JPH03277936A - 差動カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定方法および装置 - Google Patents
差動カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定方法および装置Info
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- JPH03277936A JPH03277936A JP7914290A JP7914290A JPH03277936A JP H03277936 A JPH03277936 A JP H03277936A JP 7914290 A JP7914290 A JP 7914290A JP 7914290 A JP7914290 A JP 7914290A JP H03277936 A JPH03277936 A JP H03277936A
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
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- Testing Of Balance (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、ビスカスφカップリングなどのような差動
カップリングが連結されたプロペラシャフトのための不
釣合い測定方法および装置に関するものである。
カップリングが連結されたプロペラシャフトのための不
釣合い測定方法および装置に関するものである。
〈従来の技術〉
近年の自動車には、走行性能、走破性能に優れたいわゆ
るフルタイム4WD方式の採用が普及してきている。
るフルタイム4WD方式の採用が普及してきている。
フルタイム4WD方式においては、前輪と後輪とに適切
な駆動力配分を行うことが必須であるが、そのための装
置としては、現在、ビスカス・カップリングが広く採用
されている。
な駆動力配分を行うことが必須であるが、そのための装
置としては、現在、ビスカス・カップリングが広く採用
されている。
ところで、ビスカス・カップリング付プロペラシャフト
の不釣合い測定を行う場合、従来の技術では、ビスカス
・カップリング付プロペラシャフト全体としての不釣合
い測定は行わずに、ビスカス・カップリングの両側に連
結されるプロペラシャフトピースの不釣合いを個別に測
定し、不釣合い修正を行った後、組付誤差が極力少じな
いように、細心の注意を払って、組付が行われていた。
の不釣合い測定を行う場合、従来の技術では、ビスカス
・カップリング付プロペラシャフト全体としての不釣合
い測定は行わずに、ビスカス・カップリングの両側に連
結されるプロペラシャフトピースの不釣合いを個別に測
定し、不釣合い修正を行った後、組付誤差が極力少じな
いように、細心の注意を払って、組付が行われていた。
しかしながら、ビスカス・カップリングとプロペラシャ
フトピースとの組付時には、必然的に組付誤差が生じ、
これにより発生する不釣合いは、従来の技術では修正で
きなかった。よって、プロペラシャフト全体では、釣合
いが取れていない状態となり、車両に要求される振動、
騒音の品質を満足させることができなかった。
フトピースとの組付時には、必然的に組付誤差が生じ、
これにより発生する不釣合いは、従来の技術では修正で
きなかった。よって、プロペラシャフト全体では、釣合
いが取れていない状態となり、車両に要求される振動、
騒音の品質を満足させることができなかった。
そこで、このような従来技術の欠点を解消するための提
案が、実開平1−121829号公報に開示されている
。当該公報に開示の装置は、ビスカス・カップリングの
両側に連結されたプロペラシャフトピースに、それぞれ
別々の駆動装置を接続し、各駆動装置によってプロペラ
シャフトピースを互いに異なる回転速度で回転させ、そ
のときの不釣合いを測定するものである。
案が、実開平1−121829号公報に開示されている
。当該公報に開示の装置は、ビスカス・カップリングの
両側に連結されたプロペラシャフトピースに、それぞれ
別々の駆動装置を接続し、各駆動装置によってプロペラ
シャフトピースを互いに異なる回転速度で回転させ、そ
のときの不釣合いを測定するものである。
〈発明が解決しようとする課題〉
ビスカス−カップリングで連結された左右のプロペラシ
ャフトピースを相互に異なる回転速度で回転させるため
には、駆動装置のパワーが、プロペラシャフトを搭載し
ようとする自動車のエンジンパワーに匹敵する程度のパ
ワーでなければならない。このような高パワーの駆動装
置を用いると、不釣合い測定装置が大型化すると共に、
その価格が非常に高価なものになる。
ャフトピースを相互に異なる回転速度で回転させるため
には、駆動装置のパワーが、プロペラシャフトを搭載し
ようとする自動車のエンジンパワーに匹敵する程度のパ
ワーでなければならない。このような高パワーの駆動装
置を用いると、不釣合い測定装置が大型化すると共に、
その価格が非常に高価なものになる。
また、プロペラシャフトピースと駆動装置とは、一般に
、ユニバーサルジヨイントによって接続されるが、プロ
ペラシャフトピースを振動自在に保持しつつ、駆動装置
からの大パワーの回転力をプロペラシャフトピースへ振
動なしに伝達できるようなユニバーサルジヨイントの設
計や製作が非常に困難であるという欠点がある。
、ユニバーサルジヨイントによって接続されるが、プロ
ペラシャフトピースを振動自在に保持しつつ、駆動装置
からの大パワーの回転力をプロペラシャフトピースへ振
動なしに伝達できるようなユニバーサルジヨイントの設
計や製作が非常に困難であるという欠点がある。
この発明は、上述の背景の元になされたもので、ビスカ
ス・カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定を
、組付けた状態においてすることができる測定方法およ
びその測定方法を実現するための装置を提供することを
主たる目的としている。
ス・カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定を
、組付けた状態においてすることができる測定方法およ
びその測定方法を実現するための装置を提供することを
主たる目的としている。
また、この発明は、ビスカス・カップリング付プロペラ
シャフトが搭載される自動車エンジンに比べて十分に低
パワーの駆動装置によって、組付けた状態のビスカス・
カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定をする
ことができる不釣合い測定装置を提供することを目的と
している。
シャフトが搭載される自動車エンジンに比べて十分に低
パワーの駆動装置によって、組付けた状態のビスカス・
カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定をする
ことができる不釣合い測定装置を提供することを目的と
している。
く課題を解決するための手段〉
この発明は、ビスカスφカップリングなどのような差動
カップリングと、その両側へ延びる2つのプロペラシャ
フトピースとを含むプロペラシャフトのための不釣合い
測定方法であって、プロペラシャフト全体の初期不釣合
い測定を行い、その測定結果を記憶する第1測定工程、
差動カップリングを境にして、差動カップリングの両側
へ延びる2つのプロペラシャフトピース間の回転方向の
接続位置を任意の角度だけ変化させる工程、接続位置が
変化された後のプロペラシャフトの不釣合い測定を行う
第2測定工程、ならびに第2測定工程で測定された測定
結果および第1測定工程で測定されて記憶されている測
定結果に基づいて、予め定める修正面における各プロペ
ラシャフトピース毎の不釣合いを独立的に算出する不釣
合い算出工程を含むことを特徴とする差動カップリング
付プロペラシャフトの不釣合い測定方法である。
カップリングと、その両側へ延びる2つのプロペラシャ
フトピースとを含むプロペラシャフトのための不釣合い
測定方法であって、プロペラシャフト全体の初期不釣合
い測定を行い、その測定結果を記憶する第1測定工程、
差動カップリングを境にして、差動カップリングの両側
へ延びる2つのプロペラシャフトピース間の回転方向の
接続位置を任意の角度だけ変化させる工程、接続位置が
変化された後のプロペラシャフトの不釣合い測定を行う
第2測定工程、ならびに第2測定工程で測定された測定
結果および第1測定工程で測定されて記憶されている測
定結果に基づいて、予め定める修正面における各プロペ
ラシャフトピース毎の不釣合いを独立的に算出する不釣
合い算出工程を含むことを特徴とする差動カップリング
付プロペラシャフトの不釣合い測定方法である。
また、この発明は、ビスカス・カップリングなどのよう
な差動カップリングと、その両側へ延びる2つのプロペ
ラシャフトピースとを含むプロペラシャフトのための不
釣合い測定装置であって、不釣合い測定のために、前記
プロペラシャフト全体を所定の測定速度で回転させるた
めの主駆動手段、プロペラシャフト全体が所定の測定速
度で回転されるときに、プロペラシャフトの不釣合いに
よる振動を検出する振動検出手段、プロペラシャフトの
一方のシャフトピースを必要に応じて拘束することので
きる拘束手段、拘束手段によって一方のシャフトピース
が拘束されているときに、他方のシャフトピースを任意
の角度回転させ、一方のシャフトピースおよび他方のシ
ャフトピース間の回転方向の接続位置を変化させるため
の補助駆動手段、各プロペラシャフトピースに連結され
、それぞれのシャフトピースの絶対角度位置を検出する
ための角度検出手段、ならびに振動検出手段の検出出力
および角度検出手段の検出角度に基づいて、予め定める
修正面における各プロペラシャフトピース毎の不釣合い
を独立的に算出する算出手段を含むことを特徴とする差
動カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定装置
である。
な差動カップリングと、その両側へ延びる2つのプロペ
ラシャフトピースとを含むプロペラシャフトのための不
釣合い測定装置であって、不釣合い測定のために、前記
プロペラシャフト全体を所定の測定速度で回転させるた
めの主駆動手段、プロペラシャフト全体が所定の測定速
度で回転されるときに、プロペラシャフトの不釣合いに
よる振動を検出する振動検出手段、プロペラシャフトの
一方のシャフトピースを必要に応じて拘束することので
きる拘束手段、拘束手段によって一方のシャフトピース
が拘束されているときに、他方のシャフトピースを任意
の角度回転させ、一方のシャフトピースおよび他方のシ
ャフトピース間の回転方向の接続位置を変化させるため
の補助駆動手段、各プロペラシャフトピースに連結され
、それぞれのシャフトピースの絶対角度位置を検出する
ための角度検出手段、ならびに振動検出手段の検出出力
および角度検出手段の検出角度に基づいて、予め定める
修正面における各プロペラシャフトピース毎の不釣合い
を独立的に算出する算出手段を含むことを特徴とする差
動カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定装置
である。
く作用〉
この発明によれば、途中に差動カップリングが接続され
たプロペラシャフトの不釣合いを測定する場合において
、まず、プロペラシャフト全体の初期不釣合いを測定し
てその結果を記憶し、次に、差動カップリングを境にし
て両側のシャフトピースの回転方向の接続位置を違えた
状態でプロペラの不釣合いを測定する。そして、その測
定結果と、既に記憶されている初期不釣合い結果と、各
シャフトピース間の回転方向の接続位置の変動量とから
、予め定める修正面における各シャフトピースの有する
不釣合いを独立的に抽出する。
たプロペラシャフトの不釣合いを測定する場合において
、まず、プロペラシャフト全体の初期不釣合いを測定し
てその結果を記憶し、次に、差動カップリングを境にし
て両側のシャフトピースの回転方向の接続位置を違えた
状態でプロペラの不釣合いを測定する。そして、その測
定結果と、既に記憶されている初期不釣合い結果と、各
シャフトピース間の回転方向の接続位置の変動量とから
、予め定める修正面における各シャフトピースの有する
不釣合いを独立的に抽出する。
よって、プロペラシャフトの不釣合いを、個々のピース
ごとにではなく、全体として、測定できる。
ごとにではなく、全体として、測定できる。
〈実施例〉
以下には、図面を参照して、この発明の一実施例につい
て詳細に説明をする。
て詳細に説明をする。
第1図は、被試験体としてのビスカス・カップリング付
プロペラシャフトの一例の概略構造を示す図である。こ
のビスカス・カップリング付プロペラシャフト1には、
第1シヤフトピースAおよび第2シヤフトピースBなら
びにビスカス・カップリングCが含まれている。
プロペラシャフトの一例の概略構造を示す図である。こ
のビスカス・カップリング付プロペラシャフト1には、
第1シヤフトピースAおよび第2シヤフトピースBなら
びにビスカス・カップリングCが含まれている。
第1シヤフトピースAにはメインシャフト2、連結シャ
フト3および端部材4が含まれていて、それらは揺動自
在な2つのジヨイント5.6で連結されている。
フト3および端部材4が含まれていて、それらは揺動自
在な2つのジヨイント5.6で連結されている。
第2シヤフトピースBも、はぼ同様に、メインシャフト
7、連結シャフト8および端部材9ならびに揺動自在な
2つのジヨイント10.11を含む構成になっている。
7、連結シャフト8および端部材9ならびに揺動自在な
2つのジヨイント10.11を含む構成になっている。
そして、ビスカス・カップリングCによって連結シャフ
ト3と連結シャフト8とが連結されている。この結果、
ビスカス・カップリング付プロペラシャフト1は、4ジ
ヨイント3ピース構成のプロペラシャフトになっている
。
ト3と連結シャフト8とが連結されている。この結果、
ビスカス・カップリング付プロペラシャフト1は、4ジ
ヨイント3ピース構成のプロペラシャフトになっている
。
このようなビスカスΦカップリング付プロペラシャフト
1の不釣合い測定においては、一般に、図中の■〜■で
示す6つの修正面が存在する。
1の不釣合い測定においては、一般に、図中の■〜■で
示す6つの修正面が存在する。
次に、第1図のビスカス参カップリング付ブロペラシャ
フト1の不釣合いを測定するための装置の構成について
説明をする。
フト1の不釣合いを測定するための装置の構成について
説明をする。
第2図は、不釣合い測定装置の機構的な構成の概要を示
すブロック図である。この測定装置には、上述したビス
カス・カップリング付プロペラシャフト1を支承するた
めの4つの架台11,12゜13.14が備えられてい
る。架台11.14は、プロペラシャフト1の両端を支
承するためのものであり、架台12.13はプロペラシ
ャフト1の中央部2ケ所を支承するためのものである。
すブロック図である。この測定装置には、上述したビス
カス・カップリング付プロペラシャフト1を支承するた
めの4つの架台11,12゜13.14が備えられてい
る。架台11.14は、プロペラシャフト1の両端を支
承するためのものであり、架台12.13はプロペラシ
ャフト1の中央部2ケ所を支承するためのものである。
各架台11,12.13.14には、それぞれ、振動検
出装置15.16,17.18が備えられている。
出装置15.16,17.18が備えられている。
また、21は主駆動装置であり、22はたとえばサーボ
モータで構成された補助駆動装置である。
モータで構成された補助駆動装置である。
主駆動装置21と補助駆動装置22とは伝達経路切換装
置23で切換可能にされており、いずれかの装置の駆動
力がベルト24へ伝達される。
置23で切換可能にされており、いずれかの装置の駆動
力がベルト24へ伝達される。
ベルト24によって回転される回転軸25は、プロペラ
シャフト1の端部材4に連結され、プロペラシャフト1
を回転させる。また、該回転軸25には、第1シヤフト
ピースA側角度位置検出器26および基準位相発生器2
7が接続されている。
シャフト1の端部材4に連結され、プロペラシャフト1
を回転させる。また、該回転軸25には、第1シヤフト
ピースA側角度位置検出器26および基準位相発生器2
7が接続されている。
なお、角度位置検出器26が基準位相発生器27の機能
を備えている場合には、基準位相発生器27を省略する
ことができる。
を備えている場合には、基準位相発生器27を省略する
ことができる。
また、ベルト24が設けられた側と反対側の端部には、
拘束・開放装置28および第2シヤフトピースB側角度
位置検出器29が設けられている。
拘束・開放装置28および第2シヤフトピースB側角度
位置検出器29が設けられている。
拘束・開放装置28は、プロペラシャフト1の第2シヤ
フトピースB側を回転可能な状態または回転不可能な状
態に切換えるためのものである。角度位置検出器29は
、第2シヤフトピースBの回転角度位置を検出するため
のものである。
フトピースB側を回転可能な状態または回転不可能な状
態に切換えるためのものである。角度位置検出器29は
、第2シヤフトピースBの回転角度位置を検出するため
のものである。
上述の構成において、不釣合い測定運転中は、伝達経路
切換装置23は主駆動装置21側に切換えられ、かつ、
拘束・開放装置28は開放状態にされる。よって、プロ
ペラシャフト1は、ビスカス・カップリングCの両側の
第1シヤフトピースAおよび第2シヤフトピースB間で
回転数差を生しないで、所定の測定回転数で回転される
。
切換装置23は主駆動装置21側に切換えられ、かつ、
拘束・開放装置28は開放状態にされる。よって、プロ
ペラシャフト1は、ビスカス・カップリングCの両側の
第1シヤフトピースAおよび第2シヤフトピースB間で
回転数差を生しないで、所定の測定回転数で回転される
。
一方、ビスカス・カップリングCの馴し運転または第1
シヤフトピースAおよび第2シヤフトピースB間の角度
方向の接続位置を変更する場合には、伝達経路切換装置
23は補助駆動装置22側に切換えられ、かつ、拘束・
開放装置28は拘束状態にされる。よって、プロペラシ
ャフト1は、ビスカス・カップリングCを境にして、第
1シヤフトピースA側だけが回転可能にされ、第2シヤ
フトピースB側は回転不可能な状態にされる。
シヤフトピースAおよび第2シヤフトピースB間の角度
方向の接続位置を変更する場合には、伝達経路切換装置
23は補助駆動装置22側に切換えられ、かつ、拘束・
開放装置28は拘束状態にされる。よって、プロペラシ
ャフト1は、ビスカス・カップリングCを境にして、第
1シヤフトピースA側だけが回転可能にされ、第2シヤ
フトピースB側は回転不可能な状態にされる。
さらに、不釣合い修正のための位置決め時には、伝達経
路切換装置23は補助駆動装置22側に切換えられ、拘
束・開放装置28は開放状態にされる。よって、プロペ
ラシャフト1はビスカス・カップリングCの両側のシャ
フトピースA、B間で回転数差を生じないで、位置決め
回転数で回転され得る。
路切換装置23は補助駆動装置22側に切換えられ、拘
束・開放装置28は開放状態にされる。よって、プロペ
ラシャフト1はビスカス・カップリングCの両側のシャ
フトピースA、B間で回転数差を生じないで、位置決め
回転数で回転され得る。
第3図は、第2図に示す不釣合い測定装置の電気的な構
成を表わすブロック図である。振動検出装置15,16
,17.18の検出信号は、それぞれ、ローパスフィル
タ38,39,40.41を介して演算装置31へ与え
られる。また、角度位置検出器26.29の検出信号も
演算装置31へ与えられる。さらに、基準位相発生器2
7の発生する基準位相信号は、正弦・余弦信号生成回路
37を介して演算装置31へ与えられる。また、設定装
置32によって、任意の設定値が設定されると、その値
も演算装置31へ与えられる。
成を表わすブロック図である。振動検出装置15,16
,17.18の検出信号は、それぞれ、ローパスフィル
タ38,39,40.41を介して演算装置31へ与え
られる。また、角度位置検出器26.29の検出信号も
演算装置31へ与えられる。さらに、基準位相発生器2
7の発生する基準位相信号は、正弦・余弦信号生成回路
37を介して演算装置31へ与えられる。また、設定装
置32によって、任意の設定値が設定されると、その値
も演算装置31へ与えられる。
演算装置31には、たとえば4つの掛算回路42.4B
、44.45が含まれていると共に、アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するためのA/D変換器46が備え
られている。
、44.45が含まれていると共に、アナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するためのA/D変換器46が備え
られている。
また、演算装置31には、データ等を記憶するための記
憶装置33、不釣合いの量や角度を表示するための表示
装置34および制御装置35が接続されている。さらに
、制御装置35の制御信号は、主駆動装置21、補助駆
動装置22、伝達経路切換装置23および拘束・開放装
置28等の駆動部30へ与えられるようになっている。
憶装置33、不釣合いの量や角度を表示するための表示
装置34および制御装置35が接続されている。さらに
、制御装置35の制御信号は、主駆動装置21、補助駆
動装置22、伝達経路切換装置23および拘束・開放装
置28等の駆動部30へ与えられるようになっている。
また、制御装置35の制御信号は、不釣合い修正を行う
ための溶接装[36へ与えられるようになっている。
ための溶接装[36へ与えられるようになっている。
次に、第1図ないし第3図を参照して、この実施例に係
る不釣合い測定装置によってビスカス・カップリング付
プロペラシャフト1の不釣合い測定を行い、その不釣合
いを修正する場合の測定装置の動作およびその際の作業
手順について、順に説明をする。
る不釣合い測定装置によってビスカス・カップリング付
プロペラシャフト1の不釣合い測定を行い、その不釣合
いを修正する場合の測定装置の動作およびその際の作業
手順について、順に説明をする。
(ステップSl)
まず、被試験体としてのビスカス・カップリング付プロ
ペラシャフト1を測定装置に装着して、測定装置を自動
起動させる。
ペラシャフト1を測定装置に装着して、測定装置を自動
起動させる。
(ステップS2)
自動起動時には、拘束・開放装置28が拘束状態にされ
、伝達経路切換装置23が補助駆動装置22側に切換え
られ、補助駆動装置22によってプロペラシャフト1が
回転され、ビスカスeカップリングCの馴し運転がされ
る。
、伝達経路切換装置23が補助駆動装置22側に切換え
られ、補助駆動装置22によってプロペラシャフト1が
回転され、ビスカスeカップリングCの馴し運転がされ
る。
(ステップS3)
不釣合いの第1測定運転が行われる。
この測定運転時には、伝達経路切換装置23が主駆動装
置側21に切換えられ、拘束・開放装置28は開放状態
にされる。よって、プロペラシャフト1は主駆動装置2
1によって所定の測定速度で回転される。そしてそのと
きに、振動検出装置15.16.17.18でそれぞれ
検出された振動データ、すなわち不釣合い信号は、それ
ぞれ、ローパスフィルタ38.39,40.41を介し
て掛算回路42.43.44.45へ与えられる。
置側21に切換えられ、拘束・開放装置28は開放状態
にされる。よって、プロペラシャフト1は主駆動装置2
1によって所定の測定速度で回転される。そしてそのと
きに、振動検出装置15.16.17.18でそれぞれ
検出された振動データ、すなわち不釣合い信号は、それ
ぞれ、ローパスフィルタ38.39,40.41を介し
て掛算回路42.43.44.45へ与えられる。
一方、基準位相発生器27からは、プロペラシャフト1
が1回転されるごとに1個の基準信号が出力され、正弦
・余弦信号生成回路37へ与えられて、この信号生成回
路37において、基準位相に同期する正弦信号および余
弦信号が生成される。
が1回転されるごとに1個の基準信号が出力され、正弦
・余弦信号生成回路37へ与えられて、この信号生成回
路37において、基準位相に同期する正弦信号および余
弦信号が生成される。
そして、各掛算回路42.43.44.45において、
不釣合い信号と正弦信号および余弦信号とが掛算され、
不釣合いの大きさに比例する90゜分力成分が算出され
て、A/D変換器46へ与えられる。A/D変換器46
では、この90″分力成分がディジタル信号化される。
不釣合い信号と正弦信号および余弦信号とが掛算され、
不釣合いの大きさに比例する90゜分力成分が算出され
て、A/D変換器46へ与えられる。A/D変換器46
では、この90″分力成分がディジタル信号化される。
さらにまた、左右両側の角度位置検出器26゜29でそ
れぞれ検出された角度位置データ、つまり第1シヤフト
ピースAおよび第2シヤフトピースBの角度位置データ
が演算装置31へ与えられる。演算装置31は、これら
データを記憶装置33に記憶させる。
れぞれ検出された角度位置データ、つまり第1シヤフト
ピースAおよび第2シヤフトピースBの角度位置データ
が演算装置31へ与えられる。演算装置31は、これら
データを記憶装置33に記憶させる。
(ステップS4)
第・1シヤフトピースAおよび第2シヤフトピースB間
の回転方向(角度方向)の接続位置を任意の角度だけ変
化させる。
の回転方向(角度方向)の接続位置を任意の角度だけ変
化させる。
この接続位置の変更は、プロペラシャフト1を測定装置
に装着した状態で行われる。
に装着した状態で行われる。
具体的には、伝達経路切換装置23が補助駆動装置22
側に切換えられ、かつ、拘束・開放装置28が拘束状態
にされる。この状態において、補助駆動装置22が一定
時間駆動される。よって、プロペラシャフト1は、ビス
カス・カップリングCを−°にして、第1シヤフトピー
スA側だけが任意の角度回転される。
側に切換えられ、かつ、拘束・開放装置28が拘束状態
にされる。この状態において、補助駆動装置22が一定
時間駆動される。よって、プロペラシャフト1は、ビス
カス・カップリングCを−°にして、第1シヤフトピー
スA側だけが任意の角度回転される。
接続位置変更後の第1シヤフトピースAおよび第2シヤ
フトピースBの角度位置は、それぞれ、角度位置検出器
26.29で検出され、演算装置31へ与えられる。演
算装置31は、与えられた角度位置データを記憶装置3
3に記憶させる。
フトピースBの角度位置は、それぞれ、角度位置検出器
26.29で検出され、演算装置31へ与えられる。演
算装置31は、与えられた角度位置データを記憶装置3
3に記憶させる。
(ステップS5)
不釣合いの第2測定運転が行われる。
第2測定運転時にも、第1測定運転時と同様に、伝達経
路切換装置23が主駆動装置21側に切換えられ、拘束
・開放装置28は開放状態にされて、プロペラシャフト
1は主駆動装置21によって所定の測定速度で回転され
る。そして、振動検出装置15.16,17.18でそ
れぞれ振動データが検出され、演算装置31へ与えられ
る。この振動データは、第1シヤフトピースAおよび第
2シヤフトピースB間の角度方向の接続位置を任意の角
度だけ変更させた後の振動データである。
路切換装置23が主駆動装置21側に切換えられ、拘束
・開放装置28は開放状態にされて、プロペラシャフト
1は主駆動装置21によって所定の測定速度で回転され
る。そして、振動検出装置15.16,17.18でそ
れぞれ振動データが検出され、演算装置31へ与えられ
る。この振動データは、第1シヤフトピースAおよび第
2シヤフトピースB間の角度方向の接続位置を任意の角
度だけ変更させた後の振動データである。
演算装置31では、第2測定運転時に各振動検出装置1
5,16,17.18から与えられる接続位置変更後の
振動データ、記憶装置33に記憶されている接続位置変
更前の振動データおよび各シャフトピースA、 Bの
角度位置データならびに接続位置変更後の各シャフトピ
ースA、 Bの角度位置データに基づいて、第1図にお
いて説明した■〜■の6面の修正面における不釣合いが
算出される。この6面の修正面における不釣合いの算出
方法の具体例については、たとえば特開昭62−140
041号公報に記載されている。その算出方法の一例を
簡単に述べると、次の通りである。
5,16,17.18から与えられる接続位置変更後の
振動データ、記憶装置33に記憶されている接続位置変
更前の振動データおよび各シャフトピースA、 Bの
角度位置データならびに接続位置変更後の各シャフトピ
ースA、 Bの角度位置データに基づいて、第1図にお
いて説明した■〜■の6面の修正面における不釣合いが
算出される。この6面の修正面における不釣合いの算出
方法の具体例については、たとえば特開昭62−140
041号公報に記載されている。その算出方法の一例を
簡単に述べると、次の通りである。
(a) 駆動側の第1シヤフトピースAが被駆動側の
第2シヤフトピースBと180@接続位置を違えた状態
における不釣合い生データを入力する。
第2シヤフトピースBと180@接続位置を違えた状態
における不釣合い生データを入力する。
(b) 第1修正運転時の各シャフトピースの初期不
釣合いと、上記第2修正運修正時の不釣合い生データと
から、第1シヤフトピースAの不釣合いと第2シヤフト
ピースBの不釣合いとを分離する。
釣合いと、上記第2修正運修正時の不釣合い生データと
から、第1シヤフトピースAの不釣合いと第2シヤフト
ピースBの不釣合いとを分離する。
(c) 第1シヤフトピースAの不釣合い生データに
影響係数法を適用して、■、■、■の各修正面における
不釣合いを計算する。
影響係数法を適用して、■、■、■の各修正面における
不釣合いを計算する。
(d) 第2シヤフトピースBの不釣合い生データに
影響係数法を適用して、■、■、■の各修正面における
不釣合いを計算する。
影響係数法を適用して、■、■、■の各修正面における
不釣合いを計算する。
(e) ■〜■の6面の修正面における不釣合いデー
タから、各修正面における溶接ピース重量を計算する。
タから、各修正面における溶接ピース重量を計算する。
なお、前述の(C)および(d)における影響係数法と
は、以下の方法をいう。
は、以下の方法をいう。
振動検出装置15.16.17または振動検出装置16
.17.18の不釣合い生データをV++)’21)’
3、■、■、■の各修正面の不釣合いまたは■、■、■
の各修正面の不釣合いをUl、U2、U3とすると、 となる。これを解いて、 [Ujl−[αBF −’ [)’+ ]の演算を行
えば、3つの不釣合い生データから、3つの修正面の不
釣合い値を得ることができる。
.17.18の不釣合い生データをV++)’21)’
3、■、■、■の各修正面の不釣合いまたは■、■、■
の各修正面の不釣合いをUl、U2、U3とすると、 となる。これを解いて、 [Ujl−[αBF −’ [)’+ ]の演算を行
えば、3つの不釣合い生データから、3つの修正面の不
釣合い値を得ることができる。
これが影響係数法である。
そして、算出された結果は、表示装置34および制御装
置35へ転送される。
置35へ転送される。
(ステップS6)
不釣合い修正が行われる。
不釣合い修正においては、表示装置34に表示されてい
る重量の溶接ピースがオペレータによって溶接装置36
にセットされる。セットされた後、溶接装置36は制御
装置35によって制御され、プロペラシャフト1の修正
面■〜■における不釣合い角度位置に溶接ピースが溶接
される。
る重量の溶接ピースがオペレータによって溶接装置36
にセットされる。セットされた後、溶接装置36は制御
装置35によって制御され、プロペラシャフト1の修正
面■〜■における不釣合い角度位置に溶接ピースが溶接
される。
溶接装置36による溶接工程は、上記溶接ピースのセッ
トも含めて全て自動化されていてもよい。
トも含めて全て自動化されていてもよい。
あるいは、表示装置34の表示内容に基づいて、オペレ
ータにより順次手作業で修正作業(溶接作業)が行われ
てもよい。
ータにより順次手作業で修正作業(溶接作業)が行われ
てもよい。
なお、修正作業時においては、伝達経路切換装置23は
補助駆動装置22側に切換えられ、修正作業時にプロペ
ラシャフト1を回転させる必要がある場合は、補助駆動
装置22によって必要な角度だけ回転される。
補助駆動装置22側に切換えられ、修正作業時にプロペ
ラシャフト1を回転させる必要がある場合は、補助駆動
装置22によって必要な角度だけ回転される。
(ステップS7)
不釣合い修正後のチエツク運転が行われる。
チエツク運転時には、伝達経路切換装置23は主駆動装
置21側に切換えられ、拘束・開放装置28は開放状態
にされ、プロペラシャフト1は主駆動装置21によって
所定の測定速度で回転される。よって、その時に振動検
出装置15,1617.18でそれぞれ振動データが検
出され、演算装置31へ与えられる。
置21側に切換えられ、拘束・開放装置28は開放状態
にされ、プロペラシャフト1は主駆動装置21によって
所定の測定速度で回転される。よって、その時に振動検
出装置15,1617.18でそれぞれ振動データが検
出され、演算装置31へ与えられる。
演算装置31では、与えられる振動データが、第1図に
おいて説明した■〜■の修正面の内の予め決められた修
正面、たとえば■−■−■−■面を測定面とし、その4
面における測定データに変換されて、その結果と、設定
装置32から予め入力されて記憶装置33に記憶されて
いる条件とが比較され、不釣合いの合否判定が行われる
。合否判定の結果は、表示装置34へ転送されて表示さ
れると共に、制御装置35へ送られる。
おいて説明した■〜■の修正面の内の予め決められた修
正面、たとえば■−■−■−■面を測定面とし、その4
面における測定データに変換されて、その結果と、設定
装置32から予め入力されて記憶装置33に記憶されて
いる条件とが比較され、不釣合いの合否判定が行われる
。合否判定の結果は、表示装置34へ転送されて表示さ
れると共に、制御装置35へ送られる。
なお、修正面6面の内から測定面としてとり出す面の組
合わせは、 ■−■−■−■ ■−■−■−■ ■−■−■−■ ■−■−■−■ のいずれかであればよい。
合わせは、 ■−■−■−■ ■−■−■−■ ■−■−■−■ ■−■−■−■ のいずれかであればよい。
合否判定結果が“NG”の時には、以後の運転は取止め
られる。
られる。
(ステップS8)
第1シヤフトピースAおよび第2シヤフトピースB間の
角度方向の接続位置を所定角度だけ変化させる。
角度方向の接続位置を所定角度だけ変化させる。
この接続位置の変更は、プロペラシャフト1を測定装置
に装着した状態で行われる。
に装着した状態で行われる。
より具体的には、ステップS4と同様に、伝達経路切換
装置23が補助駆動装置22側に切換えられ、拘束・開
放装置28が拘束状態にされ、その状態で補助駆動装置
22によってプロペラシャフト1の第1シヤフトピース
A側だけが所定角度回転される。
装置23が補助駆動装置22側に切換えられ、拘束・開
放装置28が拘束状態にされ、その状態で補助駆動装置
22によってプロペラシャフト1の第1シヤフトピース
A側だけが所定角度回転される。
(ステップS9)
不釣合いの再チエツク運転が行われる。
この運転も、主駆動装置21によってなされるので、伝
達経路切換装置23は主駆動装置1側に切換えられ、か
つ、拘束・開放装置28は開放状態にされる。
達経路切換装置23は主駆動装置1側に切換えられ、か
つ、拘束・開放装置28は開放状態にされる。
プロペラシャフト1が所定速度で回転されると、振動検
出装置15,16,17.18からの振動データが演算
装置31へ与えられる。演算装置31では、与えられる
データを予め決められた修正面、たとえば■−■−■−
■面における測定データに変換されて、その結果と、設
定装置32から予め入力されて記憶装置33に記憶され
ている条件とが比較され、不釣合いの合否判定が行われ
る。
出装置15,16,17.18からの振動データが演算
装置31へ与えられる。演算装置31では、与えられる
データを予め決められた修正面、たとえば■−■−■−
■面における測定データに変換されて、その結果と、設
定装置32から予め入力されて記憶装置33に記憶され
ている条件とが比較され、不釣合いの合否判定が行われ
る。
それらの結果は、表示装置34に表示され、かつ、制御
装置35へ与えられる。
装置35へ与えられる。
合否判定結果が“NG”の時は、以後の運転は取止めら
れる。
れる。
(ステップ510)
ステップS8およびステップS9の処理が規定回数繰返
され、全ての合否判断結果が良好な場合は、プロペラシ
ャフト1が検査に合格したものとされ、測定装置から自
動排出される。
され、全ての合否判断結果が良好な場合は、プロペラシ
ャフト1が検査に合格したものとされ、測定装置から自
動排出される。
以上のステップ81〜S10の不釣合い測定手順は、不
釣合いの第1測定を行い、その結果得られた初期不釣合
いを記憶しておき(ステップS3)、ビスカス・カップ
リングCの両側の第1シヤフトピースAおよび第2シヤ
フトピースB間の角度方向の接続位置を所定角度だけ変
えて(ステップS4)、不釣合いの第2測定を行い(ス
テップS5)、その測定結果に基づいてビスカス・カッ
プリング付プロペラシャフト1の不釣合いを算出するも
のであるが、不釣合い測定を、第1測定と第2測定だけ
にせず、第1シヤフトピースAおよび第2シヤフトピー
スB間の角度方向の接続位置を複数回変更して、不釣合
いの第3測定、不釣合いの第4測定、・・・と複数回の
不釣合いの測定を行い、それらの結果に基づいてプロペ
ラシャフト1の不釣合いを算出するようにしてもよい。
釣合いの第1測定を行い、その結果得られた初期不釣合
いを記憶しておき(ステップS3)、ビスカス・カップ
リングCの両側の第1シヤフトピースAおよび第2シヤ
フトピースB間の角度方向の接続位置を所定角度だけ変
えて(ステップS4)、不釣合いの第2測定を行い(ス
テップS5)、その測定結果に基づいてビスカス・カッ
プリング付プロペラシャフト1の不釣合いを算出するも
のであるが、不釣合い測定を、第1測定と第2測定だけ
にせず、第1シヤフトピースAおよび第2シヤフトピー
スB間の角度方向の接続位置を複数回変更して、不釣合
いの第3測定、不釣合いの第4測定、・・・と複数回の
不釣合いの測定を行い、それらの結果に基づいてプロペ
ラシャフト1の不釣合いを算出するようにしてもよい。
〈発明の効果〉
この発明によれば、ビスカス・カップリングなどのよう
な差動カップリング付プロペラシャフトの不釣合いを測
定する場合において、該プロペラシャフトを組付けた状
態において不釣合い測定をすることが可能であり、組付
作業時におはる誤差をなくすことができ、かつ作業能率
を向上させることができると共に、組付時の作業負担を
軽減することができる。
な差動カップリング付プロペラシャフトの不釣合いを測
定する場合において、該プロペラシャフトを組付けた状
態において不釣合い測定をすることが可能であり、組付
作業時におはる誤差をなくすことができ、かつ作業能率
を向上させることができると共に、組付時の作業負担を
軽減することができる。
また、差動カップリング付プロペラシャフトを不釣合い
測定装置に1変装着することにより、不釣合い測定が完
了するまで該プロペラシャフトを取りはずさなくてもよ
いので、不釣合い測定における処理工程数を軽減できる
。
測定装置に1変装着することにより、不釣合い測定が完
了するまで該プロペラシャフトを取りはずさなくてもよ
いので、不釣合い測定における処理工程数を軽減できる
。
さらに、不釣合い測定装置は、差動カップリングで連結
された左右のプロペラシャフトピースを相互に異なる回
転速度で回転させるわけではないので、駆動装置の出力
が低パワーでよく、装置を小型でかつ廉価に形成するこ
とができる。
された左右のプロペラシャフトピースを相互に異なる回
転速度で回転させるわけではないので、駆動装置の出力
が低パワーでよく、装置を小型でかつ廉価に形成するこ
とができる。
第1図は、被試験体としてのビスカス・カップリング付
プロペラシャフトの一例の概略構造を示す図である。 第2図は、この発明の一実施例に係る不釣合い測定装置
の機構的な構成の概要を示すブロック図である。 第3図は、この発明の一実施例に係る不釣合い測定装置
の電気的な構成を表わすブロック図である。 図において、1・・・ビスカス・カップリング付プロペ
ラシャフト、A・・・第1シヤフトピース、B・・・第
2シヤフトピース、C・・・ビスカス・カップリング、
15.16.17.18・・・振動検出装置、21・・
・主駆動装置、22・・・補助駆動装置、23・・・伝
達経路切換装置、26.29・・・角度位置検出器、2
7・・・基準位相発生器、28・・・拘束・開放装置、
31・・・演算装置、32・・・記憶装置、を示す。
プロペラシャフトの一例の概略構造を示す図である。 第2図は、この発明の一実施例に係る不釣合い測定装置
の機構的な構成の概要を示すブロック図である。 第3図は、この発明の一実施例に係る不釣合い測定装置
の電気的な構成を表わすブロック図である。 図において、1・・・ビスカス・カップリング付プロペ
ラシャフト、A・・・第1シヤフトピース、B・・・第
2シヤフトピース、C・・・ビスカス・カップリング、
15.16.17.18・・・振動検出装置、21・・
・主駆動装置、22・・・補助駆動装置、23・・・伝
達経路切換装置、26.29・・・角度位置検出器、2
7・・・基準位相発生器、28・・・拘束・開放装置、
31・・・演算装置、32・・・記憶装置、を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ビスカス・カップリングなどのような差動カップリ
ングと、その両側へ延びる2つのプロペラシャフトピー
スとを含むプロペラシャフトのための不釣合い測定方法
であって、 プロペラシャフト全体の初期不釣合い測定 を行い、その測定結果を記憶する第1測定工程、 差動カップリングを境にして、差動カップ リングの両側へ延びる2つのプロペラシャフトピース間
の回転方向の接続位置を任意の角度だけ変化させる工程
、 接続位置が変化された後のプロペラシャフ トの不釣合い測定を行う第2測定工程、ならびに 第2測定工程で測定された測定結果および 第1測定工程で測定されて記憶されている測定結果に基
づいて、予め定める修正面における各プロペラシャフト
ピース毎の不釣合いを独立的に算出する不釣合い算出工
程、 を含むことを特徴とする差動カップリング付プロペラシ
ャフトの不釣合い測定方法。 2、ビスカス・カップリングなどのような差動カップリ
ングと、その両側へ延びる2つのプロペラシャフトピー
スとを含むプロペラシャフトのための不釣合い測定装置
であって、 不釣合い測定のために、前記プロペラシャ フト全体を所定の測定速度で回転させるための主駆動手
段、 プロペラシャフト全体が所定の測定速度で 回転されるときに、プロペラシャフトの不釣合いによる
振動を検出する振動検出手段、 プロペラシャフトの一方のシャフトピース を必要に応じて拘束することのできる拘束手段、 拘束手段によって一方のシャフトピースが 拘束されているときに、他方のシャフトピースを任意の
角度回転させ、一方のシャフトピースおよび他方のシャ
フトピース間の回転方向の接続位置を変化させるための
補助駆動手段、 各プロペラシャフトピースに連結され、そ れぞれのシャフトピースの絶対角度位置を検出するため
の角度検出手段、ならびに 振動検出手段の検出出力および角度検出手 段の検出角度に基づいて、予め定める修正面における各
プロペラシャフトピース毎の不釣合いを独立的に算出す
る算出手段、 を含むことを特徴とする差動カップリング付プロペラシ
ャフトの不釣合い測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2079142A JP2980932B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 差動カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2079142A JP2980932B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 差動カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03277936A true JPH03277936A (ja) | 1991-12-09 |
JP2980932B2 JP2980932B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=13681715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2079142A Expired - Fee Related JP2980932B2 (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 差動カップリング付プロペラシャフトの不釣合い測定方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2980932B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000321162A (ja) * | 1999-03-10 | 2000-11-24 | Denso Corp | 回転体のバランス修正方法及びバランス修正装置 |
WO2008101716A2 (de) * | 2007-02-23 | 2008-08-28 | Schenck Rotec Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur unwuchtmessung von rotoren mit unsymmetrischer massenverteilung |
CN113295330A (zh) * | 2021-05-06 | 2021-08-24 | 芜湖中科飞机制造有限公司 | 一种飞机加工用螺旋桨动平衡测试设备 |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP2079142A patent/JP2980932B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000321162A (ja) * | 1999-03-10 | 2000-11-24 | Denso Corp | 回転体のバランス修正方法及びバランス修正装置 |
WO2008101716A2 (de) * | 2007-02-23 | 2008-08-28 | Schenck Rotec Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur unwuchtmessung von rotoren mit unsymmetrischer massenverteilung |
WO2008101716A3 (de) * | 2007-02-23 | 2010-07-22 | Schenck Rotec Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur unwuchtmessung von rotoren mit unsymmetrischer massenverteilung |
CN113295330A (zh) * | 2021-05-06 | 2021-08-24 | 芜湖中科飞机制造有限公司 | 一种飞机加工用螺旋桨动平衡测试设备 |
CN113295330B (zh) * | 2021-05-06 | 2022-06-07 | 芜湖中科飞机制造有限公司 | 一种飞机加工用螺旋桨动平衡测试设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2980932B2 (ja) | 1999-11-22 |
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Legal Events
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