JPH03277806A - 索導管用チューブ - Google Patents

索導管用チューブ

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JPH03277806A
JPH03277806A JP7591990A JP7591990A JPH03277806A JP H03277806 A JPH03277806 A JP H03277806A JP 7591990 A JP7591990 A JP 7591990A JP 7591990 A JP7591990 A JP 7591990A JP H03277806 A JPH03277806 A JP H03277806A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
cable conduit
tube
conduit tube
ptfe
Prior art date
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Pending
Application number
JP7591990A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nakano
中野 健次
Toshikiyo Komazawa
駒沢 俊清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Original Assignee
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Nippon Valqua Industries Ltd, Nihon Valqua Kogyo KK filed Critical Nippon Valqua Industries Ltd
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Publication of JPH03277806A publication Critical patent/JPH03277806A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、内部にインナーケーブルが長手方向移動自在
に収容される索導管用チューブに係り、特に耐熱性及び
耐摩耗性に優れた索導管用チューブに関する。
発明の技術的背景 索導管は、内部にインナーケーブルが長手方向移動自在
に収容され、このインナーケーブルσ−端に操作用レバ
ーなどが連結され、他端に従動機器が連結され、操作用
レバーを操作することによりインナーケーブルを索導管
内で長手方向に移動させ、従動機器を遠隔操作するため
のものである。
このような索導管は、内部でインナーケーブルが長手方
向に移動可能となるように摺動性に優れていることが好
ましく、たとえば自動車のアクセルケーブル等として使
用される場合には、耐熱性も要求され、摺動性及び耐熱
性に優れた樹脂で成形されることが好ましい。そこで索
導管用チューブを構成する材質として、摺動性及び耐熱
性に優れたポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE
)が検討されている。
しかしながら、PTFEは、耐熱性はあるものの耐摩耗
性の点で問題がある。耐摩耗性に劣る材質で索導管用チ
ューブを構成した場合には、索導管がインナーケーブル
との摩耗により破損し、耐久性が要求されるたとえば自
動車用の索導管として使用することができない虞がある
なお、PTFHの耐摩耗性を向上させるため、特開昭5
7−105442号公報に示すように、ポリオキシベン
ゾイルポリエステル(以下POBとも言う)を含有させ
たPTFE成形品が知られている。
しかしながら、この公報に開示された技術では、POB
を多量に含有させているため、このようなPTFE成形
品を索導管用チューブとして用いた場合に、耐摩耗性の
点て不十分であり、耐久性の点で難点があった。
本発明者等は、耐熱性及び耐摩耗性に優れた索導管用チ
ューブとして用いて最適なPTFEチューブについて鋭
意検討した結果、一般には、充填剤の含有量を多くすれ
ば耐摩耗性が向上するのに対し、比較的小量範囲でPO
Bを含有させることにより、逆に耐摩耗性が向上するこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
発明の目的 本発明は、このような実情に鑑みてなされ、耐熱性及び
耐摩耗性に優れた索導管用チューブを提供することを目
的とする。
発明の概要 このような目的を達成するために、本発明に係る索導管
用チューブは、内部にインナーケーブルが長手方向移動
自在に収容される索導管用チューブにおいて、ポリテト
ラフルオロエチレン樹脂(PTFE)から主として成り
、ポリオキシベンゾイルポリエステル(POB)が、P
TFE100重量%に対して0.5〜30重量%含有さ
れていることを特徴としている。
このような本発明に係る索導管用チューブによれば、P
TFHに充填剤としてのPOBが比較的小量充填されて
おり、その結果一般常識とは逆に耐摩耗性が格別に向上
する。また、この索導管用チューブは、主としてPTF
Eからなるので、耐熱性も良好である。
発明の詳細な説明 以下、本発明に係る索導管用チューブについて、図面を
参照にして具体的に説明する。
第1図は本発明に係る索導管用チューブを示す一部断面
正面図である。
第1図に示すように、本発明に係る索導管用チューブ2
は、内部にインナーケーブル4が長手方向移動自在に収
容され、このインナーケーブル4の一端に操作用レバー
などが連結され、他端に従動機器が連結され、操作用レ
バーを操作することによりインナーケーブル4を索導管
用チューブ2内で長手方向に移動させ、従動機器を遠隔
操作するためのものである。なお、第1図中符号「6」
は、先端口金である。
本発明では、このような索導管用チューブ2は、ポリテ
トラフルオロエチレン樹脂(PTFE)から主として成
り、ポリオキシベンゾイルポリエステル(POB)が、
PTFE100重量%ニ対し重量%ニー30重量%、好
ましくは0.5〜10重量%含有されている。このよう
な範囲でPOBを含有させることにより、索導管用チュ
ーブの耐摩耗性が大幅に向上する。
本発明で用いられるPTFEは、一般に次式El]の反
復単位を持つ合成樹脂である。
[!] →CF2 −CF2→] また、本発明で使用し得るPOBは、たとえば次式[1
1]の反復単位を持つ合成樹脂である。
このようなポリエステルの合成方法としては、特公昭4
6−6796号公報、特公昭47−47870号公報で
用いられているような高沸点溶剤を重合触媒として用い
る方法や、特開昭54−46287号公報、特開昭54
−46291号公報に示されるように実質的に溶剤を用
いない塊状重合方法などがあり、このようにして製造さ
れたPOBは、たとえばエコノール(登録商標)Elo
l(住友化学工業(株)製)として販売されている。
本発明に係る索導管用チューブ2を製造する場合には、
まず、PTFE粉末、好ましくは平均−成粒径0.05
〜0.5μm程度のPTFE7yインパウダーを準備す
る。PTFEファインパウダーとは、乳化重合法によっ
て得られる略球形状の比較的小さな一次粒径を有するP
TFE微粉末である。なお、PTFE粉末としては、懸
濁重合方法によって得られるPTFEの単独重合体であ
るPTFEモールディングパウダーであっても良い。ま
た、これらのPTFE粉末を小量のへキサフルオロプロ
ピレンないしパーフロロアルキルビニルエーテル等で変
性したものであっても良い。
このようなPTFE粉末100重量%に対し、前述した
POBの粉末を0.5〜30重量%、好ましくは1〜1
0重量%配合する。
PTFE粉末には、本発明の目的を損なわない範囲で、
その他の充填剤として、グラファイト、二硫化モリブデ
ン、コークスおよびカーボン類等を配合しても良い。
このようなPTFE粉末にPOB粉末を配合したものを
用いて索導管用チューブを製造する方法としては、たと
えば、押出成形か例示される。
このようにして製造された索導管用チューブを、たとえ
ば自動車用に用いる場合に要求される耐摩耗性の試験方
法として、JASOF2O3−75か知られている。こ
の試験方法では、荷重効率ηの概念が用いられる。
荷重効率ηは、索導管用チューブ内でインナーケーブル
が所定の引張荷重で往復動じた場合に、インナーケーブ
ルの動き晶さを示す指標であり、100%に近いほど良
く、固定側初期荷重Woか存在する場合に次の式で表わ
される。
η(%)−(面積GFCD/面積GEBD) *100
たたし、面積GFCD及び面積GEBDは、それぞれ第
4図における面積である。横軸は、たとえば第2図に示
すドラム8に固定しである索導管用チューブ2内に移動
自在に装着されたインナーケーブル4の引張側4aの荷
重を示し、縦軸は、インナーケーブル4の固定側4bの
荷重を示す。固定側4bの端部には、予め初期荷重Wo
が装着しである。引張側4aのケーブル端部には、一定
の回転速度で回転するクランク10が装着してあり、ケ
ーブル4に一定の周期で引っ張り荷重を加えるようにな
っている。なお、第2図中符号「5」は電気炉であり、
索導管用チューブ2の試験温度をコントロールすること
ができるようになっている。
このような荷重効率ηがたとえば75%に低下するまで
の引張荷重の回数が耐久性に相当し、第5〜7図に示す
グラフの横軸における耐久数で表わされる。
また、索導管用チューブの肉厚により、チュブ耐久性が
相違することを考慮し、チューブ肉厚に関係なく、耐摩
耗性を比較する尺度として、次に示すような摩耗度数の
概念を、本発明で用いることとしている。
摩耗度数−(チューブの肉厚)/(最高耐久数)但し、
チューブの肉厚とは、試験後にチューブが破損した部分
に近いところのチューブの肉厚であり、最高耐久数とは
、荷重効率が75%以下になるまでの耐久数である。
本発明に係る索導管用チューブにおけるPOBの充填量
と摩耗度数との関係は第3図に示され、POBの充填量
か少ないほど摩耗度数が小さく、耐摩耗性か向上してい
ることか確認された。
以下本発明をさらに具体的な実施例に基づき説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1 エコノール(登録商標)EIOI (住友化学工業(株
)製)の樹脂粉末か、PTFEファインパウダー100
重量%に対して、3重量%配合させたものを押出成形し
て、チューブ肉厚0.335〜0.345mmの索導管
用チューブを3本製造した。これらチューブ内にインナ
ーケーブルを挿入し、第2図に示すような装置に取り付
け、荷重効率の試験を行った。
試験条件として、固定初期荷重Woを6kgfとし、ク
ランク10によるケーブル4の往復ストロークを45m
mとし、チューブ2が設置される周囲の温度を25℃〜
140℃の間で24時間を1周期として温度変化させた
結果を第5図に示す。耐久数か300万回以上でも荷重
効率が75%以下に低下しないことが確認された。最高
耐久数を300万回とした場合の摩擦度数は、1.12
〜1.15XIC1−7(am/回)以下であった。
比較例1 充填剤を何も充填させないPTFE製の索導管用チュー
ブを2本製造した以外は、実施例1と同様にして試験を
行った。
結果を第6図に示す。耐久数は、210〜230万回で
あった。また、摩擦度数は、1.71〜1、 95 X
 10”−7(mad/回)であった。
比較例2 充填剤としてポリフェニンサルファイドを6重量%充填
した索導管用チューブを2本製造した以外は、実施例1
と同様にして試験を行った。
結果を第7図に示す。耐久数は275〜295万回であ
った。また、摩耗度数は、1.12〜1、 25 x 
10−7(aLa/回)であツタ。
発明の詳細 な説明してきたように、本発明に係る索導管用チューブ
によれば、PTFEに充填剤としてのPOBが比較的小
量充填されており、その結果−般常識とは逆に、索導管
用チューブの耐摩耗性が格別に向上する。また、この索
導管用チューブは、主としてPTFEからなるので、耐
熱性も良好である。したがって、特に自動車用の索導管
用チューブとして用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る索導管用チューブを示す一部断面
正面図、第2図は索導管用チューブの試験装置を示す概
略断面図、第3図はPOB充填量と摩耗度数の関係を示
すグラフ、第4図は荷重効率を定義するためのグラフ、
第5図は本発明の一実施例に係る索導管用チューブの試
験結果を示すグラフ、第6.7図は、それぞれ比較例に
係る索導管用チューブの試験結果を示すグラフである。 2・・・索導管用チューブ 4・・・インチ ケーブル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内部にインナーケーブルが長手方向移動自在に収容され
    る索導管用チューブにおいて、 ポリテトラフルオロエチレン樹脂から主として成り、ポ
    リオキシベンゾイルポリエステルが、ポリテトラフルオ
    ロエチレン樹脂100重量%に対して0.5〜30重量
    %含有されている索導管用チューブ。
JP7591990A 1990-03-26 1990-03-26 索導管用チューブ Pending JPH03277806A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102702653A (zh) * 2012-06-07 2012-10-03 深圳市明鑫高分子技术有限公司 聚四氟乙烯-聚苯酯复合制品及其制备方法
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