JPH0327611A - 表面波共振子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表面波共振子、特に表面実装に対応可能な表面
波共振子に関するものである．〔従来の技術〕 従来、表面実装に対応可能な表面波共振子として、第６
図に示すように、平板状のベース５０上に予め引出電極
５１を形成しておき、このベース５０上に表面波素子５
２を接着固定し、表面波素子５２の電極５３トヘース５
０の引出電極５１とをワイヤボンディングにて接続する
とともに、ベース５０の表面に表面波素子５２を覆う箱
型のキャップ５４を接着固定することにより、表面波素
子５２の周囲を密封したものがある．この場合には、ベ
ース５０の裏面に引出１ｉ極５１を引き出すことにより
、表面実装に対応できる． 〔発明が解決しようとする課Ｂ］ ところが、上記表面波共振子の場合には、キャップ５４
をベース５０上の引出電極５ｌにも接着しなければなら
ないため、絶縁体であるキャップ５４と金属膜からなる
引出電極５ｌとの接着性が悪く、気密封止が困難である
という問題がある．また、ベース５０およびキャップ５
４が共に絶縁体であるため、外部のノイズ等に対してシ
ールド効果がないという問題もあった． そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消した表面
実装可能な表面波共振子を提供することにある． 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明は、表面波素子がベー
ス上に固定され、表面波素子の電極とベース上の引出電
極とが電気的に接続されるとともに、ヘース上に表面波
素子を覆うキャップが封着される表面波共振子において
、上記ベースを誘電体で構成するとともに、キャップを
金属材料で構成し、表面波素子の電極と接続されたベー
スの少なくとも１個の引出電極をコンデンサ電極とし、
ベース下面の上記コンデンサ電極と対向する部位にコン
デンサ電極を形成する一方、ベース上面の表面波素子固
定部およびコンデンサ電極を取り囲むごとく環状の導１
ｄｌを形成し、該ｉ電膜にキャップの開口部を導電性接
合材によって接合したものである． 〔作用〕 即ち、誘電体よりなるベース上面に表面波素子を取り囲
む環状の導１ｔＭを形成し、この導電股上に金属キャッ
プを半田付け等にて接続すると、キャップと導電膜とが
共に金属よりなるため、キャップ内部が確実に気密封止
される．そして、金属キャップと接続された導１ｔＰ！
４を外部へ引き出してアースと接続すれば、簡単にシー
ルド構造となし得る．また、ベース上面の表面波素子と
接続された少なくとも１個の引出電極をコンデンサ電極
とし、このコンデンサ電極と対向するベース下面にもコ
ンデンサ電極を設けることにより、表面波素子を静電容
量を介して外部に交流的に接続でき、キャップと導通す
るおそれがない．これにより、コンデンサ内蔵型の表面
波共振子を得ることができ、本表面波共振子を発振回路
に適用した場合、外付けのＤＣカット用コンデンサが不
要となり、回路を簡素化できる． 〔実施例〕 第１図〜第５図は本発明の一例である２ポート型の表面
波共振子を示す．この表面波共振子は、ベース１と、表
面波素子１０と、キャップ２０とで構成されている． ベース１は例えばアルミナセラミック等の所望の誘電率
を有する平板で構戒されており、その上面対称位置には
２個の方形のコンデンサ電極２．３がスパッタリング，
蒸着等にて形成されている．また、これらコンデンサ電
極２．３を取り囲むように環状の導電膜４が同様の方法
で形成され、この導電Ｍ４から″内側に接続部４ａが突
設されている．上記導電膜４は、ベースｌの１つの隅部
の外周面と下面に形成されたアース用端子電極５と導通
している．また、上記アース用端子電極５と隣合うベー
ス１の２つの隅部の外周面と下面には、人．出力用端子
電極６．７が形成されており、これら電極６，７と導通
した方形のコンデンサ電極８，９がベース１下面の上記
コンデンサ電極２．３と対向した位置に形成されている
．そのため、コンデンサ電極２，８および３，９間には
静電容量Ｃ，，Ｃｔ（第４図参照）が構成される．表面
波素子１０は公知の２ポート型ＳＡＷ素子であり、第３
図に示すように、ニオブ酸リチウム単結晶等の圧電基板
１ｌの上面両端部に電極パッド１２，ｌ３が形成され、
これら電極パッド１２．　１３は引回し電極１２ａ，１
３ａを介して同方向へ突出した櫛歯電極ｉ２ｂ，　ｔａ
ｂと接続されている．また、圧電基Ｆｉ．１１の中央部
には別の電極パッドｌ４が形成され、この電極パッド１
４は上記櫛歯電極１２ｂ，　１３ｂと対向方向へ突出し
た櫛歯電極１４ａと接続されている．なお、ｌ５はリフ
レクタである．上記表面波素子１０は、その電極形底面
を上に向けてベースｌの中央部上面にグイボンドされて
いる．そして、表面波素子１０の電極バッド１２．　１
３はそれぞれボンディングワイヤ１６．　１７によって
ベース１のコンデンサ電極２．３と接続され、他の電極
パッドｌ４もボンディングワイヤｌ８によって接続部４
ａと接続されている．キャップ２０は金属板を深絞り加
工等にて一面が開口した箱型に成形したものであり、そ
の開口部が上記ベースｌの環状の導電膜４上に導電性接
合材の一例である半田２１によって接続固定され、キャ
ップ２０内部が密封されている．特に、導ｔ膜４もキャ
ップ２０も共に金属で構成されているので、半田２ｌに
よって容易にかつ確実に気密封止できる．なお、半田２
１に代えて導電ペースト等のＲｉｔ性接着剤も使用でき
、導電膜４とキャップ２ｏとを電気的に接続し、かつ機
械的に固定し得るものであればよい．上記導１ｔ＃４は
アース用端子電極５と接続されているので、金属キャッ
プ２０もアースされ、′＠磁シールドされる．したがっ
て、キャップ２０内部に収容された表面波素子１０には
、外部ノイズによる影響が少なくなり、信頼性が向上す
る．なお、表面波素子ＩＯの電極パッド１４は導ｉ膜４
と導通する接続部４ａとボンディングヮイヤｌ８によっ
て接続されているので、電極パッドｌ４もアースされる
．上記のように構成することにより、第５図に示される
ような等価回路を有するコンデンサ内蔵型表面波共振子
が得られる． なお、上記実施例では２ボート型の表面波共振子につい
て説明したが、１ボート型の表面波共振子にも適用でき
る．したがって、ベースに設けられるコンデンサ電極も
、２対に限らず、１対でもよい．また、表面波共振子１
０のアース用の電極パッド１４をベースｌの環状のｉＩ
［ｗ１４と接続したが、これは本発明において必須では
ない． 〔発明の効果〕 以上の説明で明らかなように、本発明によればベース上
面に形成した環状の導ｉ膜上に金属キャップを導電性接
合材にて接合したので、キャップ内部を確実に気密封止
できるとともに、簡単にシールド構造となし得る。また
、ベース上下面にコンデンサ電極を設けることにより、
表面波素子を静電容量を介して外部に交流的に接続でき
、小型のコンデンサ内蔵型表面波共振子を得ることがで
きる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる表面波共振子の一例の分解斜視
図、第２図はベースの下面側の斜視図、第３図は表面波
素子の斜視図、第４図は第１の■一■線断面図、第５図
は等価回路図、第６図は従来例の分解斜視図である． ｌ・・・ベース、２，３，８．９・・・コンデン＋ｔ極
、４・・・導電膜、１０・・・表面波素子、１６〜１Ｂ
・・・ボンディングワイヤ、２０・・・キャップ、２１
・・・導電性接合材．第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　表面波素子がベース上に固定され、表面波素子の電極
   とベース上の引出電極とが電気的に接続されるとともに
   、ベース上に表面波素子を覆うキャップが封着される表
   面波共振子において、 上記ベースを誘電体で構成するとともに、キャップを金
   属材料で構成し、表面波素子の電極と接続されたベース
   の少なくとも１個の引出電極をコンデンサ電極とし、ベ
   ース下面の上記コンデンサ電極と対向する部位にコンデ
   ンサ電極を形成する一方、ベース上面の表面波素子固定
   部およびコンデンサ電極を取り囲むごとく環状の導電膜
   を形成し、該扉電膜にキャップの開口部を導電性接合材
   によって接合したことを特徴とする表面波共振子。