JPH03273251A - ポジ型レジスト組成物 - Google Patents

ポジ型レジスト組成物

Info

Publication number
JPH03273251A
JPH03273251A JP33106690A JP33106690A JPH03273251A JP H03273251 A JPH03273251 A JP H03273251A JP 33106690 A JP33106690 A JP 33106690A JP 33106690 A JP33106690 A JP 33106690A JP H03273251 A JPH03273251 A JP H03273251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
resist composition
molecular weight
positive resist
cresol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33106690A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hioki
毅 日置
Kiyoko Kurio
栗尾 清子
Yasunori Kamiya
保則 上谷
Yasuyoshi Doi
土居 靖宜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP33106690A priority Critical patent/JPH03273251A/ja
Publication of JPH03273251A publication Critical patent/JPH03273251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、紫外線、遠紫外線(エキシマ−レーザー等を
含む)、電子線、イオンビーム、X線等の放射線に感応
するポジ型レジスト組成物に関するものである。
〈従来の技術及び発明の課題〉 近年集積回路については高集積化に伴う微細化が進み、
今やサブミクロンのパターン形成が要求されるに到って
おり解像力の優れたポジ型レジストが要望されている。
従来、集積回路の形成にはマスク密着方式が用いられて
きたが、この方式では2μmが限界といわれており、こ
れに代わり縮小投影露光方式が注目されている。この方
式はマスターマスク(レチクル)のパターンをレンズ系
により縮小投影して露光する方式であり、解像力はサブ
ミクロンまで可能である。しかしながら、この縮小投影
露光方式の場合の問題点の1つとしてスループットが低
いという点がある。即ち、従来のマスク密着方式のよう
な一括露光方式と異なり、縮小投影露光方式では分割く
り返し露光であるため、ウェハー1枚当たりの露光トー
タル時間が長くなるという問題である。
これを解決する方法としては、装置の改良もさることな
がら用いるレジストの高感度化が最も重要である。高感
度化により露光時間が短縮できれば、スループットの向
上ひいては歩留まりの向上が達成されうる。一方、LS
Iの集積度の向上とともに配線の幅が微細化され、その
ためエツチングも従来のウェットエツチングに代わりド
ライエツチングが主流となってきている。このドライエ
ツチングのため、レジストの耐熱性が従来以上に要求さ
れるようになった。
こうした観点で現在用いられているポジ型レジストを見
ると、必ずしも感度、解像力、耐熱性の点で満足なもの
とはいえない。一般にポジ型レジストはネガ型レジスト
に比べ感度が低く、改良が望まれている。
例えば高感度化を達成するためには、ポジ型レジストに
用いられているノボラック樹脂の分子量を低くする方法
か最も簡単であり、アルカリ現像液に対する溶解速度か
増し、見かけ上レジストの感度は上がる。しかしこの方
法では、非露光部の膜べりが大きくなったり(いわゆる
残膜率の低下)、パターン形状が悪化したり、露光部と
非露光部の現像液に対する溶解速度の差が小さくなるこ
とからくる、いわゆるγ値の低下(解像力の低下)とい
った問題点の他に、レジストの耐熱性が低下するという
極めて深刻な不都合を生しる。すなわち、現状では感度
、解像力、耐熱性のいずれも兼ね備えたポジ型レジスト
はなく、一方を改良しようとすると、他の一方がさらに
悪くなるという極めて不都合な状況にある。
また、従来のレジスト組成物には二酸化シリコン、リン
ケイ酸ガラス、窒化シリコン、アルミニウムなどの集積
回路素子に使用される基板への接着性が低く、このレジ
スト組成物によって形成された薄膜にマスクを通して露
光すると、露光パターンの一部が消失してしまうものが
ある。
本発明の目的は、集積回路作製用として前記従来技術の
問題点を解決し、感度、解像力、耐熱性のバランスが良
く、特にパターンはかれといった現象がおこらないポジ
型レジスト組成物を提供することにある。
〈課題を解決するための具体的手段〉 本発明者は、特定の構造を持つノボラック樹脂をレジス
ト組成物に用いることにより上記課題が解決できること
を見出し本発明を完成した。すなわち本発明は、m−ク
レゾールと2− tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール又は2− tert−ブチル−6−メチルフェノー
ルを含有するフェノール成分とアルデヒド類とを縮合さ
せた樹脂(I)を含有するアルカリ可溶性樹脂、および
1.2−キノンジアジド化合物を含有するポジ型レジス
ト組成物を提供するものである。
樹脂(I)におけるフェノール成分がm−クレゾールお
よび2−tert−ブチル−4−メチルフェノールから
なる樹脂(IV)、フェノール成分がm−クレゾールお
よび2− tert−ブチル−6−メチルフェノール成
分からなる樹脂(V)はそれぞれ、m−クレゾールと2
− tert−ブチル−4−メチルフェノール又は2−
 tert−ブチル−6−メチルフェノールを酸触媒の
存在下、アルデヒド類と縮合することにより合成される
樹脂(IV)におけるm−クレゾールと2− tert
−ブチル−4−メチルフェノールのモル比は、90.1
0〜40・60、更には80:20〜40・60が好ま
しい。m−クレゾールと2−tert −ブチル−4−
メチルフェノールのモル比が、90:10〜40:60
であると、バターニング及び現像をより容易に行うこと
ができる。
また樹脂(V)におけるm−クレゾールと2−tert
−ブチル−6−メチルフェノールのモル比は90:10
〜40:60、更には90:10〜50 : 50が好
ましい。m−クレゾールと2−ter【−ブチル−6−
メチルフェノールのモル比が90:10〜40:60で
あると、バターニング及び現像をより容易に行うことが
できる。
樹脂(IV)又は樹脂(V)を製造する際の縮合反応は
通常、40−120℃、2〜30時間で行われる。
この反応に用いられるアルデヒド類としては、例えばホ
ルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、プロピルアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニ
ルアセトアルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド
、β−フェニルプロピルアルデヒド、0−ヒドロキシベ
ンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、m
−ヒドロキシベンズアルデヒド、グルタルアルデヒド、
グリオキサール、0−メチルベンズアルデヒド、p−メ
チルベンズアルデヒド等が挙げられ、これらの化合物の
うち、特にホルムアルデヒドが工業的に入手し易いとい
う点で好ましい。これらのアルデヒドは単独で、または
2種以上混合して使用することができる。
触媒としては、有機酸或いは無機酸や二価金属塩等が用
いられる。具体例としては、蓚酸、塩酸、硫酸、過塩素
酸、p−トルエンスルホン酸、トリクロル酢酸、リン酸
、蟻酸、酢酸亜鉛、酢酸マグネシウム等が挙げられる。
また反応はバルクで行っても適当な溶媒を用いてもよい
アルカリ可溶性樹脂には、本発明の特質を損なわない限
り他のアルカリ可溶性樹脂を添加することができ、この
場合用いられる他のアルカリ可溶性樹脂は例えば、ポリ
ビニルフェノールあるいはノボラック等が挙げられる。
ノボラックとは、例えば、フェノール、0−クレゾール
、m−クレゾール、p−クレゾール、2,5−キシレノ
ール、3.5−キシレノール、3,4−キシレノール、
2.3.5−)リメチルフェノール、4−t−ブチルフ
ェノール、2−t−ブチルフェノール、3−t−ブチル
フェノール、3−エチルフェノール2−エチルフェノー
ル、4−エチルフェノール2−ナフトール、1,3−ジ
しドロキシナフタレン、1,7−シヒドロキシナフタレ
ン、1.5=ジヒドロキシナフタレン等のフェノール類
を単独または2種以上組合せて、ホルマリンと常法によ
り縮合させた樹脂が挙げられる。特に、樹脂(1)とし
て縮合反応後分別等により、そのGPCパターン全面積
に対するポリスチレン換算分子量が6000以下の範囲
の面積比を65%以下、900以下の範囲の面積比を3
0%以下にしたものと、式(IF)の化合物またはポリ
スチレン換算重量平均分子量が2000〜200の低分
子量ノボラック(III)を組合せたアルカリ可溶性樹
脂が好ましい。
R′ (式中、R,、R1,R,はC3〜Csのアルキル基ま
たはc、−CIのアルコキシ基を表し、1m、nは0以
上3以下の整数であり、R′は水素原子またはC1〜C
2のアルキル基を表す。)化合物(II)または低分子
量ノボラック(III)の含量はアルカリ可溶性樹脂全
量、すなわち樹脂(I)、化合物(II)または低分子
量ノボラック(I[[)及び他のアルカリ可溶性樹脂の
総量100重量部に対して、4〜50重量部が好ましい
。化合物(I[)または低分子量ノボラック(III)
の含量が4〜50重量部であると、現像及びバターニン
グをより容易に行うことができる。
ポリスチレン換算分子■が6000以下の範囲の、GP
Cパターン全面積に対する面積比が65%以下であり、
900以下の範囲の、GPCパターン全面積に対する面
積比が30%以下である樹脂(I)は分別等により得ら
れる。分別方法としては、合成されたノボラック樹脂を
良溶媒、例えばアルコール類(メタノール、エタノール
等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等)、エチレングリコールおよびそ
のエーテル類、エーテルエステル類(エチルセロソルブ
、エチルセロソルブアセテート等)、テトラヒドロフラ
ン等に溶解し、次に水に入れて沈澱させる方法または、
ヘプタン、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサン等に入
れ分液する方法がある。
この様にして得られた樹脂のポリスチレン換算重量平均
分子lは20000〜3000が好ましい。
式(I[)で表される化合物としては、次式で示される
化合物が好適に用いられる。
一般式(U)の化合物は、フェノール類化合物を酸触媒
の存在下にカルボニル化合物と縮合することにより合成
される。
ここで用いられるフェノール類化合物としては例えば、
フェノール、0−クレゾール、m−クレゾール、p−ク
レゾール、3,5−キシレノール2.5−キシレノール
、2,3−キシレノール2.4−キシレノール、2.6
−キシレノール3.4−キシレノール、2,3.5−ト
リメチルフェノール、4−t−ブチルフェノール、2−
1−ブチルフェノール、−3−t−ブチルフェノール、
4−メトキシフェノール、3−メトキシフエノール、2
−メトキシフェノール、2,3−ジメトキシフェノール
、2,5−ジメトキシフェノール、3.5−ジメトキシ
フェノール、3−エチルフェノール、2−エチルフェノ
ール、4−エチルフェノール、2.3.5−1リエチル
フエノール3.5−ジエチルフェノール、2,5−ジエ
チルフェノール、2.3−ジエチルフェノール等が挙げ
られる。これらの化合物は単独でまたは2種以上組合せ
て用いられる。
又この縮合反応で用いられるカルボニル化合物としては
、例えば、ベンズアルデヒド、Q−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒド
ロキシベンズアルデヒド、3−メトキシ−4−ヒドロキ
シベンズアルデヒド等のベンゾフェノン類または、0−
ヒドロキシアセトフェノン、m−ヒドロキシアセトフェ
ノン、p−ヒドロキシアセトフェノン等のアセトフェノ
ン類が挙げられる。
又、この縮合反応で用いられる酸触媒としては、例えば
、有機酸あるいは無機酸や二価金属塩等が挙げられる。
具体例としては、蓚酸、塩酸、硫酸、過塩素酸、p−)
ルエンスルホン酸、トリクロル酢酸、リン酸、蟻酸、酢
酸亜鉛、塩化亜鉛、酢酸マグネシウム等が挙げられる。
カルボニル化合物の使用量は、フェノール類化合物1モ
ルに対して0.02〜3モル、酸触媒の使用量はカルボ
ニル化合物1モルに対し0201〜0.7モルが好まし
い。
縮合反応は通常、30〜250℃、2〜30時間で行わ
れる。また反応はバルクで行っても、適当な溶媒を用い
てもよい。この際用いられる溶媒としては、例えば、水
、アルコール顛あるいはエチルセロソルブアセテート、
エチルセロソルブ、メチルセロソルブ、メチルイソブチ
ルケトン、メチルエチルケトン、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等が挙
げられる。これらの溶媒量は好ましくはフェノール類化
合物とカルボニル化合物の総量100重量部当たり10
〜500重量部である。
縮合生成物は脱金属イオンした後、再結晶または再沈澱
により精製できる。
脱金属イオンは生成物を水と混合して分岐する有機溶媒
に溶解させ、イオン交換水を用いて洗浄することにより
行なえる。本有機溶媒としては、メチルイソブチルケト
ン、エチルセロソルブアセテート、酢酸エチル等が挙げ
られる。
また脱金属イオンは生成物を水と混合して分液しない有
機溶媒に溶解させイオン交換水にチャージすること(再
沈澱)によっても行なえる。ここで有機溶媒はメタノー
ル、エタノール、アセトン等が挙げられる。この方法で
は脱金属イオンと精製が同時に行なえ好ましい。
低分子量ノボラック(I[[)はフェノール類化合物を
酸触媒の存在下にアルデヒド類と縮合することにより合
成される。
ここで用いられるフェノール類化合物としては例えば、
フェノール、0−クレゾール、m−クレゾール、p−ク
レゾール、3.5−キシレノール2.5−キシレノール
、2,3−キシレノール2.4−キシレノール、2,6
−キシレノール3.4−キシレノール、2,3.5−ト
リメチルフェノール、レゾルシノール等が挙げられる。
中でもクレゾールが好ましい。これらの化合物はアルカ
リ現像液への溶解性を考慮しつつ、単独でまたは2種以
上組合わせて用いられる。
この縮合反応で用いられるアルデヒド類としては例えば
、ホルマリン、バラホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、グリオキサール等が挙げられる。中でも、ホルマリ
ンは37%水溶液として工業的に手に入れやすく特に好
ましい。
この縮合反応に用いられる酸触媒としては、有機酸或い
は無機酸や二価金属塩等が用いられる。
具体例としては、蓚酸、塩酸、硫酸、過塩素酸、p−ト
ルエンスルホン酸、トリクロル酢酸、リン酸、蟻酸、酢
酸亜鉛、酢酸マグネシウム等か挙げられる。縮合反応は
通常、30〜250″C12〜30時間で行われる。ま
た反応はバルクで行っても適当な溶媒を用いてもよい。
低分子量ノボラック(I[[)の分子量は、ポリスチレ
ン換算重量平均分子量で2000〜200、より好まし
くは1000〜200である。ここで分子量か2000
〜200であると、レジスト組成物の感度が良く、基板
に対する密着性及び耐熱性等が良好である。
低分子量ノボラック(III)の分子■の調節は、フェ
ノール類化合物に対するアルデヒド類のモル比を調節す
ることにより容易に行なえる。上記ポリスチレン換算重
量平均分子量2000〜200のノボラックを合成する
には、例えば、m−クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂
の場合、m−クレゾールに対するホルムアルデヒドのモ
ル比を0.65〜0.05に設定して縮合反応を行えば
得ることができる。
また、縮合反応を行った後、蒸留等により残存モノマー
を除去することはさらに好ましい。
次に本発明のポジ型レジスト組成物に用いられる1、2
−キノンジアジド化合物は特に限定されないが、例えば
、1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸エス
テル、1.2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸
エステル、l、2−ナフトキノンジアジド−5−スルホ
ン酸エステル等が挙げられる。これらのエステル類は公
知の方法、例えば1.2−ナフトキノンシアシトスルホ
ン酸クロリドやベンゾキノンジアジドスルホン酸クロリ
ドとヒドロキシル基を有する化合物を弱アルカリの存在
下で縮合することにより得られる。
ここでヒドロキシル基を有する化合物の例としては、ハ
イドロキノン、レゾルシン、フロログリソン、2.4−
ジヒドロキシベンゾフェノン、2゜3.4−トリヒドロ
キシベンゾフェノン、2,34.4゛ −テトラヒドロ
キシベンゾフェノン、2.2°、4.4’  −テトラ
ヒドロキンベンゾフェノン、ビス(p−ヒドロキシフェ
ニル)メタンビス(2°4〜ジヒドロキシフエニル)メ
タンビス(2,3,4−)リヒドロキシフェニル)メタ
ン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパン
、2,2−ビス(2,4−ジヒドロキシフェニル)プロ
パン、2.2−ビス(2,3゜4−トリヒドロキシフェ
ニル)プロパン、オキシフラバン類等が挙げられる。中
でも、1,2−キノンジアジド化合物が2.3,4.4
’ −テトラヒドロキシベンゾフェノンあるいはオキシ
フラ(ただし、式中qは0以上4以下の数を表し、rは
1以上5以下の数を表し、q+rは2以上である。R4
、Re 、Reは水素原子、アルキル基、アルケニル基
、シクロヘキシル基またはアリール基を表す。)の1.
2−ナフトキノンシアシト−5−スルホン酸エステルで
、平均2個以上の水酸基がエステル化されている化合物
が好ましく用いられる。これらの1.2−キノンジアジ
ド化合物は単独でまたは2種以上混合して用いられる。
ポジ型レジスト組成物の調製は、前記1.2−キノンジ
アジド化合物と樹脂(I)及び必要に応じて化合物(I
[)または低分子量ノボラック(III)等を含んだア
ルカリ可溶性樹脂とを適当な溶媒に混合、溶解すること
により行う。アルカリ可溶性樹脂と1.2−キノンジア
ジド化合物の割合は、アルカリ可溶性樹脂100重量部
に対し、通常1,2−キノンジアジド化合物5〜100
重量部、好ましくは10〜50重量部である。ここで配
合量が5〜1001F、1部であると、レジストの感度
が良く、バターニングを容易に行うことができる。又、
用いる溶媒は、適当な乾燥速度で溶媒が蒸発し、均一で
平滑な塗膜を与えるものがよい。そのようなものとして
は、エチルセロソルブアセテート、メチルセロソルブア
セテート、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、酢酸
ブチル、メチルイソブチルケトン、キシレン等が挙げら
れる。これらの溶媒は単独でまたは2種以上混合して用
いられる。以上の方法で得られたポジ型レジスト組成物
はさらに必要に応じて付加物として少量の樹脂や染料等
が添加されていてもよい。
〈発明の効果〉 本発明のポジ型レジスト組成物は既存のレジスト組成物
に比べ、性能バランスが良好で、特に露光時のパターン
消失といった現象が起こらないものである。
〈実施例〉 次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるもの
ではない。
合成例1 内容積1000−の三ツロフラスコに、m−クレゾール
162.2g、 2−tert−ブチル−4−メチルフ
ェノール164.3g (%ル比60/40) 、!チ
ルセロソルブアセテート252g、5%シュウ酸3o、
4gを仕込み、 100″Cの油浴で加熱攪拌しながら
、ホルマリン水溶液(37,o%)  ]s1.agを
40分かけて滴下し、その後10時間さらに加熱攪拌反
応させた。その後中和、水洗、脱水してノボラック樹脂
のエチルセロソルブアセテート溶液を得た。
GPCによるポリスチレン換算重量平均分子量は400
0であった。
合成例2 反応時間を変えた以外は合成例1と同様な操作を行い、
ノボラック樹脂のエチルセロソルブアセテート溶液を得
た。GPCによるポリスチレン換算重量平均分子量は5
100であり、ポリスチレン換算分子量6000pl下
の面質値は79.3%、900以下の面質口は51.9
%であった。
合成例3 反応時間を変えた以外は合成例1と同様な操作を行い、
ノボラック樹脂のエチルセロソルブアセテート溶液を得
た。GPCによるポリスチレン換算重量平均分子量は6
700であった。
合成例4 m−クレゾールと2− tert−ブチル−4−メチル
フェノールのモル比を50:50にした以外は合成例1
と同様な操作を行い、ノボラック樹脂のエチルセロソル
ブアセテート溶液を得た。GPCによるポリスチレン換
算重量平均分子量は3800であった。
合成例5 m−クレゾールと2−1ert−ブチル−4−メチルフ
ェノールのモル比を70 : 30にした以外は合成例
1と同様な操作を行い、ノボラック樹脂のエチルセロソ
ルブアセテート溶液を得り。GPCによるポリスチレン
換算重量平均分子量は6400であった。
合成例6 合成例1で得られたノボラック樹脂のエチルセロソルブ
アセテート溶液(ノボラック樹脂の含有量37.93%
) 203.16gを11の底抜きセパラブルフラスコ
に仕込み、さらにエチルセロソルブアセテート310.
6gとノルマルヘプタン253.2gを加えて20″C
で30分間攪拌後、静置、分液した。
分液で得られた下層中のノルマルへブタンをエバポレー
ターにより除去して、ノボラック樹脂のエチルセロソル
ブアセテート溶液を得た。GPCによるポリスチレン換
算重量平均分子量は7800であり、ポリスチレン換算
分子量6000以下の面質値は46.3%であり、90
0以下の面質値は15,7%であった。
合成例7〜10 合成例6とほぼ同様の操作をし、表1に示す樹脂を得た
表  1 合成例11 攪拌器、冷却管、水分離器、および温度計を装着した5
00−三つロフラスコに2,5−キシレノール134.
0g、サリチルアルデヒド33.7g、p−トルエンス
ルホン酸0.83g、トルエン268gを仕込み、油浴
中で加熱攪拌下、115°Cで縮合水を除去しながら1
6時間反応させた。50〜60゛Cで反応混合物を濾過
することで、下記式(a)で示されるトリフェニルメタ
ン誘導体の粗ケーキが得られる。粗ケーキをメタノール
580gに20〜25℃で融解させ、イオン交換水14
50gにチャージした後、濾過、乾燥させることによっ
て下記式(a)の精ケーキ89.3gが得られた。収率
93.0%(サリチルアルデヒド基準)。
融点  274〜275°C 合成例12 内容積1000−の三ツロフラスコにm−クレゾール2
70g、1%シュウ酸48.7gを仕込み、100℃の
油浴で加熱攪拌しながらホルマリン水溶液(37,0%
) 60.8gを40分かけて滴下しその後2時間さら
に加熱攪拌反応させた。その後中和、水洗、脱水してノ
ボラック樹脂のエチルセロソルブアセテート溶液を得た
。GPCによるポリスチレン換算重量平均分子量は33
0であった。
合成例13 内容積1000−の三ツロフラスコにm−クレゾール1
49g、、p−クレゾール121g、エチルセロソルブ
アセテート252g、5%シュウ酸30.4 gを仕込
み、90″Cの油浴で加熱攪拌しながらホルマリン水溶
液(37,0%>  147.8gを40分かけて滴下
しその後7時間さらに加熱攪拌反応させた。その後中和
、水洗、脱水してノボラック樹脂のエチルセロソルブア
セテート溶液を得た。GPCによるポリスチレン換算重
量平均分子量は9600であった。
合成例14 合成例13で得られたノボラック樹脂のエチルセロソル
ブアセテート溶液(ノボラック樹脂の含有量41.2%
)120gを31!の底抜きセパラブルフラスコに仕込
み、さらにエチルセロソルブアセテート868.8gと
ノルマルヘプタン544.6gを加えて20″Cで30
分間攪拌後、静置、分液した。分液で得られた下層中の
ノルマルへブタンをエバポレーターにより除去して、ノ
ボラック樹脂のエチルセロソルブアセテート溶液を得た
。GPCによるポリスレン換算重量平均分子量は155
00であった。なお、この分別方法によりポリスチレン
換算分子量900以下の範囲の面質値が7%であった。
合成例15 内容積1000−の三ツロフラスコに、m−クレゾール
188.8g 、 2− tert−ブチル−6−メチ
ルフェノール122.9g (モル比70/30) 、
エチルセロソルブアセテート252g、 5%シュウ酸
30.4gを仕込み、100°Cの油浴で加熱攪拌しな
がら、ホルマリン水溶液(37,0%)  172.0
gを40分かけて滴下し、その後9時間さらに加熱攪拌
反応させた。その後中和、水洗、脱水してノボラック樹
脂のエチルセロソルブアセテート溶液を得た。GPCに
よるポリスチレン換算重量平均分子量は6000であっ
た。
合成例16 反応時間を変えた以外は合成例15と同様な操作を行い
、ノボラック樹脂のエチルセロソルブアセテート溶液を
得た。GPCによるポリスチレン換算重量平均分子量は
6800であり、ポリスチレン換算分子量6000以下
の面質値は78.2%、900以下の面質値は54.4
%であった。
合成例17 m−クレゾールと2− tert−ブチル−6−メチル
フェノールのモル比を80:20にした以外は合成例1
5と同様な操作を行い、ノボラック樹脂のエチルセロソ
ルブアセテート溶液を得た。GPCによるポリスチレン
換算重量平均分子量は5400であった。
合成例18 m−クレゾールと2− tert−ブチル−6−メチル
フェノールのモル比を60:40にした以外は合成例1
5と同様な操作を行い、ノボラック樹脂のエチルセロソ
ルブアセテート溶液を得た。GPCによるポリスチレン
換算重量平均分子量は5900であった。
合成例19 合成例15で得られたノボラック樹脂のエチルセロソル
ブアセテート溶液(ノボラック樹脂の含有量26.90
%) 299.56gをIfの底抜きセバラブルフラス
コに仕込み、さらにエチルセロソルブアセテート237
.7 gとノルマルヘプタン264.7gを加えて20
″Cで30分間攪拌後、静置、分液した。
分液で得られた下層中のノルマルヘプタンをエバポレー
ターにより除去して、ノボラック樹脂のエチルセロソル
ブアセテート溶液を得た。GPCによるポリスチレン換
算重量平均分子量は9200であり、ポリスチレン換算
分子量6000以下の面質値は47.0%であり、90
0以下の面質値は17,7%であった。
合成例20〜22 合成例19とほぼ同様の操作をし、表2に示す樹脂を得
た。
表  2 実施例1〜11及び比較例1〜2 合成例1〜10及び13〜22で得られたノボラック樹
脂を各々、感光剤及び場合により合成例11で得られた
化合物または合成例12で得られた低分子量ノボラック
を表−2に示す組成でエチルセロソルブアセテートに溶
かしレジスト液を調合した。なお溶媒量は以下に示す塗
布条件で膜厚1.28μmになるように調整した。これ
ら各組成物を0.2μmのテフロン製フィルターで濾過
し、レジスト液を調整した。これを常法によって洗浄し
たシリコンウェハーに回転塗布機を用いて4000r。
plmで塗布した。ついで、このシリコンウェハーを1
00°Cの真空吸着型ホットプレートで1分間ベークし
た。その後、超高圧水銀灯を光源とする縮小投影露光装
置を用い、ショット毎に露光時間を段階的に変えて露光
した。露光後に光学顕微鏡によりパターンの一部が消失
していないかどうか観察した。ついで、現像液5OPD
 (像度化学工業■装量品名)を用い1分間現像した。
リンス、乾燥後各ショットの膜減り量と露光時間をプロ
ットして、感度を求めた。また、未露光部の残膜厚から
残膜率を求めた。
また、現像後のレジストパターンのついたシリコンウェ
ハーを種々の温度に設定したクリーンオーブン中に30
分間、空気雰囲気中で放置し、その後、レジストパター
ンを走査型電子顕微鏡で観察することにより、耐熱性を
評価した。
これらの結果をまとめて表−3に示す。表−3から明ら
かな様に、実施例の性能バランスは良好で、特に露光時
のパターン消失(マスクに対するパターンの忠実性の低
下)といった現象は認められなかった。
(以下余白) (1)1.2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
クロリドとオキシフラバン H CH3CH。
の縮合物(平均2.4個の水酸基がエステル化されてい
る) (2N、2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸ク
ロリドと2.3.4.4°−テトラヒドロキンベンゾフ
ェノンの縮合物(平均25個の水酸基がエステル化され
ている) (3)レジストパターンがだれはじめた時のクリーンオ
ーブン内の温度 (4)ラインアンドスペースを解像する最小線巾(5)
露光後、光学顕微鏡によるマスクに対するパターンの忠
実性 O・・良  △・・可  ×・・不可

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の成分すなわち i m−クレゾールと2−tert−ブチル−4−メチ
    ルフェノール又は2−tert−ブチル−6−メチルフ
    ェノールを含有するフェノール成分とアルデヒド類とを
    縮合させた樹脂( I )を含有するアルカリ可溶性樹脂 ii 1、2−キノンジアジド化合物 を含有するポジ型レジスト組成物。
  2. (2)樹脂( I )がm−クレゾールと2−tert−
    ブチル−4−メチルフェノールからなるフェノール成分
    とアルデヒド類とを縮合させた樹脂(IV)で、該m−ク
    レゾールと2−tert−ブチル−4−メチルフェノー
    ルのモル比が90:10〜40:60の範囲である請求
    項1記載のポジ型レジスト組成物。
  3. (3)樹脂( I )がm−クレゾールと2−tert−
    ブチル−6−メチルフェノールからなるフェノール成分
    とアルデヒド類とを縮合させた樹脂(V)で、該m−ク
    レゾールと2−tert−ブチル−6−メチルフェノー
    ルのモル比が90:10〜40:60の範囲である請求
    項1記載のポジ型レジスト組成物。
  4. (4)樹脂( I )が、そのGPC(検出器UV−25
    4nm使用)パターンの全面積に対してポリスチレン換
    算分子量で6000以下の範囲の面積比が65%以下で
    あり、900以下の範囲の面積比が30%以下であるも
    のであり、かつアルカリ可溶性樹脂が、該樹脂( I )
    と下記一般式(II)で表される化合物とを含有する請求
    項1記載のポジ型レジスト組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1、R_2、R_3はC_1〜C_5のア
    ルキル基またはC_1〜C_5のアルコキシ基を表し、
    l、m、nは0以上3以下の数であり、R^1は水素原
    子またはC_1〜C_3のアルキル基を表す。)
  5. (5)一般式(II)で表される化合物において、R_1
    及びR_2がメチル基、m及びnが2、lが0、R′が
    水素原子である請求項4記載のポジ型レジスト組成物。
  6. (6)一般式(II)で表される化合物の含量がアルカリ
    可溶性樹脂の全量100重量部に対し、4〜50重量部
    である請求項3又は4記載のポジ型レジスト組成物。
  7. (7)樹脂( I )が、そのGPC(検出器UV−25
    4nm使用)パターンの全面積に対してポリスチレン換
    算分子量で6000以下の範囲の面積比が65%以下で
    あり、900以下の範囲の面積比が30%以下であるも
    のであり、かつアルカリ可溶性樹脂が、該樹脂( I )
    とGPCによるポリスチレン換算重量平均分子量が20
    00〜200である低分子量ノボラック(III)とを含
    有する請求項1記載のポジ型レジスト組成物。
  8. (8)低分子量ノボラック(III)の含量がアルカリ可
    溶性樹脂の全量100重量部に対し、4〜50重量部で
    ある請求項7記載のポジ型レジスト組成物。
  9. (9)低分子量ノボラック(III)のGPCによるポリ
    スレン換算重量平均分子量が1000〜200である請
    求項7又は8記載のポジ型レジスト組成物。
  10. (10)低分子量ノボラック(III)がクレゾールとホ
    ルマリンの縮合物である請求項7、8又は9記載のポジ
    型レジスト組成物。
JP33106690A 1990-02-23 1990-11-28 ポジ型レジスト組成物 Pending JPH03273251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33106690A JPH03273251A (ja) 1990-02-23 1990-11-28 ポジ型レジスト組成物

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4393490 1990-02-23
JP2-43934 1990-02-23
JP2-50089 1990-02-28
JP33106690A JPH03273251A (ja) 1990-02-23 1990-11-28 ポジ型レジスト組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03273251A true JPH03273251A (ja) 1991-12-04

Family

ID=26383768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33106690A Pending JPH03273251A (ja) 1990-02-23 1990-11-28 ポジ型レジスト組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03273251A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05127376A (ja) * 1991-04-26 1993-05-25 Nippon Zeon Co Ltd ポジ型レジスト組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05127376A (ja) * 1991-04-26 1993-05-25 Nippon Zeon Co Ltd ポジ型レジスト組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2929684B2 (ja) ポジ型レジスト組成物
JPH01105243A (ja) ポジ型フォトレジスト用ノボラック樹脂
JPH02275955A (ja) ポジ型感放射線性レジスト組成物
JP3182823B2 (ja) ポジ型レジスト組成物
JP3039048B2 (ja) ポジ型感放射線性レジスト組成物
JPH05323604A (ja) ポジ型レジスト組成物
JPH03294861A (ja) ポジ型フォトレジスト組成物
JP3063148B2 (ja) ポジ型レジスト組成物
JPH0450851A (ja) ポジ型感放射線性レジスト組成物
EP0443607B1 (en) Radiation-sensitive positive resist composition
EP0559204B1 (en) Positive type resist composition
JP2814721B2 (ja) ポジ型感放射線性レジスト組成物
JPH05323605A (ja) ポジ型レジスト組成物
JP3660195B2 (ja) フォトレジスト組成物及びそれを利用した半導体パターンの形成方法
JP2830197B2 (ja) ポジ型レジスト組成物
JP2000131835A (ja) ポジ型ホトレジスト組成物
JPH03273251A (ja) ポジ型レジスト組成物
JPH06242599A (ja) 感放射線性樹脂組成物
JP2002244285A (ja) 感放射線性樹脂組成物
JPH0895240A (ja) ポジ型レジスト組成物
JPH04211257A (ja) ポリフェノール化合物
JPH05188590A (ja) ポジ型レジスト組成物
JPH05142770A (ja) ポジ型フオトレジスト組成物
JPH07191461A (ja) ポジ型レジスト組成物
JPH04211256A (ja) ポジ型感放射線性レジスト組成物