JPH0328555A

JPH0328555A - Ｖベルト式無段変速機

Info

Publication number: JPH0328555A
Application number: JP16460789A
Authority: JP
Inventors: Masaki Sugimoto; 正毅杉本
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1989-06-27
Filing date: 1989-06-27
Publication date: 1991-02-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動車等に適用されるＶベルト式無段変速機
に関する。

（従来の技術）従来のＶベルト式無段変速機としては、例えば第５図に
示すようなものがある。

このＶベルト式無段変速機では、■溝間隔が可変である
駆動プーリ２と従動プーリ３に、■ベルト１を巻き掛け
て動力伝達を行ない、かつ、両プーリ２，３のＶ溝間隔
を調整することによって無段変速を行なっている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、このような従来のＶベルト式無段変速機
にあっては、駆動プーリ２と従動プーリ３間のＶベルト
１の部分がフリーで何ら規制を受けない状態となってい
る為、第６図に示すように、両プーリ２，３のほぼ中間
位置を振動の腹とする大きな振幅Ｗによる弦振動が発生
し、そのために、■ベルト１が破損することがある。

本発明は、上述のような問題に着目してなされたもので
、プーり間にＶベルトを巻き掛けたＶベルト式無段変速
機において、■ベルトの思ズレや斜行に追従しなからＶ
ベルトの弦振動を抑え、弦振動によるＶベルトの破損を
防止することを課題とする。

（課題を解決するための手段）上記課題を解決するため本発明のＶベルト式無段変速機
では、変速動作に追従できるプーり支持機構を有するア
イドラープーリによりプーリ間のＶベルトを押圧する手
段とした。

即ち、Ｖ字状溝間隔が可変である駆動プーリ及び従動プ
ーリにＶベルトを巻き掛けて伝動するＶベルト式無段変
速機において、前記プーリ間のＶベルトを外側から押圧
する少なくとも１個のアイトラープーリを設け、かつ、
該アイドラープーリは、変速動作によるベルトの＝ズレ
及び斜行に対して追従できる自由度を有するプーり支持
機横により支持されていることを特徴とする。

（作　用） ■ベルト式無段変速機の作動時には、アイドラープーリ
によってＶベルトのプーリ間が押圧される為、このアイ
ドラープーリによる押圧位置がベルト弦振動の節となり
、大きな振幅による弦振動が抑えられる。

また、■ベルト式無段変速機においては、変速動作によ
って、■ベルトが芯ズレをおこしたり、斜行する場合が
あるが、■ベルトの芯ズレや斜行に対しては、プーリ支
持機構による自由度によってアイドラープーリはＶベル
トに追従してベルト押圧状態を維持する。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面により詳述する。

第１図はこの発明の一実施例の■ベルト式無段変速機を
示す図で、第２図は実施例変速機のブーリ支持機構を示
す斜視図ある。

まず、構成を説明すると、駆動プーリ２と従動プーり３
とにＶベルト５が巻き掛けられ、アイドラープーリ６ａ
及び６ｂがＶベルト５のプーり間の中央位置の外側に配
置されている。

そして、前記アイドラープーリ６ａ，６ｂは、プーリ支
持機横７ａ．７ｂによって支持され、バネ８ａ．８ｂに
よってＶベルト５に押圧されている。

前記支持機横７ａ，７ｂは、第２図に示すように、ビン
７１によりＣ軸を中心に回動可能に支持する第１サポー
ト部材７２と、アイドラーブーリ６ａ，６ｂを回転可能
に支持する第２サポート部材７３と、前記第１サポート
部材７２に開穴されたベルト進行直交方向の長穴７４と
、第２サポート部材７３に設けられ、長穴７４に遊嵌さ
れた連結ビン７５とを備えた構成としている。

即ち、Ａ軸を中心に第２サポート部材を回動可能に支持
し、ベルト進行直交方向である日方向に第２サポート部
材をスライド可能とし、Ｃ軸を中心に第１及び第２サポ
ート部材を回動可能とすることで、変速動作によるＶベ
ルト５の芯ズレ及び斜行に追従できる自由度を持たせて
いる。

次に、作用を説明する。

■ベルト式無段変速機の作動時には、第３図に示すよう
に、アイドラープーリ６ａ，６ｂによってＶベルト５の
プーリ間がバネ８ａ．８ｂによる付勢力Ｆ．，　Ｆ，で
抑圧される。

このベルト抑圧により、アイドラープーり６ａ，６ｂに
よる抑圧位置がベルト弦振動の節となり、第６図に示す
ような大きな振幅による弦振動が抑えられる。

また、■ベルト式無段変速機においては、変速動作によ
って、例えば、第４図に示すように、■ベルト５が芯ズ
レをおこしたり、斜行する場合がある。

しかし、■ベルト５の芯ズレや斜行に対しては、第２図
に示すように、プーリ支持機構７ａ，７ｂによる自由度
によってアイドラープーり６ａ，６ｂはＶベルト５に追
従し、ベルト押圧状態を維持する。

従って、実施例のＶベルト式無段変速機では、■ベルト
５の芯ズレや斜行に追従しながらＶベルト５の弦振動を
抑え、弦振動によるＶベルト５の破損を防止することが
出来る。

以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではない。

例えば、実施例では、ブーリ間のＶベルトをアイドラー
プーリにより１個所で押圧する例を示したが、２個所以
上の複数個所で押圧するようにしても良い。

また、実施例ではベルト押圧力をバネにより得る例を示
したが、ゴムや流体圧によりベルト押圧力を付与する例
としても良い。

（発明の効果）以上説明してきたように本発明によれば、変速動作に追
従できるプーリ支持機横を有するアイドラープーリによ
りプーリ間のＶベルトを押圧する手段とした為、プーリ
間にＶベルトを巻き掛けたＶベルト式無段変速機におい
て、■ベルトの芯ズレや斜行に追従しながらＶベルトの
弦振動を抑え、弦振動によるＶベルトの破損を防止する
ことができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例のＶベルト式無段変速機を示す側
面図、第２図は実施例変速機のプーリ支持機横を示す斜
視図、第３図はアイドラーブーリによるベルト弦振動の
抑制作用説明図、第４図はプーリ支持機構による変速動
作追従作用説明図、第５図は従来のＶベルト式無段変速
機を示す斜視図、第６図は従来変速機でのベルト弦振動
作用説明図である。２・・・駆動ブーリ３・・・従動ブーリ５・・・Ｖベルト６ａ，６ｂ・・・アイドラーブーリ７ａ，７ｂ・・・プーリ支持機横８ａ．８ｂ・・・バネ

Claims

【特許請求の範囲】１）Ｖ字状溝間隔が可変である駆動プーリ及び従動プー
リにＶベルトを巻き掛けて伝動するＶベルト式無段変速
機において、前記プーリ間のＶベルトを外側から押圧する少なくとも
１個のアイドラープーリを設け、かつ、該アイドラープ
ーリは、変速動作によるベルトの芯ズレ及び斜行に対し
て追従できる自由度を有するプーリ支持機構により支持
されていることを特徴とするＶベルト式無段変速機。