JPH03275099A - ランドリーボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はランドリー機器を収納して且つランドリー作業
できる空間を配したランドリーボックスに関する。

（従来の技術） 従来より、洗濯機等のランドリー機器は、般に屋内の洗
面所の片隅や風呂場等に設置されており、又、屋外のベ
ランダ等に設置されることも少なくない。これには種々
の理由があるが、その一つとして、ランドリー機器を使
用するときの運転音や特有の不快な匂いが他の部屋に漏
れたり、あるいは屋内に侵入するという憂いがある場合
等が考えられる。しかしながら、かといって、上述の各
所はランドリー作業者（一般には家庭の主婦）が作業す
るには、温度、湿度、天候等の面で決して良い環境とは
いえず、時としてつらい作業が強いられることになって
いた。

これに対して、実開昭５０−４５１．５７号公報に示さ
れるものが存在する。これは、第８図に示すように、−
側部に袖袋１を有し上部に天袋２を有する前面開放形の
ボックス３であって、その内部に洗濯機４を、上方の天
袋２との間に洗剤の投入をしたり洗濯物の出し入れをす
るスペース５を余して収納するようになっている。

（発明が解決しようとする課題） 上述のものによれば、洗濯機４をある程度体裁良く設置
することができる。しかしながら、ボックス３に収納し
ただけの洗濯機４からは、使用中の運転音や匂いがその
まま外部に漏れる。このことから、洗濯機４はボックス
３に収納するといっても、やはり前述の屋内の洗面所の
片隅や風呂場あるいは屋外のベランダ等に設置するしか
なく、ランドリー作業者の作業環境を改善できるまでに
至っていない。

なお、上述の問題点を解決しようとする場合、一般には
、ボックス３の前面の開放部に扉を設けて、その開放部
を閉鎖できるようにすることが考えられる。しかしなが
ら、そのように考えたものでも、洗濯機４を使用する都
度、あるいは作業時には、扉を開けた状態で作業せねば
ならず、やはりこの場合、洗濯機使用中の運転音や匂い
がそのまま外部に漏れるという問題を生じてしまう。

本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従っ
てその目的は、使用中でもランドリー機器から発せられ
る運転音や不快な匂いが極力漏れることなくして、設置
場所を自由に、特にはランドリー作業者が快適に作業で
きるところに設定でき、加えてその内部の環境自体種々
の面で改善でき、更に屋外に設置しても問題なく使用で
きるほか、不使用時に邪魔になること等もない優れたラ
ンドリーボックスを提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明のランドリーボック
スは、ランドリー作業者が出入りするための開口部を有
するボックス本体と、このボックス本体に上記開口部を
開閉するように設けられた扉とを具え、この扉を閉じた
状態での全体の内部空間の広さを、ランドリー機器が収
納可能で且つ前記作業者がそのランドリー機器の前方に
位置してランドリー作業可能な作業空間に設定したもの
である。

この場合、内部の空調をする空調装置を具えると良い。

又、内部の照明をする照明装置を具えると良い。

更に、外部から内部へ採光する採光部を具えると良い。

加えて、全体の上面部を覆う覆い板を具えても良い。

そして、作業空間を拡縮可能に構成しても良い。

（作用） 上記手段によれば、扉を閉じた状態でのランドリーボッ
クス全体の内部空間の広さを、ランドリー機器が収納可
能で且つ作業者がそのランドリー機器の前方に位置して
ランドリー作業可能な作業空間に設定したのであるから
、ランドリー作業者は扉を閉じた状態のランドリーボッ
クス内部に位置してランドリー作業を行なうことができ
る。

この場合、扉は閉じたままできることから、内部のラン
ドリー機器から発せられる運転音や不快な匂いもそのま
ま外部に漏れない。

内部の空調をする空調装置を具えたものでは、ランドリ
ーボックス内部のいわゆる作業空間の温度、湿度を調整
して更に快適にでき、匂いも消去することができる。

又、内部の照明をする照明装置を具えたものでは、作業
空間の明るさを常に確保することができる。

更に、外部から内部へ採光する採光部を具えたものでは
、作業空間の明るさを有効に確保することができる。

加えて、全体の上面部を覆う覆い板を具えたものでは、
屋外に設置しても、ボックス本体の合わせ目やボックス
本体と扉との合わせ目部分等から埃や雨水等が浸入する
問題をより確実に防止して常に快適にランドリー作業す
ることができる。

そして、作業空間を拡縮可能に構成したものでは、ラン
ドリーボックス内部の広さを任意に設定できるほか、特
には不使用時に縮めることによって、設置場所の占有ス
ペースを少なくすることができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき、第１図ないし第５図を
参照して説明する。

まず第１図に全体を示すボックス本体１１は、開放部を
前面部にのみ有する縦長矩形箱状の本体後部］２と、開
放部を前面及び後面の両部に有する縦長矩形枠状の本体
前部１３とから成っており、その双方とも、木やスチー
ルあるいはプラスチックにより作製している。又、本体
後部１２に、本体前部〕３は、第２図及び第３図に示す
接合板１４を周囲の数箇所に宛てて、それぞれねじ１５
゜１６により止めることによって、接合しており、この
本体前部１３の前面の開放部をランドリー作業者出んり
用の開口部１７としている。

これに対して、扉１８は開口部１７と合う矩形状を威す
ものであるが、少々深みのある偏平箱状を成しており、
全体に透明や半透明のプラスチックにより作製すること
によって、外部から内部へ採光する採光部としている。

この扉１８を、前記ボックス本体１１の開口部１７右側
縁部に複数のヒンジ１９によって固着することにより、
開閉可能に設けている。又、扉１８の左側部には把手２
０を設けると共に、爪２１を設け、この爪２１に対し、
ボックス本体１１の開口部１７左側縁部には、扉１８の
閉鎖時に爪２１が弾接的に係合して扉１８をその閉鎖状
態に保持する爪受け２２を設けている。

ここて、扉１８を閉鎖した状態で、該扉１８及びボック
ス本体１１から成るランドリーボックス全体の内部空間
の広さは、第１図に示す洗濯機２３や乾燥機２４．更に
は脱水機あるいは貯水槽２５といったランドリー機器が
収納可能で且つ第４図に示すランドリー作業者２６がそ
のラントリ機器の前方に位置して作業可能な作業空間Ａ
と（−で設定している。

なお、ボックス本体１１の本体前部１３内部には、第１
図に示すように、水平仕切板２７を設けると共に、この
水平仕切板２７上の右側部に位置して整理棚２８を設け
ており、この水平仕切板２７上の整理棚２８隣の位置に
乾燥機２４を収納し、水平仕切板２７の下方に洗濯機２
３と脱水機あるいは貯水槽２５を収納するようにしてい
る。又、本体後部１２の乾燥機２４収納部の背壁部には
、第４図に示すように、乾燥機２４のための吸気。

排気をする通気孔１２ａを必要なだけ形成している。

ボックス本体１１の本体前部１３内部にあって、乾燥機
２４上方の位置には、冷房、暖房、除湿及び空気清浄機
能を有する空調装置２つを設けており、これの前方部に
は照明装置である蛍光灯３０を設けている。

更に、扉１８の内底面部には、ランドリー作業者２６が
乗って作業できる強度充分な敷板３１を設けており、加
えて、ランドリーボックスの全体に対しては、ボックス
本体１１に第５図に示す複数の取付板３２やねし３３．
３４により取付けられて全体の上面を覆う覆い板３５を
設けている。

さて、上述のごとく構成したものの場合、洗濯機２３や
乾燥機２４．並びに脱水機あるいは貯水槽２５といった
ランドリー機器を前述のごとく収納した状態で、それら
を使用するに当たっては、扉１８を開けて、ボックス本
体１１の本体前部１３内に、開口部１７からランドリー
作業者２６が入り、扉］８を閉じる。この扉１８を閉し
た状態で、ランドリーボックス全体の内部空間の広さは
、上記ランドリー機器が収納可能で且つランドリー作業
者２６がそのランドリー機器の前方に位置してランドリ
ー作業可能な作業空間Ａに設定しており、従って、ラン
ドリー作業者２６は扉１８を閉じた状態のランドリーボ
ックス内部に位置して所望のランドリー作業を行なうこ
とができる。この場合、扉１８は閉じたままで良いので
あるから、内部のランドリー機器から発せられるモータ
運転音とか水音等の騒音や不快な匂いはそのまま外部に
漏れ出ない。従って、このものにおいては、うンドリー
機器を屋内の洗面所の片隅や風呂場あるいは屋外のベラ
ンダといった環境の悪い箇所以外の、特にはランドリー
作業者２６にとって作業環境の良いところ、例えば従来
設置が不向きであった人が居住する場所などに設置でき
るもので、作業をしやすくすることができる。又、運転
音を外部にそのまま出すことがなく、漏れ出たとしても
極めて軽減できることから、夜間での使用とか近隣周囲
への騒音を気にすることなく自由な時間帯にランドリー
作業を行なうことができる。

なお、以上に加えて、特に上記構成のものでは、内部の
空調をする空調装置２９を具えていることから、ランド
リーボックス内部の温度、湿度といった作業空間Ａの環
境条件を改善し得、更に匂いも消去できるから、作業を
一段としやすくできる。

又、この場合、ランドリーボックス内部の温度。

湿度といった環境条件を改善できることにより、ランド
リー機器の寿命を長く延ばすこともできる。

更に、内部の照明をするである蛍光灯３０（照明装置〕
を具えたことにより、ランドリーボックス内部の明るさ
を常に充分に確保する二とがてき、ランドリー作業者２
６にとっての作業環境を一層良くできる。

又、外部から内部へ採光する採光部（透明や半透明の扉
１８）を具えたことにより、ランドリーボックス内部の
明るさを有効に確保することができる。

そして、全体の上面部を覆う覆い板３５を具えたことに
より、屋外に設置しても、ボックス本体１１の合わせ目
やボックス本体１１と扉１８との合わせ目部分等から埃
や雨水等が浸入する問題をより確実に防止して使用する
ことができる。

第６図は本発明の異なる実施例を示したもので、ボック
ス本体１１の特に本体前部を蛇腹状のもの３６とするこ
とにより、ボックス本体１１を拡縮可能に構成したもの
で、このようにすることにより、ランドリーボックス内
部の広さ、即ち作業空間Ａをランドリー作業者２６の体
型や外部スペースの広さ等に合わせて任意に設定できる
ほか、特には不使用時にそれを縮めることによって、設
置場所の占有スペースを少なくすることができ、邪魔に
なることがない。なお、この場合、蛇腹状の本体前部３
６の底部は、開放構造にしていて、ランドリー作業者２
６を本体前部３６の伸縮に関係なくランドリー機器から
一定の床面３７上の位置に立たせるようにしており、又
、その開放部周縁には、床面３７と弾性接触するひれ状
のシール３８を設けて、外部との遮断性を一定に保つよ
うにしている。

上記ボックス本体１１の拡縮可能な構成は、蛇腹状に代
えて、本体後部１２に対して本体前部１３を前後にスラ
イド可能に組むことによって達成するようにしても良い
。

第７図は本発明の更に異なる実施例を示したもので、ボ
ックス本体１１の内面にウレタンやゴムシート等から成
る制振材３９を貼着して、音の漏れを更に少なくし、振
動の発生も効果的に抑止できるようにしたものである。

この場合、扉１８の全体が透明又は半透明で採光部とな
っていることから、該扉１８の内面には制振材３９を貼
着することは避けているが、その採光部は扉１８の一部
、あるいはボックス本体１１の一部に例えば窓のごとく
設けるようにしても良いもので、このような場合には、
扉１８の内面にも制振材３つを貼着することによって、
音漏れ防止効果並びに振動の発生抑止効果を更に高める
ことができる。又、制振材３９はボックス本体１１や扉
１８の外面に貼着するようにしても良く、更にそのボッ
クス本体１１や扉１８自体を、樹脂製割振シートを挾み
込んだような割振材で構成するようにしても良い。

加えて、ボックス本体１１は本体後部１２及び本体前部
１３．３６に分けず、全体を−っで構成するようにして
も良い。更に、扉１８は偏平箱状を成すものに限られず
、平坦なものやアコーディオンドアタイプのものであっ
ても良いもので、その開閉構造も両開き式など前述とは
異なるものであっても良い。又、ボックス全体として家
屋の室壁に埋込むいわゆるビルトインタイブとしても良
い。

［発明の効果］ 本発明のランドリーボックスは以上説明したとおりのも
ので、下記の効果を奏する。

ランドリー作業者が出入りするための開口部を有するボ
ックス本体と、このボックス本体に上記開口部を開閉す
るように設けられた扉とを具え、この扉を閉じた状態で
の全体の内部空間の広さを、ランドリー機器が収納可能
で且つ前記作業者がそのランドリー機器の前方に位置し
てランドリー作業可能な作業空間に設定したことにより
、使用中でもランドリー機器から発せられる運転音など
の騒音や特有の匂いが漏れずし、あるいは極めて軽減で
きて、設置場所を自由に、特にはランドリー作業者が快
適に作業できるところに設定でき、作業環境の大幅な改
善を達成することができる。又、夜間での使用とか近隣
周囲に対しても、作業を気にすることなく行なわしめる
ことができる。

内部の空調をする空調装置を具えたことにより、作業空
間の温度、湿度を調整して更に快適にでき、匂いも消去
することができる。又、ランドリー機器の寿命を長く延
ばすこともできる。

内部の照明をする照明装置を具えたことにより、ランド
リーボックス内部の明るさを常に充分に確保することが
てき、ランドリー作業者にとっての作業環境を一層良く
できる。

外部から内部へ採光する採光部を具えたことにより、ラ
ンドリーボックス内部の明るさを有効に確保することか
できる。

全体の上面部を覆う覆い板を具えたことにより、屋外に
設置しても、ボックス本体の合わせ目やボックス本体と
扉との合わせ目部分等から埃や雨水等が浸入する問題を
より確実に防止して使用することができる。

ボックス本体を拡縮可能に構成したことにより、ランド
リーボックス内部の広さ、即ち作業空間をランドリー作
業者の体型や外部スペースの広さ等に合わせて任意に設
定でき、又、特には不使用時にそれを縮めることによっ
て、設置場所の占有スペースを少なくすることができ、
邪魔にならない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例を示したもので
、第１図は全体の分解斜視図、第２図は同横断面図、第
３図はボックス本体の接合部分の拡大横断面図、第４図
は全体の縦断側面図、第５図は覆い板部分の縦断正面図
である。又、第６図は本発明の異なる実施例を示した第
４図相当図、第７図は本発明の更に異なる実施例を示し
た第４図部分相当図、第８図は従来のものの全体の斜視
図である。 図面中、１１はボックス本体、１７は開口部、１８は扉
、２３は洗濯機（ランドリー機器）、２４は乾燥機（ラ
ンドリー機器）、２５は脱水機あるいは貯水槽（ランド
リー機器）、２６はランドリー作業者、２９は空調装置
、３ｏは蛍光灯（照明装置）、３５は覆い板、３６は本
体前部、Ａは作業空間を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ランドリー作業者が出入りするための開口部を有す
   るボックス本体と、このボックス本体に上記開口部を開
   閉するように設けられた扉とを具え、この扉を閉じた状
   態での全体の内部空間の広さを、ランドリー機器が収納
   可能で且つ前記作業者がそのランドリー機器の前方に位
   置してランドリー作業可能な作業空間に設定したことを
   特徴とするランドリーボックス。 ２、内部の空調をする空調装置を具えたことを特徴とす
   る請求項１記載のランドリーボックス。 ３、内部の照明をする照明装置を具えたことを特徴とす
   る請求項１記載のランドリーボックス。 ４、外部から内部へ採光する採光部を具えたことを特徴
   とする請求項１記載のランドリーボックス。 ５、全体の上面部を覆う覆い板を具えたことを特徴とす
   る請求項１記載のランドリーボックス。 ６、作業空間を拡縮可能に構成したことを特徴とする請
   求項１記載のランドリーボックス。