JPS61267903A

JPS61267903A - 磁気ヘツド

Info

Publication number: JPS61267903A
Application number: JP10871185A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Kato; 三雄加藤; Akira Nemoto; 昭根本
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-05-21
Filing date: 1985-05-21
Publication date: 1986-11-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］この発明は例えばビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）等の
磁気記録再生装置に用いられる磁気ヘッドに関する。

［発明の技術的背景］一般に、この種の磁気ヘッドは第４図及び第５図に示す
ようにトラック幅ＴＷ、ギャップＱを有した記録・再生
用の第１のコア１とトラック幅ＴＥ　１．　ＴＥ　２、
ギャップｇＥを有した消去用の第２のコア２とを非磁性
層３を介して一体形成して磁気記録媒体摺接用の上部コ
ア４を形成し、この上部コア４の基部に対して励磁コイ
ル５を巻装してなる下部コア６の上端部を接着した後、
これら上部及び下部コア３．６の両側部に第１及び第２
の非磁性ホルダ７．８が挟装するように接着されている
。この場合、上記上部コア、下部コア３゜６及び第１及
び第２の非磁性ホルダ７．８は各接着面を高精度に研削
してポリシングした後、第１及び第２の非磁性ホルダ７
．８を加圧力Ａで加圧すると共に、上部コア及び下部コ
ア３，６を加圧力Ｂで加圧しながら接着して密着せしめ
一体的に形成される。

［背景技術の問題点］ところが、上記磁気ヘッドではその構造上、第６図に示
すように上部コアの厚みＣＷ　１と下部コアの厚みＣＷ
　２とにコア差が生じ、かつ上部コア３及び下部コア６
の間の接着層９と第１及び第２の非磁性ホルダ７．８と
の間に接着層１０が生じた場合、上記コア差及び接着層
９，１０に相当する量だけ上部コア３と下部コア６とが
変形して接着されて接着層９が不均一に形成されるおそ
れを有していた。これによれば、上部コア３と下部コア
６との磁気的一体化が困難となり、その磁気特性が低下
すると共に、均質な磁気特性を有した磁気ヘッドを製作
することが非常に難しいという問題を有していた。

［発明の目的］この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易な
構成で、しかも、可及的に磁気特性の高性能化を向上し
得、かつ製作性を向上し得るようにした磁気ヘッドを提
供することを目的とする。

［発明の概要］すなわち、この発明はトラック幅及び磁気ギャップを有
した上部コアに対して励磁コイルが巻装される下部コア
を互いの側面部を接着して一体形成するように構成する
ことによって、接着効果を向上させ、磁気特性の高性能
化を向上させると共に、製作性を向上させるようにした
ものである。

［発明の実施例］以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図及び第２図はそれぞれこの発明よる磁気ヘッドを
示すもので、図中２０はトラック幅ＴＷ。

磁気ギャップＱ（第４図参照）を有した記録・再生用の
第１のコア２１とトラック幅　ＴＥｌ。

ＴＥ　２、磁気ギャップＱＥ（第４図参照）を有した消
去用の第２のコア２２とを非磁性層２３を介して一体形
成される上部コアである。この上部コア２０の一側面部
には非磁性スペーサ２４及び励磁コイル２５の巻装され
た下部コア２６がその一側面部を密着した状態でそれぞ
れ接着され、これら上部コア２０、非磁性スペーサ２４
及び下部コア２６は第１及び第２の非磁性ホルダ２７．
２８で挟装される。ここで、上記非磁性スペーサ２４は
その厚さＳＷが上記下部コア２６の厚さＣ２に比べて薄
く形成されており、上記上部コア２０と第２の非磁性ホ
ルダ２８との間に所定の厚さの接着層２９を設けて埋設
した状態に介在される。

すなわち、上記磁気ヘッドは製造する場合、まず上部コ
ア２０の一側部に対して非磁性スペーサ２４及び下部コ
ア２６の各−側部を対向させてガラスあるいは有機接着
材等を用いて接着すると共に、これら上部コア２０．非
磁性スペーサ２４及び下部コア２６を挟装する如く第１
及び第２の非磁性ホルダ２７．２８を配置して加圧力Ｐ
を付与しながら接着材を用いて接着する。しかして、上
記磁気ヘッドは接着の際に付与される加圧力Ｐが上部コ
ア２ｏ及び下部コア２６の接着面に対して均等に付与さ
れることとなり、その接着層２９が均一的に形成される
。

このように、上記磁気ヘッドはトラック幅ＴＷ　、ＴＷ
　１．　ＴＷ　２及び磁気ギャップｇ、ＱＥ（第４図参
照）を有した上部コア２０に対して励磁コイル２５を有
した下部コア２６を互いの側面部を密着させて接着する
ように構成し、上記上部コア２０の厚さＣＷ　１と下部
コア２６の厚さＣＷ　２とが接着面とならないようにし
たので、可及的に接着効果が向上されて従来の磁気ヘッ
ドのような高精度な加工を要することがなく、均一な接
着を可能せしめるもので、磁気特性の性能の向上化を促
進し得ると共に、その製作性も効果的に向上されるもの
である。また、これによれば、その構成上、特に上記上
部コア２０及び下部コア２６は第１図に示す接着面の８
寸法を調整することにより、磁気特性に悪影響のない程
度に薄形化を促進し得ると共に、図示しない磁気記録媒
体の摺接面に形成される接着層２９が従来の磁気ヘッド
に比べて減少されるという利点も有している。

また、この発明は上記実施例に限ることなく、第３図に
示すように非磁性スペーサ２４の厚さＳＷを下部コア２
６の厚さＣＷ　２より厚く形成し、この下部コア２６と
上記第２の非磁性ホルダ２８との間に接着層３０を設け
、第１図の磁気ヘッドに比べて摺接面に生じる接着層を
減少させるように構成することも可能なものである。こ
の場合、上記第２の非磁性ホルダ２８には加圧治具装着
用の挿入孔３１を上記下部コア２６に対向する位置に形
成して加圧接着を確実に行なうように構成すると、更に
有効な効果を期待できる。

尚、この発明は上記実施例に限ることなく、その外、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得
ることは言うまでもないことである。

「発明の効果］以上詳述したように、この発明によれば、簡易な構成で
、しかも、可及的に磁気特性の性能を向上し得、かつ、
製作性を向上し得るようにした磁気ヘッドを提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る磁気ヘッドを示す構
成説明図、第２図は第１図の分解斜視図、第３図はこの
発明の他の実施例に係る磁気ヘッドの要部を示す構成説
明図、第４因、第５図及び第６図はそれぞれ従来の磁気
ヘッドを示す構成図である。２０・・・上部コア、２１・・・第１のコア、２２・・
・第２のコア、２３・・・非磁性層、２４・・・非磁性
スベー　、す、２５・・・励磁コイル、２６・・・下部
コア、２７・・・第１の非磁性ホルダ、２８・・・第２
の非磁性ホルダ、２９．３０・・・接着層、３１・・・
挿通孔。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図第３図第４図第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）トラック幅及び磁気ギャップを有した上部コアと
、励磁コイルが巻装されるもので、前記上部コアに対し
て互いの側面部を接着して一体形成される下部コアとを
具備したことを特徴とする磁気ヘッド。
（２）前記上部コア及び下部コアを非磁性ホルダで挟装
したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁気
ヘッド。
（３）前記磁性ホルダに前記下部コアに対向した挿通孔
を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の
磁気ヘッド。