JPH0327875Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0327875Y2
JPH0327875Y2 JP1985006281U JP628185U JPH0327875Y2 JP H0327875 Y2 JPH0327875 Y2 JP H0327875Y2 JP 1985006281 U JP1985006281 U JP 1985006281U JP 628185 U JP628185 U JP 628185U JP H0327875 Y2 JPH0327875 Y2 JP H0327875Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ashtray
rail
box
retainer
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985006281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61122936U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985006281U priority Critical patent/JPH0327875Y2/ja
Publication of JPS61122936U publication Critical patent/JPS61122936U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0327875Y2 publication Critical patent/JPH0327875Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両の車室内に設けられる車両用灰皿
の、レール構造に関する。
[従来の技術] 従来の車両用灰皿は、第14図および第15図
に示すように、リテーナ51の両側壁にレール5
2,52を取付け、ボツクス53のレール係合部
54をレール52に摺動自在に係合させて、ボツ
クス53をリテーナ51に対して出没自在として
いた。レール52の断面形状はコ字状で、ボツク
ス53の両側に突出させて設けられたレール係合
部54がコ字の内側に突入されるが、レール52
には、レール係合部54が灰皿左右方向中央に移
動するのを阻止する手段は何ら設けられていなか
つた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記構成の従来灰皿において
は、ボツクス53を灰皿左右方向(第15図中左
右方向)に動かそうとする力が働いたとき、レー
ル係合部54の側面54aとレール52のコ字状
の奥壁面52aとの隙間dが0になつても、それ
以上の左右方向力を加えると、リテーナ51の側
壁51aが第15図中2点鎖線で示したように撓
み、左右方向にガタが生じ、ボツクス53の出没
の操作感が悪くなる他、ボツクス53の引出し時
のレールとの噛合代を大にして安定して出入れし
なければならないことからボツクス53の引出し
量が噛合代の増大分だけ減少するという問題があ
つた。
本考案は、上記の問題を軽減するために、レー
ル構造に改良を加えることによつてボツクスのリ
テーナに対する左右のガタを減少させ、かつ噛合
代を少なくできることを通してボツクス引出し量
を増大させることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本考案の車両用灰皿のレール構
造は、リテーナの左右の側壁にコ字状断面のレー
ルを取付け、ボツクスの左右の側壁にレールのコ
字状断面内に灰皿左右方向に入り込む断面形状を
有するレール係合部を形成し、レール係合部をレ
ールに灰皿前後方向に摺動自在に係合させてボツ
クスをリテーナに対して出没可能とした車両用灰
皿のレール構造において、左右の各レールのコ字
状断面の上下片の少なくとも一方とレール係合部
との何れか一方に、灰皿上下方向に凹む断面形状
の抱き込み部を形成し、他方に、前記抱き込み部
内に灰皿上下方向に入り込む断面形状を有する凸
部を設け、該凸部を前記抱き込み部に灰皿左右方
向に抜外れ不能にかつ灰皿前後方向に摺動自在に
係合させたものから成る。
[作用] このように構成された車両用灰皿においては、
抱き込み部と凸部とが灰皿左右方向に係合するの
で、ボツクスがリテーナに対して灰皿左右方向に
移動しようとしてもリテーナ側壁に取付けた左右
のレールが同時にボツクスの左右方向の動きを阻
止し、従来のように左右のうち一方のレールおよ
びリテーナ側壁が左右方向荷重を受け持つのでは
ないので、ボツクスのリテーナに対する左右の動
きは効果的に抑制される。このため、ボツクスの
左右のガタは大巾に減少される他、レールとの噛
合代が少なくてもボツクスを安定して出入れする
ことができるので、ボツクスの噛合代減少を通し
て、ボツクスの引出し量の増大もはかることがで
きる。
[実施例] 以下に、本考案に係る車両用灰皿のレール構造
の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図ないし第6図は本考案の第1実施例に係
る車両用灰皿のレール構造を示している。第1図
において、車両用灰皿は、上壁1a、上壁1aの
左右両端から折れ曲つて下方に延び下端で灰皿左
右方向中央に向かつて短かく延びる側壁1b,1
b、上壁1aの灰皿前後方向後端から下方に延び
る後壁1cとを有するリテーナ1と、リテーナ1
の左右の両側壁1b,1bに取付けられた断面ほ
ぼコ字状のレール2と、リテーナ1に対し出没さ
れるボツクス3とから成る。ボツクス3は下壁3
aと左右の側壁3b,3bと前後の壁とを有する
上方が開放した容器から成り、左右の両側壁3
b,3bには灰皿左右方向外側に突出し、灰皿前
後方向に長く延びるレール係合部4を有する。レ
ール係合部4はレール2に灰皿前後方向に摺動自
在に係合しており、ボツクス3のリテーナ1に対
する出没を可能にしている。
レール2は、第2図に示すように、上片2a,
下片2b、上下片2a,2bを連結する連結片2
cを有するほぼコ字状の断面を有している。上片
2a、下片2bの内面には、連結片2cに隣接し
た位置に、上下方向にえぐられて灰皿上下方向に
凹む断面形状を有し灰皿前後方向に延びる抱き込
み部5,6が形成されている。一方、レール係合
部4には、抱き込み部5,6内の灰皿上下方向に
入り込む断面形状を有する凸部61,62が設け
られている。抱き込み部5,6はレール係合部4
の凸部61,62を抱き込み、これによつてレー
ル係合部4は、灰皿前後方向にはレール2に対し
て摺動可能であるが、灰皿左右方向には抜け外れ
不能とされている。
レール2には、上下片2a,2bを連結する連
結片2cに、したがつて上下の抱き込み部5,6
の間の位置に、灰皿前後方向に延びるノツチによ
つて形成されたインテグラルヒンジ部7が設けら
れている。このヒンジ部7によつて、レール2は
その断面において、第4図および第5図に示すよ
うに、ヒンジ部7より上部と下部とが互に他方に
対して回動可能となつている。このため抱き込み
部5,6がアンダカツトになつていても、第4図
に示す状態で形成することにより、レール2から
型が外れ、成形可能となる。
レール2の上片2aの上面には、長手方向の適
宜の位置に、望ましくは複数個の、上方に突出し
上端で釣状に曲る爪8が形成されており、該爪8
はリテーナ1の上壁1aの爪8に対応する位置に
設けられた孔9を貫通して上壁1aに下方に抜外
れ不能に係合される。これによつてレール2の垂
れ下がりが阻止される。
レール2の上下片2a,2bを連結する連結片
2cの外面には、長手方向の適宜の位置に、望ま
しくは複数位置に、灰皿左右方向外方に突出し先
端で釣状に曲る一対の爪10,11が形成されて
いる。爪10,11の一方はヒンジ部7の上方
に、他方はヒンジ部7の下方に形成される。爪1
0,11はリテーナ1の側壁1b,1bの前記爪
10,11に対応する位置に設けられた孔12に
係合され、レール2の連結片2cにヒンジ部7が
あるに拘らず、連結片2cを側壁1bに固定す
る。これによつてレール2の孔2dは、第3図に
示すように、リテーナ1の側壁1bの孔12と孔
12との間の壁によつて覆われる。レール2のリ
テーナ1への固定は、ヒンジ部7が第4図に示す
ように回動するので、まず第5図に示すように、
レール2のヒンジ部7より上側部分をリテーナ1
に固定し、次にヒンジ部7より下側部分を第5図
の矢印の方向に押し込むことによつて行なう。す
なわち、ヒンジ部7は、前記の如くレール2の成
形を可能にすると共に、レール2のリテーナ1へ
の取付けを容易にしている。レール係合部4のレ
ール2への挿入は、ボツクス3をレール2の前端
から後方向に挿入することによつて行なう。
レール2の長手方向の一部には、その下片2b
の灰皿前後方向前端から下方に垂下する舌片13
がレール2に一体に形成されており、該舌片13
の下端は第6図に示すように、ボツクス3方向に
突出されている。舌片13は自由状態において、
第6図に2点鎖線で示すように、ボツクス3に干
渉する位置にあり、ボツクス3がリテーナ1に挿
入されたときに第6図の実線の位置に弾性変位さ
れて、ボツクス3を舌片13の弾性力により押し
つけ、ボツクス3の出入れに適宜の摩擦抵抗力を
与えるようになつている。
第1実施例における作用については、ボツクス
3のレール係合部4は、突出部61,62におい
て左右のレール2の抱き込み部5,6に保持され
るもので、ボツクス3に灰皿左右方向の力がかか
つても、ボツクス3は左右のレール2とリテーナ
側壁1bによつて支持され、左右方向のガタは大
巾に減少される。これによつてボツクス3の安定
した出入れが可能になる。さらにボツクス3の出
入れの安定化により、ボツクス3引出時の、ボツ
クス3とレール2との灰皿前後方向の噛合代を小
にでき、その分ボツクス3の引出し量は増大され
る。
第2実施例 第7図および第8図は本考案の第2実施例に係
る車両用灰皿のレール構造を示している。第2実
施例においては、レール2に形成される抱き込み
部14が、レール2のの下片2bに上方に向つて
突出させて形成した突出部15とレール2の下片
2bとレール2の側片2cとによつて形成され
た、上下方向に凹む断面形状の部分から構成され
ている。16は突出部15形成時の型用孔であ
る。
第9図は第2実施例の他の態様であつて、第7
図および第8図の抱き込み部14がレール下片2
bに形成されていたのに対し、第9図のものは抱
き込み部17が、レール上片2aに形成された下
方に向かつて突出する突出部19とレール2の上
片2aとレール2の側片2cとによつて形成され
た、上下方向に凹む断面形状の部分から構成され
ている。18は突出部19形成用の孔である。
第10図は第2実施例のもう一つの態様であつ
て、抱き込み部20,21がレール2の上片2
a、下片2bの両方に形成された場合を示してい
る。22,23は突出部24,25形成用の孔で
ある。
第2実施例においても、第1実施例で述べたボ
ツクス3のレール係合部4の凸部61または62
または61,62は、左右のレール2の抱き込み
部14、または17、または20,21に灰皿左
右方向に抜外れ不能に保持されるので、ボツクス
3に灰皿左右方向の力がかかつたときに、ボツク
ス3は左右のレール2と左右のリテーナ側壁1b
によつて支持され、左右のガタは大巾に減少す
る。したがつて、ボツクス3の安定した出入れが
可能となり、ボツクス3のレール2との噛合代に
大きなスペースをとる必要がなので、その分ボツ
クス3の引出し量が増大できる。
第3実施例 第11図および第12図は本考案の第3実施例
に係る車両用灰皿のレール構造を示している。第
3実施例においては、抱き込み部26が、ボツク
ス3のレール係合部4の上面又は下面に形成され
た上下方向に凹む断面形状のU溝から構成されて
いる。そして、レール2の上片2aまたは下片2
bの何れか少なくとも一方に孔27が形成されて
いて、その孔27には凸部としての凸状ピース2
8が挿入されており、このピース28はばね29
によりレール係合部4に対して押され、抱き込み
部26内に灰皿上下方向に入り込んでボツクス3
をレール2に対して灰皿左右方向に抜外れ不能と
している。凸状ピース28から成る凸部と抱き込
み部26は灰皿前後方向には摺動自在に係合して
いる。凸状ピース28から成る凸部と抱き込み部
26との係合によつて、ボツクス3の左右方向の
ガタが止められる。
第13図は第3実施例の他の態様であつて、抱
き込み部31が、レール2に形成された孔32に
挿入されるピース33に形成された、灰皿上下方
向に凹んだ凹部から構成されている。ピース33
はばね34によりレール係合部4に押しつけられ
ている。一方、レール係合部4には、灰皿上下方
向に抱き込み部31の中に入り込む凸部35が形
成されている。抱き込み部31がレール係合部4
の凸部35と灰皿左右方向に抜外れ不能に係合す
ることにより、ボツクス3の左右方向のガタが止
められる。この場合は第1実施例のヒンジ部7は
不要である。その他の構成は第1実施例に準じ
る。
第3実施例においても、ボツクス3のレール係
合部4は左右のレール2の抱き込み部26または
31に保持されるので、ボツクス3に灰皿左右方
向の力がかかつたときに、ボツクス3は左右のレ
ール2と左右のリテーナ側壁1bによつて支持さ
れ、左右のガタは大巾に減少され、ボツクス3の
引出し量も増大できる。
[考案の効果] 本考案によれば、左右のレールのコ字状断面の
上下片の少なくとも一方とレール係合部との何れ
か一方に、灰皿上下方向に凹む断面形状の抱き込
み部を形成し、他方に、前記抱き込み部内に灰皿
上下方向に入り込む断面形状を有する凸部を設
け、該凸部を前記抱き込み部に灰皿左右方向に抜
外れ不能に係合させたので、左右方向の力は左右
両レールによつて受けもたれ、ボツクスの左右の
ガタが減少でき、円滑な出入れができると共に、
ボツクス引出し量の増大もはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るレール構造
を有する車両用灰皿の斜視図、第2図は第1図の
−線に沿う断面図、第3図は第1図の−
線に沿う断面図、第4図は第1図のうちレールの
断面図、第5図は第1図のうちレールをリテーナ
に取付けるときの断面図、第6図は第1図の灰皿
の拡大部分断面図、第7図は本考案の第2実施例
に係る車両用灰皿のレール構造のレールの部分斜
視図、第8図は第7図の−線に沿う断面図、
第9図は本考案の第2実施例の他の態様を示すレ
ールの断面図、第10図は本考案の第2実施例の
さらに他の態様を示すレールの断面図、第11図
は本考案の第3実施例に係る車両用灰皿のレール
構造の部分分解斜視図、第12図は第11図のXII
−XII線に沿う断面図、第13図は本考案の第3実
施例の他の態様を示すレールの断面図、第14図
は従来の車両用灰皿の斜視図、第15図は第14
図の灰皿の断面図、である。 1……リテーナ、1b……リテーナ側壁、2…
…レール、3……ボツクス、4……レール係合
部、5,6,14,17,20,21,26,3
1……抱き込み部、7……ヒンジ部、13……舌
片、28,35,61,62……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リテーナの左右の側壁にコ字状断面のレールを
    取付け、ボツクスの左右の側壁にレールのコ字状
    断面内に灰皿左右方向に入り込む断面形状を有す
    るレール係合部を形成し、レール係合部をレール
    に灰皿前後方向に摺動自在に係合させてボツクス
    をリテーナに対して出没可能とした車両用灰皿の
    レール構造において、左右の各レールのコ字状断
    面の上下片の少なくとも一方とレール係合部との
    何れか一方に、灰皿上下方向に凹む断面形状の抱
    き込み部を形成し、他方に、前記抱き込み部内に
    灰皿上下方向に入り込む断面形状を有する凸部を
    設け、該凸部を前記抱き込み部に灰皿左右方向に
    抜外れ不能にかつ灰皿前後方向に摺動自在に係合
    させたことを特徴とする車両用灰皿のレール構
    造。
JP1985006281U 1985-01-22 1985-01-22 Expired JPH0327875Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985006281U JPH0327875Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985006281U JPH0327875Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61122936U JPS61122936U (ja) 1986-08-02
JPH0327875Y2 true JPH0327875Y2 (ja) 1991-06-17

Family

ID=30483579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985006281U Expired JPH0327875Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0327875Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530985Y2 (ja) * 1988-11-30 1993-08-09

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992695U (ja) * 1982-12-11 1984-06-23 小島プレス工業株式会社 灰皿装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61122936U (ja) 1986-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4467746B2 (ja) 小物入れ
JP2541164Y2 (ja) コネクタ
JP4225627B2 (ja) 車両用引き出し装置
JPH0747821Y2 (ja) パネルロック付コネクタ
JPH0327875Y2 (ja)
JP4203580B2 (ja) 車両の収納装置
KR20220053887A (ko) 자동차의 센터 콘솔
JP3284533B2 (ja) 自動車用グラブボックス
JP3117119B2 (ja) 固定式プロテクタ
JP3583000B2 (ja) 車両用シートのアンダートレイ取付構造
JPS641714Y2 (ja)
JPS5827959Y2 (ja) ケ−ス
JPH03824Y2 (ja)
JPH057873Y2 (ja)
JP2571483Y2 (ja) カバー
JPS6138478Y2 (ja)
JPH021148Y2 (ja)
JP3852663B2 (ja) 自動車用トノカバー装置
JPH065266Y2 (ja) 車両用コンソールボックスの取付け構造
JP2585097Y2 (ja) 車輌用小物入れ
JPH06357Y2 (ja) 車載用ボックス
JPH0567557U (ja) バンパーへの嵌合物取付構造
JPH028840Y2 (ja)
JP4234641B2 (ja) 車両部品の取付構造
JP2558661Y2 (ja) グローブボックストレイの取付構造