JPH0587692A - 変速機の試験装置 - Google Patents
変速機の試験装置Info
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- JPH0587692A JPH0587692A JP3273224A JP27322491A JPH0587692A JP H0587692 A JPH0587692 A JP H0587692A JP 3273224 A JP3273224 A JP 3273224A JP 27322491 A JP27322491 A JP 27322491A JP H0587692 A JPH0587692 A JP H0587692A
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- Japan
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- transmission
- flywheels
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一台の試験装置でFF方式,FR方式など複
数車種の変速機に対する試験を行う。 【構成】 FF方式用の変速機1の出力軸の両側に設け
られ、試験装置の出力軸8を駆動するFF用駆動ベルト
6a,6bと、FR方式用の変速機1の出力軸の片側に
設けられ、試験装置の出力軸8を駆動するFR用駆動ベ
ルト7と、この試験装置の出力軸8にあらかじめ装着さ
れ所定の負荷抵抗を付与するフライホィール11a,1
1bと、このフライホィール11a,11bに対して着
脱自在に設けられたスペアフライホィール12a,12
bとを有する。
数車種の変速機に対する試験を行う。 【構成】 FF方式用の変速機1の出力軸の両側に設け
られ、試験装置の出力軸8を駆動するFF用駆動ベルト
6a,6bと、FR方式用の変速機1の出力軸の片側に
設けられ、試験装置の出力軸8を駆動するFR用駆動ベ
ルト7と、この試験装置の出力軸8にあらかじめ装着さ
れ所定の負荷抵抗を付与するフライホィール11a,1
1bと、このフライホィール11a,11bに対して着
脱自在に設けられたスペアフライホィール12a,12
bとを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車の変速機の試験装置に
関し、特に、車体前部に設けられたエンジンにより前車
輪を駆動するフロントエンジンフロントドライブ方式
(FF方式),車体前部に設けられたエンジンにより後
車輪を駆動するフロントエンジンリアードライブ方式
(FR方式)など複数車種の変速機に対する試験を一台
の試験装置で行う変速機の試験装置に関する。
関し、特に、車体前部に設けられたエンジンにより前車
輪を駆動するフロントエンジンフロントドライブ方式
(FF方式),車体前部に設けられたエンジンにより後
車輪を駆動するフロントエンジンリアードライブ方式
(FR方式)など複数車種の変速機に対する試験を一台
の試験装置で行う変速機の試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の変速機の試験装置は、変速機を試
験装置に固定し、エンジンに相当する動力をモータで付
与する。この変速機の出力軸により試験装置の出力軸が
駆動され、その間の必要な所で回転数、トルク等の諸特
性を検出する。また、試験装置の出力軸には実車相当の
負荷をかけるためにダイナモメータ、慣性抵抗としての
フライホィ−ルを設けている。この種の技術として、例
えば、実開昭63−167236号などがある。
験装置に固定し、エンジンに相当する動力をモータで付
与する。この変速機の出力軸により試験装置の出力軸が
駆動され、その間の必要な所で回転数、トルク等の諸特
性を検出する。また、試験装置の出力軸には実車相当の
負荷をかけるためにダイナモメータ、慣性抵抗としての
フライホィ−ルを設けている。この種の技術として、例
えば、実開昭63−167236号などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の変速機の試
験装置によると、FF方式,FR方式など複数車種の変
速機に対する試験を行う場合、車種ごとに動力伝達装置
やフライホィールの負荷抵抗が異なるので、車種に対応
した試験装置を用意しなければならず面倒であった。
験装置によると、FF方式,FR方式など複数車種の変
速機に対する試験を行う場合、車種ごとに動力伝達装置
やフライホィールの負荷抵抗が異なるので、車種に対応
した試験装置を用意しなければならず面倒であった。
【0004】そこで、本発明は上記従来技術の有する問
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、一台の試験装置でFF方式,FR方式など複数車種
の変速機に対する試験を行うようにすることにある。
題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、一台の試験装置でFF方式,FR方式など複数車種
の変速機に対する試験を行うようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明では、車に設けられる変速機の入力軸を回
転駆動して試験装置の出力軸の回転数あるいはトルク等
を測定することにより変速機の試験を行う試験装置にお
いて、変速機の入力軸を回転駆動する駆動モータと、車
体前部に設けられたエンジンにより前車輪を駆動するF
F方式用の変速機の両側の出力軸に設けられて、試験装
置の出力軸を駆動するFF用駆動手段と、車体前部に設
けられたエンジンにより後車輪を駆動するFR方式用の
変速機の片側の出力軸に設けられて、上記試験装置の出
力軸を駆動するFR用駆動手段と、この試験装置の出力
軸にあらかじめ装着され所定の負荷抵抗を付与する第1
の定負荷手段と、この第1の負荷手段に対して着脱自在
に設けられた負荷抵抗増減用の第2の負荷手段とを有す
る。さらに、前記第2の負荷手段は、前記試験装置の出
力軸に対して移動可能な支持手段に、前記第1の負荷手
段と位相が合った状態で取り付けられている。
めに、本発明では、車に設けられる変速機の入力軸を回
転駆動して試験装置の出力軸の回転数あるいはトルク等
を測定することにより変速機の試験を行う試験装置にお
いて、変速機の入力軸を回転駆動する駆動モータと、車
体前部に設けられたエンジンにより前車輪を駆動するF
F方式用の変速機の両側の出力軸に設けられて、試験装
置の出力軸を駆動するFF用駆動手段と、車体前部に設
けられたエンジンにより後車輪を駆動するFR方式用の
変速機の片側の出力軸に設けられて、上記試験装置の出
力軸を駆動するFR用駆動手段と、この試験装置の出力
軸にあらかじめ装着され所定の負荷抵抗を付与する第1
の定負荷手段と、この第1の負荷手段に対して着脱自在
に設けられた負荷抵抗増減用の第2の負荷手段とを有す
る。さらに、前記第2の負荷手段は、前記試験装置の出
力軸に対して移動可能な支持手段に、前記第1の負荷手
段と位相が合った状態で取り付けられている。
【0006】
【作用】上記変速機の試験装置によれば、FF方式用の
変速機の両側の出力軸に設けられ、試験装置の出力軸を
駆動するためのFF用駆動手段と、FR方式用の変速機
の片側の出力軸に設けられ、試験装置の出力軸を駆動す
るためのFR用駆動手段とを設けたので、一台の試験装
置で複数車種の変速機の試験が可能となる。また、試験
装置の出力軸にあらかじめ装着され所定の負荷抵抗を付
与するための負荷手段に対して、着脱自在に負荷抵抗増
減用の負荷手段を設けたので、複数車種の変速機に対応
させて負荷抵抗を任意に変えられる。さらに、負荷抵抗
増減用の負荷手段は、試験装置の出力軸に対して移動可
能な支持手段に、あらかじめ装着されている負荷手段と
位相が合った状態で取り付けられているので、その着脱
を容易に行なうことができる。
変速機の両側の出力軸に設けられ、試験装置の出力軸を
駆動するためのFF用駆動手段と、FR方式用の変速機
の片側の出力軸に設けられ、試験装置の出力軸を駆動す
るためのFR用駆動手段とを設けたので、一台の試験装
置で複数車種の変速機の試験が可能となる。また、試験
装置の出力軸にあらかじめ装着され所定の負荷抵抗を付
与するための負荷手段に対して、着脱自在に負荷抵抗増
減用の負荷手段を設けたので、複数車種の変速機に対応
させて負荷抵抗を任意に変えられる。さらに、負荷抵抗
増減用の負荷手段は、試験装置の出力軸に対して移動可
能な支持手段に、あらかじめ装着されている負荷手段と
位相が合った状態で取り付けられているので、その着脱
を容易に行なうことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2により
説明する。変速機1は取付フランジ2に取りつけられ
る。この取付フランジ2はすべての車種の変速機1を取
り付けられるようになっている。変速機1への入力軸3
は駆動用サーボモータ4に接続されている。FF方式の
変速機1の場合、その出力軸はFF用ドライブシャフト
5a,5bに接続され、このFF用ドライブシャフト5
a,5bの両端に設けられたFF用駆動ベルト6a,6
bを介して試験装置の出力軸8に接続されている。FR
用の変速機1の場合、その出力軸はFR用ドライブシャ
フト9に接続され、このFR用ドライブシャフト9の片
側に設けられたFR用駆動ベルト7を介して試験装置の
出力軸8に接続されている。このような構成にしている
のは、一般的に変速機1の構成として、FF方式の場
合、その出力軸は変速機1の差動装置(図示せず)を経
て両側に出ているのに対して、FR方式の場合は、差動
装置(図示せず)を通らずにその出力端より一本の出力
軸がそのまま出ているからである。
説明する。変速機1は取付フランジ2に取りつけられ
る。この取付フランジ2はすべての車種の変速機1を取
り付けられるようになっている。変速機1への入力軸3
は駆動用サーボモータ4に接続されている。FF方式の
変速機1の場合、その出力軸はFF用ドライブシャフト
5a,5bに接続され、このFF用ドライブシャフト5
a,5bの両端に設けられたFF用駆動ベルト6a,6
bを介して試験装置の出力軸8に接続されている。FR
用の変速機1の場合、その出力軸はFR用ドライブシャ
フト9に接続され、このFR用ドライブシャフト9の片
側に設けられたFR用駆動ベルト7を介して試験装置の
出力軸8に接続されている。このような構成にしている
のは、一般的に変速機1の構成として、FF方式の場
合、その出力軸は変速機1の差動装置(図示せず)を経
て両側に出ているのに対して、FR方式の場合は、差動
装置(図示せず)を通らずにその出力端より一本の出力
軸がそのまま出ているからである。
【0008】試験装置の出力軸8は、その両端に設けら
れたFF駆動ベルト6a,6bあるいはその片側に設け
られたFR用駆動ベルト7により駆動される。このよう
に、変速機1の出力軸を3本のドライブシャフト(5
a,5b,9)を介して取り付けることが可能だが、F
F方式の変速機とFR方式の変速機とを同時に試験する
ことはないので使用上の支障はない。この試験装置の出
力軸8には、トルクなどを測定する測定装置10が設け
られ、また、負荷抵抗を付与するためのフライホィール
11a,11bが装着されている。
れたFF駆動ベルト6a,6bあるいはその片側に設け
られたFR用駆動ベルト7により駆動される。このよう
に、変速機1の出力軸を3本のドライブシャフト(5
a,5b,9)を介して取り付けることが可能だが、F
F方式の変速機とFR方式の変速機とを同時に試験する
ことはないので使用上の支障はない。この試験装置の出
力軸8には、トルクなどを測定する測定装置10が設け
られ、また、負荷抵抗を付与するためのフライホィール
11a,11bが装着されている。
【0009】このフライホィール11a,11bは出力
軸8の所定の箇所にあらかじめ装着されている。この2
か所に設置されたフライホィール11a,11bの中間
の位置に、スペアフライホィール12a,12bを支持
するための支持装置13が設けられている。この支持装
置13は、試験装置の出力軸8が貫くように配置されて
おり、その両側に中心の位置決めされたスペアフライホ
ィール12a,12bがネジにより締付けられている。
このスペアフライホィール12a,12bはあらかじめ
出力軸8に装着されているフライホィール11a,11
bと位相があった状態で支持装置13に取り付けられて
いる。この支持装置13は、ガイド15a,15bを介
してレール16上に取り付けられており、このレール1
6に沿って出力軸8の軸方向に移動可能になっている。
常時は、移動止め用のピン(図示せず)により移動が規
制されている。
軸8の所定の箇所にあらかじめ装着されている。この2
か所に設置されたフライホィール11a,11bの中間
の位置に、スペアフライホィール12a,12bを支持
するための支持装置13が設けられている。この支持装
置13は、試験装置の出力軸8が貫くように配置されて
おり、その両側に中心の位置決めされたスペアフライホ
ィール12a,12bがネジにより締付けられている。
このスペアフライホィール12a,12bはあらかじめ
出力軸8に装着されているフライホィール11a,11
bと位相があった状態で支持装置13に取り付けられて
いる。この支持装置13は、ガイド15a,15bを介
してレール16上に取り付けられており、このレール1
6に沿って出力軸8の軸方向に移動可能になっている。
常時は、移動止め用のピン(図示せず)により移動が規
制されている。
【0010】次に、本発明の動作を説明する。まず、取
付フランジ2に試験すべき変速機1を取り付ける。次
に、車種に対応したドライブシャフト5a,5bにて変
速機1の出力軸と試験装置の出力軸8とを接続する。F
F方式の場合は、FF用ドライブシャフト5a,5b、
FF用駆動ベルト6a,6bを介して試験装置の出力軸
8に接続される。FR方式の場合、FR用ドライブシャ
フト9、FR用駆動ベルト7を介して試験装置の出力軸
8に接続される。次に、試験装置の出力軸8に実車相当
の負荷抵抗を付与する。これは、着脱自在のスペアフラ
イホイール12a,12bを出力軸8に装着することに
より行う。
付フランジ2に試験すべき変速機1を取り付ける。次
に、車種に対応したドライブシャフト5a,5bにて変
速機1の出力軸と試験装置の出力軸8とを接続する。F
F方式の場合は、FF用ドライブシャフト5a,5b、
FF用駆動ベルト6a,6bを介して試験装置の出力軸
8に接続される。FR方式の場合、FR用ドライブシャ
フト9、FR用駆動ベルト7を介して試験装置の出力軸
8に接続される。次に、試験装置の出力軸8に実車相当
の負荷抵抗を付与する。これは、着脱自在のスペアフラ
イホイール12a,12bを出力軸8に装着することに
より行う。
【0011】このスペアフライホィール12a,12b
を装着するには、まず、上記移動止め用のピン(図示せ
ず)を抜いて支持装置13がレール16上を移動できる
ようにする。そして、取り付けようとする方向に支持装
置13を移動し、出力軸8にあらかじめ装着されている
フライホィール11a,11bに接触させる。このと
き、スペアフライホィール12a,12bの結合用のネ
ジの位相は、装着されているフライホィール11a,1
1bと合っているので、このスペアフライホィール12
a,12bは上記フライホィール11a,11bに容易
に装着される。この取り付けは、支持装置13のネジを
ゆるめ、結合する側のネジを締めることにより行われ
る。その後、支持装置13をレール16を介して元の位
置に戻し、支持装置13に再び上記移動止めピン(図示
せず)を差し込む。このようにして、スペアフライホィ
ール12a,12bを試験装置の出力軸8に着脱自在に
装着でき、この結果、実車相当の負荷抵抗を付与するこ
とができる。
を装着するには、まず、上記移動止め用のピン(図示せ
ず)を抜いて支持装置13がレール16上を移動できる
ようにする。そして、取り付けようとする方向に支持装
置13を移動し、出力軸8にあらかじめ装着されている
フライホィール11a,11bに接触させる。このと
き、スペアフライホィール12a,12bの結合用のネ
ジの位相は、装着されているフライホィール11a,1
1bと合っているので、このスペアフライホィール12
a,12bは上記フライホィール11a,11bに容易
に装着される。この取り付けは、支持装置13のネジを
ゆるめ、結合する側のネジを締めることにより行われ
る。その後、支持装置13をレール16を介して元の位
置に戻し、支持装置13に再び上記移動止めピン(図示
せず)を差し込む。このようにして、スペアフライホィ
ール12a,12bを試験装置の出力軸8に着脱自在に
装着でき、この結果、実車相当の負荷抵抗を付与するこ
とができる。
【0012】また、スペアフライホィール12a,12
bを試験装置の出力軸8に装着されているフライホィー
ル11a,11bから取り外す場合には、上記移動止め
用ピン(図示せず)を抜いて、支持装置13をレール1
6に沿って移動させ、フライホィール11a,11bに
取り付けられたスペアフライホィール12a,12bに
接触させる。このとき、スペアフライホィール12a,
12bの結合用のネジの位相は、支持装置13自体のネ
ジの位相と合っているので、装着されている側のネジを
ゆるめて、結合する側のネジを締めることにより、この
スペアフライホィール12a,12bは支持装置13に
容易に取り付けられる。その後、支持装置13をレール
16に沿って元の位置に戻し、支持装置13に再び上記
移動止めピン(図示せず)を差し込む。
bを試験装置の出力軸8に装着されているフライホィー
ル11a,11bから取り外す場合には、上記移動止め
用ピン(図示せず)を抜いて、支持装置13をレール1
6に沿って移動させ、フライホィール11a,11bに
取り付けられたスペアフライホィール12a,12bに
接触させる。このとき、スペアフライホィール12a,
12bの結合用のネジの位相は、支持装置13自体のネ
ジの位相と合っているので、装着されている側のネジを
ゆるめて、結合する側のネジを締めることにより、この
スペアフライホィール12a,12bは支持装置13に
容易に取り付けられる。その後、支持装置13をレール
16に沿って元の位置に戻し、支持装置13に再び上記
移動止めピン(図示せず)を差し込む。
【0013】この実施例では、支持装置13に2つのス
ペアフライホィール12a,12bを取り付け、あらか
じめ装着されているフライホィール11a,11bに装
着する場合を示したが、この支持装置13に複数のスペ
アフライホィールを用意しておいて、フライホィール1
1a,11bに任意の数のスペアフライホィールを取り
付けるようにしてもよい。このようにすれば、かなり小
刻みに負荷抵抗を変化させることが可能となる。
ペアフライホィール12a,12bを取り付け、あらか
じめ装着されているフライホィール11a,11bに装
着する場合を示したが、この支持装置13に複数のスペ
アフライホィールを用意しておいて、フライホィール1
1a,11bに任意の数のスペアフライホィールを取り
付けるようにしてもよい。このようにすれば、かなり小
刻みに負荷抵抗を変化させることが可能となる。
【0014】上述の作業が終了した後、駆動用サーボモ
ータ4により入力軸3を駆動して、速度制御(無段階変
速)、トルク制御(実車相当のトルクを変速機1に与え
る)を行なう。変速機1のギアの切り替えは、実車では
マイコン等を使用したコントローラ(図示せず)の信号
によって制御しているが、車種によって異なるので、制
御盤内のシーケンサ(図示せず)によりダミー信号を作
って、変速機1に与えることにより全車種に対応可能に
した。また、測定項目としては、入力軸3及び出力軸8
の回転数及びトルク、変速機1内部の油圧を測定する。
試験方法は、1速,2速,3速,ストールテスト(出力
軸8をディスクブレーキ14によりロックさせ入力軸3
を回転させる)の順に行なう。このようにして、変速機
1の試験が行なわれる。上記実施例では、FF方式,F
R方式の車種の試験を説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の車種にも適用される。
ータ4により入力軸3を駆動して、速度制御(無段階変
速)、トルク制御(実車相当のトルクを変速機1に与え
る)を行なう。変速機1のギアの切り替えは、実車では
マイコン等を使用したコントローラ(図示せず)の信号
によって制御しているが、車種によって異なるので、制
御盤内のシーケンサ(図示せず)によりダミー信号を作
って、変速機1に与えることにより全車種に対応可能に
した。また、測定項目としては、入力軸3及び出力軸8
の回転数及びトルク、変速機1内部の油圧を測定する。
試験方法は、1速,2速,3速,ストールテスト(出力
軸8をディスクブレーキ14によりロックさせ入力軸3
を回転させる)の順に行なう。このようにして、変速機
1の試験が行なわれる。上記実施例では、FF方式,F
R方式の車種の試験を説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の車種にも適用される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、一台の試験装置でFF
方式,FR方式など複数車種の変速機に対する試験を行
うことができる。
方式,FR方式など複数車種の変速機に対する試験を行
うことができる。
【図1】本発明に係る試験装置の全体構成を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る試験装置の一部を示す図である。
1 変速機 3 入力軸 4 駆動用サーボモータ 5a FF用ドライブシャフト 5b FF用ドライブシャフト 6a FF用駆動ベルト 6b FF用駆動ベルト 7 FR用駆動ベルト 8 試験装置の出力軸 9 FR用ドライブシャフト 12a スペアフライホィール 12b スペアフライホィール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明では、車に設けられる変速機の入力軸を回
転駆動して試験装置の出力軸の回転数あるいはトルク等
を測定することにより変速機の試験を行う試験装置にお
いて、変速機の入力軸を回転駆動する駆動モータと、車
体前部に設けられたエンジンにより前車輪を駆動するF
F方式用の変速機の両側の出力軸に設けられて、試験装
置の出力軸を駆動するFF用駆動手段と、車体前部に設
けられたエンジンにより後車輪を駆動するFR方式用の
変速機の片側の出力軸に設けられて、上記試験装置の出
力軸を駆動するFR用駆動手段と、この試験装置の出力
軸にあらかじめ装着され所定の負荷抵抗を付与する第1
の定負荷手段と、この第1の負荷手段に対して着脱自在
に設けられた負荷抵抗増減用の第2の負荷手段とを有す
る。さらに、前記第2の負荷手段は、前記試験装置の出
力軸に対して移動可能な支持手段に取り付けられてい
る。
めに、本発明では、車に設けられる変速機の入力軸を回
転駆動して試験装置の出力軸の回転数あるいはトルク等
を測定することにより変速機の試験を行う試験装置にお
いて、変速機の入力軸を回転駆動する駆動モータと、車
体前部に設けられたエンジンにより前車輪を駆動するF
F方式用の変速機の両側の出力軸に設けられて、試験装
置の出力軸を駆動するFF用駆動手段と、車体前部に設
けられたエンジンにより後車輪を駆動するFR方式用の
変速機の片側の出力軸に設けられて、上記試験装置の出
力軸を駆動するFR用駆動手段と、この試験装置の出力
軸にあらかじめ装着され所定の負荷抵抗を付与する第1
の定負荷手段と、この第1の負荷手段に対して着脱自在
に設けられた負荷抵抗増減用の第2の負荷手段とを有す
る。さらに、前記第2の負荷手段は、前記試験装置の出
力軸に対して移動可能な支持手段に取り付けられてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】このスペアフライホィール12a,12b
を装着するには、まず、上記移動止め用のピン(図示せ
ず)を抜いて支持装置13がレール16上を移動できる
ようにする。そして、取り付けようとする方向に支持装
置13を移動し、出力軸8にあらかじめ装着されている
フライホィール11a,11bに接触させる。このと
き、スペアフライホィール12a,12bの結合用のネ
ジの位相は、装着されているフライホィール11a,1
1bと合っているので、このスペアフライホィール12
a,12bは上記フライホィール11a,11bに容易
に装着される。この取り付けは、支持装置13のネジを
ゆるめ、結合する側のネジを締めることにより行われ
る。ここで、出力軸8の停止位置が不安定な場合には、
スペアホィール12a,12bのインロー合わせ後、手
動で回し位相を合わせてネジを締めつける。その後、支
持装置13をレール16を介して元の位置に戻し、支持
装置13に再び上記移動止めピン(図示せず)を差し込
む。このようにして、スペアフライホィール12a,1
2bを試験装置の出力軸8に着脱自在に装着でき、この
結果、実車相当の負荷抵抗を付与することができる。
を装着するには、まず、上記移動止め用のピン(図示せ
ず)を抜いて支持装置13がレール16上を移動できる
ようにする。そして、取り付けようとする方向に支持装
置13を移動し、出力軸8にあらかじめ装着されている
フライホィール11a,11bに接触させる。このと
き、スペアフライホィール12a,12bの結合用のネ
ジの位相は、装着されているフライホィール11a,1
1bと合っているので、このスペアフライホィール12
a,12bは上記フライホィール11a,11bに容易
に装着される。この取り付けは、支持装置13のネジを
ゆるめ、結合する側のネジを締めることにより行われ
る。ここで、出力軸8の停止位置が不安定な場合には、
スペアホィール12a,12bのインロー合わせ後、手
動で回し位相を合わせてネジを締めつける。その後、支
持装置13をレール16を介して元の位置に戻し、支持
装置13に再び上記移動止めピン(図示せず)を差し込
む。このようにして、スペアフライホィール12a,1
2bを試験装置の出力軸8に着脱自在に装着でき、この
結果、実車相当の負荷抵抗を付与することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、スペアフライホィール12a,12
bを試験装置の出力軸8に装着されているフライホィー
ル11a,11bから取り外す場合には、上記移動止め
用ピン(図示せず)を抜いて、支持装置13をレール1
6に沿って移動させ、フライホィール11a,11bに
取り付けられたスペアフライホィール12a,12bに
接触させる。このとき、スペアフライホィール12a,
12bの結合用のネジの位相は、支持装置13自体のネ
ジの位相と合っているので、装着されている側のネジを
ゆるめて、結合する側のネジを締めることにより、この
スペアフライホィール12a,12bは支持装置13に
容易に取り付けられる。ここで、出力軸8の停止位置が
不安定な場合には、スペアフライホィール12a,12
bのインロー合わせ後、手動で回し位相を合わせて、ス
ペアフライホィール12a,12bを支持装置13に取
り付ける。スペアフライホィール12a,12bは出力
軸8と同心であり、さらに、インローがあるので、フラ
イホィール11a,11bへの着脱が容易となる。その
後、支持装置13をレール16に沿って元の位置に戻
し、支持装置13に再び上記移動止めピン(図示せず)
を差し込む。
bを試験装置の出力軸8に装着されているフライホィー
ル11a,11bから取り外す場合には、上記移動止め
用ピン(図示せず)を抜いて、支持装置13をレール1
6に沿って移動させ、フライホィール11a,11bに
取り付けられたスペアフライホィール12a,12bに
接触させる。このとき、スペアフライホィール12a,
12bの結合用のネジの位相は、支持装置13自体のネ
ジの位相と合っているので、装着されている側のネジを
ゆるめて、結合する側のネジを締めることにより、この
スペアフライホィール12a,12bは支持装置13に
容易に取り付けられる。ここで、出力軸8の停止位置が
不安定な場合には、スペアフライホィール12a,12
bのインロー合わせ後、手動で回し位相を合わせて、ス
ペアフライホィール12a,12bを支持装置13に取
り付ける。スペアフライホィール12a,12bは出力
軸8と同心であり、さらに、インローがあるので、フラ
イホィール11a,11bへの着脱が容易となる。その
後、支持装置13をレール16に沿って元の位置に戻
し、支持装置13に再び上記移動止めピン(図示せず)
を差し込む。
Claims (2)
- 【請求項1】車に設けられる変速機の入力軸を回転駆動
して試験装置の出力軸の回転数あるいはトルク等を測定
することにより変速機の試験を行う試験装置において、
変速機の入力軸を回転駆動する駆動モータと、車体前部
に設けられたエンジンにより前車輪を駆動するFF方式
用の変速機の両側の出力軸に設けられて、試験装置の出
力軸を駆動するFF用駆動手段と、車体前部に設けられ
たエンジンにより後車輪を駆動するFR方式用の変速機
の片側の出力軸に設けられて、上記試験装置の出力軸を
駆動するFR用駆動手段と、この試験装置の出力軸にあ
らかじめ装着され所定の負荷抵抗を付与する第1の定負
荷手段と、この第1の負荷手段に対して着脱自在に設け
られた負荷抵抗増減用の第2の負荷手段とを有すること
を特徴とする変速機の試験装置。 - 【請求項2】前記第2の負荷手段は、前記試験装置の出
力軸に対して移動可能な支持手段に、前記第1の負荷手
段と位相が合った状態で取り付けられていることを特徴
とする請求項第1項に記載の変速機の試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3273224A JPH0587692A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 変速機の試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3273224A JPH0587692A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 変速機の試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587692A true JPH0587692A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17524846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3273224A Pending JPH0587692A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 変速機の試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0587692A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012132862A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用減速機の振動試験装置 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP3273224A patent/JPH0587692A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012132862A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用減速機の振動試験装置 |
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