JPH0353879Y2 - - Google Patents

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JPH0353879Y2
JPH0353879Y2 JP1985147294U JP14729485U JPH0353879Y2 JP H0353879 Y2 JPH0353879 Y2 JP H0353879Y2 JP 1985147294 U JP1985147294 U JP 1985147294U JP 14729485 U JP14729485 U JP 14729485U JP H0353879 Y2 JPH0353879 Y2 JP H0353879Y2
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film
resin
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vinyl chloride
coating
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、織物、編み物、組み物など用の不燃
性乃至は難燃性の金銀糸用フイルムに関する。
[従来の技術] 従来より、細長に裁断して織物、編み物などの
用途に用いられる金銀糸用フイルムとしては、(イ)
ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
フイルムの片面或は両面にアルミニウム、銀など
を真空蒸着して金属蒸着層を設け、該金属蒸着層
上に樹脂塗料を塗布して保護樹脂塗膜を形成した
もの(例えば実公昭34−15347号公報)、又は(ロ)前
記ポリエステルフイルムの片面に金属蒸着層を設
けた金属蒸着フイルムを2枚、該金属蒸着層を内
側にして貼合せたものを細長に裁断してなる構成
(例えば実公昭38−14447号公報)の金銀糸用フイ
ルムが用いられている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの金銀糸用フイルムはい
ずれもそのベースフイルムはポリエステルフイル
ムで構成されているので不燃性乃至は難燃性にお
いて充分でなく、その上アルミニウムなどを蒸着
した金属化フイルムは極めて燃えやすいという欠
点が発見され、これらの従来の金銀糸用フイルム
から製出された金銀糸を編み織りした衣服、壁ク
ロス、カーテンなどもまた極めて火災にたいして
無防備であることが発見され、金銀糸の不燃化乃
至は難燃化の必要性が生じている。
[考案の目的] 本考案は、このような従来の問題点を解決すべ
くなされたもので、本考案の目的は、不燃性乃至
は難燃性の金銀糸用フイルムを提供せんとするも
のである。
[問題を解決するための手段] 本考案は、細長に裁断して織物、編み物、組み
物などの用途に用いられる金銀糸用フイルムであ
つて、塩化ビニル系樹脂フイルム1の片面または
両面に、少なくとも金属蒸着膜3、保護樹脂塗膜
4とがこの順に密着積層してなり、保護樹脂塗膜
4がアクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリビニールブチラール、ポリカーボネ
ート、ニトロセルロース、セルロースアセテー
ト、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素−メラミ
ン系樹脂、エポキシ系樹脂、アルキツド系樹脂、
アミノアルキツド系樹脂、ロジン変性マレイン酸
樹脂かならる群の中から選ばれた1種またはそれ
以上の混合物からなることを特徴とする不燃性乃
至は難燃性の金銀糸用フイルムに関する。
このような特定の構成としたことにより、上記
従来の問題点を完全に解決するに至つた。
[作用] 本考案の金銀糸用フイルムでは、ベースフイル
ムに不燃性乃至は難燃性に著しく優れた塩化ビニ
ル系樹脂フイルム1を採用したので、その表面に
アルミニウムなどの金属蒸着膜3を形成している
にも係わらず火気により燃焼することがない。
[実施態様例] つぎに図面に基づいて本考案の金銀糸用フイル
ムを詳細に説明する。
第1図は本考案の金銀糸用フイルムの実施例を
示す拡大断面図である。
第1図Aに示される金銀糸用フイルムは、塩化
ビニル系樹脂フイルム1の上に、金属蒸着膜3、
保護樹脂塗膜4を順次設けた構成のものである。
第1図Bに示される金銀糸用フイルムは、塩化
ビニル系樹脂フイルム1の両面に、下塗膜2、金
属蒸着膜3、保護樹脂塗膜4を順次設けた構成の
ものである。
本考案の金銀糸用フイルム(第1図A,Bいず
れも)にあつてはベースフイルムとして不燃性乃
至は難燃性に著しく優れた塩化ビニル系樹脂フイ
ルム1をもちいている。
塩化ビニル系樹脂フイルム1としては公知のフ
イルム状物またはシート状物などが適宜用いられ
が、例えば軟質塩化ビニル樹脂、硬質塩化ビニル
樹脂のほか塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹
脂や塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂などの延
伸又は無延伸のフイルム状物またはシート状物な
どが適宜用いられる。
本明細書において金属蒸着膜3とは、真空蒸着
法、スパツタリング法、イオンプレーテイング法
などの通常の金属(合金も含む、以下同様)の薄
膜形成方法によつて金属の薄膜を形成された金属
の薄膜のすべてを含むものとする。
本考案に用いる金属蒸着膜3を形成するための
金属としてはたとえば、アルミニウム、銅、金、
銀、白金、クロム、インジウム、亜鉛、錫、ニツ
ケル、チタンなどが用いられ、光線反射率と経済
性から通常は銀、アルミニウムが好ましく用いら
れる。
金属蒸着膜3の厚さは通常10〜100nmの範囲、
より好ましくは30〜80nmの範囲から選ばれる。
金属蒸着膜3の厚さが10nm未満では金属蒸着膜
3の光線反射性がほとんどなく、充分な金属光沢
が得られず好ましくない。一方100nmをこえても
金属蒸着膜3の光線反射性はかわらないので金属
光沢に関係せず経済性の点からも好ましくない。
そればかりでなく100nmよりも薄い方が燃焼しな
いものである。
前記下塗膜2を形成する下塗剤としては、蒸着
適性があり、塩化ビニル系樹脂フイルムとの密着
力があり、その上、光沢性を任意に制御できるも
のであることが必要である。それらを全て満足し
うるものとして、たとえばエポキシ−イソシアネ
ート樹脂、メラミン−アクリル樹脂などがある。
下塗膜2はたとえばエポキシ−イソシアネート樹
脂などからなる下塗剤をグラビアコート、ロール
コート、リバースロールコート、スリツトリバー
スロールコート方法により塗布乾燥して厚さ0.5
〜2μm程度に形成される。厚さが0.5μm以下では
塩化ビニル系樹脂フイルム面を完全に被覆するこ
とができず、蒸着適性や光沢付与の向上といつた
下塗効果が充分に発揮できず、下塗膜2を形成し
た価値がなく、2μm以上では風合いを損ない、ま
た乾燥性をも損ない作業性が悪くなり、また樹脂
の種類によつては得られる金銀糸用フイルムの不
燃性乃至は難燃性を阻害する可能性もある。また
下塗剤も予め色剤やマツト剤等により適宜着色し
たものや透明性、光沢性を調整したものも用いる
ことができる。
本考案の金銀糸用フイルムにおいて、金銀糸用
フイルムを構成する金属蒸着膜3は薄膜で機械的
強度が弱く摩擦による損傷などを受けやすいの
で、金属蒸着膜3の面上に保護樹脂塗膜4を設け
る。保護樹脂塗膜4の厚さは特に制限はないが通
常0.5〜2μm程度の範囲から適宜選ばれる。
かかる保護樹脂塗膜4を形成するための樹脂と
しては熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化
性樹脂、紫外線硬化性樹脂のいずれもが用いら
れ、たとえばアクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリカ
ーボネート、ニトロセルロース、セルロースアセ
テート、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素−メ
ラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、アルキツド系樹
脂、アミノアルキツド系樹脂、ロジン変性マレイ
ン酸樹脂などの単独またはブレンド物が好ましく
用いられる。
保護樹脂塗膜4の形成は前記保護樹脂塗膜4を
形成するための樹脂の有機溶剤溶液、水溶液など
をロールコーテイング法、グラビアコーテイング
法、リバースコーテイング法、スプレイコーテイ
ング法などの通常のコーテイング法により塗布
し、乾燥(熱硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、紫
外線硬化性樹脂などのばあいは硬化)することに
よつて行なわれる。
保護樹脂塗膜4および下塗膜2はそれが透明ま
たは半透明であるかぎりにおいて染料または顔料
などの着色料で着色してもよい。
[考案の効果] このように本考案の金銀糸用フイルムでは、ベ
ースフイルム1として、不燃性乃至は難燃性に著
しく優れた塩化ビニル系樹脂フイルム1を使用し
たので、従来のポリエステルフイルムにアルミニ
ウムなどを蒸着したものにあつた問題、たとえ
ば、従来の金銀糸用フイルムから製出された金銀
糸を編み織りした衣服、壁クロス、カーテンなど
もまた極めて火災にたいして無防備であつた、と
いう問題を解決することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の金銀糸用フイルムの模式断
面図である。 1:塩化ビニル系樹脂フイルム、2:下塗膜、
3:金属蒸着膜、4:保護樹脂塗膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塩化ビニル系樹脂フイルム1の片面または両面
    に、少なくとも金属蒸着膜3、保護樹脂塗膜4と
    がこの順に密着積層してなり、保護樹脂塗膜4が
    アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
    体、ポリビニールブチラール、ポリカーボネー
    ト、ニトロセルロース、セルロースアセテート、
    尿素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素−メラミン系
    樹脂、エポキシ系樹脂、アルキツド系樹脂、アミ
    ノアルキツド系樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂
    かならる群の中から選ばれた1種またはそれ以上
    の混合物からなることを特徴とする不燃性乃至は
    難燃性の金銀糸用フイルム。
JP1985147294U 1985-09-25 1985-09-25 Expired JPH0353879Y2 (ja)

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DE69021378T2 (de) * 1990-01-08 1996-02-15 Nippon Carbide Kogyo Kk Laminierter harzfilm mit metallaussehen.
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