブ部
材３３の両端はリング状の部材で液密を保つように圧迫
固定されている． 上記（挿入部）本体部３ｌ後端部内周には、綱管３４及
び咳網管３４を嵌合収容した樹脂等で形或した可撓管３
５の前端部側がそれぞれ接着剤等で固定され、前記綱管
３４内周には長尺の薄板状部材を螺旋状に巻回して形成
した可撓性の螺旋管３６が挿通され、この内側に像伝達
用イメージガイドファイバ２２．照明光伝達用のライト
ガイドファイバ１９等が挿通されている， 上記樹脂等で形成した可撓管３５のさらに外周は保護用
の外側網管３７で被覆されている．軟性部１４を覆う該
網管３７前端は管状の内管３８及び外管３９両部材で内
側及び外側から圧迫挾持され、かしめ止め、半田，（銀
）ろう等のスポット溶接、接着剤等で固定後切断して網
管３７端部がほぐれないようにした状態で、環状ないし
筒状の固定部材４０の後端側の内周側を肉薄にした口金
部に嵌合され、半田，　　（ｉｌ！）ろう，接着剤等で
固着されている．この場合内管３８は外管３９よりも長
く、後方まで延出され、外管３９で圧迫扶持された部分
に隣接する部分の網管３７は（外側）半径方向にふくら
み、この部分の外径と肉薄の外管３９外径とが殆んど同
一径となり、挿入部１ｌを挿入後取り出す際、挿入箇所
内周に段部が存在して、外管３９の端部が段部に当接し
ても、引っかからないように形成されている．尚、上記
網管３７を画内外管３８．　３９で固定する場合、例え
ば綱管３７の内側に内管３８を嵌装し、その後外管３９
を外側から通すくこの順序を逆にしても良い．）ことに
より、網管３７の端部がほぐれていても両内外管３８．
　３９の間に直接挿入するよりも容易に行い得る．しか
して外管３９をかしめることにより（この場合内管３８
又は両内外管３８．　３９を共に塑性加工しても良い．
）圧迫扶持して綱管３７を固定できく接着剤等でさらに
固定しても良い．）、固定したものを所定の長さで両内
外管３８．　３９の端部と揃えて、若しくは両内外管３
８．　３９と共に切断する． 上述のように形成したものの端部側を前記固定部材４０
の後端側の肉薄の口金部で覆うように嵌合させ、肉薄の
口金部に形成した外管３９外周に至る孔等に接着剤を充
填して固定したり、半田１ｉｌろう等で溶接したりする
ことができる．このように肉薄の口金部で外管３９を覆
うので、かしめ止めの傷を略覆って外観を良くすること
ができる．尚、この外管３９に固定された固定部材４０
の側口金部は外管３９より短く、且つ口金部の後端部は
外周側を削り、後方の端部側がテーバ状に滑らかに細径
となり、引っかかる段部が形成されないように形成され
ている．又、前記口金部は外管３９より短く形成されて
いるので、半田等で外管３９と接着固定する場合、半田
．ｍろう等が口金部後端から浸み出しても、直接網管３
７側に至らないように防止することができると共に、（
端部からの浸み出しを確認することによって）半田付け
等が充分であるか否か確．認できるようにｆｉｌ或され
ている．又、浸み出した半田が、口金部の後端の段差を
少くするので、引っかかりが少くなる． 上記固定部材４０の前端内周側は、本体部３１と接着等
により一体化された環状部材４ｌ外周に形成した複数の
スプラインあるいはセレーシタン等の外歯による復数の
係合用凹凸部４２（の後半部）に嵌合するように、該凹
凸部４２に係合する内歯を設けた係合部４３が形成され
ている．同様に前記凹凸部４２（の前半部）に係合する
内歯による係合部４４を後端内周に形成した略環状の連
結部材４５を矢符Ｂで示すように前方から後方に移動す
ることにょり凹凸部４２及び係合部４４の凹凸を嵌合係
止して、連結部材４５が周方向に回転（回動）しないよ
うに構威されている． 上記凹凸による係合は、凹凸部４２を周方向に多数形或
することにより、単数の係合手段の場合における周方向
に対する位置合わせのためにねじる等回動ずることを必
要とせず、との回動位置でも保合可能となるので加工精
度のばらつき等のためねしらなければ係合できないとい
った不都合が解消される． 上記凹凸部４２を外周に設けた環状部材４１に離間して
、凹凸部４２の凹部における外径を有する環状部材４６
が本体部３ｌ外周に固定され、両環状部材４１．４６に
よって間の本体部３ｌ外周は周方向の溝部４７若しくは
凹部が形成され、績溝部４７には第２図に示すように、
例えば２個（２個でなく、１個若しくは３個以上でも良
い．）の弧状の板ばね４Ｂ，　４Ｂが収容されている．
これら板ばね４８．　４８は溝部４７内に設けた突片に
て周方向への移動が規制されている． これら板ばね４８．　４８は常時本体部３ｌ外周の径よ
り小さい曲率半径となる付勢力を有するように形成され
ていて、溝部４７に収容されると、弧状の両端部側は溝
部４７内に収容され、弧状の中央の一部が半径方向外側
に突出し、連結部材４５内周に形成した凹部を押圧し、
連結部材４５が挿入部１１の軸方向に移動しないように
本体部３１に固定されるように構威されている． 一方、連結部材４５における上記板ばね４Ｂ，　４Ｂが
突出する部分の外周には孔４９．　４９がそれぞれ形成
されていて、該孔４９，　４９外側からピン等で板ばね
４８，　４８を内側方向に押圧すると、連結部材４５を
矢符Ｂと逆方向となる前方に移動することにより、凹凸
部の嵌合が外れ、環状部材４１との保合を解くことがで
きるように構威されている． このように複数（多数の方が望ましい）の凹凸による係
合手段によって例えば凹凸部４２と係合部４４間−に（
周方向に対する）ずれがあってもねじる等周方向の位置
合わせを殆んど必要とせず、着脱自在に係合できるよう
に形戒してある．従って保守及び修理が容易にできると
共に、ねじを用いる場合における脱落の危険性もないと
いう利点を有する． 上記連結部材４５の前端内周は切欠かれて肉薄の口金部
が形成され、前記固定部材４０の後端側のように、内管
５１及び外管５２で湾曲部１３外周を被覆するゴム等で
形成されたチューブ部材３３をさらに被覆する保護用網
管５３の後端部を圧迫扶持し、固定したものを肉薄の口
金部に嵌合収容し、半田，ｌＩろう等で固定してある． この場合においても内管５ｌが外管５２よりも長く、前
方に突出し、さらに外管５２はその外周の固定部材４０
の肉薄の口金部より前方に突出するようにしてある． 上記内管５１の内径は、その内側で固定された網管３３
後端部外径よりわずかに大きく形成して隙間が設けてあ
るので、前記板ばね４Ｂ，　４Ｂを内側に押圧して連結
部材４５を矢符Ｂと逆の前方に移動でき、スプライン，
等による係合を解くことができるように構威してある． しかして、上記網管５３前端部も内管５４及び外管５５
で圧迫挾持して固定し、ほぐれた網管５３の前端側を切
断し、外管５５外周を環状ないし情状の固定部材５６の
後端の肉薄の口金部に嵌合し、半田，銀ろう等で固着さ
れている．この場合固定部材５６は、その前端に形成し
た半径方向内側に突出する突部を、先端部材１５外周に
形成した突部に当接した状熊で外管５５に固着してある
．この場合においても、内管５４が外管５５より後方に
突出し、外管５５は固定部材５６の肉薄の口金部よりも
後方に突出するように形成して挿入部ｌ１を円滑に挿脱
できるように形成してある． 上記固定部材５６に隣接する先端部材１５外周には前端
側外周に雄ねじを形成し、後端側外周にローレフトを設
けた固定リング５７が外嵌され、該固定リング５７の前
端面ば先端部材ｌ５外周に形成した凹部に着脱自在とな
る（周方向に）切り欠き部を設けて嵌装したリング５８
に当接して抜け止め及び位置規制されている．この固定
リング５７は、その雄ねじに先端部ｌ２前端側を覆う筒
状のカバ一部材５９後端内周に形成した雌ねじを螺合さ
せることにより笥状のカバ一部材５９を取り付けたり、
螺合を解くことにより取り外しができるように構或され
ている． 尚、上記筒状のカバ一部材５９における観察用の対物窓
部，照明窓部等に対向する部分は、それぞれ開口するよ
うに形成してある． 上述のように筒状のカバ一部材５９を取り外し、さらに
リング５８を取り除くと、固定リング５７を取り外すこ
とが可能となる．しかして前述における凹凸の保合手段
を解除すれば、湾曲部１３外周を保護する外被、つまり
前端には固定部材５６が取付けられ、後端には連結部材
４５が取付けられた保護用網管５３を矢符Ｂと逆方向に
移動して取り外すことができるので、該網管５３又はそ
の後方部、つまり軟性部１４側外被を取り替えることが
できるように形成してある．従って湾曲部１３若し《は
軟性部１４を覆う外被が破損してもその部分のみを取り
替えることができる． 又、湾曲部ｌ３を覆う網管５３と軟性部ｌ４を覆う網瞥
３７とをそれぞれ特性が異なるように形成することがで
きる。

例えば湾曲部１３を覆う網管５３の素線の径を小さく、
つまり細くすることにより可撓性が良好で湾曲し易く形
成し、一方軟性部１４側においては素線の径を太くした
り厚さを大きくしたりして耐久性を大きくすることがで
きるように形成されている．上記保護用網管５３．　３
７のみならず、内側のチューブ部材３３，可撓管３５に
ついても材質，厚さを異なるようにすれば、同様な特性
を有するように形戒することもできるし、さらに内側の
ｗ４管２８．　３４についても同様である． このように構威されたー実施例によれば、網管３７，　
５３等の各端部をそれぞれ内管３８ｉ５１．５４及び外
管３９　：　５２．　５５に嵌合した後、塑性加工する
等により固着し、これら固着した各端部を揃えて切断し
たものを固定部材４０、連結部材４５又は固定部材５６
の肉薄の口金部に嵌合して溶接あるいは接着等により固
定できるように構威されている．従って網管３７，　５
３等の端部のほぐれた部分を取り除くことができ、且つ
固着後に切断したものはほぐれないので固定部材４０．
　５０あるいは連結部材４５の肉薄の口金部に簡単に固
定できる．又、口金部に固定する場合塑性加工等の後を
口金部で覆うことができるので、外観・を良くすること
ができる．さらに、外被端部を内管及び外管３８，　３
９　ｉ　５１，　５２　；５４，　５５にて固着したも
のを口金部に固定する場合、口金部より外管３９，　５
２．　５５の方が長く形成しているので、半田．接着剤
等の網管３７，　５３側への浸み出しを防止できると共
に、半田，接着剤等が固定するのに充分な程行きわたっ
ているか否かを確誌できる． 尚、上述の一実施例においては、湾曲部ｌ３及び軟性部
１４との境界において外被となる網管３７．　５３を固
定するように形成してあるが、本考案は上述の綱管３７
．　５３を一体化したもの、あるいは例えば軟性部ｌ４
の途中を分割して着脱自在に一体化できるように形或す
る場合についても適用できるものである． 又、外被の各端部全てに本発明の一実施例を通用する場
合に限定されるものでなく、少くとも外被におけるいず
れかの端部に適用する場合も本発明の範晴に入るもので
ある． 以上説明したように本発明によれば、網状でチェーブ状
に１ｉＩ組した外皮南部を、ほぐれの影響を受けること
なく挿入部外周に被覆取付け、或は取り外す作業性を容
易にし、又組付変形させる部位を口金部で覆って咳変形
部位が外観に表れないようにできると共に、半田、接着
剤等による口金部への固定時にこの半田、接着剤等が外
皮側へ浸み出すことを防止でき、さらに前記半田、接着
剤等が固定するのに充分行きわたっているか否かを確認
できる効果がある．

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例における工業用内視鏡挿入部に外被を固
定する手段を示す説明用の概略断面図、第２図及び第３
図は本発明に係り、第２図は本発明の一実施例を用いた
工業用内視鏡挿入部の先端側を示す縦断面図、第３図は
第２図のＡ−Ａ　’線概略断面図である．

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）細長で可撓性を有する挿入部の外周を被覆する金
   属等の細線を網状に編組したチューブ状外皮の端部を挿
   入部に固定した内視鏡において、独立の内側、外側管状
   部材を用意し、この両管状部材の間に形成される環状の
   小間隙に上記外皮の端部を挿入し、上記両管状部材の少
   なくとも一方をかしめて３者を固定し、その後少なくと
   も上記外皮の端部を切断して該端部を内外側管状部材の
   端部と揃え、これにより形成された端部を挿入部外周に
   取付けられた口金部に嵌合固定して外皮の挿入部への固
   定をしたことを特徴とする工業用内視鏡。
2. （２）前記外側管状部材は、口金部よりも軸方向長さを
   長く形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の工業用内視鏡。