JPH03285685A - 新規プラスミノーゲン活性化因子誘導体およびその製造方法 - Google Patents

新規プラスミノーゲン活性化因子誘導体およびその製造方法

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JPH03285685A
JPH03285685A JP25341890A JP25341890A JPH03285685A JP H03285685 A JPH03285685 A JP H03285685A JP 25341890 A JP25341890 A JP 25341890A JP 25341890 A JP25341890 A JP 25341890A JP H03285685 A JPH03285685 A JP H03285685A
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serine
tpa
valine
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JP25341890A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yahara
矢原 均
Tetsuya Nagaoka
哲也 長岡
Kazuyoshi Yajima
麗嘉 矢島
Yasuhiro Ikenaka
康裕 池中
Keiji Matsumoto
圭司 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、血栓症の治療に有用である組織型プラスミノ
ーゲン活性化因子の新規誘導体、該誘導体をコードする
DNA配列、該DNA配列を有する発現ベクター、該ベ
クターを導入された形質転換体。
および該誘導体の製造方法に関する。
(従来の技術) ヒト組織型プラスミノーゲン活性化因子(以下。
TPAと略す)は、ヒトのメラノーマ細胞(BowsM
elanoma)の分泌するTPAについて特によく研
究されており2527個のアミノ酸残基からなる糖タン
パクであることが知られている(Pennica、  
Dら。
Nature、  301 214(b983))。
TPAは、血液中に存在するプラスミ/−ゲンに作用し
てプラスミンに変える酵素であり、プラスミンは血栓の
原因となるフィブリンを溶解する作用を有する。TPA
はこのフィブリンに対して強い親和性を有し、かつその
活性はフィブリン依存性7− であるため、血栓に特異的に作用すると考えられている
。そのため、  TPAは種々の血栓症の治療薬として
有用である(Grossbard,  E. B.、 
 Pharmaceutical Research,
 L,  375(b987))。しかし、血栓症の治
療のためにTPAを血液中に投与するとしても。
その効果は長時間持続せず,  TPAは血液中から急
速に消失してしまうという問題がある。TPAは主に肝
臓で代謝されると推定されており( Fuchs, H
. E。
ら+’ Blood, 64  539(b985))
 、  その血中半減期は僅かに2分である(coll
en,  D.ら、  Circulaton。
72、  :Ht4(b985))。そのため、  T
PAの血中有効濃度を一定に保つには,大量のTPAを
投与する必要がある。しかも、  TPAは水への溶解
性が小さいため高濃度で使用することができず,所定量
の丁PAを投与するためには長時間を要する。このよう
に、血栓症を効果的に治療するためにはTPAを長時間
にわたり大量に投与する必要があり,−刻を争う血栓症
の治療には適さない。さらに、  TPAは天然に微量
にしか存在しないタンパクであるため高価で,大量に使
用すると治療が極めて高価となり,患者への負担が大き
い。
このような問題を解決し,  TPAをより少量でかつ
短時間に投与し得るようにするために,化学修飾。
酵素修飾,遺伝子工学的手法などにより血中持続性を改
善されたTPA誘導体が報告されている(Browne
,  M.  J.  ら、、J.  Biol.  
Chem.、  263.  1599(b98g) 
;Dodd,  1.ら、  Thrombosis 
 and  Haemostasis。
3  523(b988);およびKayan,  N
. K.ら、  J. Biol。
Chem.、  263  3971(b988))。
しかし、これらの報告によるTPA誘導体では,血中持
続性が大幅に同上した反面,  TPAの特徴的な性質
であるフィブリン親和性の極端な低下が認められている
(Larsen。
G.  R.ら、  J.Biol.Chem.、、凝
あ 1023(b98g>)。
さらに、修飾・改変によりフィブリン溶解能が著しく低
下したTPA誘導体の例もある(■ansen L.ら
J. Biol. Chem.、  263  157
13(b988))。
このように、優れた治療効果を示すTPA誘導体はまだ
得られていない。そのため、血中持続性か向上し,かつ
TPA本来の特性をできるだけ保持し。
出血などの副作用を増大させることなく少量の段− 0− 与での血栓治療が可能であるようなTPA誘導体の開発
が待たれている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、その
目的とするところは、血中半減期が長く。
かつフィブリン溶解能の高い新規TPA誘導体を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、上記優れた性質を
有するTPA誘導体をコードするDNA配列。
該DNA配列を有する発現ベクター、該発現ベクターが
導入された形質転換体、ならびに該形質転換体を培養し
てTPA誘導体を生産することによるTPA誘導体の製
造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) TPAは、フィンガー領域、成長因子領域、クリングル
1領域、クリングル2領域およびセリンプロテアーゼ活
性を有する領域の5つの領域からなり。
これらの領域はTPAのアミノ酸配列のN末端から上記
順序で並んでいる(Pennica、  D、  ら、
  Nature。
301 214、前出)。これまでに作成され、血中持
続性およびフィブリン溶解能が評価されたTPA誘導1
1 体はいずれも、フィンガー領域を単独で欠く、または他
の領域も含めた広い領域のアミノ酸配列が欠失した欠失
体である(Hansen Lら、  J、 Biol。
Chem、 263.15713前出; Larsen
、  G、 R,ら、J。
Biol、 Chem、、 263.1023.前出;
およびCo11en。
D、ら、  Blood、  71. 219(b98
8))。このようなフィンガー領域を欠< TPA誘導
体は、血中持続性は向上するがイソロイシン、ビトロで
の血栓溶解能が著しく低下する。従って、フィンガー領
域は、プラスミノーゲン活性化能またはフィブリン溶解
能を担っていると考えられる。
発明者らは、フィンガー領域のこのような特性を損なう
ことなしに血中持続性が向上したTPA誘導体を作製す
るために、遺伝子工学的手法を用いてフィンガー領域の
アミノ酸置換体を数多(作成し。
評価した。その結果、血中持続性が改善された多くの誘
導体が得られた。しかし、これらフィンガー領域のアミ
ノ酸が置換されたTPAは、一般に、血栓溶解能が天然
型TPAに比べて低い場合が多いことがわかった。その
ため1発明者らは、さらに検討=12− を加え、フィンガー領域の所定の位置が置換されたTP
A誘導体の中に、天然型TPAと同等な血栓溶解能を有
し、かっ血中持続性が遥かに改善されたTPA誘導体が
あることを見い出し1本発明を完成するに至った。
本発明のTPA誘導体は、  TPAのアミノ酸配列の
N末端から37番目のアスパラギン、38番目のセリン
39番目のグリシン、40番目のアルギニン、411目
のアラニン、および42番目のグルタミンのうちの。
少なくとも1個のアミノ酸が他のアミノ酸、好ましくは
疎水性アミノ酸に置換されたアミノ酸配列を有する。
好適な実施態様においては、上記疎水性アミノ酸はフェ
ニルアラニン、バリン、イソロイシン、ロイシン。
ロイシンまたはセリンである。
好適な実施態様においては1本発明のTPA誘導体は、
  TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目のアス
パラギンをセリンに、38番目のセリンをバリンに。
39番目のグリシンをバリンに、40番目のアルギニン
をグルタミン酸に、41番目のアラニンをセリンに、そ
して42番目のグルタミンをセリンに置換するアミノ酸
置換のうちの少なくとも1種の置換を含むアミノ酸配列
を有する。
好適な実施態様においては2本発明のTPA誘導体は、
  TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目のアス
パラギンをロイシンに、38番目のセリンをバリンに、
39番目のグリシンをバリンに、40番目のアルギニン
をイソロシンに、411目のアラニンをバリンに、そし
て42番目のグルタミンをロイシンに置換するアミノ酸
置換のうちの少なくとも1種の置換を含むアミノ酸配列
を有する。
好適な実施態様においては2本発明のTPA誘導体は、
  TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目のアス
パラギンをセリンに、38番目のセリンをバリンに。
39番目のグリシンをバリンに、  40番目のアルギ
ニンをイソロシンに、41番目のアラニンをセリンに。
そして42番目のグルタミンをセリンに置換するアミノ
酸置換のうちの少なくとも1種の置換を含むアミノ酸配
列を有する。
好適な実施態様においては9本発明のTPA誘導体=1
3− 14− は、  TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目の
アスパラギンをセリンに、38番目のセリンをバリンに
39番目のグリシンをバリンに、40番目のアルギニン
をイソロシンに、41番目のアラニンをバリンに。
そして42番目のグルタミンをセリンに置換するアミノ
酸置換のうちの少なくとも1種の置換を含むアミノ酸配
列を有する。
好適な実施態様においては2本発明のTPA誘導体は、
  TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目のアス
パラギンをセリンに、38番目のセリンをバリンに。
39番目のグリシンをバリンに、40番目のアルギニン
をイソロシンに、  41番目のアラニンをバリンに。
そして42番目のグルタミンをロイシンに置換するアミ
ノ酸置換のうちの少なくとも1種の置換を含むアミノ酸
配列を有する。
好適な実施態様においては2本発明のTPA誘導体は、
  TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目のアス
パラギンをフェニルアラニンに、38番目のセリンをロ
イシンに、39番目のグリシンをフェニルアラニンに、
40番目のアルギニンをバリンに、41番目5− のアラニンをロイシンに、そして42番目のグルタミン
をフェニルアラニンに置換するアミノ酸置換のうちの少
なくとも1種の置換を含むアミノ酸配列を有する。
好適な実施態様においては1本発明のTPA誘導体は、
  TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目のアス
パラギンをバリンに、38番目のセリンをフェニルアラ
ニンに、39番目のグリシンをロイシンに、40番目の
アルギニンをフェニルアラニンに、41番目のアラニン
をイソロイシン、ロジンに、そして42番目のグルタミ
ンをバリンに置換するアミノ酸置換のうちの少なくとも
1種の置換を含むアミノ酸配列を有する。
好適な実施態様においては2本発明のTPA誘導体は、
  TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目のアス
パラギンをセリンに、38番目のセリンをバリンに。
39番目のグリシンをバリンに、40番目のアルギニン
をグルタミン酸に、41番目のアラニンをフェニルアラ
ニンに、そして42番目のグルタミンをセリンに置換す
るアミノ酸置換のうちの少なくともl16 種の置換を含むアミノ酸配列を有する。
好適な実施態様においては2本発明のTPA誘導体は、
 TPAのアミノ酸配列のN末端から28番目のセリン
がバリンに、29番目のアスパラギンがセリンに。
30番目のアルギニンがグルタミン酸に、31番目のバ
リンがセリンに、32番目のグルタミン酸がリジンに、
そして33番目のチロシンがアスパラギンにそれぞれ置
換されたアミノ酸配列を有する。
本発明のTPA誘導体は、 TPAのアミノ酸配列N末
端から7番目のアルギニンがリジンに、8番目のアスパ
ラギン酸がリジンに、そして9番目のグルタミン酸がリ
ジンにそれぞれ置換されたアミノ酸配列を有する。
本発明のTPA誘導体は、 TPAのアミノ酸配列のN
末端から10番目のリジンがグルタミン酸に、11番目
のスレオニンがバリンに、12番目のグルタミンがセリ
ンに、13番目のメチオニンがセリンに、そして14番
目のイソロイシンがセリンにそれぞれ置換されたアミノ
酸配列を有する。
本発明のTPA誘導体は、 TPAのアミノ酸配列のN
末端から15番目のチロシンがフェニルアラニンに。
16番目のグルタミンがセリンに、17番目のグルタミ
ンがセリンに、18番目のヒスチジンがグルタミン酸に
、そして19番目のグルタミンがセリンにそれぞれ置換
されたアミノ酸配列を有する。
本発明のDNA配列は、上記TPA誘導体をコードする
本発明のDNA配列は、  cDNAおよび/または染
色体DNA由来である。
本発明の発現ベクターは、上記DNA配列を有する。
本発明の形質転換体は、上記発現ベクターを動物培養細
胞に導入して得られる。
本発明のTPA誘導体の製造方法は、 (a)上記TP
A誘導体をコードするDNA配列を有する発現ベクター
を構築する工程; (b)該発現ベクターを動物培養細
胞に導入して形質転換体を得る工程;(c)該形質転換
体を培養してTPA誘導体を生産させる工程;および(
d)生産されたTPA誘導体を単離する工程を包含する
以下に9本発明をTPA誘導体の製造工程順に説明7− する。
(b)TPAをコードするDNA配列の調製遺伝子工学
的手法を用いてTPAのフィンガー領域を修飾し、血中
持続性の向上したTPA誘導体を作成するには、天然型
あるいはそれに由来するTPAのアミノ酸配列をコード
するDNA配列が必要である。
そのようなりNA配列は、  TPAをコードするcD
NAまたは染色体DNA (以下、染色体DNAをgD
NAとする)をクローニングすることにより;あるいは
TPAをコードするcDNA、 gDNA、 TPAの
アミノ酸配列などをもとにDNAを化学合成することに
より得られる。
TPAをコードするcDNAは、  Penn1ca、
  D、らNature。
301、214(b983) (前出)によりすでに単
離されており TPAをコードするgDNAは、  N
y、T、ら(Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA、、 LL
 5355(b984)) ;Brown、 M、 J
、ら(Gene、 33.279(b985)) ;お
よびDegen、 S、 J、 F、ら(J、 Bio
l、 Chem、、  261.6972(b986)
)によりそれぞれ単離されている。本明細書においては
、 TPAのアミノ酸配列およびcDNA配列に対する
番号付けはPenn1ca、 D、ら(前出)に従い。
TPAをコードするgDNA配列のエクソンに対する番
号付けはN7+ T、ら(前出)に従って行う。
この他、遺伝子操作によって得られた種々のTPA発現
ベクターが知られており9例えば、特開昭62−147
83号公報に開示されているTPA発現ベクターpSV
ePA−1を利用して、 DNA配列が得られうる。上
記pSVePA−1を用いた本発明のTPA誘導体発現
ベクターの作成例を次に示す。
まず上記発現ベクターpsVePA−1を含む宿主7例
えば、このベクターにより形質転換されたCHO−Kl
細胞(特開昭62−14783号公報、前出)からmR
NAを抽出し、これを用いてcDNAを合成してcDN
Aライフラリ−を作成し、クローニングを行う。クロー
ニングは1例えば、上記発現ベクターを適当な制限酵素
で切断して得られるDNAの断片(TPAをコードする
)をプローブとして用いた。プラークハイフリダイゼー
ションにより行うことができる。このようにして、この
プローブとハイブリダイズする陽性クローンCH79が
選択される。このクローンC179中のDNAを抽出し
、サザンハイプリダイゼーショ9− 20− ンにより解析すると、上記プローブとハイブリクイズし
、 HindlIIで約2.2kbに切断されるDNA
断片が含まれていることが分かる。この約2.2kbの
HindII[切断DNA断片を、プラスミドベクター
pUc19に挿入することにより、  cDNAクロー
ンpCH79が得られる。
このpCH79のcDNA部分の塩基配列をM13法に
より決定すると、このcDNA部分の5゛末端はプラス
ミドベクターpUc19由来のHind■認識部位に連
結されており、そこから約150bp下流には1■の認
識部位が存在し、その下流約1500bpには終止フド
ンTGAが存在する。さらに、このTGAコドンから約
410bp下流には、プラスミドベクターpUc19由
来のHind III認識部位が存在する。このcDN
A部分の塩基配列は、585番目のCがTに、そして1
725725番目Cであることを除いては、 Penn
1ca、  D、ら、 Nature、 30ユ214
、 (前出)に記載のTPAの塩基配列と一致する。
このようにして得られるTPAをコードするcDNA配
列を用いて、 TPA誘導体調製の基本となるTPA発
現ベクターが構築され得る。
(II)発現ベクターの構築 天然型TPA発現ベクターpsVecPA−1およびT
PA銹導体発現ベクターの構築を1次に示す。
(II−A)天然型TPA発現ベクターpsVecPA
−1の構築プラスミドベクターpsVsal T (特
開昭62−14783号公報、前出)、上記ベクターp
sVePA−1に含まれるgDNAおよび上記TPAの
cDNAを使用して、  TPA発現ベクターpS’/
eCPA−1が構築され得る。つまり、 TPA発現ベ
クターpsVecPA−1は、下記の■〜■の3つのD
NA断片を連結することにより構築される。この発現ベ
クターの構築の概略を第1図に示す。
■psVesal IのHind■−H4ndu断片ニ
ブラスミドベクターpsVesal I (特開昭62
−14783号公報、前出)を制限酵素Nco Iで切
断し、大きい方のDNA断片(瞼I−匹I断片、約4.
7kb)を単離し、 T4 DNAリカーセにより環状
化して得られるプラスミドベクターpsVesal I
 −Hindmを、 Hindmにて切断して得られる
大きい方のDNA断片(約4.7kb)。
■pSVePA−1の)Iindm −LIl、L U
断片:上記gDNA利用TPA発現ベクターpsVeP
A−1をHjnd I[Iおよび1■で切断して得られ
る小さい方のDNA断片(約1.9kb)。
21− 2 ■pct+79の飢IT−Hindm断片:上記cDN
AクローンpCH79を1■およびHindIIIで切
断して得られる。
TPA cDNAを含むDNA断片(約2 kb)。
このようにして構築されたTPA発現ベクターpSVe
CPA−1は、 TPA遺伝子の上流にSV40ウィル
スの初期プロモーターがTPA遺伝子が発現可能な位置
および方向で存在しており、動物細胞に導入された場合
TPAを生産し得るように設計されている。ブロモター
としては、  SV40以外にもTPA遺伝子を発現し
得るプロモーターのいずれが利用され得る。
(TI−B)フィンガー領域が修飾されたTPA誘導体
発現ベクターの構築 TPAのフィンガー領域内のい(つかのアミノ酸が置換
されたアミノ酸置換体(TPA誘導体)を調製するには
、  (b)TPAのアミノ酸配列をコードするDNA
配列に対して合成りNAブライマーを利用して変異を導
入する;(2)合成りNAを直接利用してカセット式に
変異を導入する;などの方法がある。TPAのcDNA
に対して(2)の方法を採用する場合1合成するDNA
配列は、 cDNA全部であっても一部(変異が導入さ
れる部分)のみであってもよい。一部のみを合成する場
合には、適当な制限エンドヌクレアーゼ(制限酵素)お
よびT4 DNAリガーゼを使用することにより2本来
のcDNA配列の一部分を合成りNAと置き換えること
ができる。例えば2次に示すようなアミノ酸置換が導入
された12種類のTPA銹導体PNI、 PN2、 P
N3. DSL、 SDI、 Sn2. Sn3. S
n2. Sn5. Sn6. SDIおよびSn8を生
産するためには、該アミノ酸置換部分をコードするDN
A配列を合成し、これを天然型TPAのcDNA配列の
相当する部分と置き換えた発現ベクターを構築すればよ
い。
PNI:TPAのアミノ酸配列N末端から7番目のアル
ギニンがリジンに、8番目のアスパラギン酸がリジンに
、そして9番目のグルタミン酸がリジンにそれぞれ置換
さ九たTPA誘導体; PN2:TPAのアミノ酸配列のN末端から10番目の
リジンがグルタミン酸に、11番目のスレオニンがバリ
ンに、12番目のグルタミンがセリンに、13番目のメ
チオニンがセリンに、そして14番目のイソロイシン、
ロイシンがセリンにそれぞれ置換されたTPA誘導誘導
− 3− 体; PN3:TPAのアミノ酸配列のN末端から15番目の
チロシンがフェニールアラニンに、16番目のグルタミ
ンがセリンに、17番目のグルタミンがセリンに、18
番目のヒスチジンがグルタミン酸に、そして19番目の
グルタミンがセリンにそれぞれ置換されたTPA誘導体
; DSL:TPAのアミノ酸配列のN末端から28番目の
セリンがバリンに、29番目のアスパラギンがセリンに
、  30番目のアルギニンがグルタミン酸に、31番
目のバリンがセリンに、32番目のグルタミン酸がリジ
ンに、そして33番目のチロシンがアスパラギンにそれ
ぞれ置換されたTPA誘導体;SDI:TPAのアミノ
酸配列のN末端から、37番目アスパラギンがセリンに
、38番目のセリンがバリンに、39番目のグリシンが
バリンに、40番目のアルギニンがグルタミン酸に、4
1番目のアラニンがセリンに、そして42番目のグルタ
ミンがセリンにそれぞれ置換されたTPA誘導体: Sn2: TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目
のアスパラギンがロイシンに、  38番目のセリンが
バリンに、39番目のグリシンがバリンに、40番目の
アルギニンがイソロイシンに、41番目のアラニンがバ
リンに、および42番目のグルタミンがロイシンに置換
されたTPA誘導体; Sn3:TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目の
アスパラギンがセリンに、38番目のセリンがバリンに
、39番目のグリシンがバリンに、40番目のアルギニ
ンがイソロイシンに、41番目のアラニンがセリンに、
そして42番目のグルタミンがセリンに置換されたTP
A誘導体; Sn2: TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目
のアスパラギンがセリンに、38番目のセリンがバリン
に、39番目のグリシンがバリンに、40番目のアルギ
ニンがイソロイシンに、、Hl目のアラニンがバリンに
、そして42番目のグルタミンがセリンに置換されたT
PA誘導体; Sn5:TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目の
アスハラキンカセリンに、  38番目のセリンがバリ
ンに、39番目のグリシンがバリンに、  40番目の
ア25− 26− ルギニンがイソロイシン、ロイシンに、41目のアラニ
ンがバリンに、そして42番目のグルタミンがロイシン
に置換されたTPA誘導体;Sn2:TPAのアミノ酸
配列のN末端から37番目のアスパラギンがフェニルア
ラニンに、  38番目のセリンがロイシンに、39番
目のグリシンがフェニルアラニンに、40番目のアルギ
ニンがバリンに、41番目のアラニンがロイシンに、お
よび42番目のグルタミンがフェニルアラニンに置換さ
れたTPA誘導体; Sn7:TPAのアミノ酸配列のN末端から37番目の
アスパラギンがバリンに、38番目のセリンがフェニル
アラニンに、39番目のグリシンがロイシンに。
40番目のアルギニンがフェニルアラニンに、41番目
のアラニンがイソロイシンに、および42番目のグルタ
ミンがバリンに置換されたTPA誘導体;Sn2: T
PAのアミノ酸配列のN末端から37番目のアスパラギ
ンがセリンに、38番目のセリンがバリンに、39番目
のグリシンがバリンに、  40番目のアルギニンがグ
ルタミン酸に、  41番目のアラニンがフェニルアラ
ニンに、および42番目のグルタミンがセリンに置換さ
れたTPA誘導体。
上記TPA誘導体のうちPNI、 PN2およびPN3
を生産するための発現ベクターpsVePN1. I)
SVePN2およびpSVePN3は、それぞれ以下の
■〜■の3つのDNA断片をT4 DNAリガーゼを用
いて連結することにより構築され得る。この発現ベクタ
ーの構築の概略を。
psVePNlを例にして第2図に示す。
■合成りNA断片:各ベクターについて2種類ずつの2
次に示すようなりNA配列を有する1本鎖の合成りNA
断片。この各ベクターについて2種類ずつの1本鎖DN
Aは、互いに相補的であり2発現ベクターの構築に先立
って常法によりアニールされ、2本鎖DNAとして使用
される。
(以下余白) 27− 28− PNI用合成りNA配列: 5 GATCTTACCAAqTGATCTGCAAG
AAGAAGAAAA、CGCAGATGATATAC
CAGCAACATCAGTCATG 35°ACTG
ATGTTGCTGGTATATCATCTGCGTT
TTCTTCTTCTTGCAGATCACTTGGT
AA 3“ PNZ用合成りNA配列: 5 GATCTTACCAAGTGATCTGCAGA
GATGAAGAGGTCTCCTCCTCCTACC
AGCAACATCAGTCATG 3゜5 ’ A 
CTGATGTTG CTG G TA GG AGG
A GG AGA CCTCTTCAT CTCTG 
CAGATCACTTGGTAA 3′ PNS用合成りNA配列: 5 GATCTTACCAAGTGATCTGCAGA
GATGAAAAAACGCAGATGATATTCT
CCTCTGAGTCCTCATG 35°AGGAC
TCAGAGGAGAATATCATCTGCGTTT
TTTCATCTCTGCAGATCACTTGGTA
A 3゜ ■psVecPA−1のNlam−NarI断片:上記
(III−A)項で得られたTPA発現ベクターpsV
ecPA−1を1jllTおよびNar Iで消化して
得られる小さい方のDNA断片(約0.33kb)を、
  TPAをコードするcDNAの塩基配列の250番
目付近を切断するN1alllで消化して得られるDN
A断片(約265bp)。
■psVecPA−1のB24 IT −Nar I断
片:上記(II−A)項で得られるTPA発現ベクター
psVecPA−1を、しば■およびNar Iで消化
して得られる大きい方のDNA断片(約8. Ikb)
このようにして■〜■のDNA断片を連結して構築され
た3種のTPA誘導体発現ベクター、 psVePNl
pS’/ePN2およびpSVePN3は、それぞれE
、 colt D旧株(ATCC33849)に導入さ
れて形質転換体が得られた。
上記TPA誘導体のうち、  DSLを生産するための
発現ベクターpsVeDs1は、以下の■〜■の4つの
DNA断片をT4 DNAリガーゼを用いて連結するこ
とにより構築され得る。この発現ベクターの構築の概略
を、第3図に示す。
0合成りNA断片二次に示すようなりNA配列を有する
1本鎖の合成りNA断片2種類。この2種類の1本鎖D
NAは、互いに相補的であり1発現ベクターの構築に先
立って常法によりアニールされ、2本鎖DNAとして使
用される。
29− 0 I)31用合成1)NA配列: 5’TCTTGGACTCAGAGACTC3’5’T
CAGAGTCTCTGAGTCCAAGA 3■ps
VecPA−1の頴IT −Dde r断片:上記(I
I−A)項で得られたTPA発現ベクターpSVeCP
A−1を阻■およびNar Iで消化して得られる小さ
い方のDNA断片(約0.33kb)を、  TPAを
コードするcDNAの塩基配列の270番目付近を切断
するDdeIで消化して得られるDNA断片(約80b
p)。
■pS’/eCPA−1のニI −Nar I断片:0
項の1■Nar I断片(0,33kb)を、  TP
AをコードするcDNAの塩基配列の290番目付近を
切断する石工で消化して得られるDNA断片(約230
bp)。
■pSVeCPA−1の11I −Nar I断片:上
記(IF−A)項で得られるTPA発現ベクターpSV
eCPA−1を、Inおよび励工■で消化して得られる
大きい方のDNA断片(約8.1kb)。
このようにして■〜■のDNA断片を連結して構築され
たTPA誘導体発現ベクター、 psVeDslは、E
Coli D旧株 (ATCC33849)に導入され
て形質転換1− 体が得られた。
上記発現ベクターにより生産され得るTPA誘導体PN
I  PN2  PN3およびDSLのN末端付近の配
列を天然型TPAと比較して第6図に示す。
上記TPA誘導体のうち、  SDI、 SC2,SC
3,SC2゜Sn2  SC6,SC7およびSn2を
生産するための発現ベクターpsVesD1. pSV
eSD2.  psVesD3.  psVesD4.
  ps’/eSD5.  pSVeSD6.  pS
VeSD7.  およびpsVesD8は、それぞれ以
下の■〜0の4つのDNA断片をT4 DNAリガーセ
を用いて連結することにより構築され得る。
この発現ベクターの構築の概略を、  pSVeSD8
を例にして第4図に示す。
0合成りNA断片:各ベクターについて2種類ずつの2
次に示すようなりNA配列を有する1本鎖の合成りNA
断片。この各ベクターについて2種類ずつの1本鎖DN
Aは、互いに相補的であり1発現ベクターの構築に先立
って常法によりアニールされ、2本鎖DNAとして使用
される。
(以下余白) 32− SDI用合成りNA配列: 5’GTGGCAGGAGGACTCCACCACAG
AGCACCAGCAAT 3゜5°ATTGCTGG
TGCTCTGTGGTGGAGTCCTCCTGCC
ACTCA 3゜SD2用合成りNA配列: 5°GTGGCACAGCACAATCACCACCA
GGCACCAGCAGT 3゜5°ACTGCTGG
TGCCTGGTGGTGATTGTGCTGTGCC
ACTCA 3゜SD3用合成りNA配列: 5’ GTGGCAGGAGGAGATCACCACA
GAGCACCAGCAGT 3’5°ACTGCTG
GTGCTCTGTGGTGATCTCCTCCTGC
CACTCA 3”SDd用合成りNA配列: 5°GTGGCAGGAGACAATCACCACAG
AGCACCAGCAGT 3゜5°ACTGCTGG
TGCTCTGTGGTGATTGTCTCCTGCC
ACTCA 3SD5用合成りNA配列: 5” GTGGCACAGCACAATCACCACA
GAGCACCAGCAGT 3゜5’ ACTGCT
GGTGCTCTGTGGTGATTGTGCTGTG
CCACTCA 3”SDS用合成りNA配列: 5’ GTGGCAGAACAGCACAAACAGG
AAGCACCAGCAGT 35°ACTGCTGG
TGCTTCCTGTTTGTGCTGTTCTGCC
ACTCA 3SD7用合成りNA配列: 5’  GTGGCAGACAATGAACAGGAA
GACACACCAGCAGT  3’5° ACTG
CTGGTGTGTCTTC:CTGTTCATTGT
CTGCCACTCA  3゜SD8用合成りNA配列
: 5  GTGGCAGGAAAACTCCACCACA
GAGCACCAGCAAT 35” ATTGCTG
GTGCTCTGTGGTGGAGTTTTCCTGC
CACTCA 3゜■psVecPA−1のBHI I
I −Sg2. I断片:上記(II−A)項で得られ
たTPA発現ベクターpSVeCPA−1を虱■および
Nar Iで消化して得られる小さい方のDNA断片(
約0.33kb)を、  TPAをコードするcDNA
の塩基配列の290番目付近を切断する事■で消化して
得られるDNA断片(約100bp)。
@1psVecPA−1のDraIII −Nar I
断片:0項の1■NarI断片(0,33kb)を、 
 TPAをコードするcDNAの塩基配列の320番目
付近を切断するDraTIIで消化して得られるDNA
断片(約200bp)。
QpSVeCPA−1のBBq II −Nar I断
片:上記(II−A)項で得られるTPA発現ベクター
psVecPA−1を、IIIおよびυ、rlで消化し
て得られる大きい方のDNA断片(約8.1kb)。
3 4− このようにして■〜0のDNA断片を連結して構築され
た8種ノTPA誘導体発現ベクター 、 psVesD
]、。
psVesD2. psVesD3. psVesD4
. pSVeSD5. psVesD6psVesD?
およびpsVesD8は、それぞれE、 calf D
HI株 (ATCC33849)に導入されて形質転換
体が得られた。これらは工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されている。それぞれの受託番号を以下に示す
: ベクター:   名称   (受託番号)psVesD
2: E、 coli DHI SD2]0 (FER
M P−11244)pSVeSD3: E、 col
i DHI 5D329 (FERM P−11245
)psVesD4: E、 coli DHI 5D4
59 (FERM BP−3082)psVesD5:
 E、 coli DHI 5D579 (FERM 
P−11247)pSVeSD6: E、 coli 
DHI 5D67  (FERM P−11243)p
SVeSD7: E、 coli DHI 5D716
 (FEBM P−11248)psVesD8: E
、 coli DHI 5D813 (FEBM P−
11249)(III)ニニ左二汰伍王 発現ベクターを動物細胞に導入して得られる形質転換体
を選択するための選択マーカー遺伝子としては、  E
cogpt (Mulljgaan、  R,C,ら、
  5cience。
5 幻1 1422(b980))、  neo (Sou
thern、  P、J、ら。
Journal of Mo1ecular and 
Applied Genetics、  L327(b
982)) 、  dhfr (Wigler、  M
、ら、  Proc、  Natl。
Acad、 Sci、 USA、、  77、 327
(b980))などの遺伝子が用いられる。これらのマ
ーカー遺伝子は、  TPAm導体発現ベクターに含ま
れていても、該ベクター以外のプラスミドに含まれてい
てもよい。後者の場合は1選択マーカー遺伝子を有する
プラスミドベクターを構築し、  TPA発現ベクター
と適当な割合で混合して使用することにより、形質転換
体のスクリーニングがなされ得る。例えば、  neo
およびdhfr遺伝子を有するマーカーベクターpsV
2neo−dhfrが好適に使用され、該ベクターは次
のように構築される。dhfr遺伝子を有するrDNA
ベクターpSV2dhfr(アメリカン タイプカルチ
ャー コレクション、  rDNA Vectors 
37146)をハtuHで切断したハ胆II−PvuH
断片と、  BamHIリンカ−d (pCGGATC
CG)とをT4 DNAリガーゼで連結しテベクターp
sV2Bdhfrを構築する。このベクターをBamH
I切断したBamHI−BamHI断片と、  rDN
AベクターpSV2neo (アメ=36− リカン タイプカルチャー コレクション、  rDN
AVectors 37149)をBamHIで切断し
て得たBamHIBamHI断片とをT4 DNAリガ
ーゼで連結することにより、環状のマーカーベクターp
sV2neo−dhf rが構築される。
(TV)       の≦   およびTPA   
 の」 宿主細胞としては動物培養細胞が用いられ、  CH(
b−K1. (ATCCCCL−61)株が好適に用い
られる。このような動物培養細胞を用いることにより、
  TPA誘導体はグリコジル化されて生産される。
動物細胞への発現ベクターDNAの導入法としては。
トランスフェクション効率に差はあるが、リン酸カルシ
ウム法(Wigler、  M、ら、  Ce1l、 
 11.、 233(b977)) 、?イクロイソロ
イシン、ジェクション法(Anderson。
W、  F、ら、  Proc、  Natl、  A
cad、  Sci、  USA、、  ′i:!J5
399(+989)) 、  リポゾーム法、  DE
AE−デキストラン1法また:J細胞融合法(5cbo
ffne、r、  W、ら、  Proe、  N(+
 1 、  ハcad、  Sei、  USA、、 
 77、 2163(b980))、  電気導入試(
達家雅明ら、細胞工学、 6. 494(b987))
などが利用され得る。このような方法によりTPA誘導
体発現ベクターを宿主細胞に導入した後、上記(III
)項に述べたようなマーカー遺伝子によって獲得した形
質により形質転換体が選択され得る。
得られた形質転換体がTPA誘導体を生産するか否かは
、それぞれの形質転換体細胞の培養液中のプラスミノー
ゲン活性化活性(プラスミノーゲンを活性化させる活性
の度合)を測定することにより調べることができる。プ
ラスミノーゲン活性化活性は、プラスミノーゲン含有フ
ィブリン平板を用いる方法(Mackie、 M、ら、
 Br1tish Journal ofHemato
rogy、  47. 77(b981)) +  プ
ラスミンの合成基質S−2251の分解を測定する方法
[A11en、  R,A、およびPepper、 D
、 S、 、  Thrombosis and Ha
emostasis、  4i、43(b981)] 
、 CLT法[Gaffney、  P、T、およびC
artis、 A、 D、 、  Thrombosi
s and Haemostasis。
53、 134(b985)]、  ELISA法 [
Ho1yoest、  T、ら。
Thrombosis and Haemostasi
s、 53.684(b985)]などにより測定され
得る。
(V)TPA    の  および 7 −38= TPA誘導体生産株の培養は、宿主となる動物細胞株に
適した培養法により行われる。培養物からのTPA誘導
体の回収および精製は、  CPG−10,キレ−ティ
ング セファロース、  Con−Aセファロース、イ
オン交換体、オクチルセファロース、セファデックスゲ
ルなどの各種担体を用いたカラムクロマトグラフィー、
抗体カラムクロマトグラフィー 電気泳動などを適宜組
み合わせて行うことが可能である。本発明においては、
各TPA誘導体生産株の培養液2〜6Lから、それぞれ
約1〜3mgのTPA誘導体精製物が得られた。
このようにして得られたTPA誘導体精製物のプラスミ
ノーゲン活性化活性は、上述の方法により測定され得、
フィブリン親和性はフィブリンクロットへの取り込みを
指標とするCo11en、 D  ら。
Blood、71216(b988)の方法により、イ
ソロイシン、ビトロでの血栓溶解能は125I−フィブ
リンからの放射能の遊離を指標とするLarsen、 
 G、 R,らの方法、 J、 Biol。
Chem、、  263. 1023(+988>、 
 あるいは、  Co11en、 D39 らの方法、  Thromb、 Haemost、、5
2.308(b984)に従って測定され得る。活性の
フィブリン依存性またはプラスミノーゲン活性化活性は
、プラスミンの合成基質S−2251を利用するCo1
1en、  D、ら、 J、Biol、Chem、、 
257.2912(b982)、(前出)の方法あるい
は。
Takada、 A、らの方法、  Haemosta
sjs、  18. 117(b988)に従って測定
され得る。そして、血中持続性は。
Beebe、  D、P、ら(Thrombosis 
Re5earch、  4 663(b986)) 、
またはMattson、  Ch、ら(Thrombo
sis Re5earch、  30. 91 (b9
83))に記載の方法により血中半減期として測定され
得る。
血栓の溶解にかかわる種々の性質としては、比活性、フ
ィブリン親和性、活性のフィブリン依存性、プロテアー
ゼ抵抗性、血中持続性、プラスミノーゲン活性化活性、
イソロイシン、ビトロ血栓分解能、阻害剤に対する感受
性などが挙げられる。本発明のTPA誘導体の血栓溶解
性は天然のTPAとほぼ同等であり、かつ天然のTPA
よりもはるかに優れた血中持続性を示す。このような性
質は、後述の実施例により明らかにされる。
40− (実施例) 本発明を以下の実施例につき説明する。
本発明に係わる諸実験は、内閣総理大臣の定める[組換
えDNA実験指針]に従って行った。実施例中のファー
ジ、プラスミド、  DNA、  種々の酵素、大腸菌
などを扱う詳しい諸操作は、以下の雑誌、成帯を参考と
した。
1、蛋白質核酸酵素、  26(4)、  (b981
,)、  臨時増刊「遺伝子操作」 (共立出版) 2、遺伝子操作実験法、高木康敬編著(b980)。
講談社 3、遺伝子操作マニュアル、高木康敬編著(b982)
、講談社 4、  Mo1ecular Clonjng a L
aboratory Mamual。
T、  ManiatisらB(b982)、  Co
1d Spring HarborLaborator
y 5、  Methods in Enzymology
、  L、Grossmamら編。
65(b980)  Academic Press6
、  Methods in Enzymology、
  R,Wu編、 65 (b979)。
Academic  Press 実m 天然型TPAをコードするDIJA配列を、以下のよう
にしてcDNAから調製した。
まず、グアニジンーホッI−フェノール法に準じ。
染色体DNA (gDNA)利用TPA発現ベクターp
SVePA1(特開昭62−14783号公報、前出)
が導入されたCHO−KL細胞から全RNAを抽出した
。この全RNA抽出物をオリゴdTセルロースクロマト
グラフィーに供し。
得られたポリA+mRNA画分をショ糖密度勾配遠心法
により分子量分画し、  TPAのmRNAを含む両分
を得た。
このmRNA画分を市販のcDNA合成キット(アマジ
ャム社)に供してcDNAを合成し、これを用いてcD
NAライブラリーを作成した。このcDNAライブラリ
ーの作成には、市販のλgtlo利用cDNAクローン
ニングキット(アマジャム社)を用いた。次いで、この
cDNAライブラリーのプラークハイブリダイゼーショ
ンを常法により行った。それには、ブロー7として、上
記発現ベクターpsVePA−1を制限酵素xbalで
切断して得られ、第10. 11および12エクソン1 〜42− を含む約2.5kbのDIIA断片を用い、該DNA断
片とハイブリダイズした陽性ファージクローンを選択し
た。
得られたいくつかの陽性ファージクローンからそれぞれ
DNAを単離し、制限酵素BindIII (宝酒造(
株)製)で消化した後、アガロースゲル電気泳動を行っ
た。その後、上記プラークハイブリダイゼーションに用
いたのと同じXbaI切断2.5kb DNA断片をプ
ローブとして用いたサザンハイプリダイゼーションを行
うことにより、陽性ファージクローンを解析した。その
結果、  CH79と命名したクローンには、上記プロ
ーブとハイブリダイズし、  Hindmで約2.2k
bに切断されるDNA断片が含まれていることが分かっ
た。この約2.2kbの旧ユdl]T切断DNA断片を
アガロース電気泳動法にて単離した後、同じく11in
dmで消化したプラスミドベクターpUC19(宝酒造
(株)製)とT4DNAリガーゼを用いて連結し、大腸
菌(E、 coli) D旧株に導入してcDNAクロ
ーンpC1179を得た。このpCH79のcDNA部
分の塩基配列を。
M2S法を利用した市販のキット(宝酒造(株)製)に
より決定した。その結果、このcDNA部分の5°末端
43− はプラスミドベクターpUc19由来のHi n d 
m認識部位に連結されており、そこから約150bp下
流には石佳■の認識部位が存在し、その下流的1500
bpには終止コドンTGAが存在することがわかった。
さらに。
このTGAコドンから約410bp下流には、プラスミ
ドベクターpUc19由来の旧ndm認識部位が存在し
ていた。このcDNA部分の塩基配列は、584番目の
CがTに、そして1725番目のAがCであったことを
除いては、  Penn1caら(Nature、 3
01.214;前出)が報告したTPAの塩基配列と一
致していた。
(n)  現ベクターの TPA発現ベクターpsVecPA−1およびTPA誘
導体発現ベクターを以下のようにして構築した。
(I[−A) TPA発現ベクターpsVecPA−1
の構築TPA発現ベクターpsVecPA−1を、下記
の0〜0項で得られる3つのDNA断片を連結すること
により構築した。この発現ベクターの構築の概略を第1
図に示す。
■psVesal I由来のHindu −Hindu
断片プラスミドベクターpsVesal I (特開昭
62−1478344− 号公報、前出)を制限酵素Neo Iで切断し、約4.
7kbの大きい方のDNA断片(Neo I −Neo
 I断片)を単離した。このDNA断片は、  SV4
0由来の大腸菌内での複製起点(OR+、)を含む初期
プロモーター領域(SVe) ;ポリアデニル化シグナ
ルを含む配列(PolyA) ;アンピシリン耐性遺伝
子(AMP、) ;および2箇所のHindIII認識
部位を有する。このNcoI−進遼I断片をT4 DN
Aリガーゼにより環状化して得られたプラスミドベクタ
ーをpsVesal I −HindIIIと命名し。
E、 coli D1株に導入して増幅させた。次に、
Lcolt DHI株から常法によりプラスミドベクタ
ーpsVesal I −Hindmを単離し、  B
indmにて切断して約4.7kbの大きい方のDNA
断片(旧ユdIII−坦工dm断片)を得た。
■psVePA−1のHindm −1]I断片」1記
のgDNA利用TPA発現ベクターpSVePA−1を
旧1dlITおよび1llIで切断し、約1.9kbの
小さいDNA断片く旧nd m −LLL II断片)
を得た。この旧旦dm旺↓■断片は、  TPAをコー
ドするgDNAの第2エクソン全部および第3エクソン
の一部を含む。
■pCH79の111− HindI[I断片上記(I
)項で得られたTPAのcDNAクローンpCH79を
1■およびHindmで切断し、  TPA cDNA
を含む約2kbのDNA断片(BBI II −Hin
dm断片)を得た。
上記■〜■のDNA断片をT4 DNAリガーゼを用い
て連結することによりTPA発現ベクターを構築し、こ
れをpsVecPA−1と命名した。このpSVeCP
A−1を、E。
coli DHI株に導入して、以下のTPA誘導体発
現ベクターの構築に用いた。このTPA発現ベクターp
sVecPA−1は天然型TPAをコードする遺伝子を
有しており。
gDNA由来部分(第1図中の番号2で示される第2エ
クソンから9番号3で示される第3エクソンの1■認識
部位まで)と、  cDNA由来部分とを含む。
(II −B) TPA誘導体発現ベクターの構築天然
型TPAのアミノ酸配列中に2表1から3に示すような
アミノ酸置換が導入された12種類のTPA誘導体を、
それぞれPNI、 PN2. PN3. DSL、 S
DI、 Sn2゜Sn2.  Sn4.  Sn5. 
 Sn6.  Sn2およびSC2と命名した。
(以下余白) =45− 46 −L+’?− これらのTPA誘導体を得るための発現ベクターpsV
ePN1. psVePN2. psVePN3. p
sVeDsl、 psVesD1psVesD2. p
sVesD3. psVesD4、pSVeSD5. 
pSVeSD6゜psVesD?およびpsVesD8
を2次の方法により構築した。
上記発現ベクターのうち、  psVePNl、 ps
l/ePN2およびpsVePN3は、以下の■〜■項
で得られる3つのDNA断片をT4 DNAリガーゼを
用いて連結することにより構築した。
■合成りNA断片 各TPA誘導体発現ベクターの構築に使用する1本鎖D
NAを、各ベクターについて2種類ずつr  DNA合
成機(38LA DNAシンセサイザー アプライド 
バイオシステムズ)を用いて合成した。この合成りNA
の配列を次に示す。この2種類の1本鎖DNAは互いに
相補的であり1発現ベクターの構築に先立って常法によ
りアニールし、2本鎖DNAとして使用した。
(以下余白) =50= PN1用合成りNA配列; 5°GATCTTACCAAGTGATCTGCAAG
AAGAAGAAAACGCAGATGATATACC
AGCAACATCAGTCATG 35 ’ A C
TGATGTTGCTGG TATA TCA TCT
GCG TTTT CTT CTT CTTG CAG
ATCACTTGGTAA 3 PNZ用合成りNA配列: 5°GATCTTACCAAGTGATCTGCAGA
GATGAAGAGGTCTCCTCCTCCTACC
AGCAACATCAGTCATG 3’5’ A C
TG ATGTTGCTGG TAGG AGG AG
GAGA CCTCTTCATCTCTG CAGAT
CACTTGGTAA 3 PN3用合成りNA配列: 5”GATCTTACCAAGTGATCTGCAGA
GATGAAAAAACGCAGATGATATTCT
CCTCTGAGTCCTCATG 3゜5’ A G
GA CTCA GAGGA GAATA TCA T
CTGCG TTTTTTCATCTCTG CAGA
TCACTTGGTAA 3 ■psVecPA−1のNIaIIT −Nar I断
片上記(TI−A)項で得られたTPA発現ベクターp
SveCPA−1を職ユ■およびNar Iで消化し、
小さい方のDNA断片(h±■−匡■断片;約0.33
kb)を得た。
この1■−塗工断片を、  TPAをコードするcDN
Aの51− 塩基配列の250番目付近を切断する旧alllで消化
して、約265bpのNIaIIT −Nar I断片
を得た。
■pSVeCPA−1の11I −Nar I断片上記
(n−A)項で得られたTPA発現ベクターpSVeC
PA−1を1■およびυ工Iで消化し、大きい方のDN
A断片(lll−匡I断片;約8.1kb)を得た。
このようにして得られた■〜■のDNA断片を連結して
、3種の発現ベクター(psVePNL、 psVeT
’N2およびpsVePN3)を構築した。構築された
TPA誘導体発現ベクターをそれぞれE、 colt 
DH1株(ATCC33349)に導入し、形質転換体
を得た。
上記発現ベクターのうち、  psVeDsl(DSL
を発現する)は、以下の0〜0項で得られる4つのDN
A断片をT4DNAリガーゼを用いて連結することによ
り構築した。
0合成りNA断片 各TPA誘導体発現ベクターの構築に使用する1本鎖D
NAを、各ベクターについて2種類ずつ、  DNA合
成機(38LA DNAシンセサイザー、アブライドバ
イオシステムズ)を用いて合成した。この合成りNAの
52− 配列を次に示す。この2種類の1本鎖DNAは互いに相
補的であり2発現ベクターの構築に先立って常法により
アニールし、2本鎖I)N Aとして使用した。
DSI用合成りNA配列: 5°TCTTGGACTCAGAGACTC3゜5°T
CAGAGTCTCTGAGTCCAAGA 3’■p
sVecPJ’rlの風U −Dde I断片上記(T
J−A)項で得られたTPA発現ベクターpSveCP
A−1をInおよびNar Iで消化し、小さい方のD
NA断片(頴■−用■断片;約0.33kb)を得た。
このBBqlI−Na工■断片を、  TPAをコード
するcDNAの塩基配列の270番目付近を切断するD
deIで消化して、約80bpの111−DdeI断片
を得た。
■psVecPA−1のSg4 I −Mar I断片
上記(If−B)0項で得られた約0.33kbの工T
INar I断片を、  TPAをコードするcDNA
の塩基配列の290番目付近を切断する鏡■で消化して
、約230bpのジ上I−レエI断片を得た。
■psVecPA−1のmTI−Nar■断片上記(I
T−A)項で得られたTPA発現ベクターpSveCP
A−1をInおよびNar Iで消化し、大きい方のD
NA断片(LLL II−用■断片:約8.1kb)を
得た。
このようにして得られた■〜■のDNA断片を連結して
1発現ベクター(psVeDsl)を構築した。構築さ
れたTPA誘導体発現ベクターをE、 couDHI株
(ATCo 33849)に導入し、形質転換体を得た
上記発現ベクターのうち、  SDI、 SC2,SC
2,SC4゜SC5,Sn2. SC7およびSn2は
、以下の0〜0項の4つのDNA断片を74DNAリガ
ーゼを用いて連結することにより構築した。
0合成りNA断片 各TPA誘導体発現ベクターの構築に使用する1本鎖D
NAを、各ベクターについて2種類ずつ、  DNA合
成機(381A DNAシンセサイザー アプライド 
バイオシステムズ)を用いて合成した。この合成りNA
の配列を次に示す。この2種類の1本鎖DNAは互いに
相補的であり2発現ベクターの構築に先立って常法によ
りアニールし、2本鎖DNAとして使用した。
一53= 54− SDI用合成りNA断片: 5°GTGGCAGGAGGACTCCACCACAG
AGCACCAGCAAT 35 ATTGCTGGT
GCTCTGTGGTGGAGTCCTCCTGCCA
CTCA 3SD2用合成りNA配列: 5’ GTGGCACAGCACAATCACCACC
AGGCACCAGCAGT 35°ACTGCTGG
TGCCTGGTGGTGATTGTGCTGTGCC
ACTCA 3’SD3用合成りNA配列: 5°GTGGCAGGAGGAGATCACCACAG
AGCACCAGCAGT 35  ACTGCTGG
TGCTCTGTGGTGATCTCCTCCTGCC
ACTCA 3゜SD4用合成りNA配列: 5’ GTGGCAGGAGACAATCACCACA
GAGCACCAGCAGT 35  ACTGCTG
GTGCTCTGTGGTGATTGTCTCCTGC
CACTCA 3’SDS用合成りNA配列: 5°GTGGCACAGCACAATCACCACAG
AGCACCAGCAGT 35  ACTGCTGG
TGCTCTGTGGTGATTGTGCTGTGCC
ACTCA 3SD6用合成りNA配列: 5°GTGGCAGAACAGCACAAACAGGA
AGCACCAGCAGT 3’5  ACTGCTG
GTGCTTCCTGTTTGTGCTGTTCTGC
CACTCA 3SDV用合成りNA配列: 5“GTGGCAGACAATGAACAGGAAGA
CACACCAGCAGT 3゜5’ ACTGCTG
GTGTGTCTTCCTGTTCATTGTCTGC
CACTCA 3’SDB用合成りNA配列: 5°GTGGCAGGAAAACTCCACCACAG
AGCACCAGCAAT 35   ATTGCTG
GTGCTCTGTGGTGGAGTTTTCCTGC
CACTCA  3■psVecPA−1のIII −
石1断片上記(II−A)項て得られたTPA発現ベク
ターpsVeCPA−1をInおよびNar Iて消化
し、小さい方のDNA断片(BBq II−用I断片;
約0.33kb)を得た。
このBBqII−Na工I断片を、  TPAをコード
するcDNAの塩基配列の290番目付近を切断する事
Iで消化して、約100bpのBBI II−Sgz 
I断片を得た。
@+psVecPA−1のDram −Nar I断片
上記(II−B)■項で得られた約0.33kbの1■
−Nar I断片を、  TPAをコードするcDNA
の塩基配列の320番目付近を切断するDra mで消
化して、約200bpの因1■−助工■断片を得た。
QpSVeCPA−1のBBq II −Nar I断
片上記(n−A)項で得られたTPA発現ベクターps
V5− 56− eCPA−1を耽↓■およびレエIて消化し、大きい方
のDNA断片(LLL II −Nar I断片;約8
. Ikb)を得た。
このようにして得られた■〜0のDNA断片を連結して
、8種の発現ベクター(psVesDl、 psVes
D2゜psVesD3. psVesD4. psVe
sD5. pSVeSD6. psVesD7およびp
SVeSD8)を構築した。構築されたTPA誘導体発
現ベクターをそれぞれE、 coli D旧株(ATC
C33849)に導入し、形質転換体旦、岨i1 DH
I SDI、 E、並Ii DHI 5D210. E
、ニDHISD329. E、匹旦DHISD459.
 E、刈旦DI(I 5D579.E、姐且DHI 5
D67、E。
(m)?−カーベクター5V2neo−dhf rの選
択マーカー遺伝子としてneoおよびdhfr遺伝子を
有するマーカーベクターを2次のようにして構築した。
まず、  dhfr遺伝子を有するrDNAベクターp
sV2dhfr(アメリカン タイプカルチャー コレ
クション、  rDNA Vectors 37146
)を制限酵素Pvu IIで切断し、ハ世II−Pvu
ll断片を単離した。このハrun −P剋■断片と2
石HIリンカーdcpcGGATccc)  (宝酒造
(株)製)とをT4 DNAリガーゼを用いて連結し。
ベクターpsV2Bdhfrを構築し、  E、 co
li DHI株に導入して増幅させた。このpsV2B
dhfrを単離してBamHIで消化し、  dhfr
遺伝子を含む約2kbのBamHIBamHI断片をア
ガロースゲル電気泳動法により分離した。このし、mH
I −BamHI断片と、  rDNAベクターpsV
2neo (アメリカン タイプカルチャー コレクシ
ョン、  rDNA Vectors 37149)を
BamHIで切断して得たBamHI −BamHI断
片とをT4 DNAリガーゼを用いて連結した。このよ
うにして構築した環状のマーカーベクターを、 E、 
coli DL株に導入した。
57− 8 このマーカーベクターをpsV2neo−dhfrと命
名した。
このpsV2neo−dhfrは、  neoおよびd
hfr遺伝子が同じ発現方向に挿入されている。
(rV)   培  胞のン   およびTPA   
 の■ 宿主細胞として動物培養細胞CHO−Kl (ATCC
CCL61)を選択し、  Chen、 C,ら(Mo
lecular andCellular Biolo
gy、 L2745(b987>)の方法に準じ。
上記(II−B)項で得られた各TPA誘導体発現ベク
ターを用いて形質転換を行った。各TPA誘導体発現ベ
クターは、上記(m)項で得られたマーカーベクターp
SV2neo−dhf rと、  (TPA誘導体発現
ベクター:psV2neo−dhfr= 300 : 
1  (重量比)〕の割合で混合して用いた。このベク
ター混合物のリン酸カルシウム共沈殿物を、予め5%ウ
シ胎児血清(Fe2)を含むMD培地(MCDB302
 :ダルベッコ変法MEM= 1 :1、シグマ社)で
生育させたCHO−Kl細胞(5X105個細胞/l0
m1培地/直径10c+n培養皿)に加え。
15時間培養した後に新しい培地に変えた。さらに48
時間培養した後、培地を5%FC3,800u g/ 
m19− G418硫酸塩(ギブコ社)、7mMε−アミノカプロ
ン酸、50MMフォイバン(小野薬品工業)を含有する
MD培地に変えた。さらに約2週間培養を続けてG41
8耐性株を分離した。0418耐性株を12穴マルチデ
イツシー(リンブロー社製)に移して底面全体に生育さ
せ、上記MD培地で24時間培養した。この培養液中に
含まれるTPA誘導体の含量を、プラスミノーゲン含有
フィブリン平板を用い、その活性を測定することによっ
て定量した(Mackie、  M、ら。
Br1tish Journal of Hemato
logy、  47. 77(b981))。
定量には、後述の(V)項に記述したように精製し、タ
ンパク定量されたTPA誘導体標品を用いた。
各形質転換体について、培養培地あたりのTPA誘導体
の生産量が0.5μg/m1以上のものを選択した。
このように選択された形質転換体細胞は、  MD無血
清培地(MD培地、  7mMε−アミノカプロン酸、
  50MMフォイハン、  1mg/mlウシ血清ア
ルブミン、および5μg/mlイソロイシン、シュリン
)においてもTPA誘導体を生産した。
(V)TPA    の口 および 160− 上記形質転換体により生産された各TPA誘導体の回収
および精製を、以下のようにして行った。この工程にお
けるTPA抗原の検出には、市販のELISAキット 
(IMUBIND TPA ELISA KIT、  
アメリカンダイアグツステイカ社製)を用いた。
(TV)項で上述したようなMD無血清培地で形質転換
体を培養して得られる。  TPA誘導体を含む培養液
を、  IMNaCl、  50MMフォイパンを含む
20mMリン酸緩衝液(pH7,5)で平衡化したCP
G−10(エレクトロヌクレオニクス社製)カラムに通
し、平衡化に用いたのと同じ緩衝液で洗浄した。CPG
−10カラムを通過した培養液および洗浄液中のTPA
抗原を測定すると、各TPA誘導体はほとんど検出され
ていないことがわかった。次いで、溶離液としてIMN
aCl、  0.5MKSCN、  IMε−アミノカ
プロン酸および50MMフォイバンを含有する20mM
リン酸緩衝液(pH7,5)を用い、  CPG−10
カラムからTPA誘導体を溶出した。この溶出液を、 
 I M NaC1,0,0L%Tween80および
50MMフォイバンを含有する20mMリン酸緩衝液(
pH7,5)にて平衡化したConA−3epharo
se (ファルマシア社製)カラムにチャージした。平
衡化に用いたのと同じ緩衝液で洗浄した後、2MKSC
N、 0.4M a−メチルマンノシド、  0.01
%Tween80および50MMフォイパンを含有する
20mMリン酸緩衝液(pH7,5)により溶出した。
このConA−3ephar。
seカラムの通過液、洗浄液および溶出液中に含まれる
TPA抗原をELTSA分析したところ、各TPA誘導
体はほとんどConA−3epha ros eカラム
に吸着し、溶出により溶出液中に回収されていることが
わかった。
次に、  ConA−Sepharoseカラム溶出液
を、  0.15MNaC1,0,01%Tween8
0および50MMフォイバンを含有する20mM!Jン
酸緩衝アンpH7,5)に対して透析した後、同緩衝液
にて平衡化した抗体カラム(PAM−2−3ephar
ose、  アメリカンダイアグツステイカ社製)にチ
ャージした。 0.3M KSCN、 0.15M N
aC1および0.01%Tween80を含有する20
mMリン酸緩衝液(pH7,5)にて洗浄した後、  
3M KSCN、0.15M NaC!および0.01
%Tween80を含有する20mMリン酸緩衝液(p
H7,5)にて溶出を行った。この溶出液中に含まれる
タンパク量を、ウシ血清アルブミンを標準61 62 としてローリ−法により測定した。その結果、各TPA
誘導体生産株の培養液2〜6Lから、約1〜3mgのT
PA誘導体がそれぞれ得られていることがわかった。
実施例1で得られたTPA誘導体(、PNI、 PN2
. PN3゜DSL、 Sn2および5D8)のプラズ
マクロット溶解能を。
次に示すコレンらの方法にしたがって測定した[Co1
1en  D  ら、  Thromb、 Haemo
st、  52. 308  (b984)]。
まず、5人のボランティア−より、クエン酸(チトシー
ト ミドリ十字■製)を用いてプラズマを調製し、これ
らを混合して次に示す測定に用いた。このプラズマ1.
mlに 125 Iラベル フィブリノーゲン(b,0
MBq/ml) 10μl、  tooユニット/ml
のヒトαトロンビン25μl、  および0.5M  
CaCl250 μlを添加し、混合物を速やかにシリ
コンチューブ(内径4 mm、  外径8 mm)に入
れ、37℃で1時間にわたり凝固させた。生じたクロッ
トの入ったシリコンチューブを1cmの間隔で切断後、
チューブから63− クロットを取り出して、  0.85%食塩水にてよく
洗浄した。
このようにして作製したプラズマクロットを2゜5ml
のプラズマ中にうかべた後、  TPAあるいはTPA
誘導体を添加し9反応を開始した。反応開始後、1時間
ごとに50μmのプラズマをサンプリングし、プラズマ
クロットから遊離されてプラズマ中に存在する125■
の放射能をγカウンターにて測定した。
測定は5時間まで行った。プラズマクロットが100%
溶解したときの放射能を100%として、各時間での溶
解率を求めた。結果を第6図および第7図に示す。コン
トロールとしては7 天然型TPA発現ベクターpsV
ePA−1によって形質転換されたCHO−Kl細胞よ
り得られたりコンビナンドTPA (特開昭62−14
783号公報)を用いた。Sn2は、  CHOリコン
ビナントTPAと同等な溶解能を示したが、その他の誘
導体については、溶解能がやや低かった。第6図におい
て・印はPNI、  目印はP N2.  閣印はPN
3.○印はDSL。
Δ印はCHO−1細胞より得たりコンビナンドTPA、
  およびム印はTPAあるいはTPA誘導体を添加し
ない状64 態で起こる自然溶解の結果をそれぞれ示す。第7図にお
いて、○印はSn2.  e印はSn2.Δ印はCHO
1細胞より得たりコンビナンドTPA、  およびム印
はTPAあるいはTPA誘導体を添加しない状態で起こ
る自然溶解の結果をそれぞれ示す。
精製した各TPA誘導体、またはCHO−Kl細胞から
得た天然型組換えTPA (特開昭62−14783号
公報、前出)の約300μgを、ウサギに耳介静脈から
単回投与し。
その血中半減期を測定した。測定は、  ELISAを
用いた血液中のTPA抗原量の定量により行い、投与後
30分間にわたり、第8図または第9図に示す時間に行
った。TPA誘導体PNI、 PN2. PN3. D
SLおよびSDIについての測定結果を、天然型TPA
の効果とともに第8図に示す。 第8図において、○は
DSL、  △はSDI、  口はPNI、・はPN2
.ムはPN3.そして閣は天然型組換えTPAの結果を
示す。TPA誘導体SD4およびSn2についての測定
結果を、天然型組換えTPAの結果とともに第9図に示
す。第9図において7ロ印はSn2. ム印はSn2.
  そして・印は天然型組換えTPAの結果を示す。こ
の結果から明らかであるように。
いずれのTPA誘導体も、  CHO−41細胞から得
た天然型組換えTPAよりも改善された血中持続性を示
した。
特に、  TPAのN末端から37番目〜42番目のア
ミノ酸が置換されているTPA誘導体(Sn2および5
D8)は、天然型組換えTPAよりもはるかに優れた血
中持続性を示した。
(発明の効果) 本発明によれば、このように、新規TPA誘導体。
該誘導体をコードするDNA配列、該DNA配列を有す
る発現ベクター 該ベクターが導入された形質転換体、
および該TPA誘導体の製造方法か提供される。
本発明の新規TPA誘導体は、天然型TPAに比べては
るかに改善された血中持続性を有し、かつ天然型TPA
と同等な血栓溶解能を保持するため、心筋梗塞などの血
栓症の治療に有効に使用される。本発明のTPA誘導体
を使用することにより、現在試みられているTPAによ
る治療の効果が改善され得る。
4、図面の、 なセ日 65− 6 第1図は2本発明の発現ベクターの構築に使用されるT
PA発現ベクターpSVeCPA−1の構築を示す概略
図である。
第2図は2本発明の発現ベクターのひとっであるpsV
ePNlの構築を示す概略図である。
第3図は2本発明の発現ベクターのひとっであるpsV
eDslの構築を示す概略図である。
第4図は2本発明の発現ベクターのひとっであるpsV
esD8の構築を示す概略図である。
第5図は、  TPAのN末端付近に存在するフィンガ
ー領域のアミノ酸配列、およびTPA誘導体PNI、 
PN2、 PN3およびPSlの、該フィンガー領域に
おけるアミノ酸配列を示す模式図である。
第6図は2本発明のTPA誘導体であるPNI、 PN
2゜PN3およびDSLのイソロイシン、ビトロ血栓溶
解能の評価結果を示すグラフである。
第7図は2本発明のTPA誘導体であるSC4およびS
C2のイソロイシン、ビトロ血栓溶解能の評価結果を示
すグラフである。
第8図は2本発明のTPA誘導体PNI、 PN2. 
PN3゜DSLおよびSDIのウサギ血中における安定
性を示すグラフである。
第9図は2本発明のTPAtM導体SD4およびSC2
のウサギ血中における安定性を示すグラフである。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配列
    のN末端から37番目のアスパラギン、38番目のセリ
    ン、39番目のグリシン、40番目のアルギニン、41
    番目のアラニン、および42番目のグルタミンのうちの
    、少なくとも1個のアミノ酸が他のアミノ酸に置換され
    たアミノ酸配列を有する、組織型プラスミノーゲン活性
    化因子誘導体。 2、前記他のアミノ酸が疎水性アミノ酸である請求項1
    に記載の誘導体。 3、前記疎水性アミノ酸がフェニルアラニン、バリン、
    イソロイシン、ロイシンまたはセリンである、請求項2
    に記載の誘導体。 4、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配列
    のN末端から37番目のアスパラギンをセリンに、38
    番目のセリンをバリンに、39番目のグリシンをバリン
    に、40番目のアルギニンをグルタミン酸に、41番目
    のアラニンをセリンに、そして42番目のグルタミンを
    セリンに置換するアミノ酸置換のうちの少なくとも1種
    の置換を含むアミノ酸配列を有する、請求項2に記載の
    誘導体。 5、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配列
    のN末端から37番目のアスパラギンをロイシンに、3
    8番目のセリンをバリンに、39番目のグリシンをバリ
    ンに、40番目のアルギニンをイソロシンに、41番目
    のアラニンをバリンに、そして42番目のグルタミンを
    ロイシンに置換するアミノ酸置換のうちの少なくとも1
    種の置換を含むアミノ酸配列を有する、請求項2に記載
    の誘導体。 6、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配列
    のN末端から37番目のアスパラギンをセリンに、38
    番目のセリンをバリンに、39番目のグリシンをバリン
    に、40番目のアルギニンをイソロシンに、41番目の
    アラニンをセリンに、そして42番目のグルタミンをセ
    リンに置換するアミノ酸置換のうちの少なくとも1種の
    置換を含むアミノ酸配列を有する、請求項2に記載の誘
    導体。 7、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配列
    のN末端から37番目のアスパラギンをセリンに、38
    番目のセリンをバリンに、39番目のグリシンをバリン
    に、40番目のアルギニンをイソロシンに、41番目の
    アラニンをバリンに、そして42番目のグルタミンをセ
    リンに置換するアミノ酸置換のうちの少なくとも1種の
    置換を含むアミノ酸配列を有する、請求項2に記載の誘
    導体。 8、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配列
    のN末端から37番目のアスパラギンをセリンに、38
    番目のセリンをバリンに、39番目のグリシンをバリン
    に、40番目のアルギニンをイソロシンに、41番目の
    アラニンをバリンに、そして42番目のグルタミンをロ
    イシンに置換するアミノ酸置換のうちの少なくとも1種
    の置換を含むアミノ酸配列を有する、請求項2に記載の
    誘導体。 9、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配列
    のN末端から37番目のアスパラギンをフェニルアラニ
    ンに、38番目のセリンをロイシンに、39番目のグリ
    シンをフェニルアラニンに、40番目のアルギニンをバ
    リンに、41番目のアラニンをロイシンに、そして42
    番目のグルタミンをフェニルアラニンに置換するアミノ
    酸置換のうちの少なくとも1種の置換を含むアミノ酸配
    列を有する、請求項2に記載の誘導体。 10、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配
    列のN末端から37番目のアスパラギンをバリンに、3
    8番目のセリンをフェニルアラニンに、39番目のグリ
    シンをロイシンに、40番目のアルギニンをフェニルア
    ラニンに、41番目のアラニンをイソロシンに、そして
    42番目のグルタミンをバリンに置換するアミノ酸置換
    のうちの少なくとも1種の置換を含むアミノ酸配列を有
    する、請求項2に記載の誘導体。 11、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配
    列のN末端から37番目のアスパラギンをセリンに、3
    8番目のセリンをバリンに、39番目のグリシンをバリ
    ンに、40番目のアルギニンをグルタミン酸に、41番
    目のアラニンをフェニルアラニンに、そして42番目の
    グルタミンをセリンに置換するアミノ酸置換のうちの少
    なくとも1種の置換を含むアミノ酸配列を有する、請求
    項2に記載の誘導体。 12、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配
    列のN末端から28番目のセリンがバリンに、29番目
    のアスパラギンがセリンに、30番目のアルギニンがグ
    ルタミン酸に、31番目のバリンがセリンに、32番目
    のグルタミン酸がリジンに、そして33番目のチロシン
    がアスパラギンにそれぞれ置換されたアミノ酸配列を有
    する、組織型プラスミノーゲン活性化因子誘導体。 13、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配
    列N末端から7番目のアルギニンがリジンに、8番目の
    アスパラギン酸がリジンに、そして9番目のグルタミン
    酸がリジンにそれぞれ置換されたアミノ酸配列を有する
    、組織型プラスミノーゲン活性化因子誘導体。 14、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配
    列のN末端から10番目のリジンがグルタミン酸に、1
    1番目のスレオニンがバリンに、12番目のグルタミン
    がセリンに、13番目のメチオニンがセリンに、そして
    14番目のイソロイシンがセリンにそれぞれ置換された
    アミノ酸配列を有する、組織型プラスミノーゲン活性化
    因子誘導体。 15、組織型プラスミノーゲン活性化因子のアミノ酸配
    列のN末端から15番目のチロシンがフェニルアラニン
    に、16番目のグルタミンがセリンに、17番目のグル
    タミンがセリンに、18番目のヒスチジンがグルタミン
    酸に、そして19番目のグルタミンがセリンにそれぞれ
    置換されたアミノ酸配列を有する、組織型プラスミノー
    ゲン活性化因子誘導体。 16、請求項1から15のいずれかに記載の組織型プラ
    スミノーゲン活性化因子誘導体をコードするDNA配列
    。 17、cDNA由来である、請求項16に記載のDNA
    配列。 18、染色体DNA由来である、請求項16に記載のD
    NA配列。 19、cDNA由来部分と染色体DNA由来部分とを有
    する、請求項16に記載のDNA配列。 20、請求項16に記載のDNA配列を有する発現ベク
    ター。 21、請求項20に記載の発現ベクターを動物培養細胞
    に導入して得られる形質転換体。 22、前記動物培養細胞がCHO細胞由来である、請求
    項21に記載の形質転換体。 23、請求項21に記載の形質転換体を培養して得られ
    る、グリコシル化された組織型プラスミノーゲン活性化
    因子誘導体。 24、(a)請求項16に記載のDNA配列を有する発
    現ベクターを構築する工程; (b)該発現ベクターを動物培養細胞に導入して形質転
    換体を得る工程; (c)該形質転換体を培養して組織型プラスミノーゲン
    活性化因子誘導体を生産させる工程;および (d)生産された組織型プラスミノーゲン活性化因子誘
    導体を単離する工程; を包含する、組織型プラスミノーゲン活性化因子誘導体
    の製造方法。
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