JP2974712B2 - ジオルガノポリシロキサン、およびオルガノポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

ジオルガノポリシロキサン、およびオルガノポリシロキサンの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規なジオルガノポリシロキサン、および
オルガノポリシロキサンの新規な製造方法に関し、詳し
くは、ケイ素原子に結合するクロロホルミル基含有有機
基を分子鎖末端に少なくとも一個有するジオルガノポリ
シロキサン、およびシロキサン結合の切断および再配列
を抑制して、ケイ素原子に結合するクロロホルミル基含
有有機基を一分子中に少なくとも一個有するオルガノポ
リシロキサンを製造する方法に関する。
[従来の技術] 有機官能基を有するオルガノポリシロキサンは有機樹
脂モノマーと共重合し、有機樹脂にオルガノポリシロキ
サンの特性である耐候性、表面撥水性、潤滑性、生体適
合性、ガス透過性性を付与できるため、有機樹脂の改質
剤として有用である。
有機樹脂の改質のために、種種の有機官能基を有する
オルガノポリシロキサンが知られている。例えば、アミ
ノ変性オルガノポリシロキサン,エポキシ変性オルガノ
ポリシロキサン,メタクリロキシ変性オルガノポリシロ
キサン,カルビノール変性オルガノポリシロキサン,カ
ルボン酸変性オルガノポリシロキサン等を挙げることが
できる。
特にポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等の改質には
原料の有機樹脂モノマーと反応性のあるカルボン酸変性
オルガノポリシロキサンは有効である。しかし、該有機
樹脂モノマーとカルボン酸変性オルガノポリシロキサン
との共重合反応は高温、強酸強塩基触媒等の過酷な条件
下で行なわれるため、しばしばオルガノポリシロキサン
の解重合を引き起こし、予期したほど有機樹脂の改質が
行なわれなかった。このため、該有機樹脂モノマーと容
易に、温和な条件で共重合することができる反応性の高
い有機官能基を有するオルガノポリシロキサンが該有機
樹脂の改質剤として望まれていた。特に、ポリアミド樹
脂、ポリエステル樹脂等の原料である該有機樹脂モノマ
ーとの反応性の高い、ケイ素原子に結合するクロロホル
ミル基含有有機基を分子鎖末端に少なくとも一個有する
ジオルガノポリシロキサンは、該有機樹脂の良好な改質
剤として期待されるが、このようなジオルガノポリシロ
キサンは知られていなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 通常、クロロホルミル基含有有機化合物は、塩化チオ
ニル等の無機塩化物を有機カルボン酸と反応することに
より得られている。この時副生成物としてプロトン酸で
ある塩酸が発生する。上記方法をカルボン酸変性オルガ
ノポリシロキサンに転用すればイオン結合性の高いケイ
素原子−酸素原子間の結合がプロトン酸の攻撃を受け、
シロキサン係合の切断および再配列という副反応を起こ
し、目的のケイ素原子に結合するクロロホルミル基含有
有機基を分子鎖中に有するオルガノポリシロキサンは得
られなかった。
また別の方法として、クロロホルミル基含有不飽和炭
化水素とケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリ
シロキサンを周期律表第VIII族遷移金属錯体触媒存在下
に付加反応を行なったが、この付加反応は進行せず、目
的のケイ素原子に結合するクロロホルミル基含有有機基
を分子鎖中に有するオルガノポリシロキサンは得られな
かった。
そこで、本発明者は、ケイ素原子に結合するクロロホ
ルミル基含有有機基を一分子中に少なくとも一個有する
オルガノポリシロキサンの製造方法、ひいては、ケイ素
原子に結合するクロロホルミル基含有有機基を分子鎖末
端に少なくとも一個有するジオルガノポリシロキサンを
開発すべく鋭意研究した結果、ケイ素原子に結合するト
リオルガノシロキシカルボニル基含有有機基を分子鎖中
に有するオルガノポリシロキサンを塩化チオニル等の無
機塩化物と反応させるとカルボン酸トリオルガノシリル
基がクロロホルミル基に変換され、この時副生成物が非
プロトン酸のトリオルガノクロロシランであるためにシ
ロキサン結合の切断を起こさないという事を見いだし、
本発明に到達した。
本発明の目的は、有機樹脂の改質に有用で、有機樹脂
モノマーとの反応性の高いケイ素原子に結合するクロロ
ホルミル基含有有機基を分子鎖末端に少なくとも一個有
するジオルガノポリシロキサン、およびシロキサン結合
の切断および再配列を抑制して、ケイ素原子に結合する
クロロホルミル基含有有機基を一分子中に少なくとも一
個有するオルガノポリシロキサンを製造ずる方法を提供
することにある。
[課題の解決手段とその作用] 本発明の目的は、ケイ素原子に結合する一般式;−A
−COCl (式中、Aはアルキレン基またはアルキレンオキシアル
キレン基である。) で表されるクロロホルミル基含有有機基を分子鎖末端に
少なくとも一個有する分子量200〜100,000のジオルガノ
ポリシロキサンにより達成される。
これを説明すると、本発明のジオルガノポリシロキサ
ンは、ケイ素原子に結合する一般式;−A−COOl で表されるクロロホルミル基含有有機基を分子鎖末端に
少なくとも一個有する。式中Aはアルキレン基またはア
ルキレンオキシアルキレン基であり、エチレン,プロピ
レン,ブチレン等のアルキレン基;プロピレンオキシプ
ロピレン,プロピレンオキシペンチレン等のアルキレン
オキシアルキレン基が例示される。本発明のジオルガノ
ポリシロキサンのクロロホルミル基含有有機基以外の有
機基としては、メチル,エチル,プロピル,ブチル,ペ
ンチル,ヘキシル等のアルキル基;フェニル,トリル,
キシリル等のアリール基;ベンジル,フェネチル等のア
ラルキル基が例示される。本発明のジオルガノポリシロ
キサンの分子量は、200〜100,000の範囲である。これは
分子量が200未満であるとジオルガノポリシロキサンに
よる有機樹脂の改質効果が不十分であり、またジオルガ
ノポリシロキサンの分子量が100,000を越えると有機樹
脂モノマーとの相溶性が低下し、有機樹脂モノマーとの
共重合性が小さくなるためである。
次に、本発明のオルガノポリシロキサンの製造方法を
説明すると、本発明は、ケイ素原子に結合する一般式;
−A−COOSiR3 (式中、Aはアルキレン基またはアルキレンオキシアル
キレン基であり、Rはアルキル基またはアリール基であ
る。) で表されるトリオルガノシロキシカルボニル基含有有機
基を一分子中に少なくとも一個有するオルガノポリシロ
キサンを、無機塩化物と反応させることを特徴とする、
ケイ素原子に結合する一般式;−A−COCl (式中、Aはアルキレン基またはアルキレンオキシアル
キレン基である。) で表されるクロロホルミル基含有有機基を一分子中に少
なくとも一個有する分子量200〜100,000のオルガノポリ
シロキサンの製造方法に関する。
本発明で使用されるオルガノポリシロキサンは、ケイ
素原子に一般式;−A−COOSiR3 で表されるトリオルガノシロキシカルボニル基含有有機
基を一分子中に少なくとも一個有する。式中Aは前記同
様の基であり、また、Rはアルキル基またはアリール基
であり、例えば、メチル基,エチル基,プロピル基等の
アルキル基;フェニル基,トリル基等のアリール基が挙
げられる。このものに無機塩化物を反応させることによ
り、目的のケイ素原子に結合するクロロホルミル基含有
有機基を一分子中に少なくとも一個有するオルガノポリ
シロキサンが得られる。このようなケイ素原子に結合す
るトリオルガノシロキシカルボニル基含有有機基を一分
子中に少なくとも一個有するオルガノポリシロキサン
は、ケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロ
キサンとトリオルガノシロキシカルボニル基含有不飽和
炭化水素との、周期律表第VIII属遷移金属錯体触媒存在
下の付加反応によって合成される。
本発明で使用される無機塩化物としては、塩化ホスホ
リル,塩化チオニル,五塩化リン,三塩化リンが例示さ
れる。この中でも、塩化チオニルは、沸点が低く、また
副反応生成物が気体または低沸点物であるため、生成物
との分離が容易であるという利点がある。
ケイ素原子に結合するトリオルガノシロキシカルボニ
ル基含有有機基を一分子中に少なくとも、一個有するオ
ルガノポリシロキサンの無機塩化物との反応は、前者に
対して後者を等当量以上、好ましくは5倍当量以上用い
るのがよい。この反応は無溶媒で行うのが好ましいが、
溶媒の存在下でも行い得る。このような溶媒としては、
ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳香族系溶媒;ヘキ
サン,ヘプタン等の脂肪系溶媒が例示される。反応は室
温でも起こり得るが、通常は50〜200℃の温度で行うの
が反応速度の点で有利である。
[実施例] 以下に実施例を示して本発明を詳しく説明するが、本
発明はこれらに限定されない。また、例中、Meは「メチ
ル基」を示す。
比較例1 撹拌装置付きの4つ口フラスコに平均式; で示されゲルパーミエションクロマトグラフィー(以下
GPC)による分子量分布が1.19のオルガノポリシロキサ
ン9.6グラム(5.52ミリモル)と塩化チオニル6.56グラ
ム(55.2ミリモル)を投入し、80℃で3時間加熱撹拌し
た。赤外吸光分析(以下IR)でカルボン酸の特性吸収の
消失が確認されたので、減圧下で低沸物を加熱留去し生
成物9.7グラムを得た。該磁気共鳴分析(以下NMR)、IR
によりこの生成物は次の平均式で示されるオルガノポリ
シロキサンであることが確認された。
このオルガノポリシロキサン7グラム(3.98ミリモ
ル)とメタノール1.27グラム(39.8ミリモル)、トリエ
チルアミン0.81グラム(7.96ミリモル)、トルエン20ミ
リリットルを混合し、室温で一晩撹拌した。濾過して副
生した塩を除き、減圧下で低沸物を加熱留去して生成物
5.1グラムを得た。NMR、IRによりこの生成物は次の平均
式で示されるオルガノポリシロキサンであることが確認
された。
しかしながら、このオルガノポリシロキサンのGPCに
よる分子量分布は1.7であり、クロロホルミル化反応の
際にシロキサン結合の切断および再配列が起こったこと
が確認された。
比較例2 撹拌装置付き4つ口フラスコに、式; CH2=CHCH2OCH2CH2COCl で示される不飽和カルボン酸塩化物12.56グラム(79.88
ミリモル)、式; で示されるオリゴシロキサン32,96グラム(79.87ミリモ
ル)、白金とテトラメチルジビニルシロキサンとの錯体
を、白金金属量が前二者の合計に対して200ppmになるよ
うに投入した。90℃で10.5時間加熱撹拌した後、サンプ
リングしてガスクロマトグラフィー(以下GLC)により
調べたところ、原料の酸塩化物の消失が確認された。減
圧蒸留により主生成物を単離しNMR、IRにより調べたと
ころ、式; の生成は認められず、式; が生成したことが確認された。
実施例1 撹拌装置付き4つ口フラスコに、式; で示されるオリゴシロキサン10グラム(15.94ミリモ
ル)と塩化チオニル8.96グラム(75.35ミリモル)を入
れ、60℃で1時間加熱撹拌するとGLCで原料のオリゴシ
ロキサンの消失が確認されたので、減圧下で低沸点物を
加熱留去し生成物8.6グラムを得た。このものはNMR、IR
により、式; であることが確認された。
実施例2 撹拌装置付きの4つ口フラスコに、式; で示されるオリゴシロキサン12グラム(20.94ミリモ
ル)と塩化チオニル12.48グラム(104.86ミリモル)を
入れ、75℃で3時間加熱撹拌するとIRカルボン酸トリメ
チルシリルの特性吸収の消失が確認されたので、減圧蒸
留により生成物7.1グラムを得た。このものはNMR、IRに
より、式; であることが確認された。
実施例3 撹拌装置付き4つ口フラスコに、平均式; で示され、GPCによる分子量分布が1.17のオルガノポリ
シロキサン10グラム(5.52ミリモル)と塩化チオニル6.
56グラム(55.2ミリモル)を投入し、80℃で3時間加熱
撹拌した。IRでカルボン酸トリメチルシリルの特性吸収
の消失が確認されたので、減圧下で低沸物を加熱留去し
生成物9.7グラムを得た。NMR,IRによりこの生成物は次
の平均式で示されるオルガノポリシロキサンであること
が確認された。
このオルガノポリシロキサン7グラム(3.98ミリモ
ル)とメタノール1.27グラム(39.8ミリモル)、トリエ
チルアミン0.81グラム(7.96ミリモル)、トルエン20ミ
リリットルを混合し、室温で一晩撹拌した。濾過して副
生した塩を除き、減圧下で低沸物を加熱留去して生成物
5.1グラムを得た。NMR,IRによりこの生成物は次の平均
式で示されるオルガノポリシロキサンであることが確認
された。
また、このオルガノポリシロキサンのGPCによる分子
量分布は1.16であり、クロロホルミル化反応の際にシロ
キサン結合の切断および再配列が全く起こっていないこ
とが確認された。
実施例4 撹はん装置付きの四つ口フラスコに、式; で示されるオリゴシロキサン12グラム(23.30ミリモ
ル)と塩化チオニル13.86グラム(116.49ミリモル)を
入れ、75℃で8時間加熱反応させ、一晩放置するとIRで
カルボン酸トリメチルシリルエステルの特性吸収の消失
が確認されたので、減圧蒸留を行い、生成物6.7グラム
を得た。この生成物は、NMR、IRにより次式の構造であ
ることが確認された。
実施例5 撹拌装置付きの四つ口フラスコに、式; で示されるオリゴシロキサン10グラム(15.45ミリモ
ル)と塩化チオニル9.19グラム(77.25ミリモル)を入
れ、75℃で3.5時間加熱撹拌するとIRでカルボン酸トリ
メチルシリルの特性吸収が消失したので、減圧下で低沸
点物を加熱留去し生成物7.8グラムを得た。この生成物
はNMR、IRにより、式; であることが確認された。
[発明の効果] 本発明のジオルガノポリシロキサンは、分子鎖末端に
ケイ素原子に少なくとも一個のクロロホルミル含有有機
基を有する新規な化合物であり、ケイ素原子に反応性の
高いクロロホルミル基含有有機基を有しているので、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂等の内添型の改質剤と
して有用である。こうして得られた有機樹脂はオルガノ
ポリシロキサンの特性である、撥水性、非接着性、耐摩
耗性などの表面特性、耐候性、可撓性、酸素透過性等の
特徴を有する。また、本発明のオルガノポリシロキサン
の製造方法は、シロキサン結合の切断および再配列を抑
制して、ケイ素原子に結合するクロロホルミル基含有有
機基を一分子中に少なくとも一個有するオルガノポリシ
ロキサンを製造できるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
実施例1で得られたオルガノポリシロキサンのNMRス
ペクトルを第1図に示し、IRスペクトルを第2図に示し
た。実施例2で得られたオルガノポリシロキサンのNMR
スペクトルを第3図に示し、IRスペクトルを第4図に示
した。実施例3で得られたオルガノポリシロキサンのNM
Rスペクトルを第5図に示し、IRスペクトルを第6図に
示した。実施例4で得られたオルガノポリシロキサンの
NMRスペクトルを第7図に示し、IRスペクトルを第8図
に示した。実施例5で得られたオルガノポリシロキサン
のNMRスペクトルを第9図に示し、IRスペクトルを第10
図に示した。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケイ素原子に結合する一般式;−A−COCl (式中、Aはアルキレン基またはアルキレンオキシアル
    キレン基である。) で表されるクロロホルミル基含有有機基を分子鎖末端に
    少なくとも一個有する分子量200〜100,000のジオルガノ
    ポリシロキサン。
  2. 【請求項2】ケイ素原子に結合する一般式;−A−COOS
    iR3 (式中、Aはアルキレン基またはアルキレンオキシアル
    キレン基であり、Rはアルキル基またはアリール基であ
    る。) で表されるトリオルガノシロキシカルボニル基含有有機
    基を一分子中に少なくとも一個有するオルガノポリシロ
    キサンを、無機塩化物と反応させることを特徴とする、
    ケイ素原子に結合する一般式;−A−COCl (式中、Aはアルキレン基またはアルキレンオキシアル
    キレン基である。) で表されるクロロホルミル基含有有機基を一分子中に少
    なくとも一個有する分子量200〜100,000のオルガノポリ
    シロキサンの製造方法。
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