JPS6142999Y2 - - Google Patents

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JPS6142999Y2
JPS6142999Y2 JP9596983U JP9596983U JPS6142999Y2 JP S6142999 Y2 JPS6142999 Y2 JP S6142999Y2 JP 9596983 U JP9596983 U JP 9596983U JP 9596983 U JP9596983 U JP 9596983U JP S6142999 Y2 JPS6142999 Y2 JP S6142999Y2
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JP
Japan
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belt
pulley
protrusions
rim
concave
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JP9596983U
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JPS603345U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、走行方向に平行な複数の凸条をベ
ルトの内周部に立設し、このベルトを張設するプ
ーリのリム外周部にはベルトの各凸条と掛合する
複数の凹周溝を形成したベルト駆動装置に関す
る。
(従来技術) 上述の複数の凸条を内周部に備えたベルトの場
合、各凸条の長さ方向の伸び剛性の相違から、中
央部の伸び量に対して両側端部近傍の伸び量が過
大となり、ベルトの面圧が中央部で大きく、両側
端部に行くにしたがつて小さくなり、この面圧の
不均一さからベルトとプーリがスリツプしスリツ
プ騒音を発したり充分な動力伝達ができない欠点
を有する。
この欠点を解決する手段として、プーリのリム
外周部に形成する複数の凹周溝の各谷部の配列線
が、プーリの軸心方向に沿つて中央部分で凹状と
なる湾曲状に形成し、またはベルト内周部に形成
される複数の各凸条の頂部の配列線がベルト幅方
向に沿つて中央部分で凸条となる湾曲状に形成
し、ベルト幅方向の面圧を均一にするベルト駆動
装置を当出願人において既に開発し、特願昭57−
225562号(特公昭61−34018号公報)として出願
した。
しかし、この装置によればベルトの各凸条の
内、中央部側に対して両側端の凸条を引張り気味
にベルトを張設しているので、この装置が停止し
ている時にもベルトの張力負荷は中央よりも側端
の方が大となり、時間経過とともにベルト側端の
凸条が先に疲労してその弾性が減少してしまう。
そのため、この装置が長期間使用されると面圧を
均一にするといつた効果が十分出ないといつたこ
とがある。
(考案の目的) この考案の目的はベルトの内周部に立設した複
数の凸条に不均一な張力負荷を抑制するとともに
長期の使用による不均一な面圧を抑制するベルト
駆動装置の提供にある。
(考案の構成) この考案は、凹周溝を形成した駆動用プーリの
リム外周部を軸方向に沿つて凹状に形成し、アイ
ドラまたは被駆動用プーリの少なくとも一方のリ
ム外周部を軸方向に沿つて凸状に形成したベルト
駆動装置であることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、ベルト内周部に立設した各
凸条と掛合する複数の凹周溝を形成した駆動用プ
ーリのリム外周部を軸方向に沿つて凹状に形成す
ることにより、この駆動用プーリに対するベルト
幅方向の面圧は均一となり、相互のスリツプを防
止して、確実な動力の伝達ができる。またこの駆
動用プーリではこの装置が停止している時にもベ
ルトの両側端部分側が中央部分より大きい張力負
荷を受ける状態にあるも、アイドラまた被駆動用
プーリのうち、少なくとも一つのリム外周部が軸
方向に沿つて凸状に形成されているため、このプ
ーリによつてベルトの中央部分側が両側部分側よ
り大きな張力負荷を受けることになり、その結果
ベルトの幅方向の張力負荷が不均一化することを
抑制することができ、不均一な張力負荷に基づく
ベルトのスリツプは防止され、全体が疲労限度に
なるまで長期にわたつて使用でき、ベルトの使用
寿命が長くなる。
(実施例) この考案の実施例を以下図面に基づいて詳述す
る。
図面はベルト駆動装置を示し、第1図におい
て、ベルト1は駆動用プーリ2、被駆動用プーリ
3,4に張設され、また外面側にはアイドラプー
リ5が当接されている。
上述のベルト1は第2図にも示すように、ベル
ト1の走行方向に平行であつて、かつ各頂部6の
位置が幅方向の直線7上に位置するよう配列され
た複数の凸条8をその内周部9に立設している。
前述の駆動用プーリ2は第3図にも示すよう
に、ベルト1の各凸条8と掛合する複数の凹周溝
10をリム11の外周部12に形成し、さらに各
凹周溝10の谷部13はプーリ2の軸心方向に沿
つて曲線14上に位置する凹状に形成されてい
る。なお上述の曲線14の曲率はベルト駆動装置
が作動している時ベルト1の各凸条8の面圧が均
一になる値に設定されている。
しかも各凹周溝10の各中心線15は側端の凹
周溝10ほど曲線14の中心部側に傾いた形状と
して、各凸条8と各凹周溝10との各掛合面の面
圧が全体的に一層均一化されるように設けられて
いる。
前述の被駆動用プーリ3は第4図にも示すよう
に、ベルト1の各凸条8と掛合する複数の凹周溝
16はリム17の外周部18に形成されるが、こ
れら各凹周溝16の各谷部19はプーリ3の軸心
方向の直線20上に配列するように形成されてい
る。
前述の被駆動用プーリ4は上述のプーリ3と同
一の構成で形成されているため、その説明は省略
する。
前述のアイドラプーリ5は第5図にも示すよう
に、リム21の外周部22はプーリ5の軸心方向
に沿つた曲線23の凸状に形成され、この曲線2
3の曲率は次のように設定される。すなわちベル
ト1の各凸条8の内、中央部の凸条8ほど多く張
力負荷を付与して、前述の駆動用プーリ2が側端
の凸条8ほど張力負荷が多いことと合せることに
より、ベルト駆動装置が停止している時ベルト1
の幅方向に対する張力負荷を均一になる曲率に設
定されている。アイドラプーリ5の曲線23が凸
状に形成されると、駆動用プーリ2の曲線14が
凹状に形成されることによつて面圧を均一にする
といつた効果が若干損なわれる。しかし駆動用プ
ーリ2がベルト1を送出する側の張力は送入する
側に比べて小さく、曲線23が凸状に形成された
アイドラプーリ5は、駆動用プーリ2がベルト1
を送出する側に配置されているので駆動用プーリ
2の面圧の不均一さは問題とならない。
このように構成されたベルト駆動装置は駆動用
プーリ2を適宜の駆動源で駆動することにより、
その駆動力をベルト1を介して被駆動用プーリ
3,4に伝達することができる。
この駆動力伝達において、駆動用プーリ2の各
凹周溝10は設定した曲線14に配列されている
ため、第3図の仮想線で示すように、ベルト1の
各凸条8はその面圧が均一となつてプーリ3の各
凹周溝10と接しているため、伝達ロスのない状
態で駆動力の伝達を行なうことができる。ここで
ベルト駆動装置が停止中にはベルト1の側端の凸
条8ほど張力負荷が多くかかるが、アイドラプー
リ5はベルト1の中央部の凸条ほどその曲面で張
力負荷を付与するため、前述の駆動用プーリ2の
張力負荷と合せることによつてベルト1の幅方向
に均一な張力負荷を付与することになり、これに
よつてベルトとプーリが不均一な面圧となるのを
長期にわたつて抑制することができる。
第6図はベルト駆動装置の第2の実施例を示
し、前述の第1の実施例と同一の機能を有する構
成は同一の符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
すなわちベルト1は駆動用プーリ2と被駆動用
プーリ3,24に張設され、ベルト1は前述の第
2図で説明したようにその内周部に凸条8を備
え、駆動用プーリ2は第3図で説明したように外
周部に凹周溝10を備え、被駆動用プーリ3は第
4図で説明したように、外周部に凹周溝16を備
えている。
他方の被駆動用プーリ24は第7図に示すよう
に、ベルト1の各凸条8と掛合する複数の凹周溝
25をリム26の外周部27に形成し、さらに各
凹周溝25の谷部28はプーリ24の軸心方向に
沿つて曲線29上に位置する凸状に形成されてい
る。この被駆動用プーリ24を駆動用プーリ2が
ベルト1を送出する側に配置したのは第1の実施
例と同じ理由である。
上述の曲線29の曲率の設定はつぎのようにし
て行なわれる。すなわちベルト1の各凸条8の
内、中央部の凸条8ほど多く張力負荷を付与し
て、前述の駆動用プーリ2が側端の凸条8ほど張
力負荷を多く付与していることと合せて、ベルト
駆動装置が停止している時ベルト1の幅方向に対
する張力負荷を均一になる曲率に設定される。
また被駆動用プーリ24の各凹周溝25の中心
線30は曲線29の中心部側に傾いた形成にし
て、ベルト1の各凸条8との掛合面の当接が不均
一とならないように設けられている。
このように構成されたベルト駆動装置は駆動用
プーリ2が駆動されることによつてその駆動力を
ベルト1を介して各被駆動用プーリ3,24に伝
達することができる。
この駆動力伝達において、駆動用プーリ2は前
述の第1の実施例で説明したように、ベルト1の
各凸条8と均一な面圧を得ることによつて伝達ロ
スのない状態で駆動力の伝達ができる。しかし、
ベルト1に対する張力負荷は側端の凸条8ほど多
くかかる。
一方被駆動用プーリ24はその凸状の周面でベ
ルト1の中央部の凸条8ほど多く張力負荷を付与
するので、ベルト1に対する張力負荷の不均衡は
是正され、その結果先の第1の実施例の場合と同
様にベルトとプーリが不均一な面圧にになるのを
長期にわたつて抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はベルト
駆動装置の概略側面図。第2図はベルトの断面
図。第3図は駆動用プーリの部分断面図。第4図
は被駆動用プーリの部分断面図。第5図はアイド
ラプーリの断面図。第6図は他の実施例を示すベ
ルト駆動装置の概略側面図。第7図はその被駆動
用プーリの部分断面図である。 1……ベルト、2……駆動用プーリ、5……ア
イドラプーリ、8……凸条、9……内周部、1
0,25……凹周溝、11,21,26……リ
ム、12,22,27……外周部、14,23,
29……曲線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 走行方向に平行な複数の凸条をその内周部に立
    設するベルトと、 このベルトの凸条と掛合する複数の凹周溝をリ
    ム外周部に形成する駆動用プーリーと、 少なくとも一つの被駆動用プーリとを持ち、 前記駆動用プーリのリム外周部を軸方向に沿つ
    て凹状に形成し、 アイドラまたは前記被駆動用プーリのうち、少
    なくとも一つのリム外周部を軸方向に沿つて凸条
    に形成したことを特徴とする。 ベルト駆動装置。
JP9596983U 1983-06-21 1983-06-21 ベルト駆動装置 Granted JPS603345U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9596983U JPS603345U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 ベルト駆動装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9596983U JPS603345U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 ベルト駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS603345U JPS603345U (ja) 1985-01-11
JPS6142999Y2 true JPS6142999Y2 (ja) 1986-12-05

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ID=30228930

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JP9596983U Granted JPS603345U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 ベルト駆動装置

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JP5741807B2 (ja) * 2011-02-18 2015-07-01 Nok株式会社 プーリ

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JPS603345U (ja) 1985-01-11

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