JPH0327186A - 帯電防止自動車椅子張地 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は帯電防止１″Ｉ動車椅子張地に関するものであ
る。

〔従来の１ｋ術〕 帯電防＋ｈ自動車椅子張地として、導電性繊維を含脊す
るパイル糸と、導電性繊維を含有する池糸に成るパイル
布帛に、導電性バッキング材を裏打ＭＩ層したものが公
知である（実開昭６０−４０４９７＞。

従来、この種の自動車椅子張地のパイル糸には、耐摩耗
性や耐光劣化等の物性や触感風合等の点からしてポリエ
ステル絨維フイラメン１・糸がｆｉＪとされ、炭素繰維
を混繊して導電性を付与したものが使用されている。

〔発明が解決しようとする問題点） 周知の通り炭素議維は一般有＃８繊維に比して接着性を
著しく欠き、その椅子張地からの滑脱を防ぐためにステ
ーブルファイバーの形ではな＜廷＜連続したフィラメン
トの形で使用されるのであるが、それをポリエステル繊
維フィラメントに混繊してパイル系に使用するとき、そ
れが染色性を有しない黒色のものであり、又、その有効
使用量が全パイル糸のＩＯ重量％以下と少なく、モして
又、混繊の難しさからそれを混繊した導電性フイラメン
ｌ・糸は１ｆＪ価なものであるから一定の間隔をおいて
部分的に使用されるので、その使用された炭素繊維はパ
イル面に塵埃が細かく付着したかの如く現われ、その結
果、椅子張地の外観を損ない見苦しいものとしてしまう
。

〔発明の目的〕

そこで本発明は、パイル面の美観を摘なうことなく炭素
繊維をポリエステル繊維フィラメントと混用し、風合の
よい耐久性に優れたポリエステル繊維製の帯電防＋Ｉ：
ＦＩ動車椅子張地を得ることを目的とする。

『発明の構成〕 本発明に係る帯電防止自動車椅子張地ｌ３は、織編され
たパイル布帛１１の裏面に導電材を含有するバッキング
材１２を裏打ｌＩ層したものであり、そのパイル系列に
おいて、炭素繊維やステンレス繊維等の概して黒色を呈
する濃色の導電繊維１４が５〜５０重量％混繊されたパ
イル糸によるｌ〜３列の導れる導電繊維ｌ４が全パイル
系列の０．５〜１０重量％を占め、それらの導電繊維を
含有しない非導電性パイル系列１６の一部又は全部のパ
イル糸に濃色着色剤を練込んで導電繊維と略同色に着色
して紡糸した原着合成繊維１７が５〜５０重量％混繰さ
れていることを特徴とするものである。

ここに「織編」とは、パイル布帛が織威されたものであ
ってもよいし編成されたものであってもよいと言うこと
を意味する． パイル布帛の地組織はパイル糸以外の地糸で形成される
が、導電繊維はその地糸にも混織して使用することが出
来る． 着色剤には、導電繊維と略同色で濃く機して黒色の色彩
を呈する染料や顔料が使用される．導電繊維１４と原着
合成繊維１７それぞれの一本のパイル糸に対する混繊比
率はそれぞれ５〜５０重量％であるが、かかる範囲にお
いて導電繊維１４と原着合成繊維Ｉ７それぞれの混繊比
率は互いに一方が他方の三倍以−Ｔｈ　（　１／３以下
）にならないようにする。

原着合成繊維１７の混繊されたパイル糸を非導電性パイ
ル系列１６の一部に使用する場合には、導電性パイル系
列１５と１５１の間の間隔Ｇつまり非導電性パイル糸列
１６を等分する様に配列するとよい．又、原着合成繊維
１７の混繊されたパイル糸を非導電性パイル系列１６の
一部に使用してパイル布帛１２を経編機で編戒する場合
には、筬ガイドを幅方向〈横〉に振動させ、その原着合
成繊維１７や導電議維１４が細かい市松模様乃至霜降模
様状になって略均一にパイル面に現れる様にするとよい
。

〔発明の効果〕

本発明に，Ｆると、 （１）　　導電議維１４は１〜３０ｍと細かい間隔Ｇを
おいて配列されており、而も、その間隔Ｇの非導電性パ
イル系列１６に、導電繊維と略同色の原着合成議維１７
が導電繊維と略同し混率（１〜５０重量％）をもって混
在するので、パイル右帛１１に導電性を付与する少量の
導電繊維ｌ４が、パイル面に筋状に塵埃が付着したかの
如き汚い外観を呈せず、導電議維ｌ４の混繊された高価
な少量のパイル糸を有効に使用して綺麗なパイル肴Ｊ帛
製の帯電防止自動車椅子張地ｌ３を得ることが出来る．
｛２｝又、ｒ１動車椅子張地に汎用されるポリエステル
繊維は濃色に染色することが困難で、それを濃色にする
には弗素樹脂等の低屈折率の摺脂を繊維表面に皮膜させ
る等の処理を要するのであるが、本発明では、槓して黒
色を呈する導電繊維ｌ４や原着合戒繊維１７がパイル面
全面に均一に分散しており、而も、それが少量なので他
の多くのパイル繊維の色彩を変えず濃色にする作用をな
し、従って、濃色に染色し得ないポリエステル繊維パイ
ル糸を使用しても濃く深味のある椅子張地１３が得られ
る。

（３）　　モして又、本発明では、原着合成織維１７は
パイル面に筋状に分昂する導電繊維Ｉ４をカモフラージ
ュするダミーの如き作用をなすものであるが、それが染
色されたものではなく合成繊維の熔融紡糸時に原料に着
色剤を練込んだもので耐光堅牢度に優れたものであるか
ら、自動車の座席のように強い直射日光のもとで使用さ
れても、そのダミー作用が変退色によって失われること
はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る帯電防止自動車椅子張地の拡大斜
視図である． １１・・・ハーイル布帛、　　　ｌ２・・・バッキング
材、１３・・・椅子張地、　　　　ｌ４・・・導電繊維
、１５・・・導電性パイル系列、１６・・・非導電性パ
イル糸列、１７・・・原着合成繊維、　　ｇ・・・間隔
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ａ）織編されたパイル布帛１１の裏面に導電材を含有
   するバッキング材１２を裏打積層した帯電防止自動車椅
   子張地１３のパイル系列において、 （ｂ）黒色を呈する濃色の導電繊維１４が５〜５０重量
   ％混繊されたパイル糸による１〜３列の導電性パイル系
   列１５が１〜３０ｍｍの間隔Ｇをおいて配列されており
   、 （ｃ）その導電性パイル系列１５に含有される導電繊維
   １４が、全パイル系列の０．５〜１０重量％を占めてお
   り、 （ｄ）導電繊維を含有しない非導電性パイル系列１６の
   一部又は全部のパイル糸に、濃色着色剤を練込んで導電
   繊維と略同色に着色して紡糸した原着合成繊維１７が５
   〜５０重量％混繊されていること、 を特徴とする帯電防止自動車椅子張地。