JPH0327391A - カルボキシアリール終端オルガノシロキサンの製造方法 - Google Patents

カルボキシアリール終端オルガノシロキサンの製造方法

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JPH0327391A
JPH0327391A JP2110746A JP11074690A JPH0327391A JP H0327391 A JPH0327391 A JP H0327391A JP 2110746 A JP2110746 A JP 2110746A JP 11074690 A JP11074690 A JP 11074690A JP H0327391 A JPH0327391 A JP H0327391A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、有機溶剤、たとえばアセトンの水性混合物を
用いることにより、ハロアシルアリール終端オルガノシ
ロキサンを、対応するカルボキシアリール終端オルガノ
シロキサンに転化する方法に関する。
本発明以前は、次式: CI13CI13 を有する4.4’ − (1.1,3.3−テトラメチ
ル−1.3−ジシロキサンジイル〉ビス安息香酸は、対
応する1.3−アルキルフェニル終端テトラメチルジシ
ロキサンの遷移金属による酸化、または対応するシアノ
フェニル終端テトラメチルジシロキサンの苛性加水分解
によって製造されていた。式(1)のテトラメチルジシ
ロキサンビス安息香酸は、係属中の米国特許出願第31
9.028号(1989年3月2日出願)に示されてい
るように、種々の液晶シリコーンポリエステルの製造に
使用することができる。
リッチ(RIch)の米国特許第4.709.054に
示されているように、中間生成物である2一クロロジメ
チルシリルベンゾイルクロリドおよび3−クロロジメチ
ルシリルベンゾイルクロリドは、イソフタロイルクロリ
ドまたはテレフタ口イルクロリドとクロロボリメチルシ
ラン、たとえば1,1.  2.  2−テトラジメチ
ルジクロロジシランとの反応を遷移金属触媒の存在下で
実施することによって製造することができる。リッチの
米国特許第4.604,442号および第4,604,
477号には、対応するテトラメチルジシロキサンービ
ス(ペンゾイルクロリド)が、上掲のクロロジメチルシ
リルベンゾイルクロリドの一種を加水分解することによ
って製造できることが示されている。しかし、標準的手
段によって上掲のテトラメチルジシロキサンビス(ペン
ゾイルクロリド)を加水分解して、対応する式(1)の
二酸を製造しようとしても、出発原料が分解してしまう
。たとえば、テトラメチルジシロキサンビス(ベンゾイ
ルクロリド〉を、2%水酸化ナトリウム水溶液あるいは
飽和炭酸水素ナトリウムで処理すると、有意な量の対応
する次式: オルガノシロキサン鎖に有意な開裂を生じることなく、
対応するアリールカルボン酸終端オルガノシロキサンに
転化する直接的な方法を提供することも要望されている
本発明は、次式: の開裂生成物が生じてしまう。
発明の開示 式(1)のカルボキシアリール終端ポリジオルガノシロ
キサンを、複数の処理工程を必要とする核に結合したア
ルキル側基の酸化、あるいはシアノアリール基の苛性加
水分解を含まない直接的な方法によって製造することが
要望されている。末端ハロアロイル基を有するオルガノ
シロキサンを、を有するハロアシルアリール終端ポリジ
オルガノシロキサンをたとえば式(1)のジシロキサン
に示したような対応する二酸へ転化するために、ハロア
シルアリール終端ポリジオルガノシロキサンと有機溶剤
の水性混合物を、25°−100℃の範囲の温度または
還流条件下で加熱すればできるという知見に基づいてい
る。ここでRはそれぞれ独立に、一価のC   炭化水
素基、および平衡(1−13) 化または縮合の間不活性である基で置換したー価のC(
1−13)炭化水素基から選ばれ、R1はそれぞれ独立
に、二価のC   芳香族炭化水素基、お(8−13) よび平衡化および縮合の間不活性である基で置換した二
価のC   芳香族炭化水素基から選ばれ、(8−13
) nは0乃至10の整数で、Xはハロゲン基、好ましくは
クロロである。式(2)のハロアシルアリール終端ポリ
ジオルガノシロキサンで式中のnが1乃至10の値を有
するものは、前掲のリッチの米国特許第4.604.4
77号に示された方法によって製造することができる。
具体的説明 本発明は、次式: を有するカルボキシアリール終端オルガノシロキサンを
製造するにあたり、(A)式(2)のハロアシルアリー
ル終端オルガノシロキサンを、水性有機溶剤混合物の存
在下で、25℃−100℃の範囲の温度で加水分解し、
そして (B)(1)の混合物から、生成したカルボキシアリー
ル終端オルガノシロキサンを回収する 工程よりなる方法を提供するものである。ここでR,R
l ,およびnは上記定義の通りである。
式(1)および(2)のRに包含される基には、たとえ
ば、C   アルキル基、たとえばメチル、(1−8) エチル、プロビル、ブチル、ペンチル、ヘキシル;アル
ケニル基、たとえばビニル、ブロベニル;脂環式基、た
とえばシクロフェニル、シクロヘキシル;置換アルキル
基、たとえばトリフルオロプロビル、シアノエチル、シ
アノブロビル;アリール基、たとえばフエニル、トリル
、キシリル、ナフチル;置換アリール基、たとえばクロ
ロフエニル、ニトロフェニル、シアノフエニルがある。
R1に包含される基には、たとえば同じまたは異ったア
リーレン基、たとえばフエニレン、トリレン、キシリレ
ン、ナフチレン、および置換アリーレン基、たとえばハ
ロフエニレン、ニトロフェニレンがある。
本発明を実施するにあたっては、式(2)のハロアシル
アリール終端ポリジオルガノシロキサンを、水性不活性
有機溶剤中で、約25℃−100℃の範囲の温度で加水
分解する。水性不活性有機溶媒の全重量に基づいて、約
1−約50重量%、好ましくは約5−20重量%の水を
使用することができる。適当な有機溶剤は、水混和性溶
剤、たとえばアセトン、ジオキサンおよびテトラヒド口
フランである。八ロアシルアリール終端ポリジオルガノ
シロキサンの加水分解は、還流条件下で行うのが好適で
ある。生成した式(3)のカルボキシアリール終端ポリ
ジオルガノシロキサンの回収は標準的方法、たとえば枦
過および1,2−ジクロロベンゼンのような有機溶剤か
らの再結晶によって行うことができる。
本発明のカルボキシアリール終端ポリジオルガノシロキ
サンは、シリコーンブロックと有機ブロックとがエステ
ルまたはアミド結合によって結合されているシリコーン
ブロック共重合体、たとえばポリエステルシロキサンま
たはボリカーボネ−トシロキサンを製造する際に、中間
体として使用することができる。この縮合反応は塩化水
素のような副生物を生じないので、共重合を実施するの
に押出成形反応器中で、溶剤を用いることなくできる。
本発明を当業者がよりよく実施できるように以下の実施
例を例示するが、本発明はこの実施例に制限されるもの
ではない。
実施例 110.75g (269ミリモル)のp.  p −
(1.  1,  3.  3−テトラメチル−1,3
−ジシロキサンジイル)ビスベンゾイルクロリドおよび
675mlの10%水/アセトン溶液の混合物を3時間
還流した。室温まで冷却した後、混合物を蒸留した。ア
セトンを除去した後、残留物を800mlの水で希釈し
た。残留物を枦過し、1,2−ジクロロベンゼンから再
結晶させたところ、融点が242−244℃の(1.1
,3.3−テトラメチル−1.3−ジシロキサンジイル
)ビス安息香酸が得られた。このものは白色結晶質固体
であった。その化合物の同定をさらに1HNMR (9
 0MHz,CD3COCDz )によって確認したと
ころ、60.42 (s.12H),7.82 (d,
J−Hz.  4H) .  8.  1 2 (d,
  J−811z,  4H)という結果が得られた。
上記実施例は、本発明の方法を実施するにあたって使用
することのできる極めて多くの変更例のうち、ごく少数
に関するものであるが、この実施例の前の説明に示した
ように、本発明はこれよりはるかに広範囲の種々のカル
ボキシアリール終端ポリジオルガノシロキサンの合成に
関するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するカルボキシアリール終端オルガノシロキサンを
    製造するにあたり、 (A)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ のハロアシルアリール終端オルガノシロキサンを、水性
    有機溶剤混合物の存在下で、25℃−100℃の範囲の
    温度で加水分解し、そして (B)(A)の混合物から、生成したカル ボキシアリール終端オルガノシロキサンを回収する工程
    よりなり、 式中のRがそれぞれ独立に、一価のC_(_1_−_1
    _3_)炭化水素基、および平衡化または縮合の間不活
    性である基で置換した一価のC_(_1_−_1_3_
    )炭化水素基から選ばれ、R^1がそれぞれ独立に、二
    価のC_(_6_−_1_3_)芳香族炭化水素基、お
    よび平衡化および縮合の間不活性である基で置換した二
    価のC_(_6_−_1_3_)芳香族炭化水素基から
    選ばれ、nが0乃至10の整数で、Xがハロゲン基であ
    る方法。 2、ハロアシルアリール終端オルガノシロキサンが、p
    、p(1、1、3、3−テトラメチル−1、3−ジシロ
    キサンジイル)ビス安息香酸の二酸塩化物である請求項
    1記載の方法。 3、有機溶剤がアセトンである請求項1記載の方法。 4、水性有機溶剤とともに5−20重量%の水を使用す
    る請求項1記載の方法。 5、加水分解を還流条件下で実施する請求項1記載の方
    法。
JP2110746A 1989-04-28 1990-04-27 カルボキシアリール終端オルガノシロキサンの製造方法 Expired - Lifetime JPH075609B2 (ja)

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DE69020628D1 (de) 1995-08-10
KR900016232A (ko) 1990-11-13
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