JPH0235824B2 - - Google Patents
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- JPH0235824B2 JPH0235824B2 JP57071935A JP7193582A JPH0235824B2 JP H0235824 B2 JPH0235824 B2 JP H0235824B2 JP 57071935 A JP57071935 A JP 57071935A JP 7193582 A JP7193582 A JP 7193582A JP H0235824 B2 JPH0235824 B2 JP H0235824B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
この発明は、自動扉の扉の開閉動作中に人や物
が扉と扉の間や扉と戸当りの間に挾まつて扉が所
定の停止位置以外の位置で停止した際の自動扉の
駆動制御装置に関する。 従来の自動扉の1つには、正逆回転可能なコン
デンサモータの回転軸にパルスエンコーダを接続
し、このパルスエンコーダの出力パルス数を計数
積算することにより扉の位置を検知し、扉が所定
の閉又は開位置に達するとコンデンサモータの駆
動を停止するものがある。 しかしながら、この自動扉は、開閉動作中に人
又は物が扉と扉の間や扉と戸当りの間に挾まつた
場合にも、駆動装置は駆動を続けるために抜け出
すことが極めて困難となる欠点がある。この欠点
を補うために、安全装置として、扉の開閉動作開
始時から一定時間が経過した時、強制的に駆動装
置の駆動を停止させる方法がとられている。しか
し、この方法では、扉の移動は停止はするが、挾
まれる時間はかなりあるので、安全対策としての
効果は薄いものであつた。又、扉と扉の間や扉と
戸当りの間から人や物が抜け出るまでの間、駆動
装置のモータの回転軸がロツクされるのでモータ
が焼損するなどにより駆動装置の故障の原因とな
つていた。 このような欠点を解消するためには、扉の近傍
又は戸先に光電スイツチや戸先スイツチなどの感
知スイツチを設けて、人や物が挾まれる位置に存
在する場合や挾まつた場合にそれを感知して扉を
移動させて挾まれるのを防止したり抜け出す方法
もあるが、感知スイツチの感知範囲を外れた位置
や状態にある場合には感知できなくなるので万全
の対策とはなり得ない。 この発明はこのような事情に鑑みてなされたも
のであつて、扉の開閉動作中に人や物が扉と扉の
間や扉と戸当りの間に挾まつた場合は扉が所定の
停止位置以外の位置で停止する点に着目し、所定
の停止位置以外の位置で停止した際には、それを
検知して自動扉の駆動装置の駆動を確実に停止さ
せて人の安全や物の破損の防止を図ることを目的
とし、その特徴とするところは、駆動装置に接続
され駆動装置の回転数に比例した周波数のパルス
を出力するパルスエンコーダと、このパルスエン
コーダに接続しこのパルス信号の有無により扉作
動中または扉停止中を判断する移動・停止判断部
と、パルスエンコーダに接続しこのパルス数を計
数積算することにより扉の位置を判断する位置判
断部と、扉の前後に設けた通行体を検知する検知
部からの信号により扉の開閉を判断する開閉判断
部と、前記移動・停止判断部と位置判断部と開閉
判断部からの信号を受けて扉の開閉指令および停
止指令を判断しその指令信号を出力する指令部
と、この指令部からの指令信号に基づいて前記駆
動装置に開閉駆動および駆動停止を行なわせる駆
動出力部とから構成する装置としたところにあ
る。 この発明の実施例について以下図面の記載に基
づいて詳細に説明する。 第1乃至第4図において、出入口Aの両側の戸
当りBの上方近辺に設けた駆動車1と従動車2に
はチエーンやロープなどからなる回動部材3が巻
回されている。この回動部材3には2つの扉4が
連結部材5によつて連結されており、駆動車1と
接続しているモータ等の駆動装置6の開又は閉駆
動によつてこれら2つの扉4は、出入口Aを通行
自在に開放する際には互いに相離れる開方向へ移
動し、出入口Aを閉鎖する際には互いに相接近す
る閉方向へ移動するようになつている。モータ等
の駆動装置6の回転軸(図示せず)にはパルスエ
ンコーダ7が接続されており、更にこのパルスエ
ンコーダ7は駆動装置制御部8と接続されている
ので、パルスエンコーダ7は駆動装置6の回転軸
の回転数に比例した周波数のパルスを出力して駆
動装置制御部8へ送る。駆動装置制御部8は、こ
のパルスエンコーダ7と接続している移動・停止
判断部9と位置判断部10、出入口Aの前後に敷
設した床マツト等からなる検知部11と接続して
いる開閉判断部12、この開閉判断部12と前記
移動・停止判断部9及び位置判断部10と接続す
ると共にタイマ13と警報器14とに接続してい
る指令部15、この指令部15と接続すると共に
駆動装置6と接続している駆動出力部16から構
成されている。 移動・停止判断部9はパルスエンコーダ7から
パルス信号が出ているか否かを判断して指令部1
5に「扉作動中」又は「扉停止中」の信号を送る
ものであるが、扉4が全開又は全閉の所定の停止
位置で停止した場合及びこれ以外の位置で停止し
た場合にも指令部15に「扉停止中」の信号を送
る。位置判断部10はパルスエンコーダ7より出
力されるパルス数を計数積算することにより扉4
の現在位置を判断して、その結果を指令部15に
常時送信するものであるが、この指令部15へ送
る信号は、扉4が「全開位置」、「閉行程途中」、
「全閉位置」、「開行程途中」の4種類である。開
閉判断部12は検知部11が出入口Aに接近しつ
つある通行体を検知している時には指令部15に
「扉開き」の信号を、通行体を検知していない時
には指令部15に「扉閉じ」の信号をそれぞれ送
る。又、指令部15は前記移動・停止判断部9、
位置判断部10及び開閉判断部12からそれぞれ
送られてくる上記各信号を総合判断して駆動出力
部16に「開指令」、「閉指令」及び「停止指令」
の信号を出す。駆動出力部16はこの指令に基づ
いて、駆動装置6を「開駆動」、「閉駆動」及び
「駆動停止」させる。 次に上記構成からなるこの発明の動作について
別表を参照しつつ説明する。 前記から明らかなように、移動・停止判断部9
は2通りの判断をし、位置判断部10は4通りの
判断をし、開閉判断部12は2通りの判断をしそ
れぞれ指令部15へその判断結果を送るが、指令
部15においてはこれらデータに基づいて駆動出
力部16に別表記載のような指令を発する。すな
わち、指令部15における判断は16通りのケース
があり、各ケースにつき駆動出力部16に発する
指令内容が決められている。 この別表において、ケース番号1及び2は、扉
が扉と扉の間や扉と戸当りの間に挾まつて扉が所
定の停止位置以外の位置で停止した際の自動扉の
駆動制御装置に関する。 従来の自動扉の1つには、正逆回転可能なコン
デンサモータの回転軸にパルスエンコーダを接続
し、このパルスエンコーダの出力パルス数を計数
積算することにより扉の位置を検知し、扉が所定
の閉又は開位置に達するとコンデンサモータの駆
動を停止するものがある。 しかしながら、この自動扉は、開閉動作中に人
又は物が扉と扉の間や扉と戸当りの間に挾まつた
場合にも、駆動装置は駆動を続けるために抜け出
すことが極めて困難となる欠点がある。この欠点
を補うために、安全装置として、扉の開閉動作開
始時から一定時間が経過した時、強制的に駆動装
置の駆動を停止させる方法がとられている。しか
し、この方法では、扉の移動は停止はするが、挾
まれる時間はかなりあるので、安全対策としての
効果は薄いものであつた。又、扉と扉の間や扉と
戸当りの間から人や物が抜け出るまでの間、駆動
装置のモータの回転軸がロツクされるのでモータ
が焼損するなどにより駆動装置の故障の原因とな
つていた。 このような欠点を解消するためには、扉の近傍
又は戸先に光電スイツチや戸先スイツチなどの感
知スイツチを設けて、人や物が挾まれる位置に存
在する場合や挾まつた場合にそれを感知して扉を
移動させて挾まれるのを防止したり抜け出す方法
もあるが、感知スイツチの感知範囲を外れた位置
や状態にある場合には感知できなくなるので万全
の対策とはなり得ない。 この発明はこのような事情に鑑みてなされたも
のであつて、扉の開閉動作中に人や物が扉と扉の
間や扉と戸当りの間に挾まつた場合は扉が所定の
停止位置以外の位置で停止する点に着目し、所定
の停止位置以外の位置で停止した際には、それを
検知して自動扉の駆動装置の駆動を確実に停止さ
せて人の安全や物の破損の防止を図ることを目的
とし、その特徴とするところは、駆動装置に接続
され駆動装置の回転数に比例した周波数のパルス
を出力するパルスエンコーダと、このパルスエン
コーダに接続しこのパルス信号の有無により扉作
動中または扉停止中を判断する移動・停止判断部
と、パルスエンコーダに接続しこのパルス数を計
数積算することにより扉の位置を判断する位置判
断部と、扉の前後に設けた通行体を検知する検知
部からの信号により扉の開閉を判断する開閉判断
部と、前記移動・停止判断部と位置判断部と開閉
判断部からの信号を受けて扉の開閉指令および停
止指令を判断しその指令信号を出力する指令部
と、この指令部からの指令信号に基づいて前記駆
動装置に開閉駆動および駆動停止を行なわせる駆
動出力部とから構成する装置としたところにあ
る。 この発明の実施例について以下図面の記載に基
づいて詳細に説明する。 第1乃至第4図において、出入口Aの両側の戸
当りBの上方近辺に設けた駆動車1と従動車2に
はチエーンやロープなどからなる回動部材3が巻
回されている。この回動部材3には2つの扉4が
連結部材5によつて連結されており、駆動車1と
接続しているモータ等の駆動装置6の開又は閉駆
動によつてこれら2つの扉4は、出入口Aを通行
自在に開放する際には互いに相離れる開方向へ移
動し、出入口Aを閉鎖する際には互いに相接近す
る閉方向へ移動するようになつている。モータ等
の駆動装置6の回転軸(図示せず)にはパルスエ
ンコーダ7が接続されており、更にこのパルスエ
ンコーダ7は駆動装置制御部8と接続されている
ので、パルスエンコーダ7は駆動装置6の回転軸
の回転数に比例した周波数のパルスを出力して駆
動装置制御部8へ送る。駆動装置制御部8は、こ
のパルスエンコーダ7と接続している移動・停止
判断部9と位置判断部10、出入口Aの前後に敷
設した床マツト等からなる検知部11と接続して
いる開閉判断部12、この開閉判断部12と前記
移動・停止判断部9及び位置判断部10と接続す
ると共にタイマ13と警報器14とに接続してい
る指令部15、この指令部15と接続すると共に
駆動装置6と接続している駆動出力部16から構
成されている。 移動・停止判断部9はパルスエンコーダ7から
パルス信号が出ているか否かを判断して指令部1
5に「扉作動中」又は「扉停止中」の信号を送る
ものであるが、扉4が全開又は全閉の所定の停止
位置で停止した場合及びこれ以外の位置で停止し
た場合にも指令部15に「扉停止中」の信号を送
る。位置判断部10はパルスエンコーダ7より出
力されるパルス数を計数積算することにより扉4
の現在位置を判断して、その結果を指令部15に
常時送信するものであるが、この指令部15へ送
る信号は、扉4が「全開位置」、「閉行程途中」、
「全閉位置」、「開行程途中」の4種類である。開
閉判断部12は検知部11が出入口Aに接近しつ
つある通行体を検知している時には指令部15に
「扉開き」の信号を、通行体を検知していない時
には指令部15に「扉閉じ」の信号をそれぞれ送
る。又、指令部15は前記移動・停止判断部9、
位置判断部10及び開閉判断部12からそれぞれ
送られてくる上記各信号を総合判断して駆動出力
部16に「開指令」、「閉指令」及び「停止指令」
の信号を出す。駆動出力部16はこの指令に基づ
いて、駆動装置6を「開駆動」、「閉駆動」及び
「駆動停止」させる。 次に上記構成からなるこの発明の動作について
別表を参照しつつ説明する。 前記から明らかなように、移動・停止判断部9
は2通りの判断をし、位置判断部10は4通りの
判断をし、開閉判断部12は2通りの判断をしそ
れぞれ指令部15へその判断結果を送るが、指令
部15においてはこれらデータに基づいて駆動出
力部16に別表記載のような指令を発する。すな
わち、指令部15における判断は16通りのケース
があり、各ケースにつき駆動出力部16に発する
指令内容が決められている。 この別表において、ケース番号1及び2は、扉
【表】
4が全開位置に達しているのにかかわらず扉作動
中を示すが、このようなケースは起り得ないもの
として何ら指令を発しない。扉4が全開位置にあ
る時は、ケース番号9及び10に示すように、扉停
止中である。同様に、ケース番号5及び6は、扉
4が全閉位置に達しているときは扉移動中の信号
を受けることは起り得ないとして何ら指令を発し
ない。扉4が全閉位置にある時は、ケース番号13
及び14に示すように扉停止中である。 ケース番号3、4、7及び8は従来の自動扉に
おける動作と同様である。 この発明の自動扉の扉4の動作の特徴とすると
ころは、ケース番号11、12及び15、16である。す
なわち、閉行程途中及び開行程途中において扉停
止中となり、扉4の移動が停止した場合である。
開行程途中の扉4の停止は、第2図に示すよう
に、扉4と戸当りBの間に人や物が挾まつた場合
である。 この場合には、開閉判断部12から扉開き又は
扉閉じのいずれの信号が指令部15に送られて
も、指令部15はこれら信号に関係なく、停止指
令を駆動出力部16に発して、駆動装置6が回転
停止をするように駆動出力部16から出力し、扉
4の駆動装置6の駆動を停止させる。と同時に、
タイマ13を作動させ、一定時間経過後に再び指
令部15より開指令を駆動出力部16に発して駆
動装置6を開駆動させる。この再開駆動によつて
も未だ動作・停止判断部9より扉停止中の信号が
指令部15に発せられている場合には、直ちに指
令部15は停止指令を駆動出力部16に発して、
前記と同様に扉4の駆動装置6の駆動を停止さ
せ、同時に、タイマ13を作動させて、一定時間
経過後に再び指令部15より開指令を駆動出力部
16に発して駆動装置6を開駆動させる。このよ
うな動作を扉4と戸当りBの間に挾まつた人や物
が取り除かれて扉4が移動を始めるまで繰り返し
反復して行うように制御してもよく、又、異常状
態を周囲に知らしめて人や物をできるだけ早く取
り除くようにするため、移動・停止判断部9が扉
停止中の信号を発し、且つ、位置判断部10が開
行程途中の信号を発した時には、指令部15が警
報器14に警報指令を発するようにしてもよい。
この警報器14としては、ブザー音を発するもの
や赤ランプを点灯するものなどが有効である。 次に、閉行程途中の扉4の停止は、第3図に示
すように、扉4と扉4の間に人や物が挾まつた場
合である。この場合には、開閉判断部12から扉
開き又は扉閉じのいずれの信号が指令部15に送
られても、指令部15はこれら信号に関係なく、
開指令を駆動出力部16に発して、駆動装置6の
閉駆動を開駆動に切り換えて扉4が開くように制
御する。この閉駆動から開駆動への切り換えは直
ちに行つても、一旦駆動停止させた後開駆動させ
る制御であつてもよい。駆動装置6が開駆動した
後の扉の動作は通常の開閉動作すなわち開動作か
ら全開し、その後閉動作に移る一連の開閉動作に
戻る。又、前記の場合と同様に、移動・停止判断
部9が扉停止中の信号を発し、且つ、位置判断部
10が閉行程途中の信号を発した時には、指令部
15が所定の時間の間だけ警報を発するように警
報器14に警報指令を出してもよい。この所定の
時間はタイマ13によつて計時される。しかし、
前記の場合と異り、駆動装置6が開駆動すること
により扉は通常の開閉動作に戻るので、その必要
性は乏しいが、扉4と扉4の間に物が置き忘れら
れたような場合には、駆動装置6が開駆動と閉駆
動を物が取り除かれるまで繰り返し反復し続ける
ので、警報器14から警報を発するようにする方
がより望ましい。又、扉4と扉4の間にある物又
は人が、床マツト等の検知部11によつても検知
される状態に置かれている時には、開閉判断部1
2から扉開きの信号が発し続けられるのでケース
番号9の状態、すなわち、駆動出力部16からの
駆動停止の出力により扉4は全開位置で停止した
まゝの状態となる。 以上の説明からも明らかなように、この発明の
自動扉の制御方法は、開行程途中において、扉4
と戸当りBの間に物や人が挾まつて扉4の開駆動
が停止したような場合には、扉4の開駆動を一旦
停止させてから再び開駆動を開始させて扉4が開
くように制御するものであるから、モータ等の駆
動装置6に過負荷が掛からないので故障する心配
がなくなり、又、一旦停止しているので扉4と戸
当りBの間に挾まつた人や物をその間に取り除く
こともでき、しかも、一旦停止後再び開駆動を開
始させるので、取り除いた後は通常の扉4の開閉
動作に戻る。さらに又、人や物が取り除かれるま
で一旦停止と開駆動を繰り返し反復するように制
御すれば、最初の一旦停止直後に人や物を取り除
くのを怠つた場合にでも駆動装置6に過負荷が掛
らない利点がある。さらに、扉4が開行程途中で
停止した場合に、警報器14でもつて警報を発す
るようにすれば、異常を早く発見できる利点があ
る。又、閉行程途中において、扉4と扉4の間に
人や物が挾まつて扉4の閉駆動が停止したような
場合には、駆動装置の閉駆動を開駆動に切り換え
て扉が開くように制御するものであるから、前記
と同様に人や物が扉4と扉4の間に挾まれている
時間は瞬間的なものとなるので、極めて安全であ
り、しかも直ちに開駆動するので容易に抜け出す
ことが可能である。又、駆動装置6に過負荷が掛
からないことは前記と同様である。さらに又、警
報器14でもつて警報を発するようにすれば、異
常の発見が早くなり、通常の扉4の開閉駆動に早
く戻ることができる利点がある。 さらに、この発明の自動扉の駆動制御装置は、
従来のように、感知スイツチを使用せず、扉4が
所定の停止位置以外の位置で停止したことでもつ
て扉4と扉4や扉4と戸当りBの間に人や物が挾
まれたのを検出するものであるから確実な検出を
行うことができ、安全性が一層向上する。 尚、以上の説明においては、2つの扉4を開又
は閉駆動させて出入口Aを開閉する例について述
べたが、扉4の数は1つでも又は3つ以上の場合
でもこの発明の技術的範囲に含まれるものであ
る。
中を示すが、このようなケースは起り得ないもの
として何ら指令を発しない。扉4が全開位置にあ
る時は、ケース番号9及び10に示すように、扉停
止中である。同様に、ケース番号5及び6は、扉
4が全閉位置に達しているときは扉移動中の信号
を受けることは起り得ないとして何ら指令を発し
ない。扉4が全閉位置にある時は、ケース番号13
及び14に示すように扉停止中である。 ケース番号3、4、7及び8は従来の自動扉に
おける動作と同様である。 この発明の自動扉の扉4の動作の特徴とすると
ころは、ケース番号11、12及び15、16である。す
なわち、閉行程途中及び開行程途中において扉停
止中となり、扉4の移動が停止した場合である。
開行程途中の扉4の停止は、第2図に示すよう
に、扉4と戸当りBの間に人や物が挾まつた場合
である。 この場合には、開閉判断部12から扉開き又は
扉閉じのいずれの信号が指令部15に送られて
も、指令部15はこれら信号に関係なく、停止指
令を駆動出力部16に発して、駆動装置6が回転
停止をするように駆動出力部16から出力し、扉
4の駆動装置6の駆動を停止させる。と同時に、
タイマ13を作動させ、一定時間経過後に再び指
令部15より開指令を駆動出力部16に発して駆
動装置6を開駆動させる。この再開駆動によつて
も未だ動作・停止判断部9より扉停止中の信号が
指令部15に発せられている場合には、直ちに指
令部15は停止指令を駆動出力部16に発して、
前記と同様に扉4の駆動装置6の駆動を停止さ
せ、同時に、タイマ13を作動させて、一定時間
経過後に再び指令部15より開指令を駆動出力部
16に発して駆動装置6を開駆動させる。このよ
うな動作を扉4と戸当りBの間に挾まつた人や物
が取り除かれて扉4が移動を始めるまで繰り返し
反復して行うように制御してもよく、又、異常状
態を周囲に知らしめて人や物をできるだけ早く取
り除くようにするため、移動・停止判断部9が扉
停止中の信号を発し、且つ、位置判断部10が開
行程途中の信号を発した時には、指令部15が警
報器14に警報指令を発するようにしてもよい。
この警報器14としては、ブザー音を発するもの
や赤ランプを点灯するものなどが有効である。 次に、閉行程途中の扉4の停止は、第3図に示
すように、扉4と扉4の間に人や物が挾まつた場
合である。この場合には、開閉判断部12から扉
開き又は扉閉じのいずれの信号が指令部15に送
られても、指令部15はこれら信号に関係なく、
開指令を駆動出力部16に発して、駆動装置6の
閉駆動を開駆動に切り換えて扉4が開くように制
御する。この閉駆動から開駆動への切り換えは直
ちに行つても、一旦駆動停止させた後開駆動させ
る制御であつてもよい。駆動装置6が開駆動した
後の扉の動作は通常の開閉動作すなわち開動作か
ら全開し、その後閉動作に移る一連の開閉動作に
戻る。又、前記の場合と同様に、移動・停止判断
部9が扉停止中の信号を発し、且つ、位置判断部
10が閉行程途中の信号を発した時には、指令部
15が所定の時間の間だけ警報を発するように警
報器14に警報指令を出してもよい。この所定の
時間はタイマ13によつて計時される。しかし、
前記の場合と異り、駆動装置6が開駆動すること
により扉は通常の開閉動作に戻るので、その必要
性は乏しいが、扉4と扉4の間に物が置き忘れら
れたような場合には、駆動装置6が開駆動と閉駆
動を物が取り除かれるまで繰り返し反復し続ける
ので、警報器14から警報を発するようにする方
がより望ましい。又、扉4と扉4の間にある物又
は人が、床マツト等の検知部11によつても検知
される状態に置かれている時には、開閉判断部1
2から扉開きの信号が発し続けられるのでケース
番号9の状態、すなわち、駆動出力部16からの
駆動停止の出力により扉4は全開位置で停止した
まゝの状態となる。 以上の説明からも明らかなように、この発明の
自動扉の制御方法は、開行程途中において、扉4
と戸当りBの間に物や人が挾まつて扉4の開駆動
が停止したような場合には、扉4の開駆動を一旦
停止させてから再び開駆動を開始させて扉4が開
くように制御するものであるから、モータ等の駆
動装置6に過負荷が掛からないので故障する心配
がなくなり、又、一旦停止しているので扉4と戸
当りBの間に挾まつた人や物をその間に取り除く
こともでき、しかも、一旦停止後再び開駆動を開
始させるので、取り除いた後は通常の扉4の開閉
動作に戻る。さらに又、人や物が取り除かれるま
で一旦停止と開駆動を繰り返し反復するように制
御すれば、最初の一旦停止直後に人や物を取り除
くのを怠つた場合にでも駆動装置6に過負荷が掛
らない利点がある。さらに、扉4が開行程途中で
停止した場合に、警報器14でもつて警報を発す
るようにすれば、異常を早く発見できる利点があ
る。又、閉行程途中において、扉4と扉4の間に
人や物が挾まつて扉4の閉駆動が停止したような
場合には、駆動装置の閉駆動を開駆動に切り換え
て扉が開くように制御するものであるから、前記
と同様に人や物が扉4と扉4の間に挾まれている
時間は瞬間的なものとなるので、極めて安全であ
り、しかも直ちに開駆動するので容易に抜け出す
ことが可能である。又、駆動装置6に過負荷が掛
からないことは前記と同様である。さらに又、警
報器14でもつて警報を発するようにすれば、異
常の発見が早くなり、通常の扉4の開閉駆動に早
く戻ることができる利点がある。 さらに、この発明の自動扉の駆動制御装置は、
従来のように、感知スイツチを使用せず、扉4が
所定の停止位置以外の位置で停止したことでもつ
て扉4と扉4や扉4と戸当りBの間に人や物が挾
まれたのを検出するものであるから確実な検出を
行うことができ、安全性が一層向上する。 尚、以上の説明においては、2つの扉4を開又
は閉駆動させて出入口Aを開閉する例について述
べたが、扉4の数は1つでも又は3つ以上の場合
でもこの発明の技術的範囲に含まれるものであ
る。
第1図乃至第3図はこの発明を使用した自動扉
の実施例を示し、第1図は通常状態で開閉移動す
る自動扉の説明図、第2図は開行程途中に扉が物
に当つて停止した状態の自動扉の説明図、第3図
は閉行程途中に扉と扉の間に人が挾まつて停止し
た状態の説明図、第4図は制御機構のブロツク図
を示す。 1……駆動車、2……従動車、3……連結部
材、4……扉、6……駆動装置、7……パルスエ
ンコーダ、9……移動・停止判断部、10……位
置判断部、11……検知部、12……開閉判断
部、15……指令部、16……駆動出力部、A…
…出入口。
の実施例を示し、第1図は通常状態で開閉移動す
る自動扉の説明図、第2図は開行程途中に扉が物
に当つて停止した状態の自動扉の説明図、第3図
は閉行程途中に扉と扉の間に人が挾まつて停止し
た状態の説明図、第4図は制御機構のブロツク図
を示す。 1……駆動車、2……従動車、3……連結部
材、4……扉、6……駆動装置、7……パルスエ
ンコーダ、9……移動・停止判断部、10……位
置判断部、11……検知部、12……開閉判断
部、15……指令部、16……駆動出力部、A…
…出入口。
Claims (1)
- 1 出入口の上方に設けた駆動車と従動車間に連
結部材を巻回し、この連結部材に出入口の扉を連
結し、前記駆動車に駆動装置を接続してこの駆動
装置の駆動により扉を開閉する自動扉において、
前記駆動装置に接続され駆動装置の回転数に比例
した周波数のパルスを出力するパルスエンコーダ
と、このパルスエンコーダに接続しこのパルス信
号の有無により扉作動中または扉停止中を判断す
る移動・停止判断部と、パルスエンコーダに接続
しこのパルス数を計数積算することにより扉の位
置を判断する位置判断部と、扉の前後に設けた通
行体を検知する検知部からの信号により扉の開閉
を判断する開閉判断部と、前記移動・停止判断部
と位置判断部と開閉判断部からの信号を受けて扉
の開閉指令および停止指令を判断しその指令信号
を出力する指令部と、この指令部からの指令信号
に基づいて前記駆動装置に開閉駆動および駆動停
止を行わせる駆動出力部とからなり、前記指令部
が移動・停止判断部からの扉停止中の信号と位置
判断部からの開行程途中の信号を受けた時には駆
動装置を停止し、移動・停止判断部からの扉停止
中の信号と位置判断部からの閉行程中の信号を受
けた時には駆動装置を開駆動することを特徴とす
る自動扉の駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57071935A JPS58189472A (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 自動扉の駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57071935A JPS58189472A (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 自動扉の駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58189472A JPS58189472A (ja) | 1983-11-05 |
JPH0235824B2 true JPH0235824B2 (ja) | 1990-08-14 |
Family
ID=13474861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57071935A Granted JPS58189472A (ja) | 1982-04-28 | 1982-04-28 | 自動扉の駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58189472A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110773A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-18 | Daihatsu Diesel Kk | オ−トドアのベルト等異常検知装置 |
JP2845427B2 (ja) * | 1986-10-09 | 1999-01-13 | 自動車電機工業 株式会社 | 窓ガラス開閉装置 |
JPH0819811B2 (ja) * | 1990-11-30 | 1996-02-28 | 株式会社ナブコ | 自動ドア制御装置 |
JP2823538B2 (ja) * | 1995-11-27 | 1998-11-11 | 自動車電機工業株式会社 | 窓ガラス開閉装置 |
JP2823541B2 (ja) * | 1995-12-26 | 1998-11-11 | 自動車電機工業株式会社 | 窓ガラス開閉装置 |
JP2823540B2 (ja) * | 1995-12-26 | 1998-11-11 | 自動車電機工業株式会社 | 窓ガラス開閉装置 |
JP4804889B2 (ja) * | 2005-11-21 | 2011-11-02 | 日本自動ドア株式会社 | ドア装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5310388A (en) * | 1976-04-19 | 1978-01-30 | Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd | Preparation of catalyst |
-
1982
- 1982-04-28 JP JP57071935A patent/JPS58189472A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5310388A (en) * | 1976-04-19 | 1978-01-30 | Kyowa Gas Chem Ind Co Ltd | Preparation of catalyst |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58189472A (ja) | 1983-11-05 |
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