JP2001194269A - トラクション試験方法とその装置 - Google Patents

トラクション試験方法とその装置

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JP2001194269A JP2000106370A JP2000106370A JP2001194269A JP 2001194269 A JP2001194269 A JP 2001194269A JP 2000106370 A JP2000106370 A JP 2000106370A JP 2000106370 A JP2000106370 A JP 2000106370A JP 2001194269 A JP2001194269 A JP 2001194269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円盤試験片と円筒試験片間のトラクション特
性を測定でいる方法と装置の提供。 【解決手段】 円筒試験片15、115と円盤試験片2
5、125とを、円盤試験片25、125の軸直交面ま
たはトロイダル面に円筒試験片15、115の外周面を
接触させ、接触部80、180に荷重を付与するととも
に試験油を供給して、ころがり滑り接触させてトラクシ
ョン測定を行うトラクション試験方法。円筒試験片1
5、115を保持する第1の駆動ユニット10、110
と、円盤試験片25、125を保持する第2の駆動ユニ
ット20、120との、回転軸14、114、24、1
24を交差させたトラクション試験装置。円筒試験片1
5、115と円盤試験片25、125との接触角度は調
整可能であり、連続的に調整可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクション試験
方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクション試験とは、2つの試験片間
に荷重をかけ2つの試験片を試験油を介して接触させる
とともに接触部での周速を異ならせてころがり滑り接触
させ、トルク伝達させる時の特性を求める試験をいう。
従来の、トラクション特性を測定する装置は、特開平6
−308016号に開示されている。従来のトラクショ
ン試験装置は、2ローラまたは4ローラ方式で、いずれ
も円筒試験片と円筒試験片とを、それらの回転軸芯を平
行にして、側面(外周面)で圧接させて、ころがり滑り
接触させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトラク
ション試験では、円筒試験片と円盤試験片間のトラクシ
ョン特性を測定することはできない。たとえば、自動車
の自動変速機には、2つの円盤(トロイダル断面形状の
円盤である場合を含む)を平行にして同軸芯上に離して
配置し、2つの円盤の間でかつ円盤の軸芯から半径方向
に隔たった位置に円筒をその円筒軸芯を円盤軸芯に交差
させて配置し、円筒の外周面を2つの円盤に圧接させ、
円筒の軸芯と円盤の軸芯との交差角度を変えることによ
って、2つの円盤間の回転速度を変え、トルク伝達する
ようにしたものがある。この種の自動変速機では、円盤
の軸直交面と、それに圧接される円筒外周面との間のト
ラクション特性を求めたいが、該特性は、従来の、平行
2円筒間のトラクション試験からは求めることができ
ず、平行2円筒間トラクション試験の結果から類推する
しか方法がなかった。本発明の目的は、円盤試験片(ト
ロイダル断面形状の円盤試験片である場合を含む)と円
筒試験片間のトラクション特性を測定できるトラクショ
ン試験方法とその装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 円筒試験片と円盤試験片とを、円盤試験片軸芯
から半径方向に隔たった位置で、円盤試験片の軸直交面
に円筒試験片の外周面を接触させ、接触部に荷重を付与
するとともに試験油を供給し、ころがり滑り接触させて
トラクション測定を行うトラクション試験方法。 (2) 円筒試験片と円盤試験片の接触角度を円筒試験
片と円盤試験片の接触点まわりに調整した後トラクショ
ン測定を行う請求項1記載のトラクション試験方法。 (3) 円筒試験片を保持し回転させる第1の駆動ユニ
ットと、円盤試験片を保持し回転させる第2の駆動ユニ
ットと、を有し、第1の駆動ユニットの回転軸芯と第2
の駆動ユニットの回転軸芯とを交差させたトラクション
試験装置。 (4) 第1の駆動ユニットの回転軸芯と第2の駆動ユ
ニットの回転軸芯との交差角度を円筒試験片と円盤試験
片との接触点まわりに調整可能とした(3)記載のトラ
クション試験装置。 (5) 円筒試験片を保持し回転させる回転軸と、円盤
試験片を保持し回転させる回転軸を、それぞれの軸芯を
交差させて配置したトラクション試験装置であって、い
ずれか一方の回転軸を連続的に角度調整可能としたトラ
クション試験装置。
【0005】上記(1)のトラクション試験方法では、
円筒試験片と円盤試験片とを、円盤試験片軸芯から半径
方向に隔たった位置で、円盤試験片の軸直交面に円筒試
験片の外周面を接触させてトラクション測定を行うの
で、円盤試験片と円筒試験片間のトラクション特性を測
定できる。上記(2)のトラクション試験方法では、円
筒試験片と円盤試験片の接触角度を調整するので、円盤
試験片と円筒試験片との任意の接触角度でのトラクショ
ン特性を測定することができる。上記(3)のトラクシ
ョン試験装置では、第1の駆動ユニットと第2の駆動ユ
ニットとが、第1の駆動ユニットの回転軸芯と第2の駆
動ユニットの回転軸芯とを交差させて配置されているの
で、円盤試験片と円筒試験片間のトラクション特性を測
定できる。上記(4)のトラクション試験装置では、第
1の駆動ユニットの回転軸芯と第2の駆動ユニットの回
転軸芯との交差角度を円筒試験片と円盤試験片との接触
点まわりに調整可能としたので、円盤試験片と円筒試験
片との任意の接触角度でのトラクション特性を測定する
ことができる。上記(5)のトラクション試験装置で
は、円筒試験片を保持し回転させる回転軸と円盤試験片
を保持し回転させる回転軸とが軸芯を交差させて配置さ
れているので、円盤試験片と円筒試験片間のトラクショ
ン特性を測定できる。また、いずれか一方の回転軸を連
続的に角度調整可能としたので、円盤試験片と円筒試験
片との任意の接触角度でのトラクション特性を連続的に
測定することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】トラクション試験では、2つの試
験片(金属試験片)を、試験片間に荷重を付与し、試験
油を介して圧接させ、ころがり滑り接触させて、トラク
ション特性を測定する。この場合、2つの試験片間の荷
重をNで表し、2つの試験片間の試験油の剪断力をFで
表すと、μ=F/Nがトラクション係数である。トラク
ション試験では、2つの試験片間に付与された荷重Nを
測定し、トルクを測定してトルクから力Fを演算し、N
とFからμを演算で求め、その試験油と試験片のトラク
ション係数を演算で求めて、トラクション特性を検討す
る。トラクション試験は、たとえば、自動車の自動変速
機の、円筒と円筒間、または円盤と円筒間のトルク伝達
特性を求め決定する上で必要となる。
【0007】図1〜図3は、本発明の第1実施例(請求
項1、2、3、4に対応)のトラクション試験方法とそ
の装置を示している。図4〜図23は、本発明の第2実
施例(請求項1、5に対応)のトラクション試験方法と
その装置を示している。
【0008】まず、本発明の第1実施例のトラクション
試験装置(本発明の第1実施例のトラクション試験方法
の実施に直接使用する装置)を、図1〜図3を参照し
て、説明する。本発明の第1実施例のトラクション試験
装置は、第1の駆動ユニット10と、第2の駆動ユニッ
ト20とを、有しており、第1の駆動ユニット10と第
2の駆動ユニット20とは、第1の駆動ユニット10の
回転軸芯14と第2の駆動ユニット20の回転軸芯24
とを交差させて配置されている。ここで、交差とは、図
1の正面視で交差していればよい。したがって、第1の
駆動ユニット10の回転軸芯14と第2の駆動ユニット
20の回転軸芯24とは同一平面内にあって実際に交わ
っていてもよいし、第1の駆動ユニット10の回転軸芯
(回転軸芯の延長線を含む)14と第2の駆動ユニット
20の回転軸芯(回転軸芯の延長線を含む)24とが互
いに異なる2つの平面内にあって実際には交わっていな
くてもよい。
【0009】本発明の第1実施例のトラクション試験装
置は、さらに、第1の駆動ユニット10と第2の駆動ユ
ニット20の一方を他方に対して移動させ試験片間に荷
重を付与する荷重付与機構30と、試験片に対して試験
油を供給する試験油供給装置40とを、有する。また、
本発明の第1実施例のトラクション試験装置は、さら
に、第1の駆動ユニット10の回転軸芯14と第2の駆
動ユニット20の回転軸芯24の交差角度を、第1の駆
動ユニット10に支持されて回転される円筒試験片15
と第2の駆動ユニット20に支持されて回転される円盤
試験片25との接触点80まわりに、変化させる角度変
化機構50を、さらに有していてもよい。本発明の第1
実施例のトラクション試験装置は、電源盤60と、上記
ユニット10、20、装置30、40、50、電源盤6
0を支持する架台70を備えている。
【0010】第1の駆動ユニット10は、サーボモータ
からなる駆動モータ11と、駆動モータ11の駆動軸に
連結された減速機12と、減速機12の出力軸と連結さ
れた回転軸を有する軸受ユニット13とを有する。軸受
ユニット13は回転軸を有し、この回転軸は駆動モータ
11の回転駆動により回転される。軸受ユニット13の
回転軸の回転軸芯は第1の駆動ユニット10の回転軸芯
を構成している。第1の駆動ユニット10の軸受ユニッ
ト13の回転軸には円筒試験片15が取り付けられて、
回転軸と共に回転される。円筒試験片15はビヤ樽状
(外周面が軸方向中央部で半径方向に湾曲状に突出して
いる形状)の試験片であり、外周面で相手側の試験片2
5に接触される。減速機12には、入力軸と出力軸間に
すべりが生じないように(すべりが生じると測定回転数
に誤差が生じるのでそれを防止するため)、ギア減速機
が用いられており、小型で大きな減速比がとれ、入力軸
と出力軸を同軸芯状に配置できるように、プラネタリー
ギア減速機が用いられている。
【0011】同様に、第2の駆動ユニット20は、サー
ボモータからなる駆動モータ21と、駆動モータ21の
駆動軸に連結された減速機22と、減速機22の出力軸
と連結された回転軸を有する軸受ユニット23とを有す
る。軸受ユニット23は回転軸を有し、この回転軸は駆
動モータ21の回転駆動により回転される。第2の駆動
ユニット20の軸受ユニット23の回転軸には円盤試験
片25が取り付けられる。円盤試験片25の軸芯と直交
する面は、平面またはトロイダル形状の面(以下、トロ
イダル面という)からなる。減速機22には、入力軸と
出力軸間にすべりが生じて測定回転数に誤差が生じない
ように、ギア減速機が用いられており、小型で大きな減
速比がとれ、入力軸と出力軸を同軸芯状に配置できるよ
うに、プラネタリーギア減速機が用いられている。
【0012】円筒試験片15の軸芯14と円盤試験25
の軸芯24とは交差している(図1では直交してい
る)。トラクション試験時には、円筒試験片15の外周
面(この面はビヤ樽状面であってもよいし、ストレート
な面でもよい、図2、図3ではビヤ樽状面の場合を示
す)が円盤試験片25の軸直交面(この面は平面であっ
てもよいし、平面以外の面、たとえば、トロイダル面で
あってもよい)に圧接される。
【0013】荷重付与機構30は、図示例では、第2の
駆動ユニット20を移動させるように設けられており、
第2の駆動ユニット20を移動させて円盤試験片25
を、第1の駆動ユニット10に支持された円筒試験片1
5に押し付け、荷重Nを付与する。ただし、荷重付与機
構30は、第1の駆動ユニット10を移動させるもので
あってもよい。荷重付与機構30が、第2の駆動ユニッ
ト20を移動させるように設けられている場合、荷重付
与機構30は、第2の駆動ユニット20を取り付けるモ
ータ固定部31と、モータ固定部31を第2の駆動ユニ
ット20の軸方向(図示例では上下方向)に移動させ
る、早送り用ジャッキ33および微量送り用ジャッキ3
2を有する。微量送り用ジャッキ32にウォームギア等
の送り機構(ただし、ボールねじ等の送り機構であって
もよい)を用いることにより、荷重付与機構30を小型
化することができ、装置全体も小さくできる。34は送
りを上下方向にガイドする送り用軸受である。試験片1
5、25間の圧接荷重Nは荷重付与機構30の荷重経路
に設けた荷重計(ロードセル)90で測定する。
【0014】試験油供給装置40は、試験油を入れた試
験油タンク41と、試験油タンク41を支持するタンク
スタンド42と、試験油タンク41からの試験油の流量
を調整する試験油流量調整バルブ43とを有し、試験片
15、25間に油膜を形成するための試験油を試験片に
供給する。試験片15、25間の試験油の剪断力Fは、
トルクから求められ、トルクは第1、第2の駆動モータ
11、21の負荷電流により簡易的に求めることができ
る。もちろん試験片15、25と減速機間12、22に
トルク計(市販品のものを使用できる、たとえば軸と共
に回転して軸のトーションを測定するロードセルタイプ
のものや、自身は回転せず回転軸を圧接して軸のトルク
を測定するタイプのもの等)を取り付けて正確に求める
こともできる。
【0015】角度変化機構50は、第1の駆動ユニット
10の回転軸芯14と第2の駆動ユニット20の回転軸
芯24との交差角度を、円筒試験片15と円盤試験片2
5との接触点(接触部)80まわりに変化させ、これに
よって円筒試験片15と円盤試験片25との接触角度を
変える機構からなる。図2、図3に示すように、角度変
化機構50は、第1の駆動ユニット10が取り付けられ
たフレーム52と、フレーム52を回動支点51まわり
に回動可能に支持する軸受54と、フレーム52のう
ち、架台70の調整ボルト当接部73からの高さを調整
してフレーム52の回動支点51まわりに回動角度を調
整し調整角度に保持する接触角調整ボルト53とを、有
する。フレーム52の回動支点51(第1の駆動ユニッ
ト10の回動支点でもある)は、円筒試験片15と円盤
試験片25との接触点80を通る線上にある。これによ
って、円筒試験片15と円盤試験片25とは、円筒試験
片15と円盤試験片25と接触点80を中心に、接触角
度が変えられる。接触角度の調整は接触角調整ボルト5
3をまわしてフレームからの下方への突出し量を調整す
ることにより行う。
【0016】60は第1の駆動モータ11、第2の駆動
モータ21等への電気供給、制御を行う電源盤である。
第1の駆動ユニット10、第2の駆動ユニット20、荷
重付与機構30、試験油供給装置40、角度変化機構5
0、電源盤60は、共通の架台70上にあり、架台70
は高さ調整機構付きキャスター71により、円盤試験片
25の水平調整が可能であるとともに、移動可能であ
る。架台70は、接触角調整ボルト53の下方に接触角
調整ボルト53の下端が当接する調整ボルト当接部73
を有する。調整ボルト当接部73は架台70に対して移
動しない。架台70には、試験油供給装置40を覆うカ
バー72が取り付けられている。
【0017】つぎに、本発明の第1実施例のトラクショ
ン試験方法(本発明実施例のトラクション試験装置の作
用でもある)を説明する。本発明の第1実施例のトラク
ション試験方法は、円筒試験片15と円盤試験片25と
を、円盤試験片軸芯24から半径方向に隔たった位置
で、円盤試験片25の軸直交面に円筒試験片15の外周
面を接触させ、接触部(接触点)80に荷重を付与する
とともに試験油を供給し、ころがり滑り接触させてトラ
クション測定を行う方法からなる。このトラクション試
験方法では、円筒試験片15と円盤試験片25の接触角
度を円筒試験片15と円盤試験片25の接触点80まわ
りに調整した後トラクション測定を行う。
【0018】さらに詳しくは、本発明の第1実施例のト
ラクション試験方法は、第1の駆動ユニット10に第1
の試験片15を取り付けるとともに、第2の駆動ユニッ
ト20に第2の試験片25を取り付ける第1の工程と、
円筒試験片15の外周面と円盤試験片25の軸直交面
(平面またはトロイダル面からなる)間に荷重Nを付与
して接触させると共に、試験片に試験油を供給する第2
の工程と、第1の駆動モータ11と第2の駆動モータ2
1を駆動し円筒試験片15と円盤試験片25を油膜を介
してころがり滑り接触させる第3の工程と、円筒試験片
15と円盤試験片25間の荷重Nとトルクを測定しトラ
クション特性を測定する第4の工程と、からなる。円筒
試験片15と円盤試験片25との接触角度は、上記の第
1の工程または第2の工程で、円筒試験片15と円盤試
験片25の接触点80まわりに、試験角度に調整、設定
される。
【0019】接触点(接触部)80は円盤試験片25の
回転軸芯24から半径方向に隔たった位置にあり、接触
部80はある面積をもつので、接触部80のうち円盤試
験片25の回転軸芯24から遠い部分(半径r1 )と円
盤試験片25の回転軸芯24に近い部分(半径r2 )と
では角速度ωが同じでも周速が異なり(r1 ωとr2ω
は異なる)、スピンを与えた状態でトラクション試験を
行うことができ、自動車の自動変速機の円盤と円筒との
接触部に近い状態のトラクション試験を行うことができ
る。円盤試験片25の、円筒試験片15が接触する面の
形状をトロイダル面としておけば、接触部80の面積が
大きくなりスピン量もより大きくなるので、トロイダル
面をもつ自動車の自動変速機の円盤と円筒との接触部に
近い状態のトラクション試験を行うことができる。
【0020】また、自動車の自動変速機では、2円盤間
に配置された円筒の円盤に対する接触角度が変化される
ことにより速度を変化させるが、本試験方法では、円筒
試験片15と円盤試験片25との接触角度が、円筒試験
片15と円盤試験片25の接触点80まわりに、変化さ
れ調整されるので、自動車の自動変速機の円盤と円筒と
の接触部をシミュレートした試験を行うことができる。
ただし、本発明のトラクション試験方法とその装置は、
自動車の自動変速機のトラクション特性を測定するため
の試験および装置に限るものではなく、試験片の回転軸
芯が交差するすべてのトラクション試験とその装置に適
用することができる。
【0021】つぎに、本発明の第2実施例のトラクショ
ン試験装置(本発明の第2実施例のトラクション試験方
法の実施に直接使用する装置)を、図4〜図23を参照
して、説明する。本発明の第2実施例のトラクション試
験装置は、円筒試験片115を保持し回転させる第1の
駆動ユニット110と、円盤試験片(トロイダル断面を
もつ円盤試験片である場合を含む)125を保持し回転
させる第2の駆動ユニット120とを、有している。第
1の駆動ユニット110は円筒試験片115を保持し回
転させる回転軸114を有し、第2の駆動ユニット12
0は円盤試験片125を保持し回転させる第2の回転軸
124を有する。第1の回転軸114の回転軸芯と第2
の回転軸124の回転軸芯とは交差されている。ここ
で、交差とは、図4の平面視で交差していればよい。し
たがって、第1の回転軸114の回転軸芯と第2の回転
軸124の回転軸芯とは同一平面内にあって実際に交わ
っていてもよいし、第1の回転軸114の回転軸芯と第
2の回転軸124の回転軸芯とが互いに異なる2つの平
面内にあって実際には交わっていなくてもよい。
【0022】本発明の第2実施例のトラクション試験装
置は、第1の回転軸114と第2の回転軸124のいず
れか一方の回転軸(たとえば、第1の回転軸114)を
連続的に(段階状ではないという意味)角度調整する角
度変化機構150(後述)を有しており、第1の回転軸
114の回転軸芯と第2の回転軸124の回転軸芯との
平面視での交差角は、連続的に調整可能とされている。
円盤試験片125が平板である場合は、第1の駆動ユニ
ット110および第1の回転軸114は、円筒試験片1
15と円盤試験片125の接点まわりに回動しかつ角度
調整される。円盤試験片125がトロイダル断面をもつ
場合は、第1の駆動ユニット110および第1の回転軸
114は、円筒試験片115の中心まわりに回動しかつ
角度調整される。
【0023】本発明の第2実施例のトラクション試験装
置は、さらに、円盤試験片125と円筒試験片115の
一方を他方に対して圧接させ接触部180に荷重を付与
する荷重付与機構130と、円盤試験片125と円筒試
験片115に対して試験油を供給する試験油供給ノズル
140および試験油供給ホース141を、有する。
【0024】各部をさらに詳細に説明する。図4に示す
ように、第1の駆動ユニット110は、サーボモータか
らなる第1の駆動モータ111と、第1の駆動モータ1
11の回転を伝達するベルト(例えば、タイミングベル
ト)112と、回転変動をなくすためのフライホイール
116と、トルクメータ117と、軸受ユニット113
とを有する。軸受ユニット113は回転軸114を有す
る。第1の駆動ユニット110の軸受ユニット113の
回転軸114には円筒試験片115が取り付けられて、
回転軸114と共に回転される。円筒試験片115はビ
ヤ樽状(外周面が軸方向中央部で半径方向に湾曲状に突
出している形状)の試験片であり、外周面で相手側の円
盤試験片125(図10に示すように、トロイダル面を
もってもよい)に接触される。
【0025】同様に、第2の駆動ユニット120は、サ
ーボモータからなる第2の駆動モータ121と、第2の
駆動モータ121の回転を伝達するベルト(例えば、タ
イミングベルト)122と、回転変動をなくすためのフ
ライホイール126と、トルクメータ127と、軸受ユ
ニット123とを有する。軸受ユニット123は回転軸
124を有する。第2の駆動ユニット120の軸受ユニ
ット123の回転軸124には円盤試験片125が取り
付けられて、回転軸124と共に回転される。円盤試験
片125は、トロイダル状断面をもつ(ただし、平板で
あってもよい)試験片であり、相手側の円筒試験片11
5の外周面に接触される。
【0026】角度調整機構150は、図示例では、円筒
試験片115を保持、回転させる第1の回転軸114を
水平面内方向に回転させ角度調整する(ただし、円盤試
験片125を保持、回転させる第1の回転軸124を水
平面内方向に回転させてもよい)。角度調整機構150
は、図4〜図13に示すように、固定ベース163に対
して旋回可能とされ第1の駆動ユニット110を支持す
る旋回ベース152と、旋回ベース152の旋回中心
(円筒試験片115の中心)を中心として弧状に配置さ
れた弧状レール153と、旋回ベース152に取り付け
られ弧状レール153に沿って摺動する旋回スライドベ
アリング154と、旋回ベース152を旋回駆動する旋
回駆動機構と、を有する。
【0027】旋回駆動機構は、支持軸155まわりに水
平方向に回動可能に支持された旋回駆動機構支持テーブ
ル156と、旋回駆動機構支持テーブル156に支持さ
れたサーボモータ157と、サーボモータ157によっ
て回転されるねじ軸159と、ねじ軸159に螺合する
ボールねじ158と、ボールねじ158によって送られ
るスライドユニット160と、スライドユニット160
と旋回ベース152とを連結する連結部161と、を有
し、サーボモータ157によるスライドユニット160
の直線動が、連続的に、無段階に、旋回ベース152の
回転動に変換される。旋回ベース152の旋回角は、ロ
ータリーエンコーダからなる変位角センサー162によ
って、検出され、出力される。変位角センサー162の
旋回ベース152の旋回角の分解能は、約0.0001
°であり、高性能である。
【0028】円筒試験片115が変角されると、円盤試
験片125に対して接触半径が変化し、変速される。周
速が変わって回転速度差がつくと円筒試験片115と円
盤試験片125のスリップ率が変わるので、スリップ率
一定下で試験を行いたい場合には、円筒試験片115の
変角時には、円筒試験片115と円盤試験片125の回
転速度を変化させてスリップ率一定制御を行う必要があ
る。すべり速度Vaは(円筒試験片周速+接触位置にお
ける円盤試験片周速)/2〔m/s〕で与えられ、スリ
ップ率Sは(円筒試験片周速−接触位置における円盤試
験片周速)/Va×100〔%〕で与えられる。したが
って、スリップ率一定制御を行う場合、変速角を常時高
精度で計測し第1の駆動モータ111、第2の駆動モー
タ121にフィードバックして第1の駆動モータ11
1、第2の駆動モータ121の回転速度を制御する。ま
た、円筒試験片115の変角の過渡状態においても、正
確な変角計測が必要である。上記の弧状レール153、
旋回スライドベアリング154、ボールねじ158をも
つ旋回駆動機構、ロータリーエンコーダからなる変位角
センサー162は、正確な変角制御を可能にしている。
【0029】さらに、トラクション係数の計測精度を向
上させるために、軸受ユニット113、123をフリク
ションロスの少ない軸受ユニットとし、さらにフリクシ
ョンロス補正機構をもたせたトラクション試験装置とし
た。軸受ユニット113、123を、高剛性、低フリク
ション、高回転(6000rpm)適応可能、試験片か
らの伝熱(140℃)時の寸法変化が少、なものとする
ために、セラミックボールを用いた軸受ユニットとする
とともに、オイルミスト潤滑としてある。具体的には、
円盤試験片固定治具123fはスプライン軸123aに
連結され、スプライン軸123aはスプライン軸外筒1
23bとスプライン嵌合されて回転は伝達するが軸方向
にスライド可として熱膨張および試験荷重がかかった時
の微小軸方向変位が逃がされる。また、スプライン軸外
筒123bは軸受けインナー(スピンドル軸)123c
にねじ止めされて駆動モータ121からの回転が伝えら
れ、軸受けインナー123cはセラミックボール123
dにより軸受けアウター123eに回転可能に支持さ
れ、セラミックボール123dの低熱膨張率、低フリク
ションにより、高剛性、低フリクション、高回転適応可
能、試験片からの伝熱時の寸法変化が少の軸受を可能に
している。
【0030】さらにトラクション係数を厳密に高精度に
計測するために、図15に示すように、トルクメータ1
17、127で計測・出力されたトルクTから駆動系の
フリクショントルクTf (メカロス)をコンピュータで
自動減算することにより、正確な実トルクTR を求め、
この実トルクTR をトラクション係数演算に用いるよう
にした。試験片115、125間の試験油の剪断力F
は、トルクから求められ、トルクはトルクメータ11
7、127の出力トルクTをコンピュータに入力し、コ
ンピュータにてTをフリクショントルクTf 分補正し
て、実トルクTR を求め、この実トルクTR をトラクシ
ョン係数演算に用いるようにした。
【0031】なお、フリクショントルクTf は、以下の
手順で予め求めておきテーブルマップ(図16〜図19
に示したもの)の形にしてコンピュータに記憶させた。
フリクショントルクTf に影響を与える因子として、負
荷荷重F〔N〕、変速角(円筒試験片の変速角)〔de
g〕、回転速度〔rpm〕(円筒試験片回転数Nr〔r
pm〕、円盤試験片回転数Nd〔rpm〕)の3パラメ
ータを考慮し補正を行った。実際のパラメータ設定は、
この3パラメータのフルスケールに対し適当なステップ
で分割を行い、さらに2軸分(円筒試験片側と円盤試験
片側)をたしあわせて、フリクショントルクTf 補正テ
ーブル(図16〜図19)とした。このテーブルを作成
する時、装置は、図20、図21に示すように、円筒試
験片側T f 補正テーブル計測時には円盤試験片側駆動軸
を軸受けユニットとトルクメータ間で切離し、逆に円盤
試験片側Tf 補正テーブル計測時には円筒試験片側駆動
軸を軸受けユニットとトルクメータ間で切離した。この
状態で「円筒試験片周速=円盤試験片周速であればμ=
0」という理論に基づき、駆動モータをTf 自動測定モ
ードにて回転させ、トルクメータ出力のT=Tf として
扱った。これを、図22に示すように、前述の角変速
角、角重錘ステップで収集を行い、図22に基づいて図
16、図17の性能試験用Tf 補正テーブルを作成し
た。耐久試験用にも、図23に示すように、前述の角変
速角、角重錘ステップで収集を行い、図23に基づいて
ず18、図19の耐久試験用Tf 補正テーブルを作成し
た。
【0032】荷重付与機構130は、図14に示すよう
に、一定荷重の荷重付与機構と、変動荷重(変動荷重試
験は耐久試験である)の荷重付与機構とを、切替え(マ
ニュアル切替え)可能に有している。一定荷重の荷重付
与機構は、一定荷重を付与するための重錘131と、連
結フレーム133を回動可能に支持する回動支点132
と、連結フレーム133を引張軸135に連結する連結
部134を有し、引張軸135に付与された重錘131
による引張力で円盤試験片125を引張り、円盤試験片
125と円筒試験片115の接触部180に一定荷重を
付与する。変動荷重の付与機構は、油圧駆動サーボ加振
機136からなり、調整可能な所定サイクルの変動荷重
を連結部134を介して引張軸135に付与する。一定
荷重の荷重付与機構と変動荷重の荷重付与機構との切替
えは、連結部134にて行う。試験片115、125間
の圧接荷重Nは荷重付与機構130の重錘131または
油圧駆動サーボ加振機136の荷重である。
【0033】つぎに、本発明の第2実施例のトラクショ
ン試験方法(本発明の第2実施例のトラクション試験装
置の作用でもある)を説明する。本発明の第2実施例の
トラクション試験方法は、円筒試験片115と円盤試験
片125とを、円盤試験片軸芯124から半径方向に隔
たった位置で、円盤試験片125のトロイダル面(円盤
試験片125が平板の場合は平面)に円筒試験片15の
外周面を接触させ、円盤試験片125を円筒試験片11
5に圧接する側に引っ張って接触部180に荷重を付与
するとともに試験油を供給し、ころがり滑り接触させて
トラクション測定を行う方法からなる。
【0034】このトラクション試験方法では、円筒試験
片15と円盤試験片25の接触角度は、角度変化機構1
50により連続的に任意の角度に調整可能であり、角度
調整した後トラクション測定を行う。トルクはトルクメ
ータ117、127の出力TをフリクショントルクTf
分補正した実トルクを用いるので、高精度であり、しか
もセラミックボール123dを用いた軸受ユニット12
3、113を用いているのでフリクショントルク自体も
小さく、極めて高精度なトラクション試験を行うことが
できる。また、荷重Nは性能試験では重錘131による
一定荷重であり、耐久試験では油圧サーボ加振機136
による変動荷重である。
【0035】
【発明の効果】請求項1のトラクション試験方法によれ
ば、円筒試験片と円盤試験片とを、円盤軸芯から半径方
向に隔たった位置で、円盤試験片の軸直交面に円筒試験
片の外周面を接触させてトラクション測定を行うので、
円盤試験片と円筒試験片間のトラクション特性を測定で
きる。請求項2のトラクション試験方法によれば、円筒
試験片と円盤試験片の接触角度を調整するので、円盤試
験片と円筒試験片との任意の接触角度でのトラクション
特性を測定することができる。請求項3のトラクション
試験装置によれば、第1の駆動ユニットと第2の駆動ユ
ニットとが、第1の駆動ユニットの回転軸芯と第2の駆
動ユニットの回転軸芯とを交差させて配置されているの
で、円盤試験片と円筒試験片間のトラクション特性を測
定できる。請求項4のトラクション試験装置によれば、
第1の駆動ユニットの回転軸芯と第2の駆動ユニットの
回転軸芯との交差角度を円筒試験片と円盤試験片との接
触点まわりに調整可能としたので、円盤試験片と円筒試
験片との任意の接触角度でのトラクション特性を測定す
ることができる。請求項5のトラクション試験装置によ
れば、円筒試験片を保持し回転させる回転軸と円盤試験
片を保持し回転させる回転軸とが軸芯を交差させて配置
されているので、円盤試験片と円筒試験片間のトラクシ
ョン特性を測定できる。また、いずれか一方の回転軸を
連続的に角度調整可能としたので、円盤試験片と円筒試
験片との任意の接触角度でのトラクション特性を連続的
に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のトラクション試験装置の
概略正面図である。
【図2】本発明の第1実施例のトラクション試験装置の
一部正面図である。
【図3】本発明の第1実施例のトラクション試験装置の
一部平面図である。
【図4】本発明の第2実施例のトラクション試験装置の
概略平面図である。
【図5】本発明の第2実施例のトラクション試験装置の
旋回ベースと角度変化機構の平面図である。
【図6】本発明の第2実施例のトラクション試験装置の
旋回ベースと角度変化機構の側面図である。
【図7】本発明の第2実施例のトラクション試験装置の
角度変化機構の正面図である。
【図8】本発明の第2実施例のトラクション試験装置の
角度変化機構の平面図である。
【図9】本発明の第2実施例のトラクション試験装置の
角度変化機構の側面図である。
【図10】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
の円筒試験片、円盤試験片、円盤試験片の回転軸および
その軸受ユニットの水平面で切断して見た断面図であ
る。
【図11】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
の円筒試験片、円盤試験片、円盤試験片の回転軸および
その軸受ユニットの鉛直面で切断して見た断面図であ
る。
【図12】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
の旋回ベースの変位角測定用の変位角センサーとその近
傍の正面図である。
【図13】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
の旋回ベースの変位角測定用の変位角センサーとその近
傍の側面図である。
【図14】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
の荷重付与機構と、一定荷重および変動荷重の切替え部
の構成図である。
【図15】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、トルクメータ出力T、フリクショントルクT
f 、試験片にかかる実トルクTR との関係を示す構成図
である。
【図16】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、フリクショントルク補正に用いるフリクショ
ントルクTf 演算用のテーブルマップ(性能試験で円筒
試験片回転軸用)である。
【図17】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、フリクショントルク補正に用いるフリクショ
ントルクTf 演算用のテーブルマップ(性能試験で円盤
試験片回転軸用)である。
【図18】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、フリクショントルク補正に用いるフリクショ
ントルクTf 演算用のテーブルマップ(耐久試験で円筒
試験片回転軸用)である。
【図19】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、フリクショントルク補正に用いるフリクショ
ントルクTf 演算用のテーブルマップ(耐久試験で円盤
試験片回転軸用)である。
【図20】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、フリクショントルク補正に用いるフリクショ
ントルクTf 演算用のテーブルマップを作成する時の、
軸受ユニットとトルクメータ間のカップリングの連結・
切離しを示す構成図(円筒試験片回転軸側測定時)であ
る。
【図21】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、フリクショントルク補正に用いるフリクショ
ントルクTf 演算用のテーブルマップを作成する時の、
軸受ユニットとトルクメータ間のカップリングの連結・
切離しを示す構成図(円盤試験片回転軸側測定時)であ
る。
【図22】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、フリクショントルク補正に用いるフリクショ
ントルクTf 演算用のテーブルマップを作成する時の、
フリクショントルクTf の求め方を示すグラフ(性能試
験用テーブル作成)である。
【図23】本発明の第2実施例のトラクション試験装置
における、フリクショントルク補正に用いるフリクショ
ントルクTf 演算用のテーブルマップを作成する時の、
フリクショントルクTf の求め方を示すグラフ(耐久試
験用テーブル編集)である。
【符号の説明】
10 第1の駆動ユニット 11 第1の駆動モータ 12 減速機 13 軸受ユニット 14 回転軸芯 15 円筒試験片 20 第2の駆動ユニット 21 第2の駆動モータ 22 減速機 23 軸受ユニット 24 回転軸芯 25 円盤試験片 30 荷重付与機構 31 モータ固定部 32 微量送り用ジャッキ 33 早送り用ジャッキ 34 送り用軸受 40 試験油タンク 42 タンクスタンド 43 試験油流量調整バルブ 50 角度変化機構 51 回動支点 52 フレーム 53 接触角調整ボルト 54 軸受 60 電源盤 70 架台 71 高さ調整機構付きキャスター 72 カバー 73 接触角調整ボルト当接部 80 接触点(接触部) 90 荷重計 110 第1の駆動ユニット 111 第1の駆動モータ 112 ベルト 113 軸受ユニット 114 回転軸 115 円筒試験片 116 フライホイール 117 トルクメータ 120 第2の駆動ユニット 121 第2の駆動モータ 122 ベルト 123 軸受ユニット 123a スプライン軸 123b スプライン軸外筒 123c 軸受インナー 123d セラミックボール 123e 軸受アウター 123f 円盤試験片固定治具 124 回転軸 125 円盤試験片 126 フライホイール 127 トルクメータ 130 荷重付与機構 131 重錘 132 回動支点 133 連結フレーム 134 連結部 135 引張軸 136 油圧駆動サーボ加振機 140 試験油供給ノズル 141 ホース 150 角度変化機構 151 変角中心 152 旋回ベース 153 弧状レール 154 スライドベアリング 155 支持軸 156 旋回駆動機構支持テーブル 157 サーボモータ 158 ボールねじ 159 ねじ軸 160 スライドユニット 161 連結部 162 変位角センサー 163 固定ベース 180 接触部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 窪野 一茂 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊東 英和 東京都板橋区小豆沢4丁目28番13号 オー トマックス株式会社内 (72)発明者 寺田 聖一 東京都板橋区小豆沢4丁目28番13号 オー トマックス株式会社内 (72)発明者 戸田 聡 東京都板橋区小豆沢4丁目28番13号 オー トマックス株式会社内 (72)発明者 渡辺 学 東京都板橋区小豆沢4丁目28番13号 オー トマックス株式会社内 (72)発明者 楢原 和宏 東京都板橋区小豆沢4丁目28番13号 オー トマックス株式会社内 (72)発明者 高井 仁 東京都板橋区小豆沢4丁目28番13号 オー トマックス株式会社内 Fターム(参考) 2G024 AA07 AB20 CA11 CA12 DA01 DA09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒試験片と円盤試験片とを、円盤試験
    片軸芯から半径方向に隔たった位置で、円盤試験片の軸
    直交面に円筒試験片の外周面を接触させ、接触部に荷重
    を付与するとともに試験油を供給し、ころがり滑り接触
    させてトラクション測定を行うトラクション試験方法。
  2. 【請求項2】 円筒試験片と円盤試験片の接触角度を円
    筒試験片と円盤試験片の接触点まわりに調整した後トラ
    クション測定を行う請求項1記載のトラクション試験方
    法。
  3. 【請求項3】 円筒試験片を保持し回転させる第1の駆
    動ユニットと、 円盤試験片を保持し回転させる第2の駆動ユニットと、 を有し、第1の駆動ユニットの回転軸芯と第2の駆動ユ
    ニットの回転軸芯とを交差させたトラクション試験装
    置。
  4. 【請求項4】 第1の駆動ユニットの回転軸芯と第2の
    駆動ユニットの回転軸芯との交差角度を円筒試験片と円
    盤試験片との接触点まわりに調整可能とした請求項3記
    載のトラクション試験装置。
  5. 【請求項5】 円筒試験片を保持し回転させる回転軸
    と、円盤試験片を保持し回転させる回転軸を、それぞれ
    の軸芯を交差させて配置したトラクション試験装置であ
    って、いずれか一方の回転軸を連続的に角度調整可能と
    したトラクション試験装置。
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