JPH03269127A - 金銀糸用フイルム状物 - Google Patents

金銀糸用フイルム状物

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JPH03269127A
JPH03269127A JP2068760A JP6876090A JPH03269127A JP H03269127 A JPH03269127 A JP H03269127A JP 2068760 A JP2068760 A JP 2068760A JP 6876090 A JP6876090 A JP 6876090A JP H03269127 A JPH03269127 A JP H03269127A
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Ryuichi Nagano
長野 隆一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は新規な金銀糸用フィルム状物に関し、更に詳し
くは耐久性かすぐれ、特に織物1編物に施す精練、漂白
、染色などの後加工処理に耐久性かあり、さらにその」
二、銀に比べて実質的に損色のない光輝性と0度とを有
する金銀糸用フィルム状物に関する。
[従来の技術] 従来から、熱可塑性樹脂フィルムにアルミニウムや銀を
MXしそのLに保護樹脂層を形成してなる金属化フィル
ムか金銀糸用フィルム状物として知られている。また耐
食性などを改良するためにプラチナを単独て蒸着したも
のも金銀糸用フィルム状物として知られている6 [発明か解決しようとする問題点] しかしなから、上記従来例における熱可塑性樹脂フィル
ムにアルミニウムや銀を蒸着しその−Lに保護樹脂層を
形成した金銀糸用フィルム状物は、その断面においてア
ルミニウム蒸着層あるいは銀基着層か震出しているため
耐久性か著しく劣るものである。たとえばウール製品は
一般に強酸を助剤にして染色加工されるため、水洗不充
分となり、酸かウールに残留しかちであるか、この残留
酸のある製品は前記金銀糸用フィルム状物を使用する場
合、あるいは残留酸のある製品と前記金銀糸用フィルム
状物を使用した製品を一緒に接触させて保存する場合に
は温度湿度によって進行程度には若干の差はあるかアル
ミニウム蒸着層や銀蒸着層か徐々に侵されて、ついには
金属光沢か完全に消失してしまう結果となる。
また前記従来例における金銀糸用フィルム状物を使用し
た織物、編物に精練、漂白、染色などの後加工処理を施
す場合にアルミニウム蒸着層や銀蒸着層は酸、アルカリ
、漂白剤などの薬品に侵されやすいのて、通常の後加工
条件で行なうとアルミニウム蒸着層や銀蒸着層か消失ま
たは侵されて金属光沢が消失するため酸、アルカリ、漂
白剤などの種類か制限され、かつ処理液の濃度、温度、
処理時間などの条件が制限される。このため前記従来例
における金銀糸用フィルム状物からなる金銀糸と製織、
製編可能繊維は制限され、たかだかナイロン、レーヨン
、アクリル、アセテートなどの繊維にすぎず、羊毛、絹
、綿、ポリエステルは使用できないことが多かった。
このように前記従来例における金銀糸用フィルム状物は
使用範囲か著しく制限されるものである。
したかって、このような前記従来例における金銀糸用フ
ィルム状物の問題点を解決するためにアルミニウム蒸着
層や銀蒸着層にかえてプラチナを用いることも知られて
いる。しかしなから、プラチナを用いたものにあっては
銀蒸着層のもつ光輝性と白変か得られず高価な割には美
麗性に劣るという問題点かあった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、耐久性かすぐれ、特
に織物2編物に施す精練、漂白、染色などの後加工処理
に耐久性かあり、さらに銀蒸着層のもつ光輝性および白
変に比べて実質的に損色のない金銀糸用フィルム状物を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の金銀糸用フィルム状物は、細幅に裁断して金銀
糸に用いる金銀糸用フィルム状物において、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムや和紙などの基材(1)の少
なくとも片面上にプラチナを主成分とするプラチナ合金
の薄膜(2)を形成したことを特徴としている。
[作 用] 本発明に用いる基材(1)としては、従来から金銀糸用
に用いられてきたものてあればいずれも用いられるが、
例えばポリエステル、ポリアミド、ポリアミドイミド、
ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロースアセチイト
、ポリカーボネートポリ塩化ビニル、フッ素樹脂などの
樹脂類または洋紙、和紙、合成紙、セロハン紙、グラシ
ン紙、薄手の布帛などのフィルム状物またはシート状物
などが適宜用いられる。
樹脂フィルムの中てはとりわけ、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムは耐候性、耐摩耗性などにすぐれている
うえ、通常ポリエステル繊維の染色に採用される分散染
料による高圧染色やキャリアー染色によってポリエステ
ル系繊維と同様に染着するという性質かある。また、プ
ラチナを主成分とするプラチナ合金の薄膜を蒸着する場
合の蒸着適性かすぐれ、えられる金銀糸用フィルム状物
または/および織!liI物を分散染料による高圧染色
やキャリアー染色による処理や精練、漂白などの後加工
処理によってもプラチナを主成分とするプラチナ合金の
薄膜との相乗効果によって、前記従来例における金銀糸
用フィルム状物にみられた金属光沢か消失するというよ
うな事態は解消されるという作用かある。
本発明に用いるプラチナを主成分とするプラチナ合金の
薄膜は、前記従来例における金銀糸用フィルム状物のア
ルミニウムをM着したものに比べて耐久性か著しくすぐ
れているのて、前記従来例における金銀糸用フィルム状
物を使用する場合のように、織物、編物に精練、漂白、
染色などの後加工処理を施した場合にプラチナを主成分
とするプラチナ合金の薄膜は酸、アルカリ、漂白剤など
の薬品に侵されることなく、プラチナを主成分とするプ
ラチナ合金の薄膜か消失または侵されて金属光沢か消失
することかないのて、酸、アルカリ、漂白剤などの種類
に制限かなく、かつ処理液の濃度、温度、処理時間など
の条件設定も任意てあり、このため本発明の金銀糸用フ
ィルム状物かうなる金銀糸と製織、製編する繊維には制
限がなく、ナイロン、レーヨン、アクリル、アセテート
などの繊維のほか、羊毛、絹、綿、ポリエステルなどの
繊維も使用てきるという作用もある。
また基材として樹脂フィルム以外に洋紙、和紙、合成紙
 人造または合成フィルのいずれも用いられるが、とり
わけ和紙が用いられる。金属光沢や紙のもつ模様の優雅
さや風合いなどの点から好ましい和紙を例にあげて詳述
すれば、坪量か10〜75g/■2程度のものが用いら
れ、より好ましくは12〜20 glm、”程度のもの
が好ましく用いられる。
洋紙、和紙、合成紙などは通常、目止め層や下塗層を施
したものが用いられる。
前記目止め暦としては、洋紙、和紙1合成紙。
とりわけ和紙の風合いを損なわず、且つ目止め効果のあ
る分子量の比較的大きいウレタンエラストマーが好まし
い、しかも出来るだけ速乾性的内容を持つものがよい、
たとえばウレタンエラストマー−イソシアネートなどの
目止め剤をロールコーティング法、グラビアコーティン
グ法、リバースコーティング法、スプレィコーチインク
法などの通常のコーティング法により塗布し、乾燥する
ことによって行われる。目止め層の厚さは通常1〜5μ
sの範囲、より好ましくは2〜57aの範囲から選ばれ
る。溶剤型接着剤の厚さかlμs未満ては目止め効果か
充分てなく目止め層を形成した価値かなく、一方5Ja
を越えると塗布膜が厚すぎて風合いを損ない、乾燥速度
も遅くなり非能率的である。また目止め層を形成する目
止め剤はあうかしめ色剤により適宜着色したものも用い
ることか出来る。
前記下塗層を形成する下塗剤としては、蒸着適性か有り
、目止め層との密着力が有り、その上光沢性を向上でき
るものである裏か必要である。それらを全て満足しうる
ちのとして、例えばエポキシ−イソシアネート樹脂、メ
ラミン−アクリル樹脂などがある。下塗層は例えばエポ
キシ−イソシアネート樹脂などからなる下塗剤をロール
コーティング法、グラビアコーティング法、リバースコ
ーティング法、スプレィコーティング法などの通常のコ
ーティング法により塗布し、乾燥することによって行わ
れる。下塗層の厚さは通常0.2〜5μsの範囲、より
好ましくは0.5〜4趨の範囲から選ばれる。厚さか0
.2μs未満ては目止め層を完全に被覆することか出来
ず、蒸着適性や光沢付与の向上といった下塗効果か充分
に発揮てきず、下塗層を形成した価値かなく、一方5−
を越えると下塗層か厚すぎて風合いを損ない、また乾燥
速度も遅くなり非能率的である。また下塗層を形成する
下塗剤はあらかじめ色剤により適宜着色したものも用い
ることが出来る。
本発明に用いるプラチナを主成分とするプラチナ合金の
薄膜(2)は、前記基材(1)の上に前記目止め層また
は/および下塗層を設けるかあるいは設けることなく形
成される。
前記プラチナを主成分とするプラチナ合金の薄膜(2)
としては、公知の真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレイティング法などの通常の金属(合金も含む、以
下同様)の薄膜形成方法により、たとえばプラチナにロ
ジュウム、イソジュウム、パラシュラム、オスミウム、
ルテニウム。
金、タングステン、モリフデン、インシュラムなどの遷
移元素を含む金属の群のうちから選ばれた一種またはそ
れ以上の金属とからなるプラチナを主成分とするプラチ
ナ合金を厚さ30〜io。
nm、より好ましくは厚さ40〜50n1程度に落着形
成される。厚さが30n■程度以下の場合には金属光沢
か殆ど認められずプラチナ合金の薄膜を設けた価値か無
く、また100ns程度以上に形成しても金属光沢に変
化かなく経済的てない。
なお、なかてもプラチナにロジュウムまたはさらに金と
からなるプラチナ合金はプラチナ単独蒸着薄膜の0度お
よび光輝性に一層勝り好ましく、その成分の割合はプラ
チナーロジュウムニ元系合金の場合はプラチナ二口ジュ
ウム=99〜50%:1〜50%(重量%。以下同様)
5より好ましくはプラチナ二口シュウム=90〜80%
:1〜20%の範囲から適宜選ばれる。
プラチナーロシュウムー金三元系合金の場合はプラチナ
、ロシュウム:金=98〜50%=1〜49% 1〜1
5%、より好ましくはプラチナ。
ロシュウム:金=90〜80%=7〜13%、3〜7%
の範囲から適宜選ばれる。
なお、プラチナ合金の薄膜(2)の形成は前記基材への
直接薄膜形成方法によらず、−旦剥離性一時担持体上に
公知の真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレイテ
ィング法などの通常の合金薄膜形成方法により形成した
ものを接着剤を介して、基材上に転写して形成するよう
にしてもよい。
また前記基材(1)の上に前記目止め層または/および
下塗層を設けるか、あるいは設けることなく形成された
プラチナを主成分とするプラチナ合金の薄膜(2)自体
は機械的強度か弱く摩擦による損傷などを受けやすいの
て、プラチナを主成分とするプラチナ合金の薄膜(2)
の面上に保護樹脂層(3)を設けるようにしてもよい、
その厚さにはとくに制限されるものではないか0.5〜
5μsの範囲か好ましい、厚さか0.5μs未満ては保
護効果か小さいため保護樹脂層としての実用性かなく、
一方厚さか5趨を超えると効果に変化かないわりに経済
的でなく、さらにシート全体の可撓性を損なうため実用
性かない。
かかる保護樹脂N(3)を形成するための樹脂塗料とし
ては、たとえば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬
化性樹脂、紫外線硬化性樹脂のいずれかからなる塗料か
用いられ、たとえばアクリル樹脂系、スチレン樹脂系、
アクリル−スチレン共重合体、塩化ビニル樹脂系、酢酸
ビニル樹脂系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
アミド樹脂系、ポリビニル−ブチラール共重合体、ポリ
カーボネート樹脂系、ニトロセルロース樹脂系、セルロ
ースアセテート樹脂系、ウレタン樹脂系、尿素樹脂系、
メラミン樹脂系、尿素−メラミン樹脂系、エポキシ樹脂
系、アルキッド樹脂系、アミノアルキッド樹脂系、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂などの単独または混合物からなる
樹脂塗料があげられる。
保護樹脂層(3)の形成は、前記保護樹脂M(3)を形
成する為の樹脂塗料をロールコーティング法、グラビア
コーティング法、リバースコーティング法、スプレィコ
ーティング法、デイツプコーディング法などのよくしら
れた一般的なコーチインク法により塗布し、乾燥(熱硬
化性樹脂、電子線硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂などの
場合は硬化)することによって行なうことかてきるほか
、あらかしめ製膜された合成樹脂フィルム(5)を貼合
せすることによっても行なうことかてきる。
また前記保護樹脂層(3)を形成するかわりにまたは前
記保護樹脂層(3)を形成した基材(1)の片面上にプ
ラチナを主成分とするプラチナ合金の薄膜(2)を形成
した金属化フィルム状物を二枚該薄M (2)側を内側
にして接着剤層(4)を介して貼合するようにしてもよ
い。
前記tii着剤層(4)としては接着性のほか柔軟性、
風合いを損なわない接着剤て形成される。かかる接着剤
としては前記プラチナを主成分とするプラチナ合金の薄
膜(2)3よび/または前記保護樹脂層(3)に対して
も密着性に優れていることが要求される。かかる要求を
満たす接着剤としては、エチレン酢酸ビニル系、塩素化
ポリプロピレン系、kM化ヒビニル酢酸ビニル系、アク
リル系アクリル−塩化ビニル−酢酸ビニル系、ポリエス
テル−イソシアネート系などの接着剤の単独またはブレ
ンド物か用いられ、とりわけポリエステル−イソシアネ
ート系の接着剤か好ましい。ラミネート方法は例えばロ
ール式で連続的に行なうのか経済性生産性の点から好ま
しい。接着剤層の厚さは特に制限はないか通常0.5〜
5μsの範囲より好ましくは1〜3Ijjの範囲から選
ばれる。厚さか0.5−未満では充分な接着効果か得ら
れず、一方5−を越えると接着剤層か厚すぎて風合いを
損ない、また乾燥速度も遅くなり、非能率的である。し
かも本来の#着力か得られず、溶剤か残留するなどの弊
害か生じる。また接着剤層を形成する接着剤は予め色剤
により適宜着色したものも用いることかできる。
前記合成樹脂フィルム(5)としては特に制限はなく通
常の金銀糸用フィルム状物に用いられるものから適宜選
択し用いられるか、たとえばポリエステルフィルムやフ
ッ素樹脂フィルムか好ましく用いられる。
[実施例] 実施例1 厚さ25趨のポリエチレンテレフタレートフィルムの片
面上にプラチナ(90%)−ロジュウム(10%)のプ
ラチナを主成分とするプラチナ合金のターゲットを使用
して8xlO−J−−ルのアルゴンガス雰囲気中で投入
電力1.2Kwの条件下でスパッタリング法で蒸着して
厚さ45nmのプラチナ合金の薄膜を形成した。
このスパッタリング法て蒸着されたフィルムのプラチナ
合金の薄膜面を内側にしてウレタン系接着剤を介して貼
り合わせて本発明の金銀糸用フィルム状物をえた。
えられた金銀糸用フィルム状物をマイクロスリドして8
0切(0,378m5幅)銀糸をえた。この銀糸を帯に
製織したところ、従来の純銀蒸着銀糸製の帯の純銀の白
さにまでは及ばなかったが、殆どそれに近い白さと鮮や
かな光輝性か得られ、従来のプラチナ単独蒸着銀糸製の
帯にくらべて白炭と光輝性において一見して大きな差を
持った帯か得られた。
実施例2 厚さ12−のポリエチレンテレフタレートフィルムの片
面りに従来より周知の方法て、離型層下塗層を設け、つ
いてプラチナ(85%)−ロシュウム(10%)−金(
5%)のプラチナを主成分とするプラチナ合金のターゲ
ットを使用して8xlO−’)−−ルのアルゴンガス雰
囲気中て投入電力1.2Kwの条件下てスパッタリング
法て蒸着して厚さ45n■のプラチナ合金の薄膜を形成
した。このスパッタリング法で蒸着されたフィルムのプ
ラチナ合金の薄膜面にウレタン系接着剤を介して和紙(
17g/s2)に貼合わせたのち、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムを剥離して和紙上にプラチナを主成分
とするブラチナーロジュウム金三元合金を転写した。こ
のプラチナ合金転写された和紙の和紙側を内側にしてウ
レタン系接着剤を介して貼合わせて両面にプラチナ合金
の薄膜を有する和紙として本発明の金銀糸用フィルム状
物をえた。
えられた金銀糸用フィルム状物をマイクロスリドして8
0切(0,378鳳■輻)銀糸をえた。この銀糸を帯に
製織したところ、従来の純銀蒸着銀糸製の帯の純銀の白
さにまでは及ばなかったか、殆どそれに近い白さと鮮や
かな光輝性かえられ、また柔軟性にも優れ、従来のプラ
チナ単独蒸着銀糸製の帯にくらべて、白炭と光輝性にお
いて一見して大きな差を持った帯かえられた。
つぎに図面にもとづき本発明の金銀糸用フィルム状物を
説明する。
第1図〜第5図はいずれも本発明の金銀糸用フィルム状
物の実施例を示す概略部分断面図であり、第1図に示し
たものは、基材(1)の片面にプラチナを主成分とする
プラチナ合金の薄膜(2)が積層された本発明の金銀糸
用フィルム状物の基本構成を示し、第2図〜第5図に示
したものは本発明の金銀糸用フィルム状物の他の実施態
様例の構成を示す。
図において、(1)は基材(1)てあり、(2)はポリ
エチレンテレフタレートフィルム(1)の面上に設けら
れたプラチナを主成分とするプラチナ合金の薄膜(2)
てあり、(3)はプラチナを主成分とするプラチナ合金
の薄M(2)の面上に設けられた保護樹脂層(3)てあ
り、(4)は金属化フィルム同士あるいは他のフィルム
とを貼合するための接着剤層(4)てあり、(5)は保
護樹脂フィルム(5)である。
[発明の効果] 実施例1および2て説明したように本発明によれば、え
られた金銀糸用フィルム状物をマイクロスリドしてえら
れた銀糸を帯に製織したものは。
従来の純銀蒸着銀糸製の帯の純銀の白さにまては及ばな
いものの、殆どそれに近い白さと鮮やかな光輝性かえら
れ、また柔軟性にも優れ、従来のプラチナ単独蒸着銀糸
製の帯にくらべて、白炭と光輝性において一見して大き
な差を持った美麗て優雅な帯をえることがてきる。また
、帯は耐酸性耐アルカリ性に強く、汗による酸化や値数
化合物による変色もまったくないすぐれたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金銀糸用フィルム状物の基本構成を示
す断面図、第2図〜第5図は本発明の金銀糸用フィルム
状物の他の実施態様例の構成を示す断面図である。 (図面の符号) (1)二基材 (2):プラチナ合金の薄膜 (3):保護樹脂層 (4):接着剤層 (5)二合成樹脂フィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 細幅に裁断して金銀糸に用いる金銀糸用フィルム状
    物において、ポリエチレンテレフタレートフィルムや和
    紙などの基材の少なくとも片面上にプラチナを主成分と
    するプラチナ合金の薄膜を形成したことを特徴とする金
    銀糸用フィルム状物。
JP2068760A 1990-03-19 1990-03-19 金銀糸用フイルム状物 Expired - Lifetime JP2978195B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110396745A (zh) * 2019-08-08 2019-11-01 苏州璟烁纺织有限公司 一种超低捻蓝绒棉布料及其织造、整染工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110396745A (zh) * 2019-08-08 2019-11-01 苏州璟烁纺织有限公司 一种超低捻蓝绒棉布料及其织造、整染工艺

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