JPH0327224B2 - - Google Patents

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JPH0327224B2
JPH0327224B2 JP32699089A JP32699089A JPH0327224B2 JP H0327224 B2 JPH0327224 B2 JP H0327224B2 JP 32699089 A JP32699089 A JP 32699089A JP 32699089 A JP32699089 A JP 32699089A JP H0327224 B2 JPH0327224 B2 JP H0327224B2
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Shohachi Ugawa
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Publication of JPH02211188A publication Critical patent/JPH02211188A/ja
Publication of JPH0327224B2 publication Critical patent/JPH0327224B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で
代表される弾球遊技機の錠装置に関し、特に、ガ
ラス枠や前面枠等を含む扉枠の施錠を機械的な錠
と鍵を用いて行なうのに代えてまたはそれに合わ
せて電気的に行なうようにした弾球遊技機の錠装
置に関する。
[従来の技術] 周知のように、パチンコ遊技機やコイン遊技機
のようなパチンコ玉等を用いて遊技する弾球遊技
機においては、その前面に前面枠およびガラス枠
がそれぞれ開閉自在に装着されている。このガラ
ス枠が開成されるのは、営業中であれば、遊技盤
に形成された釘に玉が引掛かつたときやヤクモノ
が故障したときにそれを修理する場合である。ま
た、閉店後においては、釘調整を行なうために、
ガラス枠が開成される。前面枠は、ガラス枠を開
閉自在に装着しかつ遊技盤を一体的に支持して構
成される。この前面枠は遊技盤の裏面に配設され
た各種の機構が故障したときに、それを修理する
ために、弾球遊技機を取付けている島枠に対して
開閉自在に装着される。このようなガラス枠や前
面枠等の扉枠を開閉するために、従来では、扉枠
を施錠または解錠するための錠機構が内蔵されて
おり、遊技場における複数の弾球遊技機に共通の
鍵により前記扉枠を作動させて施錠または解錠を
行なつていた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、遊技場では、釘に玉が引掛かつたり
ヤクモノが故障した場合等のような異常時におい
て迅速に対処するために、遊技場の従業員に鍵を
携帯させている。ところが、従業員が鍵を紛失し
た場合において、その鍵が遊技客に拾得される
と、遊技客はその鍵で前面枠やガラス枠を不正に
開成して、自己に有利なようにヤクモノを強制的
に開成させたり釘を調整するなどの不正遊技が行
なわれることがあつた。そこで、このような不正
遊技を防止するための1つの方法として、遊技場
における全台のうち弾球遊技機のうち島単位の弾
球遊技機ごとに鍵の種類を異ならせておき、たと
え鍵を紛失した場合でもその鍵がどの台の鍵であ
るかをわからないようにする方法が考えられる。
しかし、この方法の場合には、1つの遊技場で管
理する鍵の種類が増加し、鍵の管理を十分に行な
えない場合が生じる。また、或る弾球遊技機の解
錠操作に必要な鍵を多数の鍵の中から探し出さな
ければならず、鍵の割出しに時間がかかつて遊技
者に苛立ち感を与えてしまうという不都合が生じ
る。ゆえに、迅速な解錠操作を要求される遊技場
においては鍵の種類をあまり多くすることができ
ないのであり、1種類の鍵で多数の弾球遊技機を
解錠できるように構成せざるを得ないのである。
一方、遊技客が紛失した鍵を拾得しその鍵がどの
台の鍵であるかを探し当てれば、不正遊技される
危険性があるため、このような危険性を完全に防
止するためには、紛失した鍵に対応する複数の鍵
を交換しなければならず、極めて高価となりかつ
面倒で煩雑な作業となる欠点があつた。
さらに、従業員が扉枠を開成して所定の作業を
した後に、その扉枠を完全に閉めずに半開きのま
まにしておく等の不注意による閉め忘れが生じる
場合があり、そのような場合には遊技者がその扉
枠を開成して不正遊技を行なうという不都合が生
じる。
本発明は、かかる実情に鑑み、弾球遊技機の扉
枠を開成させるための鍵を紛失してその紛失した
鍵を遊技者が拾得したことによつて生ずる不正遊
技を安価でかつ簡単な作業により防止でき、しか
も、従業員による扉枠の閉め忘れ等によつて生じ
る不正遊技をも極力未然に防止できる弾球遊技機
の錠装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、扉枠が開閉自在に設けられている弾
球遊技機の錠装置であつて、 前記弾球遊技機に設けられ、前記扉枠を閉成姿
勢で施錠可能な施錠機構と、 前記弾球遊技機の前面に関連した位置に設けら
れ、前記扉枠を開成可能な状態にするための情報
が入力可能な情報入力部と、 携帯型の指令部材であつて、前記情報入力部か
ら入力されて、前記扉枠の開成可能化許否の判断
を行なうために所定の基準登録情報と比較判断さ
れる開成可能化指令情報が記録され、所定の情報
入力操作により前記開成可能化指令情報を前記情
報入力部から入力して開成可能化指令操作を行な
うための開成可能化指令部材と、 該開成可能化指令部材から入力された前記開成
可能化指令情報が前記扉枠の開成可能化を許すこ
とのできる適正な情報であつた場合に、前記施錠
機構に対して動作し前記扉枠を開成不可能な状態
から開成可能な状態に切換える電気的開成可能化
手段とを含み、 さらに、前記扉枠の開成に関する情報を表示す
る開成情報表示手段が前記弾球遊技機の前面に関
連した位置に設けられていることを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、施錠機構によつて弾球遊技機
の扉枠が閉成姿勢で施錠される。また、開成可能
化指令部材に記録されている開成可能化指令情報
すなわち扉枠の開成可能化許否の判断を行なうた
めに所定の基準登録情報と比較判断される情報
が、弾球遊技機の前面に関連した位置に設けられ
ている情報入力部から入力可能に構成されてい
る。そして、前記開成可能化指令部材から入力さ
れた前記開成可能化指令情報が前記扉枠の開成可
能化を許すことのできる適正な情報であつた場合
に、電気的開成可能化手段が前記施錠機構に対し
て動作し前記扉枠が開成不可能な状態から開成可
能な状態に切換えられる。さらに、弾球遊技機の
前面に関連した位置に設けられている開成情報表
示手段により、前記扉枠の開成に関する情報が表
示される。つまり、入力情報と基準登録情報との
比較判断に基づいて扉枠の開成可能制御を行なう
という情報比較方式による錠装置を採用している
ために、前記開成可能化指令部材を紛失した場合
であつてもその紛失した開成可能化指令部材に対
応する開成可能化指令情報や基準登録情報を他の
新たな情報に変更するという簡単な情報変更等の
操作で、紛失した開成可能化指令部材を使用した
不正遊技を防止できる。また、開成情報表示手段
による表示を確認することにより、扉枠の閉め忘
れ等により扉枠が完全には閉まつていないことが
確認できる。
[実施例] 以下に図面に参照して、この発明の具体的な実
施例について説明する。なお、以下の実施例で
は、弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機(以下パ
チンコ機)にこの発明を適用した場合について説
明する。
第1図はこの発明の一実施例の施錠管理装置の
全体を示す概略図である。第2図は、弾球遊技機
の一例のパチンコ機を複数並設した状態を示す1
つの島の正面図である。
まず、第1図および第2図を参照して、この発
明が適用される遊技場の概略およびこの発明の錠
装置が用いられる施錠管理装置の全体の概略を説
明する。
パチンコ遊技場10には、複数の島20が設置
されるとともに、各島20から離れた場所に景品
交換所(またはカウンタ)11が設けられる。島
20には、、複数台のパチンコ機30が1列また
は背中合わせで2列に並設される。また、パチン
コ機30の適当な台数ごとの間には、薄型玉貸機
21が設置される。各パチンコ機30の背面下方
には、打込玉を回収するための集合樋221が傾
斜して設けられる。集合樋221の終端には、リ
フト23が設けられる。リフト23の上部から各
パチンコ機30の上部に至る径路には、回収した
玉を補給する補給樋222が設けられる。各パチ
ンコ機30の上部位置には、幕板24が島枠(図
示せず)に関連して形成される。幕板24の表面
には、呼出ボタン25と、呼出表示器26と情報
入力部の一例の第1の接続部材27と、表示器2
8および29とが配設される。この接続部材27
は、嵌合穴の中に、後述の第7図で詳述する情報
記憶担体により構成された開成可能化指令部材の
一例の電子キーユニツト70を電気的に接続して
装着するための接続端子を形成してなる。表示器
28は、電子キーユニツト70を用いてガラス枠
および前面枠を含む扉枠を開成する場合に、開成
を許容されたことを表示するものである。表示器
29は、、扉枠の開成を許容されたことを表示す
るものである。前記表示器28,29により、前
記扉枠の開成に関する情報を表示する開成情報表
示手段が構成されている。各パチンコ機30ごと
に設けられる接続部材27および表示器28,2
9は、それぞれ接続線を介して後述の管理装置6
0に接続される。この管理装置60は、遊技場1
0から離れた管理室に設置されるかまたは景品交
換所11に設置される。あるいはパチンコ機30
毎にそれぞれ管理装置60を組込んでもよい。
第3図は、この発明が適用されるパチンコ機の
ガラス枠を開成した状態を示す正面図である。周
知のように、パチンコ機30は、遊技盤31を含
む。この遊技盤31は、前面枠32に一体的に取
付けられる。前面枠32は島枠(図示せず)また
はパチンコ機の内枠に開閉自在に装着される。前
面枠32には、ガラス枠33および前飾り板34
が開閉自在に装着される。前面枠32の縦枠(図
示ではパチンコ機の裏面から見て左縦枠)の内側
には、後述の第4A図〜第4C図で詳述する施錠
機構40が設けられる。この施錠機構40には、
必要に応じてその前面に鍵穴41が設けられてい
る。そして、施錠機構40は、鍵が鍵穴41へ挿
入されて回動されることにより、ガラス枠33の
施錠状態を解錠しまたは前面枠33の施錠状態を
解錠する。
前記ガラス枠33には、前面ガラス331が装
着される。ガラス枠33の開放端側側面には、後
述のフツクに係合するための係合面片332が形
成される。このガラス枠33は、遊技場の閉店後
において遊技盤31に植設された釘を調整するた
めに開成される。また、ガラス枠33は営業中に
おいて遊技盤31に配設されたヤクモノが故障し
たときまたは遊技盤31に植設された釘の間に打
込玉が詰まつたとき、それを解消しまたは取除く
ために開成される。
前記前面枠32は、遊技盤31の裏側に設けら
れた各種の機構、たとえば入賞球処理器や賞品玉
払出機構などの故障時において、係員が修理する
ために開成される。前記前面枠32とガラス枠3
3との両方またはそれらのいずれか一方により扉
枠が構成される。
第4A図ないし第4C図は、前面枠およびガラ
ス枠と施錠機構および電気的開成可能化手段との
関連を示す詳細図である。特に、第4A図はその
斜視図であり、第4B図はガラス枠33を施錠す
る第1の施錠機構の解錠状態を示す側面図であ
り、第4C図は第1の施錠機構の施錠状態を示す
側面図を示している。次に、第4A図ないし第4
C図を参照して、施錠機構および電気的開成可能
化手段の具体的構成を説明する。
前記施錠機構40は、第1の施錠機構42と第
2の施錠機構43とを含む。第1の施錠機構42
は、次のごとく構成される。すなわち、前面枠3
2の縦枠の内側には、固定金具421が固着され
る。この固定金具421には、その長手方向の2
箇所に突起部422が形成される。両突起部42
2は、摺動板423のガイド溝424が嵌挿され
て、該摺動板423を摺動自在に支持する。摺動
板423の上下には、前記係合片332と係合す
るためのフツク425が形成される。この摺動板
423は、その摺動によつてガラス枠33を前面
側へ押出すために、フツク425の上部位置に傾
斜部426が形成される。また摺動板423は、
ばね427を介して固定金具421に連係され、
常時上方向に弾発付勢される。一方、電気的付勢
に応じて第1の施錠機構42を解錠してガラス枠
33を開成可能な状態にするために、第1の電気
的駆動源の一例のソレノイド44とロツド442
とからなる第1の電気的開成可能化手段が前面枠
32の裏側に固着されている。ソレノイド44の
プランジヤ441には、ロツド442の一端が連
結される。ロツド442の他端は、摺動板423
に連結される。このように構成することによつ
て、ソレノイド44が電気的に付勢されたとき、
摺動板423を下方向に摺動させてガラス枠33
の解錠を行ないガラス枠33が開成可能な状態に
なる。この状態で、係員等がガラス枠33を手前
に引張る等所定の開成力を働かせることによりガ
ラス枠33が実際に開成される。
前記第2の施錠機構43には、ソレノイド45
によつて上下に摺動する摺動板(図示せず)に関
連して、フツク431が上下に設けられている。
このフツク431に対応する位置の内枠(または
島枠)35には、該フツク431と係合する係合
片432(図示では下側の係合片を省略して示
す)が設けられる。また、第2の施錠機構43を
解錠して前面枠32を開成可能な状態にするため
に、第2の電気的駆動源の一例のソレノイド45
とフツク431およびピン433とからなる第2
の電気的開成可能化手段が設けられる。ソレノイ
ド45はプランジヤ451がフツク431に形成
されたピン433と係合する高さであつて、内枠
35側に固着される。これによつて、ソレノイド
45が電気的に付勢されると、プランジヤ451
を上方向に押上げることにより、ピン433を押
上げ、それによつてフツク431と係合片432
との係合状態を解除させる。これによつて前面枠
32が開成可能な状態となり、係員等が前面枠3
2を手前に引張る等所定の開成力を付与すること
により前面枠32が実際に開成する。
なお、電気的駆動源はソレノイドに限らず、従
来から周知の電磁バルブにより制御されるエアシ
リンダ等電気的に作動して駆動力を発生するもの
であればどんなものであつても本発明が実施し得
る。
第5A図および属5B図は施錠機構および電気
的開成可能化手段の他の例を示す縦断面図であ
る。前述の第4図に示した実施例では、ソレノイ
ド44を電気的に付勢することにより、ガラス枠
33の第1の施錠機構42を自動的に解錠し、ソ
レノイド45を付勢することにより、前面枠32
の第2の施錠機構43を自動的に解錠する場合に
ついて述べたが、しかし、この実施例では、ソレ
ノイドの付勢によつて直ちにガラス枠または前面
枠それぞれの施錠機構を解錠するのではなく、そ
れぞれの施錠機構を能動化することにより鍵を用
いての開成可能化状態にするものである。
具体的には、前記前面枠32に関連して鍵穴4
1が設けられる。前記施錠機構42は、鍵51を
挿入して回動したとき、前記摺動板423および
フツク431の形成された摺動板(図示せず)を
摺動し得るように構成される。そして、摺動板4
23に固着されたロツド442に関連して、第1
の電気的駆動源の一例のソレノイド54が設けら
れる。ソレノイド54は、電気的に付勢されない
ときプランジヤを突出してロツド442と係合し
て摺動板423の下方向への摺動を拘束し(第5
A図参照)、電気的付勢に応じてプランジヤを吸
引して該摺動板423の下方向への摺動を許容す
る(第5B図参照)。
一方、前記フツク431に関連して、第2の電
気的駆動源の一例のソレノイド55が設けられ
る。ソレノイド55は電気的に付勢されないと
き、施錠機構に対してプランジヤを突出するよう
に動作してフツク431の上方向への移動を拘束
し(第5A図参照)、電気的付勢に応じて施錠機
構に対してプランジヤを吸引するように動作して
フツク431の上方向への移動を許容する(第5
B図参照)。
このように構成することによつて、ソレノイド
54または55が電気的に付勢してガラス枠また
は前面枠を鍵51を用いて開成可能状態とする。
また、両ソレノイド54,55が付勢されないと
きは、たとえ鍵51を用いてもガラス枠33およ
び前面枠32の開成は禁止されたままである。な
お、前記ソレノイド44,45に代えて、モータ
により電気的駆動源を構成することもできる。
第6図は、管理装置60の外観図である。図に
おいて、管理装置60は、筐体61の前面側に、
操作パネル611と表示パネル612とを形成し
てなる。操作パネル611上には、キーシリンダ
スイツチ(キースイツチ)62が設けられる。キ
ースイツチ62は、OFF位置で電源OFF状態を
選択し、ON位置で管理装置60の電源投入状態
を選択し、LOCK位置で後述のキーボードの操作
を禁止する状態を選択する。操作パネル611上
には、情報入力操作手段の一例のキーボード63
が配設される。キーボード63は、0,1〜9の
キーを含む数値キー630と、リセツトキー63
rと、各種の情報を入力しまたは動作指令するた
めの各種キー631〜637とを含む。
次に、前記各種キー631〜637の詳細を説
明する。日付キー631は、数値キー30を操作
して入力された数値情報が年月日であることを指
定するために用いられる。許容コードキー632
は、数値キー630を操作して入力された数値情
報が基準登録情報の一例の許容コードであること
を指定するために用いられる。書込キー633
は、許容コードを開成可能化指令情報として電子
キーユニツトに書込指令するために用いられる。
読出キー634は、許容コードを読出して後述の
数値表示器66に表示指令するために用いられ
る。印字キー635は、後述のフアイル記憶用メ
モリ(RAM)900の内容を印字指令するため
に用いられる。紛失キー636は、開成可能化指
令部材の一例の電子キーユニツトを紛失したと
き、当該電子キーユニツトに書込まれていた許容
コードすなわち開成可能化指令情報を入力する際
に用いられる。メモリクリアキー637は、後述
のRAM900の内容をクリア指令するために用
いられる。なお、各種キー631〜637は、好
ましくはランプを含む照光式押しボタンスイツチ
が用いられる。
さらに、操作パネル611には、後述のプリン
タ84で印字記録された用紙を放出するための開
口部64が形成される。この開口部64の内側に
は、後述のプリンタ84が内蔵される。また、操
作パネル611には、嵌合穴65が複数個形成さ
れる。この嵌合穴65の内側には、後述の電子キ
ーユニツト70を嵌合したとき、該電子キーユニ
ツト70に形成された端子と電気的に接触するた
めの接続端子すなわちコネクタ(図示せず)が形
成される。このコネクタと嵌合穴65とで、第2
の接続部材を構成する。
前記表示パネル612上には、数値情報を表示
するための数値表示器66が設けられる。また、
表示パネル612上には、扉枠開成状態表示装置
67が設けられる。この扉枠開成状態表示装置6
7には、ガラス枠の開成状態を表示する表示素子
(たとえば発光ダイオード)と前面枠の開成状態
を表示する表示装置とが、それぞれ各パチンコ機
の台番号別に対応して配設されている。さらに、
表示パネル612の一部には、報知手段の一例の
表示ランプ681および682が配設されるとと
もに、音抜き孔683が穿設される。この音抜き
孔683の裏側には、報知手段の他の一例の警報
器(後述の第8図に示す85)が設けられてい
る。この警報器には、ブザーやスピーカなどのよ
うな音声で警報を発するものが用いられる。表示
ランプ681は、たとえば紛失した開成可能化指
令部材を用いて不正に扉枠を開成しようとしてい
ることが判断されたとき、点灯表示によつてそれ
を報知するものである。表示ランプ682は紛失
した電子キーユニツト70に書込まれていた許容
コードすなわち開成可能化指令情報が誤つて入力
されたことを報知するものである。
第7図は開成可能化指令部材の一例の電子キー
ユニツト70の詳細図である。電子キーユニツト
70は、直方体の筐体71に、嵌合用突起部72
を形成してなる。この電子キーユニツト70に
は、図示しないがデータを書込みまたは読出する
ことの可能なメモリが内蔵されている。そして、
メモリのデータ入出力端子73が、嵌合用突起部
72の外周部でかつ電子キーユニツト70を前記
接続部材27または嵌合孔65へ挿入する方向に
形成される。電子キーユニツト70に内蔵される
メモリには、好ましくはP−ROMのような不揮
発性メモリが用いられる。また、メモリの他の例
として、RAMなどの揮発性メモリを用いる場合
は、電池を内蔵しておき、該電池によつてRAM
の記憶内容の破壊を防止するように回路構成して
もよい。
さらに、前面枠32を開成したい場合またはガ
ラス枠33を開成したい場合のいずれかを識別す
る情報を出力するために、切換スイツチ74が設
けられる。そして、入出力端子73の端子数がメ
モリに記憶されている複数桁の数字情報からなる
許容コードのビツト数に加えて、1ビツト分だけ
多く形成される。この付加された1ビツトは、切
換スイツチ74の切換に基づいて前面枠またはガ
ラス枠のいずれかを表わす識別情報のビツトとし
て用いられる。たとえば入出力端子73から導出
されるビツト並列データのうちの最上位ビツトが
論理「0」のとき前面枠32を選択し、論理
「1」のときガラス枠33を選択するものとする。
また、筐体71の一部には、プツシユスイツチ7
5が設けられる。このプツシユスイツチ75は、
筐体71をパチンコ機の上部に設けられた第1の
接続部材27へ装着したとき、データを読出し要
求するために用いられる。
なお、第7図には、開成可能化指令部材の一例
として、メモリを内蔵する電子キーユニツト70
の場合について説明したが、これに限らず、各種
の情報を書込可能なものを用いることもできる。
たとえば、磁気カードまたは磁気棒を用いて許容
コードを磁気記録してもよい。その場合は、情報
読出手段として、前述のコネクタ27に代えて、
磁気情報読取入力手段が用いられる。また、管理
装置60には、後述の第8図に示すコネクタ65
2に代えて、磁気記録手段が設けられる。さら
に、電子キーユニツト70として、ICカードや
光カード(光デイスクメモリを利用したカード)
等を採用することもできる。上述の実施例の電子
キーユニツト70としては、情報が書込可能なも
のを示したが、情報が固定的なものであつてもよ
い。上述の実施例では、電子キーユニツト70を
接続部材27に機械的に接続して、解錠情報を出
力するように構成したが、その他、電子キーユニ
ツトを電気的に接続(電磁波等の出力を受けるリ
モコン方式により接続)してもよい。
第8図は、この発明が用いられる施錠管理装置
のブロツク図である。第8図において、複数台の
パチンコ機30には、第2の接続部材に含まれる
コネクタ27と、ソレノイド44および45を駆
動制御する駆動回路36と、表示器28,29と
を含む。つまり、この第8図は、前記コネクタ2
7と表示器28,29とがパチンコ機30自体に
一体に設けられた実施例である。これらのコネク
タ27,駆動回路36,表示器28および29
が、接続線を介して管理装置60に含まれるイン
ターフエイス82に接続される。なお、駆動回路
36は、管理装置60側に設けてもよい。前記表
示装置28,29は扉枠が開成したことを表示す
るものであつてもよい。
管理装置60は、演算処理手段の一例のCPU
81を含む。CPU81には、前記キーボード6
3と、数値表示器66と、扉枠開成状態表示装置
67と、第2の接続部材(たとえばコネクタ)6
52とが接続される。また、CPU81には、イ
ンターフエイス82が接続されるとともに、後述
の第10図および第11図に示すプログラムを予
め設定記憶しているROM83と、RAM90お
よび900とが接続される。なお、必要に応じ
て、CPU81に関連してプリンタ84が接続さ
れる。
第9図は、前記RAM90およびフアイル用
RAM900の記憶領域を図解的に示した図であ
る。RAM90は、複数のレジスタ領域91〜9
5と、フラグ領域Fとを含む。数値レジスタ91
は、前記数値キー630を操作して入力された数
値情報をストアする。台番号カウンタ92は、各
パチンコ機から解除要求があるか否かを台番号順
次に判断するための台番号指定用として利用され
る。年月日レジスタ93は、数値キー630を操
作して入力された数値情報が年月日であるとき、
それをストアするものである。許容コードレジス
タ(第2の記憶手段)94は、正規の電子キーユ
ニツト70のメモリに書込まれているガラス枠ま
たは前面枠を開成することを許容された許容コー
ドと同じコードをストアするために用いられる。
桁数カウンタ95は、数値キー630を操作して
入力された数値情報の桁数を計数するために用い
られる。なお、以下の説明では、91,93,9
4を単にレジスタと略称し、92,95を単にカ
ウンタと略称する。
前記フラグ領域Fには、フラグF1〜F3を含
む。フラグF1は日付キー631が操作されたこ
とを記憶する。フラグF2は許容コードキー63
2が操作されたことを記憶する。フラグF3は許
容コードが入力されたことを記憶する。
前記フアイル用RAM900は、或る期間また
は年月日に用いられた許容コードを記憶する記憶
領域910と、紛失した電子キーユニツト70に
書込まれていた許容コードを記憶する記憶領域
(第2の記憶手段)920とを含む。記憶領域9
10は、各番地ごとに、期間情報を記憶する期間
情報記憶領域911および912と、当該期間に
おける使用された許容コードを記憶する許容コー
ド記憶領域913とに分けられる。この期間情報
記憶領域は、同じ許容コードの使用を開始した年
月日を記憶する領域911および同じ許容コード
を続けて使用した期間の終了した年月日を記憶す
る領域912を含む。
なお、或る許容コードを1日だけ使用した場合
には、開始日を表わす領域911の1つの番地に
開始日が記憶され、終了を表わす記憶領域912
には何ら情報が記憶されない。また、同じ許容コ
ードを続けて或る期間中使用する場合において、
直前の番地に記憶されている許容コードがその日
に入力された許容コードと同じであれば、同じ許
容コードの使用終了日を表わす記憶領域912の
当該番地に対応する部分にその日の日付が更新的
に書込まれる。また、記憶領域920の各番地に
は、紛失した電子キーユニツトに書込まれている
許容コードが書込まれる。
第10図は、管理装置60の動作を説明するた
めのフローチヤートである。
次に、第6図〜第10図を参照して、許容コー
ドを設定する場合の動作を説明する。許容コード
の設定入力は、キースイツチ62をON位置で切
換えた後、以下の操作のごとく年月日情報を入力
しかつ許容コードを入力することによつて行なわ
れる。すなわち、遊技場の開店前に、数値キー6
30および日付キー631を操作してその日の年
月日情報を入力した後、数値キー630および許
容コードキー632を操作して許容コードを入力
する。今、数値キー360を操作して年月日情報
が入力された場合を想定する。ステツプ1におい
て、CPU81は、常時いずれかのキー入力があ
るか否かの判断動作を行なつている。そして、い
ずれかのキー入力のあることを判断すると、ステ
ツプ2においてキースイツチ62がLCCK位置に
切換えられているか否かを判断する。これは、キ
ースイツチ62がLOCK位置に切換えられていれ
ば、キーボード63の操作による入力が禁止され
ているので、以下の動作を禁止するためである。
ここでは、キースイツチ62がON位置に選ばれ
ているので、ステツプ3において今操作されたキ
ーが数値キー630であることを判断する。続い
て、ステツプ4において、レジスタ91の内容が
1桁上位桁へシフトされ、入力された数値情報が
最下位桁にストアされる。ステツプ5において、
必要に応じて当該数値情報が数値表示器66に表
示される。その後、ステツプ6において、カウン
タ95の内容が1だけ加算され、前述のキー入力
待ちのステツプ1へ戻る。このようにして、数値
キー630が操作されるごとに、数値キー630
の操作によつて入力された数値情報がレジスタ9
1にストアされる。
次に、数値キー630を操作して入力された数
値情報が年月日(または日付)情報であること指
定するために、日付キー631が押圧される。こ
れに応じて、ステツプ1〜3の判断動作後、ステ
ツプ7において日付キー631が押圧されたこと
を判断する。続いて、ステツプ8において、フラ
グF2およびF3がリセツトされ、フラグF1が
セツトされる。ステツプ9において、レジスタ9
1の内容がレジスタ93へ転送される。ステツプ
10において、この年月日情報が数値表示器66に
表示され、かつ日付キー631に内蔵されるラン
プが点灯表示される。これによつて、数値表示器
66で表示されている数値情報が年月日情報であ
ることを知らせる。続いて、ステツプ11におい
て、レジスタ91がクリアされるとともに、カウ
ンタ95がリセツトされた後、ステツプ1へ戻
る。
次に、前記数値キー630を操作して、許容コ
ードが入力される。この許容コードは、入力誤り
を防止するために、好ましくは一定数の桁数に定
められる。数値キー630を操作して許容コード
が入力されると、前述のステツプ1〜4の動作と
同様にしてレジスタ91には許容コードがストア
される。このとき、カウンタ95は予め定められ
た許容コードの桁数を計数している。その後、許
容コードキー632が押圧される。これに応じ
て、前述のステツプ1〜3,7の判断動作を行な
つた後、ステツプ12において許容コードキー63
2が押圧されたことを判断する。続いて、ステツ
プ13において、フラグF1およびF3がリセツト
され、フラグF2がセツトされる。続いてステツ
プ14において、カウンタ95の桁数は許容コード
の所定の桁数(たとえば4桁)か否かを判断す
る。所定の桁数でなければ、キー入力は誤りであ
るので、ステツプ1に戻る。一方、所定の桁数で
あることを判断すると、ステツプ15において、フ
ラグF3がセツトされる。このように、フラグF
3をセツトさせて、所定の桁数の許容コードが入
力されたことを記憶させているのは、許容コード
を入力する前に書込キー633が押圧されること
によつて、誤つた許容コードが入力されるのを防
止するためである。続いて、ステツプ16におい
て、レジスタ91の内容がレジスタ94へ転送さ
れてストアされる。ステツプ17において、許容コ
ードが数値表示器66に表示されかつ許容コード
キー632に内蔵されるランプを点灯表示させる
ことによつて、許容コードが入力されたことを表
示させる。ステツプ18において、レジスタ94に
ストアされている許容コードが、記憶領域920
に予め設定記憶されている紛失した電子キーユニ
ツトに使用された許容コードに該当するか否かを
判断する。もし、今入力された許容コードが記憶
領域920にいずれかの番地に記憶されていれ
ば、許容コードの入力誤りであるので、ステツプ
19へ進む。ステツプ19において、表示ランプ68
2が点灯表示されるとともに、警報器85が警報
を発する。これによつて、過去に紛失した電子キ
ーユニツトに書込まれていた許容コードが、誤つ
て入力されるのを防止できる。
一方、今入力された許容コードが記憶領域92
0のいずれの番地にも記憶されていない場合は、
ステツプ20において、当該許容コードが許容コー
ド記憶領域913に記憶されている最近使用され
た許容コードか否かを判断する。もし、最近使用
された許容コードとは異なる許容コードが設定入
力された場合は、ステツプ21においてレジスタ9
3の内容が日付記憶領域911の次番地へ書込ま
れるとともに、レジスタ94の内容が当該番地の
許容コード記憶領域913に書込まれる。一方、
最近使用された許容コードと今入力された許容コ
ードとが一致した場合は、同じ許容コードを或る
期間継続して使用することを判断してステツプ22
へ進む。ステツプ22において、レジスタ93にス
トアされている年月日情報が直前の番地の日付記
憶領域912に書込まれる。その後、ステツプ23
において、レジスタ91がクリアされかつカウン
タ95がリセツトされて、ステツプ1へ戻る。こ
のようにして、電子キーユニツト70へ書込むべ
き許容コードが設定入力される。次に、前述のご
とく設定入力された許容コードを電子キーユニツ
ト70へ書込む場合の動作を説明する。
設定入力された許容コードを電子キーユニツト
70に書込む場合は、予め電子キーユニツト70
を嵌合穴65に差し込んで、コネクタ652と端
子73とを接続させる。その後、書込キー633
が押圧される。このとき、ステツプ1においてい
ずれかのキー入力があることを判断し、ステツプ
2,3,7,12,24へ進む。そして、ステツプ24
において、書込キー633が押圧されたことを判
断し、ステツプ25へ進む。ステツプ25において書
込キー633に内蔵されるランプが点灯表示され
るとともに、必要に応じてレジスタ94にストア
されている許容コードが数値表示器66に表示さ
れる。続いて、ステツプ26において、フラグF3
がセツトされているか否かを判断する。このと
き、所定の桁数の許容コードが入力されていれ
ば、前述のステツプ15でフラグF3がセツトされ
ているので、それを判断してステツプ27へ進む。
ステツプ27において、レジスタ94にストアされ
ている許容コードがコネクタ652へ出力され
て、電子キーユニツト70のメモリに書込まれ
る。その後、ステツプ1へ戻る。このようにし
て、電子キーユニツト70には、所望の許容コー
ドが書込まれる。
なお、前記数値表示器66で表示されている許
容コードは、必要に応じて一定時間後に消去され
る。この場合は、後で許容コードを確認したいと
き読出キー634が押圧される。この読出キー6
34の押圧に応じて、ステツプ1においていずれ
かのキー入力のあることを判断し、ステツプ2,
3,7,12,24,28へ進み、ステツプ28において
読出キー634が押圧されたことを判断する。続
いて、ステツプ29において、レジスタ94にスト
アされている許容コードが読出されて数値表示器
66に表示されるとともに、読出キー634に内
蔵されるランプが点灯表示される。
第11図は、電子キーユニツト70を用いて前
面枠32またはガラス枠33を開成可能化状態に
する場合の動作を説明するためのフローチヤート
である。次に、第1図ないし第11図を参照し
て、電子キーユニツト70を用いて前面枠32ま
たはガラス枠33を解錠する場合の動作を説明す
る。CPU81は、常時ステツプ1においていず
れかのキー入力があるか否かの判断動作を行なう
が、いずれかのキー入力がなければ第11図に示
す解除要求処理モードへ進む。
ところで、遊技場の係員は、或る故障台のガラ
ス枠33を解錠したい場合であれば、電子キーユ
ニツト70の切換スイツチ74をガラス枠側に切
換え、該電子キーユニツト70を当該パチンコ機
のコネクタ27に接続した後、プツシユスイツチ
75を押圧して解錠要求する。
一方、CPU81は、通常ステツプ41において
高速のクロツクパルスφがあるか否かを判断し、
クロツクパルスφの入力があるのを待機してい
る。そして、CPU81はクロツクパルスφの入
力があると、以下の処理を行なう。すなわち、ス
テツプ42においてカウンタ92の内容に数値1が
加算される。続いて、ステツプ43においてカウン
タ92の内容が台番号の最大値よりも大きいか否
かを判断する。この台番号最大値は、ROM83
に予め設定されている。この判断を行なうのは、
カウンタ93によつて台番号順次に設定されるパ
チンコ機が一循環したか否かを判断するためであ
る。もし、カウンタ92の計数値の方が台番号最
大値より小さければ、ステツプ44へ進む。ステツ
プ44において、カウンタ92の内容で指定される
台番号のパチンコ機から解錠要求があるか否かを
判断する。この判断は、たとえば電子キーユニツ
ト70がコネクタ27に接続されかつプツシユス
イツチ75が押圧されたか否かに基づいて行なわ
れる。このとき、台番号カウンタ92の計数値で
指定される台番号と解錠要求のある台番号とが一
致していない場合は、ステツプ1へ戻る。そし
て、上述の動作を高速で繰返すことにより、各台
ごとに解錠要求がありか否かの判断、すなわち各
台ごとのポーリング処理を行なう。
なお、前述のステツプ43において、カウンタ9
2の計数値が台番号最大値を越えたことを判断す
ると、ステツプ45へ進む。ステツプ45においてカ
ウンタ92をリセツトさせた後、ステツプ44へ進
む。そして、カウンタ92の計数値が解錠要求の
あるパチンコ機の台番号まで歩進されたタイミン
グ、すなわちステツプ44において、CPU81は
カウンタ92で指定される台番号から解錠要求の
あることを判断し、以下の動作を行なう。ステツ
プ46において、CPU81はコネクタ27および
インターフエイス82を介して、電子キーユニツ
ト70のメモリに書込まれている許容コードを読
込む。続いて、ステツプ47において、読込まれた
許容コードが許容コードレジスタ94にストアさ
れている許容コードと一致しているか否かを判断
する。もし一致していれば、ステツプ48におい
て、電子キーユニツト70から読込まれた許容コ
ードに付加されている最上位ビツトの論理状態に
基づいて、解錠要求対象がガラス枠33か否か
(すなわち最上位ビツトが論理「1」か否か)を
判断する。ガラス枠33であることを判断する
と、ステツプ49において、CPU81は、カウン
タ92の計数値で指定される台番号に対応するパ
チンコ機に含まれる駆動回路36にガラス枠解錠
指令信号を与えて、ソレノイド44を付勢させ
る。これによつて、電子キーユニツトの許容コー
ドと一致した場合に、該電子キーユニツト70を
コネクタに接続している台番号のパチンコ機のガ
ラス枠33が解錠される。一方、ガラス枠33で
ないことを判断すると、ステツプ50において
CPU81は台番号カウンタ93の計数値に対応
する台番号のパチンコ機に含まれる駆動回路36
に全面枠解錠指令信号を与えて、ソレノイド45
を付勢させる。これによつて、該台番号の全面枠
32が開成される。
なお、管理装置60からの指令に応じて、電気
的にガラス枠または前面枠を解錠するのに代え
て、第5図の実施例の施錠機構および電気的開成
可能化手段を用いれば、ガラス枠または前面枠の
施錠機構が能動化されるのみで、鍵を用いて解錠
するのが許容される。
ところで、前述のステツプ47において、電子キ
ーユニツト70から読出された許容コードとレジ
スタ94にストアされている許容コードとが不一
致であること判断した場合には、ステツプ51へ進
む。ステツプ51において、電子キーユニツト70
から読出された許容コードは記憶領域920で記
憶されている紛失した電子キーユニツト70に書
込まれていた許容コードであるか否かを判断す
る。もし、紛失した電子キーユニツト70に書込
まれていた許容コードであることを判断すると、
ステツプ52において警報器85が警報を発すると
ともに、表示ランプ681が点灯して、紛失した
電子キーユニツト70が不正に使用されているこ
とを係員に知らせる。この警報を聞き、係員は不
正に電子キーユニツト70を使用している台番号
のパチンコ機の設置場所へ行き、当該電子キーユ
ニツト70を回収する。このようにして、不正に
電子キーユニツトが使用された場合は、その台番
号に対応するパチンコ機のガラス枠および前面枠
を何ら解錠することなく、それを報知して、不正
遊技を未然に防止できる利点がある。
なお、前述のステツプ51において紛失した電子
キーユニツト70に書込まれていた許容コードで
ないことを判断した場合は、当該電子キーユニツ
ト70に記録されている許容コードが更新されて
いないことを判断し、ステツプ53へ進む。ステツ
プ53において、警報器85が警報を発して、当該
電子キーユニツト70が使用できないことを知ら
しめることにより、当該電子キーユニツト70を
使用してガラス枠または前面枠を開成可能状態に
するのを禁止する。その後、その日に使用できな
い許容コードが書込まれている電子キーユニツト
には、前述の許容コードの書込動作と同様にし
て、管理装置60によつて使用可能な許容コード
が書込まれる。
次に、再び第10図を参照して、その他の動作
を説明する。まず、RAM900に記憶されてい
る或る期間において使用された許容コードおよ
び、紛失した電子キーユニツトに書込まれていた
許容コードを印字記録する場合の動作を説明す
る。この場合は、キースイツチ62がON位置に
切換えられた後、印字キー635が押圧される。
これに応じて、ステツプ30において印字キーが押
圧されたことを判断し、ステツプ31へ進む。ステ
ツプ31において、CPU81はRAM900の内容
をを順次読出してプリンタ84に与える。プリン
タ84は、RAM900の記憶領域910に記憶
されている或る期間または日付別の許容コードを
印字記録するとともに、記憶領域920に記憶さ
れている紛失した電子キーユニツトに書込まれて
いた許容コードを順次印字記録する。このように
して印字記録された印字フオーマツト例が第12
図に示される。このような印字記録を見て、紛失
した電子キーユニツトに書込まれていた許容コー
ドを容易に知ることができる利点がある。
次に、電子キーユニツトを紛失した場合におい
て、その電子キーユニツトに書込まれていた許容
コードの書込を禁止しかつ不正使用を検出するた
め、当該許容コードを設定入力する場合の動作を
説明する。紛失した電子キーユニツトに書込まれ
ていた許容コードを入力する場合は、まず、当該
電子キーユニツトを使用した年月日情報を、数値
キー630と日付キー631を押圧することによ
つて入力する。これは紛失した電子キーユニツト
に書込まれていた許容コードよりも当該電子キー
ユニツトを使用した日付を覚えている方が多いた
めである。この場合は、前述のステツプ1〜11の
動作と同様にして、電子キーユニツトを紛失した
年月日情報が入力される。その後、紛失キー63
6が押圧されると、ステツプ1,2,3,7,
12,24,28,30の判断動作の後、ステツプ32へ進
む。ステツプ32において紛失キー636が押圧さ
れたことを判断し、ステツプ33へ進む。ステツプ
33においてフラグF1がセツトされているか否か
を判断する。この場合において、先に日付情報が
入力されていれば、フラグF1がセツトされてい
ることを判断して、ステツプ34へ進む。ステツプ
34において、レジスタ93にストアされている年
月日情報に対応する期間を期間情報記憶領域91
1および912から検索し、当該期間における許
容コードを許容コード記憶領域913から読出
し、当該許容コードを記憶領域920の或る番地
へ書込む。これによつて、紛失した電子キーユニ
ツトに書込まれていた許容コードが記憶領域92
0に設定記憶される。その後、ステツプ35におい
てレジスタ93および94がクリアされた後、ス
テツプ1へ戻る。
なお、紛失した電子キーユニツトに書込まれて
いた許容コードの入力は、これに限らず各種の操
作例が考えられる。たとえば、前述のごとく、或
る期間において使用された許容コードを第12図
に示すごとく印字記録させ、その内容を見て電子
キーユニツトを紛失した日に使用されている許容
コードを入力した後、紛失キー636を操作する
ようにしてもよい。
次に、前述のごとく、RAM900に記憶され
ていた情報を印字記録した後、当該RAM900
の内容をクリアする場合の動作を説明する。この
場合は、キースイツチ62をON位置としかつメ
モリクリアキー637を押圧する。これに応じ
て、ステツプ36において、メモリクリアキー63
7が押圧されたことを判断し、ステツプ37へ進
む。ステツプ37において、RAM900の記憶領
域910および920に記憶されている各種情報
がクリアされる。
なお、上述の実施例では許容コードの設定入力
の仕方として、キーボードの操作によつて入力し
た場合を説明したが、これに限らずパンチカード
や穿孔テープなどに許容コードを予め記録してお
き、それをカードリーダに読込ませることによつ
て入力するようにしてもよい。また、或る期間ご
とに許容コードを変更するように定めている遊技
場においては、或る期間ごとの許容コードを磁気
記録媒体に磁気記録させておき、それを読出すこ
とによつてRAM900の記憶領域910に期間
情報と当該期間に用いられる許容コードとを設定
記憶させ、1日の始まりにおいてその日の日付情
報を入力したとき、記憶領域910からその日付
に対応する期間情報と当該期間に使用するように
予め設定されている許容コードを読出してレジス
タ93および94に記憶させるようにしてもよ
い。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、簡単な情報
変更等の操作で、紛失した開成可能化指令部材を
使用した不正遊技を防止できるとともに、扉枠が
完全には閉まつていないことを開成情報表示手段
により確認することができるために従業員による
扉枠の閉め忘れ等によつて生ずる不正遊技をも極
力未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の弾球遊技機の錠装置が使
用される施錠管理装置の全体を示す概略図であ
る。第2図は、複数台のパチンコ機を並設した状
態を示す島の正面図である。第3図は、パチンコ
機のガラス枠を開成した状態を示す詳細図であ
る。第4A図ないし第4C図は、前面枠およびガ
ラス枠と施錠機構および電気的開成可能化手段と
の関係を示す詳細図である。第5A図および5B
図は、施錠機構と電気的開成可能化手段の他の例
を示す詳細図である。第6図は、管理装置の詳細
図である。第7図は、開成可能化指令部材の一例
の電子キーユニツトの詳細図である。第8図は、
施錠管理装置のブロツク図である。第9図は、
RAMの記憶内容を図解的に示した図である。第
10図は、管理装置の動作を説明するためのフロ
ーチヤートである。第11図は、解錠要求処理モ
ードのフローチヤートである。第12図は、
RAMの内容を印字した印字フオーマツトの一例
を示す図である。 図において、30はパチンコ機、32は前面
枠、33はガラス枠、40は施錠機構、42,4
3は第1または第2の施錠機構、44,54は第
1の電気的駆動源の一例のソレノイド、45,5
5は第2の電気的駆動源の一例のソレノイド、2
7は情報入力部の一例の第1の接続部材、60は
管理装置、63はキーボード、70は開成可能化
指令部材の一例の電子キーユニツト、28,29
は開成情報表示手段の一例の表示器、81は
OPU、82はインターフエイス、83はROM、
84はプリンタ、85は警報器、90,900は
RAMを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 扉枠が開閉自在に設けられている弾球遊技機
    の錠装置であつて、 前記弾球遊技機に設けられ、前記扉枠を閉成姿
    勢で施錠可能な施錠機構と、 前記弾球遊技機の前面に関連した位置に設けら
    れ、前記扉枠を開成可能な状態にするための情報
    が入力可能な情報入力部と、 携帯型の指令部材であつて、前記情報入力部か
    ら入力されて、前記扉枠の開成可能化許否の判断
    を行なうために所定の基準登録情報と比較判断さ
    れる開成可能化指令情報が記録され、所定の情報
    入力操作により前記開成可能化指令情報を前記情
    報入力部から入力して開成可能化指令操作を行な
    うための開成可能化指令部材と、 該開成可能化指令部材から入力された前記開成
    可能化指令情報が前記扉枠の開成可能化を許すこ
    とのできる適正な情報であつた場合に、前記施錠
    機構に対して動作し前記扉枠を開成不可能な状態
    から開成可能な状態に切換える電気的開成可能化
    手段とを含み、 さらに、前記扉枠の開成に関する情報を表示す
    る開成情報表示手段が前記弾球遊技機の前面に関
    連した位置に設けられていることを特徴とする、
    弾球遊技機の錠装置。
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JPH02211188A (ja) 1990-08-22

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