JP2000129363A - 流動層式連続熱処理炉における熱処理方法 - Google Patents
流動層式連続熱処理炉における熱処理方法Info
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- JP2000129363A JP2000129363A JP10308732A JP30873298A JP2000129363A JP 2000129363 A JP2000129363 A JP 2000129363A JP 10308732 A JP10308732 A JP 10308732A JP 30873298 A JP30873298 A JP 30873298A JP 2000129363 A JP2000129363 A JP 2000129363A
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】被熱処理金属材料の上側面及び下側面における
熱媒粉末の流動化を均一にでき、均一に加熱して熱処理
した被熱処理金属材料の品質を向上することができる流
動層式連続熱処理炉における熱処理方法を提供。 【解決手段】本発明は、熱媒粉末が充填されているレト
ルトと、該レトルトの外周辺に設置された加熱ヒーター
室と、前記レトルトの底部に設置される分散板と、雰囲
気ガスを供給できる雰囲気ガス供給口と、雰囲気ガス排
出口と、炉の中心軸に沿った両側に設置され且つ被熱処
理金属材料が通過できる金属材料入口及び出口とを具備
し、金属材料を熱処理する流動層式連続熱処理炉におけ
る熱処理方法において、前記雰囲気ガスを炉下部側に設
置された前記分散板から供給される分に加えて、前記レ
トルト内に設置された複数本の雰囲気ガス供給管から炉
内を通過する前記被熱処理金属材料の上面側に雰囲気ガ
スを供給することを特徴とする流動層式連続熱処理炉に
おける熱処理方法にある。
熱媒粉末の流動化を均一にでき、均一に加熱して熱処理
した被熱処理金属材料の品質を向上することができる流
動層式連続熱処理炉における熱処理方法を提供。 【解決手段】本発明は、熱媒粉末が充填されているレト
ルトと、該レトルトの外周辺に設置された加熱ヒーター
室と、前記レトルトの底部に設置される分散板と、雰囲
気ガスを供給できる雰囲気ガス供給口と、雰囲気ガス排
出口と、炉の中心軸に沿った両側に設置され且つ被熱処
理金属材料が通過できる金属材料入口及び出口とを具備
し、金属材料を熱処理する流動層式連続熱処理炉におけ
る熱処理方法において、前記雰囲気ガスを炉下部側に設
置された前記分散板から供給される分に加えて、前記レ
トルト内に設置された複数本の雰囲気ガス供給管から炉
内を通過する前記被熱処理金属材料の上面側に雰囲気ガ
スを供給することを特徴とする流動層式連続熱処理炉に
おける熱処理方法にある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動層式連続熱処
理炉における熱処理方法に関するものである。
理炉における熱処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の生産設備及び製造方法では、省エ
ネルギー性が強く要求されるようになってきている。金
属材料を焼鈍する流動層式連続熱処理炉における熱処理
方法においても同様である。
ネルギー性が強く要求されるようになってきている。金
属材料を焼鈍する流動層式連続熱処理炉における熱処理
方法においても同様である。
【0003】図1は、従来の流動層式連続熱処理炉にお
ける熱処理方法の一例を示した横断面図である。
ける熱処理方法の一例を示した横断面図である。
【0004】図1において、1はレトルト、2は熱媒粉
末、3は雰囲気ガス排出口、4は分散板、5は金属材料
入口、5′は金属材料出口、6はダクト、7は加熱用ヒ
ーター室である。
末、3は雰囲気ガス排出口、4は分散板、5は金属材料
入口、5′は金属材料出口、6はダクト、7は加熱用ヒ
ーター室である。
【0005】即ち、従来の流動層式連続熱処理炉は、レ
トルト1内に熱媒粉末2が充填されている。流動層式連
続熱処理炉の上部には、ダクトへ通じる雰囲気ガス排出
口3が設けられている。レトルト1の底部には、分散板
4が設置されており、この分散板4を介して雰囲気ガス
をレトルト1内に注入し、その注入した雰囲気ガスによ
り熱媒粉末2を持ち上げ流動化させるようになってい
る。
トルト1内に熱媒粉末2が充填されている。流動層式連
続熱処理炉の上部には、ダクトへ通じる雰囲気ガス排出
口3が設けられている。レトルト1の底部には、分散板
4が設置されており、この分散板4を介して雰囲気ガス
をレトルト1内に注入し、その注入した雰囲気ガスによ
り熱媒粉末2を持ち上げ流動化させるようになってい
る。
【0006】流動層式連続熱処理炉の長手方向軸の一端
側には、金属材料入口5、また、その他端側には、金属
材料出口5′が設置されている。
側には、金属材料入口5、また、その他端側には、金属
材料出口5′が設置されている。
【0007】レトルト1の上部には、排気用のダクト6
を接続する。また、レトルト1の外周辺に加熱用ヒータ
ー室7を設置する。この加熱用ヒーター室7には、ガス
バーナーが設置してあり、燃料ガス、例えばブタンガス
を燃焼させ、その燃焼熱によりレトルト1及びそのレト
ルト1内に入っている熱媒粉末2を加熱するようになっ
ている。
を接続する。また、レトルト1の外周辺に加熱用ヒータ
ー室7を設置する。この加熱用ヒーター室7には、ガス
バーナーが設置してあり、燃料ガス、例えばブタンガス
を燃焼させ、その燃焼熱によりレトルト1及びそのレト
ルト1内に入っている熱媒粉末2を加熱するようになっ
ている。
【0008】このように構成された流動層式連続熱処理
炉の金属材料入口5から金属材料出口5′にかけて熱処
理する被熱処理金属材料を連続的に通過させ、加熱、流
動化させた熱媒粉末により被熱処理金属材料を連続的に
熱処理するようになっている。
炉の金属材料入口5から金属材料出口5′にかけて熱処
理する被熱処理金属材料を連続的に通過させ、加熱、流
動化させた熱媒粉末により被熱処理金属材料を連続的に
熱処理するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、熱処理する被熱
処理金属材料としては、幅が狭いものから広いものまで
様々なサイズのものが生産されるようになってきてい
る。
処理金属材料としては、幅が狭いものから広いものまで
様々なサイズのものが生産されるようになってきてい
る。
【0010】しかし、幅が広い金属材料を流動層式連続
熱処理炉内に水平方向に通過させる場合、流動層式連続
熱処理炉の下部の分散板から供給される雰囲気ガスは、
被熱処理金属材料付近を上方向に通過するときに被熱処
理金属材料自体が上部へ抜けようとする雰囲気ガスの流
れの抵抗となり、その結果被熱処理金属材料の上部側で
は、熱媒である粉末粒子の流動化状態が不十分になる。
このように被熱処理金属材料の上部側では、熱媒である
粉末粒子の流動化状態が不十分になると、被熱処理金属
材料の上側への熱伝達と下側への熱伝達とが不均一とな
って、熱処理の不均一化を招く難点があった。
熱処理炉内に水平方向に通過させる場合、流動層式連続
熱処理炉の下部の分散板から供給される雰囲気ガスは、
被熱処理金属材料付近を上方向に通過するときに被熱処
理金属材料自体が上部へ抜けようとする雰囲気ガスの流
れの抵抗となり、その結果被熱処理金属材料の上部側で
は、熱媒である粉末粒子の流動化状態が不十分になる。
このように被熱処理金属材料の上部側では、熱媒である
粉末粒子の流動化状態が不十分になると、被熱処理金属
材料の上側への熱伝達と下側への熱伝達とが不均一とな
って、熱処理の不均一化を招く難点があった。
【0011】本発明は、かかる点に立って為されたもの
であって、その目的とするところは、前記した従来技術
の欠点を解消し、被熱処理金属材料の上側面及び下側面
における熱媒粉末の流動化を均一にでき、それによって
被熱処理金属材料の上側面及び下側面を均一に加熱して
熱処理した被熱処理金属材料の品質を顕著に向上するこ
とができる流動層式連続熱処理炉における熱処理方法を
提供することにある。
であって、その目的とするところは、前記した従来技術
の欠点を解消し、被熱処理金属材料の上側面及び下側面
における熱媒粉末の流動化を均一にでき、それによって
被熱処理金属材料の上側面及び下側面を均一に加熱して
熱処理した被熱処理金属材料の品質を顕著に向上するこ
とができる流動層式連続熱処理炉における熱処理方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、熱媒粉末が充填されているレトルトと、該レトル
トの外周辺に設置された加熱ヒーター室と、前記レトル
トの底部に設置され且つ前記熱媒粉末を流動させる雰囲
気ガスを分散供給できる分散板と、該分散板の直下に設
置され且つ前記雰囲気ガスを供給できる雰囲気ガス供給
口と、前記雰囲気ガスを排出できる雰囲気ガス排出口
と、炉の中心軸に沿った両側に設置され且つ被熱処理金
属材料が通過できる金属材料入口及び金属材料出口とを
具備する流動層式連続熱処理炉の金属材料入口より被熱
処理金属材料を連続的に導入し且つ前記金属材料出口よ
り連続的に引き出すことによって熱処理する流動層式連
続熱処理炉における熱処理方法において、前記雰囲気ガ
スを炉下部側に設置された前記分散板から供給される分
に加えて、前記レトルト内に設置された複数本の雰囲気
ガス供給管から炉内を通過する前記被熱処理金属材料の
上面側に雰囲気ガスを供給することを特徴とする流動層
式連続熱処理炉における熱処理方法にある。
ろは、熱媒粉末が充填されているレトルトと、該レトル
トの外周辺に設置された加熱ヒーター室と、前記レトル
トの底部に設置され且つ前記熱媒粉末を流動させる雰囲
気ガスを分散供給できる分散板と、該分散板の直下に設
置され且つ前記雰囲気ガスを供給できる雰囲気ガス供給
口と、前記雰囲気ガスを排出できる雰囲気ガス排出口
と、炉の中心軸に沿った両側に設置され且つ被熱処理金
属材料が通過できる金属材料入口及び金属材料出口とを
具備する流動層式連続熱処理炉の金属材料入口より被熱
処理金属材料を連続的に導入し且つ前記金属材料出口よ
り連続的に引き出すことによって熱処理する流動層式連
続熱処理炉における熱処理方法において、前記雰囲気ガ
スを炉下部側に設置された前記分散板から供給される分
に加えて、前記レトルト内に設置された複数本の雰囲気
ガス供給管から炉内を通過する前記被熱処理金属材料の
上面側に雰囲気ガスを供給することを特徴とする流動層
式連続熱処理炉における熱処理方法にある。
【0013】本発明において、雰囲気ガス供給管から供
給される雰囲気ガスは、該雰囲気ガス供給管の一部分が
配管されている加熱用ヒーター室の高熱により予熱する
ことが好ましい。
給される雰囲気ガスは、該雰囲気ガス供給管の一部分が
配管されている加熱用ヒーター室の高熱により予熱する
ことが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の流動層式連続熱処
理炉における熱処理方法の実施例を図面により説明す
る。
理炉における熱処理方法の実施例を図面により説明す
る。
【0015】(第1実施例)図1は、本発明の流動層式
連続熱処理炉における熱処理方法の第1実施例を示した
横断面図である。また、図2は、図1のレトルト周辺の
部分拡大上断面図である。
連続熱処理炉における熱処理方法の第1実施例を示した
横断面図である。また、図2は、図1のレトルト周辺の
部分拡大上断面図である。
【0016】図1及び図2において、1はレトルト、2
は熱媒粉末、3は雰囲気ガス排出口、4は分散板、5は
金属材料入口、5′は金属材料出口、6はダクト、7は
加熱用ヒーター室、8は雰囲気ガス供給用金属管、9は
被熱処理金属材料、10はノズルである。
は熱媒粉末、3は雰囲気ガス排出口、4は分散板、5は
金属材料入口、5′は金属材料出口、6はダクト、7は
加熱用ヒーター室、8は雰囲気ガス供給用金属管、9は
被熱処理金属材料、10はノズルである。
【0017】即ち、本発明の流動層式連続熱処理炉にお
ける熱処理方法の第1実施例に用いた流動層式連続熱処
理炉は、レトルト1内に熱媒粉末2が充填されており、
そのレトルト1の底部には、分散板4が設置されてお
り、この分散板4を介して雰囲気ガスがレトルト1内に
注入され、そして、その注入された雰囲気ガスにより熱
媒粉末2が持ち上げ流動化されるようになっている。レ
トルト1の外周辺には、加熱用ヒーター室7が設置され
ている。この加熱用ヒーター室7には、ガスバーナーが
設置してあり、燃料ガス、例えばブタンガスを燃焼さ
せ、その燃焼熱によりレトルト1及びそのレトルト1内
に入っている熱媒粉末2を加熱するようになっている。
レトルト1の上部には、雰囲気ガス排出口3が設けられ
ており、そして、この雰囲気ガス排出口3には、排気用
のダクト6が接続されている。流動層式連続熱処理炉の
長手方向軸の一端側には、金属材料入口5、また、その
他端側には、金属材料出口5′が設置されている。
ける熱処理方法の第1実施例に用いた流動層式連続熱処
理炉は、レトルト1内に熱媒粉末2が充填されており、
そのレトルト1の底部には、分散板4が設置されてお
り、この分散板4を介して雰囲気ガスがレトルト1内に
注入され、そして、その注入された雰囲気ガスにより熱
媒粉末2が持ち上げ流動化されるようになっている。レ
トルト1の外周辺には、加熱用ヒーター室7が設置され
ている。この加熱用ヒーター室7には、ガスバーナーが
設置してあり、燃料ガス、例えばブタンガスを燃焼さ
せ、その燃焼熱によりレトルト1及びそのレトルト1内
に入っている熱媒粉末2を加熱するようになっている。
レトルト1の上部には、雰囲気ガス排出口3が設けられ
ており、そして、この雰囲気ガス排出口3には、排気用
のダクト6が接続されている。流動層式連続熱処理炉の
長手方向軸の一端側には、金属材料入口5、また、その
他端側には、金属材料出口5′が設置されている。
【0018】このように構成された流動層式連続熱処理
炉の金属材料入口5から被熱処理金属材料9を炉内に導
入し、それから金属材料出口5′から被熱処理金属材料
9を引き出すことにより被熱処理金属材料を連続的に熱
処理するようになっている。
炉の金属材料入口5から被熱処理金属材料9を炉内に導
入し、それから金属材料出口5′から被熱処理金属材料
9を引き出すことにより被熱処理金属材料を連続的に熱
処理するようになっている。
【0019】次に、本発明の特徴箇所について述べる。
【0020】まず、本実施例の流動層式連続熱処理炉で
は、炉の長手方向の中心軸に対して左右両側からレトル
ト1の内側に向かい且つ通過する被熱処理材料9の長手
方向に対して等間隔となるように雰囲気ガス供給用金属
管8が左右同数の5本ずつ配管してある。これら10本
の雰囲気ガス供給用金属管8のレトルト1内に入ってい
る先端部には、それぞれノズル10が装着されている。
は、炉の長手方向の中心軸に対して左右両側からレトル
ト1の内側に向かい且つ通過する被熱処理材料9の長手
方向に対して等間隔となるように雰囲気ガス供給用金属
管8が左右同数の5本ずつ配管してある。これら10本
の雰囲気ガス供給用金属管8のレトルト1内に入ってい
る先端部には、それぞれノズル10が装着されている。
【0021】流動層式連続熱処理炉内を通過する被熱処
理材料9の上側には、これらのノズル10からそれぞれ
適当量の雰囲気ガスが供給されるようになっていること
から、被熱処理材料9の上側においても熱媒粉末2の流
動化が十分に行われることになる。被熱処理金属材料9
の下側面に加えてその上側面においても熱媒粉末2の流
動化が均一化でき、それによって被熱処理金属材料の上
側面及び下側面の加熱が均一化でき、その結果熱処理し
た被熱処理金属材料の品質を顕著に向上することができ
ることになる。
理材料9の上側には、これらのノズル10からそれぞれ
適当量の雰囲気ガスが供給されるようになっていること
から、被熱処理材料9の上側においても熱媒粉末2の流
動化が十分に行われることになる。被熱処理金属材料9
の下側面に加えてその上側面においても熱媒粉末2の流
動化が均一化でき、それによって被熱処理金属材料の上
側面及び下側面の加熱が均一化でき、その結果熱処理し
た被熱処理金属材料の品質を顕著に向上することができ
ることになる。
【0022】(第2実施例)図3は、本発明の流動層式
連続熱処理炉における熱処理方法の第2実施例を示した
横断面図である。また、図4は、図3のレトルト周辺の
部分拡大上断面図である。
連続熱処理炉における熱処理方法の第2実施例を示した
横断面図である。また、図4は、図3のレトルト周辺の
部分拡大上断面図である。
【0023】図3及び図4において、1はレトルト、2
は熱媒粉末、3は雰囲気ガス排出口、4は分散板、5は
金属材料入口、5′は金属材料出口、6はダクト、7は
加熱用ヒーター室、8は雰囲気ガス供給用金属管、9は
被熱処理金属材料、10はノズルである。
は熱媒粉末、3は雰囲気ガス排出口、4は分散板、5は
金属材料入口、5′は金属材料出口、6はダクト、7は
加熱用ヒーター室、8は雰囲気ガス供給用金属管、9は
被熱処理金属材料、10はノズルである。
【0024】即ち、本発明の第2実施例に用いた流動層
式連続熱処理炉の基本構成は、第1実施例に用いた流動
層式連続熱処理炉と同一である。
式連続熱処理炉の基本構成は、第1実施例に用いた流動
層式連続熱処理炉と同一である。
【0025】本発明の第2実施例の特徴とするところ
は、雰囲気ガス供給用金属管8を炉体下部側から加熱用
ヒーター室7内を通るように配管し、そして、加熱用ヒ
ーター室7内で被熱処理金属材料9の進行方向に対して
等間隔に左右対称に5本ずつ分岐させ、それらの分岐さ
せた先端、つまりレトルト1内に突き出した先端には、
それぞれノズル10が装着されている点である。
は、雰囲気ガス供給用金属管8を炉体下部側から加熱用
ヒーター室7内を通るように配管し、そして、加熱用ヒ
ーター室7内で被熱処理金属材料9の進行方向に対して
等間隔に左右対称に5本ずつ分岐させ、それらの分岐さ
せた先端、つまりレトルト1内に突き出した先端には、
それぞれノズル10が装着されている点である。
【0026】このように構成することにより、雰囲気ガ
スは、加熱用ヒーター室7内部分で予熱され、それによ
って雰囲気ガス供給による炉内温度の降下を効果的に抑
止することができる。
スは、加熱用ヒーター室7内部分で予熱され、それによ
って雰囲気ガス供給による炉内温度の降下を効果的に抑
止することができる。
【0027】そして、流動層式連続熱処理炉内を通過す
る被熱処理材料9は、その上側にもこれらのノズル10
からそれぞれ適当量の雰囲気ガスが供給されて被熱処理
材料9の上側の熱媒粉末2の流動化が十分に行われる。
その結果被熱処理金属材料9の下側面に加えて上側面に
おいても熱媒粉末2の流動化が均一化でき、それによっ
て被熱処理金属材料の上側面及び下側面の加熱が均一化
でき、その結果熱処理した被熱処理金属材料の品質を顕
著に向上することができることになる。
る被熱処理材料9は、その上側にもこれらのノズル10
からそれぞれ適当量の雰囲気ガスが供給されて被熱処理
材料9の上側の熱媒粉末2の流動化が十分に行われる。
その結果被熱処理金属材料9の下側面に加えて上側面に
おいても熱媒粉末2の流動化が均一化でき、それによっ
て被熱処理金属材料の上側面及び下側面の加熱が均一化
でき、その結果熱処理した被熱処理金属材料の品質を顕
著に向上することができることになる。
【0028】なお、本発明において、使用する流動層式
熱処理炉の加熱源は任意である。
熱処理炉の加熱源は任意である。
【0029】また、本発明において、雰囲気ガス成分及
び熱媒粉末2の種類、サイズは限定されず、雰囲気ガス
供給用金属管8の設置位置、形状、長さ、角度、本数等
も限定されるものではない。
び熱媒粉末2の種類、サイズは限定されず、雰囲気ガス
供給用金属管8の設置位置、形状、長さ、角度、本数等
も限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】本発明の流動層式連続熱処理炉における
熱処理方法によれば、被熱処理金属材料の上側面及び下
側面における熱媒粉末の流動化を均一にでき、それによ
って被熱処理金属材料の上側面及び下側面を均一に加熱
して熱処理した被熱処理金属材料の品質を顕著に向上す
ることができるものであり、工業上有用である。
熱処理方法によれば、被熱処理金属材料の上側面及び下
側面における熱媒粉末の流動化を均一にでき、それによ
って被熱処理金属材料の上側面及び下側面を均一に加熱
して熱処理した被熱処理金属材料の品質を顕著に向上す
ることができるものであり、工業上有用である。
【図1】本発明の流動層式連続熱処理炉における熱処理
方の第1実施例を示した横断面図説明図である。
方の第1実施例を示した横断面図説明図である。
【図2】図1の部分拡大上断面図説明図である。
【図3】本発明の流動層式連続熱処理炉における熱処理
方法の第2実施例を示した横断面図説明図である。
方法の第2実施例を示した横断面図説明図である。
【図4】図4の部分拡大上断面図説明図である。
【図5】従来の流動層式連続熱処理炉における熱処理方
法の一例を示した横断面図説明図である。
法の一例を示した横断面図説明図である。
1 レトルト 2 熱媒粉末 3 雰囲気ガス排出口 4 分散板 5 金属材料入口 5′金属材料出口 6 ダクト 7 加熱用ヒーター室 8 雰囲気ガス供給用金属管 9 被熱処理金属材料 10 ノズル
Claims (2)
- 【請求項1】熱媒粉末が充填されているレトルトと、該
レトルトの外周辺に設置された加熱ヒーター室と、前記
レトルトの底部に設置され且つ前記熱媒粉末を流動させ
る雰囲気ガスを分散供給できる分散板と、該分散板の直
下に設置され且つ前記雰囲気ガスを供給できる雰囲気ガ
ス供給口と、前記雰囲気ガスを排出できる雰囲気ガス排
出口と、炉の中心軸に沿った両側に設置され且つ被熱処
理金属材料が通過できる金属材料入口及び金属材料出口
とを具備する流動層式連続熱処理炉の金属材料入口より
被熱処理金属材料を連続的に導入し且つ前記金属材料出
口より連続的に引き出すことによって熱処理する流動層
式連続熱処理炉における熱処理方法において、前記雰囲
気ガスを炉下部側に設置された前記分散板から供給され
る分に加えて、前記レトルト内に設置された複数本の雰
囲気ガス供給管から炉内を通過する前記被熱処理金属材
料の上面側に雰囲気ガスを供給することを特徴とする流
動層式連続熱処理炉における熱処理方法。 - 【請求項2】雰囲気ガス供給管から供給される雰囲気ガ
スを、該雰囲気ガス供給管の一部分が配管されている加
熱用ヒーター室の高熱により予熱することを特徴とする
請求項1記載の流動層式連続熱処理炉における熱処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10308732A JP2000129363A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 流動層式連続熱処理炉における熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10308732A JP2000129363A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 流動層式連続熱処理炉における熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000129363A true JP2000129363A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17984627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10308732A Pending JP2000129363A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 流動層式連続熱処理炉における熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000129363A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105255520A (zh) * | 2015-11-24 | 2016-01-20 | 中国矿业大学(北京) | 高温气流床气化/热解综合试验装置及系统 |
-
1998
- 1998-10-29 JP JP10308732A patent/JP2000129363A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105255520A (zh) * | 2015-11-24 | 2016-01-20 | 中国矿业大学(北京) | 高温气流床气化/热解综合试验装置及系统 |
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