JPH03270684A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH03270684A
JPH03270684A JP2068710A JP6871090A JPH03270684A JP H03270684 A JPH03270684 A JP H03270684A JP 2068710 A JP2068710 A JP 2068710A JP 6871090 A JP6871090 A JP 6871090A JP H03270684 A JPH03270684 A JP H03270684A
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counter
pulse signal
speed
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Nobuyuki Matsuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、画像の処理を行うようにした画像処理装置に
係わり、特に装置内部にモータを備えてこの回転をフィ
ードバック制御する機構を備えた画像処理装置に関する
「従来の技術」 ワードプロセッサやコンピュータの出力する画像情報を
プリントするために、レーデプリンタが広く使用される
ようになっている。このようなレーザプリンタの多くは
、画像情報を光情報として書き込むための感光体ドラム
や感光体ベルト等の感光体く以下、単に感光体ドラムと
いう。)を備えている。感光体ドラムはまず帯電され、
次にレーザビームを用いて光情報の書き込みが行われて
静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置で現像され
、感光体上にトナー像が作成される。このトナー像は記
録用紙に転写される。記録用紙はヒートロール等の定着
装置で定着され、排紙トレイに搬出されることになる。
このようなレーザプリンタでは、ポリゴンミラ(回転多
面鏡)によってレーザビームを感光体ドラムの軸方向に
1ラインずつ走査(主走査)させる一方、感光体ドラム
を所定方向(副走査方向)に回転させて静電潜像の形成
を行っている。したがって、静電潜像の形成が行われる
状態では、各ラインのピッチを揃えるために、感光体ド
ラムは副走査方向に規定した速度でかつ一定に回転しな
ければならない。
このために、感光体ドラム駆動用のモータは、感光体ド
ラムの回転開始とともにその回転速度を上昇させていき
、回転速度が所定の値に到達したら前記した規定速度で
定速制御が行われるように速度のフィードバックを行う
ようになっている。
こめフィードバックを行うために、感光体ドラム駆動用
のモータの回転速度はエンコーダによって検出されるよ
うになっている。すなわち、エンコーダによって検出さ
れた速度が所期の値となるようにモータの制御が行われ
ることで、感光体ドラムの定速制御が行われる。
第12図は、従来の画像処理装置におけるこのような定
速制御の原理を表わしたものである。工ンコーダ211
は例えば感光体ドラム駆動用のモータ212と接続され
ており、発電機と同様の原理でこのモータ212の回転
速度に比例した周波数の交流波形213を出力する。こ
の交流波形213は増幅器214で適宜増幅され、その
結果が2値化回路215で2値化される。こようにして
得られたパルス信号216が速度制御回路217に入力
されてモータ212の回転速度が検出される。
第13図は、速度制御回路の詳細を表わしたものである
。この速度制御回路217はCPU (中央処理装置)
221を備えている。CPU221はバス222を介し
て、ROM223、RAM224.16ビツトタイマ2
25.8ビットPWM回路226およびI/○ボート2
27と接続されている。
ここで、ROM223は、CPU221が各種制御を行
うためのプログラムを格納したリード・オンリ・メモリ
である。RAM224は、各種データを一時的に格納す
るランダム・アクセス・メモリである。16ビツトタイ
マ225は、図示しないクロックに同期して16ビツト
のデータを順次カウントしていく回路である。
第14図は、16ビツトタイマのカウント値の周期的な
変化を表わしたものである。16ビツトタイマ225は
、最小値MIN(0)  から1ずつカウントアツプし
、最大値M A X (OFFFFH) ヲカウントし
たら再び最小値MINから1ずつカウントを。
開始する。
第13図に戻って説明を続ける。110ポート227に
は各種入出力機器が接続されるが、前記したパルス信号
216もここから入力され、CPU221はその立ち上
がり時における16ビツトタイマ225のカウント値〈
以下、キャプチャ値という。)を読み取り、これを16
ビツトタイマ225内のキャプチャレジスタ225Aに
格納する。また、この立ち上がり時にCPU221に対
して割り込みが発生する。CPU221はこの割込処理
において、16ビツトタイマ225内のレジスタに前回
書き込まれたカウント値と今回のカウント値との差を取
り、この結果を演算して供給すべきパワーを決定し、8
ピツ)PWM回路226に送出する。
今、第14図において前回のカウント値が値CM であ
ったとし、今回のカウント値が値C,,。
であるものとする。この場合、その差C9が大きい程、
モータ212は低速で回転しており、小さいほど高速で
回転していることになる。
8ビットPWM回路226は、この差Cn とC9の積
算に応じて内蔵の8ビツトタイマのカウント値に対する
閾値を変化させて、PWM信号229を発生させる。
第15図はPWM信号の発生原理を表わしたものである
。同図aは、あるクロックでカウントしたときの8ビツ
トタイマのカウント値の周期的な変化を表わしたもので
あり、第14図で示した16ビツトタイマと同様にカウ
ント値は最小値MIN(0)  から最大値M A X
 (OFFH)まで一定周期で変化する。この8ビツト
タイマのカウント値を、−例として図の一点鎖線231
で比較して、これよりも大きいカウント値の区間をH(
ハイ)レベルとし、他をL(ロー〉レベルとするような
パルス信号を発生すると、第15図すのようになる。
また、この−点鎖線231よりも高い閾値として例えば
破線232で比較すると、その結果としてのパルス信号
は同図Cのようになる。このようにカウント値で表わさ
れる鋸歯状波を任意の値で比較すると、その値の大きさ
に応じたパルス幅のPWM信号が発生する。
8ピツ)PWM回路226から出力されるPWM信号2
29は増幅器234で適宜増幅され、モータ駆動回路2
35に供給されてモータ212の駆動が行われることに
なる。すなわち、直流駆動のモータ212は、ある電圧
でオン・オフされるパルス信号の供給を受け、そのパル
ス幅に応じて回転速度を制御されることになる。
「発明が解決しようとする課題」 第16図における実線で示した曲線は、このような画像
処理装置における理想的な速度制御を表わしたものであ
る。同図で縦軸は例えばモータによって駆動される感光
体ドラムの回転速度を表わしており、横細は経過時間を
表わしている。時間t0 の所からモータ212の駆動
が開始されたとすると、当初はモータ212がフルパワ
ーで駆動され、直線的にその回転速度を向上させていく
そして第13図で説明した速度制御回路217が最終的
な速度v2 よりもある程度低い速度V、に到達した時
点から、速度制御回路217はパルス幅を変化させなか
らモータ212の速度が一定になるような制御を開始す
る。
ところが、画像処理装置では装置内の高圧発生部分で発
生する放電や各種原因によって、第12図に示したエン
コーダ211から出力される交流波形213にノイズが
重畳することがある。このような場合には、2値化回路
215がノイズの部位でも2値化を行ってしまうことが
ある。
第17図はこの場合の2値化後のパルス信号の状態を説
明するためのものである。同図aはノイズが発生してい
ない状態のパルス信号216Aである。同図すでは一部
のパルスにノイズによる“ひげ”241が発生している
このようなノイズが発生すると、ノイズ等のそれぞれの
波形の立ち上がりの部分でキャプチャレジスタ225A
に対するカウント値の書き込みが行われる。この結果、
ノイズの発生した部分ではカウント値の差が小さくなり
、モータ212の回転速度が低くても見掛は上、高速と
なる。このため、例えば第16図で速度V1  よりも
はるかに低い速度v3 の時点で速度v1 よりも高い
速度を検出してしまうことになる。このような場合には
、この第16図で一点鎖線で示したように、実際の速度
v3 の時点からフィードバック制御が行われることに
なる。この結果、速度が大きく変動し、オーバーシュー
トが生じてしまい、最終的な速度v2 に収束するまで
の時間が長時間化してしまう。
しかも、モータが低速で回転しているときほどエンコー
ダ211から出力される交流波形213の電圧幅が小さ
い。したがって、以上説明したようなノイズによる誤動
作は、モータが低速で回転しているときほど生じやすく
、オーバーシュートによる弊害も余計に生じやすいとい
う問題があった。
そこで本発明の第1の目的は、ノイズが発生してもモー
タによる内部の機構の速度制御を安定して行うことので
きる画像処理装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、モータによる内部の機構の広範
な速度制御を正確に行うことのできる画像処理装置を提
供することにある。
「課題を解決するための手段」 請求項1記載の発明では、例えば感光体ドラムや感光体
ベルト等の感光体の表面を移動させるための直流モータ
と、この直流モータを駆動する駆動回路と、直流モータ
の回転速度に応じた周期でパルス信号を出力するエンコ
ーダと、クロック信号をカウントするカウンタと、パル
ス信号が発生する時点のカウンタのカウント値を記憶す
るレジスタと、直流モータの駆動開始時からパルス信号
が所定回数以上発生した後にこのキャプチャレジスタに
次々に書き込まれるカウント値の差分をとって直流モー
タの回転速度を判別する速度判別手段とを画像処理装置
に具備させる。
そして、直流モータの駆動開始時からパルス信号が所定
回数以上発生するまではキャプチャ値を採用しないこと
にして、不安定な要素を除き、上述した第1の目的を特
徴とる 請求項2記載の発明では、例えば感光体ドラムや感光体
ベルト等の感光体の表面を移動させるための直流モータ
と、この直流モータを駆動する駆動回路と、直流モータ
の回転速度に応じた周期でパルス信号を出力するエンコ
ーダと、クロック信号をカウントするカウンタと、パル
ス信号が発生する時点のカウンタのカウント値を記憶す
るキャプチャレジスタと、直流モータの駆動開始時から
所定時間経過後にこのキャプチャレジスタに次々に書き
込まれるカウント値の差分をとって直流モータの回転速
度を判別する速度判別手段とを画像処理装置に具備させ
る。
そして、直流モータの駆動開始時から所定時間が経過す
るまではキャプチャ値を採用しないことにして、不安定
な要素を除き、上述した第1の目的を特徴とる 請求項3記載の発明では、例えば感光体ドラムや感光体
ベルト等の感光体の表面を移動させるための直流モータ
と、この直流モータを駆動する駆動回路と、直流モータ
の回転速度に応じた周期でパルス信号を出力するエンコ
ーダと、クロック信号を比較的長い周期でカウントする
第1のカウンタと、クロック信号を比較的短い周期でカ
ウントする第2のカウンタと、パルス信号が発生する時
点の両カウンタのカウント値をそれぞれ記憶するキャプ
チャレジスタと、このキャプチャレジスタに記憶された
第1および第2のカウンタのカウント値を基にして直流
モータの回転速度を判別する速度判別手段とを画像処理
装置に具備させる。
そして、2つの周期のカウンタを使用することで、モー
タの広範な速度制御に対応させ上述した第2の目的を達
成させる。
請求項4記載の発明では、例えば感光体ドラムや感光体
ベルト等の感光体の表面を移動させるための直流モータ
と、この直流モータを駆動する駆動回路と、直流モータ
の回転速度に応じた周期でパルス信号を出力するエンコ
ーダと、クロック信号をカウントするカウンタと、パル
ス信号が発生する時点のカウンタのカウント値を記憶す
るキャプチャレジスタと、この記憶が行われた時点でカ
ウンタのカウント値をリセットするリセット手段と、パ
ルス信号が発生する時点のカウンタのオーバフローの有
無を記憶するキャプチャレジスタと、キャプチャレジス
タに次々に書き込まれるカウント値の差分とオーバフロ
ーの有無を表わしたデータを基にして直流モータの回転
速度を判別する速度判別手段とを画像処理装置に具備さ
せる。
そして、1つのカウンタを用いる代わりにそのオーバフ
ローを記録し、このオーバフローに関する情報とカウン
ト値の養分を併用することで、モータの広範な速度制御
に対応させ上述した第2の目的を達成させる。
「実施例」 以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
なお、この実施例および変形例ではカウンタとタイマを
同様の意味で使用することにする。
画像処理装置の構成の概要 第2図は、レーザプリンタとイメージスキャナによって
構成された本実施例の画像処理装置を表わしたものであ
る。
この画像処理装置における画像記録装置としての役割を
もったレーザプリンタ11は、レーザ走査装置12を備
えている。レーザ走査装置12には、画信号に応じてレ
ーザ光を変調して出力する半導体レーザ13が配置され
ている。この半導体レーザ13から射出されたレーザビ
ームはポリゴンミラー(回転多面鏡〉 14に入射し、
この回転に応じて偏向される。偏向されたレーザビーム
はfθレンズ15を通過した後、ミラー16.17によ
って進行方向を変えられ、このレーザ走査装置12から
出力される。
レーザ走査装置12の下方には、定速で回転する感光体
ドラム19が配置されている。レーザ走査装置12から
出力されたレーザビームは、この感光体ドラム19の所
定の露光位置21をその軸方向すなわち主走査方向に繰
り返し走査する。この露光位置21よりもわずかに手前
には、感光体ドラム19に対向してチャージコロトロン
22が配置されており、感光体ドラム21の表面を一様
に帯電させるようになっている。この帯電後の感光体ド
ラム21にレーザビームが照射されることで、ドラム表
面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。この
静電潜像は、露光位置よりも下流側のドラム表面で現像
装置24によって現像される。この現像装置24内には
、トナーを磁気的に穂立ちさせて静電潜像の現像を行う
ための現像ロール25や、カートリッジ内のトナーを現
像ロール25に供給するためのトナー供給機構26等の
部品が配置されている。現像装置24には、所定の現像
バイアスが印加されている。
現像装置24の現像によって形成されたトナー像は、感
光体ドラム19の回転によってトランスファコロトロン
28に対向する位置まで移動し、ここで記録用紙(普通
紙〉に静電的に転写されることになる。なお、本実施例
で使用されているチャージコロトロン22およヒトラン
スファコロトロン28は、単線のコロトロンワイヤをア
ースと電圧印加端子の間に張りわたした構造となってい
る。
次に記録用紙の搬送径路について簡単に説明する。図示
しない記録用紙は、このレーザプリンタ11の下部に着
脱自在に配置された3段のカセットトレイ31−1〜3
1−3に積層されるようになっている。これらのカセッ
トトレイ31−1〜31−3のわずか上部には、それぞ
れ半月状の形状をした半月ロール32−1〜32−3が
配置されている。これらの半月ロール32−1〜32−
3は、選択されたカセットトレイ31の種類に応じて択
一的に駆動されるようになっており、これによって送り
出された1種類の記録用紙が所定の経路を経て搬送ロー
ル33の箇所まで搬送されるようになっている。なお、
このレーザプリンタでは、半月ロール32−1〜32−
3を用いて記録用紙の送り出しを行ったが、この代わり
にリタード・ロール等の他の送り出し手段が用いられて
もよい。
送り出された記録用紙は破線で示した径路を搬送ロール
33によって進行し、レジスト・ロール34の先端に到
達した時点でその進行を一旦停止させる。この後、感光
体ドラム19の回転位置と同期をとって図示しない電磁
クラッチがレジスト・ロール34の回転を開始させ、記
録用紙が一定した速度でかつ安定して搬送を開始される
。このようにして、記録用紙は所望のタイミングで感光
体ドラム19とトランスファコロトロン28の間ヲ通過
する。この通過の時点だけ、トランスファコロトロン2
8は放電を行い、これによって感光体ドラム19上のト
ナー像が静電的にトランスファコロトロン28方向に吸
引され、記録用紙上にトナー像の転写が行われる。転写
の行われた記録用紙は、トランスファコロトロン28の
下流側に配置された図示しない除電針によってその背面
から除電され、ドラム表面から剥離される。剥離された
記録用紙は、その緊張を解くために所定の長さの搬送路
上を搬送された後、ヒートロール6とプレッシャロール
8の対から戒る定着装置に運ばれる。定着装置では記録
用紙が所定幅でニップしているヒートロール6とプレッ
シャロール8の間ヲ通過する。このとき、記録用紙にお
けるトナー像の転写された側がヒートロール6側となり
、プレッシャ* −ル8 jt記Q用紙ヲヒートロール
6に押し付けて効率的な熱伝達を可能にする。ヒートロ
ール6は、すでに説明したように記録用紙が到来した時
点では高温側の第2の設定温度S2 になるように制御
されており、これ以外の所定の時点では低温側の第1の
設定温度S、になるように制御されている。第2の設定
温度S2 に制御されている状態で、記録用紙上のトナ
ー像は用紙面に熱定着される。
定着装置の出口側には定着後の記録用紙の搬送路を切り
換えるための切換弁38が用意されている。この切換弁
38の切換作業によって、定着後の記録用紙はそのまま
直進して第1の排出方向39に排出されるか、装置内を
逆コ字状に搬送されて第1の排出方向39とほぼ逆方向
の第2の排出方向41にレーデプリンタ11の上部から
排出される。このように排出方向を2種類選択すること
ができるようにしたのは、記録面を上にして排出するか
下にして排出するかの選択を可能にするためである。第
2の排出方向41を選んで記録面を下にして排出すると
、1ページずつ順に印刷したものを排出された順序のま
まステープラで綴じることができる。
ところで、記録用紙に転写されなかったトナー像は、ト
ランスファコロトロン28の更に下流側に配置されたク
リーニング装置43によってドラム表面から除去される
。クリーニング装置43には、トラム表面からトナーを
削りとるためのブレード44や、ブレード44の下に堆
積したトナー粒子を後方の格納場所に退避させるための
回転体45が配置されて5)る。
一方、レーザプリンタ11にはケーブル51を介してイ
メージスキャナ52が接続されている。
イメージスキャナ52は、そのプラテンガラス53上に
載置した原稿54の画像情報を読み取るための装置であ
る。イメージスキャナ52の本体上部には、原稿54を
押さえるための開閉自在なプラテンカバー55が配置さ
れている。また、装置本体の内部には、プラテンガラス
53と平行にかつその長手方向に配置されたレール57
にスキャナ58が往復動自在に取り付けられている。こ
のスキャナ58は後に説明する(第1図)スキャナモー
タによって駆動されるようになっている。
スキャナ58内には、原稿54の読取箇所を照明するた
めのランプ61と、これによる原稿54の反射光を収束
させる光学レンズ62と、光学レンズによる光像の結像
位置に配置された1次元イメージセンサ63が配置され
ている。1次元イメージセンサ63によって読み取られ
た画像情報は、このイメージスキャナ52内の後に説明
する画像処理回路に入力され、2値化やデイザ処理等の
処理が行われた後にケーブル51を経てレーザプリンタ
11に供給されることになっている。
回路構成の概要 第1図は、このような画像処理装置におけるレーザプリ
ンタとイメージスキャナのそれぞれの回路部分の概要を
表わしたものである。
レーザプリンタ11にはCPU (中央処理装置)81
が搭載されている。CPU81はデータバス等のバス8
2を介して次の各部と接続されており、ヒートロールの
表面温度の制御の他にレーザプリンタの一般的な制御を
行うようになっている。
(イ)ROM83:このレーザプリンタの各種制御を行
うためのプログラムを格納したリード・オンリ・メモリ
である。
〈口)RAM84 :種々のデータを一時的に格納する
ランダム・アクセス・メモリである。
(ハ〉操作パネル85:各種操作を行うためのパネルで
ある。
に)通信制御886:ケーブル51を介して図示しない
ホストコンピュータやこの実施例のイメージスキャナ5
2と接続され、印字のためのデータを受信したり制御用
のデータを交換するようになっている。
(ホ)イメージメモリ88:印字のためのデータを格納
するようになっている。
(へ)メインモータ駆動回路89:このレーザプリンタ
の感光体ドラム19やヒートロール6あるいは記録用紙
搬送用の各種ローラを駆動するためのメインモータ91
のドライブ回路である。
())ROSモータ駆動回路92:ポリゴンミラ−14
を駆動するROSモータ93のドライブ回路である。
(チ〉定着制御回路94:ヒートロール6に内蔵された
ヒータ95の通電を制御するための回路である。
(す〉高圧電源制御回路96:高圧電源を発生させ、チ
ャージコロトロン22等のコロトロンや現像電極97に
これらを印加する回路である。
(ヌ)信号入力回路98:ヒートロール6の表面温度を
計る温度センサ99やメインモータ91の回転速度を測
定するエンコーダ101等の各種信号発生源から供給さ
れる信号を処理してバス82上に送り出すための回路で
ある。
(ル)ソレノイド励磁回路102:切換弁38(第2図
)の切り換えを制御するためのソレノイド103の励磁
を制御する回路である。
(ヲ−〉クラッチ駆動回路105:搬送路上のローラの
回転を制御するためのクラッチ106の駆動を制御する
回路である。
(ワ)速度制御回路107:メインモータ91を駆動す
るためのメインモータ駆動回路89に速度制御のための
データを与える回路である。なお、本実施例の速度制御
回路107は第13図に示した従来の速度制御回路と基
本的な回路部分では同一であるが、独自のCPUやRO
MあるいはRAMを備えておらず、レーザプリンタ11
内のCPU81等の部品を共用して構成されている。
イメージスキャナ52にも独自のCPUIIIが搭載さ
れている。CPじ111は、バス112を介して次の各
部と接続されている。
(イ)ROM113:このイメージスキャナの動作を制
御するためのプログラムを格納したリード・オンリ・メ
モリである。
(ロ)RAM114:種々のデータを一時的に格納する
ランダム・アクセス・メモリである。
(ハ)操作パネル115:原稿の読み取りのための操作
を行うためのパネルである。
に)通信制御部116:ケーブル51を介してレーザプ
リンタ11と接続され、印字のためのデータをこれに供
給するようになっている。
(ホ)スキャナモータ駆動回路117:スキャナ58の
駆動を行うスキャナモータ118のドライブ回路である
(へ)ランプ点灯回路119:ランプ61を点灯させる
ためのドライブ回路である。
(ト〉画像処理回路121:1次元イメージセンサ63
によって読み取られた画像情報の処理を行ってその結果
を通信制御部86に渡す回路である。
(チ〉信号入力回路122:スキャナモータ118の回
転状態を検出するためのエンコーダ123からパルス信
号を入力するための回路である。
(す)速度制御回路124:エンコーダ123からパル
ス信号を人力して、スキャナモータ118の速度制御を
行う回路である。回路の構成は基本的にはレーザプリン
タ11における速度制御回路107と同様である。
誤動作防止のための回路 第3図は、以上のような構成の画像処理装置におけるメ
インモータの回転開始時の制御を表わしたものである。
CPU81は、感光体ドラム19の回転のためにメイン
モータ91の駆動開始が指示される時点を監視している
(第3図ステップ■)。そして、メインモータ91の駆
動開始が指示されたら(Y)、8ビットPWM回路22
6から全幅のPWM信号229が出力されるように指示
し、メインモータ91をフルパワーで駆動させるように
設定する(ステップの)。次に、モータ制御のためのモ
ードとして第1のモードを設定する(ステップ■)。
以下の第1表は、モード制御のための3つのモードの内
容を表わしたものである。
第1表 面像処理装置を第1のモードに設定したら、CPU81
は立上がり割込カウンタのカウント値Cをクリアする(
ステップ■〉。ここで、立上がり割込カウンタとは、メ
インモータ91の立上がり時にエンコーダ101から出
力されるパルス信号をカウントして、これが所定の値に
到達したとき以後のパルス信号を有効なものとして速度
制御回路107に与えるためのカウンタである。これは
、メインモータ91の立ち上がり時におけるノイズ等に
よる速度制御の誤動作を防止するために設けられたもの
である。なお、立上がり割込カウンタはRAM84の所
定領域を割り当てて構成されている。
立上がり割込カウンタをクリアしたら、CPU81はエ
ンコーダ101による割込処理をイネーブルの状態にし
て制御を終了する(エンド)。
第4図は、第3図に示した制御が終了した後のメインモ
ータの制御の様子を表わしたものである。
この制御で、CPU81はRAM84の所定の領域のデ
ータを読み出して現在設定されているモードをまずチエ
ツクする(第4図ステップ■、■)。
もし、第1のモードに設定されていれば(ステップ■;
Y)、フルパワーを出力しくステップ■〉、立上がり割
込カウンタのカウント値Cを1だけカウントアツプしく
ステップ■)、これによるカウント値Cの値が10”以
上になったかどうかをチエツクする(ステップ■)。こ
れは、先に説明したようにメインモータ91の回転初期
におけるノイズの影響を除去するためである。このよう
な制御に代えて、メインモータ91の回転開始から所定
時間の間は割り込みを禁止し、一定時間を経過した後、
キャプチャ値を読み込み、RAM84にセーブし、割り
込みをイネーブルにするような制御も可能である。
第4図ステップ■で立上がり割込カウンタのカウント値
Cが“10”以上になったら(Y)、CPU81は第1
のモードを第2のモードに変更する(ステップ■)。そ
して、そのときのエンコーダのキャプチャ値を読み込み
(ステップ■)、これをRAM84の専用の領域に書き
込む(ステップ■)。このために、速度制御回路107
には第13図で示したような16ビツトタイマ225が
備えられている。
一方、CPU81が第2のモードであると判別した場合
にはく第4図ステップ■;Y)、メインモータ91をフ
ルパワーで駆動させるための制御をメインモータ駆動回
路89に対して行わせる〈ステップ■〉。そして、この
ときのキャプチャ値の読み込みを行う(ステップ[F]
)。CPU81は、これを基にして前の割り込みが行わ
れたときから今回の割り込みが行われたときまでの周期
を計算する(ステップ■)。
計算された周期は目標値と比較される(ステップ■〉。
ここで、目標値は、感光体ドラム19の設定速度に対応
するメインモータ91の回転速度V2  (第16図参
照)よりもある程度低い速度V、に相当した周期である
。すなわち、メインモータ91がフルパワーで駆動され
た結果としてその回転速度が速度V1 に到達すると(
ステップ■;、Y)、CPU81は第2のモードから第
3のモードにモードの書き換えを行って(ステップ@)
、エンコーダ101のキャプチャ値の書き換えを行う 
(ステップ■)。
これに対して、ステップ■における周期の比較で目標値
に到達していないと判別された場合には(N)、次の割
り込みの発生で再びエンコーダ101のキャプチャ値の
読み込みが行われて周期の計算が行われることになる。
最後に、第1のモードでも第2のモードでもない場合(
ステップ■;N1ステップ■;N)、すなわち装置が第
3のモードに設定されている場合の説明を行う。この第
3のモードでは、第16図における速度v1 に到達し
た後の制御としてフィードバック制御が行われる。すな
わち、CPU81はエンコーダ101からのパルス信号
の立ち上がりによる割り込みがあると、エンコーダ10
1のキャプチャ値の読み込みを行う(ステップ■)。そ
して、これと前回のキャプチャ値との差分を求めて周期
の計算を行う(ステップ0)。
周期が求まったら、第16図における回転速度V2 に
設定するためのパルス信号の幅が速度制御回路107に
よって求められ(ステップ[相])、これがメインモー
タ駆動回路89に供給される(ステップ■〉。これ以後
、ステップ■に進んでエンコーダ101のキャプチャ値
の書き換えが行われて、次のエンコーダ立ち上がり割り
込みで再びステップのから開始することになる。すなわ
ち、感光体ドラム19は以後ステップ■以降の制御が繰
り返し行われて定速で回転されることになる。
周期の計算における誤差の防止 以上説明したように、この実施例の画像処理装置でレー
ザプリンタ11内に設けられた感光体ドラム19はエン
コーダ101から出力されるパルス信号を用いてこのパ
ルス信号の周期を計算するようになっている(第4図ス
テップtll)S@ン。ところが、比較的低速時におい
ては、パルス信号の立ち上がりから次の立ち上がりまで
のこの周期が本実施例における16ビツトタイマ225
 (第13図〉の1サイクル分のカウント周期よりも長
くなる場合がある。
第5図を用いてこのような低速時における問題点を説明
する。同図aは、16ビツトタイマ225のカウント値
の時間的な変化を表わしたものである。カウント値の最
小値MIN(0)  から次の最大値M A X (O
PFFFH)までの時間が1周期Tに相当する。
同図すはメインモータ91がある程度立ち上がった時点
におけるパルス信号の発生状態の一例を表わしたもので
ある。パルス信号のある時点における立ち上が°りに基
づくキャプチャ値A1 と次の立ち上がりに基づくキャ
プチャ値A2 とは時間軸上で1周期Tの範囲内で発生
する。したがって、これらの値A、   A2 を用い
て差分を求めることは可能である。
ところが、同図Cに示したようにパルス信号の発生周期
が1周期Tに比べて長いと、パルス信号のある時点にお
ける立ち上がりに基づくキャプチャ値A、と次の立ち上
がりに基づくキャプチャ値A、からだけではカウント値
が実質的にどれだけ変化したかを調べることが不可能と
なる。したがって、2つの求められたキャプチャ値A3
 、A4を1周期内の値として計算すると正しい速度制
御を行うことができない。
このような問題点の発生を避けるためには、16ビツト
タイマ225に使用するクロックの周期を今までよりも
遅くするか、これよりもビット数の大きなカウンタを使
用すればよい。しかしながら、このようにすると細かな
速度制御が不可能となったり、特殊なカウンタの採用に
よって装置の価格が大幅に上昇するという問題がある。
そこで本実施例の画像処理装置では、メインモータ91
の立ち上がり時からフィードバック制御の行われる時点
まで幅広く高度な速度制御ができる方法を採用している
第6図は、このような制御を可能とする速度制御回路の
要部を表わしたものである。
この速度制御回路107は16ビツトタイマ225に供
給するクロック信号131を4分周する4分周回路13
2を備えている。4分周回路132から4分周されて出
力されたクロック信号133は、もう1つの16ビツト
タイマ134に供給されるようになっている。第1図で
示したエンコーダ101からパルス信号が供給されたと
きには、これら2つの16ビツトタイマ225゜134
のカウント値が読み出されるようになっている。
第7図は、本実施例の2つの16ビツトタイマを使用し
た速度制御回路による速度の算出原理を表わしたもので
ある。同図aは第5図aと同様であり、16ビツトタイ
マ2250カウント値の周期変化を表わしたものである
。第7図Cに示したようなパルス信号が到来したときに
は、すでに説明したように2つのキャプチャ値A3 、
A4 だけではこれらの差分を求めることができない。
第7図すは4分周されたクロック信号のカウントを行う
16ビツトタイマ134のカウント値の周期変化を表わ
したものである。このタイマ134のカウント周期は4
Tとなっているので、第7図Cに示したパルス信号の周
期よりも長い。
したがって、これらのパルス信号の立ち上がりによる2
つのキャプチャ値B3 、B4 を基にして、キャプチ
ャされた時間間隔が16ビツトタイマ225の何周期分
に相当するかを判別することができる。そこで、このデ
ータと2つのキャプチャ値A3 、A4 を用いてこれ
らのカウント値の実質的な差分を正確に算出することが
できる。
もちろん、画像処理装置における速度制御の幅に応じて
分周比を適宜性の値に設定してもよいし、または他の周
期のタイマまたはカウンタを別に用意するようにしても
よい。また、2種類のカウンタを用いて測定を行うのは
、メインモータ91の回転速度が低いときのみでよく、
それ以後は高速のカウンタのみを用いて測定を行えばよ
いことも当然である。
更に、速度制御の精度を特に要求しないような区間では
、その区間だけクロック信号の周期を拡大したりして1
6ビツトタイマ225等のタイマの分解能を粗くするこ
とで、タイマのオーバフローを防止し、周期測定を正し
く行うことができる。
イメージスキャナにおける制御 以上、画像処理装置のレーザプリンタ11の部分におけ
るメインモータ91の速度制御について説明したが、次
にこの画像処理装置のイメージスキャナ52に配置され
たスキャナモータ118の速度制御について説明を行う
第2図に示したようにスキャナ58はレール57上を往
復動するようになっており、スキャナモータ118がそ
の駆動源として用いられている。
このスキャナモータ118の制御がレーザプリンタ11
のメインモータ91のそれと相違する点は次の通りであ
る。
(])スキャナ58のみを駆動するため、感光体ドラム
19やヒートロール6あるいは記録用紙搬送用の各種ロ
ーラを駆動するメインモータ91と比べて負荷が小さく
、このためスキャナモータ118は小型でパワーが小さ
い。
(u〉往動時におけるスキャナ58の移動速度はかなり
低速である。
第8図はスキャナの往復動の様子を表わしたものである
。この図で縦軸はスキャナ58の速度を表わしており、
このうち子方向が往動の速度であり、一方向が復動の速
度である。時刻tA から1B までスキャナ58は往
動し、このとき原稿54(第2図参照〉の読み取りが行
われる。時刻ti からスキャナ58をホームポジショ
ンに戻スための復動が行われるが、前半で急速な復動が
行われ、ホームポジションにほぼ近づいた点に到達した
時刻tcから停止位置を正確に制御するために極めて低
速となり、停止のための制御が行われる。
以上のような特質から、例えばレール57にわずかな障
害があるような場合にも、特に停止のための制御の段階
ではスキャナモータ118が規定位置に到達する前に容
易に停止してしまう。本実施例のスキャナモータ118
についてもレーザプリンタ11におけるメインモータ9
1と同様な速度制御が行われているが、負荷のために一
度停止したスキャナモータ118を再び駆動することは
一般に困難である。そこで本実施例のイメージスキャナ
52には、スキャナモータ118が停止すべきでない位
置で停止したときにその駆動を再開させるための措置が
採られている。
第9図はこのような制御の様子を表わしたものである。
CPUI 11がスキャナモータ駆動回路117に対し
てスキャナモータ118の起動を指示すると(第9図ス
テップ■;Y)、監視タイマが起動される(ステップ■
)。ここで監視タイマはRAM114とクロック信号を
用いて構成されるもので、制御される最も低い速度に対
応するパルス信号の周期の1.5倍から2倍の時間t1
 に設定されている。
監視タイマが起動された後、CPじ111はオペレータ
等によるイメージスキャナ52の停止制御が行われたか
どうかくステップ■〉、タイマの測定時間tが時間t1
 を越えたかどうか(ステップ■)およびパルス信号に
よる割り込みが行われたかどうかくステップ■〉を監視
している。
イメージスキャナ52の停止制御が行われた場合(ステ
ップ■;Y) 、CPUI 11はスキャナモータ駆動
回路117を制御してスキャナモータ118の駆動を停
止させる(ステップ■)。割り込みが行われた場合(ス
テップ■;Y〉、すなわちスキャナモータ118の回転
が開始された場合には、監視タイマのプリセーットが行
われ(ステップ■)、再びステップ■に戻って監視制御
が行われる。すなわち、スキャナモータ118が順調に
回転を開始した後には、割り込みが行われるたびに監視
タイマをプリセットしなからモータの停止の事態の発生
を監視する。
一方、ステップ■でタイマの測定時間tが時間t1 を
越えた場合には(Y)、スキャナモータ118の回転が
停止制御以外の場合で停止したことになる。このような
場合にはスキャナモータ118の駆動パワーのアップが
スキャナモータ駆動回路117に対して指示される(ス
テップ■)。
これによりスキャナモータ118は、例えば印加電圧を
上昇されその出力をパワーアップさせる。
この状態でエンコーダ123からのパルス信号の到来に
よる割り込みが発生すると(ステップ■;Y)、スキャ
ナモータ118の駆動パワーが元の規定値に戻される(
ステップO)。そして、監視タイマのプリセットが行わ
れ(ステップ■)再びステップ■に戻って監視制御が行
われる。
これに対して、スキャナモータ118のパワーアップが
行われてから時間t2 を経過しても割り込みが行われ
ない場合には(ステップ■;Y)、パワーアップによる
スキャナモータ118の再起動が無理なことが判明した
ので、CPUIIIはスキャナモータ118の駆動を停
止させ〈ステップ@)、操作パネル115にエラー表示
を行わせる(ステップ(8)。
「変形例f 以上、本実施例の画像処理装置におけるモータの駆動制
御について説明したが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、各種の変形が可能である。
第1の変形例 例えばメインモータ91の制御について、実施例では第
4図のステップ■で示したようにエンコーダ101から
のパルス信号のカウント値Cの値が”10”以上になっ
たとき速度制御を開始することにして、回転初期におけ
るノイズの影響を除去するようにした。第1の変形例で
は、これと同様のノイズ除去を割込処理の制御として行
う。
第10図はメインモータの回転初期におけるこのような
制御を表わしたものである。この変形例で、CPU81
は割り込みがあると、今回のキャプチャ値をRAM84
の所定の領域に取り込んで(第9図ステップの)、次に
、前回のキャプチャ値の読み出しを行う(ステップ■)
。そして、両者の差分りを演算する(ステップ■)。
差分りが求められた9、CPじ81はこれを比較値Eと
比較する(ステップ■)。この例で比較値Eは、第16
図におけるモータ212の最終的な速度v2 に対応す
る差分の半分の値である。このような値はモータ212
が正規の速度よりもかなり高速で回転していることを示
すものであり、ノイズの発生等の異常な状況であると推
察することができる。
差分りが比較値Eよりも大きな場合には(Y)、一応、
このような危険が生じていないものとして前回のキャプ
チャ値を今回ステップ■で取り込んだ値に置き換える(
ステップ■)。すなわち、RAM84の該当する領域に
今回のキャプチャ値を書き込む。そして、この差分りに
基づいてメインモータ91の駆動を制御する。
これに対してステップ■で差分りが比較値Eと等しいが
これよりも小さい場合には(N)、今回取り込んだキャ
プチャ値は採用せず、結局、メインモータ91について
前回行った制御が指示されることになる(ステップ■)
。すず;わち、ノイズが発生した場合にはこれによる誤
動作が回避されることになる。
実施例では第7図゛で示したように2つの16ビツトタ
イマ225.134を使用し、一方の16ビツトタイマ
225に使用したクロック信号を4分周して他方の16
ピツトタイマ134に使用することでパルス信号の到来
する間隔が長くなった場合における誤差の発生を防止し
た。
第2の変形例では、これとは異なりタイマのオーバフロ
ーを検出し、これを利用することで同様の誤差の発生を
防止する。
第11図は、このための回路の原理的な構成を表わした
ものである。第1図で示したエンコーダ】01から出力
されたパルス信号は、増幅器151によって増幅された
後、そのままCPlj81の割込処理に用いられる他、
遅延回路153で所定時間だけ遅延された後、16ビツ
トタイマ225とオーバフロー検出回路161の双方の
リセット端子Rに供給される。16ビツトタイ7225
はこの時点でその計時動作をリセットされ、クロック信
号に同期して計時動作を開始する。オーバフロー検出回
路161は、16ビツトタイマ225のオーバフローを
検出する回路であり、オーバフローが行われた場合には
その検出結果を保持する一方、16ビツトタイマ225
と同一タイミングでその内容をリセットされる。
この回路でパルス信号が到来すると、CPU81に割り
込みがかかり、同時に16ビツトタイマ225とオーバ
フロー検出回路161の双方に内容の読み出しを行うた
めの制御信号が供給される。これにより、16ビツトク
イマ225は現在のカウント値162をRAM、84に
キャプチャ値として格納する。また、オーバフロー検出
回路161は、16ビツトタイマ225がオーバフロー
したか否かを示すオーバフロー有無データ163を同じ
< RAM84にオーバフローキャプチャデークとして
格納する。このような格納作業が終了した後に、前記し
たように16ビツトクイマ225とオーパフ9−検出回
路161内容がリセットされる。
したがって、この第2の変形例の回路では16ビツトタ
イマ225の1周期より長く2周期未満の周期でパルス
信号が到来した場合でも、RAM84でオーバフローの
有無を調べることによって16ビツトタイマ225のカ
ウント値の差分を正しく求めることができる。
なお、実施例では速度制御回路107.124が独自の
CPUを備えていないものとして説明したが、16ビツ
トタイマ等のカウンタと8ビットPWM回路等のパルス
幅制御回路を一体として構成したCPUを用いてこのよ
うな速度制御回路を構成してもよいことはもちろんであ
る。
「発明の効果」 以上説明したように請求項1記載の発明によれば、直流
モータの回転速度に応じた周期でパルス信号を出力する
エンコーダを用い、画像処理用の直流モータの駆動開始
時からパルス信号が所定回数以上発生した後にキャプチ
ャレジスタに次々に書き込まれるカウント値の差分をと
って直流モータの回転速度を判別するようにしたので、
直流モータの駆動開始時に多いノイズをカットすること
ができ、簡単な回路または制御内容で画像処理装置に使
用されているモータの速度制御の安定化を図ることがで
きる。
また、請求項2記載の発明によれば、直流モータの回転
速度に応じた周期でパルス信号を出力するエンコーダを
用い、画像処理用の直流モータの駆動開始時から所定時
間経過後にこのキャプチャレジスタに次々に書き込まれ
るカウント値の差分をとって直流モータの回転速度を判
別するようにしたので、直流モータの駆動開始時に多い
ノイズをカットすることができ、簡単な回路または制御
内容で画像処理装置に使用されているモータの速度制御
の安定化を図ることができる。
更に請求項3記載の発明によれば、直流モータの回転速
度に応じた周期でパルス信号を出力するエンコーダを用
いると共に、クロック信号を比較的長い周期でカウント
する第1のカウンタと、クロック信号を比較的短い周期
でカウントする第2のカウンタとを用意したので、これ
ら第1および第2のカウンタのカウント値を基にして直
流モータの回転速度を広範囲に判別することができ、モ
ータの速度制御を広範囲に安定化させることができると
いう利点がある。
また、請求項4記載の発明によれば、直流モータの回転
速度に応じた周期でパルス信号を出力するエンコーダを
用いると共に、カウンタとそのオーバフローを記憶する
メモリとを用意して、これにまりカウンタの測定するこ
とのできる範囲を実質的に拡大したので、直流モータの
回転速度を広範囲に判別することができ、モータの速度
制御を広範囲に安定化させることができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の一実施例における画像処理装
置を説明するためのもので、このうち第1図は画像処理
装置の回路構成の要部を示すブロック図、第2図は画像
処理装置の概略構成図、第3図は画像処理装置における
メインモータの回転開始時の制御を表わした流れ図、第
4図は第3図に示した制御が終了した後のメインモータ
の制御の様子を表わした流れ図、第5図はモータの低速
制御時における問題点を説明するための各種波形図、第
6図は2つの16ビツトタイマを用いて広範な速度制御
を可能にした速度制御回路の要部を示すブロック図、第
7図はこの2つの16ビツトタイマを使用した速度制御
回路の速度算出原理を説明するための各種波形図、第8
図はスキャナの往復動の様子を表わした特性図、第9図
はスキャナが停止したときのスキャナモータの再起動を
可能とする制御の流れを表わした流れ図、第10図は第
1の変形例におけるメインモータの回転初期での制御を
表わした流れ図、第11図は第2の変形例におけるオー
バフローの検出を行って速度検出誤差の発生を防止する
回路の原理的な構成を示すブロック図、第12図は従来
の画像処理装置における定速制御の原理を表わしたブロ
ック′図、第13図は従来の速度制御回路の要部を示す
ブロック図、第14図は16ビツトタイマのカウント値
の周期的な変化を表わした説明図、第15図はPWM信
号の発生原理を表わしたタイミング図、第16図は画像
処理装置における理想的な速度制御トオーバーシュート
した例の双方を示した説明図、第17図はノイズが発生
した場合の2値化後のパルス信号の状態を説明するため
の各種波形図である。 11・・・・・・レーデプリンタ、 52・・・・・・イメージスキャナ、58・・・・・・
スキャナ、81.111・・・・・・CPU。 83.113・・・・・・RoM1 84.114・・・・・・RAM。 89・・・・・・メインモータ駆動回路、91・・・・
・・メインモータ、 98.122・・・・・・信号入力回路、101.12
3・・・・・・エンコーダ、107.124・・・・・
・速度制御回路、117・・・・・・スキャナモータ駆
動回路、118・・・・・・スキャナモータ、 131.133・・・・・・クロック信号、132・・
・・・・4分周回路、 134.225・・・・・・16ビツトタイマ、161
・・・・・・オーバフロー検出回路、′3/L>1 図 6・・・・・・8ピツ )PWM回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、画像処理用の直流モータと、 この直流モータを駆動する駆動回路と、 前記直流モータの回転速度に応じた周期でパルス信号を
    出力するエンコーダと、 クロック信号をカウントするカウンタと、 前記パルス信号が発生する時点のカウンタのカウント値
    を記憶するメモリと、 前記直流モータの駆動開始時から前記パルス信号が所定
    回数以上発生した後にこのメモリに次々に書き込まれる
    前記カウント値の差分をとって直流モータの回転速度を
    判別する速度判別手段とを具備することを特徴とする画
    像処理装置。 2、画像処理用の直流モータと、 この直流モータを駆動する駆動回路と、 前記直流モータの回転速度に応じた周期でパルス信号を
    出力するエンコーダと、 クロック信号をカウントするカウンタと、 前記パルス信号が発生する時点のカウンタのカウント値
    を記憶するメモリと、 前記直流モータの駆動開始時から所定時間経過後にこの
    メモリに次々に書き込まれる前記カウント値の差分をと
    って直流モータの回転速度を判別する速度判別手段 とを具備することを特徴とする画像処理装置。 3、画像処理用の直流モータと、 この直流モータを駆動する駆動回路と、 前記直流モータの回転速度に応じた周期でパルス信号を
    出力するエンコーダと、 クロック信号を比較的長い周期でカウントする第1のカ
    ウンタと、 クロック信号を比較的短い周期でカウントする第2のカ
    ウンタと、 前記パルス信号が発生する時点の両カウンタのカウント
    値をそれぞれ記憶するメモリと、 このメモリに記憶された第1および第2のカウンタのカ
    ウント値を基にして前記直流モータの回転速度を判別す
    る速度判別手段 とを具備することを特徴とする画像処理装置。 4、画像処理用の直流モータと、 この直流モータを駆動する駆動回路と、 前記直流モータの回転速度に応じた周期でパルス信号を
    出力するエンコーダと、 クロック信号をカウントするカウンタと、 前記パルス信号が発生する時点のカウンタのカウント値
    を記憶するメモリと、 この記憶が行われた時点で前記カウンタのカウント値を
    リセットするリセット手段と、 前記パルス信号が発生する時点のカウンタのオーバフロ
    ーの有無を記憶するメモリと、 前記メモリに次々に書き込まれる前記カウント値の差分
    とオーバフローの有無を表わしたデータを基にして直流
    モータの回転速度を判別する速度判別手段 とを具備することを特徴とする画像処理装置。 5、エンコーダから出力されるパルス信号の周期が所定
    の周期よりも短いか否かを監視する周期監視手段と、 この周期監視手段が前記所定の周期よりも短いと判別し
    たとき、前記カウンタの今回のカウント値を無効として
    、前回のカウント値を今回のカウント値として採用する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処
    理装置。 6、前記直流モータの駆動開始時にエンコーダから出力
    されるパルス信号の数をカウントするカウンタと、 このカウンタが所定の数をカウントしたとき以後に前記
    エンコーダから出力されるパルス信号を基にして前記直
    流モータの回転速度を判別する速度判別手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処
    理装置。 7、前記直流モータの低速駆動時に前記カウンタの分解
    能をそれ以外の場合と比べて粗く設定する分解能可変手
    段を具備することを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の画像処理装置。
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