JPH03275231A - プレス機における搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プレス機における搬送装置に関するものであ
る。

従来の技術 従来、例えばトランスファプレス機においては、ブラン
ク材をプレス工程に沿って搬送する搬送装置（トランス
ファ装置ともいう）が設けられている。この搬送装置は
、第５図に示すように、プレス機本体５１の両側部に配
置された左右一対の昇降バー５２と、これら各昇降バー
５．２上にそれぞれキャリッジ５３を介してブランク材
の搬送方向で往復移動自在に支持された搬送部材５４と
、これら左右一対の搬送部材５４間にかつ所定間隔置き
に複数個取り付けられたブランク材の保持具５５と、上
記キャリッジ５３をブランク材の搬送方向で往復移動さ
せる移動装置５６と、上記昇降バー５２をブランク材の
プレス位置と搬送位置との間で昇降させる昇降装置５７
とから構成されている。そして、この昇降装置５７は、
搬送経路に沿って所定間隔置きに複数本配置された昇降
軸体５８と、これら各昇降軸体５８をラック・ピニオン
機構５９を介して同調して昇降させるシリンダー装置（
例えば、油圧シリンダー）６０とから構成されていた。

そして、さらに上記昇降軸体５８については、金型が載
置されたボルスタ−台車６１の引き出し時に邪魔になら
ないように、ボルスタ−台車６１に対応する箇所には配
置されていなかった。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の構成によると、ボルスタ−台車６１
の引き出し部分については、昇降バー５２を支持する昇
降軸体５８が配置されていないため、昇降バー５２が撓
んだり、振動が生じたりし、したがってブランク材の保
持位置が狂い、正確な搬送ができないという問題があっ
た。

なお、昇降バー５２自体の剛性を増すことも考えられる
が、可動部分の重量が増すため問題がある。

そこで、本発明は上記課題を解消し得るプレス機におけ
る搬送装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明のプレス機における搬
送装置は、プレス機本体の両側部に左右一対の支持バー
を昇降可能に配置するとともに、この支持バーを所定高
さでもって昇降させる昇降装置を設け、これら両支持バ
ーに複数個の昇降体を昇降伝達装置を介して昇降可能に
設けるとともに、プレス機本体側に上記昇降伝達装置を
駆動させる昇降駆動装置を設け、上記各昇降体にブラン
ク材の保持具を有するフィードバーを搬送方向で移動自
在に支持し、さらに上記昇降伝達装置を、各昇降体に取
り付けられた昇降ラック軸体と、上記支持バーにブラン
ク材の搬送方向で移動可能に支持された移動ラック軸体
と、これら両ラック軸体のラック歯に噛み合う歯部を有
するピニオン体とから構成し、上記昇降駆動装置を、回
転駆動装置により回転駆動される鉛直方向の回転軸体と
、上記支持バー側に支持されるとともに上記回転軸体の
スプライン歯に昇降自在に外嵌され、かつ上記移動ラッ
ク軸体のラック歯に噛み合わされた駆動用ピニオンとか
ら構成したものである。

作用 上記構成によると、ブランク材搬送用のフィードバーは
支持バーにより支持されるとともに、この支持バーは昇
降装置により昇降自在にされており、したがって昇降装
置により支持バーを介してフィードバーを金型上面より
上方位置に上昇させることにより、金型をプレス機本体
の側方に引き出すことができる。この時、フィードバー
側に配置された昇降伝達装置とプレス機本体側に配置さ
れた昇降駆動装置とは、スプライン軸体およびこれに外
嵌する駆動用ピニオンによりその連結状態が維持された
ままである。

実施例 ５− 以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図に基づき説明
する。

第１図において、１はプレス機本体で、その両側部には
剛性が大きい左右一対の支持バー２が昇降可能に配置さ
れ、またプレス機本体１のアップライト３に対応する前
後位置には両支持バー２を上下方向で昇降させるシリン
ダー装置（昇降装置の一例で、例えば油圧シリンダーが
使用されている）４が配置されている。そして、この支
持バー２の複数適所には、昇降体５が昇降伝達装置６を
介して昇降可能に設けられ、またこれら各昇降体５には
、ブランク材の保持具（例えば、クロスバ−８およびこ
のクロスバー８に取り付けられた吸着カップなどからな
る）７を有するフィードバー９がガイド用のカムフォロ
ワ１ｏを介してブランク材の搬送方向（以下、前後方向
という）で移動自在に支持されている。なお、フィード
バー９の下部フランジ部９　ａが上下のカムフォロワ１
ｏによって挟持案内されている。さらに、プレス機本体
１側には、上記昇降伝達装置６を駆動させる昇６− 降駆動装置１１が設けられている。以下、上記昇降伝達
装置６および昇降駆動装置１１について詳細に説明する
。昇降伝達装置６は、第１図〜第３図に示すように、支
持バー２の複数適所に取り付けられたケーシング１２と
、これら各ケーシング１２を上下方向で昇降可能に挿通
されるとともにその上端部が上記昇降体５に連結された
昇降ラック軸体１３と、上記各ケーシング１２内を水平
方向で挿通されるとともに各支持バー２に沿って前後方
向で移動可能に支持された移動ラック軸体１４と、上記
ケーシング１２内に支持軸体１５を介して回転自在に支
持されるとともに外周部に上記各ラック軸体１３．１４
の中間部に形成されたラック歯１３ａ、１４ａに噛み合
う歯部１８ａ＋　　１６ｂを有するピニオン体１６とか
ら構成されている。また、昇降駆動装置１１は、第４図
に示すように、支持バー２の端部に配置された歯車箱２
１と、この歯車箱２１に下部が回転自在に支持されると
ともに上部にスプライン歯２２ａが形成された鉛直方向
のスプライン軸体（回転軸体）２２と、このスプライン
歯２２ａに昇降自在に外嵌されて外周部に上記移動ラッ
ク軸体１４の端部に形成されたラック歯１４ｂに噛み合
う歯部２３ａを有するとともに支持バー２側の保持箱２
４に保持された駆動用ピニオン２３と、プレス機本体１
側に配置されるとともに上記スプライン軸体２２を一対
のかさ歯車２５．２６を介して回転駆動させる電動機（
回転駆動装置）２７とから構成されている。

したがって、電動機２７が駆動されると、スプライン軸
体２２が回転して駆動用ピニオン２３が回転され、移動
ラック軸体１４が前後方向で移動される。この移動ラッ
ク軸体１４が前後方向で移動すると、ピニオン体１６が
回転し、昇降ラック軸体１３が昇降され、このため昇降
体５を介してフィードバー９すなわち保持具７が昇降さ
れることになる。また、フィードバー９の端部は、フィ
ードバー９を前後方向で移動させる移動装置（図示せず
）に連結されている。したがって、この移動装置および
上記昇降駆動装置１１によってブランク材の搬送を行う
ことができる。なお、上記支持バー２の昇降動作は、ブ
ランク材の搬送動作可能位置と、金型の引き出し動作に
邪魔にならない金型取出し位置との間で行われるように
されている。

上記構成において、金型を交換する場合、シリンダー装
置４により支持バー２を金型上面より上方の金型取出し
位置まで上昇させ、そしてボルスタ−台車３１を引き出
せばよい。この時、支持バー２側に配置されている昇降
伝達装置６と、プレス機本体１側に配置されている昇降
駆動装置１１との駆動連結用の駆動用ピニオン２３は、
スプライン軸体２２のプライン歯２２ａに外嵌されてい
るため、支持バー２の上昇動作においても連結状態が維
持されている。また、フィードバー９と移動装置との連
結も、フィードバー９が上昇した場合でも離れないよう
にされている。すなわち、移動装置側のキャリッジはプ
レス機本体１側に前後方向で移動自在に配置されており
、このキャリッジの先端部には上下方向の係合溝が形成
されるとともにフィードバー９側にはこの係合溝に係合
される係合ピンが設けられている。勿論、この係合９− 溝の長さすなわち高さは支持バー２の昇降動作範囲に等
しいかまたはそれよりも長くされている。

このように、フィードバー９を、その昇降駆動系統を切
り離すことなく支持バー２に支持させるようにしたので
、支持バー２の剛性を大きくするとともに昇降体５の設
置個数を増やすことにより、フィードバー９自体の剛性
が小さくてもフィードバーに生じる撓みおよび振動の発
生を抑えることができる。しかも、移動ラック軸体１４
は支持バー２側に支持されるとともに、昇降ラック軸体
１３の長さは従来のものに比べて短くてよく、シたがっ
て可動部分の重量を非常に軽くすることができるので、
駆動力が少なくて済むとともに、搬送動作もより正確と
なる。

発明の効果 以上のように本発明の構成によると、ブランク材搬送用
のフィードバーを支持バーに支持させたので、支持バー
の剛性を大きくしておくことにより、金型の引き出しに
必要な空間を確保した場合に生じていたフィードバーの
撓みおよび振動を抑１０− 制することができ、したがってブランク材の正確に搬送
することができる。また、フィードバーは支持バーに対
して複数の箇所で支持することができるので、フィード
バー自体を小型化することができるととも番と、昇降ラ
ック軸体などの昇降駆動側の部材を支持バー側に支持さ
せることができるので、可動部の重量の軽減化を図り、
より正確な搬送動作を行わせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図は搬送装置の要部側面図、第２図は昇降伝達装置の一
部切欠側面図、第３図は第２図のＩ−Ｉ断面図、第４図
は昇降駆動装置の断面図、第５図は従来例の搬送装置の
全体側面図である。 １・・・・プレス機本体、２・・・・支持バー、４・・
・・シリンダー装置、５・・・・昇降体、６・・・・昇
降伝達装置、７・・・・保持具、１１・・・・昇降駆動
装置、１３・・・・昇降ラック軸体、１３ａ・・・・ラ
ック歯、１４・・・・移動ラック軸体、１４ａ・・・・
ラック歯、１６・・・・ピニオン体、１ｅａ、ｉｅｂ・
・・・歯部、２２・・・・スプライン軸体、２２ａ・・
・・スプライン歯、２３・・・・駆動用ピニオン、２７
・・・・電動機、３１・・・・ボルスタ−台車。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、プレス機本体の両側部に左右一対の支持バーを昇降
   可能に配置するとともに、この支持バーを所定高さでも
   って昇降させる昇降装置を設け、これら両支持バーに複
   数個の昇降体を昇降伝達装置を介して昇降可能に設ける
   とともに、プレス機本体側に上記昇降伝達装置を駆動さ
   せる昇降駆動装置を設け、上記各昇降体にブランク材の
   保持具を有するフィードバーを搬送方向で移動自在に支
   持し、さらに上記昇降伝達装置を、各昇降体に取り付け
   られた昇降ラック軸体と、上記支持バーにブランク材の
   搬送方向で移動可能に支持された移動ラック軸体と、こ
   れら両ラック軸体のラック歯に噛み合う歯部を有するピ
   ニオン体とから構成し、上記昇降駆動装置を、回転駆動
   装置により回転駆動される鉛直方向の回転軸体と、上記
   支持バー側に支持されるとともに上記回転軸体のスプラ
   イン歯に昇降自在に外嵌され、かつ上記移動ラック軸体
   のラック歯に噛み合わされた駆動用ピニオンとから構成
   したことを特徴とするプレス機における搬送装置。