JPH0350391Y2 - - Google Patents

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JPH0350391Y2
JPH0350391Y2 JP1988121611U JP12161188U JPH0350391Y2 JP H0350391 Y2 JPH0350391 Y2 JP H0350391Y2 JP 1988121611 U JP1988121611 U JP 1988121611U JP 12161188 U JP12161188 U JP 12161188U JP H0350391 Y2 JPH0350391 Y2 JP H0350391Y2
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container
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は被加熱物を流動層によって加熱する
流動層炉に関する。
(従来の技術) 従来から感操、焼却,焼成,焙焼,還元,金属
の熱処理等を行う場合には一般に流動層炉が用い
られている。
このような従来の流動層炉として、例えば第3
図ないし第5図に示すようなものが知られてい
る。(実開昭61−133796号公報参照)。
同図中101は断熱材102に囲繞支持されたレ
トルトであり、103はこのレトルト101の下
側周囲に設けた熱焼室である。上記レトルト10
1内には図示しない必要量の流動粒子が投入され
ている。104はレトルト101の底部に設けた
ガス分散ノズルである。このガス分散ノズル10
4はレトルト101の底部中央に位置する中央パ
イプ105と、この中央パイプ105に放射状に
取付けた多数本のノズルパイプ106とからなつ
ている。中央パイプ105はレトルト101に立
設されていて、その上端が閉じられ、下端が炉外
の配管に接続されている。またノズルパイプ10
6はレトルト101の底面からわずかに離間した
位置に取付けられており、各ノズルパイプ106
の下側に、長手方向に適当間隔でノズル孔107
が設けてある。
上記構成において、中央パイプ105へ流入し
た流動ガスは中央パイプ105により各ノズルパ
イプ106のノズル孔107よりレトルト101
の底面へ向けて噴射される。そしてこの噴射され
た流動ガスはレトルト101の底面にぶつかつて
反転して上昇してゆき、この間に流動粒子を流動
状態にする。
レトルト101の径が大きい場合、上記実施例
のように放射状のノズルパイプ106だけでは壁
面部の流動をよくできないので、放射状の各ノズ
ル間106の先端を環状のパイプ108で連結
し、このパイプ108の下側にもノズル孔を設け
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の流動層炉にあ
つては、ノズルパイプ106に導入する流動ガス
はレトルト101の底面に設けられた中央パイプ
105を通していたので、レトルト101は断熱
材102の底面に密接させる必要があつた。とこ
ろが、レトルト101の側面に密接されていない
ので、この側面と底面とでは熱膨張率の差が生じ
ていた。したがつて、永年使用するとこのレトル
ト101は歪んだり、またクラツクが発生する虞
れがあつた。一方、レトルト101は高熱に晒さ
れるので耐久性が低く、一定期間使用後には他の
新しいレトルトと交換する必要があるが、断熱材
102の底面に密接させていたために交換しにく
いという課題があつた。
この課題を解決するため、本件出願人は、特願
昭62−234974(特公平2−17798)号のものを先に
提案したが、より実用的であるものが要請されて
いるという課題があった。
(課題を解決するための手段) このような課題を解決するために、この考案に
あつては、炉本体内に配設される容器と、この容
器内に入れられ被加熱物を加熱するための粒状加
熱媒体と、この粒状加熱媒体に埋設され加圧され
た気体を案内する通路部材と、この通路部材に設
けられ加圧された気体を前記容器の底面に向けて
噴出するための噴孔と、前記通路部材に前記容器
上方から加圧された気体を導入する導入管と、前
記容器に設けられた該容器の外壁と炉本体の内壁
とを離隔するように炉本体の開口部に係止される
縁部とを備え、前記通路部材は、前記容器の底面
に対向して同心かつ環状に配設された複数のパイ
プにて構成されたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案による流動層炉によれば、加圧された気
体を容器上方から通路部材に導入する導入管と、
前記容器に設けられ該容器の外壁と炉本体の内壁
とを離隔するように炉本体の開口部に係止される
縁部を備えているので、容器の外壁を炉本体の内
壁から離隔させることができる。したがつて、容
器の側面と底面とは略均等に熱せられる。また、
容器は炉本体から容易に取り外して交換すること
ができる。更に、通路部材は複数の同心環状のパ
イプにて構成されているので、粒状加熱媒体を全
底面に亘つて均等に撹拌でき、加熱効率を上げる
ことができる。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1図および第2図はこの考案に係る流動層炉の一
実施例を示す図である。
第1図において、1は略円筒状の炉本体であ
り、この炉本体1の上面には開口部2が設けられ
ている。また、炉本体の内周側壁には断源3(他
にはガス加熱バーナー等)が設けられ、この内部
は燃焼室4となつている。燃焼室4には、金属や
セラミツク等の非通気性材からなる容器5(レト
ルト)が配置され、すなわちこの容器5は開口部
2から入れられ、この縁部5aが開口部2に係止
されている。容器5の中にはアルミナ(A2
O3)やジルコンサンド(ZrSiO4)等の粒状加熱
媒体6(流動粒子)が入れられており、この粒状
加熱媒体6には通路部材7が埋設されている。
通路部材7は、3個のノズルパイプ8a,8
b,8cとこのノズルパイプ8a,8b,8c間
を連通する導管9a,9c,とからなつており、
ノズルパイプ8a,8b,8cは全体が円環状で
あつてそれぞれ直径が異つており、これらは容器
5の底面5bに対向するように同心円上に配設さ
れている。同心円状に配設されたノズルパイプ8
a,8b,8cは、半径方向に略等間隔に配設さ
れ、第2図にも示すように断面環状の壁面には容
器5の底面5bに向つて放射方向に3個の噴孔1
0(ノズル孔)が形成されており、この3個の噴
孔10はノズルパイプ8a,8b,8cの長さ方
向に略等間隔に形成されている。このように、噴
孔10がノズルパイプ9a,9b,9cの長さ方
向に略等間隔に形成されているので、容器5の底
面5bの単位面積に対してこの噴孔10の数は略
均一となつている。導入管9a,9b,はそれぞ
れノズルパイプ8a,8b,間とノズルパイプ8
a,8c間を連通している。
また、ノズルパイプ8aには、加熱、加圧され
た空気の供給源からこの空気をノズルパイプ8a
に導入するために、容器5の上方からこの内へ配
管された導入管11が取り付けられている。この
ように、導入管11は炉本体1および容器5の底
面を通さずに容器5の上方からこの内へ配管した
ので、容器5は炉本体の1の底面に密接する必要
がなくなり、前述したように容器5の縁部5aを
炉本体1の開口部2に係止して配設することがで
きる。このため、容器5の外側壁5cおよび外底
壁5dは炉本体1の内側壁1aおよび内底壁1b
から離隔している。
加熱、加圧された空気が供給源から導入管11
を介してノズルパイプ8aに導入されると、この
空気は容器5の下半部5bに向けて噴出する。こ
こで、容器5は熱源3によつて高温に加熱されて
いる。底面5Gに向けて噴出された空気は、この
高温に加熱された底面5bの壁面と衝突して熱交
換を行いながら、上方へ飛散して粒状加熱媒体6
を攪拌する。
そこで、底面5bに向けて噴出する空気は、噴
孔10が底面5bの単位面積当たり略均一となる
ようにノズルパイプ8a,8b,8cに設けられ
ているので、粒状加熱媒体6を全底面5bに亘つ
て均等に攪拌する。このため、粒状加熱媒体6は
噴出する空気によつて、全底面5bに亘つてムラ
なく均一に、かつ熱効率よく加熱される。したが
つて、粒状加熱媒体6に被加熱物品を配設して熱
処理を行うときには、この被加熱物品は全部分に
亘つてムラなく均一に、かつ熱効率よく加熱され
る。
ところで、第3図に示すような従来例にあたつ
ては、レトルト101(容器)の底面が断熱材1
02(炉本体)の底面に密接させられているが、
このレトルト101の側面には密接させられてい
ないので、この側面と底面との熱膨張率の差が生
じる。
したがつて、永年使用すると、このレトルト1
01の歪みやクラツクが発生する虞れがある。こ
れに対して、導入管11が上方から内へ配管され
ているので、この考案に係る容器5は炉本体1に
係止させることができる。このため、容器5はそ
の底面5bを炉本体1に密接させる必要がなくな
り、その底面5bと側面は略均等に熱せられ、こ
れらの間に熱膨張率の差が生じることがない。し
たがつて、永年使用しても、容器5が歪みが少な
く、クラツクが発生する虞れは生じない。また、
容器5の表面全てを伝熱面積として利用すること
ができ熱温度分布がよくなる。さらに、容器5は
その縁部5aを開口部2に係止させるようにした
ので容器5の交換作業は容易に行うことができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、通路
部材に容器上方から加圧された気体を導入するよ
うにして、この容器を炉本体に係止し、容器の外
壁と炉本体の内壁とを離隔するようにしたので、
この容器は炉本体に密着させる必要がなくなる。
したがつて、容器の側面と底面は略均等に熱せら
れ、容器が歪んでこれにクラックが発生する虞れ
は生じない。また、容器の交換作業は容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案に係る流動層炉
の一実施例を示す図であり、第1図はこの流動層
炉の平面図、第2図はその断面図である。第3図
ないし第5図は従来の流動層炉を示す図であり、
第3図はこの流動層炉の断面図、第4図はその平
面図、第5図は第3図におけるV−V断面図であ
る。 1……炉本体、1a,1G……内壁、4……燃
焼室、5……容器、5c,5d……外壁、8a,
8b,8c,9a,9b……通路部材、10……
噴孔、11……導入管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炉本体内に配設される容器と、この容器内に入
    れられ被加熱物を加熱するための粒状加熱媒体
    と、この粒状加熱媒体に埋設され加圧された気体
    を案内する通路部材と、この通路部材に設けられ
    加圧された気体を前記容器の底面に向けて噴出す
    るための噴孔と、前記通路部材に前記容器上方か
    ら加圧された気体を導入する導入管と、前記容器
    に設けられ該容器の外壁と炉本体の内壁とを離隔
    するように炉本体の開口部に係止される緑部とを
    備え、前記通路部材は、前記容器の底面に対向し
    て同心かつ環状に配設された複数のパイブにて構
    成されたことを特徴といる流動層炉。
JP1988121611U 1988-09-19 1988-09-19 Expired JPH0350391Y2 (ja)

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JPH0244695U JPH0244695U (ja) 1990-03-27
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WO2002012813A1 (fr) * 2000-08-09 2002-02-14 Asahi Tec Corporation Four a lit fluidise de type a injection d'air chaud, four de traitement thermique de type rotatif, dispositif de traitement thermique, et procede de traitement thermique
JP4709362B2 (ja) * 2000-09-27 2011-06-22 旭テック株式会社 熱風吹き込み型流動層炉及びこれを用いた熱処理装置

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JPH0217798A (ja) * 1988-07-06 1990-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカ
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