JPH03271639A - 冷暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、暖房と冷房の場合に応じて、送風方向ならび
に吸い込み口及び吹き出し口を切り換えるようにした、
冷暖房装置に関するものである。

（従来の技術） 従来の冷暖房装置は、−船釣に冷房又は暖房の何れであ
るかに関係なく、送風方向が一定し吹き出し口及び吸い
込み口も変更されることはなかった。例えば、吹き出し
口が上部に設けられ、吸い込み口が下部に設けられ、送
風方向が上向きにされていると仮定する。冷房運転の時
、冷風は上部の吹き出し口から吹き出され、対流によっ
て下方に向かい、下部の吸い込み口から吸い込１れて循
環する。この空気の循環によって、室内空気の温度分布
の差は小さくされ、快適な室内環境が得られる。しかし
、暖房運転の時は、温風が上部の吹き出し口から吹き出
されるが、対流によって室内の上方に向かい、天井付近
に滞留して温度の高い層を作り、室内空気の温度分布の
差は大きくなり、室内環境は不快になる。豊た、前述と
は逆に、吹き出し口が下部に設けられ、吸い込み口が上
部に設けられ、送風方向が下向きにされているとする。

このときは、暖房運転のときは、温風が下部から吹き出
し対流により上部から吸い込１れ、快適な環境が得られ
るが、冷房運転のときは、冷たい空気が床面付近に滞留
し、不快な環境となる。

前述のような問題を解決するためには、冷房の場合と暖
房の場合で、送風方向を変化させ、吹き出し口と吸い込
み口を切り換える装置を使用するとよい。第２図＜ｍ＞
及び（ｂ）はその−例の略断面図である。なか、本出願
人は、送風方向が変化できる送風機に関して、特願昭６
８−１８４７４４他数件の出願を行っている。

第２図（ＩＬ）は、上方から吸い込み下方に吹き出す場
合を示すもので、暖房運転の状態である。この装置は、
前面パネル３、背面パネル８−１及びこれらを連結する
側板よりなる筺体の上部に、上部吸い込み口２１及び上
部吹き出し口２８並びにそれぞれを開閉する弁３０及び
８８が設けられている。また、下部には、下部吹き出し
口２５及び下部吸い込み口２６並びにそれぞれを開閉す
る弁３Ｉ及び３２が設けられている。上部吸い込み口２
！から吸い込１れた空気は、上部のフィルター２２を通
過し、下部吸い込み口２６から吸い込ｌれた空気は、下
部のフィルター２７を通過するようにされている。筺体
の内部の上方には前面パネル４０から背面パネル４１に
至る空間を横断するように熱交換器２が設けられ、その
下方には軸の長い７７ンｌ、ファンガイグー８．舌部８
−１からなるクロスフローファンが取り付けられている
。このファンガイグー８及び舌部８−１は、適宜の手段
によりファンｌを中心として回動するようにされている
。第２図（１１）の状態では、これらは下方に回動され
、それぞれの端部は下部吹き出し口２５の内壁と接触し
、連続した壁面を構成する。前面パネル３の内面には前
仕切板７、背面パネル３−菫の内面には後仕切板６が、
回動自在に取付けられ、後述の冷房運転のときに使用さ
れる。

暖房運転のときは、上部吹き出し口２８を弁８３によっ
て閉じ、上部吸い込み口２Ｉを弁３０によって開く。ま
た、下部吹き出し口２５を弁８１によって開き、下部吸
い込み口２６を弁８２によって閉じる。後仕切板６及び
前仕切板７は前面パネル８及び背面パネル８−１に平行
にされる。ファンガイグ−８及び舌部８−１は下方に回
動され下部吹き出し口２５と連続する。この状態で７１
ン２４を時計方向に回転すると、上方から下方への気流
が生じ、上部吸い込み口２Ｉから吸い込普れた空気はフ
ィルター２２を経由し、熱交換器２を流れる熱い媒体に
より加熱され、ファン２４を経て下部吹き出し口２５か
ら吹き出す。

冷房運転のときは、上部吸い込み口２１を弁３０によっ
て閉じ、上部吹き出し口２８を弁３３によって開き、下
部吹き出し口２５を弁３１によって閉じ、下部吸い込み
口２６を弁３２によって開く。

ファンガイグー８及び舌部８−１を上方に回動し、前仕
切板７をファンガイグ−８に接するように、後仕切板６
を舌部８−ＩＫ接するように、それぞれ回動する。これ
により下方から上方への気流は、すべてファン１を通過
する。ファン！を時計方向に回転すると、下方から上方
への気流が生じ、下部吸い込み口２６から吸い込１れた
空気は、ファン１を経て熱交換器２を流れる冷たい媒体
により冷却され、上部吹き出し口２８から吹き出される
。

従って、冷気は上方から吹き出され、暖気は下方から吹
き出されるから、冷房又は暖房の何れの場合も、室内空
気の温度分布の差は小さくされ、快適な室内環境が得ら
れる。

（発明が解決しようとする課題） 前述のような送風方向を変更できるようにした装置は、
温度分布を数寄するのには有効であるが、従来の送風方
向が一定のものと比較すると、ファンの風向に切り換え
る機構の他に、冷房及び暖房のそれぞれに専用の吸い込
み口、吹き出し口、フィルター、吸い込み口又は吹き出
し口の開閉用の弁又はダンパー等を必要とし、コストの
上昇又は大きなスペースを必要とし、商品化には難点が
あった。

（課題を解決するための手段） 前記の欠点を解決するため、本発明にふ・いては、冷暖
房装置の筺体の上下にそれぞれ一個の吸気排気兼用の開
口を設け、筺体の内部には送風方向を変更できる送風装
置と熱交換器とを備え、前述のそれぞれの開口部の内側
にフィルターを着脱自在に保持する手段を設けた。

（作用） 暖気を下方から吹き出す場合は、送風方向を下向きにし
、フィルターを上部の開口の内側に設ける。冷気を上方
から吹き出す場合は、送風方向を上向きにし、フィルタ
ーを下部の開口の内側に設ける。従って、フィルターは
常に吸い込み口側の開口の内側に設けられる。

（実施例） 第１図ｆａ）及び（ｂ）は本発明の一実施例の略断面図
である。説明の便宜上送風方向を変更できる送風機とし
ては、第２図（ａ）及び（ｂ）に示されるようなファン
１．ファンガイグー８．舌部８−１等からなるクロスフ
ローファンを使用した例について説明するが、これに限
るものではない。送風方向は、第２図（ａ）　、　（ｂ
）について説明したのと同じ要領で変更される。

第１図＜ａ＞は本発明による装置を暖房に使用する場合
を示す。第２図（ａ）に示される従来例と異なる所は、
前面パネル３及び背面パネル８−１からなる筺体の上部
と下部にそれぞれ上部開口４及び下部開口５を設け、そ
れぞれの開口の内側に暖房時フィルターガイド１２及び
冷房時フィルターガイド１Ｂを設け、冷房暖房の必要に
応じフィルター９を何れかのフィルターガイドに装着す
るようにしたことである。第１図（１）には暖房時フィ
ルターガイド１２が図示されてフヘらず、その位置には
フィルター９が設けられている。筐た、暖房時フィルタ
ーガイド１２及び冷房時フィルターガイド１３の一部又
はフィルター９と接触するその他の部分に、暖房時フィ
ルター検知器１０及び冷房時フィルター検知器１１が設
けられている。

暖房時は、フィルター９を暖房時フィルターガイド１２
に装着する。後仕切板６．前仕切板７゜ファンガイグー
８．舌部８−１等は、第２図（ａ）と同様な状態になり
、送風方向は上方から下方になる。＠Ｓ図＜ａ）に明ら
かなよ５Ｋ、送風は下部開口５から吹き出されるのみと
なる。８２図（ａ）の下部吸い込みロ２６．フィルター
２７．弁３１．３２は不要である。フィルター９の装着
により、暖房時フィルター検知器ｌＯが動作し、通常の
暖房運転を行い、もし装着されていないか、又は不完全
なことを検知したときは、７１ンｌの運転を停止し、警
報ランプを点灯させる等の処置を行って、フィルター９
が装着されない状態での運転を避けることができる。フ
ァンｌを運転すると、空気は上部開口４から吸い込１れ
、フィルター９で塵埃を濾過され、熱交換器２によって
加熱されファン１を経て、下部開口５から室内に吹き出
す。

冷房時は、第１図（ｂ）　Ｋ示すように、下方の冷房時
フィルターガイドＩ３にフィルター９を装着する。前仕
切板７．後仕切板６．フアンガイダー８゜舌部８−１等
は第２図（ｂ）と対応する位置に置かれる。送風方向は
下から上になる。図に示されるように、空気は上部開口
４から吹き出され、第２図（ｂ）に示されるような上部
吸い込みロ２１．フィルター２２．弁８０．８Ｂは不要
である。フィルター９を装着するに伴って、冷房時フィ
ルター検知器Ｉ＋が動作し、前述の暖房時フィルター検
知器ＩＯと同様の動作を行う。７７ン１を運転すると、
空気は下部開口５から吸い造管れ、フィルター９で濾過
され、ファンＩを経て熱交換器２で冷却され、上部開口
４から吹き出す循環が繰り返される。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、冷暖房装置の構造が簡単
になり、部品の点数を減少し、容積も小さくなり、コス
トを低減できる。冷房又は暖房時の室内の温度分布の差
を、小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例の暖房時の略断面図、
第１図（ｂ）はその冷房時の略断面図、第２図（ａ）は
従来の一例の暖房時の略断面図、第２図（ｂ）はその冷
房時の略断面図である。 Ｉ・・・ファン、２・・・熱交換器、３・・・前面パネ
ル、８−１・・・背面パネル、４・・・上部開口、５・
・・下部開口、６・・・後仕切板、７・・・前仕切板、
８・・・ファンガイグ−８−！・・・舌部、９・・・フ
ィルター　１０・・暖房時フィルター検知器、ＩＩ・・
・冷房時フィルター検知器、１２・・・暖房時フィルタ
ーガイド、１３・・・冷房時フィルターガイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、上部及び下部にそれぞれ吸気排気兼用の開口を有す
   る筺体と、筺体の内部に設けた送風方向を変更できる送
   風装置及び熱交換器と、前記のそれぞれの開口の内側に
   設けたフィルターを着脱自在に保持する手段とを有する
   冷暖房装置