JPH0328676A - 冷媒回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は冷凍機や空調機等の冷媒を回収するにあたり、
大気中への冷媒の漏えいを防止し、全て回収することが
できるようにした冷媒（ｊｌ収装置（こ関す６。

（従来の技術） 冷凍機や空調機等において冷媒として使用されるフロン
Ｒ１２は、環境保護の見地から、最近特に全面回収が望
まれている。

例えば上記の機器においても、冷媒交換等により古い冷
媒を除去する必要があるとしても、大気中へは放出せず
に、冷媒回収装置によって回収し、再生して冷媒として
使用される。

ところで、上記回収に係る冷媒回収装置とし７ては、従
来、第３図に示す如き装置が用いられている。

これは抽気ポンプ（１）、凝縮器｛２｝、気液分離器（
３）、回収タンク（４）を一連に配管接続すると共に、
該配管に電磁弁等の開閉弁（Ｖ＋）　，（ＶＺ）　，（
Ｖ３）を設けて構成し、前記冷凍機や空調機等、被回収
側冷媒回路のガス冷媒を液化して回収タンク（４）に回
収するものである。

回収後は回収タンク（４）内の冷媒を再生するため、該
タンク（４）は取り外され、代わって空のタンク（４）
が取り付けられるが、このとき、回収装置の配管内に、
回収タンク（４）内の空気が流入するという問題があり
、この問題解決のために取り付けられているのが、前記
気液分離器（３）である。

即ち、被回収側冷媒回路のガス冷媒は、開閉弁（ν１）
を介して抽気ポンプＨに吸入され、高温１高圧となって
、吐出後、凝縮器（２）で冷却，液化され、ここで、一
旦、前記気液分離器（３）に流入する。液冷媒に混濁し
た空気は、この気液分離器（３）において、液冷媒から
分離され、リリーフバルブ（５）を介し゜Ｃ大気中に排
出される。そして液冷媒は、この後、回収タンク（４）
に流入して回収される。

（発明が解決しようとする課Ｂ） ところが、上記の気液分離器を用いても、なお、空気の
分離は完全ではなく、例えばこの種の装置において、４
０％νｏ１　ものＲ１２が、排出空気中に含まれている
ことがある。

そこで、かかる不都合を防止すべく、冷媒回収とは別に
、予め、配管系統内の空気を除去することが考慮される
が、他方、従来のこの種回収装置は回収運転停止に伴い
−，その配管中に、液冷媒が残留するという特性があっ
て、この手段によるだけでは問題解決は困難であった。

本発明はかかる状況に対処して、上記残留冷媒を全てタ
ンクへ回収すると共に、配管系統内から空気だけを排出
せしめて、回収冷媒が大気中に放出されることを防止し
、合わせて冷媒回収効率を向上させることを目的とする
ものである。

（課題を解決するための手段） 即ち、上記課題に適合する本発明の特徴は、第２図に概
略示する如く、被回収側冷媒回路の冷媒ガスを抽気ポン
プ（１）によって吸入、圧縮し、凝縮器（２）で液化し
て回収タンク（４）に回収する一方、回収タンク（４）
と抽気ポンプ（１）吸入側との間に両者を直接連結する
配管Ｑ３を配し、該配管０刃並びに前記凝縮器（２）と
回収タンク（４）との間に開閉弁（ＶＺ），（ν１）を
夫々介設すると共に凝縮器（２）出口側で、前記開閉弁
（ν１）間に外部へ開口する開口部（７）を設けてこれ
に開閉弁（Ｖ４）を装設し抽気ポンプ（１）を作動させ
、運転開始時は配管内の空気を一帰するために開閉弁（
Ｖｚ）　，　（Ｖ４）を開、開閉弁（Ｖ＋）．（Ｖ３）
を閉、通常運転時は開閉弁（Ｖｌ）．　（Ｖ３）を開．
開閉弁（ＶＺ），（Ｖ４）を閉とし、かつさらに運転終
了にあたり開閉弁（Ｖｌ）．　（Ｖ２），　（Ｖ３）を
開、開閉弁（Ｖ４冫を閉として所定時間、抽気ポンプｆ
ｌ）の作動を続けた後、抽気ポンプｍの停止と共に全開
閉弁を閉しる如く制御してなることにある。

（作用） 上記の構戒により、本発明に係る冷媒回収装置は、運転
開始時に、回収タンク（４）から抽気ポンプ（１）、凝
縮器（２）、開口部（７）を経て外部へ至る経路だけが
、開閉弁（Ｖｆｆｉ），（Ｖ４）の開放によって形成さ
れ、同時に抽気ポンプ（１）が作動するものであるから
、配管系統内の空気を開口部（７）から速やかに排出さ
せることかできる。

従って次に、通常の回収運転として、被回収側冷媒回路
から抽気ポンプ（１）、凝縮器（２）を経て回収タンク
（４）に至る経路だけが開閉弁（Ｖ１）、（Ｖ！）の開
放によって形成されたときは、空気の分離作用を伴わな
いものであるから、効率よく冷媒の回収がなされる。． そして、被回収側冷媒回路からの冷媒回収が終わり、運
転終了にあたっては、前記回収運転時の配管経路に加え
て、回収タンク（４）と抽気ポンプ｛１｝吸入側との連
結路をも、開閉弁（Ｖ２）の開放により開設ずると、抽
気ポンプ｛１）から凝縮器（２）を経て、回収タンク（
４）に至り、再び抽気ポンプ（１）へ向かう循環路が形
威され、配管内に残留する冷媒は、このｉ環路を廻るう
ちに全て回収タンク（４）に回収される。

（実施例） 以下、更に本発明に係る冷媒回収装置の実旅例を添付図
面にもとづいて説明すると、第１図は、その系統図を示
し、先に概略示した冷媒回収装置の詳細図であって、第
２図と同等のものは、同番号を付してある。

即ち、同図中（［）は抽気ポンプ（１）であり、適宜駆
動装置によって気体を吸入、圧縮し７、吐出する既知の
構或のものである。ここでは電動モータ（８）によって
駆動される。また０ωは抽気ポンプ（１）の各軸受部に
Ｋ′８滑油を強制循環的に給油する給油機構を有した油
タンクである。

（２）は伝熱管で構威される凝縮器で、ファン（９）が
併設されて、凝縮器（２）内部を通過する冷媒を冷却す
る。ここではファン（９）の駆動は前記電動モータ（８
）が併用されている。

そして凝縮器（２）出口側配管（６）には、本発明の特
徴をなす開口部（７）が設置される。該開口部（７）は
、配管（６）途上から外部へ向かって開口し、かつ開閉
機構を有するもので、同図の如く凝縮器（２）出口側配
管（６）から分岐接続する配管を設けると共に、該分岐
配管に開閉弁（Ｖ４）を付設することにより、容易に設
置可能である。

（４）は冷媒回収装置全体の下部に設置される回収タン
クである。該回収タンク（４）は、接続バルブＯＤを介
設して液冷媒を導入するための導入管（自）と、これと
は別に回収タンク（４）から抽気ポンプ（１）の吸入側
配管へ接続する連結配管Ｑ’ｌｌを配設している。

さらに、前記開口部（７）と前記回収タンク（４）との
間には開閉弁（ν１）を配管上に設置し、一方、前記連
結配管０斗上には同様の開閉弁（Ｖ２）が設けてある。

また、被回収側冷媒回路との連結部分近傍にも、開閉弁
（Ｖ１）が設置されている。

これらの開閉弁（ν＋），（Ｖ２）　，（ｌｈ）　，（
ν４）としては、通常電磁弁が用いられるが、勿論これ
に限るものではなく、いずれにしても適当な制御千段（
Ｉ２１示せず）によって、後記する如く所定の開閉動作
がなされる。

なお、同図には、前記回収タンク（４）の導入管Ｏｚと
は別に当該個所から分岐接続した配管００を、開閉弁（
Ｖ１）と共に示しているが、これは、液冷媒を、他へ供
給するとき使用されるもので、当発明の要部をなすもの
ではなく、以降の説明では、閉じられているものとする
。

また、同図中、被回収側冷媒回路との接続路に付された
０９は減圧弁で、抽気ポンプ（１）に吸引させる冷媒ガ
スを予め適当に減圧するものである。

さらに、前記連結配管０』上に設置される０６）は熱交
換器であって、後記する回収終了の運転に際し”Ｃ抽気
ポンプ（１）へ向かう冷媒に減圧効果を奏せしめる。

以上の如く構成された冷媒回収装置の作動を次に説明す
る。

先ず、被回収側冷媒回路の所定の接続個所と、回収装置
の接続部分０７）とを連結した後、運転開始時の特徴と
して開閉弁（Ｖｌ）　．（Ｖ：ｌ）を共に閉じ、開閉弁
（ν２）及び開閉弁（Ｖ４）を共に開放することにより
、回収タンク（４）から抽気ポンプ０）、凝縮器（２）
及び開口部｛７｝を経て、外部に至る配管経路が構威さ
れる。同時に、抽気ボツプ（１）を作動ずると、上記配
管経路及び該経路に連なる他の配管内の気体が、開口部
（７）から排出され、回収装置内に存在していた空気が
一掃される． これによって、この後、かかる装置は、冷媒凹収のみに
専念すればよく、従って開閉弁（Ｖ４）並びに（Ｖ２）
を閉じ、反対に開閉弁（Ｌ），　（Ｖ３）を開放するこ
とで、被回収側冷媒回路の冷媒ガスは、開閉弁（Ｖ１）
を介して装置内に導入され、減圧弁０９によって所定の
圧力に減圧された上で、抽気ポンプ（１）に吸引され、
高温、高圧に圧縮された後、凝縮器（２）でファン（９
）により冷却され液化され、しかる後、開閉弁（Ｖ１）
を経て導入管（自）を通り回収タンク（４）に貯溜され
る。

そして、次に被回収側冷媒回路において，冷媒が無くな
った時点で、回収終了時の運転がなされ、ここでは抽気
ポンプ（１）の停止と共に、今迄閉しられていた開閉弁
（ＶＸ）が開かれ、これによって装置配管内に残留する
冷媒は、抽気ポンプ＋１．）、凝縮器（２）、回収タン
ク（４）を循環し、この循環をくり返す過程で完全に液
冷媒として回収タンク（４）に回収される。ここでこの
運転は、それ程、長時間の必要はなく、例えば発明者の
実験においても２０秒で充分であった。

最後に、全ての開閉弁（Ｖ１）〜（Ｖ５）の閉鎖と共に
、抽気ポンプ（１）の停止によって、回収運転は終了す
る。

（発明の効果） 本発明は以上述べたように、凝縮器出口側配管に、外部
への開口部と開閉弁とを共に設け、運転開始時に抽気ポ
ンプの作動と共に、回収タンクから抽気ポンプ吸入側配
管との連絡路を経て開口部に至る経路だけを開放するも
のであるから、このとき配管内の空気は、速やかに人気
中に排出される。

従って、次に、被回収側冷媒と連通したときは、開閉弁
を前記の如く操作することにより前記開口部を閉鎖する
と共に、回収タンクと抽気ポンプとの連絡路も断ち、被
回収側冷媒回路の冷媒だけを′ＡＡ置内の所定の作用に
よって迅速に回収タンクに回収することができる。

そして、被回収側冷媒回路の冷媒が、全て回収装置に移
行した後は所定の開閉弁操作により回収タンクと抽気ポ
ンプ吸入側配管との連結路を再び開放して、装置内に循
環路を形成し、装置内の配管中に残存する冷媒を循環せ
しめることによって、かかる冷媒を完全にタンク内に回
収することができる。

しかして、配管中に冷媒が残存しないことにより、新た
な運転開始時の空気押出は、実効を奏し７、外部に放出
される冷媒は極めて少な《、回収効率は略１００％に達
する。

また、気液分離器を不要とすることによって、装置全体
のコストダウンとなることも本発明の利点である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る冷媒回収装置の説明図、第２図は
その概略図、第３図は従来の冷媒回収装置の概略図であ
る。 （１）・・・油気ポンプ、 （２）・・・凝縮器、 （４）・・・回収タンク、 （７）・・・開口部、 （１３）・・・配管、 （ν＋）　，　（Ｖｚ）　，（Ｖ３）　，（ＶＪ・・・
開閉弁。 第　１　図 第２　図 ７１抽気ポンプ 第３図 １

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、被回収側冷媒回路の冷媒ガスを開閉弁（Ｖ＿１）を
   介して抽気ポンプ（１）によって吸入、圧縮し、凝縮器
   （２）で液化して回収タンク（４）に回収する一方、回
   収タンク（４）と抽気ポンプ（１）吸入側との間に両者
   を直接連結する配管（１３）を配し、該配管（１３）並
   びに前記凝縮器（２）と回収タンク（４）との間に開閉
   弁（Ｖ＿２）、（Ｖ＿３）を夫々介設すると共に、凝縮
   器（２）出口側で、前記開閉弁（Ｖ＿３）間に外部へ開
   口する開口部（７）を設けてこれに開閉弁（Ｖ＿４）を
   装設し抽気ポンプ（１）を作動させ、回収運転開始時は
   配管内の空気を一掃するために開閉弁（Ｖ＿２）、（Ｖ
   ＿４）を開、開閉弁（Ｖ＿１）、（Ｖ＿３）を閉、通常
   運転時は開閉弁（Ｖ＿１）、（Ｖ＿３）を開、開閉弁（
   Ｖ＿２）、（Ｖ＿４）を閉とし、かつさらに運転終了に
   あたり開閉弁（Ｖ＿１）、（Ｖ＿２）、（Ｖ＿３）を開
   、開閉弁（Ｖ＿４）を閉として所定時間、抽気ポンプ（
   １）の作動を続けた後、抽気ポンプ（１）の停止と共に
   全開閉弁を閉じる如く制御してなることを特徴とする冷
   媒回収装置。