JPH03271316A - 圧延鋼材の冷却方法 - Google Patents
圧延鋼材の冷却方法Info
- Publication number
- JPH03271316A JPH03271316A JP7265390A JP7265390A JPH03271316A JP H03271316 A JPH03271316 A JP H03271316A JP 7265390 A JP7265390 A JP 7265390A JP 7265390 A JP7265390 A JP 7265390A JP H03271316 A JPH03271316 A JP H03271316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- billet
- steel
- rolled steel
- temp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims abstract description 40
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 32
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 claims abstract description 13
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 7
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims abstract description 7
- 238000005496 tempering Methods 0.000 claims abstract description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 22
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000010583 slow cooling Methods 0.000 description 3
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001149 41xx steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000011112 process operation Methods 0.000 description 1
- 239000002436 steel type Substances 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明4ま冷却過程においてマルテンサイト相が発生す
る圧延鋼材の冷却方法に関する。
る圧延鋼材の冷却方法に関する。
[従来技術]
丸ビレットや角ビレットは、高温に加熱された鋼塊や鋳
片をブルーム圧延機でブルームに圧延した後、このブル
ームを引き続きビレット圧延機で圧延することにより製
造される。このようにして製造したビレットは、空中放
冷されたり、徐冷炉に装入されて徐冷に冷却されながら
常温まで冷却される。
片をブルーム圧延機でブルームに圧延した後、このブル
ームを引き続きビレット圧延機で圧延することにより製
造される。このようにして製造したビレットは、空中放
冷されたり、徐冷炉に装入されて徐冷に冷却されながら
常温まで冷却される。
[発明が解決しようとする課題]
このようなビレットの冷却の過程で冷却速度を速めると
、Cr−Mo鋼特にCrが5%以上のビレントにはマル
テンサイト変態による割れか生じやすいので、圧延後長
時間(4〜10日)をかけて徐冷するのが一般的であり
、工程運用上非常に問題となっていた。
、Cr−Mo鋼特にCrが5%以上のビレントにはマル
テンサイト変態による割れか生じやすいので、圧延後長
時間(4〜10日)をかけて徐冷するのが一般的であり
、工程運用上非常に問題となっていた。
本発明は、従来技術の上記のような問題点を解消し、C
r−Mo調圧延鋼材の冷却時間が短縮できる圧延鋼材の
冷却方法を提供することを目的としている。
r−Mo調圧延鋼材の冷却時間が短縮できる圧延鋼材の
冷却方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段]
この発明に係る圧延鋼材の冷却方法は、Cr−Mo調圧
延鋼材の冷却方法において、圧延後1〜30°C/分の
冷却速度で空中放冷をし、鋼材の温度がMs点以下で下
限がMf湯温度たは100℃になった後加熱炉に装入し
、Acl変態点以下の温度でマルテンサイトの焼もどし
を行なった後、再び空中放冷するものである。
延鋼材の冷却方法において、圧延後1〜30°C/分の
冷却速度で空中放冷をし、鋼材の温度がMs点以下で下
限がMf湯温度たは100℃になった後加熱炉に装入し
、Acl変態点以下の温度でマルテンサイトの焼もどし
を行なった後、再び空中放冷するものである。
[作用]
この発明に係る圧延鋼材の冷却方法は、CrMo鋼圧延
鋼材の冷却方法において、圧延後1〜b 度がMs点以下で下限がMf湯温度たは100℃になっ
た後加熱炉に装入し、Acl変態点以下の温度でマルテ
ンサイトの焼もどしを行なった後、再び空中放冷するよ
うにしている。このようにしているのは次の理由による
ものである。すなわち、冷却時間を短縮するために空中
放冷して、徐冷に比べ冷却速度を速めているが、こうす
ると鋼材の金属組織の大部分がマルテンサイト組、mと
なる。マルテンサイト組織のまま放置すると、マルテン
サイトは膨張変態であるため、鋼材の内部が変態する場
合、鋼材外部に引張応力が働き、鋼材に割れが発生する
。この割れを防止するため、上記の手順で割れる前に再
び加熱炉に装入し、マルテンサイトの焼戻しを行なうの
である。マルテンサイトを焼戻すと、マルテンサイトが
ら炭化物が析出し、マルテンサイトは炭化物と延性の大
きいフェライトの混合したものになるので、再び空中放
冷しても鋼材が割れることはない、したがって、従来の
徐冷に比べ大幅に冷却時間が短縮できる。
鋼材の冷却方法において、圧延後1〜b 度がMs点以下で下限がMf湯温度たは100℃になっ
た後加熱炉に装入し、Acl変態点以下の温度でマルテ
ンサイトの焼もどしを行なった後、再び空中放冷するよ
うにしている。このようにしているのは次の理由による
ものである。すなわち、冷却時間を短縮するために空中
放冷して、徐冷に比べ冷却速度を速めているが、こうす
ると鋼材の金属組織の大部分がマルテンサイト組、mと
なる。マルテンサイト組織のまま放置すると、マルテン
サイトは膨張変態であるため、鋼材の内部が変態する場
合、鋼材外部に引張応力が働き、鋼材に割れが発生する
。この割れを防止するため、上記の手順で割れる前に再
び加熱炉に装入し、マルテンサイトの焼戻しを行なうの
である。マルテンサイトを焼戻すと、マルテンサイトが
ら炭化物が析出し、マルテンサイトは炭化物と延性の大
きいフェライトの混合したものになるので、再び空中放
冷しても鋼材が割れることはない、したがって、従来の
徐冷に比べ大幅に冷却時間が短縮できる。
[実施例]
本発明の1実施例の圧延鋼材の冷却方法を第1図および
第1表に基づき説明する。第1図は、本発明の1実施例
の圧延鋼材の冷却方法を実施した場合の圧延鋼材の温度
H歴を示す冷却曲線のグラフであり、第1表は本発明の
1実施例の圧延鋼材の冷却方法を適用した鋼材3鋼種の
鉄分以外の化学成分の含有率(重量%〉であり、残部は
Feおよび不可避的不純分からなるものである4これら
の鋼種の鋳片を1,250’Cに加熱した後、ビレット
圧延機で外径220mmの丸ビレットに圧延した。そし
て、空中放冷したが、空中放冷の過程における600″
C付近の平均冷却速度は約り℃/分であった。ビレット
の温度が120℃になるまで空中放冷した後、加熱炉に
装入し700℃で60分間焼もどしを行ない、再び空中
放冷を行なった、そして、最初の空中放冷開始から1日
経過して常温の状態になっているビレットの表面検査を
行なったが、割れは発生していなかった。最初の空中放
冷から冷却完了までに要した時間は1日であり、従来の
4〜10日かかった徐冷法に比較して大幅な時間短縮と
なった。
第1表に基づき説明する。第1図は、本発明の1実施例
の圧延鋼材の冷却方法を実施した場合の圧延鋼材の温度
H歴を示す冷却曲線のグラフであり、第1表は本発明の
1実施例の圧延鋼材の冷却方法を適用した鋼材3鋼種の
鉄分以外の化学成分の含有率(重量%〉であり、残部は
Feおよび不可避的不純分からなるものである4これら
の鋼種の鋳片を1,250’Cに加熱した後、ビレット
圧延機で外径220mmの丸ビレットに圧延した。そし
て、空中放冷したが、空中放冷の過程における600″
C付近の平均冷却速度は約り℃/分であった。ビレット
の温度が120℃になるまで空中放冷した後、加熱炉に
装入し700℃で60分間焼もどしを行ない、再び空中
放冷を行なった、そして、最初の空中放冷開始から1日
経過して常温の状態になっているビレットの表面検査を
行なったが、割れは発生していなかった。最初の空中放
冷から冷却完了までに要した時間は1日であり、従来の
4〜10日かかった徐冷法に比較して大幅な時間短縮と
なった。
[発明の効果]
本発明により、Cr−Mowi圧延鋼材の冷却が割れを
ともなわず、単時間で行なえるので、大幅な能率向上を
図ることができ生産性が高められる等、工業的に優れた
効果を有する。
ともなわず、単時間で行なえるので、大幅な能率向上を
図ることができ生産性が高められる等、工業的に優れた
効果を有する。
第1図は本発明の1実施例の圧延鋼材の冷却方法を実施
した場合の圧延鋼材の温度履歴を示す冷却曲線のグラフ
図である。
した場合の圧延鋼材の温度履歴を示す冷却曲線のグラフ
図である。
Claims (1)
- Cr−Mo鋼圧延鋼材の冷却方法において、圧延後1〜
30℃/分の冷却速度で空中放冷をし、鋼材の温度がM
s点以下で下限がMf温度または100℃になった後加
熱炉に装入し、Ac_1変態点以下の温度でマルテンサ
イトの焼もどしを行なった後、再び空中放冷することを
特徴とする圧延鋼材の冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265390A JPH03271316A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 圧延鋼材の冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265390A JPH03271316A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 圧延鋼材の冷却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03271316A true JPH03271316A (ja) | 1991-12-03 |
Family
ID=13495558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7265390A Pending JPH03271316A (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 圧延鋼材の冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03271316A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109897945A (zh) * | 2019-03-15 | 2019-06-18 | 舞阳钢铁有限责任公司 | 一种钢锭成材大厚度超宽铬钼钢板的生产方法 |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP7265390A patent/JPH03271316A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109897945A (zh) * | 2019-03-15 | 2019-06-18 | 舞阳钢铁有限责任公司 | 一种钢锭成材大厚度超宽铬钼钢板的生产方法 |
CN109897945B (zh) * | 2019-03-15 | 2021-06-22 | 舞阳钢铁有限责任公司 | 一种钢锭成材大厚度超宽铬钼钢板的生产方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2671033C1 (ru) | Способ производства полосы из электротехнической стали с ориентированной зеренной структурой и полоса из электротехнической стали с ориентированной зеренной структурой, получаемая в соответствии с упомянутым способом | |
JPH03271316A (ja) | 圧延鋼材の冷却方法 | |
JPH0217608B2 (ja) | ||
JP3823653B2 (ja) | 高炭素熱延鋼板の製造方法 | |
JP2564535B2 (ja) | 熱間圧延鋼線材の直接球状化処理方法 | |
JPH0570685B2 (ja) | ||
JP2625572B2 (ja) | 鋳鋼品の熱処理方法 | |
JPH0426716A (ja) | 棒鋼線材の短時間球状化焼鈍方法 | |
KR860001209A (ko) | 큰지름의 고강도 압연강봉과 그 제조방법 | |
JPS5913030A (ja) | 深絞り性の優れたAlキルド冷延鋼板の製造法 | |
KR20040057216A (ko) | 고강도 과공석강 및 이를 이용한 과공석강 선재의 제조방법 | |
JPS59113121A (ja) | 低炭素熱延鋼板の製造法 | |
KR20010065238A (ko) | 마르텐사이트계 스테인레스 강판의 제조방법 | |
JPS61243124A (ja) | 加工性にすぐれたぶりき原板の製造方法 | |
JP2792896B2 (ja) | 微細な球状化炭化物を有する炭素鋼または合金鋼板の製造方法 | |
JPS592725B2 (ja) | 熱硬化性を有する深絞り用高張力冷延鋼板の製造方法 | |
JP3858546B2 (ja) | 高炭素熱延鋼板の製造方法 | |
JPS61291921A (ja) | 線材・棒鋼の直接熱処理方法 | |
JPS6360812B2 (ja) | ||
JPH0426721A (ja) | 棒鋼線材の球状化焼鈍方法 | |
JPS5935410B2 (ja) | 冷間加工性の良い鋼材の製造方法 | |
JPH093539A (ja) | 細粒化組織のシームレス鋼管製造法 | |
JPS624818A (ja) | マルテンサイト系ステンレス鋼鋼片の製造法 | |
JPS583928A (ja) | 鋼線材の製造方法 | |
JPH11124624A (ja) | オーステナイト系ステンレス厚鋼板の製造方法 |