JPH0537073Y2 - - Google Patents

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JPH0537073Y2
JPH0537073Y2 JP1986061647U JP6164786U JPH0537073Y2 JP H0537073 Y2 JPH0537073 Y2 JP H0537073Y2 JP 1986061647 U JP1986061647 U JP 1986061647U JP 6164786 U JP6164786 U JP 6164786U JP H0537073 Y2 JPH0537073 Y2 JP H0537073Y2
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JP
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pin
pulley
transmission belt
power transmission
block
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JP1986061647U
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JPS62174144U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、V溝を有するVプーリに巻き掛けて
伝動するピン方式またはピンマウント方式の伝動
ベルトに関するものである。
(従来の技術) 従来のピン方式またはピンマウント方式の伝動
ベルトは、プーリのV溝に前記ベルトが嵌合した
場合におけるピンまたはブロツクのVプーリに対
する走行半径がすべて均一になるように設計され
ていた。
なお特開昭59−226729号公報に開示されている
ものは、防音対策としてリンクマウント方式の伝
動ベルトにおいて、各リンクにマウントされたブ
ロツクの幅を変えることにより各ブロツクとプー
リとの面圧を変えて音を低減するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来の伝動ベルトのうちピンまたはブ
ロツクのVプーリに対する走行半径をすべて均一
にしたものは、第6図に示すようにVプーリaに
伝動ベルトが巻きつく場合に各リンクbが多角形
状になるため、ピンcまたはブロツクdがA,
A′の位置にある場合と,B,B′の位置にある場
合とでは、ベルトの中心線に第6図に示すように
Δの差が生ずる。すなわちA,A′の状態ではベ
ルトがゆるみ、B,B′の状態ではベルトが緊張
する。その結果このベルトのゆるみと緊張が繰り
返すことによつて弦振動が発生し、騒音が異常に
大きくなるという問題点があつた。
また前記した特開昭59−226729号公報のもの
も、第7図に示すように各ブロツクdの幅に差異
があつても、このブロツクdはリンクbにマウン
トされているため、第6図に示したものと同様の
問題があることに変わりはない。
すなわち第7図において、ブロツクA,Cに対
してブロツクbの幅がやや小さい場合を考える
と、A,Cのリンクは正常の位置にあるため、
A,Cのリンクに挟まれているBのリンクも正常
の位置にあるから、Bのブロツクの幅がやや小さ
くても、結局BのブロツクとVプーリaとの面圧
が小さくなるだけである。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案において
は、少なくとも1枚以上重ね合わされた多数のリ
ンクプレートをピンによりエンドレスに連結し、
そのピンの両端面がVプーリのV溝と接合するよ
うにしたピン方式、または前記ピンに装着したブ
ロツクの両端面がVプーリのV溝と接合するよう
にしたピンマウント方式の伝動ベルトにおいて、
前記ピンまたはブロツクのVプーリに対する走行
半径をすべて均一にせず微小範囲内において異な
らせて伝動ベルトを構成する。
(作用) 本考案は上述のように、ピン方式またはピンマ
ウント方式の伝動ベルトにおいて、そのピンまた
はブロツクのVプーリに対する走行半径をすべて
均一にせず、微小範囲内において異ならせたか
ら、本考案の伝動ベルトのピンまたはブロツクの
Vプーリに対する走行半径の差も一定せず、不規
則に小さくなつたり大きくなつたりする結果、ピ
ーク音が全体的に低下して静かになると共に、ベ
ルトの耐久性も向上する。
(実施例) 以下、図面について本考案の実施例を説明す
る。図中1はリンクプレート、2はリンクプレー
ト1を連結するピン、3はピン2にマウントした
ブロツク、4はVプーリ、4aはそのV溝であ
る。
第1図はピン方式の伝動ベルトを示すもので、
この場合ピン2の両端面2aが直接Vプーリ4の
V溝4aと接触するものである。
本考案の第1実施例としては、このピン2の幅
D(第1図b参照)をすべてのピン2について均
一にせず、微小範囲内においてそれぞれ異ならせ
ることにより、Vプーリ4に対する走行半径R
(第3,4図参照)を異ならせるようにする。そ
してこの幅Dの異なるピン2の配列は不規則にす
るのがよい。
第2図はピンマウント方式の伝動ベルトを示す
もので、この場合はピン2にマウントしたブロツ
ク3の両端面3aがVプーリ4のV溝4aと接触
する。
本考案の第2実施例としては、このブロツク3
の幅E(第2図b参照)をすべてのブロツク3に
ついて均一にせず、微小範囲内においてそれぞれ
異ならせることにより、Vプーリ4に対する走行
半径R(第3,4図参照)を異ならせるようにす
る。この幅Eの異なるブロツク3の配列も不規則
にするのがよい。
また第5図は同じくピンマウント方式の伝動ベ
ルトに適用した本考案の第3実施例を示すもの
で、この場合各ブロツク3の幅Fはすべて均一と
し、ブロツク3のピン孔3bの位置H(第5図b
参照)を各ブロツク3について異ならせることに
より、ピン孔3bの位置をVプーリ4の半径方向
にずらせてピン2およびリンクプレート1の走行
半径Rを変えるようにしたものである。
本考案伝動ベルトは上述のように構成したか
ら、このベルトをVプーリ4のV溝4a内にかけ
渡すと、V溝4aに巻きついた部分の伝動ベルト
の各ピン2または各ブロツク3のVプーリ4に対
する走行半径Rが、例えば第3,4図にR1〜R4
で示すように変化するため、結局各リンクプレー
ト1の走行半径も変化する。
したがつて本考案によれば、第6図に示した弦
振動の振幅Δが従来のように一定せず、不規則に
小さくなつたり大きくなつたりする結果、前記弦
振動によるピーク音が全体的に低下すると共に、
ベルトの耐久性も向上する。
(考案の効果) 本考案は上述のように、ピン方式またはピンマ
ウント方式の伝動ベルトにおいて、そのピン2ま
たはブロツク3のVプーリ4に対する走行半径R
をすべて均一にせず微小範囲内において異ならせ
たから、本考案の伝動ベルトのピン2またはブロ
ツク3のVプーリ4に対する走行半径の差も一定
せず、不規則に小さくなつたり大きくなつたりす
る結果、ピーク音が全体的に低下して静かになる
と共に、ベルトの耐久性も向上するという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の第1実施例を示す伝動ベル
トの部分側面図、同図bはその断面図、第2図a
は第2実施例を示す伝動ベルトの部分側面図、同
図bはその断面図、第3図はその伝動ベルトとV
プーリとの嵌合状態を示す部分正面図、第4図は
そのVプーリを割つた状態で示す側面図、第5図
aは第3実施例を示す伝動ベルトの部分側面図、
同図bはその断面図、第6図および第7図は従来
の伝動ベルトがVプーリに巻きついた状態を示す
説明図である。 1……リンクプレート、2……ピン、2a……
両端面、3……ブロツク、3a……両端面、3b
……ピン孔、4……Vプーリ、4a……V溝、R
……走行半径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも1枚以上重ね合わされた多数のリ
    ンクプレートをピンによりエンドレスに連結
    し、そのピンの両端面がVプーリのV溝と接合
    するようにしたピン方式、または前記ピンに装
    着したブロツクの両端面がVプーリのV溝と接
    合するようにしたピンマウント方式の伝動ベル
    トにおいて、前記ピンまたはブロツクのVプー
    リに対する走行半径をすべて均一にせず微小範
    囲内において異ならせたことを特徴とする伝動
    ベルト。 2 前記走行半径の異なるものの配列を不規則に
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の伝動
    ベルト。 3 ピンまたはブロツクの幅を変えて走行半径を
    変えるようにした実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の伝動ベルト。 4 ピン孔の位置をVプーリの半径方向にずらせ
    て走行半径を変えるようにした実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の伝動ベルト。
JP1986061647U 1986-04-25 1986-04-25 Expired - Lifetime JPH0537073Y2 (ja)

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JPS62174144U JPS62174144U (ja) 1987-11-05
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61211554A (ja) * 1985-02-20 1986-09-19 ボーグ・ワーナー・オートモーテイブ・インコーポレーテツド 伝動チエーン用のリンク

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61211554A (ja) * 1985-02-20 1986-09-19 ボーグ・ワーナー・オートモーテイブ・インコーポレーテツド 伝動チエーン用のリンク

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JPS62174144U (ja) 1987-11-05

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