JPH03296906A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録媒体にデータを記録したり磁気記録媒
体からデータを読み出したりする磁気記録再生装置に用
いられる磁気ヘッドに関するものである。

従来の技術 第５図は従来の磁気ヘッドを示す斜視図である。本従来
例では浮上型磁気ヘッドを例に挙げて説明する。

第５図において１はフェライト等の酸化物磁性材料によ
って構成されたスライダーコアで、スライダーコア１に
は一対の互いに平行な浮上レール（図示せず）が設けら
れている。２はフェライト等の酸化物磁性材料によって
構成されたコ字型のコアで、コア２は磁気ギャップとな
る非磁性物を介してスライダーコア１に突き合わされ接
合ガラス３によって互いに接合されている。従来このよ
うな磁気ヘッドに巻線を施す場合は第５図に示すコア２
の角部３．４．５と、この図では見えない角部をラッピ
ングテープによって削って角を落とし、その後にコア２
の胴Ｂ６に巻線６ａを巻回していた。ラッピングテープ
によって角を落とす訳はその角によって巻線の被覆が擦
れて巻線の導体がコア２に接触し、絶縁不良を起こすこ
とが考えられるからである。しかしこの方法では角を削
り落とすときにコア２の屑が磁気ヘッドの他の部分に付
着するので、磁気ヘッドの洗浄を行なわな（てはならな
いので、工程が増え生産性が悪いという問題点があった
。この問題点を解決するために第６図に示すような磁気
ヘッドが開発された。第６図において１はスライダーコ
ア、２はコアでこれらは従来の構成と同じである。第６
図において７は接着剤でコア２に取り付けられた樹脂製
のボビンで、ボビン７にはっば８，９，１０．１１が設
けられている。つば８とつば９は対向しており、つば１
０とつば１１が対向している。１２はつば８とつば９及
びつば１０とつば１１の間に巻回された巻線である。こ
のような構造では巻線１２が絶縁性の高い樹脂製のボビ
ン７に巻回されるので、巻線１２の被覆がはがれても絶
縁不良を起こす事はない。

発明が解決しようとする課題 しかしながら前記従来の構成では、第７図に示す様にボ
ビン７の内面の角部７ａは成型の関係上どうしても丸く
なってしまう。従って第７図に示すようにコア２の角部
２ａを角部７ａに当接させると、コア２の側面２ｂ、２
Ｃとボビン７の内面７ｂ、７ｃのそれぞれの間に隙間Ｑ
が発生し、コア２に対するボビン７の位置決めが正確に
できなかった。このためこのボビン７に巻線１２を巻回
すると、巻線１２の巻きつけ方にばらつきが生じ磁気ヘ
ッドの磁気特性がばらつくという問題点を有していた。

不発明は前記従来の問題点を解決するもので、コアに対
するボビンの位置決めが正確にでき、磁気特性のばらつ
きを防止することができる磁気ヘッドを提供する事を目
的としている。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために、ボビンのコアの角部が対向
する内面に少なくともコアの幅の長さを有する溝を形成
した。

作　　　用 この構成により、コアの角部とポビン内面の角部が当接
せず、コアの側面及び底面とボビンの内面のみが当接す
るようになる。

実施例 第１図は本発明の一実施例における磁気ヘッドを示す斜
視図である。本実施例では浮上型磁気ヘッドを例に挙げ
て説明する。第１図において１はスライダーコア、２は
コア、１２は巻線でこれらは従来の構成と同じである。

１３はコア２に取り付けられたボビンで、ボビン１３に
はつば１３ｄ、１３ｅ、１３ｆ、１３ｇがそれぞれ設け
られている。またボビン１３の内部構造は第２図に示す
様な構成になっている。第２図は第１図に示す点線ＭＮ
にそって切断したときのボビン１３の断面図である。第
２図において１３ａ、１３ｂはボビン１３の内面、１４
はボビン１３の内面１３ａの角部に設けられた溝で、溝
１４は第１図に示す矢印Ｆ方向にそって設けられている
。このように溝１４を設ける事によってボビン１３の屈
曲部１３ｃの内側の角部を内面１３ａから一段落とすこ
とが出来るので、ボビン１３をコア２に取り付けると、
屈曲部１３ｃの角部とコア２の角部２ａが接触せずに、
内面１３ａ、１３ｂと側面２ｂ、２Ｃがそれぞれ隙間無
（当接する事ができるので、コア２に対するボビン１３
の位置決めを正確に行う事ができる。

以上の様に本実施例においては、ボビン１３の内面１３
ａの内面１３ａの角部に溝１４を第１図に示す矢印Ｆ方
向にそって設けたことにより、ボビン１３の屈曲部１３
ｃの内側の角部を内面１３ａから一段落とす事ができる
ので、コア２にボビン１３を取り付けた時に、内面１３
ａ、１３ｂと側面２Ｃ１２ｂがそれぞれ隙間無く当接す
る事ができるので、従来の様にボビンをコアに取り付け
たときにボビンの内面とコアの側面に隙間が生じないの
でコア２に対するボビン１３の位置決めを正確に行う事
ができる。しかもボビン１３をコア２に接合する時には
一般に接着剤を用いているので、この実施例のように溝
１４を設けることによって、溝１４の中に接着剤が溜ま
るようになるので接着強度が増し、ボビンがコアから取
れにくくなる。

第３図は他の実施例のボビンを示す側面図である。第３
図において１５はボビンで、ボビン１５の角部には溝１
６が設けられている。第２図に示すボビンと異なる所は
、溝を形成する面をコア２の媒体対向面と反対側の面に
当接する内面に設けた事である。この場合も同様にボビ
ンの位置決めが正確にできるとともにボビンとコアの接
合強度を上げることが出来る。

第４図は他の実施例のボビンを示す断面図である。１７
はボビンで、ボビン１７には内面の角部に溝１８と、前
記内面に溝１９がそれぞれ設けられている。この実施例
の場合も同様にコアとボビンのの正確な位置決めを行う
事ができるとともにコアとボビンの接合強度を一層あげ
る事ができる。

発明の効果 本発明はボビンのコアの角部が対向する内面に少なくと
もコアの幅の長さを有する溝を形成した事により、コア
の角部とボビンの内面の角部が当接せず、コアの側面及
び底面とボビンの内面のみが当接するようになるので、
ボビンの取り付は精度が良くなり、ボビンに巻線を巻回
するときに常に同じ様に巻線を巻回できるので磁気特性
のばら第１図は本発明の一実施例における磁気ヘッドの
部分斜視図、第２図は同要部断面図、第３図は他の実施
例を示す要部断面図、第４図は他の実施例を示す要部断
面図、第５図は従来の磁気ヘッドを示す要部斜視図、第
６図は他の従来例を示す要部斜視図、第７図は従来の磁
気ヘッドの要部断面図である。

ｌ・・・・・・スライダーコア ２・・・・・・コア １２・・・・・・巻線 １３・・・・・・ボビン １３ｄ、１３ｅ、１３ｆ、１３ｇ・・・・・・つば１３
ａ、１３ｂ・・・・・・内面 １３ｃ・・・・・・屈曲部 １４・・・・・・溝 １５・・・・・・ボビン １６・・・・・・溝 １７・・・・・・ボビン １８．１９・・・・・・溝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ギャップとなる非磁性物を介して接合された一対の
   コアと、前記一対のコアの少なくとも一方の胴部及び媒
   体対向面と反対側の底部を覆うように取り付けられたボ
   ビンと、前記ボビンに巻回される巻線とを備え、前記ボ
   ビンの前記一方のコアの角部が対向する部分の内面に他
   の内面よりも一段落ちた溝を少なくとも前記コアの幅の
   長さだけ設ける事を特徴とする磁気ヘッド。