JPH0543309Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0543309Y2 JPH0543309Y2 JP1987087590U JP8759087U JPH0543309Y2 JP H0543309 Y2 JPH0543309 Y2 JP H0543309Y2 JP 1987087590 U JP1987087590 U JP 1987087590U JP 8759087 U JP8759087 U JP 8759087U JP H0543309 Y2 JPH0543309 Y2 JP H0543309Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- chain
- pulley
- contact
- roller chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は摩擦式無段変速機の伝達用ローラ形チ
エーンに適用されるローラに関するもので、自動
車用CVT用変速機にも適用しうるものである。
エーンに適用されるローラに関するもので、自動
車用CVT用変速機にも適用しうるものである。
第5図に金属製ローラ形チエーンに使用される
ローラの軸心方向における横断面形状を示す。
ローラの軸心方向における横断面形状を示す。
従来のローラの場合、Vプーリと接触するロー
ラの端部は、第5図の如く少量の面取りがなされ
ているのみである。このためVプーリとの接触は
円筒の両端の接触面圧が高くなり寿命が短かく大
きな動力の伝達には不向きである。
ラの端部は、第5図の如く少量の面取りがなされ
ているのみである。このためVプーリとの接触は
円筒の両端の接触面圧が高くなり寿命が短かく大
きな動力の伝達には不向きである。
1 ローラとVプーリの接触するローラの表面形
状が直線である。このためVプーリとローラの
接触は、ローラの端部より始まり他端部にて終
了する点接触であり、端部の面圧が大となる。
状が直線である。このためVプーリとローラの
接触は、ローラの端部より始まり他端部にて終
了する点接触であり、端部の面圧が大となる。
2 リンクにより構成されるローラ形状が円柱の
ため、Vプーリとローラの巻掛けがVプーリ表
面に対しローラ直線部が進入する巻掛けとなる
又巻掛け終了時点においても同様となるのでV
プーリとローラの巻掛け始めと巻掛け終りにお
いて金属製ローラ型チエーンベルトのバタツキ
が発生するため安定した回転が得られにくい。
ため、Vプーリとローラの巻掛けがVプーリ表
面に対しローラ直線部が進入する巻掛けとなる
又巻掛け終了時点においても同様となるのでV
プーリとローラの巻掛け始めと巻掛け終りにお
いて金属製ローラ型チエーンベルトのバタツキ
が発生するため安定した回転が得られにくい。
接触ローラの軸芯方向における外表面にクラウ
ニング加工を施した曲面形状とする。
ニング加工を施した曲面形状とする。
クラウニング付ローラ形状とするのでVプーリ
との接触点の範囲がローラ端部よりはずれた位置
範囲となり、噛込時のローラの角当りを防止でき
ることからローラの接触面圧を上げる事が出来、
伝達動力を大きくする事が可能となる。又Vプー
リとの接触状態が曲面対曲面の接触となるのでV
プーリに対する巻掛けがスムーズとなるので安定
した回転を得ることができる。
との接触点の範囲がローラ端部よりはずれた位置
範囲となり、噛込時のローラの角当りを防止でき
ることからローラの接触面圧を上げる事が出来、
伝達動力を大きくする事が可能となる。又Vプー
リとの接触状態が曲面対曲面の接触となるのでV
プーリに対する巻掛けがスムーズとなるので安定
した回転を得ることができる。
本考案に基づく一実施例を第1図に示す。第2
図は本考案によるローラの軸芯方向断面を示す。
第3図は本考案にかかるVベルト式無段変速機に
おけるVプーリと本考案に基づく金属製ローラ形
チエーンベルトの巻掛状態図を示す。
図は本考案によるローラの軸芯方向断面を示す。
第3図は本考案にかかるVベルト式無段変速機に
おけるVプーリと本考案に基づく金属製ローラ形
チエーンベルトの巻掛状態図を示す。
Vベルト式無段変速機の伝導機構は2対のVプ
ーリ6に巻掛けられたVベルトの巻掛径を変化さ
せ無段階に変速比を得ることにある。このVベル
トを金属製ローラ型チエーンベルト(以下ローラ
チエーンと称する)に置換え使用されるローラチ
エーン式無段変速機におけるローラチエーンの構
成は、ローラ1、リンクプレート(甲)2、リン
クプレート(乙)3、リンクプレート(丙)4、
リンクピン5、の各部材により構成される。Vプ
ーリ6と接触し摩擦力を発生伝達するローラ1の
軸芯方向における外表面形状が従来のものは、第
5図の如く直線であつたが、第2図の如く本考案
による曲面1aの様なクラウニング形状となすこ
とにより、ローラ1のVプーリ6との接触開始に
おいて、ローラ1の端部の角当りが無くなり、ロ
ーラチエンのバタツキが減少できる上、ローラ1
の負荷能力向上をはかることができる。
ーリ6に巻掛けられたVベルトの巻掛径を変化さ
せ無段階に変速比を得ることにある。このVベル
トを金属製ローラ型チエーンベルト(以下ローラ
チエーンと称する)に置換え使用されるローラチ
エーン式無段変速機におけるローラチエーンの構
成は、ローラ1、リンクプレート(甲)2、リン
クプレート(乙)3、リンクプレート(丙)4、
リンクピン5、の各部材により構成される。Vプ
ーリ6と接触し摩擦力を発生伝達するローラ1の
軸芯方向における外表面形状が従来のものは、第
5図の如く直線であつたが、第2図の如く本考案
による曲面1aの様なクラウニング形状となすこ
とにより、ローラ1のVプーリ6との接触開始に
おいて、ローラ1の端部の角当りが無くなり、ロ
ーラチエンのバタツキが減少できる上、ローラ1
の負荷能力向上をはかることができる。
なお、適当なクラウニング量D1−D2は、第4
図において、D1−D2≒0.01L〜0.1L程度である。
図において、D1−D2≒0.01L〜0.1L程度である。
尚通常のクラウニング付ローラは、第4図の〓
線(ローラ軸芯)に対しC方向に回転せしめる状
態の物に対し実施されているが、本ローラチエー
ンはVプーリに対する巻掛伝導であるため、Vベ
ルトの円周方向側面に相当するローラの側面に対
するクラウニングであり(B方向への摺動接触に
対するA方向の揺動接触化を目的としたものであ
る)、Vプーリ車に噛込む時及び噛み外れる時の
ローラ端面の面圧減少対策とチエンのバタツキ減
少化を図るものであり、公知のローラ軸受や遊星
ローラのローラ面のクラウニングとは使用目的が
異なつている。
線(ローラ軸芯)に対しC方向に回転せしめる状
態の物に対し実施されているが、本ローラチエー
ンはVプーリに対する巻掛伝導であるため、Vベ
ルトの円周方向側面に相当するローラの側面に対
するクラウニングであり(B方向への摺動接触に
対するA方向の揺動接触化を目的としたものであ
る)、Vプーリ車に噛込む時及び噛み外れる時の
ローラ端面の面圧減少対策とチエンのバタツキ減
少化を図るものであり、公知のローラ軸受や遊星
ローラのローラ面のクラウニングとは使用目的が
異なつている。
従来のローラチエーンを使用しているローラチ
エーン式無段変速機において、本考案のローラチ
エーンに変更することにより伝達動力の増加及び
安定した回転を得ることができる。
エーン式無段変速機において、本考案のローラチ
エーンに変更することにより伝達動力の増加及び
安定した回転を得ることができる。
第1図は考案のローラチエーンの斜視図、第2
図は考案のローラにおける軸芯方向断面図、第3
図は考案のローラチエーンとVプーリの巻掛状態
図、第4図はクラウニング付ローラの説明図、第
5図は従来のローラにおける軸芯方向断面図であ
る。 1……ローラ、2……リンクプレート(甲)、
3……リンクプレート(乙)、4……リンクプレ
ート(丙)、5……リンクピン、6……Vプーリ。
図は考案のローラにおける軸芯方向断面図、第3
図は考案のローラチエーンとVプーリの巻掛状態
図、第4図はクラウニング付ローラの説明図、第
5図は従来のローラにおける軸芯方向断面図であ
る。 1……ローラ、2……リンクプレート(甲)、
3……リンクプレート(乙)、4……リンクプレ
ート(丙)、5……リンクピン、6……Vプーリ。
Claims (1)
- 溝のない一対のVプーリの円錐面によつてロー
ラチエーンを挟み込み、その接触圧力により発生
する摩擦力により動力を伝達する摩擦ローラチエ
ーン式無段変速機に巻掛け使用される金属製ロー
ラ形チエーンベルトにおいて、前記Vプーリの円
錐面と接触する円柱形状のローラ部材が前記チエ
ーンベルトの進行方向に対し曲面形状を有するこ
とを特徴とする金属製ローラ形チエーンベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987087590U JPH0543309Y2 (ja) | 1987-06-08 | 1987-06-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987087590U JPH0543309Y2 (ja) | 1987-06-08 | 1987-06-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63196850U JPS63196850U (ja) | 1988-12-19 |
JPH0543309Y2 true JPH0543309Y2 (ja) | 1993-11-01 |
Family
ID=30944945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987087590U Expired - Lifetime JPH0543309Y2 (ja) | 1987-06-08 | 1987-06-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543309Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5249019U (ja) * | 1975-10-03 | 1977-04-07 |
-
1987
- 1987-06-08 JP JP1987087590U patent/JPH0543309Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5249019U (ja) * | 1975-10-03 | 1977-04-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63196850U (ja) | 1988-12-19 |
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