JPH0327278Y2 - - Google Patents

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JPH0327278Y2
JPH0327278Y2 JP8502888U JP8502888U JPH0327278Y2 JP H0327278 Y2 JPH0327278 Y2 JP H0327278Y2 JP 8502888 U JP8502888 U JP 8502888U JP 8502888 U JP8502888 U JP 8502888U JP H0327278 Y2 JPH0327278 Y2 JP H0327278Y2
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は被加熱物を流動層によつて加熱する
流動層炉に関する。
(従来の技術) 従来から乾燥、焼却、焼成、焙焼、還元、金属
の熱処理等を行う場合には一般に流動層炉が用い
られている。
このような従来の流動層炉として、例えば第5
図に示すようなものが知られている(特公昭57−
42837号公報参照)。第5図において、101は流
動層炉の本体であり、この本体101の内周側壁
には電気ヒーター102が設けられている。ま
た、本体101内には散気板103が設けられて
上下の室104,105に分離され、散気板10
3の上の室内104にはアルミナ(Al2O3)やジ
ルコンサンド(ZrSiO4)等の粒状加熱媒体10
5が入れられており、また散気板103の下の室
105には加圧ガスが供給される加圧ガス室10
5となつており、この加圧室105にはガス供給
管107が開口している。粒状加熱媒体106に
は被通気性材、例えば金属やセラミツク等からな
る容器108が粒状加熱媒体106の中に浸漬さ
れている。また、この容器108はガス室109
と物品収容室110とに分離され、ガス室109
にはガス供給管111が開口し、物品収容室11
0には被加熱物112が収容されるとともに排気
管113が開口している。
このようにして、本体101の室104内に配
置された被加熱物112は、電気ヒーター102
によつて加熱される。このとき、ガス供給管10
7から加圧ガスが加圧ガス室105に供給され、
この加圧ガスを散気板103から上の室104の
粒状加熱媒体へ噴出させて、被加熱物112を均
一に加熱するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の流動層炉にあ
つては、被加熱物112を均一に加熱するために
加圧ガスを散気板103から上の室104の粒状
加熱媒体106へ噴出させていたが、このように
加圧ガスを上方へ噴出させるだけではこの粒状加
熱媒体106は十分に撹拌されていなかつた。こ
のため、粒状加熱媒体106は均一に加熱され
ず、また熱効率も悪かつた。したがつて、被加熱
物112はこの粒状加熱媒体106によつて均一
にかつ熱効率に加熱されないという問題点があつ
た。
また、加圧ガスを散気板103から上方の室1
04の粒状加熱媒体106へ向けて、すなわち粒
状加熱媒体116の表面に向けて噴出させている
ので、この粒状加熱媒体106はこの表面がポコ
ポコと波立つてしまうこととなつていた。このた
め、被加熱物112として耕耘爪の基端部等を焼
き戻すために、この耕耘爪の基端部のみを粒状加
熱媒体に直接浸漬すると、ポコポコと波立つ粒状
加熱媒体が耕耘爪の刃部にも当つてしまい、基端
部のみを焼き戻すことができないという問題点が
あつた。
さらに、電熱ヒータ102が設けられた本体1
01に直接露出しているために、この散気板10
3が金属、セラミツク製であると、熱膨張やヒー
トシヨツクなどで疲労劣化してしまうという問題
点もあつた。
そこで、流動層炉の本体に容器を配設し、この
容器内に粒状加熱媒体を入れ、この粒状加熱媒体
の中に加圧された気体を案内するノズルパイプを
埋設したものが考えられる。第6図に示すよう
に、このノズルパイプ121は容器内122を周
回させて、ノズルパイプ121の一端面123と
他端面124とを一般的には相互に垂直な側端壁
しているものが考えられる。加熱・加圧された空
気によつて、ノズルパイプ121は矢印AB方向
に熱膨脹することになるが、この熱膨張は一端面
123と他端面124の円の間で吸収する。とこ
ろが、一端面123と他端面124との間の粒状
加熱媒体125は、側端壁が垂直になつている
と、ノズルパイプ121の側方へは押しやられず
そのままこの間に位置することになる。一端面1
23と他端面124との間に粒状加熱媒体125
がそのまま位置すると、ノズルパイプ121の熱
膨張によつて、この一端面123と他端面124
とが内方へ曲つたり、このノズルパイプ121に
内部応力が発生したりして、ノズルパイプ121
の耐久性が低下することになる。また、粒状加熱
媒体125は部分的によく撹拌されないことにな
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) このような問題点を解決するために、この考案
にあつては、燃焼室内に配設される容器と、この
容器内に入れられ被加熱物を加熱するための粒状
加熱媒体と、この粒状加熱媒体に埋設され加圧さ
れた気体を案内する通路部材と、この通路部材か
ら加圧された気体を前記容器の下半部に向けて噴
出するための噴孔とを備え、前記通路部材を周回
させて、この通路部材の一端面と他端面とを合わ
せた構成とし、この一端面または他端面の少くと
も一つに噴孔を形成し端面の形状を工夫した構成
とするものである。
(作用) 被加熱物の一部分を加熱するために、この一部
分を粒状加熱媒体に浸漬する。容器を加熱し、ま
た加熱・加圧された気体をノズルパイプに圧送す
る。圧送された空気は噴孔から容器の下半部に向
けて噴出し、この下半部の壁面によつていろいろ
な方向にさらに飛散して、粒状加熱媒体を撹拌す
る。撹拌された粒状加熱媒体は、ムラなく均一
に、熱効率よく加熱され、またその表面が波立つ
ことがない。したがつて、被加熱物は浸漬されな
い他の部分が加熱されてしまうことはなく、この
一部分のみがムラなく均一にかつ高熱効率で加熱
される。
加えて、一端面または他端面の少くとも一つに
噴孔を形成したので、一端面と他端面との間の粒
状加熱媒体はこの側方へ押しやられる。
また端面は傾斜しているので膨張により相互干
渉がない。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1図および第2図はこの考案に係る流動層炉の一
実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。第1図において、1は
断面略正方形のものを周回させて全体を略円環状
のものとした炉本体であり、この炉本体1の上面
には開口部2が設けられている。また、炉本体の
内側であつて内周側壁および外周側壁にはそれぞ
れ電熱ヒータ3(他にはガス加熱バーナー等)が
設けられ、この内部は燃焼室4となつている。燃
焼室4には、断面略半楕円状の曲面のものを炉本
体1と同じく周回させて全体を略円環状のものと
した容器5(レトルト)であり、金属やセラミツ
ク等の非通気性材からなつている。容器5は炉本
体1の開口部2から入れられ、この縁部5aが開
口部2に係止されることにより燃焼室4内に配設
されている。容器5の中にはアルミナ(Al2O3
やジルコンサンド(ZrSiO4)等の粒状加熱媒体
6が入れられており、この粒状加熱媒体6には通
路部材としてのノズルパイプ7が埋設されてい
る。
ノズルパイプ7は断面略円形のものを周回させ
て、第2図に示すようにこのノブルパイプ7の端
面11と他端面12を合わせた構成としている。
このように、ノズルパイプ7は、一体化して全体
を略円環状のものとせずに、一端面11と他端面
12とを合わせる構成とすることにより、ノズル
パイプ7の熱膨張をこの一端面11と他端面12
との間で吸収している。ノズルパイプ7の一端面
11および他端面12はそれぞれ平行に傾斜した
側端壁となつており、一端面11および他端面1
2には複数の噴孔13が形成されている。また、
ノズルパイプ7は、加熱・加圧された空気の供給
源からこの空気をノズルパイプ7に導入するため
に、容器5の上方の開口部5cから伸設された導
入管(図示せず)と連結している。このため加
熱・加圧された空気は導入管からノズルパイプ7
に導入される。ノズルパイプ7の下半分部には放
射方向に小径の噴孔8が形成され、この噴孔8か
ら加熱・加圧された空気が容器の下半部5bに向
けて噴出される。
次に、作用を説明する。耕耘爪の刃部は硬化さ
せて、一方耕耘爪ホルダに嵌着される基端部は硬
さを下げて粘り強くする必要がある。このため、
耕耘爪の刃部は焼入れしたままの状態にして、こ
の基端部のみを焼き戻す。すなわち、耕耘爪9の
基端部9aのみを、被加熱物として粒状加熱媒体
6の中に浸漬する。加熱3によつて容器5を加熱
し、また加熱・加圧された空気を供給源から導入
管を介してノズルパイプ7に導入し、このの噴孔
8から容器5の曲面からなる下半部5bに向けて
噴出させる。このため、加熱・加圧された空気は
下半部5bの曲面に当たつて、いろいろな方向に
向けてさらに飛散して、粒状加熱媒体6を撹拌す
る。噴出した空気が容器5の下半部5bに当たる
ときに、この空気は加熱3によつてさらに高熱に
加熱された下半部5bの壁面と熱交換を行う。
このため、噴出した空気によつて撹拌される粒
状加熱媒体6は、ムラなく均一に、熱効率よく加
熱される。また、粒状加熱媒体6は加熱・加圧さ
れた空気が、直接粒状加熱媒体6の表面に向かず
に下半部5aに向けて噴出するだけなので、粒状
加熱媒体6の表面がポコポコと波立つてしまうこ
とはない。したがつて、耕耘爪9は波立つ粒状加
熱媒体6の表面によつてその刃部9bをも加熱さ
れて焼き戻されてしまうことはなく、基端部9a
のみがムラなく均一にかつ高い熱効率で焼き戻さ
れる。さらに、金属やセラミツク等からなるノズ
ルパイプ7は粒状加熱媒体6の中に埋設されてい
るので、燃焼室4に直接噴出していないことにな
り、このノズルパイプ7が熱膨張やヒートシヨツ
ク等で疲労劣化してしまうことはない。
またこの考案にあつては、一端面11に多数の
噴孔13を設けたので、ノズルパイプ7が矢印
CD方向に熱膨脹しても、一端面11と他端面1
2との間の粒状加熱媒体6は、一端面11および
他端面12に設けられた噴孔13によつてノズル
パイプ7の側方へ押しやられるとともに、傾斜し
た一端面11および他端面12によつてノズルパ
イプ7の側方へ押しやられる。したがつて、一端
面11と他端面12とが内方へ曲つたりせず、ま
たこのノズルパイプ7に内部応力も発生せず、ノ
ズルパイプ7の耐久性は向上することになる。ま
た、一端面11および他端面12の噴孔13から
噴出する空気によつて、粒状加熱媒体6はさらに
よく撹拌され、この粒状加熱媒体6は、さらにム
ラなく均一に、熱効率よく加熱される。なお、一
端面11と他端面12とは傾斜しているので、ノ
ズルパイプ7が大きく熱膨張しても、この一端面
11と他端面12とが互い違いになることにより
この熱膨張は吸収される。
次に、ノズルパイプの一端面と他端面との他の
実施例を第4図および第5図に示す。第4図に示
す実施例は、一端面21および他端面22の側端
壁がそれぞれ外向へ向つた半球面となつており、
この下半部には噴孔23が多数設けられている。
第5図に示す実施例は、一端面25および他端面
26の端壁がそれぞれ内側へ向つた断面半円状と
なつており上半部には噴孔27が多数設けられて
いる。なお、上記実施例にあつては、ノズルパイ
プを周回させて、この一端面と他端面を合わせる
構成とし、すなわち円環状のノズルパイプを1ケ
所切断する形としたが、複数ケ所切断する形とし
てもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば加圧さ
れた気体を通路部材の噴孔から容器の下半部に向
けて噴出させて粒状加熱媒体を撹拌し、この粒状
加熱媒体によつて被加熱物を加熱するようにした
ので、この被加熱物は均一かつ熱効率よく加熱さ
れる。また、粒状加熱媒体の表面が波立つことが
ないので、被加熱物の一部分のみを加熱しようと
してこの一部分のみを浸漬しても、浸漬されない
他の部分までもが加熱されてしまうことはない。
さらに、加圧された気体を案内する通路部材は粒
状加熱媒体に埋設されているので、この通路部材
が熱膨張やヒートシヨツク等で疲労劣化してしま
うことはない。
加えて、一端面または他端面の少くとも一つに
噴孔を形成したので、一端面と他端面との間の粒
状加熱媒体はこの側方へ押しやられる。したがつ
て、通路部材の耐久性は向上し、また粒状加熱媒
体はさらにムラなく均一に、熱効率よく加熱され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案に係る流動層炉
の一実施例を示す図であり、第1図はこの流動層
炉の断面図、第2図は通路部材の一端面および他
端面を示す側面図、第3図および第4図はそれぞ
れ通路部材の一端面および他端面の他の実施例を
示す側面図である。第5図は従来の流動層炉を示
した断面図であり、第6図は考えられる流動層炉
の要部側面図である。 4……燃焼室、5……容器、6……粒状加熱媒
体、7……通路部材(ノズルパイプ)、8……噴
孔、11……一端面、12……他端面、13……
噴孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃焼室内に配設される容器と、この容器内に入
    れられ被加熱物を加熱するための粒状加熱媒体
    と、この粒状加熱媒体に埋設され加圧された気体
    を案内する通路部材と、この通路部材から加圧さ
    れた気体を前記容器の下半部に向けて噴出するた
    めの噴孔とを備え、前記通路部材を周回させて、
    この通路部材の一端面と他端面とを合わせた構成
    とし、この一端面または他端面の少くとも一つに
    噴孔を形成し端面が相互に直角平行でない形状に
    したことを特徴とする流動層炉。
JP8502888U 1988-06-29 1988-06-29 Expired JPH0327278Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8502888U JPH0327278Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29

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JP8502888U JPH0327278Y2 (ja) 1988-06-29 1988-06-29

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JPH026998U JPH026998U (ja) 1990-01-17
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