JPH033782Y2 - - Google Patents

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JPH033782Y2
JPH033782Y2 JP9475482U JP9475482U JPH033782Y2 JP H033782 Y2 JPH033782 Y2 JP H033782Y2 JP 9475482 U JP9475482 U JP 9475482U JP 9475482 U JP9475482 U JP 9475482U JP H033782 Y2 JPH033782 Y2 JP H033782Y2
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air
diffuser
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pipes
pressure
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JP9475482U
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  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、流動床式焼却炉の散気装置に関す
るものである。
〔従来の技術及びその課題〕
焼却炉内の下部に砂を充填し、その砂を焼却炉
の下部より吹き込むエアによつて流動化させ、か
つ上部からの加熱によつて砂粒子を赤熱化し、そ
の上よりごみを供給するようにした流動床式焼却
炉を採用してごみを瞬間的に完全燃焼させるに
は、砂層の全体を均一に流動化させる必要があ
る。
この砂層の流動化には、焼却炉体内の下部に散
気板を配置して、その下方に供給した高圧エアを
散気板の孔より流出させる散気板方式と、炉体内
の下部に複数の散気管を並列し、その各散気管に
供給した高圧エアを散気管のノズルより流出させ
る散気管方式と、が存在するが、前者の散気板方
式は、散気板で砂を受けるため、散気板の孔が目
詰りし易いという問題がある。
一方、散気管を採用する流動化方式は、高圧エ
アの供給側に位置するノズルと、管の末端側に位
置するノズルとから流出する高圧エアの噴出圧力
に大きな圧力差が生じるため、流動床の全体を均
一に流動化させることができないという欠点があ
る。
また、流動床式焼却炉では、炉の底から空缶等
の不燃物及び重量物を取り出すため、散気板及び
散気管の設置位置にそれらを通過させる空隙を確
保する必要がある。
〔考案の目的〕
この考案は、散気管を採用する流動床式焼却炉
の改良に係り、流動床の流動を極力均一に近づけ
るとともに、重量物の沈降性及び散気部の耐久性
の向上を図ることを目的としている。
〔目的を達成するための手段〕
この目的を達成するため、この考案にあつて
は、炉体の内側下部に複数の断面縦長長方形のエ
アヘツダを並列し、この各エアヘツダ上面を傾斜
面とし、各エアヘツダの上に、エアヘツダの長さ
方向にその長さ方向の複数の散気管を並べ、この
各散気管とその下方のエアヘツダとをそれぞれ複
数の連結管で連通し、その各散気管のそれぞれの
各連結管は散気管の長さ方向に等間隔に設けられ
て、その下端がエアヘツダの上面に接続されてお
り、かつ、上記散気管には複数のノズルを設けた
構成としたのである。
〔作用〕
この様に構成されるこの考案は、炉体内に砂を
充填した状態で、エアヘツダに高圧エアを供給す
ると、連結管を通つて散気管のノズルからエアが
噴出し、この噴出により砂が流動する。
この流動する砂の加熱して赤熱し、その上より
ごみを供給すると、このごみは瞬間的に燃焼し、
純灰分は燃焼ガスの流れにのつて炉外に搬送され
る。一方流動砂より重い物は砂層を各散気管間及
び各エアヘツダ間を通つて沈降し、砂とともに炉
外に取り出される。
この作用におけるエアヘツダから連結管、連結
管から散気管へのエア流通において、流通路の縮
小、分岐により動圧が低下するため、エアヘツダ
内の総圧にしめる動圧のパーセントが低下すると
ともに、各散気管内でのエア圧力のムラも少な
い。
このため、エアヘツダの空気入口一端と他端と
の圧力差及び各散気管内の圧力差も小さくなり、
各散気管からの噴出圧力の均一化が図られる。
また、エアヘツダが断面縦長長方形であるた
め、各ヘツダ間が広くなるとともに、その上面が
傾斜しているため、重量物が上面を円滑に降下す
る。したがつて、砂層内を沈降する重量物は、エ
アヘツダ間をひつかかることなく円滑に通過す
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付説明に基づいて
説明する。
図示のように、炉体1の内側下部には、複数の
エアヘツダ2が特間隔に並列されている。このエ
アヘツダ2は、縦方向に切つた断面が縦長長方形
となり、その上面は下り勾配の傾斜をもつた傾斜
面3となつている。また、エアヘツダ2の一方の
端部は閉鎖し、その閉鎖側端部は、炉体1に取付
けたヘツダスリーブ4にスライド自在に挿入され
ている(第3図参照)。
上記エアヘツダ2は、二群に分けられ、各群の
エアヘツダ2は、炉体1の外側に配置した第1・
第2元ヘツド5,5′に接続され、この第1元ヘ
ツダ5および第2元ヘツド5′から高圧エアが供
給されるようになつている(第2図参照)。
前記エアヘツダ2上で、このエアヘツダ2の長
さ方向にはその長さ方向の第1散気管6および第
2散気管6′が並び、この各散気管6,6′とその
下方のエアヘツダ2とは、複数の等間隔に並列し
た連結管7で、その上下端を散気管6,6′の下
面及びエアヘツダ2の上面に接続して連通してい
る。
第1散気管6および第2散気管6′の下側長さ
方向には、連結管7の接続位置を挟む前後に高圧
エアを斜め下向きに噴射するノズル8が設けられ
ている。このノズル8は、二列に並び、散気管
6,6′の長さ方向に並ぶノズル8の間隔は等し
くなつている。
実施例で示す散気装置は上記の構造から成り、
いま、炉体1の内部に砂Sを充填した状態で第
1・第2ヘツド5,5′に高圧エアを供給すると、
この高圧エアは各エアヘツダ2に流れ、連結管7
より散気管6,6′内に流入し、ノズル8から下
向きに噴射して、砂Sが流動する。
この流動する砂を加熱して赤熱し、その上より
ごみを供給すると、このごみは瞬間的に燃焼し、
純灰分は燃焼ガスの流れにのつて炉外に搬送さ
れ、一方、流動砂より重い物は砂層を各散気管
6,6′の間及び各エアヘツダ2間を通つて沈降
し、砂とともに炉外に取り出される。
この作用におけるエアヘツダ2から連結管7、
連結管7から散気管6,6′へのエア流通におい
て、流通路の縮小、分岐により動圧が低下するた
め、エアヘツダ2内の総圧にしめる動圧のパーセ
ントが低下する。このため、エアヘツダ2の空気
入口一端(第3図左端)と他端(同図右端)との
圧力差も小さくなる。また、各散気管6へは等間
隔の連結管7でエアを供給するため、各散気管6
内でのエア圧力ムラが少ない。このようにして、
各散気管6,6′のノズル8からの噴出圧力の均
一化が図られ、炉体1内全域における流動の均一
化が図られる。
また、エアヘツダ2が断面縦長長方形であるた
め、各ヘツダ2間が広くなるとともに、その上面
が傾斜面3となつているため、重量物が上面を円
滑に降下する。したがつて、砂層内を沈降する重
量物は、エアヘツダ2間をひつかかることなく円
滑に通過する。
さらに、流動は、散気管6,6′の近傍から上
方で行なわれ、その流動部分が赤熱化する。この
ため、散気管6,6′も高温となり、膨張等の変
形が生じるが、連結管7の屈曲によりその変形は
吸収される。
なお、実施例の場合は、エアヘツダ2に二本の
散気管6,6′を設けたが、散気管6,6′の数は
任意である。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように構成し、エアヘツダ内
のエア圧力の均一化を図るとともに、各散気管内
のエア圧力ムラを少なくしたので、散気管からの
噴出圧力の均一化が図られ、流動も極力均一化す
る。
また、エアヘツダを断面縦長長方形としたの
で、炉体の所定幅内で、所要断面積のエアヘツダ
を設けようとする時、断面円形などのものに比
べ、エアヘツダ間及びエアヘツダと炉壁間が広く
なるように、エアヘツダ上面が傾斜しているの
で、重量物が円滑に沈降する。
さらに、エアヘツダの上方で散気するようにし
たので、エアヘツダの温度上昇は、流動部(散気
管部)に比べかなり低下(実験例では100〜150℃
の差があつた)するため、エアヘツダの熱膨張な
どの変形は少なくなり、それゆえ、耐久性も増す
うえに、エアヘツダの支持構造も簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る散気装置を実施した
焼却炉の概略図、第2図は同上横断平面図、第3
図は同上の縦断正面図、第4図は第3図の要部切
断側面図、第5図は第4図の縦断正面図である。 1……炉体、2……エアヘツダ、3……傾斜
面、6,6′……散気管、7……連結管、8……
ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧エアが供給される複数の断面縦長長方形の
    エアヘツダ2を炉体1内の下部に並列し、このエ
    アヘツダ2の上面を傾斜面3とし、上記各エアヘ
    ツダ2上に、このエアヘツダ2の長さ方向にその
    長さ方向の複数の散気管6,6′を並べ、その各
    散気管6,6′とその下方のエアヘツダ2とをそ
    れぞれ複数の連結管7で連通し、その各散気管
    6,6′のそれぞれの各連結管7は散気管6,
    6′の長さ方向に等間隔に設けられてその下端が
    エアヘツダ2の上面に接続されており、かつ、上
    記散気管6,6′には複数のノズル8を設けた流
    動床式焼却炉の散気装置。
JP9475482U 1982-06-23 1982-06-23 流動床式焼却炉の散気装置 Granted JPS593130U (ja)

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JP9475482U JPS593130U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 流動床式焼却炉の散気装置

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JP9475482U JPS593130U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 流動床式焼却炉の散気装置

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Publication Number Publication Date
JPS593130U JPS593130U (ja) 1984-01-10
JPH033782Y2 true JPH033782Y2 (ja) 1991-01-31

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ID=30226633

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JP9475482U Granted JPS593130U (ja) 1982-06-23 1982-06-23 流動床式焼却炉の散気装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618025Y2 (ja) * 1985-05-03 1994-05-11 三菱重工業株式会社 側弁式汎用エンジンのブリーザ装置

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JPS593130U (ja) 1984-01-10

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