JPH0328798A - 放射線増感紙 - Google Patents

放射線増感紙

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JPH0328798A
JPH0328798A JP16272489A JP16272489A JPH0328798A JP H0328798 A JPH0328798 A JP H0328798A JP 16272489 A JP16272489 A JP 16272489A JP 16272489 A JP16272489 A JP 16272489A JP H0328798 A JPH0328798 A JP H0328798A
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JP
Japan
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intensifying screen
film
phosphor
cassette
degree
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JP16272489A
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English (en)
Inventor
Yuji Aoki
雄二 青木
Akio Umemoto
明夫 梅本
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Kasei Optonix Ltd
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Kasei Optonix Ltd
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Publication date
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は放射線増感紙(以下、「増感紙jという)に関
する。更に詳しくは、撮影済みのX線写真フィルム(以
下、「フイルム」という)との剥離性を改善し、カセッ
テ(写真取枠)からの撮影済みフィルムの取出し性を改
善した増感紙に関する。
(従来の技術) 増感紙は医療診断を目的とするX線写真撮影等の医療用
X線撮影、物質の非破壊検査を目的とする工業用放射線
撮影など、種々の分野における放射線写真撮影において
撮影系の感度を向上させるためにフィルムに密着させて
使用されるものである。この増感紙は、基本的には紙、
プラスチック等の支持体と、この支持体の片面上に設け
られた蛍光体層とを有し、蛍光体層の表面(支持体側と
は反対側の表面)上には一般にポリエヂレンテレフタレ
ート、酢酸セルロース膜等の透明保護膜が設けられてい
る。そして、放射線写真撮影に際しては、フロント増感
紙(放射線源に近い側に配置される増感紙)とバック増
感紙(放射線源から遠い側に配置される増感紙)との2
枚一組から成る増感紙対として、カセッテの裏蓋を閉じ
た時に各々の増感紙の表面(支持体側とは反対側、即ち
、発光が取り出される側の表面。本明細沓においてはこ
の表面を増感紙の表面という)が対面するようにして、
フロント増感紙をカセツテの表板の内面に、バック増感
紙をカセッテの裏蓋の内面にそれぞれ貼{−Jし、この
増感紙対の間にフイルムを密着、扶持させて使用される
。(発明が解決しようとする課題) ところで、近年、カセッテ内に収納されている撮影済み
のフィルムを現像する場合、明室に設置された自動現像
機に連結して併置してあるフィルムオープナーにカセッ
テごと差し入れ、この中で自動的にカセッテからフィル
ムを取出して自動現像機に搬送し、これを現像する明室
処理システムが開発され、実用化されている。そして、
このようなフイルムの明室処理システムにおいては、カ
セッテからフィルムを取出す場合、(イ)カセッテの表
板側を下にしてこの表板を水平に保持した状態で裏器を
上向きに開き、表板側増感紙上に残った、又は表板側増
感紙上に落下したカセッテ内部のフィルムを吸盤で吸い
付けて取出す方法や、(口)カセッテの表板側を上にし
てこの表板を水平に保持した状態で裏着を下向きに開い
てカセツブ内部のフィルムを重力で落下させて取出ず方
法が採用されている。
しかしながら、従来の増感紙では、撮影時にカセッテ内
で増感紙に密着していたフィルムとの剥離性が十分では
なく、上記のようなシステムによって撮影済みのフィル
ムを取出そうとする場合、フィルムがカセッテの表板側
増感紙表面又は裏蓋側増感紙表面のいずれかの表面と強
く密着してしまうことがしばしば生じる。上記(イ)の
方法で取り出す場合には、フィルムがカセッテの表面側
増感紙表面と密着している時にはあまり問題が生じない
が、裏蓋側増感紙表面と強く密着している時にはフィル
ムが表板側増感紙上に自然落下しなかったり、自然落下
する迄に比較的長時間を要するため吸盤によるフィルム
の吸い付け取り出しの際にトラブルが生じる。また−ヒ
記(ロ)の方法で取り出す場合には、表板側、裏蓋側の
いずれの増感紙表面と強く密着していても不都合であり
、特に裏蓋側増感紙表面と強く密着している時にはフィ
ルムがカセッテ外に自然落下しないというトラブルが生
じたり、落下するのに比較的長時間を要するため作業効
率が著しく低下したりする。
なお、フィルムと増感紙との剥離性を改善するためには
、例えば増感紙の表面全体を均一な凹凸面とする試みも
あるが、増感紙表面の凹凸の程度を大きくすると、フィ
ルムとの剥離性は改善されるものの、増感紙の画質が低
下するという欠点がある。
本発明は上述のような状況に鑑みてなされたものであり
、画質をそれほど低下させずしてフィルムとの剥離性を
良好にし、カセッテからの撮影済みフィルムの取出し性
を改善した増感紙対を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の増感紙は、支持体と、この支持体上に設けられ
た蛍光体層とを有する放射線増感紙において、該増感紙
の表面における端辺近傍の少なくとも一部分に、残余の
表面部分よりも表面粗さの?合いが大である粗面が形威
されていることを特徴とする。
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の増感紙はその表面における端辺近傍の少なくと
も一部分に、残余の表面部分よりも表面粗さの度合いが
大である粗面を形成ずる以外は従来の増感紙と同様にし
て製造される。
まず、放射線の照射を受けて可視領域あるいは近紫外領
域の発光を示す放射線増感用蛍光体と硝化綿等の結合剤
とを混合し、これに溶剤を適当量加えて最適粘度の蛍光
体塗布液を作製し、この蛍光体塗布液をロールコーター
、ナイフコーター等によって、紙、プラスチック等から
なる支持体上に塗布し、これを乾燥して蛍光体層を形成
する。
放射線増感用蛍光体としてはCaW(L、(:aWO4
:Pb等のタングステン酸塩系蛍光体、Gd20■ST
b、Y20■S:Tb等のTb付活希土類酸硫化物系蛍
光体、LaOBr:Tb. GdOBr:Tb等のTb
{q活希土類オキシハライド系蛍光体、LaOBr:T
m. LaOCl:Tm等のTm{q活希土類オキシハ
ライド蛍光体、BaFC] :Eu2”BaFBr・E
u2+等の2価のユーロビウム付活アルカノ土類金属弗
化ハロゲン化物系蛍光体、lnS :Ag、(Zn. 
Cd)S+Ag等の硫化物系蛍光体、(:sI:’II
、NaI′「1等の添化物系蛍光体、YTaO−:Nb
. GdTa04:Tb等の希土類タンタル酸塩系蛍光
体をはじめとして、放射線の照射により可視領域あるい
は近紫外領域に発光を示す蛍光体であればいづれも用い
ることができる。
結合剤としては硝化綿以外に酢酸セルロース、エチルセ
ルロース、ポリビニルブチラール、綿状ポリエステル、
ポリ酢酸ビニル、塩化ビニリデンー塩化ビニルコーポリ
マー、塩化ビニルー酢酸ビニルコボリマー、ポリアルキ
ル(メタ)アクリレー1・、ポリカーボネート、ポリウ
レタン、セルロースアセテー;・ブヂ1ノート、ポリビ
ニルアルコール、ゼラグ・ン、デキストリン等のポリサ
ッカライド、アラビアゴムなと、従来より増感紙の結合
剤として知られているものであれば、特に制限はない。
また、蛍光体塗布液の調製に使われる有機溶剤としては
たとえばエタノール、メチルエチルエ−テル、酢酸ブチ
ル、エチルエーテルなどがある。
なお、蛍光体塗布液には必要に応じてフタル酸、ステア
リン酸などの分散剤や燐酸1・リフェニル、フタル酸ジ
エチルなどの可塑剤が添加される。
蛍光体塗布液におi−1る放射線増感用蛍光体と結合剤
(固形分に換算)との混合重量比は用いられる蛍光体と
結合剤との組合せや、製造される増感紙の目標性能等に
よって異なるが、一般にはほぼ2:1ないし100:l
の範囲から任意に選ばれ,特に8:lないし40:1の
範囲から選ぶのがより好ましい。
更に本発明の増感紙に使用される支持体としては、酢酸
セルロース、プロビオン酸セルロース、酢酸酩酸セルロ
ース、ポリエチレンテレフタレ1・等のポリエステル、
ボリスヂレン、ポリメチルメタクリレート、ボリアミド
、ボリイミト、塩化ビニルー酢酸ビニルコボリマー、ボ
リカーボネートなどの樹脂をフィルム状にしたもの、ハ
ライタ紙、レジンコート紙、通常の紙、アルミニウム箔
、アルミニウム合金箔などが用いられる。
次に必要に応じて、−[辿のようにして支持体−1二に
形成された蛍光体層の上に例えばポリエチレンデレフタ
レート、ポリエヂレン、へり塩化ビニリデン、ボリアミ
ド等の透明フィルムからなる保謹膜を形成ずることによ
り、従来の増感紙を製造した後、その表面の端辺近傍に
他の部分よりも凹凸の度合いの大なる粗面を形成するこ
とによって本発明の増感紙を得る。
第1図は本発明の増感紙の表面側からみた平面図を例示
するものであり、第1図(a)は表面の端辺近傍に他の
表面部分より凹凸の度合いが大である帯状の粗面R1が
設けられた増感紙の例、第1図(b)は表面の対向する
一組の端辺近傍に他の表面部分より凹凸の度合いが大で
ある帯状の粗面R2が設けられた増感紙の例、第1図(
c)は表面の四端辺近傍に他の部分よりも凹凸の度合い
が犬である帯状の粗面R3を設&−jると共に粗面R3
よりも更に凹凸の度合いが大である粗面R4が表面の四
隅に設レづられた増感紙の例、そして第1図(d)は表
面の一端辺近傍に他の部分よりも門凸の度合いが大であ
る円形状の相面R5が辺番ご沿って断続的に並べて設け
られた増感紙の例である。本発明の増感紙において、第
1図に例示するようにその表面の端辺近傍の少なくとも
一部に残余の表面部分よりも表面粗さの度合いが人であ
る粗面を形成ずる理由は、画質が低下したり、被写体像
の読影に支障を来たしたりするのを防庄するためであり
、特に、増感紙の表面の端辺から少なくともおよそ20
mm内側に入った位置よりも端辺側に設けておくのがよ
り好ましい。
増感紙の表面粗さは例えばJIS B 0601におい
て定義されている中心線平均粗さ(Ra)で表わすこと
によって定量化が可能であるが、本発明の増感紙におい
て従来のものに比べてフィルムの剥離性、カセッテから
の撮影済みフィルムの取出し5性をより良好にするため
には、その増感紙表面の端辺近傍の少なくとも一部分に
設むづられる粗面の中心線平均粗さ(R.)と残余の表
面部分の中心線甲均粗さ(R.)との差が、この差の最
も大きいところで03μmより大となるようにすること
が望ましい。
増感紙の表面の一部分に他の表面部分よりも凹凸の大な
る粗面を形成するには例えば表面に凹凸を設けて粗面化
された金属ロールと、平滑な表面を有するバックアップ
ロールとの間に、上記金属ロールの凹凸面と増感紙の表
面とが接するような向きにして上述のようにして製造さ
れた増感紙の一端を通過させることによってなされ、こ
の時、形成される粗面の表面粗さの程度は用いられる金
属ロールの凹凸の振幅、バックアップロールの硬度、金
属ロールとバックアップロールとの間にかける圧力(線
圧)、温度並びに回転速度等を変えることにより任意に
調節することが出来る。
増感紙の表面の一部分に他の表面部分よりも凹凸の大な
る粗面を形成する方法として、上述のように粗面を有す
ロールの間に増感紙を通過させる方法の外に、平滑な基
板上に置かれた増感紙表面の所定の場所を、任意の形状
を有し、かつ表面に凹凸を設けて粗面化された高硬度の
抑圧面を有するブレッサーで押圧する方法や、増感紙表
面の所定の場所に珪砂の粉末等の高硬度の固体粉末を高
速度で吹きつける方法(サンドブラスト法)を用いても
良い。
なお、本発明の増感紙を2枚一組で増感紙対として使用
する場合、各増感紙表面の一部分に設けられた、他の表
面部分よりも凹凸の大なる粗面部分が、フロント増感紙
としてカセッテの表板の内面に貼付される場合には表板
と裏蓋とを連結する蝶番の設けられている側に位置する
ように貼イ」し、また、バック増感紙としてカセッテの
裏蓋の内面に貼付される場合には裏蓋の開口側に位置す
るように貼付しておくと、撮影済みのフィルムの剥離性
が特に良好である。
実施例I CaW04螢光体100重量部と塩化ビニルー酢酸ビニ
ル共重合体(結合剤)8重量部とからなる滌合物中に溶
剤として酢酸エチルを添加し、ポールミルで充分に混合
して螢光体塗布液を調製した。
11 ?に、TiO■粉末が練り込まれた厚さ190μmのポ
リエヂレンテレフタレートフィルムからなる支持体を用
意し、この上に上記螢光体塗布液を、乾燥後の螢光体塗
布重量がおよそ4 5 mg/cm”となるようにナイ
フコーターで塗布し、乾燥させて螢光体層を形成し、こ
の螢光体層上に厚さが約12μmのポリエチレンフタレ
ートのフィルムからなる透明保護膜をラミネートして中
心線平均粗さ(R.)が0.5μmであり、表面粗さが
全面ほぼ均一である増感紙[Ro]を作製した。
なお、増感紙表面の中心線平均粗さ(R.)は、東京精
密KK製サーフコム550A型を用い、触針部の測定力
0.5gf .カットオフ値2.5mm、測定長さ12
. 5mmの条件で測定した(以下、同様にして測定)
次いで80℃に保たれている表面に凹凸の設けられた金
属ロールと、表面が平滑なバックアップロールとの間に
、上述のようにして作製された増感紙[Ro]を、その
表面の一端から幅10mmの範囲のみが上記金属ロール
の凹凸面と接するよう12 にして、6 0 k g/cmの線圧でこの金属ロール
とバックアップロールとで加圧しながらこの間を通過さ
せ、増感紙表面の一端辺に中心線平均粗さ(Ra ) 
1.2 Bmで、幅10mmであり、第1図(a)に例
示した形状の帯状粗面を有する増感紙[11を製造した
これとは別に上記増感紙[R0]と同様にして表面の中
心線平均粗さ(R.)が0.5umであり、表面の平均
粗さが全面にわたってほぼ均一である2枚の増感紙(増
感紙[R,]および増感紙[R2] )を製造した。
上述のようにして得られた各増感紙の中から、先ず、カ
セッテの表板の内面に増感紙[R1]を、裏蓋の内面に
増感紙[R2]をそれぞれ貼付し、この間にフィルムを
入れて裏蓋を閉じ、増感紙にフィルムを密着させた後、
カセツテの蓋を開放し、フィルムを取り出すテスト機を
用いて、カセッテの表板側を上にして水平に保持し、裏
蓋を下側に向って30゜開放した時にカセツテ内のフィ
ルムが自然落下するまでの時間を測定するとい?、フイ
ルム剥離試験を10回反復して行ったところ、この時の
フィルムが自然落下するまでの平均時間は20秒であっ
た。 これに対し、カセッテ内の裏蓋の内面に、増感紙
[R2]に代えて増感紙[1]を、これの表面に形成さ
れた帯状粗面部分がカセッテの開口部側に位置するよう
にして貼付し、上記試験法と同様にしてフィルム剥離試
験を10回反復したところ、この時 の、フィルムが自然落下するまでの平均時間は15秒で
あり、表面の一部分に他の部分よりも凹凸の大なる粗面
を設けた増感紙[I]では、フィルムの剥離性が著しく
改善されていた。
実施例2 Gd20■:Tb螢光体100重量部と塩化ビニルー酢
酸ビニル共重合体(結合剤)8重量部からなる混合物中
に溶剤として酢酸エチルを添加してボールミルで充分に
混合して螢光体塗布液を調製し、以下実施例1の増感紙
[Ro]と同様にして中心線平均粗さ(R.)が0.5
μmであり、表面粗さが全面ほぼ均一である増感紙[S
.]を製造した。なお、増感紙表面の中心線平均粗さ(
R.)は実施例1と同様にして測定した。
次いで90℃に保たれた、表面に凹凸の設けられた金属
ロールと、表面が平滑なバックアップロールとの間に、
上述のようにして作製された増感紙[S.]を、その表
面の一端から幅5mmの範囲のみが上記金属ロールの凹
凸面と接するようにして7 0 kg/cmの線圧でこ
の金属ロールとバックアップロールとで加圧しながらこ
の間を通過させ、増感紙[SO]の一端辺に中心線平均
粗さ(Ra)1.5μmの帯状粗面を形成し、次いでこ
の帯状粗面が形成された辺の対向する辺にも上記と同様
にして帯状粗面を形或することにより、増感紙[S0]
の両端辺に、中心線平均粗さ(Ra)が1.5 g.m
で、幅5mmであり、第1図(b)に例示した形状の帯
状粗面を有する増感紙[II]を製造し、更に増感紙[
II]と同様にして増感紙[ III ]を製造した。
これとは別に上記増感紙[S0]と同様にして表面の中
心線平均粗さ(R.)が0.5μmであ15 l 6 り、表面の平均粗さが全面にわたってほぼ均一である2
枚の増感紙(増感紙[S1]及び増感紙[S2])を製
造した。
上述のようにして得られた各増感紙の中から、先ず、カ
セッテの表板の内面に増感紙[S,]を、裏蓋の内面に
増感紙[S2]をそれぞれ貼付し、実施例1と同様にし
てフィルムを取出すテスト機を用いてフィルム剥離試験
を10回反復して行ったところ、この時のフィルムが自
然落下するまでの平均時間は20秒であった。
これに対し、カセッテの表板の内面に、増感紙[S,]
に代えて増感紙[II]を、また、カセッテの裏蓋の内
面に、増感紙[S2]に代えて増感紙[ III ]を
、帯状粗面が設けられた辺の1つがカセッテの開口部側
に位置するようにして貼付し、上記試験法と同様にして
フィルム剥離試験をio回反復したところ、この時のフ
ィルムが自然落下するまでの平均時間は150秒であり
、表面の部分に他の部分よりも凹凸の大なる粗面を設け
た増感紙[II]及び増感紙[I11]ではフィルムの
剥離性が著しく改善されていた。
(発明の効果) 本発明の増感紙では、その表面粗さを全面均とせずその
端辺近傍に他の表面部分よりも凹凸の度合いが大である
粗面を設けたので、画質を低下させることなしで、撮影
済みフィルムとの剥離性が著しく改善され、特に明室に
おいて、人手によらないで撮影済みのフィルムを機械的
に取出して自動現像機に搬送するフィルムオープナーや
マルチオープナーローダーを使用する明室処理システム
における、フィルムとの剥離不良によるトラブルを著し
く減少させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) , (b) , (c)及び(d)は本
発明の増感紙表面の端辺近傍の少なくとも一部に設けら
れた粗面の形状及び位置を例示する平面図である。 丁゛.糸売 ネ+li  +−E  ゼ丁 (自発)・
1′成 2年 47I2411 4,li tJ i艮゛自    1’,   Ill
   文  毅   II役1.“l1イ′{の大小 特馳きFl−162724号 2.発明のア,称 赦q・j糊増暁紙 3 袖I1を3るκ =Iiイ′1との関係    特、/『出願人ア,  
称   化11M才ブl− .m:クス株式会冫14代
即人〒I 05  ffi03 (4:’3 1) I
 8:3 1付所 東京都港区虎ノ門ji”I”’t”
t I 3番1づ虎ノ門4o森ビル明細11浬)発明の
,1[細な説明の欄6,補正の内容 1,明細書第3頁6行の“(発明が解決し7よう゛を削
除する。 2.回書第3頁7行の゛゜とする課題)゜゛を「(発明
が解決しようとする課題)」と補正する。 3.回書第6頁11行の“゜最適゛を「所望のjと補正
する。 4 同書第′l頁1行の゜“オキシハライド゛を「オキ
シハライド系」と補正する。 5 回書第7頁5行の゛゜添加物系“を「沃化物系」と
補正する。 6,回書第7頁14行の゛ビニルコボリマーを「ビニル
コーボリマ−4と補正する。 7.同書第8頁19行の゛゜ビニルコボリマーを「ビニ
ルコーボリマー」と補正する。 8 回書第9頁5行の゛ベリ塩化゛を「ポリ塩化」と補
正する。 9.回書第17頁18行の゜゛150秒゛を「】5秒」
と補正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体と、この支持体上に設けられた蛍光体層と
    を有する放射線増感紙において、該放射線増感紙の表面
    における端辺近傍の少なくとも一部分に、残余の表面部
    分よりも表面粗さの度合いが大である粗面が形成されて
    いることを特徴とする放射線増感紙。
  2. (2)中心線平均粗さ(R_a)で表わされた上記端辺
    近傍の粗面における表面粗さと、上記残余の表面部分に
    おける表面粗さとの差(△R_a)が0.3μm以上で
    あることを特徴とする請求項1記載の放射線増感紙。
JP16272489A 1989-06-27 1989-06-27 放射線増感紙 Pending JPH0328798A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6188073B1 (en) 1997-06-19 2001-02-13 Fuji Photo Film Co., Ltd. Radiographic intensifying screen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6188073B1 (en) 1997-06-19 2001-02-13 Fuji Photo Film Co., Ltd. Radiographic intensifying screen

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