JPH0327712B2 - - Google Patents

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JPH0327712B2
JPH0327712B2 JP55097281A JP9728180A JPH0327712B2 JP H0327712 B2 JPH0327712 B2 JP H0327712B2 JP 55097281 A JP55097281 A JP 55097281A JP 9728180 A JP9728180 A JP 9728180A JP H0327712 B2 JPH0327712 B2 JP H0327712B2
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JP
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door
switch
signal
circuit
circuit section
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JP55097281A
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Koichi Ishino
Masayuki Nakamura
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は制御手段にマイクロコンピユータ等の
電子回路を用いた自動扉に関するものである。
一般に自動扉は扉又は扉を無目に吊下げるため
の吊下金具又は吊下金具を移動させるためにモー
タと連結されているワイヤ、ベルトに永久磁石の
ような磁石を取付け、開閉を制御するポイントに
当る位置に前記磁石と対応して動作するようにリ
ードスイツチを設け、リードスイツチの駆動状態
によつて扉の位置を検知するようになつている。
ところで扉を走行させるモータの制御回路へは現
在の扉位置を指示し、それに応じたモータ回転
(右回り、左回り、全速、低速、ブレーキ)を行
なわせねばならない必要がある。そのためにはリ
ードスイツチの動作状態を扉の通過後も記憶保持
する必要があるが、従来の自動扉は第1図a,b
に示す方法により、リードスイツチ1自体で記憶
保持がなされるようになつていた。
即ち、リードスイツチ1の近傍に小型の永久磁
石2を配置してバイアスを与え、扉側に設けた主
の永久磁石3が第1図aのイ乃至ロのようにリー
ドスイツチ1の取付位置を通過させた際にリード
スイツチ1をオフからオンに駆動し、同図aのハ
に示すように永久磁石3がリードスイツチ1の取
付位置を完全に通過した際にはバイアス用の永久
磁石2でリードスイツチ1はオン状態を保持す
る。逆にオン状態に保持されたリードスイツチ1
は永久磁石3が帰路において通過する際に第1図
bのハ,ロ,イの順でオン状態からオフ動作し、
イにおいて永久磁石3が完全にリードスイツチ1
の取付位置を通過した際にバイアス用の永久磁石
2でこの動作状態を保持するようになつている。
言いかえれば従来の自動扉はリードスイツチ1の
ヒステリシスを利用して現在扉がリードスイツチ
1の左側にあるか、右にあるかを判別指示するよ
うにしていた。
しかし、リードスイツチ1のヒステリシス特性
(オンになるときの磁力が多く必要でオフになる
ときはそれより低い値でよい)を利用しているた
めリードスイツチ1の製造方法のばらつきにより
リードスイツチ1の特性は変化し、バイアス用の
永久磁石2の強さや位置の調整というようにかな
り複雑な要因が含まれ、その上実使用状態で強い
振動がかかつたりすると、リードスイツチ1の動
作保持が外れ、扉の位置を誤認することが起きる
という問題があり、また施工時にリードスイツチ
の初期状態をセツトするため扉を一度開閉する必
要があり、施工が面倒であつた。
バイアス用の永久磁石を不要にする構成として
は、自己保持型のリードスイツチを用いた構成や
(特開昭51−53746号公報)、リードスイツチのオ
ン、オフを電子回路からなる記憶回路に記憶させ
る構成(特公昭48−21610号公報)が考えられて
いる。
しかしながら、前者の構成では、扉が走行する
際の振動によつて扉に設けた永久磁石の位置とは
無関係に開閉してしまうような誤動作が生じると
いう問題があつた。後者の構成では、動作状態が
安定すれば、リードスイツチの開閉のみによる誤
動作の問題は解消されるが、施工後の電源投入時
に記憶回路の内容と扉の開閉状態とが一致しない
ことが多い。ここで、記憶回路の内容を単純にリ
セツトしても扉の位置とは一致させることができ
ないから、たとえば、扉を閉じた状態でリセツト
するなどの所定の手順を必要とし、手順を誤ると
誤動作につながる危険がある。また、記憶回路の
内容が定まらない初期状態では半開きになつてい
る扉がどちらの向きに移動するのかが決定されて
いないから、使用者の予測しない向きに扉が移動
することがあり、扉が通常の走行速度で開閉する
と危険である。
本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、施工後の電源投
入時に扉が走行することによつて、リードスイツ
チの状態を記憶保持する記憶保持手段が初期化さ
れるようにし、しかも、記憶保持手段の内容が初
期化されるまでの間は扉を徐行させることによつ
て、扉が予測しない向きに走行した場合の危険を
防止できるようにした自動扉を提供することにあ
る。
以下本発明を実施例によつて説明する。第2図
は本発明の一実施例の自動扉の概略構成図を示し
自動扉は無目4の端部に内蔵したモータ5の回転
力が適宜な伝達手段を介して主動プーリ6を回動
させ、主動プーリ6と従動プーリ7との間にかけ
たVベルト8を往復動させるようになつている駆
動手段と、走行レール9上を移動自在に配置され
るとともに無目4に吊下金具10,10にて吊下
げられ、Vベルト8の一部にこの吊下金具10,
10′を連結して左右に走行可能な扉11と、扉
11の開閉端部位置の無目4に夫々配設した2対
のリードスイツチ1a,1b,1c,1d並びに
吊下金具10上端に設けたリードスイツチ1a,
1b,1c,1d駆動用の永久磁石3からなる扉
位置検知手段と、扉走行制御のための電子回路部
とから構成されている。リードスイツチ1aは開
き側の停止位置の検知を、リードスイツチ1bは
開き動作中のブレーキ開始位置を、リードスイツ
チ1cは閉じ動作中のブレーキ開始位置を、リー
ドスイツチ1dは押し動作位置を夫々検知するた
めのものである。第3図は一実施例の全体回路ブ
ロツク図(実施例では主構成回路は1チツプマイ
クロコンピユータによつて構成されるが、動作説
明のためブロツク化してある)を示し、各リード
スイツチ1a〜1dのスイツチ信号は扉位置判定
回路部12に入力し、扉位置判定回路部12にて
記憶保持されるようになつている。扉位置判定回
路部12は各リードスイツチ1a〜1dの動作記
憶エリアを持ち、電源投入後の最初の扉11の開
成終了時にリセツトして各動作記憶エリアを
“0”とし、それ以後スイツチ信号の入力の度に
記憶内容を反転するもので、その各記憶エリアの
内容に基いて、各制御内容のデータをモータ制御
回路部13、半開、全開の3/4時間記憶回路部1
5へ出力するようになつている。検知器16は扉
11の表、裏側に配置した例えば超音波検知器の
ようなものから構成され、人間の通過を検知する
ようになつており、その検知信号は通過人員判定
回路部17並びに開き処理判定回路部18に入力
する。19はモードセレクトスイツチ回路部で、
このモードセレクトスイツチ回路部19は自動扉
の開き具合を選択するためのもので、“全開”と、
“半開”と、“3/4開”と、“自動”とに選択切
換えできるようになつている。即ちモード判定回
路部20によつてモードが判定され、モードに応
じた制御がなされるようにモード判定回路部20
を介してモータ制御回路部13へ出力し、“自動”
の設定時は通過人員判定回路部17の出力信号に
支配されて過去の通過人員に応じて扉11の開き
具合を指示する信号をモード判定回路部20を介
してモータ制御回路部13へ出力する。21は開
放タイマで、この開放タイマ21は扉11が全開
して検知入力が無くなつた時点からカウントして
所定時間扉11を開成させた状態に設定するため
のもので、、扉位置判定回路部12の全開検知信
号又はモード判定回路部20を介して出力する
“半開”、“自動”、“3/4開”のモードに応じた
タイミング信号と開き処理判定回路部18の内容
に応じて動作を開始するようになつている。尚開
放タイマ21の動作時間はセレクタ21aで任意
に設定できる。半開、全開の3/4時間記憶回路部
15は扉11の全開に要した時間から夫々の開き
具合に応じた時間を割り出して、これに応じた開
き開始からのタイミングに信号をモード判定回路
部20を介してモータ制御回路部13へ出力する
ようになつている。モータ制御回路部13は第4
図に示すような回路からなり扉左(開)進行用の
スイツチSW1と扉右(閉)進行用のスイツチSW2
とでモータ5の回転方向を決め、付設したブレー
キ回路24のスイツチSW3の投入時にモータ5に
制動をかけ、更に付設した徐行回路25のスイツ
チSW4の投入時にモータ5を適宜の回転数に落し
て扉11の走行スピードを徐行スピードに落させ
るようになつており、、スイツチSW2は押動作タ
イマ27又は開放タイマ21のタイムアツプ時に
出力する閉じ信号で投入され、スイツチSW1は開
き処理判定回路部18の開き信号にて投入されス
イツチSW3はブレキタイマ26の動作中に出力す
るブレーキ信号で投入され、スイツチSW4は扉位
置判定回路部12の徐行信号と後述のスタートタ
イマ回路28とで投入されるもので、各スイツチ
SW1〜SW4は夫々の信号で作動するリレーの接点
で構成される。ブレーキタイマ26はモード判定
回路部20から所定タイミングで出力する信号又
は扉位置判定回路部12の所定信号で動作開始
し、扉11の開き過程では前記ブレーキ信号のみ
をそして閉じ過程ではブレーキ信号と、押動作タ
イマ27の動作開始信号をタイムアツプ時に出力
するようになつている。CHはチヨークコイル、
D1,D2はダイオード、Cはコンデンサである。
次に本発明自動扉の動作を説明する。今自動扉
の施工が終了して、電源を投入すると、扉位置判
定回路部12の各リードスイツチ1a〜1dに対
応する記憶エリアの内容が不確定であるため扉位
置が不明の状態で、検知器16からの検知信号が
あれば開き処理判定回路部18から開き信号が、
検知信号がなければ閉じ信号が開放タイマ21か
らモータ制御回路部13に入力することとなり、
モータ5はスイツチSW1又はSW2の投入方向によ
つて回転を開始することになる。ここで前記電源
の投入と同時にこの電源の立上りを検知したスタ
ートタイマ回路28の動作により除行信号がモー
タ制御回路部13に所定時間入力し、徐行回路2
5が一定時間動作してモータ5の回転速度は低速
となつて、扉11の走行速度は徐行速度となる。
そしてこの扉11の徐行期間中に、リードスイツ
チ1c又は1bが動作すると、扉位置の判定が扉
位置判定回路部12によつて判定され、それ以後
は通常動作(詳細は後述する)になつて扉11は
全閉又は全開し、この時点で扉位置判定回路部1
2の記憶内容をリセツトし、それ以後の動作に影
響が無いように設定される。
しかして電源投入後において扉位置判定回路部
12の記憶エリアのリセツトと共に扉11が全閉
状態になつた状態が、検知器16からの検知入力
又は後述の走行抵抗チエツクスイツチ回路29か
らのスイツチ信号の入力に対する待期状態とな
る。走行抵抗チエツクスイツチ回路29は扉11
のねじれ、走行レール9への異物侵入、扉11の
吊込不良等を確認するためのものである。
次に走行抵抗チエツクスイツチ回路29の動作
を説明する。この走行抵抗チエツクスイツチ回路
29は徐行回路25やブレーキ回路24と並列に
接続した回路で、走行抵抗チエツクスイツチ
SWaを投入すると、開き処理判定回路部18が
開き信号を出力してスイツチSW1を第5図aのよ
うにオンするとともに、走行抵抗チエツクスイツ
チ回路29のトリガスイツチSW5を第5図cのよ
うにオンし、第5図dのように走行抵抗チエツク
スイツチ回路29のサイリスタSCR3がオンし、
モータ5の回路に直流が流れてモータ5のトルク
を正常な施工で扉11を走行させることができる
最小のモータトルクに設定する。従つてモータ5
が上記トルクで回転して扉11が走行を開始し、
リードスイツチ1bが動作すると、扉位置判定回
路部12によつてスイツチSW1がオフされるとと
もにトリガスイツチSW5が走行抵抗チエツク回路
29を通じてオフされ扉11は全開に至る。そし
てリードスイツチ1aが動作すると同時に扉位置
判定回路部12からの信号で開放タイマ21がタ
イムカウントを開始してタイムアツプすると、閉
じ信号がモータ制御回路部13に入力してスイツ
チSW2を第5図bに示すようにオンさせるととも
に走行抵抗チエツクスイツチ回路29を通じて再
度トリガスイツチSW5をオンせしめ、モータ5を
低トルクで反転回転させ、扉11を閉じ方向に走
行させる。そして、リードスイツチ1cが動作し
た時点で第5図b,cで示すように扉位置判定回
路部12でスイツチSW2、トリガスイツチSW5
共にオフさせ、一定時間後に再度スイツチSW2
トリガスイツチSW5を断続的に投入させて全閉に
至るわけである。この走行抵抗チエツク時に扉1
1が途中で停止したりする場合には、施工に異常
があることが確認できることになる。
次に通常動作について説明する。今、モードセ
レクトスイツチ回路部19を“全開”に設定して
あるとし、検知器16から検知信号が開き処理判
定回路部18に入力すると、モータ制御回路部1
3のスイツチSW1が開き信号によつて投入され、
モータ5が扉11開き方向に回動する。そして扉
11は走行を開始するわけで、まず扉11が移動
すると永久磁石3によつて閉じ側にあるリードス
イツチ1dが動作し、次のリードスイツチ1cが
動作することになる。正常にリードスイツチ1c
が扉11の走行に伴つてオンオフ動作し、次のリ
ードスイツチ1bがオンすると、扉位置判定回路
部12はブレーキタイマ26を例えば1秒間動作
させてその間ブレーキ回路24のサイリスタ
SCR1をスイツチSW3のオンでトリガしてモータ
5の回路に直流を流しモータ5の回転に制動をか
け扉11の走行を停止させる。
尚前記ブレーキ動作終了後再び扉位置検知回路
部12の信号によつて開き信号が開き処理判定回
路部18を介して出力し、モータ制御回路部13
のスイツチSW1をオンさせると同時に扉位置判定
回路部12の徐行信号によつて徐行回路25のス
イツチSW4を投入し、徐行回路25のサイリスタ
SCR2をオンせしめ、モータ5の回転速度を低下
せしめ扉11を徐行させ、そしてリードスイツチ
1aがオンすると同時に前記開き信号の出力を停
止させてスイツチSW1をオフさせると同時にブレ
ーキタイマ26を扉位置判定回路部12の信号で
1秒間上述と同様に作動させ、モータ制御回路部
13のブレーキ回路24を動作させてモータ5の
回転に制動をかけるようにしても勿論よい。
次に検知器16入力が無くなると、開放タイマ
21はクロツク回路30のクロツクを計数して定
められた時間を計数すると、閉じ信号を出力しモ
ータ制御回路部13のスイツチSW2をオンする。
このオンによつてモータ5は反回転し、扉11を
閉成方向に走行させる。この走行によつてリード
スイツチ1aが動作し、次にリードスイツチ1b
が動作するわけであるが、このリードスイツチ1
bの動作後の走行中に検知器16より検知信号が
開き処理判定回路部18に入力すると、開き信号
がモータ制御回路部13に入力してスイツチSW1
をオンし、スイツチSW2をオフせしめるとともに
扉位置判定回路部12から徐行信号が出力して徐
行回路25のスイツチSW4をオンさせ、モータ5
を低速度で回転させて扉11を開方向に徐行させ
る。さて検知器16からの検知入力がなく、扉1
1の閉動作が継続され、リードスイツチ1cが動
作すると、扉位置判定回路部12よりブレーキタ
イマ26に信号が出力し、ブレーキタイマ26よ
り1秒間ブレーキ信号が出力してブレーキ回路2
4のスイツチSW3をオンさせると同じにスイツチ
SW2をオフし上述と同様にモータ5の回転に制動
をかける。この間に検知器16から検知入力があ
れば、開き処理判定回路部18より開き信号がモ
ータ制御回路部13に出力して、モータ制御回路
部13ではスイツチSW1をオンさせて上述と同様
に扉11を開成方向に走行反転させる。さて検知
入力がなく上述のブレーキがかかるのが終了する
と、扉位置判定回路部12より徐行信号が出力し
て、徐行回路25のスイツチSW4をオンさせると
ともにスイツチSW2をオンさせてモータ5の回転
速度を落し、扉11を閉じ方向に徐行させる。そ
して扉11の走行に伴なつて、リードスイツチ1
dが動作するとブレーキタイマ26へ扉位置判定
回路部12から信号を出力してブレーキタイマ2
6より1秒間ブレーキ信号をモータ制御回路部1
3へ出力する。このブレーキ信号によつて、再び
スイツチSW2をオフするとともにブレーキ回路2
4のスイツチSW2をオンさせてモータ5の回転に
制動をかける。またリードスイツチ1dが動作す
るまでの間に検知器16より検知入力があれば、
開き処理判定回路部18より開き信号が扉位置判
定回路部12へ出力してスイツチSW1をオンさせ
上述の開き動作を行なうように設定される。
さて検知入力がなければブレーキタイマ26の
タイムアツプと同時に押動作タイマ27へブレー
キタイマ26より信号が出力して、この信号によ
り押動作タイマ27を動作させる。押動作タイマ
27は1秒間動作し、この1秒間に再び徐行回路
25のスイツチSW4と、スイツチSW2とを共にオ
ンさせてモータ5を低速度回転させ扉11を徐行
させて全閉に至る。この徐行区間が所謂押動作区
間である。さて扉11が全閉するとリードスイツ
チ1dが動作し、扉位置判定回路部12は各リー
ドスイツチ1a〜1dに対応するメモリ内容を
“0”に戻し、待期状態となる。
第6図は扉11の動作モードを示すフローチヤ
ートで、同図中Aは扉11の開き動作区間で○イ点
はブレーキ回路24の動作タイミング、Bは扉1
1の閉じ動作区間で○ロ点はブレーキ回路24の動
作タイミング、Cは徐行区間で、○ハ点はブレーキ
回路24の動作タイミング、Dは押し動作区間で
ある。
また第7図は上記第5図に示す扉11の動作モ
ードに対応した各部のタイムチヤートを示し、同
図aはモータ制御回路部13のスイツチSW1の動
作モードを、同図bはスイツチSW2の動作モード
を、同図cはブレーキ回路24のスイツチSW3
動作モードを、同図dは徐行回路25のスイツチ
SW4の動作モードを、同図eはスイツチSW5の動
作モードを同図fはブレーキ回路24のサイリス
タSCR1の動作モードを、同図gは徐行回路25
のサイリスタSCR2の動作モードを、同図hは走
行抵抗チエツクスイツチ回路29のサイリスタ
SCR3の動作モードを夫々示す。
さて上述の全開の動作モードにおいて、扉11
が開き始めてから開き終るまでの時間は半開、全
開の3/4時間記憶回路部15の開放動作記憶用タ
イマ31によつてカウントされて記憶演算部32
に記憶される。この記憶した時間は後の“半開”、
“3/4開き”モードにおいて、扉11の開き位
置の設定に利用される。
次にモードセレクトスイツチ回路部19によつ
て“半開”にモード設定を行なうと、検知器16
より検知入力が開き処理判定回路部18に入力す
ると、開き信号がモータ制御回路部13に入力し
て上述と同様にモータ5が回転し、扉11が開き
動作し、開き動作開始と同時に開放動作記憶用タ
イマ31は時間をカウントする。一方記憶演算部
32の記憶時間はモードセレクトに応じた割算係
数によつて割算器33で半開に要する時間が割出
され、その割出された目標時間と経過時間とが比
較器34で比較されて一致すると、比較器34か
ら比較出力が出力し、この出力とモードセレクト
スイツチ回路部19の“半開”セレクト信号とが
モード判定回路部20のアンド回路35で論理演
算されてゲート出力がブレーキタイマ26へ出力
する。ブレーキタイマ26は1秒間ブレーキ信号
をモータ制御回路部13に出力してスイツチSW1
をオフさせるとともにブレーキ回路24のスイツ
チSW3をオンさせてモータ5の回転に制動をかけ
扉11の走行を停止させる。次に検知器16から
の検知信号の入力がなくなると開放タイマ21が
作動して所定時間経過してタイムアツプすると、
閉じ信号をモータ制御回路部13へ出力する。モ
ータ制御回路部13は閉じ信号の入力と同時にス
イツチSW2をオンさせてモータ5を逆回転させ扉
11を閉じ方向に走行させ、上述の“全開”モー
ドと同様に扉11の走行を制御して、扉11は全
閉に至るわけである。
またモードセレクトスイツチ回路部19の設定
モード“3/4開き”に設定すると、割算器33
の割り算係数がモードセレクトに応じて与えられ
て比較器34より比較出力が発生するタイミング
が変更され、全開に要する時間の約3/4で扉11
の開き動作が停止されるようにモータ5が制御さ
れることになる。尚扉11の動作モードは“半
開”のときと同様である。
次にモードセレクトスイツチ回路部19の設定
モードを“自動”に設定した際の動作を説明す
る。この“自動”モードは過去の一定時間内の人
間の出入りを計数し、その数値により、扉11の
開き量を決定し、冷房、暖房のエネルギーの外部
への放出を防止しようとするものである。即ち検
知器16の検知出力を通過人員判定回路部17の
カウンタ35でカウントし、クロツク回路30の
クロツクパルスを例えば3秒間隔として9段のシ
フトレジスタ36をカウンタ35出力でシフトさ
せて過去30秒間の検知器16の検知信号出力回数
を加算器37を通じて検数し、この検数結果と比
較基準値とを比較器38で比較し、通過人員が基
準値より少ない場合比較出力を発生し、この比較
出力をモード判定回路部20のアンド回路39に
入力する。アンド回路39はモードセレクトスイ
ツチ回路部19の“自動”セレクト信号と、別の
アンド回路35のゲート出力と、上記比較出力と
を論理演算を行なうようになつている。しかして
今検知器16より検知入力があると、開き処理判
定回路部18より開き信号がモータ制御回路部1
3に出力する。そしてスイツチSW1がオンとなつ
てモータ5が回転し、扉11は開き始める。そし
て半開状態に至ると、アンド回路35に“自動”
セレクト信号が入力しているため比較器34から
比較出力が発生するタイミングでアンド回路35
よりアンド回路39へゲート出力が出力する。こ
のときシフトレジスタ36の内容を加算器37で
加算して得られた過去30秒間の人の出入り数が比
較基準値(例えば3人)より少なければアンド回
路35の残りの入力に比較器38の比較出力が入
力しているため、アンド回路39よりゲート出力
が開放タイマ21へ出力し、“半開”モードと同
様な扉11の動作モードとなる。この場合“半
開”で扉11の開成が停止していて開放タイマ2
1が動作しているときに比較器38の比較出力が
なくなれば、即ち過去30秒間の出入り人数が比較
基準値を越えたとすると開放タイマ21をリセツ
トすると同時に“全開”モードと同様な扉11の
開閉動作モードに移る。
もし前記半開状態に扉11が開成された時点で
比較出力がなければ、即ち検知器16で検知され
た過去30秒間の出入りの人数の数が比較基準値を
越えている場合にはアンド回路39からのゲート
出力がないため“全開”モードと同様な扉11の
動作モードとなる。
尚検知器16の数を第8図a,bに示すように
前後、左右に複数個並設して検知エリアを図示す
るように〜(d)と定めその内の複数個の検知器1
6から検知信号が同時に入力した場合出入りする
人が2人横ならび、又は縦ならびであると判定し
て扉11を全て開ける“全開”モードに設定し、
単数の検知器16が入力されない時は出入りする
2人が1人であると判定し、“半開”モードに設
定するような人巾判定回路部40を設けてもよ
い。第9図は上記複数個の検知器16の人巾判定
回路部40を示し、各検知器16の出力数を加算
器41で検知して、比較基準値と比較器42で比
較して、その比較出力を半開・全開の3/4時間記
憶回路部15の比較器34の出力とアンド回路4
4で論理積をとり、そのゲート出力でブレーキタ
イマ26や開放タイマ21を制御するものであ
る。
尚上記実施例で“半開”モードにセツト(自動
時の半開も含む)された場合扉11の全閉状態か
らは半開で扉11は停止するが、検知入力が無く
なり、開放タイマ21が働いて閉の状態になると
半開で停止する機能にリセツトが働いて閉じてい
る途中で検知器16より検知入力があれば扉11
を全開するようにし、また“半開”、“自動”等の
モード入力をセツトするには一度扉11が完全に
閉じないとできないようにモードセレクトスイツ
チ回路部19並びに開き処理判定回路部18の動
作プログラムを設定すると、従来の自動扉即ち扉
11が閉じ始めているときに検知入力があると再
び反転して開くものに慣れている人をおどろかす
ことがない。また“半開”モードのとき扉11は
半開時間で走行を停止するが、全開を検知するリ
ードスイツチ1aを扉11の全開位置に設けてあ
るため無理に扉11を押し開けたときでもリード
スイツチ1aが働き通常の全開動動作と同様に開
き停止が行なわれ、扉11は方立に激突すること
がないようになつているため安全である。
また通過人員判定回路部17のシフトレジスタ
36は何段でもよく、また比較基準値も任意に設
定できるようにし、扉11の設定条件に応じられ
るようにしてあるのは勿論である。また半開、全
開の3/4時間記憶回路部15は割算器33の割算
係数を外部より操作できるようにデジタルスイツ
チ等を設け、任意の開き量を調整できるようにし
てもよい。またタイマ31の値をそのまま記憶す
るのでなく、割算操作を行なつてから記憶するよ
うにしても勿論よい。
更に上記実施例では実際上はマイクロコンピユ
ータのプログラムに沿つて各動作が処理されるわ
けであり、リードスイツチ1a〜1dの動作信号
の有無を順次チエツクして記憶保持する方法がと
られる。そのため正常に動作すれば次のリードス
イツチ1a〜1dの動作が予想できるため、もし
それ以外の入力が入れば異常であると判定し、そ
の処理ルーチンを実行するようにしてもよい。こ
の場合リードスイツチ1a〜1dのチヤタリング
等による誤動作は外付の電子部品によつてもまた
ソフトウエアで処理するようにしてもよい。第1
0図は1チツプマイクロコンピユータCPUを用
いた場合の各入力側と出力側の接続図を示し、リ
レーRy1〜Ry5が夫々スイツチSW1〜SW5に対応
する。
扉位置判定回路部12は、各リードスイツチ1
a〜1dに対応した動作記憶エリアを持つもので
あればどのようなものでもよいが、第11図に示
すように、各リードスイツチ1a〜1dがオンに
なるたびに出力が反転するRST型のフリツプフ
ロツプFFa〜FFdと、各フリツプフロツプFFa〜
FFdの出力の立ち上がりによりトリガされる単安
定マルチバイブレータMa〜Mdとにより構成し
てもよい。この構成によれば、各リードスイツチ
1a〜1dの動作状態はフリツプフロツプFFa〜
FFdに記憶保持され、各フリツプフロツプFFa〜
FFdの非反転出力の立ち上がり時に単安定マルチ
バイブレータMa〜Mdによつて各種の制御信号
が作成される。また、各フリツプフロツプFFa〜
FFdのリセツトは、電源投入時、扉11の全開時
又は全閉時に行われる。
第12図は開き処理判定回路部18として
RST型のフリツプフロツプを用いた場合の要部
の回路ブロツクを示し、検知器16の信号とQ出
力とをORゲート42でゲートをとり、その出力
を開き信号とし、またリセツト信号としてはリー
ドスイツチ1aの信号を用いてある。
本発明は上述のように、扉側に設けた永久磁石
の磁力を受けて駆動される扉位置検知用の複数個
のリードスイツチを扉移動範囲の適宜定位置に設
け、各リードスイツチに対応する記憶エリアを有
した扉位置判定回路によつて各リードスイツチが
永久磁石に駆動された時点の扉の走行向きをそれ
ぞれ記憶保持するとともに扉位置判定回路の記憶
内容に基づいて扉を走行させるモータを制御する
自動扉において、電源投入時に起動され徐行信号
を一定時間出力するスタートタイマ回路と、徐行
信号の発生中にいずれかのリードスイツチが動作
するまでの間は扉の走行速度を通常よりも低速に
し、リードスイツチが動作すると通常の走行状態
に設定するようにモータを制御するモータ制御回
路部とを設けたものであり、リードスイツチの動
作状態は扉位置判定回路部によつて記憶保持され
るから、リードスイツチとしては磁石の通過のみ
が検出できればよいのであつて、磁石が通過した
後もリードスイツチ自身で変化した状態を保持し
ていた従来構成に比較すれば、機械的な振動に対
して誤動作しにくいものとなる利点がある。ま
た、電源投入時に起動され徐行信号を一定時間出
力するスタートタイマ回路と、徐行信号の発生中
にいずれかのリードスイツチが動作するまでの間
は扉の走行速度を通常よりも低速にし、リードス
イツチが動作すると通常の走行状態に設定するよ
うにモータを制御するモータ制御回路部とを設け
ているので、施工後の電源投入時に扉が走行する
ことによつて、リードスイツチの状態を記憶保持
する記憶保持手段が初期化され、しかも、記憶保
持手段の内容が初期化されるまでの間は扉が徐行
することになり、扉が予測しない向きに走行した
場合でも危険が回避できるという効果を奏するの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来例の動作説明図、第2図は
本発明の一実施例の概略構成図、第3図は同上の
全体概略回路ブロツク図、第4図は同上のモータ
制御回路部の具体回路図、第5図a〜dは同上の
走行抵抗チエツク時のタイムチヤート、第6図は
同上の扉の動作モードを示すタイムチヤート、第
7図a〜hは同上の扉開閉時の各部のタイムチヤ
ート、第8図a,bは同上の検知器の配置構成
図、第9図は同上の要部回路ブロツク図、第10
図は本発明の一実施例のブロツク図、第11図は
別の実施例の扉位置判定回路部の概略ブロツク
図、第12図は更に別の実施例の開き処理判定回
路部の回路図であり、1a〜1dはリードスイツ
チ、3は永久磁石、11は扉、5はモータ、12
は扉位置判定回路部、13はモータ制御回路部で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 扉側に設けた永久磁石の磁力を受けて駆動さ
    れる扉位置検知用の複数個のリードスイツチを扉
    移動範囲の適宜定位置に設け、各リードスイツチ
    に対応する記憶エリアを有した扉位置判定回路に
    よつて各リードスイツチが永久磁石に駆動された
    時点の扉の走行向きをそれぞれ記憶保持するとと
    もに扉位置判定回路の記憶内容に基づいて扉を走
    行させるモータを制御する自動扉において、電源
    投入時に起動され徐行信号を一定時間出力するス
    タートタイマ回路と、徐行信号の発生中にいずれ
    かのリードスイツチが動作するまでの間は扉の走
    行速度を通常よりも低速にし、リードスイツチが
    動作すると通常の走行状態に設定するようにモー
    タを制御するモータ制御回路部とを設けて成るこ
    とを特徴とする自動扉。
JP9728180A 1980-07-15 1980-07-15 Automatic door Granted JPS5721679A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6149087A (ja) * 1984-08-15 1986-03-10 昭和オ−ト株式会社 自動開閉扉の跳返り防止方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5153746A (en) * 1974-11-05 1976-05-12 Matsushita Electric Works Ltd Jidotobirano tobiraichikenshutsusochi

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JPS5153746A (en) * 1974-11-05 1976-05-12 Matsushita Electric Works Ltd Jidotobirano tobiraichikenshutsusochi

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