JPH03286404A

JPH03286404A - 磁気ヘッドの製造方法

Info

Publication number: JPH03286404A
Application number: JP8844490A
Authority: JP
Inventors: Akio Konuki; 小貫　明男
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-04-03
Filing date: 1990-04-03
Publication date: 1991-12-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野〉この発明は、例えばビデオテープレコーダに搭載される
磁気ヘッドの製造方法に関し、特にアジマスの異なるヘ
ッドを共通のベースに取り付けて成る複合ヘッドに適す
る。

（従来の技術）一般に、ビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲという〉に
使用される磁気ヘッドは、ギャップを形成する一対のコ
アチップを作成し、これら一対のコアチップをガラス等
の絶縁材を介して突き合わせ接着して形成する。一対の
コアが接着されて成るヘッドチップは、更に、ギャップ
を形成したテープタッチ面を突出させてベースに固定す
る。

ずなわち、第５図は複合ヘッドを例にした従来の磁気ヘ
ッドを示す斜視図である。第５図において、複合ヘッド
１は、方形状のベース２の一辺にスリット６を形成し、
このスリット６によって双対形成された取付は部２ａ、
　２ｂに、複合コアチップ４．５を有機接着材ｉｅ、　
ｉｓにてそれぞれ取り付ける。複合コアデツプ４．５は
、それぞれ内側となる一方のコア反対４ｂ、５ｂに、外
側となるコア反対４ａ、５ａを、それぞれガラス等の絶
縁材１０．１０を介して突き合わせ接着し、それぞれ巻
Ｉｍ満７．８を形成して巻線３．３を巻回しである。

上記した複合コアチップ４，５は、第６図の断面図及び
第７図の平面図に示すように、有機接着材１６がベース
２と複合コアチップ４．５を覆うように塗布され、ベー
ス２上に固定される。また、内側のコア反対４ｂ、５ｂ
は、テープ走行方向が、外側のコア反対４ａ、５ａより
極めて短く、ベース２に接触しているのは、外側のコア
反対４ａ。

５ａだけである。このように、従来の複合ヘッドは、各
内側のコア反対４ｂ、５ｂがベース２に接触していない
ために、コア半体４ａ、５ａは、電気的に同電位である
が、コア半体４ｂ、５ｂは、ベース２と接触していない
ため、磁気テープを走行させると、コア反対４ｂ、５ｂ
に静電気が蓄積され、不規則的にギャップを介して放電
が起きる。

このような放電により゛、ギャップ部１５の近傍のテー
プ摺動面が荒れやすくなり、高域周波数成分の記録・再
生特性が劣化し、同様にＶＴＲの再生画質を劣化させる
。

また、第８図に示すように放電の生じた部分でギャップ
部１５に微少破壊１３が発生し、実効トラック幅を小さ
くしてしまう。

この放電現象を防止するためには、コア半休同士を同電
位とすることが重要となる。これに対応して、ベース板
２のスリット６の間隔寸法を小さくすれば、コア半体４
ｂ、５ｂもベース板２と接触し、コア半休同士が同電位
とすることができるが、機械加工の制約等で困烈であり
、安価にベース板２が供給できない。

そこで、第９図の平面図に示すように、複合コアチップ
４．５のそれぞれにコア半休同士がほぼ同電位状態とな
るように、コア半体４ａ、４ｂ聞及び５ａ、５ｂ間に対
し、導電性塗料１７（例えばカーボンペースト、銅ペー
スト、銀ペースト等〉を複合コアチップ４，５の後端部
とベース板２にかけて塗布する方法がある。このｙＲ苛
性塗料１７は、常温硬化や加熱硬化型が一般に用いられ
る。

このような導電性塗料１７の塗布方法を１１０図の平面
図を用いて説明する。

複合ヘッドは、第１０図に示すように、複合コアチップ
貼付は治具２０等によって取付は部２ａ。

２ｂに、コアチップ４ａ、４ｂ及び５ａ、５ｂが貼付け
られる（但し図は、１個の複合コアチップ４のみ図示）
。貼付は治具２０の基準面２１．２２．２６にベース２
を固定し、予め準備しておいた複合コアチップ４を取付
は部２ａの上面からテープ摺動面側を突出させるように
、所定の位置に押えビン２３で固定する。この時、第１
１図に示すごとく、ベース２の基準面２６に対して、そ
れぞれの複合コアチップ４，５は、トラック幅　Ｔｗｌ
、７ｗ２が所定の寸法位置にある１１１９０２にあると
同時に、寸法差Δ口の精度が要求される。　次に、デユ
ープホルダ２４によって規制されたテフロンチューブ２
５から有機性接着材１６を吐出し、複合コアチップ４の
後端部に塗布する。有機接着材１６は、例えば瞬間接着
材や加熱硬化、ＵＶ硬化接着材等を用い、所定の硬化条
件により硬化、固定する。この時、使用する押しビン２
３は、先端が略斜状のもので、複合コアチップ４が取付
は部２ａから落下しないように、複合コアチップ４を１
点で固定している。

同様に、もう一方の複合コアチップ５も接着固定づる。

このように有機性接着材１６を塗布した後、第９図に示
したような、導電性接着材１７を、コア反対４ａ、４ｂ
及び５ａ、５ｂが導通するように塗布する。

しかしなが、従来の磁気ヘッドの製造方法であると、第
１２図に示すように、導電性塗料１７を塗布する前に有
機接着材１６．１６が、すでに広範囲に流動している場
合が多く、Ｓ電性塗料を塗布する場所が確保できないこ
とである。これにより、上述のコア半休同士の導通がと
れず、静電気による電気的、機械的特性の劣化が、磁気
テープとの接触により生じることとなる。第２は、第１
３図に示すように、複合コアチップ４，５側の面に、機
械加工によって生じた面のうねり（平面度〉と貼付は治
具の押しビン２３の押し付は位置の水平方向（矢印へ方
向）のばらつきにより、複合コアチップ４．５が矢印Ｂ
方向に上下する。この不安定要素が前述したトラック幅
ＴＷ１と７ｗ２の取付は寸法差Δ目の精度を悪化させて
しまう。

（発明が解決しようとする課題）前述した磁気ヘッド装置は、チップ固定用の有機接着材
の流動により、導電性塗料をコア半体間に塗布してもコ
ア半体間の導通が阻害されるため信頼性の高い磁気ヘッ
ドが製造できないという問題があった。

そこで本発明は、コア半体間に確実に導電性塗料を塗布
することができる磁気ヘッドの製造方法の提供を目的と
する。

［発明の構成］＜ｙａ題を解決するための手段）本発明は、各一対のコア反対を接着材を介して接着して
成る複合へラドチップの組を用意し、この複合ヘッドチ
ップをベース上に位置決めするとともに、各複合ヘッド
チップに、コア反対同士を電気的に接続する導電性塗料
をそれぞれ塗布し、前記導電性塗料を塗布した前記複合
ヘッドチップの上から有機接着材を塗布して構成して、
前記複合へラドチップの組をベースに固定するようにし
たことを特徴とする。

（作用）該導電性塗料でのコア半休の固定よりも先に有機接着材
を塗布したことにより、Ｓ電性塗料の密着性を向上する
ことができる。

（実施例）以下、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明に係る複合磁気ヘッドの製造方法の一実
施例を説明する斜視図である。

第１図において、磁気ヘッド装置４１はアジマスの異な
る複合コアチップ４４．４５を同一のベース４２に取付
けて成る。

ベース４２は、略四角形に形成さた金属板の一辺の中央
部にスリット４６を形成するとともに、−辺の両端部を
切り欠いて複合コアチップ取付は部４２ａ　、　４２ｂ
を形成している。複合コアチップ４４のコア半体４４ａ
　、　４４ｂ及び複合コアチップ４５のコア半休４５ａ
　、　４５ｂは、フェライトで代表される磁性材料によ
って形成される。上記コア半体４４ａ。

４５ａには、所定の形状の外側巻線溝４７、巻線溝４８
、が形成されており、コア半体４４ａ　、　４５ａにコ
ア半体４４ｂ　、　４５ｂを、それぞれ突合せ、ガラス
材５０によりコア半休同士を接合し、トラック規制溝５
１に規制されたトラック幅と所定のギャップ長を設ける
ようになっている。複合コアチップ４４．４５のテープ
摺動面は、回転ヘッドのドラムに合わせた曲率に加工さ
れている。複合コアチップ４４．４５の上面には、コア
半体４４ａ　、　４５ａにそれぞれコア半体４４ｂ　、
　４５ｂ　＠電気的に接続するように塗布・硬化したＵ
Ｖ硬化型導電性塗料５７の膜を形成している。

このような複合コアチップ４４．４５をベース４２のス
リット４６に対向さた状態で、半体４４ｂ　、　４５ｂ
にそれぞれ取付は部４２ａ　、　４２ｂを密着させ、そ
れぞれ取付は部４２ａ　、　４２ｂの上面からテープ摺
動面側を突出させた位置関係になる様に有機接着材５６
（例えば瞬間接着材）で固定している。

尚、複合コアデツプ４４．４５は、それぞれ巻線４３を
巻装している。

ここで、従来の磁気ヘッドと相違しているのは、チップ
固定に使用した有機接着材５６よりも先にＵＶ硬化型導
電性塗料５７を塗布していることで、チップ固定用有機
接着材が広くヘッドコアに流動しようとも、既に３［性
塗料５７が確実にコア反対４４ａ　、　４４ｂ及び５５
ａ　、　５５ｂの表面に付着しており、両コア半休の導
通（２１通抵抗Ｏ〜１０ＭΩ）が阻害されることはなく
、確実な導通性が得られる。そして、導電性塗料５７の
塗布に用いたコアチップ押えピン６３すく第２図参照〉
の構造から、ヘッド貼付は寸法精度の改善が得られてい
ることである。

以下、第２図を参照して、本発明の磁気ヘッドの製造方
法を述べる。

第２図は、複合コアチップ４４（４５）をベース４２に
貼付ける貼付は治具６０の概略構造を示している。

貼付は治具６０の基準面６１．６２はベース４２の側面
に符合するよう形成されている。押えビン６３は、端が
例えば紫外線硬化導電性塗料のデイスペンサに接続され
、内部に形ｒ５Ｌ、された導電性塗料供給用具通孔６３
ａを通して他端から導電性塗料が流出するようになって
いる。テフロンチューブ６５は、チューブホルダ６４に
よって規制され、一端に有機接着材たとえば瞬間接着材
のデイスペンサが接続され、他端から有機接着材を流出
するようになっている。

ベース４２に複合コアチップ４４を貼付ける工程では、
まず、貼付は治具６０の駐準面６１．６２にベース４２
を押し付け、固定する。そして、コアチップ４４（図中
は、片側のへッド］アのみ図示）をベース４２の取ｆ１
け部４２ａの所定の位置に静置し、押えビン６３の一端
でコアチップ４４を押える。さらに、導電性塗料のディ
スベンザを駆動して、押えビン６３の貫通孔６３ａに導
電性塗料をデイスペンサを通過させて、コア半体４４ａ
　、　４４ｂが接続されるように適量塗布する。

次に、テフロンチューブ６５をコアチップ４４後部に略
接触させて瞬間後る材を塗布し、Ｒ後に紫外線を当てて
導電性塗料を硬化させる。

第３図はこのような製造方法による効果を説明する説明
図である。

第３図に示した略図のとおり、中空構造となった押えビ
ン６３は、コアチップ４４．４５の側面のうねりに対し
て面で接触するため、そのうねりによるコアチップ４４
の歪みが平均化された形でコアチップ貼付けが進み、第
１１図に示したロ１，８２寸法の変動が改善できる。

第４図はＳ電性塗料５７と有機接着材５６の位置関係を
示した平面図である。

この図に示すように、先に塗布された導゛市性塗１３１
５７の上を有機接着材５６が流動しているのが分かる。

この事は、有機接着材５６によって、導電性塗料５７の
効果が阻害されないことを示している。この結果コアＹ
体間の導通抵抗（静電気的）は、Ｏ〜ＩＯＭΩが得られ
、静電気による放電現象を防止できので、磁気ヘッドの
信頼性が向上する。

「発明の効果］以上説明したよう本発明によれば、導電性塗料の密着性
が向上し、静電気による放電現象が防止できるので、磁
気ヘッドの信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッド装買の製造方法の一実
施例をダブルアジマス磁気ヘッド装置に適用した場合を
示す斜視図、第２図は第１図の磁気ヘッド装置の製造方
法を説明する説明図、第３図は第１図の磁気ヘッド装置
の製造方法による効果を説明づる説明図、第４図は第１
図の導電性塗料と有機接着材の位置関係を示した平面図
、第５図は従来の磁気ヘッド装置を示す斜視図、第６図
及び第７図は第５図の磁気ヘッド装置の断面図及び平面
図、第８図は第５図の磁気ヘッド装置の放電現象による
を不都合を示す説明図、第９図は他の従来の磁気ヘッド
を示すの平面図、第１０同梁　− 問題点を説明する説明図である。４４ａ　、　４４ｂ・・・コア半休、４４．４５・・・
複合コアチップ、５６・・・心機接着材、５７・・・導
電性塗料、６３・・・押えビン、６３ａ・・・貫通孔。第３既４６粱９２２に１０Ｊ７東６区３第８図悉２図第１３図

Claims

【特許請求の範囲】各一対のコア反対を接着材を介して接着して成る複合ヘ
ッドチップの組を用意し、この複合ヘッドチップをベース上に位置決めするととも
に、各複合ヘッドチップに、コア反対同士を電気的に接
続する導電性塗料をそれぞれ塗布し、前記導電性塗料を塗布した前記複合ヘッドチップの上か
ら有機接着材を塗布して構成して、前記複合ヘッドチッ
プの組をベースに固定するようにしたことを特徴とする
複合磁気ヘッドの製造方法。