JP2003066811A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】第1印刷装置から排出されたウェブが環境によ
り収縮あるいは膨張している場合であっても、第1の面
の画像と一致させて第2の面に正確に画像を印刷するこ
とが可能な印刷システムを提供する。 【解決手段】ウェブ搬送速度を加速あるいは減速させる
タイミングにて、WF基準パルスに同期させてDR基準
パルスの周波数を変更する場合、ウェブ搬送速度および
感光体ドラムの回転速度を同時にかつその変化量を微細
にする。
り収縮あるいは膨張している場合であっても、第1の面
の画像と一致させて第2の面に正確に画像を印刷するこ
とが可能な印刷システムを提供する。 【解決手段】ウェブ搬送速度を加速あるいは減速させる
タイミングにて、WF基準パルスに同期させてDR基準
パルスの周波数を変更する場合、ウェブ搬送速度および
感光体ドラムの回転速度を同時にかつその変化量を微細
にする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブの両面に画
像を形成する印刷システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】長尺に連続した帯状の用紙に代表される
ウェブの両面に画像を形成する印刷システムとして、例
えば特開平8−50429号公報に記載されているよう
に、2台の印刷装置を直列に配置し、前段の印刷装置で
ウェブの第1の面(表面)に印刷を行ない、前段の印刷
装置から排出されたウェブを反転装置にて表裏反転させ
た後、ウェブを後段の印刷装置に送り込み、後段の印刷
装置でウェブの第2の面(裏面)に印刷を行うようにし
た印刷システムが提案され、実用化されている。 【0003】従来、このような印刷システムに用いられ
るウェブとしては、両縁に送り孔を備えた形態の連続紙
を用いることが一般的であった。しかし、送り孔を持つ
連続紙に印刷を行った場合には、印刷後、送り孔が設け
られた両縁部分を裁断する処理が必要であり、裁断処理
に相当の時間が費やされていた。そこで、近年では送り
孔を持たないウェブにも対応可能な印刷システムが普及
しつつある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な印刷システムにおいて、少なくとも前段に配置した印
刷装置が電子写真方式を用いて画像を形成するタイプの
印刷装置である場合、ウェブ上に転写された画像(トナ
ー像)をウェブに溶融定着させるための加熱工程が必須
となる。この熱定着工程での熱作用により、後段の印刷
装置に送り込まれるウェブは当初の状態よりも熱収縮し
てしまうという現象が生じる。 【0005】このようにしてウェブが熱収縮してしまう
と、表面印刷時のページ長と、裏面印刷時のページ長と
が異なるため、ウェブ上に形成された表面側の画像位置
と裏面側の画像位置とが揃っていない見苦しい印刷物が
生成されてしまうことになる。 【0006】なお、ウェブの熱収縮量は、使用するウェ
ブの厚さやサイズ、あるいはウェブ上に形成された画像
をなすトナーの付着量等により異なるため、予め熱収縮
量を見込んでウェブを搬送するというわけにも行かな
い。 【0007】本発明の目的は、高解像度で高印刷品質を
求められる印刷システムにおいても、搬送されるウェブ
と感光体ドラムとの間の速度差をウェブ上に転写される
画像に影響がない程度まで低減することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的は、送り孔を
持たないウェブの第1の面に画像を形成する第1印刷装
置と、第1印刷装置の後段に設けられ前記ウェブの第2
の面に画像を形成する第2印刷装置とを有し、少なくと
も第1印刷装置は、前記ウェブの各ページの予め指定さ
れた位置に位置合せマークを形成するマーク形成手段を
有し、少なくとも第2印刷装置は、前記位置合せマーク
を検出するマーク検出手段と、予め設定された周期毎に
ウェブ送り制御信号を発生させるとともに、前記ウェブ
送り制御信号の発生タイミングと、前記位置合せマーク
を検出することにより前記マーク検出手段が発するマー
ク検出信号の発生タイミングとの位相を整合させる制御
手段とを有し、少なくとも第2印刷装置は、前記画像を
一時的に保持する像担持体を有し、前記制御手段は、前
記ウェブの搬送速度と前記像担持体の移動速度とを同期
制御する手段を含む印刷システムにおいて、搬送速度お
よび前記像担持体の移動速度を変更する1回当たりの変
更量を、前記速度の1%以下とすることにより達成され
る。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。はじめに、図1を用いて印刷システムに
適用され得る電子写真式印刷装置の全体構成を説明す
る。図1において、Wはウェブである。印刷装置Pにお
いてウェブWは、通常、紙であることが多いが、必ずし
も紙に限らず、プラスチックフィルムなどが用いられる
場合も考えられる。ウェブWは、給送装置(図示せず)
から送り出され、印刷装置Pの下をくぐるようにして印
刷装置Pの内部に送り込まれる。印刷装置P内に送り込
まれたウェブWは、搬送経路上に配置されたガイドロー
ラ1に案内され、ウェブバッファ機構2に向けて搬送さ
れる。なお、ガイドローラ1は駆動源を持たず、搬送さ
れるウェブWと接触することによって連れ回りする従動
ローラとして設けられている。 【0010】ウェブバッファ機構2は、搬送されるウェ
ブWを一時的に蓄える蓄積部2aと、蓄積部2aに対し
ウェブ搬送方向上流部に設けられた一対のローラ2b,
2cと、蓄積部2aにおけるウェブWの弛み量(バッフ
ァ量)を監視する複数のセンサ(本例においては4対の
光学式センサ2d,2e,2f,2gを使用している)と
を備えている。ここで、上述のローラ2bは駆動源(図
示せず)を持つ駆動ローラとして設けられ、ローラ2c
は駆動源を持たない従動ローラとして設けられている。
また、ローラ2cには、ローラ2bへの圧接力を調節す
るための調節機構が装備されている。本実施例において
調節機構は、ローラ2cの一端から突出させた軸2hに
錘2iを摺動可能に設け、この錘2iの位置を変えるこ
とにより、いわゆるてこの原理でローラ2cのローラ2
bへの圧接力を調節するようにしている。 【0011】蓄積部2aにおいては、通常、弛んだウェ
ブWの底面がセンサ2fのレベルとなるようにバッファ
量が監視されており、図示のごとくウェブWの底面がセ
ンサ2gのレベルに達した場合には、ローラ2bの回転
を低速にし、蓄積部2aにおけるウェブWの底面がセン
サ2fのレベルまで上昇してくるように制御する。ま
た、これとは反対に、ウェブWの底面がセンサ2eのレ
ベルに達した場合には、ローラ2bの回転を高速にし、
蓄積部2aにおけるウェブWの底面がセンサ2fのレベ
ルまで下降するように制御する。なお、上記のようにロ
ーラ2bの回転制御を行なった場合であっても、ローラ
2bまたはローラ2cの磨耗や、圧接力の誤調節などに
よりウェブWをセンサ2fのレベルまで戻すことができ
ない場合が考えられる。特にバッファ量が減少する方向
にあっては、ウェブの張力が増大し、搬送中のウェブの
破断を招いてしまうため、これを未然に防止する目的
で、ウェブWの底面がセンサ2dのレベルに達した場合
には、ウェブ搬送を強制的に停止させるように制御して
いる。 【0012】蓄積部2aのウェブ搬出部には、搬送され
るウェブWのエッジ位置を規制するガイド部材3が設け
られている。ガイド部材3は、図2に示すように固定さ
れた2本のシャフト3a,3bを備えており、ガイド部
材3を通過するウェブWは、シャフト3aとシャフト3
bとの間に通して搬送される。また、2本のシャフト3
a,3bには、搬送されるウェブWの幅方向(搬送方向
と直交する方向)の位置を規制するための規制部材3
c,3dが設けられている。ここで、規制部材3c,3d
に関しては、その両方またはいずれか一方の規制部材を
シャフト3a,3bの軸方向に沿って移動可能に設ける
ことが望ましい。要するに規制部材3c,3dを移動可
能にするということは、印刷装置で使用するウェブWの
サイズに拘束されることなく、多種多様のウェブに対応
できることを意味するからである。なお、本例において
は、図3に示すように規制部材3cは一定位置に固定し
て設け、規制部材3dをウェブWの幅に応じて移動でき
るようにしている。上記のようにしてガイド部材3は、
蓄積部2aにおいて弛んだ状態にあるウェブWに対し作
用するため、ガイド部材3に接触したウェブWの走行位
置を簡単に補正することができる。 【0013】ガイド部材3を通過したウェブWは、次に
異物除去機構4に送り込まれる。異物除去機構4は、固
定して設けられた一対のシャフト4a,4bと、シャフ
ト4a,4bの前後位置において固定して設けられたシ
ャフト4c,4dとを備えている。ここで、シャフト4
aとシャフト4bは予め設定された極めて狭い間隙(ナ
ローギャップ)をなして設けられている。搬送されてく
るウェブWには紙粉や塵埃などの異物が付着している場
合があり、大きな塊状の異物が付着したウェブが印写部
へ送り込まれてしまった場合には、印写部の構成部品
(例えば感光体など)に傷をつけてしまったりする恐れ
がある。上記ナローギャップは、このような異物の浸入
を阻止するために設けられている。従って、例えばウェ
ブ表面に異物が強固に付着しており、ナローギャップに
通してもウェブ表面から異物を剥離させることができな
い場合には、その位置からウェブWを破断させ、印写部
構成部品の損傷等を未然に防止するようにしている。な
お、ナローギャップに関して、本例においては0.5m
m程度に設定されているが、寸法はこれに限定されるわ
けではなく、使用するウェブの厚さや、搬送経路の形状
構成に応じて適宜設定されてよいものである。なお、シ
ャフト4a,4bの前後に設けられたシャフト4cとシ
ャフト4dは、ウェブWをナローギャップへ案内するた
めの案内部材として機能する。 【0014】異物除去機構4を通過したならばウェブW
は、次に張力付与機構5に送り込まれる。張力付与機構
5は、駆動源を持たないドラム5aと、このドラム5a
に圧接して設けられたローラ5bと、ウェブ搬送路上に
おいて移動可能に支持されたドラム5cとから構成され
ている。ここで、ドラム5aは固定して設けられたもの
であってもよいし、あるいは搬送されるウェブWとの接
触により連れ回りする従動回転ドラムとして設けられて
もよい。ドラム5aに圧接するローラ5bは従動ローラ
として設けられており、本例においては、ウェブWの幅
方向において複数に分割して配置されたローラ構成とな
っている。また、ドラム5cは、回動可能に支持された
アーム5dの自由端に固定されており、バネ5eによっ
てウェブWの面に付勢されている。上記の張力付与機構
5を設けることによってウェブWの張力が一定に保たれ
るようになる。 【0015】張力付与機構5から通過したウェブWは、
ガイドシャフト6、ガイド板7を経て、搬送ローラ8,
9によって印写部10へ送り込まれる。 【0016】印写部10には、例えば電子写真記録方式
による印写装置が用いられ、像担持体として例示される
感光体ドラム101が回転を開始すると、コロナ帯電器
102に高電圧が印加され、感光体ドラム101表面は
均一に帯電される。半導体レーザや発光ダイオードなど
で構成された光源103から出力された光は、感光体ド
ラム101上を像露光し、感光体ドラム101上に静電
潜像を形成する。この静電潜像を保持した感光体ドラム
領域が現像装置104と対向する位置に到達すると、静
電潜像に現像剤が供給され、感光体ドラム101上にト
ナー像が形成される。感光体ドラム101上に形成され
たトナー像は、ウェブWの背面側にトナー像と逆極性の
電荷を付与する転写器105の作用によってウェブW上
に吸引される。感光体ドラム101の転写位置を通過し
た領域は、清掃装置106で清掃され、次の印刷動作に
備えられる。 【0017】上記のようにして印写部10からトナー像
が転写されたウェブWは、搬送ベルト11によって後段
へと搬送されて行く。ここで、搬送ローラ8,9に関し
て、搬送ローラ8は駆動源を持つ駆動ローラとして設け
られており、搬送ローラ9はバネ9aの弾性力によって
ウェブWを介して搬送ローラ8に圧接された従動ローラ
として設けられている。また、搬送ベルト11は、駆動
ローラ11aと従動ローラ11bに掛け渡して支持され
るとともに、吸引装置(図示せず)を備えた構成となっ
ており、ウェブWの背面を搬送ベルト11上に吸着させ
た状態で搬送するように構成されている。 【0018】搬送ベルト11から送り出されたウェブW
は、バッファプレート12を経て定着装置13に搬送さ
れる。定着装置13に到達したウェブWは、プレヒータ
13aで予熱された後、加熱ローラ13bと加圧ローラ
13cからなる一対の定着ローラによって形成されるニ
ップ部によって加熱加圧されながら挟持搬送され、トナ
ー像がウェブWに溶融定着される。 【0019】加熱ローラ13bと加圧ローラ13cによ
って送り出されてきたウェブWは、送出しローラ14を
経るとともに、通常は、スイングフィン15の振り子動
作によって交互に折り分けられ、印刷装置P内で折りた
たまれて積み重ねられる。これに対し、印刷システムを
構成すべく当該印刷装置Pの後段にもう1台の印刷装置
を配置させた場合には、加熱ローラ13bと加圧ローラ
13cによって送り出されてきたウェブWは、送出しロ
ーラ14を経て図1に破線で示すように印刷装置Pの外
へと排出され、2台目の印刷装置(図示せず)に向けて
搬送される。 【0020】なお、図1において、上述のバッファプレ
ート12は、搬送ベルト11および定着ローラ13b,
13c間でウェブ搬送速度差が生じた場合に、ウェブW
に発生する弛み、あるいは張りを吸収するためのもので
あり、予め設定されたバッファプレート12のニュート
ラルポジションよりもバッファプレート12が上方位置
に傾いた場合には、加熱ローラ13bを高速回転させ、
バッファプレート12がニュートラルポジションまで下
降してくるように制御し、これとは反対にバッファプレ
ート12がニュートラルポジションよりも下方位置に傾
いた場合には、加熱ローラ13bを低速回転させ、バッ
ファプレート12がニュートラルポジションまで上昇し
てくるように制御し、ウェブWに一定の張力がかかるよ
うに制御系が構成されている。 【0021】また、符号13dは、ウェブWの蛇行を検
出するセンサを示している。本実施例の印刷装置Pにお
いては、ウェブの幅方向両端部に送り孔を持たないウェ
ブが用いられる。そこで、センサ13dは、図4に示す
ようにウェブWのエッジ位置に基づき蛇行量を検出す
る。例えば、センサ13dはウェブのエッジを境に装置
フロント側(以下「OP側」と称する。)と装置リア側
(以下「反OP側」と称する。)とに独立した遮光量検
出部131,132を備えている。遮光量検出部131,
132はLEDとフォトダイオード(受光量に応じてリ
ニアな電圧を出力する)を対向させて配置しており、そ
の間に存在するウェブWの位置を遮光量から検出する。
そして、センサ13dからの出力に応じて、加熱ローラ
13bに対する加圧ローラ13cの一端側と他端側との
圧接力を可変させ、蛇行状態にあるウェブWの走行位置
を矯正するように構成されている。 【0022】また、符号16は、ウェブWに形成された
位置合せマークを検出するマーク検出手段(マークセン
サ)を示している。マークセンサ16は特に後段に置か
れた印刷装置において必須とされるものであり、マーク
センサ16は、前段の印刷装置にてウェブWの表面に画
像印刷を行う際にそれと同時にページ先頭端に印刷され
た位置合せマークを検出し、2台目の印刷装置にてウェ
ブWの裏面に印刷される画像と、1台目の印刷装置でウ
ェブWの表面に印刷された画像とが位置ずれなく、正確
に行なわれるように制御するための信号を発生させる
(詳細は後述する)。 【0023】以上の構成は、印刷装置単体の構成の説明
であって、印刷システムとして用いる場合は、印刷装置
Pを例えばもう1台準備し、図5に示すように設置す
る。このように設置することにより、先頭の印刷装置P
1から送り出されてきたウェブWの表裏は、反転装置T
によって反転され、その後、後続の印刷装置P2に送り
込まれて、ウェブWの第2の面にも画像が形成される。 【0024】次に、マークセンサの出力信号とウェブ搬
送制御の関係を説明する。 【0025】1台目の印刷装置P1においてウェブW上
には、図6に示すように印刷データに基づく画像Imが
印刷されるとともに、各ページの先頭端には位置合せマ
ーク(トナーマーク)Rmが印刷され、印刷装置P1か
ら排出される。なお、位置合せマークを形成する手段
は、画像Imを形成する手段とは独立させて別に設けて
もよいし、また、感光体ドラム上に画像Imと一緒に形
成してもよい。本例においては、後者の構成により位置
合せマークを形成している。 【0026】印刷装置P1から排出されたウェブWは、
反転装置Tにて表裏が反転された上で2台目の印刷装置
P2へ送り込まれる。反転装置TによるウェブWの表裏
反転により、トナーマークRmを保持した側のウェブ面
(第1の面)は、マークセンサ16の検出面と対向する
ようになり、また、白紙状態のウェブ面(第2の面)は
感光体ドラム101表面と対向するようになる。 【0027】感光体ドラム101上に仮想的に設定され
るページ先頭は、コントローラ17からのウェブ送り制
御信号(以下、「CPF-N信号」と称する)の発信タイミ
ングによって把握される。また、感光体ドラム101は
予め設定されたプロセス速度で定速回転するように制御
されているため、感光体ドラム101上におけるページ
先頭は、上記CPF-N信号の一周期毎、すなわちCPF長毎に
転写ポイントTPに到達することになる。従って、コン
トローラ17からのCPF-N信号の発信タイミングと、マ
ークセンサ16がトナーマークRmを検出するタイミン
グとの位相が一致するようにウェブ搬送速度を制御する
ことにより、感光体ドラム101上のページ先頭と、ウ
ェブWのページ先頭とを転写ポイントTPで高精度に一
致させることが可能となる。 【0028】本例では、図7に示すように転写器105
による転写ポイントTPから露光ポイントEPまでの感
光体ドラム表面上での距離をL1とし、転写ポイントT
Pからマークセンサ16による検出ポイントDPまでの
ウェブ搬送路上における距離をL2としている。ここ
で、感光体ドラム101上に仮想的に設定されるページ
先頭PPと、ウェブWのページ先頭を表すトナーマーク
Rmとが転写ポイントTPで一致する関係にてウェブ搬
送が行なわれている状態における、トナーマーク検出タ
イミングを「制御タイミング」と定義する。 【0029】ところで、印刷開始時の第1ページ目の裏
面印刷に関しては、オペレータが予めウェブWを印刷装
置P2の所定位置に装填した上で印刷を開始させるの
で、表面のページ先頭位置と裏面のページ先頭位置とは
通常一致する。 【0030】第1ページ目の印刷データが感光体ドラム
101上に形成し終わるタイミングになると、印刷装置
は図8に示すようにコントローラ17から第1回目のCP
F_LEG-P信号を受信する。CPF_LEG-P信号を受信すると、
上記制御タイミングの算出が実行される。ここで、上記
制御タイミングの算出は例えば以下のような思想に基づ
き行なわれる。すなわち、感光体ドラム101上に仮想
的に設定される第2ページ目のページ先頭と、ウェブW
の第2ページ目のトナーマークとを転写ポイントTPで
一致させるには、感光体ドラム101上の第2ページ目
のページ先頭が転写ポイントTPからL2の位置に来た
時にトナーマーク19が検出される必要がある。従っ
て、第2回目のCPF-N信号を受信してから上記制御タイ
ミングまでの時間をt1、印刷装置のプロセス速度をv
pとすると、t1は下式にて表される。 t1=(L1−L2)/vp … 式(1) また、感光体ドラム101上のページ先頭を示すデータ
がCPF長毎に転写ポイントTPに到達することから、こ
れ以降の制御タイミングはCPF長毎となる。この制御タ
イミングに対するトナーマークRmの検出ずれ時間か
ら、表面のページ先頭に対し裏面に印刷するページ先頭
がどの程度ずれているかを把握し、トナーマークRmの
検出タイミングが、前記制御タイミングよりも遅い場合
はウェブ搬送速度を加速させる。逆にトナーマークRm
の検出タイミングが制御タイミングよりも早い場合はウ
ェブ搬送速度を減速する。すなわち、トナーマークRm
を検出するタイミングが制御タイミングと一致するよう
にウェブ搬送速度を制御するのである。 【0031】さらに、コントローラ17は、上記制御に
加え、トナーマークRmを検出する毎に、CPF-N信号が
送信されてからトナーマークRmを検出するまでの時間
(マーク時間)を記憶する手段としてのメモリ(図示せ
ず)を備えていてもよい。そして、トナーマークRmを
検出する毎に、前回のトナーマーク検出時に前記メモリ
に記憶された旧データ(マーク時間t0)と、今回のト
ナーマーク検出時に前記メモリに記憶された新データ
(マーク時間t2)との差Δtを演算手段(図示せず)
にて例えば下式に基づき算出する。 Δt=t2−t0 … 式(2) そして、CPF長に対するΔtの割合だけ、その時点での
ウェブ搬送速度を加速あるいは減速させる。ウェブ搬送
速度をv、補正する速度をΔvとすると、Δvは下式に
て求められる。 Δv=(Δt/CPF長)×v … 式(3) このΔvを当該検出時点におけるウェブ搬送速度vに加
えることにより、トナーマークRmを検出するタイミン
グが制御タイミングと一致するようになる。 【0032】以上の構成によれば、表面印刷時に定着熱
などの影響により熱収縮してしまったウェブWが後段の
印刷装置に送り込まれたとしても、表面の印刷位置に対
して裏面の印刷位置を一致させることが可能となり、送
り孔を持たないウェブに対する印刷信頼性を高めること
ができる。 【0033】また、上記においては、感光体ドラム上で
のページ先頭を示すタイミングと、ウェブ上に印刷した
トナーマークを検出するタイミングとの位相を一致させ
るようにウェブ搬送速度を制御する場合を例示して説明
したが、現実問題として、感光体ドラムを一定速度で回
転駆動させ、ウェブ搬送速度のみを制御したのでは、搬
送されるウェブと感光体ドラムとの間に速度差が生じ、
ウェブ上に転写される画像が乱れてしまうという問題が
発生してしまう。また、感光体ドラムおよびウェブ間の
摩擦が増大し、感光体ドラムの寿命を短くしてしまうと
いう問題を招いてしまう。 【0034】そこで、ウェブの搬送速度と感光体ドラム
の回転速度とを同期制御することが有効となる。この場
合には、例えば図9に示すように、ウェブ搬送系を駆動
させるウェブ搬送モータの回転速度制御は、ウェブ搬送
モータから出力されるエンコーダパルス(以下、「WF
エンコーダパルス」と称する)を基準パルス(以下、
「WF基準パルス」と称する)に追従させることによっ
て制御される。従って、WF基準パルスの周波数を変更
することによりウェブ搬送速度が変えられる。 【0035】同様に感光体ドラムを駆動させる感光体駆
動モータの回転速度制御は、感光体駆動モータから出力
されるエンコーダパルス(以下、「DRエンコーダパル
ス」と称する)を基準パルス(以下、「DR基準パル
ス」と称する)に追従させることによって制御される。
従って、DR基準パルスの周波数を変更することにより
感光体ドラムの回転速度が変えられる。 【0036】そして、ウェブ搬送速度を加速あるいは減
速させるタイミングにて、WF基準パルスに同期させて
DR基準パルスの周波数を変更することにより、ウェブ
搬送速度および感光体ドラムの回転速度を同時に変える
ことが可能となる。 【0037】図10にWF基準パルスおよびDR基準パ
ルスを同期して変更するための回路の一例を示す。この
回路では、カウントデータを変えることにより同じタイ
ミングでWF基準パルスおよびDR基準パルスを変えら
れる。また、1つのカウントデータからWF/DR基準
パルスを作り出すため、同じ割合だけ速度を変えること
が可能になる。 【0038】上記の回路を用いることにより、図11に
示すようにウェブ搬送モータ(WFモータ)の回転速度
と感光体駆動モータ(DRモータ)の回転速度とを、あ
るタイミングで同時に補正速度Δvだけ変えることが可
能になる。 【0039】さらに、この種の印刷システムにおいて
は、2台目の印刷装置の後段に後処理装置(裁断装置、
ステープラ、パンチ、製本機 等)を設置する場合があ
り、印刷後のウェブに対しどのような後処理を施すかを
自動識別させたりするために、ウェブ上には識別記号、
識別データあるいは識別コード等が印刷される場合があ
り、これら識別記号等は、通常、画像領域の外に印刷さ
れる。 【0040】従って、この場合は画像領域外に位置合せ
マークと識別記号等とが混在した状態となるため、マー
クセンサが識別記号等をトナーマークと誤検出してしま
い、印刷位置を正確に合せることができなくなることが
考えられる。 【0041】また、予め設定された期間だけマークセン
サによるトナーマークの検出を有効にし、検出期間を規
制するようにしている。 【0042】例えば、図12に示すように、最初のCPF_
LEG-P信号が発生してから時間Tが経過するタイミング
の前後Δtの時間にトナーマークを検出可能な期間を設
定し、他の期間は電気的にマスクしている。なお、トナ
ーマークの前後Δtの時間内においては識別記号等の記
録が行なわれないよう、予め識別記号等の印刷禁止領域
として規定されているため、その範囲内においてはトナ
ーマークしか記録されることはない。 【0043】以上説明した印刷システムにおいては、感
光体ドラム上でのページ先頭を示すタイミングと、ウェ
ブ上に印刷したトナーマークを検出するタイミングとの
位相を一致させるようにウェブ搬送速度と感光体ドラム
の回転駆動速度を同期させて制御する場合を例示して説
明したが、現実問題として、高解像度で高印刷品質を求
められる印刷システムにおいては、搬送されるウェブと
感光体ドラムとの間の微小な速度差により、ウェブ上に
転写される画像に微少な乱れが発生することがあり、問
題となることがある。図14にその具体例を示す。ウェ
ブと感光体ドラムの速度を同期させてΔVだけ変化させ
るため、A、A'の形で基準速度をステップ的に変化さ
せる。このとき、図11および図14中のB、B'に示
すようにウェブと感光体ドラムの速度が追従することが
理想である。しかしながら、実際にはC、C'に示すよ
うな挙動となる。そのとき、ウェブと感光体ドラムモー
タの回転速度には、上記の微小な速度差が発生するた
め、画像に微少な乱れが発生する。そこで、本発明にお
いては図13に示すように、速度変化量dVの値が、モ
ータの回転速度1%未満に設定している。また、図13
より明らかなように、ΔVがdVよりも大きい場合は、
複数段階で速度を変化させている。 【0044】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ウェ
ブ搬送速度を加速あるいは減速させるタイミングの間隔
を短くし、ウェブ搬送速度および感光体ドラムの回転速
度を同時に変えるときにその変化量を微細にしているた
め、第1の面の画像と一致させて第2の面に正確に画像
を印刷することが可能でありかつ、印刷品質に速度変更
時の影響を与えない印刷システムを提供することができ
る。
像を形成する印刷システムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】長尺に連続した帯状の用紙に代表される
ウェブの両面に画像を形成する印刷システムとして、例
えば特開平8−50429号公報に記載されているよう
に、2台の印刷装置を直列に配置し、前段の印刷装置で
ウェブの第1の面(表面)に印刷を行ない、前段の印刷
装置から排出されたウェブを反転装置にて表裏反転させ
た後、ウェブを後段の印刷装置に送り込み、後段の印刷
装置でウェブの第2の面(裏面)に印刷を行うようにし
た印刷システムが提案され、実用化されている。 【0003】従来、このような印刷システムに用いられ
るウェブとしては、両縁に送り孔を備えた形態の連続紙
を用いることが一般的であった。しかし、送り孔を持つ
連続紙に印刷を行った場合には、印刷後、送り孔が設け
られた両縁部分を裁断する処理が必要であり、裁断処理
に相当の時間が費やされていた。そこで、近年では送り
孔を持たないウェブにも対応可能な印刷システムが普及
しつつある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な印刷システムにおいて、少なくとも前段に配置した印
刷装置が電子写真方式を用いて画像を形成するタイプの
印刷装置である場合、ウェブ上に転写された画像(トナ
ー像)をウェブに溶融定着させるための加熱工程が必須
となる。この熱定着工程での熱作用により、後段の印刷
装置に送り込まれるウェブは当初の状態よりも熱収縮し
てしまうという現象が生じる。 【0005】このようにしてウェブが熱収縮してしまう
と、表面印刷時のページ長と、裏面印刷時のページ長と
が異なるため、ウェブ上に形成された表面側の画像位置
と裏面側の画像位置とが揃っていない見苦しい印刷物が
生成されてしまうことになる。 【0006】なお、ウェブの熱収縮量は、使用するウェ
ブの厚さやサイズ、あるいはウェブ上に形成された画像
をなすトナーの付着量等により異なるため、予め熱収縮
量を見込んでウェブを搬送するというわけにも行かな
い。 【0007】本発明の目的は、高解像度で高印刷品質を
求められる印刷システムにおいても、搬送されるウェブ
と感光体ドラムとの間の速度差をウェブ上に転写される
画像に影響がない程度まで低減することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的は、送り孔を
持たないウェブの第1の面に画像を形成する第1印刷装
置と、第1印刷装置の後段に設けられ前記ウェブの第2
の面に画像を形成する第2印刷装置とを有し、少なくと
も第1印刷装置は、前記ウェブの各ページの予め指定さ
れた位置に位置合せマークを形成するマーク形成手段を
有し、少なくとも第2印刷装置は、前記位置合せマーク
を検出するマーク検出手段と、予め設定された周期毎に
ウェブ送り制御信号を発生させるとともに、前記ウェブ
送り制御信号の発生タイミングと、前記位置合せマーク
を検出することにより前記マーク検出手段が発するマー
ク検出信号の発生タイミングとの位相を整合させる制御
手段とを有し、少なくとも第2印刷装置は、前記画像を
一時的に保持する像担持体を有し、前記制御手段は、前
記ウェブの搬送速度と前記像担持体の移動速度とを同期
制御する手段を含む印刷システムにおいて、搬送速度お
よび前記像担持体の移動速度を変更する1回当たりの変
更量を、前記速度の1%以下とすることにより達成され
る。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。はじめに、図1を用いて印刷システムに
適用され得る電子写真式印刷装置の全体構成を説明す
る。図1において、Wはウェブである。印刷装置Pにお
いてウェブWは、通常、紙であることが多いが、必ずし
も紙に限らず、プラスチックフィルムなどが用いられる
場合も考えられる。ウェブWは、給送装置(図示せず)
から送り出され、印刷装置Pの下をくぐるようにして印
刷装置Pの内部に送り込まれる。印刷装置P内に送り込
まれたウェブWは、搬送経路上に配置されたガイドロー
ラ1に案内され、ウェブバッファ機構2に向けて搬送さ
れる。なお、ガイドローラ1は駆動源を持たず、搬送さ
れるウェブWと接触することによって連れ回りする従動
ローラとして設けられている。 【0010】ウェブバッファ機構2は、搬送されるウェ
ブWを一時的に蓄える蓄積部2aと、蓄積部2aに対し
ウェブ搬送方向上流部に設けられた一対のローラ2b,
2cと、蓄積部2aにおけるウェブWの弛み量(バッフ
ァ量)を監視する複数のセンサ(本例においては4対の
光学式センサ2d,2e,2f,2gを使用している)と
を備えている。ここで、上述のローラ2bは駆動源(図
示せず)を持つ駆動ローラとして設けられ、ローラ2c
は駆動源を持たない従動ローラとして設けられている。
また、ローラ2cには、ローラ2bへの圧接力を調節す
るための調節機構が装備されている。本実施例において
調節機構は、ローラ2cの一端から突出させた軸2hに
錘2iを摺動可能に設け、この錘2iの位置を変えるこ
とにより、いわゆるてこの原理でローラ2cのローラ2
bへの圧接力を調節するようにしている。 【0011】蓄積部2aにおいては、通常、弛んだウェ
ブWの底面がセンサ2fのレベルとなるようにバッファ
量が監視されており、図示のごとくウェブWの底面がセ
ンサ2gのレベルに達した場合には、ローラ2bの回転
を低速にし、蓄積部2aにおけるウェブWの底面がセン
サ2fのレベルまで上昇してくるように制御する。ま
た、これとは反対に、ウェブWの底面がセンサ2eのレ
ベルに達した場合には、ローラ2bの回転を高速にし、
蓄積部2aにおけるウェブWの底面がセンサ2fのレベ
ルまで下降するように制御する。なお、上記のようにロ
ーラ2bの回転制御を行なった場合であっても、ローラ
2bまたはローラ2cの磨耗や、圧接力の誤調節などに
よりウェブWをセンサ2fのレベルまで戻すことができ
ない場合が考えられる。特にバッファ量が減少する方向
にあっては、ウェブの張力が増大し、搬送中のウェブの
破断を招いてしまうため、これを未然に防止する目的
で、ウェブWの底面がセンサ2dのレベルに達した場合
には、ウェブ搬送を強制的に停止させるように制御して
いる。 【0012】蓄積部2aのウェブ搬出部には、搬送され
るウェブWのエッジ位置を規制するガイド部材3が設け
られている。ガイド部材3は、図2に示すように固定さ
れた2本のシャフト3a,3bを備えており、ガイド部
材3を通過するウェブWは、シャフト3aとシャフト3
bとの間に通して搬送される。また、2本のシャフト3
a,3bには、搬送されるウェブWの幅方向(搬送方向
と直交する方向)の位置を規制するための規制部材3
c,3dが設けられている。ここで、規制部材3c,3d
に関しては、その両方またはいずれか一方の規制部材を
シャフト3a,3bの軸方向に沿って移動可能に設ける
ことが望ましい。要するに規制部材3c,3dを移動可
能にするということは、印刷装置で使用するウェブWの
サイズに拘束されることなく、多種多様のウェブに対応
できることを意味するからである。なお、本例において
は、図3に示すように規制部材3cは一定位置に固定し
て設け、規制部材3dをウェブWの幅に応じて移動でき
るようにしている。上記のようにしてガイド部材3は、
蓄積部2aにおいて弛んだ状態にあるウェブWに対し作
用するため、ガイド部材3に接触したウェブWの走行位
置を簡単に補正することができる。 【0013】ガイド部材3を通過したウェブWは、次に
異物除去機構4に送り込まれる。異物除去機構4は、固
定して設けられた一対のシャフト4a,4bと、シャフ
ト4a,4bの前後位置において固定して設けられたシ
ャフト4c,4dとを備えている。ここで、シャフト4
aとシャフト4bは予め設定された極めて狭い間隙(ナ
ローギャップ)をなして設けられている。搬送されてく
るウェブWには紙粉や塵埃などの異物が付着している場
合があり、大きな塊状の異物が付着したウェブが印写部
へ送り込まれてしまった場合には、印写部の構成部品
(例えば感光体など)に傷をつけてしまったりする恐れ
がある。上記ナローギャップは、このような異物の浸入
を阻止するために設けられている。従って、例えばウェ
ブ表面に異物が強固に付着しており、ナローギャップに
通してもウェブ表面から異物を剥離させることができな
い場合には、その位置からウェブWを破断させ、印写部
構成部品の損傷等を未然に防止するようにしている。な
お、ナローギャップに関して、本例においては0.5m
m程度に設定されているが、寸法はこれに限定されるわ
けではなく、使用するウェブの厚さや、搬送経路の形状
構成に応じて適宜設定されてよいものである。なお、シ
ャフト4a,4bの前後に設けられたシャフト4cとシ
ャフト4dは、ウェブWをナローギャップへ案内するた
めの案内部材として機能する。 【0014】異物除去機構4を通過したならばウェブW
は、次に張力付与機構5に送り込まれる。張力付与機構
5は、駆動源を持たないドラム5aと、このドラム5a
に圧接して設けられたローラ5bと、ウェブ搬送路上に
おいて移動可能に支持されたドラム5cとから構成され
ている。ここで、ドラム5aは固定して設けられたもの
であってもよいし、あるいは搬送されるウェブWとの接
触により連れ回りする従動回転ドラムとして設けられて
もよい。ドラム5aに圧接するローラ5bは従動ローラ
として設けられており、本例においては、ウェブWの幅
方向において複数に分割して配置されたローラ構成とな
っている。また、ドラム5cは、回動可能に支持された
アーム5dの自由端に固定されており、バネ5eによっ
てウェブWの面に付勢されている。上記の張力付与機構
5を設けることによってウェブWの張力が一定に保たれ
るようになる。 【0015】張力付与機構5から通過したウェブWは、
ガイドシャフト6、ガイド板7を経て、搬送ローラ8,
9によって印写部10へ送り込まれる。 【0016】印写部10には、例えば電子写真記録方式
による印写装置が用いられ、像担持体として例示される
感光体ドラム101が回転を開始すると、コロナ帯電器
102に高電圧が印加され、感光体ドラム101表面は
均一に帯電される。半導体レーザや発光ダイオードなど
で構成された光源103から出力された光は、感光体ド
ラム101上を像露光し、感光体ドラム101上に静電
潜像を形成する。この静電潜像を保持した感光体ドラム
領域が現像装置104と対向する位置に到達すると、静
電潜像に現像剤が供給され、感光体ドラム101上にト
ナー像が形成される。感光体ドラム101上に形成され
たトナー像は、ウェブWの背面側にトナー像と逆極性の
電荷を付与する転写器105の作用によってウェブW上
に吸引される。感光体ドラム101の転写位置を通過し
た領域は、清掃装置106で清掃され、次の印刷動作に
備えられる。 【0017】上記のようにして印写部10からトナー像
が転写されたウェブWは、搬送ベルト11によって後段
へと搬送されて行く。ここで、搬送ローラ8,9に関し
て、搬送ローラ8は駆動源を持つ駆動ローラとして設け
られており、搬送ローラ9はバネ9aの弾性力によって
ウェブWを介して搬送ローラ8に圧接された従動ローラ
として設けられている。また、搬送ベルト11は、駆動
ローラ11aと従動ローラ11bに掛け渡して支持され
るとともに、吸引装置(図示せず)を備えた構成となっ
ており、ウェブWの背面を搬送ベルト11上に吸着させ
た状態で搬送するように構成されている。 【0018】搬送ベルト11から送り出されたウェブW
は、バッファプレート12を経て定着装置13に搬送さ
れる。定着装置13に到達したウェブWは、プレヒータ
13aで予熱された後、加熱ローラ13bと加圧ローラ
13cからなる一対の定着ローラによって形成されるニ
ップ部によって加熱加圧されながら挟持搬送され、トナ
ー像がウェブWに溶融定着される。 【0019】加熱ローラ13bと加圧ローラ13cによ
って送り出されてきたウェブWは、送出しローラ14を
経るとともに、通常は、スイングフィン15の振り子動
作によって交互に折り分けられ、印刷装置P内で折りた
たまれて積み重ねられる。これに対し、印刷システムを
構成すべく当該印刷装置Pの後段にもう1台の印刷装置
を配置させた場合には、加熱ローラ13bと加圧ローラ
13cによって送り出されてきたウェブWは、送出しロ
ーラ14を経て図1に破線で示すように印刷装置Pの外
へと排出され、2台目の印刷装置(図示せず)に向けて
搬送される。 【0020】なお、図1において、上述のバッファプレ
ート12は、搬送ベルト11および定着ローラ13b,
13c間でウェブ搬送速度差が生じた場合に、ウェブW
に発生する弛み、あるいは張りを吸収するためのもので
あり、予め設定されたバッファプレート12のニュート
ラルポジションよりもバッファプレート12が上方位置
に傾いた場合には、加熱ローラ13bを高速回転させ、
バッファプレート12がニュートラルポジションまで下
降してくるように制御し、これとは反対にバッファプレ
ート12がニュートラルポジションよりも下方位置に傾
いた場合には、加熱ローラ13bを低速回転させ、バッ
ファプレート12がニュートラルポジションまで上昇し
てくるように制御し、ウェブWに一定の張力がかかるよ
うに制御系が構成されている。 【0021】また、符号13dは、ウェブWの蛇行を検
出するセンサを示している。本実施例の印刷装置Pにお
いては、ウェブの幅方向両端部に送り孔を持たないウェ
ブが用いられる。そこで、センサ13dは、図4に示す
ようにウェブWのエッジ位置に基づき蛇行量を検出す
る。例えば、センサ13dはウェブのエッジを境に装置
フロント側(以下「OP側」と称する。)と装置リア側
(以下「反OP側」と称する。)とに独立した遮光量検
出部131,132を備えている。遮光量検出部131,
132はLEDとフォトダイオード(受光量に応じてリ
ニアな電圧を出力する)を対向させて配置しており、そ
の間に存在するウェブWの位置を遮光量から検出する。
そして、センサ13dからの出力に応じて、加熱ローラ
13bに対する加圧ローラ13cの一端側と他端側との
圧接力を可変させ、蛇行状態にあるウェブWの走行位置
を矯正するように構成されている。 【0022】また、符号16は、ウェブWに形成された
位置合せマークを検出するマーク検出手段(マークセン
サ)を示している。マークセンサ16は特に後段に置か
れた印刷装置において必須とされるものであり、マーク
センサ16は、前段の印刷装置にてウェブWの表面に画
像印刷を行う際にそれと同時にページ先頭端に印刷され
た位置合せマークを検出し、2台目の印刷装置にてウェ
ブWの裏面に印刷される画像と、1台目の印刷装置でウ
ェブWの表面に印刷された画像とが位置ずれなく、正確
に行なわれるように制御するための信号を発生させる
(詳細は後述する)。 【0023】以上の構成は、印刷装置単体の構成の説明
であって、印刷システムとして用いる場合は、印刷装置
Pを例えばもう1台準備し、図5に示すように設置す
る。このように設置することにより、先頭の印刷装置P
1から送り出されてきたウェブWの表裏は、反転装置T
によって反転され、その後、後続の印刷装置P2に送り
込まれて、ウェブWの第2の面にも画像が形成される。 【0024】次に、マークセンサの出力信号とウェブ搬
送制御の関係を説明する。 【0025】1台目の印刷装置P1においてウェブW上
には、図6に示すように印刷データに基づく画像Imが
印刷されるとともに、各ページの先頭端には位置合せマ
ーク(トナーマーク)Rmが印刷され、印刷装置P1か
ら排出される。なお、位置合せマークを形成する手段
は、画像Imを形成する手段とは独立させて別に設けて
もよいし、また、感光体ドラム上に画像Imと一緒に形
成してもよい。本例においては、後者の構成により位置
合せマークを形成している。 【0026】印刷装置P1から排出されたウェブWは、
反転装置Tにて表裏が反転された上で2台目の印刷装置
P2へ送り込まれる。反転装置TによるウェブWの表裏
反転により、トナーマークRmを保持した側のウェブ面
(第1の面)は、マークセンサ16の検出面と対向する
ようになり、また、白紙状態のウェブ面(第2の面)は
感光体ドラム101表面と対向するようになる。 【0027】感光体ドラム101上に仮想的に設定され
るページ先頭は、コントローラ17からのウェブ送り制
御信号(以下、「CPF-N信号」と称する)の発信タイミ
ングによって把握される。また、感光体ドラム101は
予め設定されたプロセス速度で定速回転するように制御
されているため、感光体ドラム101上におけるページ
先頭は、上記CPF-N信号の一周期毎、すなわちCPF長毎に
転写ポイントTPに到達することになる。従って、コン
トローラ17からのCPF-N信号の発信タイミングと、マ
ークセンサ16がトナーマークRmを検出するタイミン
グとの位相が一致するようにウェブ搬送速度を制御する
ことにより、感光体ドラム101上のページ先頭と、ウ
ェブWのページ先頭とを転写ポイントTPで高精度に一
致させることが可能となる。 【0028】本例では、図7に示すように転写器105
による転写ポイントTPから露光ポイントEPまでの感
光体ドラム表面上での距離をL1とし、転写ポイントT
Pからマークセンサ16による検出ポイントDPまでの
ウェブ搬送路上における距離をL2としている。ここ
で、感光体ドラム101上に仮想的に設定されるページ
先頭PPと、ウェブWのページ先頭を表すトナーマーク
Rmとが転写ポイントTPで一致する関係にてウェブ搬
送が行なわれている状態における、トナーマーク検出タ
イミングを「制御タイミング」と定義する。 【0029】ところで、印刷開始時の第1ページ目の裏
面印刷に関しては、オペレータが予めウェブWを印刷装
置P2の所定位置に装填した上で印刷を開始させるの
で、表面のページ先頭位置と裏面のページ先頭位置とは
通常一致する。 【0030】第1ページ目の印刷データが感光体ドラム
101上に形成し終わるタイミングになると、印刷装置
は図8に示すようにコントローラ17から第1回目のCP
F_LEG-P信号を受信する。CPF_LEG-P信号を受信すると、
上記制御タイミングの算出が実行される。ここで、上記
制御タイミングの算出は例えば以下のような思想に基づ
き行なわれる。すなわち、感光体ドラム101上に仮想
的に設定される第2ページ目のページ先頭と、ウェブW
の第2ページ目のトナーマークとを転写ポイントTPで
一致させるには、感光体ドラム101上の第2ページ目
のページ先頭が転写ポイントTPからL2の位置に来た
時にトナーマーク19が検出される必要がある。従っ
て、第2回目のCPF-N信号を受信してから上記制御タイ
ミングまでの時間をt1、印刷装置のプロセス速度をv
pとすると、t1は下式にて表される。 t1=(L1−L2)/vp … 式(1) また、感光体ドラム101上のページ先頭を示すデータ
がCPF長毎に転写ポイントTPに到達することから、こ
れ以降の制御タイミングはCPF長毎となる。この制御タ
イミングに対するトナーマークRmの検出ずれ時間か
ら、表面のページ先頭に対し裏面に印刷するページ先頭
がどの程度ずれているかを把握し、トナーマークRmの
検出タイミングが、前記制御タイミングよりも遅い場合
はウェブ搬送速度を加速させる。逆にトナーマークRm
の検出タイミングが制御タイミングよりも早い場合はウ
ェブ搬送速度を減速する。すなわち、トナーマークRm
を検出するタイミングが制御タイミングと一致するよう
にウェブ搬送速度を制御するのである。 【0031】さらに、コントローラ17は、上記制御に
加え、トナーマークRmを検出する毎に、CPF-N信号が
送信されてからトナーマークRmを検出するまでの時間
(マーク時間)を記憶する手段としてのメモリ(図示せ
ず)を備えていてもよい。そして、トナーマークRmを
検出する毎に、前回のトナーマーク検出時に前記メモリ
に記憶された旧データ(マーク時間t0)と、今回のト
ナーマーク検出時に前記メモリに記憶された新データ
(マーク時間t2)との差Δtを演算手段(図示せず)
にて例えば下式に基づき算出する。 Δt=t2−t0 … 式(2) そして、CPF長に対するΔtの割合だけ、その時点での
ウェブ搬送速度を加速あるいは減速させる。ウェブ搬送
速度をv、補正する速度をΔvとすると、Δvは下式に
て求められる。 Δv=(Δt/CPF長)×v … 式(3) このΔvを当該検出時点におけるウェブ搬送速度vに加
えることにより、トナーマークRmを検出するタイミン
グが制御タイミングと一致するようになる。 【0032】以上の構成によれば、表面印刷時に定着熱
などの影響により熱収縮してしまったウェブWが後段の
印刷装置に送り込まれたとしても、表面の印刷位置に対
して裏面の印刷位置を一致させることが可能となり、送
り孔を持たないウェブに対する印刷信頼性を高めること
ができる。 【0033】また、上記においては、感光体ドラム上で
のページ先頭を示すタイミングと、ウェブ上に印刷した
トナーマークを検出するタイミングとの位相を一致させ
るようにウェブ搬送速度を制御する場合を例示して説明
したが、現実問題として、感光体ドラムを一定速度で回
転駆動させ、ウェブ搬送速度のみを制御したのでは、搬
送されるウェブと感光体ドラムとの間に速度差が生じ、
ウェブ上に転写される画像が乱れてしまうという問題が
発生してしまう。また、感光体ドラムおよびウェブ間の
摩擦が増大し、感光体ドラムの寿命を短くしてしまうと
いう問題を招いてしまう。 【0034】そこで、ウェブの搬送速度と感光体ドラム
の回転速度とを同期制御することが有効となる。この場
合には、例えば図9に示すように、ウェブ搬送系を駆動
させるウェブ搬送モータの回転速度制御は、ウェブ搬送
モータから出力されるエンコーダパルス(以下、「WF
エンコーダパルス」と称する)を基準パルス(以下、
「WF基準パルス」と称する)に追従させることによっ
て制御される。従って、WF基準パルスの周波数を変更
することによりウェブ搬送速度が変えられる。 【0035】同様に感光体ドラムを駆動させる感光体駆
動モータの回転速度制御は、感光体駆動モータから出力
されるエンコーダパルス(以下、「DRエンコーダパル
ス」と称する)を基準パルス(以下、「DR基準パル
ス」と称する)に追従させることによって制御される。
従って、DR基準パルスの周波数を変更することにより
感光体ドラムの回転速度が変えられる。 【0036】そして、ウェブ搬送速度を加速あるいは減
速させるタイミングにて、WF基準パルスに同期させて
DR基準パルスの周波数を変更することにより、ウェブ
搬送速度および感光体ドラムの回転速度を同時に変える
ことが可能となる。 【0037】図10にWF基準パルスおよびDR基準パ
ルスを同期して変更するための回路の一例を示す。この
回路では、カウントデータを変えることにより同じタイ
ミングでWF基準パルスおよびDR基準パルスを変えら
れる。また、1つのカウントデータからWF/DR基準
パルスを作り出すため、同じ割合だけ速度を変えること
が可能になる。 【0038】上記の回路を用いることにより、図11に
示すようにウェブ搬送モータ(WFモータ)の回転速度
と感光体駆動モータ(DRモータ)の回転速度とを、あ
るタイミングで同時に補正速度Δvだけ変えることが可
能になる。 【0039】さらに、この種の印刷システムにおいて
は、2台目の印刷装置の後段に後処理装置(裁断装置、
ステープラ、パンチ、製本機 等)を設置する場合があ
り、印刷後のウェブに対しどのような後処理を施すかを
自動識別させたりするために、ウェブ上には識別記号、
識別データあるいは識別コード等が印刷される場合があ
り、これら識別記号等は、通常、画像領域の外に印刷さ
れる。 【0040】従って、この場合は画像領域外に位置合せ
マークと識別記号等とが混在した状態となるため、マー
クセンサが識別記号等をトナーマークと誤検出してしま
い、印刷位置を正確に合せることができなくなることが
考えられる。 【0041】また、予め設定された期間だけマークセン
サによるトナーマークの検出を有効にし、検出期間を規
制するようにしている。 【0042】例えば、図12に示すように、最初のCPF_
LEG-P信号が発生してから時間Tが経過するタイミング
の前後Δtの時間にトナーマークを検出可能な期間を設
定し、他の期間は電気的にマスクしている。なお、トナ
ーマークの前後Δtの時間内においては識別記号等の記
録が行なわれないよう、予め識別記号等の印刷禁止領域
として規定されているため、その範囲内においてはトナ
ーマークしか記録されることはない。 【0043】以上説明した印刷システムにおいては、感
光体ドラム上でのページ先頭を示すタイミングと、ウェ
ブ上に印刷したトナーマークを検出するタイミングとの
位相を一致させるようにウェブ搬送速度と感光体ドラム
の回転駆動速度を同期させて制御する場合を例示して説
明したが、現実問題として、高解像度で高印刷品質を求
められる印刷システムにおいては、搬送されるウェブと
感光体ドラムとの間の微小な速度差により、ウェブ上に
転写される画像に微少な乱れが発生することがあり、問
題となることがある。図14にその具体例を示す。ウェ
ブと感光体ドラムの速度を同期させてΔVだけ変化させ
るため、A、A'の形で基準速度をステップ的に変化さ
せる。このとき、図11および図14中のB、B'に示
すようにウェブと感光体ドラムの速度が追従することが
理想である。しかしながら、実際にはC、C'に示すよ
うな挙動となる。そのとき、ウェブと感光体ドラムモー
タの回転速度には、上記の微小な速度差が発生するた
め、画像に微少な乱れが発生する。そこで、本発明にお
いては図13に示すように、速度変化量dVの値が、モ
ータの回転速度1%未満に設定している。また、図13
より明らかなように、ΔVがdVよりも大きい場合は、
複数段階で速度を変化させている。 【0044】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ウェ
ブ搬送速度を加速あるいは減速させるタイミングの間隔
を短くし、ウェブ搬送速度および感光体ドラムの回転速
度を同時に変えるときにその変化量を微細にしているた
め、第1の面の画像と一致させて第2の面に正確に画像
を印刷することが可能でありかつ、印刷品質に速度変更
時の影響を与えない印刷システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置単体の全体構成図。
【図2】ガイド部材の説明図。
【図3】ガイド部材の説明図。
【図4】蛇行検出センサの説明図。
【図5】印刷システムの全体構成図。
【図6】位置合せマークの位置関係を示す模式図。
【図7】位置合せ制御の説明図。
【図8】本発明の一例を示すタイミングチャート。
【図9】ウェブ搬送と感光体ドラムの同期制御を示すタ
イミングチャート。 【図10】同期制御回路の一例を示す模式図。 【図11】ウェブ搬送と感光体ドラムの同期制御の説明
図。 【図12】本発明の他の実施例を示すタイミングチャー
ト。 【図13】WFモータ回転速度とDRモータ回転速度の
関係を示す説明図。 【図14】WFモータ回転速度とDRモータ回転速度の
関係を示す説明図。 【符号の説明】 W…ウェブ、P1,P2…印刷装置、16…マーク検出
手段、17…コントローラ。
イミングチャート。 【図10】同期制御回路の一例を示す模式図。 【図11】ウェブ搬送と感光体ドラムの同期制御の説明
図。 【図12】本発明の他の実施例を示すタイミングチャー
ト。 【図13】WFモータ回転速度とDRモータ回転速度の
関係を示す説明図。 【図14】WFモータ回転速度とDRモータ回転速度の
関係を示す説明図。 【符号の説明】 W…ウェブ、P1,P2…印刷装置、16…マーク検出
手段、17…コントローラ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B65H 43/00 G03G 15/00 518 2H078
G03G 13/23 21/00 372 3F048
15/00 106 B41J 3/00 S
518 G03G 13/22 510
(72)発明者 水野 雅弘
茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工
機株式会社内
(72)発明者 菊池 宗志
茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工
機株式会社内
(72)発明者 宮本 篤
茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工
機株式会社内
Fターム(参考) 2C062 RA01 RA06
2C087 AA13 AC08 BB10
2H027 DA17 DA20 DE07 DE09 ED02
ED16 EE02 EE03 EF10 FA13
2H028 BA07 BB04 BB06 BC01 BC03
2H072 AA07 AA16 AA24 AA32 AB07
AB19 CA01 HA04 JA02
2H078 AA08 BB01 DD03 DD48 DD52
DD57 DD73 EE02 EE04 EE17
FF05
3F048 AA05 AB01 AC04 BA05 BB02
CA06 DA06 DC00 EA15 EB37
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】送り孔を持たないウェブの第1の面に画像
を形成する第1印刷装置と、第1印刷装置の後段に設け
られ前記ウェブの第2の面に画像を形成する第2印刷装
置とを有し、少なくとも第1印刷装置は、前記ウェブの
各ページの予め指定された位置に位置合せマークを形成
するマーク形成手段を有し、少なくとも第2印刷装置
は、前記位置合せマークを検出するマーク検出手段と、
予め設定された周期毎にウェブ送り制御信号を発生させ
るとともに、前記ウェブ送り制御信号の発生タイミング
と、前記位置合せマークを検出することにより前記マー
ク検出手段が発するマーク検出信号の発生タイミングと
の位相を整合させる制御手段とを有し、少なくとも第2
印刷装置は、前記画像を一時的に保持する像担持体を有
し、前記制御手段は、前記ウェブの搬送速度と前記像担
持体の移動速度とを同期制御する手段を含む印刷システ
ムにおいて、搬送速度および前記像担持体の移動速度を
変更する1回当たりの変更量が、前記速度の1%以下で
あることを特徴とする印刷システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001254194A JP2003066811A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001254194A JP2003066811A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 印刷システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003066811A true JP2003066811A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19082387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001254194A Pending JP2003066811A (ja) | 2001-08-24 | 2001-08-24 | 印刷システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003066811A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052158A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Ricoh Co Ltd | 連続紙タンデム印刷電子写真装置 |
JP2010228348A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 印刷装置、印刷システムおよび印刷方法 |
-
2001
- 2001-08-24 JP JP2001254194A patent/JP2003066811A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052158A (ja) * | 2008-08-26 | 2010-03-11 | Ricoh Co Ltd | 連続紙タンデム印刷電子写真装置 |
JP2010228348A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 印刷装置、印刷システムおよび印刷方法 |
US8944706B2 (en) | 2009-03-27 | 2015-02-03 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Printer, printing system and printing method |
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