JPH0327699Y2 - - Google Patents

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JPH0327699Y2
JPH0327699Y2 JP1985164953U JP16495385U JPH0327699Y2 JP H0327699 Y2 JPH0327699 Y2 JP H0327699Y2 JP 1985164953 U JP1985164953 U JP 1985164953U JP 16495385 U JP16495385 U JP 16495385U JP H0327699 Y2 JPH0327699 Y2 JP H0327699Y2
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JP
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piston
main
cylinder
main piston
rod
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JP1985164953U
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプレス機械に使用する上型クランパに
関するものである。
(従来の技術) クランプロツドを使用してスライドと上型を連
結固定するクランパにおいて、従来はクランプロ
ツドのクランプ動作とアンクランプ状態とするス
イング動作を、それぞれ別個に設けた油圧回路で
作動させていた。上型クランパは、取付位置を考
慮すると不要に大きくすることはできず、可能な
限り小さくすることが望まれる。
そこで、一つの油圧回路でクランプロツドのア
ンクランプおよびアンクランプ後のスイング動作
を行い、クランプおよびクランプ位置への復帰を
バネの弾力で行うクランプ装置が実開昭54−
142352号で提案されたことがある。
上記考案は、油圧によつてクランプ解除とクラ
ンプロツドのスイング動作を行つているが、クラ
ンプ解除のために供給した油圧の一部がスイング
動作を行う機構にも供給されてしまい、二つの動
作のタイミングが明確に区別されていない。従つ
てクランプ解除が確実に終らないうちにスイング
動作が開始することがあり、動作の切り換えが不
確実であつて信頼性を欠くきらいがあつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとする課題は、アンクラン
プされているクランプロツドのクランプ位置への
復帰とクランプ動作とを一つの油圧回路で行い、
クランプロツドのクランプ位置への復帰が完全に
行われた後でないとクランプ動作へ切り換わらな
いようにしたものであつて、各動作の信頼度が高
いクランプ装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本考案における課題を解決するための手段は、
クランパ本体の主シリンダ内に収容し上方からア
ンクランプ用バネで付勢されるメインピストン、
上記主シリンダの底壁から突出させた上記メイン
ピストンのピストンロツド、該ピストンロツドの
下端に連結軸により回動自在に軸着したクランプ
ロツド、上記主シリンダの底壁と上記メインピス
トンの下面との間に形成した油圧室、上記メイン
ピストンの下面に形成したテーパ面、上記主シリ
ンダの底壁に上記油圧室と連通しかつ上記メイン
ピストンの上記テーパ面によつて閉塞されるリン
グ油室、上記ピストンロツドと上記クランプロツ
ドを連結した連結軸の左右方向の一方に位置し当
該ピストンロツドの下面に設けられ上記リング油
室と連通させた第2のシリンダ、該第2のシリン
ダに収容し突出部の先端が上記クランプロツドに
接合された復帰用ピストン、ならびに上記連結軸
の他方に位置し上記ピストンロツドと上記クラン
プロツドとの間に装着したスイング用バネとを具
備し、上記リング油室に油圧供給口からの供給路
を接続すると共に、上記リング油室が上記メイン
ピストンのテーパ面によつて閉塞されている時の
上記メインピストンを押し上げる力は当該メイン
ピストンを押し下げるアンクランプ用バネの力よ
りも弱く設定されていることを特徴としている。
(作用) 給油口12から油を除去して油圧室10の油圧
を下げると、メインピストン5はアンクランプ用
バネ11の力によつて下降し、ピストン下面のテ
ーパ面5aがシリンダ底壁2aのシール面2cと
接合する。これと同時に第2のシリンダ16の圧
力も下がり復帰用ピストン14の押圧力よりもス
イング用バネ15の力が強くなつてクランプロツ
ド8は連結軸9を中心に第1図で時計方向に回動
しアンクランプする。
又、給油口12から油を供給して油圧を作動
し、リング油室10aが高圧となると、油は油通
路17を経て復帰用ピストン14を動作し、クラ
ンプロツド8を連結軸9を中心に反時計方向に回
転してクランプ位置に戻す。さらに油圧が高まる
とメインピストン5を押圧していたアンクランプ
用バネ11の力に抗して油圧室10は高圧とな
り、メインピストン5が上昇してクランプロツド
8は上型をクランプする。
(実施例) 第1図は全体を組み立てた縦断面図、第2図は
一部縦断面図である。
クランパ本体1は主シリンダ2と該主シリンダ
2の下面に下端ならびに一側部を開放した筒体3
が設けられており、プレススライド4に当該筒体
3が固着されている。
上記主シリンダ2内にはメインピストン5が収
容されており、該メインピストン5のピストンロ
ツド6が当該主シリンダ2のシリンダ底壁2aか
ら下方に向つて突出している。又、上記ピストン
ロツド6は上記シリンダ底壁2aから突出した部
分からは軸径が大径に形成されると共に、下端部
は二又状の軸受部7が形成されている。そして上
記軸受部7にクランプロツド8が連結軸9により
回動自在に取り付けられている。
上記シリンダ底壁2aと上記メインピストン5
の下面との間に形成された室が油圧室10とな
り、又、上記メインピストン5の上面と上記主シ
リンダ2の蓋板2aとの間にアンクランプ用バネ
11が装着されている。従つて、上記アンクラン
プ用バネ11によつてメインピストン5は、クラ
ンプロツド8を伴つて常に下方に向つて付勢され
ているが、油圧室10にアンクランプ用バネ11
の力以上の油圧を供給するとメインピストン5が
アンクランプ用バネ11の力に抗して上昇しクラ
ンプロツド8を上昇させる。
また、上記メインピストン5の下面角部にはテ
ーパ面5aが形成されており、当該テーパ面5a
が当接する上記シリンダ底壁2aのシール面2c
は上記油圧室10と連通させて形成したリング油
室10aの開口縁に設けられている。そして上記
油圧室10に油を供給する給油口12が上記主シ
リンダ2の側壁に設けられ、当該給油口12から
延びる供給路13は上記リング油室10aに通じ
ている。なお、上記リング油室10aが上記メイ
ンピストンのテーパ面によつて閉塞されている時
の上記メインピストン5を押し上げる力は当該メ
インピストン5を押し下げるアンクランプ用バネ
11の力よりも弱く設定されている。
さらに又、上記ピストンロツド6の下面には、
上記軸受部7の内側に位置し、かつ前記連結軸9
の左右位置で上記クランプロツド8の回動方向の
一方に、当該クランプロツド8と当接する復帰用
ピストン14が設けられ、上記連結軸9を挟んだ
他方に、当該クランプロツド8と係合するスイン
グ用バネ15が設けられている。そして上記復帰
用ピストン14が収容されている第2のシリンダ
16は上記ピストンロツド6の軸内に設けた油通
路17を経由して上記リング油室10aに連通し
ている。
この他、上記クランパ本体1にはクランプ検出
用のリミツトスイツチ20が設けられていて、上
記クランプロツド8に設けた触子21が上記リミ
ツトスイツチ20と接触したときにクランプ完了
を検出できるようになつている。
実施例は上記の構成であり、クランプロツド8
をアンクランプするために給油口12から油を除
去して油圧室10の油圧を下げると、メインピス
トン5はアンクランプ用バネ11により下降し、
メインピストン5の下部に形成されたテーパ面5
aとシリンダ底壁2aのシール面2cが接合す
る。これと同時に第2のシリンダ16の圧力も下
がり、復帰用ピストン14の押圧力よりもスイン
グ用バネ15が強くなつてクランプロツド8は連
結軸9を中心に第1図において時計方向に回動す
る。
次に、給油口12から油を供給して油圧が作動
し、リング油室10aが高圧になると、油は油通
路17を経て第2のシリンダ16に達し、復帰用
ピストン14を上記スイング用バネ15に抗して
押し出してクランプロツド8を前記とは逆に連結
軸9を中心に反時計方向に回動しクランプ可能な
姿勢に戻す。この時、上記メインピストン5に作
用する力はシール面2cで閉塞されたリング油室
10aの面積のみの力であり、この力はメインピ
ストン5を押えるアンクランプ用バネ11の力よ
りも弱く設定されている。
そしてさらにリング油室10aの油圧が上昇し
てメインピストレン5をアンクランプ用バネ11
に抗して押し上げると、リング油室10を介して
油圧室10に油圧が供給され、以後は油圧室10
の油圧力によりメインピストン5を押し上げ、該
メインピストン5の上昇に伴つてクランプロツド
8が上型をクランプする。
(考案の効果) 本考案は、クランパ本体の主シリンダ内に収容
したメインピストンのピストンロツドを主シリン
ダの下方から突出し、該ピストンロツド下端にク
ランプロツドを回動自在に軸着し、該クランプロ
ツドのクランプ動作は上記メインピストンに加え
る油圧で行い、クランプロツドのアンクランプ動
作はバネでの力で行い、さらにクランプロツドの
クランプ復帰は復帰用ピストンを用いるもので、
上記主シリンダ底壁と上記メインピストンとの間
を油圧室に形成し、該メインピストンの油の受圧
面積を変えることで当該メインピストンの作動油
圧を変更することができ、クランプロツドのクラ
ンプ位置への復帰が完全に行われた後にクランプ
動作へ切り換えられるので切換動作が確実であり
信頼性に富むことの他、1つの油圧回路でクラン
プロツドの復帰およびクランプ動作を行わせるこ
とができるのでクランパには給油配管が1本でよ
いことの効果がある。
又、本考案の油圧回路は、クランプロツドのク
ランプ位置への復帰が完全に行わした後でないと
クランプ動作へ切り換わらないようにしたもので
るから、各動作の信頼度が高いクランプ装置が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体を組立てた縦断面図、第2図は一
部縦断の正面図である。 1……クランパ本体、2……主シリンダ、2a
……シリンダ底壁、2b……蓋板、2c……シー
ル面、3……筒体、4……プレススライド、5…
…メインピストン、5a……テーパ面、6……ピ
ストンロツド、7……軸受部、8……クランプロ
ツド、9……連結軸、10……油圧室、10a…
…リング油室、11……アンクランプ用バネ、1
2……給油口、13……供給路、14……復帰用
ピストン、15……スイング用バネ、16……第
2のシリンダ、17……油通路、20……リミツ
トスイツチ、21……触子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランパ本体の主シリンダ内に収容し上方から
    アンクランプ用バネで付勢されるメインピスト
    ン、上記主シリンダの底壁から突出させた上記メ
    インピストンのピストンロツド、該ピストンロツ
    ドの下端に連結軸により回動自在に軸着したクラ
    ンプロツド、上記主シリンダの底壁と上記メイン
    ピストンの下面との間に形成した油圧室、上記メ
    インピストンの下面に形成したテーパ面、上記主
    シリンダの底壁に上記油圧室と連通しかつ上記メ
    インピストンの上記テーパ面によつて閉塞される
    リング油室、上記ピストンロツドと上記クランプ
    ロツドを連結した連結軸の左右方向の一方に位置
    し当該ピストンロツドの下面に設けられ上記リン
    グ油室と連通させた第2のシリンダ、該第2のシ
    リンダに収容し突出部の先端が上記クランプロツ
    ドに接合された復帰用ピストン、ならびに上記連
    結軸の他方に位置し上記ピストンロツドと上記ク
    ランプロツドとの間に装着したスイング用バネと
    を具備し、上記リング油室に油圧供給口からの供
    給路を接続すると共に、上記リング油室が上記メ
    インピストンのテーパ面によつて閉塞されている
    時の上記メインピストンを押し上げる力は当該メ
    インピストンを押し下げるアンクランプ用バネの
    力よりも弱く設定されていることを特徴とするプ
    レスの上型クランパ。
JP1985164953U 1985-10-26 1985-10-26 Expired JPH0327699Y2 (ja)

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JP1985164953U JPH0327699Y2 (ja) 1985-10-26 1985-10-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985164953U JPH0327699Y2 (ja) 1985-10-26 1985-10-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6272730U JPS6272730U (ja) 1987-05-09
JPH0327699Y2 true JPH0327699Y2 (ja) 1991-06-14

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ID=31094540

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438144U (ja) * 1977-08-22 1979-03-13
JPS628899Y2 (ja) * 1978-03-28 1987-03-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6272730U (ja) 1987-05-09

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